JPH06171638A - 多層容器 - Google Patents
多層容器Info
- Publication number
- JPH06171638A JPH06171638A JP32342292A JP32342292A JPH06171638A JP H06171638 A JPH06171638 A JP H06171638A JP 32342292 A JP32342292 A JP 32342292A JP 32342292 A JP32342292 A JP 32342292A JP H06171638 A JPH06171638 A JP H06171638A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- transparent
- container
- resin
- inner layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0207—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
- B65D1/0215—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features multilayered
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 陶器の感じを有することなく、透明感のある
ガラス瓶の態様を備える多層容器を提供する。 【構成】 樹脂製の容器壁11を、外層13、内層1
4、及び外層13と内層14を接着する中間層15によ
り形成し、外層13或いは内層14の少なくとも一層を
透明着色層とした。
ガラス瓶の態様を備える多層容器を提供する。 【構成】 樹脂製の容器壁11を、外層13、内層1
4、及び外層13と内層14を接着する中間層15によ
り形成し、外層13或いは内層14の少なくとも一層を
透明着色層とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数層構造の樹脂製
の容器壁を有する多層容器に関するものであり、特にガ
ラス瓶状の態様を備える多層容器に関するものである。
の容器壁を有する多層容器に関するものであり、特にガ
ラス瓶状の態様を備える多層容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、着色層、装飾層、被覆層の三層か
らなる樹脂製の容器壁を有する容器が知られている。
らなる樹脂製の容器壁を有する容器が知られている。
【0003】この容器は、装飾層と、装飾層の内側に密
着して設けた着色層と、装飾層の外側に密着して設けた
被覆層からなる三層構成の樹脂製の容器壁を有してお
り、装飾層は、真珠様の装飾効果を出すパール顔料を所
定量混入した変性ポリオレフィン樹脂により、着色層
は、着色したポリオレフィン樹脂により、被覆層は、透
明性の良好な熱可塑性樹脂によりそれぞれ形成されてい
る(特公昭59−44255号参照)。
着して設けた着色層と、装飾層の外側に密着して設けた
被覆層からなる三層構成の樹脂製の容器壁を有してお
り、装飾層は、真珠様の装飾効果を出すパール顔料を所
定量混入した変性ポリオレフィン樹脂により、着色層
は、着色したポリオレフィン樹脂により、被覆層は、透
明性の良好な熱可塑性樹脂によりそれぞれ形成されてい
る(特公昭59−44255号参照)。
【0004】このように、装飾層及び着色層からなる内
層に顔料を充填した着色不透明層を形成し、その外側の
被覆層からなる外層に透明層を形成した層構成を有する
ことにより、容器は、パール材を所定量混入した装飾層
が効果的に機能して、透明感を備えた深みと奥行きのあ
る真珠様の光沢を発揮することとなる。
層に顔料を充填した着色不透明層を形成し、その外側の
被覆層からなる外層に透明層を形成した層構成を有する
ことにより、容器は、パール材を所定量混入した装飾層
が効果的に機能して、透明感を備えた深みと奥行きのあ
る真珠様の光沢を発揮することとなる。
【0005】ところで、現今、様々な樹脂により形成さ
れたプラスチックボトルが、容器として広範囲に使用さ
れており、化粧品等の収納容器においても、ガラス製の
瓶に代わってガラス瓶の態様を備えるプラスチック製の
ボトルの使用が考慮されている。
れたプラスチックボトルが、容器として広範囲に使用さ
れており、化粧品等の収納容器においても、ガラス製の
瓶に代わってガラス瓶の態様を備えるプラスチック製の
ボトルの使用が考慮されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内層に
着色不透明層を形成し、その外側の外層に透明層を形成
した層構成を有する容器にあっては、外層の光沢感が高
く透明性が優れていると陶器の感じが強くなってしま
い、透明感のあるガラス瓶の感じが得られないという問
題点があった。
着色不透明層を形成し、その外側の外層に透明層を形成
した層構成を有する容器にあっては、外層の光沢感が高
く透明性が優れていると陶器の感じが強くなってしま
い、透明感のあるガラス瓶の感じが得られないという問
題点があった。
【0007】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、陶器の感じを有
することなく、透明感のあるガラス瓶の態様を備える多
層容器を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、陶器の感じを有
することなく、透明感のあるガラス瓶の態様を備える多
層容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る多層容器は、樹脂製の容器壁を、外
