JPH06172463A - ポリマー分散ポリオールを製造する方法 - Google Patents

ポリマー分散ポリオールを製造する方法

Info

Publication number
JPH06172463A
JPH06172463A JP4324181A JP32418192A JPH06172463A JP H06172463 A JPH06172463 A JP H06172463A JP 4324181 A JP4324181 A JP 4324181A JP 32418192 A JP32418192 A JP 32418192A JP H06172463 A JPH06172463 A JP H06172463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
polyol
ethylenically unsaturated
polymer polyol
unsaturated monomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4324181A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Okubo
和彦 大久保
Wakaharu Kusunoki
稚治 楠
Tsukuru Izukawa
作 伊豆川
Seiji Asai
清次 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP4324181A priority Critical patent/JPH06172463A/ja
Publication of JPH06172463A publication Critical patent/JPH06172463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F12/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
    • C08F12/02Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
    • C08F12/04Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring
    • C08F12/06Hydrocarbons
    • C08F12/08Styrene

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリマーポリオールの濾過性を改善し、製造
時のストレーナー目詰まりによる、生産性の低下を無く
す。 【構成】 スチレンまたはスチレンとアクリロニトリル
の混合物のようなエチレン性不飽和モノマーの貯槽、配
管中での温度を−25℃〜25℃に保ってポリマーポリ
オールの製造を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリマー分散ポリオール
の製造方法に関する。さらに詳しくは本発明は、ポリオ
キシアルキレンポリオール中で、エチレン性不飽和モノ
マーをラジカル重合により重合させて得られた、ポリマ
ー分散ポリオール(以下、ポリマーポリオールと記
す。)に関するものである。このポリマーポリオールは
発泡体、エラストマー等に用いられるポリウレタン樹脂
の原料として使用される。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリオキシアルキレンポリオ
ール中で、エチレン性不飽和モノマーをラジカル重合に
より重合させて得られた、ポリマー分散ポリオール(い
わゆるポリマーポリオール)の製造方法に関する検討は
多くなされている。例えば特開昭61−183308号
に示されているように、これらの検討はポリオキシアル
キレンポリオール中に分散されたエチレン性不飽和モノ
マーのポリマー粒子の濃度を高め、分散安定性を改良し
てポリマーポリオールの貯蔵安定性を改善したり、得ら
れたポリマーポリオールの粘度を低下させ、取扱いを容
易にすることを目的としている。
【0003】しかしながら、ポリマーポリオールのポリ
マー粒子の分散安定性の問題や、低粘度化の課題は製造
後のポリマーポリオールの特性に関することがらであ
り、ポリマーポリオール製造時の問題について検討を加
え、改良が行われた例は無い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造方法では、
ポリマーポリオール製造時に、ポリオキシアルキレンポ
リオール中でエチレン性不飽和モノマーをラジカル重合
させるための反応器出口、モノマー蒸発機の入り口およ
び貯槽入り口や出口等のポリマーポリオール製造設備の
反応器からローリー搬入口までに設置された50〜20
0メッシュのストレーナーに目詰まりが生じ、頻繁にス
トレーナーの交換・洗浄を実施する必要があり、生産性
を著しく低下させるという欠点がある。
【0005】本発明はポリマーポリオール製造時のスト
レーナーの目詰まりの問題、すなわちポリマーポリオー
ルの濾過性の問題を改善し、従来の製造方法と比較して
生産性の大きく改善されたポリマーポリオールの製造方
