JPH06173300A - 油圧ショベルの流量制御装置 - Google Patents

油圧ショベルの流量制御装置

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Publication number
JPH06173300A
JPH06173300A JP33171892A JP33171892A JPH06173300A JP H06173300 A JPH06173300 A JP H06173300A JP 33171892 A JP33171892 A JP 33171892A JP 33171892 A JP33171892 A JP 33171892A JP H06173300 A JPH06173300 A JP H06173300A
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JP
Japan
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pilot
pressure
valve
hydraulic
control device
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Application number
JP33171892A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Sugiyama
幸彦 杉山
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 応答性がよく微操作制御を円滑に行うことの
できる油圧ショベルの流量制御装置を提供っする。 【構成】 パイロットポンプ1と、操作レバ−の操作に
よりパイロット圧力を出力するパイロットバルブ2A〜
2Cと、このパイロット圧力により操作されその圧力値
によりアクチュエ−タ13への流量を調節するコントロ
−ルバルブ7A,7Bと、斜軸式プランジャポンプ5
A,5Bと、その吐出量を制御するサ−ボピストン6
A,6Bとを備えた油圧ショベルの流量制御装置におい
て、操作レバ−の操作の際シャトルバルブ4bから送り
出されるパイロット圧力によりプレッシャスイッチ10
を作動させ、これにより電磁式切換弁12を作動させて
パイロットポンプ1の油圧をサ−ボピストン6A,6B
に供給するようにし、前記ポンプ5A,5Bの吐出量を
最小から最大にするように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイロット圧力により
アクチュエ−タに供給する油圧の流量を調節するコント
ロ−ルバルブと、押しのけ容積可変装置により吐出量が
制御されるアクチュエ−タ駆動用の可変容量形油圧ポン
プとを備えた油圧ショベルの流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルにおいては、操作レバ−を
操作することによりパイロット圧力を出力するパイロッ
トバルブと、このパイロット圧力により操作されその圧
力値によりブ−ム、ア−ム、バケット等のアクチュエ−
タへ供給する流量を調節して駆動速度を制御する機能を
有するコントロ−ルバルブと、サーボピストン等の押し
のけ容積可変装置により傾転角を変更して吐出量が制御
される斜軸式プランジャポンプ等のアクチュエ−タ駆動
用の可変容量形油圧ポンプとを有する流量制御装置を備
えたものがある。このような油圧ショベルの流量制御装
置について従来例の構成を図3及び図4に基づいて説明
する。図3は、従来の流量制御装置に関する無操作時の
油圧回路図、図4は、従来の流量制御装置に関する操作
時の油圧回路図である。
【0003】図3及び図4において、1はパイロット圧
力発生源としてのパイロットポンプ、2A,2B,2C
はこのパイロットポンプ1からの圧油が油路を通じて導
かれ各操作レバ−(図示せず)を操作することによりパ
イロット圧力を出力するパイロットバルブで、これら各
パイロットバルブ2A,2B,2Cは二つ一組ものから
なる。二つ一組ものからなるパイロットバルブ2Aの一
方には、パイロット圧力を導く信号管路としてのパイロ
ット管路a,bが接続されており、その他方には、同じ
くパイロット管路c,dが接続されている。同様にし
て、パイロットバルブ2Bの一方にはパイロット管路e