層、内層、及び前記外層と前記内層を接着する中間層に
より形成し、前記外層或いは前記内層の少なくとも一層
を透明着色層としたことを特徴としている。
め、この発明に係る多層容器は、樹脂製の容器壁を、外
層、内層、及び前記外層と前記内層を接着する中間層に
より形成し、前記外層或いは前記内層の少なくとも一層
を透明着色層としたことを特徴としている。
【0009】
【作用】この発明に係る多層容器は、内層、或いは内層
及び外層を透明着色層により形成した容器壁を有するこ
とから、陶器の感じになることなく透明感のあるガラス
瓶の感じを備えた樹脂製の多層容器を形成することがで
きる。
及び外層を透明着色層により形成した容器壁を有するこ
とから、陶器の感じになることなく透明感のあるガラス
瓶の感じを備えた樹脂製の多層容器を形成することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係る多層容器の実施例を図
面を参照しつつ説明する。
面を参照しつつ説明する。
【0011】図1に示すように、多層容器10は、樹脂
製の容器壁11により収納部12を形成したプラスチッ
クボトルであり、例えば液体を収納することができる。
製の容器壁11により収納部12を形成したプラスチッ
クボトルであり、例えば液体を収納することができる。
【0012】容器壁11は、外層13、内層14及び中
間層15からなる三層構造により形成されている。
間層15からなる三層構造により形成されている。
【0013】外層13は、例えば、ポリエステル系樹脂
であるポリエチレンテレフタレート(PETG)等の透
明樹脂からなり、透明染料を全く含有しない透明層或い
は若干含有する透明着色層により形成されている。
であるポリエチレンテレフタレート(PETG)等の透
明樹脂からなり、透明染料を全く含有しない透明層或い
は若干含有する透明着色層により形成されている。
【0014】内層14は、高密度ポリエチレン(HDP
E)或いはポリプロピレン(PP)のランダムコポリマ
ー等の透明樹脂からなり、透明顔料を若干含有する透明
着色層により形成されている。
E)或いはポリプロピレン(PP)のランダムコポリマ
ー等の透明樹脂からなり、透明顔料を若干含有する透明
着色層により形成されている。
【0015】中間層15は、外層13と内層14を接着
する接着層であり、中間層15を介して外層13と内層
14を密着一体化させている。
する接着層であり、中間層15を介して外層13と内層
14を密着一体化させている。
【0016】これらの層構造を有する容器壁11によ
り、多層容器10は透明感のあるガラス瓶の態様を備え
ることとなるが、透明着色層における使用樹脂の相違、
透明染料或いは透明顔料の含有割合、及び各層の厚みの
割合に応じて透明感等が異なり、外観上の微妙な相違を
生ずる。
り、多層容器10は透明感のあるガラス瓶の態様を備え
ることとなるが、透明着色層における使用樹脂の相違、
透明染料或いは透明顔料の含有割合、及び各層の厚みの
割合に応じて透明感等が異なり、外観上の微妙な相違を
生ずる。
【0017】透明着色層の各種構成に対応した外観上の
相違を、以下に示す。なお、wt%とは、重量に対する百
分率比であり、層厚比とは、外層13、中間層15及び
内層14各層の厚さの記載順の比較割合である。
相違を、以下に示す。なお、wt%とは、重量に対する百
分率比であり、層厚比とは、外層13、中間層15及び
内層14各層の厚さの記載順の比較割合である。
【0018】使用した樹脂は、外層13が、イーストマ
ンコダック株式会社製のPETG6763、中間層15
が、変性ポリオレフィンである三井石油化学株式会社製
のアドマーSE800、内層14が、昭和電工製のS−
5003FD(HDPEの場合)、MG−510(PP
の場合)である。
ンコダック株式会社製のPETG6763、中間層15
が、変性ポリオレフィンである三井石油化学株式会社製
のアドマーSE800、内層14が、昭和電工製のS−
5003FD(HDPEの場合)、MG−510(PP
の場合)である。
【0019】着色は、例1、例3及び例5においては、
外層13及び中間層15がナチュラル、内層14が透明
ブルー或は透明グリーンであり、例2、例4及び例6に
おいては、外層13及び内層14がバイオレット、中間
層15がナチュラルである。
外層13及び中間層15がナチュラル、内層14が透明
ブルー或は透明グリーンであり、例2、例4及び例6に
おいては、外層13及び内層14がバイオレット、中間
層15がナチュラルである。
【0020】 例1の場合、全体が着色で透き通った状態となり、表面
光沢に優れたガラス瓶の感じとなる。
光沢に優れたガラス瓶の感じとなる。
【0021】例2の場合、表面に透明染料(同系色)が
入ったので、色ムラのない内層14の色の光沢ガラス瓶
の感じとなる。
入ったので、色ムラのない内層14の色の光沢ガラス瓶
の感じとなる。
【0022】例3の場合、例1に比べ、透明感に優れよ
り透明なガラス瓶の感じとなった。
り透明なガラス瓶の感じとなった。
【0023】例4の場合、例2に比べ、透明感に優れよ
り透明なガラス瓶の感じとなった。
り透明なガラス瓶の感じとなった。
【0024】なお、内層14を、透明着色層に比べて透
明顔料の含有率を高めた着色層により形成し、比較して
みた。
明顔料の含有率を高めた着色層により形成し、比較して
みた。
【0025】 例5の場合、内層14の表面に透明な釉薬を塗った陶器
の様な感じになった。例6の場合、内層14と外層13
とが別々に分離した様になり、一体の着色ガラス瓶の感
じにはならなかった。
の様な感じになった。例6の場合、内層14と外層13
とが別々に分離した様になり、一体の着色ガラス瓶の感