法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々検討
の結果、ポリマーポリオール製造時の濾過性の悪化の原
因は、ポリマーポリオールの原料であるエチレン性不飽
和モノマーの熱による自発的な重合の結果生じたポリマ
ーが関与しているという知見を得、ポリマーポリオール
製造時の濾過性を改良し、生産性を著しく高めることを
可能とする本発明に到達した。
【0007】即ち本発明の要旨は、貯槽と反応器を連結
する配管および/または貯槽自体を−25℃〜25℃の
温度に保つことを特徴とするエチレン性不飽和モノマー
からポリマー分散ポリオールを製造する方法である。
【0008】本発明における反応器、混合槽は縦型、公
知の型式ものであり、攪拌機やポンプ、循環ライン、加
熱・冷却のための設備を備えているのが普通である。反
応器の材質はステンレス、グラスライニング、鋼鉄等が
反応の様態により選択され、耐圧能力も1kg/cm2
〜20kg/cm2 程度まで、反応の様態により選択さ
れる。また配管、貯槽の材質も公知のもので反応器に準
じて選択される。
【0009】エチレン性不飽和モノマーとは重合し得る
エチレン性不飽和基を少なくとも1個有する化合物であ
り、例えばスチレン、メチルスチレン、クロルスチレ
ン、ジビニルベンゼン、アクリロニトリル等が挙げられ
る。
【0010】これらのエチレン性不飽和モノマーの充填
された貯槽および配管は−25℃〜25℃に保たれるこ
とが好ましく、さらに好ましくは−20℃〜20℃であ
り、最も好ましくは−15℃〜18℃に保たれることで
ある。25℃を越える温度で貯蔵されたエチレン性不飽
和モノマーは、自発的に重合反応が進行し、不純物とし
てポリマーを含むようになる。このポリマーがポリマー
ポリオールの濾過性を著しく悪化させ、ポリマーポリオ
ール製造設備中のストレーナーを目詰まりさせるため、
生産性を大きく減少せしめる。−25℃より低温の貯
槽、配管中では、エチレン性不飽和モノマーが凍結する
可能性もあり、好ましくない。
【0011】ポリオキシアルキレンポリオールとは、エ
チレングリコール、ジエチレングリコールやグリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
ソルビトール、蔗糖等の低分子多価アルコールやモノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
アニリン等の多価アミノ化合物、フェノール、クレゾー
ル、ビスフェノールA、ノボラック等の多価フェノール
類のような従来公知の活性水素化合物に、従来公知の触
媒の存在下で、エチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イドを開環付加重合させて得られた公知のポリオキシア
ルキレンポリオールである。開環付加重合の条件は通
常、圧力0.3kg/cm2 〜8kg/cm2 、温度6
0℃〜180℃である。
【0012】ラジカル開始剤としては周知のラジカル重
合反応開始剤が用いられる。例えば過酸化水素、ベンゾ
イルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイドの
ような過酸化物、アゾビスイソブチロニトリルのような
アゾ化合物等である。
【0013】ポリマーポリオールの製造は、通常、エチ
レン性不飽和モノマーを貯槽に受け入れ、これを配管を
通じて、ポリオキシアルキレンポリオールとこれに対し
て0.01重量%〜5重量%のラジカル開始剤と共に、
80℃〜200℃の反応器に装入することによって行わ
れる。
【0014】一般にポリマーポリオール中のポリマー粒
子の濃度は5重量%〜70重量%程度である。また、エ
チレン性不飽和モノマーを混合槽に受け入れ、別のエチ
レン性不飽和モノマーおよびポリオキシアルキレンポリ
オールおよびラジカル開始剤を溶解し、70℃〜200
℃の反応器に装入することによってポリマーポリオール
を製造する場合もある。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明の態様
を明らかにする。 実施例1 スチレンを−10℃〜0℃の37%プロピレングリコー
ル水溶液で温度を−10℃〜10℃の範囲に保たれた貯
槽に一週間保管し、同様に温度を−10℃〜10℃の範
囲に保たれた配管により、0.3重量%のアゾビスイソ
ブチロニトリルとポリオキシアルキレンポリオール(グ
リセリンにポリプロピレンオキサイドを付加して、分子
量を3000としたポリオール)と共に反応器内(内温
130℃)に装入し、ポリマーポリオールの製造を実施
した。ポリマーポリオールは製造時には製造設備中に設
置された150メッシュのストレーナーが目詰まりを起
こすことはなかった。得られたポリマーポリオール中の
ポリマー粒子の濃度は40重量%であり、濾過性評価を
700メッシュストレーナーを用いて行った。ポリマー
ポリオール200gを700メッシュストレーナーを用
いて自然透過させ、通過したポリマーポリオールの重量
%を測定したところ、70%の透過率を示し、良好な濾
過性を確認できた。
【0016】比較例1 スチレンを日中の気温30〜33℃で特に温度調節され
ていない貯槽に一週間保管し、同様に温度調節されてい
ない配管により、0.3重量%のアゾビスイソブチロニ