・f,他方にはパイロット管路g・h、パイロットバル
ブ2Cの一方にはパイロット管路i・j,他方にはk・
lがそれぞれ接続されている。各パイロットバルブ2
A,2B,2Cから前記操作レバ−の操作でパイロット
圧力を出力する場合、その操作レバ−の操作方向を選択
することにより各パイロットバルブ2A,2B,2Cに
おけるパイロット管路a〜lうちの任意のものに選択的
に出力することができるようになつている。また、パイ
ロットバルブ2A,2B,2Cへ導かれるパイロットポ
ンプ1からの圧油は、操作レバ−の操作量に応じてその
圧力を調整でき、所望の設定値のパイロット圧力を出力
することができるようになっている。
【0004】3aはin側が信号管路a、bに接続され
たシャトルバルブ、3cはin側が信号管路c,dに接
続されたシャトルバルブ、3dはin側が信号管路e,
fに接続されたシャトルバルブ、3fはin側が信号管
路g,hに接続されたシャトルバルブ,3gはin側が
信号管路i,jに接続されたシャトルバルブ、3iはi
n側が信号管路k,lに接続されたシャトルバルブであ
る。したがって、シャトルバルブ3aは、パイロット圧
力がパイロットバルブ2Aから出力されて信号管路a,
bのいずれかにより導かれると、そのout側にパイロ
ット圧力の信号を送り出し、同様にして、シャトルバル
ブ3cは信号管路c,d、シャトルバルブ3dは信号管
路e,f、シャトルバルブ3fは信号管路g,h、シャ
トルバルブ3gは信号管路i,j,シャトルバルブ3i
は信号管路k,lのいずれかによりパイロット圧力が導
かれると、それぞれのout側にパイロット圧力の信号
を送り出す。3bはin側が各シャトルバルブ3a,3
cのout側に接続されこれらout側のパイロット圧
力のうちの高い方の圧力を選択してout側に送り出す
働きをするシャトルバルブ、3eはin側が各シャトル
バルブ3d,3fのout側に接続され同様の働きをす
るシャトルバルブ、3hはin側が各シャトルバルブ3
g,3iのout側に接続され同様の働きをするシャト
ルバルブである。4aはin側が各シャトルバルブ3
b,3eのout側に接続されこれらout側のパイロ
ット圧力のうちの高い方の圧力を選択してout側に送
り出す働きをするシャトルバルブ,4bはin側が各シ
ャトルバルブ3h,4aのout側に接続され同様の働
きをするシャトルバルブである。したがって、シャトル
バルブ4bは、パイロット圧力が各パイロットバルブ2
A、2B,2Cのいずれかから出力されて各信号管路a
〜lのいずれかにより導かれると、これら信号管路によ
り導かれたパイロット圧力のうちの最高の圧力がそのo
ut側に信号として送り出されることとなる。
【0005】5A,5Bはアクチュエ−タを駆動するた
めの油圧を発生する可変容量形油圧ポンプとしての斜軸
式プランジャポンプ、,6A,6Bはこれら各ポンプ5
A,5Bの傾転角を変更してその吐出量を制御するため
の押しのけ容積可変装置としてのサーボピストンであ
る。これら各サ−ボピストン6A、6Bには、前記シャ
トルバルブ4bから送り出されるパイロット圧力が信号
管路mを通じて導びかれ、これらのサ−ボピストン6
A,6Bを作動させる。したがって、各サ−ボピストン
6A,6Bは、信号管路a〜lにより導かれたパイロッ
ト圧力のうちの最高圧力に見合っただけのストロ−クで
作動して各斜軸式プランジャポンプ5A,5Bの傾転角
を制御し、同ポンプ5A,5Bの吐出量をその圧力に応
じて調整することとなる。
【0006】7A,7Bは、いずれも、前記パイロット
バルブ2A,2B,2Cからのパイロット圧力により操
作されアクチュエ−タに供給する圧油の流量を調節する
コントロ−ルバルブで、多数のスプ−ル8a〜8d,9
a〜9dがそれぞれ組み込まれていてバルブユニットを
なすものである。これらのスプ−ル8a〜8d,9a〜
9dにおいて、8a及び9aはブ−ム駆動用の一対のア
クチュエ−タを制御する第一のスプ−ル及び第二のスプ
−ル,8b及び9bはアクチュエ−タとしての左右の走
行用油圧モ−タを制御する第一のスプ−ル及び第二のス
プ−ル,8cはア−ム駆動用のアクチュエ−タを制御す
るスプ−ル,8dはブ−ム、ア−ム等のフロント部材の
旋回台を駆動するためのアクチュエ−タとしての旋回用
油圧モ−タを制御するスプ−ル,9cバケット駆動用の
アクチュエ−タを制御するスプ−ル,9dはアタッチメ
