JPH06171721A - 物品の搬送箱 - Google Patents

物品の搬送箱

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JPH06171721A
JPH06171721A JP32561392A JP32561392A JPH06171721A JP H06171721 A JPH06171721 A JP H06171721A JP 32561392 A JP32561392 A JP 32561392A JP 32561392 A JP32561392 A JP 32561392A JP H06171721 A JPH06171721 A JP H06171721A
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JP
Japan
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transport
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Pending
Application number
JP32561392A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoki Uchida
聡樹 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動制御化された工場内において、管理コン
ピュータの負担を軽減し、管理コンピュータとの通信ト
ラフィックを小さくし、事実と反するデータが管理され
ることを防止し、搬送箱の移動を現場の処理のみで可能
とする。 【構成】 搬送箱毎に書込み読出し自在の記憶回路を設
け、収容物品の変更にともなって現場対応でその記憶回
路の内容を更新する。組立装置または試験装置はこの記
憶回路の情報により管理コンピュータをアクセスするこ
となく、搬送箱の中身を識別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は規模の大きい製造設備で
同一規格の製品を多量に製造する製造工場で利用する。
本発明は製品、半製品、部品などを一時的に収容する物
品の搬送箱と、その搬送箱を利用する製造装置、および
その搬送箱を運搬する運搬装置に関する。
【0002】本発明のきっかけになり本発明が実施され
ている製造工場は、3.5インチ型のフロッピディスク
の製造工場であるが、本発明はこれに限らず、さまざま
な物品を製造する製造工場で汎用的に実施することがで
きる。
【0003】
【従来の技術】従来から、製造工場の内部で部品、半製
品、製品などを一つの工程から次の工程に移動したり一
時保管したりするために搬送箱が利用されていて、その
搬送箱の表面には番号を明示する方法がしられている。
その番号をバーコードで表示して、そのバーコードを工
場の工程設備の中で読取り、その搬送箱に収容された物
品をそのバーコードの番号に対応させて管理コンピュー
タにより管理する技術は広く利用されている。この技術
は人手による操作をほとんど無くした自動制御ロボット
装置による工程管理に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように搬送箱に
バーコードを表示しておき、そのバーコードに対応して
その搬送箱の内容を管理コンピュータで管理する技術で
は、その搬送箱を識別した工程内の装置は、管理コンピ
ュータに問い合わせあるいは管理コンピュータの指示が
なければその搬送箱を移動させることはできない。この
ため工場内の通信トラフィックが大きくなるとともに、
管理コンピュータがひんぱんにアクセスされてその負担
が大きくなる。
【0005】また、上述の従来例方式を運用している
と、管理コンピュータに登録することなく搬送箱の内容
を変更することがある。例えば搬送箱に収容された部品
を一つの製造ラインの入力端に投入したときに、その搬
送箱のバーコードを読取りその搬送箱が空きになったこ
とを管理コンピュータに入力しなかったとすると、その
バーコードに対応したデータは事実と反するデータとな
る。管理コンピュータはその搬送箱に登録された部品が
収容されているものとして、その搬送箱をどこどこへ移
動させなさいという命令を送出しつづけることになる。
このような事態は、搬送箱に不用品が収容されて処分さ
れた場合や、一時保管品が収容されて一時保管棚に置か
れた場合に、その一時保管棚の上で管理コンピュータが
感知しない積替えなどが行われる場合などにしばしば発
生する。
【0006】一方、半導体素子による書換え可能なメモ
リ素子はきわめて安価に利用できるようになり、書換え
可能なメモリ素子に記録することができる情報量もきわ
めて大きくなった。
【0007】本発明はこのような背景に行われたもので
あり、管理コンピュータの負担を軽減し、管理コンピュ
ータとの通信トラフィックを小さくし、事実と反するデ
ータが管理されることを防止し、搬送箱の移動を現場の
処理のみで可能とする装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点は、
製造工場で多量に製造される同一規格品の部品またはそ
の半製品もしくはその製品を前記工場の中で搬送または
一時保管のために収容する物品の搬送箱である。
【0009】ここで、本発明の特徴とするところはその
箱に書換可能であり電気的または磁気的な記録回路が取
付けられ、その箱の所定位置に前記記録回路の記録情報
を非接触的に読出しかつ非接触的に書換える入出力手段
を備えたことである。
【0010】前記記録回路の記録情報は、その箱に収容
されている物品の数および性質に関する情報であること
が望ましい。
【0011】前記性質に関する情報は、その物品の工程
段階の情報、その物品の検査結果の情報の1以上を含む
ことが望ましい。
【0012】本発明の第二の観点は、前記搬送箱を多数
備え、前記製造工場の中のその搬送箱に物品を収容する
位置および物品を取出す位置に設けられ前記入出力手段
と信号を送受信する端末装置を備えた物品の製造装置で
ある。
【0013】さらに、この端末装置と通信回線により接
続された主制御装置を備えることが望ましい。
【0014】本発明の第三の観点は、前記搬送箱を積載
する積載台と、前記製造工場の中を移動する移動手段と
を備えた運搬装置である。
【0015】ここで、本発明の特徴とするところは前記
積載台に積載した搬送箱の前記入出力手段から信号を受
信する受信手段と、この受信手段の出力信号を入力する
プログラム制御手段とを備え、前記移動手段は、このプ
ログラム制御手段の出力する命令信号により制御される
被制御手段を含むことである。
【0016】
【作用】搬送箱毎に記憶回路を設け、その搬送箱の中身
を識別するのに充分な情報が個別にその記憶回路に書込
まれる。
【0017】管理コンピュータは、工程の開始時に組立
装置および試験装置などの各装置に指示を与えるが、搬
送箱の個別管理はこの記憶回路に書込まれた情報により