トリルとポリオキシアルキレンポリオール(グリセリン
にポリプロピレンオキサイドを付加して、分子量を30
00としたポリオール)と共に反応器内(内温130
℃)に装入し、ポリマーポリオールの製造を実施した。
ポリマーポリオールは製造時には製造設備中に設置され
た150メッシュのストレーナーが頻繁に目詰まりを起
こし、ストレーナーの交換や洗浄に作業者の手をとら
れ、生産性が低下した。得られたポリマーポリオール中
のポリマー粒子の濃度は40重量%であり、濾過性評価
を700メッシュストレーナーを用いて行った。ポリマ
ーポリオール200gを700メッシュストレーナーを
用いて自然透過させ、通過したポリマーポリオールの重
量%を測定したところ、9%の透過率を示し、濾過性の
著しい悪化が確認できた。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリマー分散ポリオール
の製造方法に関する。さらに詳しくは本発明は、ポリオ
キシアルキレンポリオール中で、エチレン性不飽和モノ
マーをラジカル重合により重合させて得られた、ポリマ
ー分散ポリオール(以下、ポリマーポリオールと記
す。)に関するものである。このポリマーポリオールは
発泡体、エラストマー等に用いられるポリウレタン樹脂
の原料として使用される。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリオキシアルキレンポリオ
ール中で、エチレン性不飽和モノマーをラジカル重合に
より重合させて得られた、ポリマー分散ポリオール(い
わゆるポリマーポリオール)の製造方法に関する検討は
多くなされている。例えば特開昭61−183308号
に示されているように、これらの検討はポリオキシアル
キレンポリオール中に分散されたエチレン性不飽和モノ
マーのポリマー粒子の濃度を高め、分散安定性を改良し
てポリマーポリオールの貯蔵安定性を改善したり、得ら
れたポリマーポリオールの粘度を低下させ、取扱いを容
易にすることを目的としている。
【0003】しかしながら、ポリマーポリオールのポリ
マー粒子の分散安定性の問題や、低粘度化の課題は製造
後のポリマーポリオールの特性に関することがらであ
り、ポリマーポリオール製造時の問題について検討を加
え、改良が行われた例は無い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造方法では、
ポリマーポリオール製造時に、ポリオキシアルキレンポ
リオール中でエチレン性不飽和モノマーをラジカル重合
させるための反応器出口、モノマー蒸発機の入り口およ
び貯槽入り口や出口等のポリマーポリオール製造設備の
反応器からローリー搬入口までに設置された50〜20
0メッシュのストレーナーに目詰まりが生じ、頻繁にス
トレーナーの交換・洗浄を実施する必要があり、生産性
を著しく低下させるという欠点がある。
【0005】本発明はポリマーポリオール製造時のスト
レーナーの目詰まりの問題、すなわちポリマーポリオー
ルの濾過性の問題を改善し、従来の製造方法と比較して
生産性の大きく改善されたポリマーポリオールの製造方
法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々検討
の結果、ポリマーポリオール製造時の濾過性の悪化の原
因は、ポリマーポリオールの原料であるエチレン性不飽
和モノマーの熱による自発的な重合の結果生じたポリマ
ーが関与しているという知見を得、ポリマーポリオール
製造時の濾過性を改良し、生産性を著しく高めることを
可能とする本発明に到達した。
【0007】即ち本発明の要旨は、貯槽と反応器を連結
する配管および/または貯槽自体を−25℃〜25℃の
温度に保つことを特徴とするエチレン性不飽和モノマー
からポリマー分散ポリオールを製造する方法である。
【0008】本発明における反応器、混合槽は縦型、公
知の型式ものであり、攪拌機やポンプ、循環ライン、加
熱・冷却のための設備を備えているのが普通である。反
応器の材質はステンレス、グラスライニング、鋼鉄等が
反応の様態により選択され、耐圧能力も1kg/cm2
〜20kg/cm2 程度まで、反応の様態により選択さ
れる。また配管、貯槽の材質も公知のもので反応器に準
じて選択される。
【0009】エチレン性不飽和モノマーとは重合し得る
エチレン性不飽和基を少なくとも1個有する化合物であ
り、例えばスチレン、メチルスチレン、クロルスチレ
ン、ジビニルベンゼン、アクリロニトリル等が挙げられ
る。
【0010】これらのエチレン性不飽和モノマーの充填
された貯槽および配管は−25℃〜25℃に保たれるこ
とが好ましく、さらに好ましくは−20℃〜20℃であ
り、最も好ましくは−15℃〜18℃に保たれることで
ある。25℃を越える温度で貯蔵されたエチレン性不飽
和モノマーは、自発的に重合反応が進行し、不純物とし
てポリマーを含むようになる。このポリマーがポリマー
ポリオールの濾過性を著しく悪化させ、ポリマーポリオ
ール製造設備中のストレーナーを目詰まりさせるため、
生産性を大きく減少せしめる。−25℃より低温の貯
槽、配管中では、エチレン性不飽和モノマーが凍結する
可能性もあり、好ましくない。
【0011】ポリオキシアルキレンポリオールとは、エ