ント用の予備のスプ−ルである。13は、スプ−ル8a
により制御されるブ−ム駆動用のアクチュエ−タを図示
したものであり、他の各スプ−ル8b〜8d,9a〜9
dにより制御される各アクチュエ−タについては図示を
省略している。図3及び図4では、前記パイロットバル
ブ2A,2B,2Cに接続されているパイロット管路a
〜lとスプ−ル8a〜8d,9a〜9dに接続されてい
るパイロット管路a〜lとは作図の便のため連結されて
いるように図示されてはいないが、これらは、実際は同
じ符号のもの同士が互いに連結されている。したがっ
て、例えばパロットバルブ2Aの操作レバ−を左右方向
に操作すると、パイロット圧力がその操作方向に応じて
パイロット管路a又はパイロット管路bを通じてブ−ム
駆動用のアクチュエ−タ13の両スプ−ル8a,9aの
上端部又は下端部に導かれ、また、例えばパロットバル
ブ2Aの操作レバ−を前後方向に操作すると、パイロッ
ト圧力がその操作方向に応じてパイロット管路c又はパ
イロット管路dを通じて左右の走行用油圧モ−タのスプ
−ル8b,9bの上端部又は下端部に導かれる。このよ
うに、各パイロットバルブ2A,2B,2Cの操作レバ
−のうちから操作するレバ−やその操作方向を選択する
ことにより、コントロ−ルバルブ7A,7Bの各スプ−
ル8a〜8d,9a〜9dのうちの所望のものにたいし
所定のパイロット管路を通じてパイロット圧力を上下任
意の端部に導き得るようになつていっる。その結果、各
コントロ−ルバルブ7A,7Bは、パイロットバルブ2
A,2B,2Cの操作レバ−の操作によりそのスプ−ル
8a〜8d,9a〜9dが上下に移動され斜軸式プラン
ジャポンプ5A,5Bの油圧を各アクチュエ−タに供給
するためのポ−トを開放する。そして、スプ−ルの移動
方向に応じて異なるポ−トが開放され、各アクチュエ−
タを正逆いずれの方向にでも駆動できるようになってい
る。また、各コントロ−ルバルブ7A,7Bは、スプ−
ルの移動量が前記操作レバ−の操作量即ちパイロット圧
力の値に応じて定まるようになっており、その移動量に
応じて前記ポ−トの開口量を調節して各アクチュエ−タ
に供給する圧油の流量すなわち各アクチュエ−タの速度
を調節できるようになっている。14A,14Bは設定
圧力をアクチュエ−タの負荷圧よりも若干高く設定した
リリ−フバルブで、コントロ−ルバルブ7A,7Bで流
量調節後の余分の圧油を逃がす働きをする。
【0007】従来の装置は、以上のような構成を備えて
いるから、パイロットバルブ2A,2B,2Cの操作レ
バ−のうちの所望のものを単独操作又は複合操作する
と、当該パイロットバルブから出力されたパイロット圧
力のうちの最高圧力がシャトルバルブ4bのout側か
ら送り出されて信号管路を通じてサ−ボピストン6A、
6Bに供給され、その結果、サ−ボピストン6A、6B
は、同圧力に見合ったストロ−クだけ駆動され、斜軸式
プランジャポンプ5A,5Bの傾転角を変更してその吐
出量を制御する。同時に、当該パイロットバルブから出
力されたパイロット圧力により任意のアクチュエ−タを
所望の速度で所望の方向に駆動することごができる。こ
のように、従来の装置は、操作レバ−の操作により出力
されるパイロット圧力のうちの最高圧力により可変容量
形ポンプの吐出量を制御するようにするため、ポンプを
駆動するための動力消費を節減できるとともに、アクチ
ュエ−タにはその操作レバ−の操作量に見合った必要量
の油圧を供給でき、好ましいものであると考えられてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、油圧
ショベルは、作業現場の多様化、複雑化や用途の拡大に
伴って、その使われ方が多様化するとともに付設のアタ
ッチメントの種類も増加し、多機能化が進展しつつあ
る。その結果、油圧ショベルにより行う作業の比重は、
地山の掘削や掘削土砂の積込み等作業能率中心の標準作
業からより精度の高い作業へと移行し、動力消費の節減
や作業能率の増大もさることながら、微操作性や応答性
の向上が重要なテ−マとなりつつある。例えば、狭い道
路で作業をするには、超小旋回を行う操作が必要になる
し、大きな石の多い山岳地帯で作業をするには、バケッ
トで大石を少し持ち上げる、ゆっくり転がして所定の場
所まで移動する等の操作も必要となり、さらには、アタ
ッチメントとしてのア−スオ−ガ等の削孔機を取り付け
