JPH0611551Y2 - 筐体の脚固定構造 - Google Patents

筐体の脚固定構造

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JPH0611551Y2
JPH0611551Y2 JP14675189U JP14675189U JPH0611551Y2 JP H0611551 Y2 JPH0611551 Y2 JP H0611551Y2 JP 14675189 U JP14675189 U JP 14675189U JP 14675189 U JP14675189 U JP 14675189U JP H0611551 Y2 JPH0611551 Y2 JP H0611551Y2
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JP
Japan
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head
leg
housing
mounting hole
leg body
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JP14675189U
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JPH0385687U (ja
Inventor
茂 上野
保男 山本
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ディエックスアンテナ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、電子機器などに用いる筐体の底壁に取付ける
脚固定構造に関するものである。
「従来の技術」 従来、電子機器などの筐体の底壁にゴム、合成樹脂等で
作られた脚を固定する筐体の脚固定構造としては例えば
第4図に示すような脚本体108を使用するものがある。
この脚本体108は、筐体の底壁103に形成された非円形の
装着孔104とほぼ同じ平面形状の頭部102と、筐体の外側
に露出する脚部101と、脚部101に頭部102を連結し、装
着孔104内で回転可能に形成された首部112とを有してい
る。そして、筐体の脚固定構造は、この脚本体108の頭
部102を前記装着孔104から筐体の内部に挿入した後、脚
本体108を回転させて頭部102と脚部101との間に装着孔1
04の周囲部が挟入される係合位置に位置させ、脚本体10
8をその係合位置で位置決め手段によって位置決めする
ように構成される。この位置決め手段は、底壁103の上
面に頭部102の幅とほぼ同じ間隔を置いて形成された2
対の突起105で構成され、筐体内に頭部102を挿入させて
脚本体108を手で回転させることにより、頭部102が対を
なす突起105の一方を乗りこえて各対をなす突起105の間
に移動し、対をなす突起105が頭部102の下縁部に両側か
ら当接することにより脚本体108を位置決めする。
「考案が解決しようとする課題」 この従来の筐体の脚固定構造においては、脚本体108が
ゴム合成樹脂等の弾性体で形成されているので、脚部10
1を持って脚本体108を回す時に頭部102が突起105に当た
り、脚部101を回す力が頭部102側に伝達され難くなる。
このため、脚部101を過剰に回転させる必要があり、取
付け難いという問題がある。
また、脚本体108を確実に位置決めするためには、突起1
05の高さを高くする必要がある。しかし、突起105を高
くすると、脚本体108を回転させる時に頭部102が突起10
5を乗り越え難くなり、取付が困難になるという問題が
ある。
本考案は、上記の事情を考慮してなされたものであり、
脚本体の取付が容易で、しかも、確実に脚本体を取付る
ことができるようにした筐体の脚固定構造を提供するこ
とを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 本考案は、筐体の底壁に形成された非円形の装着孔とほ
ぼ同じ平面形状の頭部と、筐体の底壁外面に露出する脚
部と、脚部に首部を介して頭部を連結し、装着孔内で回
動可能に形成された上記首部とを有する脚本体と、上記
頭部を前記装着孔から筐体の内部に挿入した後、脚本体
を回転させて首部に装着孔の周囲部に挟入される係合位
置に脚本体を位置させ、脚本体を係合位置に位置決めす
る突起を設けた筐体の脚固定構造において、筐体内に配
置される基板に上記装着孔とほぼ同じ形状に形成され、
係合位置に位置する頭部と同じ方向を向いた位置決め穴
を形成し、係合位置に位置する頭部をこの位置決め穴に
嵌合して位置決めするように構成した筐体の脚固定構造
である。
「作用」 本考案においては、脚本体の頭部を装着孔から筐体内に
挿入し、脚本体を回転させて係合位置に位置させた後、
基板の位置決め穴を頭部に嵌合させることにより、頭部
が位置決めされる。従って、筐体の底壁に形成される突
起を、頭部を係合位置に仮止めする程度の低い突起に形
成することができ、脚本体を回転させる時の抵抗を少な
くできる。
「実施例」 本考案の具体的な一実施例を第1図に示す。
電子機器等の筐体の底壁3には、水平軸H−Hに対称の
装着孔4を複数個穿設する。装着孔4の図示例は長方形
であるが、非円形であれば楕円、三角形、星形、あるい
は、その他の形状にすることは自由である。
脚本体8はゴム、合成樹脂等の可撓材で一体に作り、卓
上で筐体を保持する脚部1と、頭部2と、これらを連結
する首部12とを有する。頭部2の平面形状は筐体の装着
孔4の平面形状とほぼ同じ形状及び寸法に形成する。脚
部1は、その上面6が頭部2の平面形状と同等かそれ以
上の広さを備えるように形成してあればよく、ここで
は、脚部1の上部を装着孔4の長辺よりも大径の円柱形
に形成している。また、脚部1の下部9は吸盤状に形成
する。脚部1と頭部2とは首部12により同軸状に連結
し、首部12の両側の脚部1と頭部2との間に対称的に挟
持溝7を形成する。この挟持溝7の幅(高さ)Aはこの
間に底壁3を挟持できるように設定してあればよく、底
壁3の板厚tよりも若干小さくてもよいが、ここでは、
取付作業を容易にするため、底壁3の板厚tと同等また
はそれ以上に設定する。また、挟持溝7の深さ(奥行