個々の現場単位で処理できる。これにより、管理コンピ
ュータへのアクセス頻度は減少する。また、搬送箱の中
身に変更が生じた時点で、その現場対応で記憶回路を書
き換えるため、事実に反するデータの存在を低減でき
る。
【0018】
【実施例】本発明実施例の構成を図1および図2を参照
して説明する。図1は搬送箱および記憶回路を示す図で
ある。図2は本発明実施例装置の全体構成図である。
【0019】本発明の第一は、製造工場で多量に製造さ
れる同一規格品の部品またはその半製品もしくはその製
品を前記工場の中で搬送または一時保管のために収容す
る物品の搬送箱1である。本発明の第二は、この搬送箱
1を用いた物品の製造装置である。さらに本発明の第三
は、この搬送箱1の運搬装置である。ここに説明する実
施例は、この三つの発明を含む総合的なシステムであ
る。
【0020】本発明の特徴とするところは図1に示すよ
うに、搬送箱1に書換可能であり電気的または磁気的な
記録回路2が取付けられ、搬送箱1の所定位置に記録回
路2の記録情報を非接触的に読出しかつ非接触的に書換
える入出力手段である投受光器3を備えたところにあ
る。さらに本発明の特徴とするところは、、図2に示す
ように、搬送箱1を多数備え、前記製造工場の中のその
搬送箱1に物品を収容する位置および物品を取出す位置
に設けられ投受光器3と信号を送受信する端末装置7を
備え、さらに、この端末装置7と通信回線により接続さ
れた主制御装置である管理コンピュータ6を備えたとこ
ろにある。
【0021】また、本発明の運搬装置は、図2に示した
搬送箱1を積載する積載台と、前記製造工場の中を移動
する移動手段とを兼ねた運搬装置11において、運搬装
置11に積載した搬送箱1と情報を送受信する端末装置
側の投受光器4から信号を受信する受信手段である運搬
装置11側の投受光器8と、この投受光器8の出力信号
を入力するプログラム制御回路9とを備え、運搬装置1
1は、このプログラム制御回路9の出力する命令信号に
より制御される制御部10を備える。ここに説明する本
発明の実施例は、3.5インチフロッピディスクの製造
工場の例である。
【0022】次に、図3および図4を参照して本発明実
施例装置の動作を説明する。図3は工場設備の全体構成
を示す図である。図4は記録回路2の書込みおよび読出
しの流れを示すフローチャートである。記録回路2の記
録情報は、その箱に収容されている物品の数および性質
に関する情報であり、この性質に関する情報は、その物
品の工程段階の情報、その物品の検査結果の情報の1以
上を含んでいる。
【0023】図3に示す工場設備は、すべて管理コンピ
ュータ6に制御されていて、部品棚12から仮組器13
に部品が搬送され、仮組み後に試験装置14で製品試験
を行い、合格品は本組機15に搬送され、不合格品は仮
置棚16に搬送されて再試験を待ち、再試験でも不合格
となった物品は廃棄される工程である。
【0024】図4に示すように、記憶回路2の内容は各
工程毎に更新される。まず、部品棚12で管理コンピュ
ータ6から指示があった部品の収容された搬送箱1を搬
送装置11は荷受けする(S1)。このとき、搬送箱1
に収容されている部品の種類と個数がその搬送箱1に取
付けられた記憶回路2に、部品棚12の荷受け場所に備
えられた端末装置7の投受光器4から記憶回路2の投受
光器3を介して書込まれる(S2)。搬送装置11は搬
送箱1の記憶回路2に書込まれる情報と同時に端末装置
7から送信される管理コンピュータ6からの指示に従
い、仮組機13の荷渡し場所まで移動する。ここで、搬
送箱1に取り付けられた記憶回路2から部品の種類と個
数の情報が読出され、仮組機13はこの情報を管理コン
ピュータ6からあらかじめ受け取っている情報と照合し
ながら荷受けし、搬送装置11は荷渡しを終了する(S
3)。仮組機13で仮組みを終えたフロッピディスク
は、搬送箱1に収容され、その搬送箱1に取り付けられ
た記憶回路2には生産情報が書込まれる。搬送装置11
は、その搬送箱1を荷受けする(S4)。この搬送装置
11は、搬送箱1の記憶回路2に書込まれる情報と同時
に端末装置7から送信される管理コンピュータ6からの
指示に従い、試験装置14に搬送箱1を搬送する。ここ
で、搬送箱1の記憶回路2からは仮組機13で書込まれ
た生産情報が読出され、試験装置14はこの情報を管理
コンピュータ6からあらかじめ受け取っている情報と照
合しながら荷受けし、搬送装置11は荷渡しを終了する
る(S5)。試験装置14では、電磁信号をフロッピデ
ィスクの磁性円盤の全部のビット記録位置に書込み、そ
してその書込内容を読出すことにより試験を行う。この
読出される信号レベルに応じて製品にはランク付けが行
われる。ここで、ある一定のランク以下を不合格品とす
る。この試験装置14の出口では、試験結果(ランク)
によりフロッピディスクは分類され、ランク毎に搬送箱
1に収容される。この搬送箱1に取り付けられた記憶回
路2には、生産情報の他に、試験結果情報が書込まれ
る。搬送装置11は、搬送箱1の記憶回路2に書込まれ
る情報と同時に端末装置7から送信される管理コンピュ
ータ6からの指示に従い、合格品は本組機15に搬送
し、不合格品は仮置棚16に搬送し、それぞれ生産情報
および試験結果情報を記憶回路2から読出し、荷渡しを
行う(S7、S8、S10)。さらに、2回目の不合格
品が収容された搬送箱1については、廃棄処分のため排
出箱まで搬送される。本組機15に搬送された製品は本
組後に出荷される。
【0025】搬送箱1に一度に入る品種は1種類である
必要はなく、複数種でもかまわないし、複数のランクで
あってもかまわない。このときは、記憶回路2に書かれ
る品種と個数などの情報は搬送箱1のあらかじめ定めら
れた方向から入っている順序で品種などのまとまりごと
に記憶して行くようにしてあるので、実際の物品と記憶
内容との合致がはかれる。具体的には、搬送箱1の収容
開始位置には、マークが付けてあり、そのマークの側か
ら収容もしくは取り出しを行う。例えば品種X、20個
と品種Y、50個とが搬送箱1内にこの順序で並んでい
るときには、記憶回路2内にはX:20,Y:50と記
憶しておく。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば管
理コンピュータの負担を軽減し、管理コンピュータとの
通信トラフィックを小さくし、事実と反するデータが管
理されることを防止し、搬送箱の移動を現場の処理のみ
で可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送箱および記憶回路を示す図。
【図2】端末装置および搬送装置を示す図。
【図3】工場設備の全体構成を示す図。
【図4】記録回路の書込みおよび読出しの流れを示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 搬送箱 2 記録回路 3、4、8投受光器 5 IDコントローラ 6 管理コンピュータ 7 端末装置 9 プログラム制御回路 10 制御部 11 運搬装置 12 部品棚 13 仮組機 14 試験装置 15 本組機 16 仮置棚