て地中を鉛直方向に削孔するには、鉛直方向に推力を付
与しつつ削孔機を所定の平面座標位置に保持するように
たえず微調節する操作が必要であり、これらの操作を円
滑に行えるようにするには、アクチュエ−タを微小速度
で自在に駆動できる微操作性、応答性の優れた油圧ショ
ベルを用いることが必要となる。
【0009】しかるに、従来の装置は、作業能率中心の
標準作業を行うかぎりにおいては好ましいものであって
も、これら微操作性や応答性に関する性能には問題のあ
ることが判明した。まず、微操作性の点についてみる
と、パイロットバルブの操作レバ−の操作量に応じて可
変容量形ポンプの吐出量を小刻みに変更する従来の装置
にあっては、微操作時にその吐出量が少なくなって、流
量調節の対象となる圧油の油量が減少するため、そのポ
−トの開口量を規定するスプ−ル部における絞り効果が
落ちて、アクチュエ−タへ供給する圧油の流量を連続的
に正確に調節することが困難となり、アクチュエ−タの
微操作制御を円滑に行うことは困難である。そして、こ
のような問題は、アクチュエ−タを大きな力でゆっくり
動かす大負荷時における微操作制御ほど顕著になる。ま
た、このようなパイロット圧力によりコントロ−ルバル
ブを操作する方式は、標準作業時での操作レバ−の操作
に要する労力を軽減してその操作を容易にするためのも
のであるから、そのレバ−ストロ−クは通常小さく設定
されており、その結果、微操作を行える操作領域も狭く
なるため、このような方式のもので微操作性を良好にす
るには、微操作制御をより精密に行えるよにすることが
必要となる。次に、応答性の点についてみると、押しの
け容積可変装置としてのサーボピストンがパイロットバ
ルブから出力されるパイロット圧力により駆動される従
来の装置にあっては、コントロ−ルバルブを作動さすべ
きパイロット圧力がサーボピストンの駆動のために取ら
れてしまい、同バルブを作動させるパイロット圧力の油
量が減少するため、応答性も悪くなる。
【0010】本発明は、以上述べたような必要性と従来
技術の問題に鑑みなされたものであり、従来技術の問題
を解消して微操作性や応答性に優れた油圧ショベルの流
量制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の前記の目的は、
パイロット圧力発生源と、操作手段によりこのパイロッ
ト圧力発生源からの油圧を調整し所望の値のパイロット
圧力を出力することのできるパイロットバルブと、この
パイロットバルブから出力されるパイロット圧力により
操作され、そのパイロット圧力の値により開口量が調節
されてアクチュエ−タに供給する圧油の流量を調節しそ
の駆動を制御する機能を有するコントロ−ルバルブと、
そのアクチュエ−タを駆動するための油圧を発生する可
変容量形油圧ポンプと、この可変容量形油圧ポンプの吐
出量を制御する押しのけ容積可変装置とを備えた油圧シ
ョベルの流量制御装置において、パイロットバルブから
出力されるパイロット圧力を検知し電気信号を出力する
検出手段と、パイロット圧力発生源で発生する油圧を押
しのけ容積可変装置に導く油路に設けられ、作動時にこ
の油路を開いてその油圧を押しのけ容積可変装置に流通
させ、不作動時にこの油路を閉じて押しのけ容積可変装
置の油圧を逃がす機能を有する切換弁とを設け、前記検
出手段の出力する電気信号によりその切換弁を作動して
可変容量形油圧ポンプの吐出量を最大にするように制御
するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のとお
りの油圧ショベルの流量制御装置により達成することが
できる。
【0012】
【作用】本発明は、このような構成を備えているから、
パイロットバルブの操作手段を操作すると、まず、パイ
ロットバルブからパイロット圧力が出力される。そうす
ると、検出手段がこのパイロット圧力を検知して電気信
号を出力し、この電気信号により切換弁が作動してパイ
ロット圧力発生源の油圧を押しのけ容積可変装置に導く
油路を開き、押しのけ容積可変装置をパイロット圧力発
生源で駆動して可変容量形油圧ポンプの吐出量を最大に
するように制御する。同時に、パイロットバルブから出
力されたパイロット圧力によりコントロ−ルバルブの開
口量が調節されるとともに、前記の制御の結果、可変容
量形油圧ポンプの圧油がコントロ−ルバルブの開口部入
り口に大量に送りこまれることとなり、該アク−チュエ
