JPH0617279U - 電子機器におけるヒンジ回動規制構造 - Google Patents

電子機器におけるヒンジ回動規制構造

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JPH0617279U
JPH0617279U JP6060392U JP6060392U JPH0617279U JP H0617279 U JPH0617279 U JP H0617279U JP 6060392 U JP6060392 U JP 6060392U JP 6060392 U JP6060392 U JP 6060392U JP H0617279 U JPH0617279 U JP H0617279U
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JP
Japan
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case
rotating
main body
elastic locking
body case
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Application number
JP6060392U
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English (en)
Inventor
一敏 奥山
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少なく、構造および組立作業が簡
単で、低価格化を図ることのできる電子機器におけるヒ
ンジ回動規制構造を提供する。 【構成】 本体ケース1に回動ケース2がヒンジ軸5に
より回動可能に取り付けられた電子機器において、本体
ケース1に回動ケース2の回動部4と対向する開口部9
が形成された収納部6を設け、この収納部6内に開口部
9から一端部13が弾性変形可能に突出した弾性係止板
12を収納し、回動ケース2の回動部4に回動ケース2
の回動途中で弾性係止板12の一端部13に係脱可能に
係止される突起部16を設け、使用に際して回動ケース
2を本体ケース1に対し回動させて開く際に、開口部9
から突出した弾性係止板12の一端部13に突起部16
が弾力的に当接することにより、回動ケース2を本体ケ
ース1に対し傾斜させて保持させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電子手帳などの電子機器におけるヒンジ回動規制構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子手帳などの電子機器においては、キー入力部を有する本体ケースと表示部 を有する回動ケースを備え、本体ケースに回動ケースがヒンジ部材により回動可 能に取り付けられている。そして、使用する際にはヒンジ部材を中心に回動ケー スを本体ケースに対して回動させて開くことにより、キー入力部と表示部を露出 させ、また携帯する際にはヒンジ部材を中心に回動ケースを本体ケースに対して 回動させて重ね合わせることにより、キー入力部と表示部を対面させて保護する ようになっている。 このような電子機器では、本体ケースに対して回動ケースが自由に回動するの で、本体ケースと回動ケースを開いて机などの上に置いて使用する際、本体ケー スのキー入力部と回動ケースの表示部が水平面内に並んでしまうため表示部が見 にくくなる。このため、従来では、本体ケースに対して回動ケースを傾斜させて 保持させるために、本体ケースにトーションバネの一端部をビスなどで取り付け 、このトーションバネの他端にローラを設け、このローラを回動ケースの回動面 に設けられた突起部に当接させることにより、回動ケースを本体ケースに対して 傾斜させて弾力的に保持している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の電子機器の回動規制構造では、トーションバネをビ スなどで本体ケースに取り付けるとともに、このトーションバネの端部にローラ を設けなければならないため、部品点数が多く、構造が複雑で、取付作業が面倒 であり、製作コストが高くなるという問題がある。 この考案の目的は、部品点数が少なく、構造および組立作業が簡単で、低価格 化を図ることのできる電子機器におけるヒンジ回動規制構造を提供することであ る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、本体ケースに回動ケースがヒンジ部材により回動可能に取 り付けられた電子機器において、本体ケースに設けられて回動ケースの回動面と 対向する開口部が形成された収納部と、この収納部内に収納されて開口部から一 部が弾性変形可能に突出した弾性係止部材と、回動ケースの回動面に設けられて 回動ケースの回動途中で弾性係止部材の一部に係脱可能に係止される突起部とを 具備したものである。 請求項2の考案は、本体ケースに回動ケースがヒンジ部材により回動可能に取 り付けられた電子機器において、回動ケースに設けられて回動ケースに対し相対 的に回動する本体ケースの回動面と対向する開口部が形成された収納部と、この 収納部内に収納されて開口部から一部が弾性変形可能に突出した弾性係止部材と 、回動ケースに対する本体ケースの相対的な回動面に設けられて回動ケースの回 動途中で弾性係止部材の一部に係脱可能に係止される突起部とを具備したもので ある。
【0005】
【作用】
この考案によれば、本体ケースもしくは回動ケースに設けられた収納部にその 開口部から一部を突出させた状態で弾性係止部材を収納し、これと対向する回動 ケースもしくは本体ケースに回動ケースの回動途中で弾性係止部材の一部に係脱 可能に係止される突起部を設けた構造であるから、部品点数が少なく、構造およ び組立作業の簡素化を図ることができ、使用に際しては回動ケースを本体ケース に対して回動させて開くと、回動ケースの回動途中で開口部から突出した弾性係 止部材の一部に突起部が弾力的に当接することにより、回動ケースを本体ケース に対し傾斜させて保持することができる。
【0006】
【実施例】
以下、図1〜図4を参照して、この考案の一実施例を説明する。 図1は電子手帳などの電子機器の使用時における要部を示した平面図である。 この図において、1はキー入力部を備えた本体ケースであり、2は表示部を備え た回動ケースである。本体ケース1と回動ケース2は、本体ケース1の下辺側の 縁部に形成された取付凹部3に回動ケース2の上辺側の縁部から突出して設けら れた回動部4が配置され、取付凹部3の両端面(図1では左側の端面のみを示す )と回動部4の両端面(上述と同様に左側の端面のみを示す)とがヒンジ軸5に より回動可能に取り付けられている。したがって、本体ケース1と回動ケース2 は、ヒンジ軸5を中心に回動ケース2が本体ケース1に対して回動し、回動ケー ス2が本体ケース1に重なって閉じるとともに、回動ケース2が本体ケース1に 対して適宜開くようになっている。