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造工場で多量に製造される同一規格品
    の部品またはその半製品もしくはその製品を前記工場の
    中で搬送または一時保管のために収容する物品の搬送箱
    において、 その箱に書換可能であり電気的または磁気的な記録回路
    が取付けられ、 その箱の所定位置に前記記録回路の記録情報を非接触的
    に読出しかつ非接触的に書換える入出力手段を備えたこ
    とを特徴とする物品の搬送箱。
  2. 【請求項2】 前記記録回路の記録情報は、その箱に収
    容されている物品の数および性質に関する情報である請
    求項1記載の物品の搬送箱。
  3. 【請求項3】 前記性質に関する情報は、その物品の工
    程段階の情報、その物品の検査結果の情報の1以上を含
    む請求項1記載の物品の搬送箱。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の搬送箱を多数備え、前記
    製造工場の中のその搬送箱に物品を収容する位置および
    物品を取出す位置に設けられ前記入出力手段と信号を送
    受信する端末装置を備えた物品の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記端末装置と通信回線により接続され
    た主制御装置を備えた請求項4記載の物品の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の物品の搬送箱を積載する
    積載台と、前記製造工場の中を移動する移動手段とを備
    えた運搬装置において、 前記積載台に積載した搬送箱の前記入出力手段から信号
    を受信する受信手段と、この受信手段の出力信号を入力
    するプログラム制御手段とを備え、 前記移動手段は、このプログラム制御手段の出力する命
    令信号により制御される被制御手段を含むことを特徴と
    する運搬装置。
JP32561392A 1992-12-04 1992-12-04 物品の搬送箱 Pending JPH06171721A (ja)

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ID=18178824

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104495287A (zh) * 2014-12-22 2015-04-08 常熟市创新模具有限公司 一种循环传输装置的控制方法

Cited By (1)

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