−タは、微操作時でも、その開口量に見合った速度で円
滑に駆動される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。図1は、本発明の実施例の流量制御装置
に関する無操作時の油圧回路図、図2は、本発明の実施
例の流量制御装置に関する操作時の油圧回路図である。
図1及び図2中、図3及び図4と同一符号を付けた部分
は、これらの図と同一部分を表し、これらの部分につい
ては、説明の重複を避けるため詳述しない。
【0014】図1及び図2から明らかなように、本実施
例の流量制御装置は、図3及び図4の流量制御装置と同
様、パイロット圧力発生源としてのパイロットポンプ1
と、操作レバ−によりこのパイロットポンプからの油圧
を調整し所望の値のパイロット圧力を出力することので
きるパイロットバルブ2A,2B,2Cと,パイロット
バルブから出力されるパイロット圧力のうちの最高圧力
をout側に送りだすシャトルバルブ3a〜3i,4
a,4bと,傾転角を変えることにより流量を変更する
ことのできる斜軸式プランジャポンプ5A,5Bと,こ
の斜軸式プランジャポンプ5A,5Bの傾転角を制御す
るサ−ボピストン6A,6Bと,パイロットバルブから
出力されるパイロット圧力の値により開口量が調節され
るコントロ−ルバルブ7A,7Bとを備えていて、べ−
スとなる構成については、従来の流量制御装置と差異は
ない。
【0015】そこで、本発明により改良を加えた点に関
する実施例の構成を述べると、図1及び図2において、
10は、パイロットバルブ2A,2B,2Cから出力さ
れるパイロット圧力のうちの最高圧力であるシャトルバ
ルブ4bのout側から送り出されるパイロット圧力に
より作動するプレッシャ−スイッチ、11は電源として
のバッテリ、12はパイロットポンプ1で発生する油圧
をサ−ボピストン6A,6Bに導く油路nに設けられた
電磁弁であるスプリングオフセットの電磁式3ポ−ト2
位置切換弁で、不作動時にはバネ力によりその油路nを
閉じてサ−ボピストン6A,6B内の油圧をタンクに逃
がし、作動時その油路nを開いて前記油圧をサ−ボピス
トン6A,6Bに流通させる働きをする。そして、斜軸
式プランジャポンプ5A,5Bの吐出量を、その不作動
時に最小にし、作動時に最大にするようにサ−ボピスト
ン6A,6Bを介して制御する。プレッシャスイッチ1
0は、シャトルバルブ4bから送り出されるパイロット
圧力の大小に関係なく作動してバッテリ11からの電路
を閉じ、この切換弁12に電流を流してこれを作動する
ようになっている。したがって、プレッシャスイッチ1
0は、パイロット圧力がパイロットバルブ2A,2B,
2Cのうちのいずれかから出力されさえすれば、その切
換弁12を作動することとなり、パイロットバルブ2
A,2B,2Cから出力されるパイロット圧力を検知し
電気信号を出力する検出手段としての機能を果たす。
【0016】本実施例の装置は、以上のような構成を備
えているので、パイロットバルブ2A,2B,2Cの操
作レバ−のうちの所望のものを単独操作又は複合操作す
ると、当該パイロットバルブからパイロット圧力が出力
されてシャトルバルブ4bのout側に送り出され、そ
の送り出されたパイロット圧力によりプレッシャスイッ
チ10が作動する。プレッシャスイッチ10が作動する
と、バッテリ11からの電路が閉じられるので、スプリ
ングオフセットの電磁式3ポ−ト2位置切換弁12が作
動してパイロットポンプ1の油圧をサ−ボピストン6
A,6Bに導く油路nを開く。その結果、サ−ボピスト
ン6A,6Bは、パイロットポンプ1により駆動され、
斜軸式プランジャポンプ5A,5Bの傾転角を変へてそ
の吐出量を最大にするように制御する。同時に、当該パ
イロットバルブから出力されたパイロット圧力により当
該コントロ−ルバルブを作動して当該アクチュエ−タを
所定の速度で所定の方向に駆動する。
【0017】このように、本実施例の装置においては、
パイロット圧力により作動するプレッシャスイッチ10
と、この作動時にパイロットポンプ1の圧油をサ−ボピ
ストン6A,6Bに導く油路nを開くスプリングオフセ
ットの電磁式3ポ−ト2位置切換弁12とを設け、サ−
ボピストン6A,6Bを駆動する場合に、従来の装置の
ようにパイロットバルブ2A,2B,2Cから出力され
るパイロット圧力によっては駆動せず、前記切換弁12