【0007】 一方、取付凹部3の端部付近における本体ケース1の上面には、収納部6が設 けられている。収納部6は、「コ」字状の枠部7の上部に鍔部8が内側に向けて 形成されている。これにより、収納部6には、回動ケース2の回動部4と対向し て開口部9が設けられているとともに、上部に開口された開口部10が設けられ ている。なお、収納部6内の左右の内壁面には、係合凹部11がそれぞれ設けら れている。 また、収納部6内には、図1に示すように弾性係止板12が収納されている。 弾性係止板12はポリアセタールなどの可撓性樹脂によりほぼ平板状に形成され 、図2に示すように、その中央に弾性係止板12の一端部13に弾力を付与する ための長方形状の孔14が設けられているとともに、左右両端に係合部15が突 出して設けられている。そして、この弾性係止板12は、図2に示すように収納 部6の開口部9から収納部6に挿入され、図1に示すように係合部14が収納部 6の係合凹部11に係合して固定されることにより、図3および図4に示すよう に、一端部13が開口部9から弾性変形可能に突出した状態で収納されている。 さらに、弾性係止板12の一端部13と対向する回動ケース2の回動部4には 、図3および図4に示すように、回動ケース2の回動途中で弾性係止板12の一 端部13に係脱可能に係止される突起部16が設けられている。
【0008】 このような電子機器では、ヒンジ軸5を中心に回動ケース2を本体ケース1に 対して回動させて開くと、回動ケース2の回動途中で、図4に示すように収納部 6の開口部9から突出した弾性係止板12の一端部13に回動ケース2の回動部 4に設けられた突起部16が当接し、これにより回動ケース2を本体ケース1に 対し所定角度傾斜させて保持することができる。この状態で、弾性係止板12の 一端部13の弾性力に抗して回動ケース2を回動させると、回動ケース2の突起 部16が弾性係止板12の一端部13を弾性変形させて乗り越え、図3に示すよ うに回動ケース2を本体ケース1に対して180°開くことができる。なお、ヒ ンジ軸5を中心に回動ケース2を逆方向に回動させると、回動ケース2を本体ケ ース1に重ね合わせることができ、良好に携帯することができる。
【0009】 このように、この電子機器では、本体ケース1に設けられた収納部6にその開 口部9から一端部13を突出させて弾性係止板12を収納し、この弾性係止板1 2の一端部13に回動ケース2の回動部4に設けられた突起部16を回動ケース 2の回動途中で係止させて、回動ケース2を本体ケース1に対して傾斜させて保 持する構造であるから、従来のようにトーションバネを用いた場合に比べて、部 品点数が少なく、構造および組立作業が簡単となり、低価格化を図ることができ る。
【0010】 なお、上述した実施例では、収納部6の底面が平坦面に形成されているが、こ れに限らず、例えば図5に示すように弾性係止板12の一端部13と対応する付 近の収納部6の底面に一段低い切欠き部17を形成してもよい。このようにすれ ば、弾性係止板12の一端部13が一層弾性変形しやすくなり、本体ケース1に 対して回動ケース2を回動させやすくなる。
【0011】 また、上述した実施例では、弾性係止板12の左右両端に係合部15を単に設 けたが、これに限らず、例えば図6に示すように弾性係止板12に左右の係合部 15と対応する付近にスリット状の孔18を設けてもよい。このようにすれば、 各係合部15が弾性変形しやすくなるので、弾性係止板12を収納部6に収納す る際、容易に係合部14を収納部6の係合凹部11に係合させることができる。
【0012】 さらに、上述した実施例では、本体ケース1に弾性係止板12を収納する収納 部6を設け、回動ケース2に突起部16を設けたが、これに限らず、例えば回動 ケース2に弾性係止板12を収納する収納部6を設け、これと対向する本体ケー ス1に突起部16を設けてもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、本体ケースもしくは回動ケースに設 けられた収納部にその開口部から一部を突出させた状態で弾性係止部材を収納し 、これと対向する回動ケースもしくは本体ケースに回動ケースの回動途中で弾性 係止部材の一部に係止される突起部を設けた構造であるから、従来のようにトー ションバネを用いた場合に比べて、部品点数が少なく、構造および組立作業が簡 単になり、低価格化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の使用状態における要部平
面図。
【図2】本体ケースの収納部に弾性係止板を収納する状
態を示す平面図。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】本体ケースに対して回動ケースを傾斜させて保
持した状態を示す断面図。
【図5】この考案の変形例を示す断面図。
【図6】この考案の弾性係止板の変形例を示す平面図。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 回動ケース 4 回動部 5 ヒンジ軸 6 収納部 9 開口部 12 弾性係止板 13 弾性係止板の一端部 16 突起部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースに回動ケースがヒンジ部材に
    より回動可能に取り付けられた電子機器において、 前記本体ケースに設けられ、前記回動ケースの回動面と
    対向する開口部が形成された収納部と、 前記収納部内に収納され、前記開口部から一部が弾性変
    形可能に突出した弾性係止部材と、 前記回動ケースの回動面に設けられて前記回動ケースの
    回動途中で前記弾性係止部材の一部に係脱可能に係止さ
    れる突起部と、 を具備したことを特徴とする電子機器におけるヒンジ回
    動規制構造。
  2. 【請求項2】 本体ケースに回動ケースがヒンジ部材に
    より回動可能に取り付けられた電子機器において、 前記回動ケースに設けられ、前記回動ケースに対し相対
    的に回動する前記本体ケースの回動面と対向する開口部
    が形成された収納部と、 前記収納部内に収納され、前記開口部から一部が弾性変
    形可能に突出した弾性係止部材と、 前記回動ケースに対する前記本体ケースの相対的な回動
    面に設けられて前記回動ケースの回動途中で前記弾性係
    止部材の一部に係脱可能に係止される突起部と、 を具備したことを特徴とする電子機器におけるヒンジ回
    動規制構造。
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