き)Bは、首部12が挿入時の位置から90°回転した係止
位置に位置する時に装着孔4に干渉しない程度に設定す
る。
装着孔4の周囲部には、装着孔4から筐体内に挿入し、
係止位置まで90°回転させた頭部2の下縁部を両側から
係止する2対の突起5・5を底壁3の上面に突設する。
筐体内には基板10が設けられ、基板10の脚本体8に対応
する位置には、装着孔4とほぼ同じ形状に形成され、係
合位置に位置する頭部2と同じ方向(H−H軸と直角方
向)を向いた位置決め穴11を貫通状に形成する。
脚本体8の頭部2を底壁3の下方から筐体内部に脚部1
の上面6が底壁3の下面に当たるまで装着孔4に挿入す
ると、頭部2は筐体の内部に位置することになる。そし
て、脚部1を手で持って脚本体1を90°回転させること
により脚本体8を係合位置に位置させる。この係合位置
では、頭部2と脚部1との間の挟持溝7に装着孔4の周
囲部が挟入されるとともに、頭部2の下縁部が突起5・
5に両側から受け止められて仮位置決めされる。次に、
基板10を筐体に組み込むことにより、基板10の位置決め
穴11に脚本体8の頭部2が嵌合され、脚本体8が係止位
置に位置決めされる。第2図及び第3図に示すように、
筐体の側壁13には適当な間隔を置いてコ字形の溝を備え
た係止部14が設けられ、第2図に示すように、基板10の
周縁部を係止部14の溝に嵌め込むことにより基板10を筐
体に固定する。このようにして脚本体8の頭部2は基板
10によって係止位置に位置決めされるので、突起5・5
は頭部2を係止位置に仮位置決めする程度に低く形成さ
れる。従って、脚本体8を90°回転させる時に頭部2が
容易に突起5・5を乗り越えることができ、脚部1を容
易に90°回転させることができ、また、脚部1を過剰に
回転させる必要もなくなる。しかも、頭部2はこれと平
面形状がほぼ同じである位置決め穴11に嵌合することに
より位置決めされるので、脚本体8が確実に位置決めさ
れることになる。
「考案の効果」 本考案は、上述のように、筐体の底壁に形成された非円
形の装着孔とほぼ同じ平面形状の頭部と、筐体の底壁外
面に露出する脚部と、脚部に首部を介して頭部を連結
し、装着孔内で回動可能に形成された上記首部とを有す
る脚本体と、上記頭部を前記装着孔から筐体の内部に挿
入した後、脚本体を回転させて首部に装着孔の周囲部に
挟入される係合位置に脚本体を位置させ、脚本体を係合
位置に位置決めする突起を設けた筐体の脚固定構造にお
いて、筐体内に配置される基板に上記装着孔とほぼ同じ
形状に形成され、係合位置に位置する頭部と同じ方向を
向いた位置決め穴を形成し、係合位置に位置する頭部を
この位置決め穴に嵌合して位置決めするように構成した
筐体の脚固定構造であり、脚本体の頭部を装着孔から筐
体内に挿入して脚本体を手で回転させた後、基板を筐体
に装着して基板の位置決め孔に脚本体の頭部を嵌合させ
ることにより容易に脚本体を筐体に装着固定できる。そ
して、上記突起を頭部の仮位置決めができる程度に低く
形成することにより、脚本体を手で回転させる時の抵抗
を小さくすることができるとともに、脚部1を過剰に回
転させる必要がなくなり、脚本体の装着を一層容易にで
きる。また、従来例の構成に基板に位置決め孔を追加
し、突起の高さを低くするだけの簡単な構成であり、容
易に、かつ、安価に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の具体的一実施例の分解斜視図、第2図
は本考案の具体的一実施例の縦断面図、第3図は本考案
の具体的一実施例の平面図、第4図は従来例の分解斜視
図である。 1……脚部 2……頭部 3……底壁 4……装着孔 5……突起 10……基板 11……位置決め穴 12……首部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の底壁に形成された非円形の装着孔と
    ほぼ同じ平面形状の頭部と、筐体の底壁外面に露出する
    脚部と、脚部に首部を介して頭部を連結し、装着孔内で
    回動可能に形成された上記首部とを有する脚本体と上記
    頭部を前記装着孔から筐体の内部に挿入した後、脚本体
    を回転させて首部に装着孔の周囲部に挟入される係合位
    置に脚本体を位置させ、脚本体を係合位置に位置決めす
    る突起を設けた筐体の脚固定構造において、筐体内に配
    置される基板に上記装着孔とほぼ同じ形状に形成され、
    係合位置に位置する頭部と同じ方向を向いた位置決め穴
    を形成し、係合位置に位置する頭部をこの位置決め穴に
    嵌合して位置決めするように構成したことを特徴とする
    筐体の脚固定構造。
JP14675189U 1989-12-19 1989-12-19 筐体の脚固定構造 Expired - Lifetime JPH0611551Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14675189U JPH0611551Y2 (ja) 1989-12-19 1989-12-19 筐体の脚固定構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14675189U JPH0611551Y2 (ja) 1989-12-19 1989-12-19 筐体の脚固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0385687U JPH0385687U (ja) 1991-08-29
JPH0611551Y2 true JPH0611551Y2 (ja) 1994-03-23

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JP14675189U Expired - Lifetime JPH0611551Y2 (ja) 1989-12-19 1989-12-19 筐体の脚固定構造

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JPH0385687U (ja) 1991-08-29

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