をプレッシャスイッチ10で作動させてパイロットポン
プ1の油圧により直接駆動するように改善しており,そ
のパイロット圧力は、プレッシャスイッチ10の作動に
用いられるにすぎないので,コントロ−ルバルブ7A,
7Bを操作するためのパイロット圧力がサ−ボピストン
6A,6Bの駆動のために費やされるようなことはな
く、従来の装置に比べて応答性が向上する。また、パイ
ロットバルブ2A,2B,2Cから出力されるパイロッ
ト圧力の値すなわち操作レバ−の操作量に応じての斜軸
式プランジャポンプ5A,5Bの吐出量を制御するとい
う既成観念をを改め、その吐出量を微操作時でも最大操
作時に相当する量とするように最大にしたので、常に精
密な微操作制御を行うことができる。そして、操作レバ
−が操作されないときには、その吐出量を最小にするの
で、動力節減も併せて図ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、油圧ショベルの流量制御装置において、特に、パイ
ロットバルブから出力されるパイロット圧力を検知し電
気信号を出力する検出手段と、パイロット圧力発生源で
発生する油圧を押しのけ容積可変装置に導く油路に設け
られ、作動時にこの油路を開いてその油圧を押しのけ容
積可変装置に流通させ、不作動時にこの油路を閉じて押
しのけ容積可変装置の油圧を逃がす機能を有する切換弁
とを設け、前記検出手段の出力する電気信号によりその
切換弁を作動して可変容量形油圧ポンプの吐出量を最大
にするように制御するようにしているので、従来技術の
問題を解消して微操作性や応答性に優れた油圧ショベル
の流量制御装置を提供するこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の流量制御装置に関する無操作
時の油圧回路図で有る。
【図2】本発明の実施例の流量制御装置に関する操作時
の油圧回路図である。
【図3】従来の流量制御装置に関する無操作時の油圧回
路図である。
【図4】従来の流量制御装置に関する操作時の油圧回路
図である。
【符号の説明】
1 パイロットポンプ 2A〜2C パイロットバルブ 3a〜3i シャトルバルブ 4a、4b シャトルバルブ 5A,5B 斜軸式プランジャポンプ 6A,6B サ−ボピストン 7A,7B コントロ−ルバルブ 8a〜8d スプ−ル 9a〜9d スプ−ル 10 プレッシャスイッチ 11 バッテリ 12 電磁式3ポ−ト2位置切換弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロット圧力発生源と、操作手段によ
    りこのパイロット圧力発生源からの油圧を調整し所望の
    値のパイロット圧力を出力することのできるパイロット
    バルブと、このパイロットバルブから出力されるパイロ
    ット圧力により操作され、そのパイロット圧力の値によ
    り開口量が調節されてアクチュエ−タに供給する圧油の
    流量を調節しその駆動を制御する機能を有するコントロ
    −ルバルブと、そのアクチュエ−タを駆動するための油
    圧を発生する可変容量形油圧ポンプと、この可変容量形
    油圧ポンプの吐出量を制御する押しのけ容積可変装置と
    を備えた油圧ショベルの流量制御装置において、パイロ
    ットバルブから出力されるパイロット圧力を検知し電気
    信号を出力する検出手段と、パイロット圧力発生源で発
    生する油圧を押しのけ容積可変装置に導く油路に設けら
    れ、作動時にこの油路を開いてその油圧を押しのけ容積
    可変装置に流通させ、不作動時にこの油路を閉じて押し
    のけ容積可変装置の油圧を逃がす機能を有する切換弁と
    を設け、前記検出手段の出力する電気信号によりその切
    換弁を作動して可変容量形油圧ポンプの吐出量を最大に
    するように制御するようにしたことを特徴とする油圧シ
    ョベルの流量制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990016069A1 (en) * 1989-06-12 1990-12-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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