チレングリコール、ジエチレングリコールやグリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
ソルビトール、蔗糖等の低分子多価アルコールやモノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
アニリン等の多価アミノ化合物、フェノール、クレゾー
ル、ビスフェノールA、ノボラック等の多価フェノール
類のような従来公知の活性水素化合物に、従来公知の触
媒の存在下で、エチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イドを開環付加重合させて得られた公知のポリオキシア
ルキレンポリオールである。開環付加重合の条件は通
常、圧力0.3kg/cm2 〜8kg/cm2 、温度6
0℃〜180℃である。
【0012】ラジカル開始剤としては周知のラジカル重
合反応開始剤が用いられる。例えば過酸化水素、ベンゾ
イルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイドの
ような過酸化物、アゾビスイソブチロニトリルのような
アゾ化合物等である。
【0013】ポリマーポリオールの製造は、通常、エチ
レン性不飽和モノマーを貯槽に受け入れ、これを配管を
通じて、ポリオキシアルキレンポリオールとこれに対し
て0.01重量%〜5重量%のラジカル開始剤と共に、
80℃〜200℃の反応器に装入することによって行わ
れる。
【0014】一般にポリマーポリオール中のポリマー粒
子の濃度は5重量%〜70重量%程度である。また、エ
チレン性不飽和モノマーを混合槽に受け入れ、別のエチ
レン性不飽和モノマーおよびポリオキシアルキレンポリ
オールおよびラジカル開始剤を溶解し、70℃〜200
℃の反応器に装入することによってポリマーポリオール
を製造する場合もある。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明の態様
を明らかにする。 実施例1 スチレンを−10℃〜0℃の37%プロピレングリコー
ル水溶液で温度を−10℃〜10℃の範囲に保たれた貯
槽に一週間保管し、同様に温度を−10℃〜10℃の範
囲に保たれた配管により、0.3重量%のアゾビスイソ
ブチロニトリルとポリオキシアルキレンポリオール(グ
リセリンにポリプロピレンオキサイドを付加して、分子
量を3000としたポリオール)と共に反応器内(内温
130℃)に装入し、ポリマーポリオールの製造を実施
した。ポリマーポリオールは製造時には製造設備中に設
置された150メッシュのストレーナーが目詰まりを起
こすことはなかった。得られたポリマーポリオール中の
ポリマー粒子の濃度は40重量%であり、濾過性評価を
700メッシュストレーナーを用いて行った。ポリマー
ポリオール200gを700メッシュストレーナーを用
いて自然透過させ、通過したポリマーポリオールの重量
%を測定したところ、70%の透過率を示し、良好な濾
過性を確認できた。
【0016】比較例1 スチレンを日中の気温30〜33℃で特に温度調節され
ていない貯槽に一週間保管し、同様に温度調節されてい
ない配管により、0.3重量%のアゾビスイソブチロニ
トリルとポリオキシアルキレンポリオール(グリセリン
にポリプロピレンオキサイドを付加して、分子量を30
00としたポリオール)と共に反応器内(内温130
℃)に装入し、ポリマーポリオールの製造を実施した。
ポリマーポリオールは製造時には製造設備中に設置され
た150メッシュのストレーナーが頻繁に目詰まりを起
こし、ストレーナーの交換や洗浄に作業者の手をとら
れ、生産性が低下した。得られたポリマーポリオール中
のポリマー粒子の濃度は40重量%であり、濾過性評価
を700メッシュストレーナーを用いて行った。ポリマ
ーポリオール200gを700メッシュストレーナーを
用いて自然透過させ、通過したポリマーポリオールの重
量%を測定したところ、9%の透過率を示し、濾過性の
著しい悪化が確認できた。
【0017】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ポリマーポリオ
ール製造時のストレーナーの目詰まりの問題、すなわち
ポリマーポリオールの濾過性の問題を改善し、従来の製
造方法と比較して生産性の大きく改善されたポリマーポ
リオールの製造が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 清次 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯槽と反応器を連結する配管および/ま
    たは貯槽自体を−25℃〜25℃の温度に保つことを特
    徴とするエチレン性不飽和モノマーからポリマー分散ポ
    リオールを製造する方法。
  2. 【請求項2】 エチレン性不飽和モノマーがスチレンま
    たは、スチレンとアクリロニトリルの混合物であること
    を特徴とする請求項1のエチレン性不飽和モノマーから
    ポリマー分散ポリオールを製造する方法。
JP4324181A 1992-12-03 1992-12-03 ポリマー分散ポリオールを製造する方法 Pending JPH06172463A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4324181A JPH06172463A (ja) 1992-12-03 1992-12-03 ポリマー分散ポリオールを製造する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4324181A JPH06172463A (ja) 1992-12-03 1992-12-03 ポリマー分散ポリオールを製造する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06172463A true JPH06172463A (ja) 1994-06-21

Family

ID=18162993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4324181A Pending JPH06172463A (ja) 1992-12-03 1992-12-03 ポリマー分散ポリオールを製造する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06172463A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009149895A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Bayer Material Science Llc 改善された特性を有するポリマーポリオールおよびそれらの製造方法
EP2890726B1 (en) 2012-08-30 2021-03-24 Covestro LLC Polymer polyols having improved quality

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009149895A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Bayer Material Science Llc 改善された特性を有するポリマーポリオールおよびそれらの製造方法
EP2890726B1 (en) 2012-08-30 2021-03-24 Covestro LLC Polymer polyols having improved quality

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2139938B1 (en) Polymer polyol and stabilizer systems
JP2825604B2 (ja) メチレン架橋されたポリアリールアミンの製造方法
JPH04226115A (ja) 改良ポリマー/ポリオールおよび予備形成安定剤系
JP2006045567A5 (ja)
JP2007204766A (ja) 向上したデモールド、生強度および吸水性を示すポリウレタンエラストマーならびにそれを製造するための曇りのないポリオール
KR101985046B1 (ko) 폴리우레탄 발포체 제조를 위한 혼성 phd/pmpo 폴리올
TW307772B (ja)
JP2004530767A5 (ja)
JPH06145211A (ja) 改良された耐燃焼性を有するポリウレタンフォームの製造に有用なポリマー/ポリオール組成物の製造方法
US6602965B1 (en) Method of continuous cationic living polymerization
JP2005240036A (ja) ポリマーポリオールの製造方法
JP2005015786A (ja) 複合金属シアン化物錯体触媒、その製造方法およびその利用
JPH06172463A (ja) ポリマー分散ポリオールを製造する方法
JP3083235B2 (ja) ポリマーポリオール、その製造方法および軟質高弾性ポリウレタンフォームの製造方法
JP2002212250A (ja) カシュー油変性フェノール樹脂、その製造方法およびその用途
US4792589A (en) Rubber vulcanization agents of sulfur and olefin
US2958684A (en) Method of processing hydrocarbon polymers to prevent agglomeration thereof
JP3657074B2 (ja) ポリマーポリオールの製造方法
JPH06172464A (ja) 重合体分散ポリオールを製造する方法
JPS61120834A (ja) 防水シ−ト
US5140062A (en) Continuous process for producing high molten viscoelastic polypropylene of ethylene-propylene copolymer
KR20220031361A (ko) 이소부텐-이소프렌 공중합체의 제조장치 및 이를 이용한 제조방법
JPH10204130A (ja) 低粘度ポリマーポリオール、その製造方法及びポリウレタンフォームを製造するための使用
CN107011482B (zh) 海水基高分子聚合物及其生产工艺
US4617365A (en) Ethylene copolymer