じにはならなかった。
【0026】従って、内層14を透明着色層により形成
するか、或いは内層14及び外層13を透明着色層によ
り形成することで、陶器の感じになることなく透明感の
あるガラス瓶の感じを有する樹脂製の多層容器10であ
るプラスチックボトルを形成することができる。
するか、或いは内層14及び外層13を透明着色層によ
り形成することで、陶器の感じになることなく透明感の
あるガラス瓶の感じを有する樹脂製の多層容器10であ
るプラスチックボトルを形成することができる。
【0027】なお、上記実施例に限らず、上記実施例の
構成を有する外層13と内層14を互いに交換して形成
した容器壁11を有する多層容器10としても良い。
構成を有する外層13と内層14を互いに交換して形成
した容器壁11を有する多層容器10としても良い。
【0028】このように、外層13或いは内層14の少
なくとも一層を透明着色層としたことにより、陶器の感
じを有することなく、透明感のあるガラス瓶の態様を備
える樹脂製の多層容器10を提供することができること
から、化粧品等の収納容器においても、ガラス製の瓶に
代わってプラスチック製のボトルの使用が可能となる。
なくとも一層を透明着色層としたことにより、陶器の感
じを有することなく、透明感のあるガラス瓶の態様を備
える樹脂製の多層容器10を提供することができること
から、化粧品等の収納容器においても、ガラス製の瓶に
代わってプラスチック製のボトルの使用が可能となる。
【0029】
【発明の効果】この発明に係る多層容器によれば、上記
構成を有することにより、樹脂製であっても、陶器の感
じを有することなく、透明感のあるガラス瓶の態様を備
えることができる。
構成を有することにより、樹脂製であっても、陶器の感
じを有することなく、透明感のあるガラス瓶の態様を備
えることができる。
【図1】この発明に係る多層容器の一部破断した説明図
である。
である。
10 多層容器 11 容器壁 13 外層 14 内層 15 中間層
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂製の容器壁を、外層、内層、及び前
記外層と前記内層を接着する中間層により形成し、前記
外層或いは前記内層の少なくとも一層を透明着色層とし
たことを特徴とする多層容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32342292A JPH06171638A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 多層容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32342292A JPH06171638A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 多層容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06171638A true JPH06171638A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18154513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32342292A Pending JPH06171638A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 多層容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06171638A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10994886B2 (en) | 2017-10-12 | 2021-05-04 | The Procter And Gamble Company | Blow molded article with visual effects |
US11046473B2 (en) | 2018-07-17 | 2021-06-29 | The Procter And Gamble Company | Blow molded article with visual effects |
US11667069B2 (en) | 2019-04-11 | 2023-06-06 | The Procter & Gamble Company | Blow molded article with visual effects |
US11724847B2 (en) | 2018-10-19 | 2023-08-15 | The Procter & Gamble Company | Blow molded article with debossing |
US11975522B2 (en) | 2020-01-08 | 2024-05-07 | The Procter & Gamble Company | Blow molded multilayer article with color gradient |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP32342292A patent/JPH06171638A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10994886B2 (en) | 2017-10-12 | 2021-05-04 | The Procter And Gamble Company | Blow molded article with visual effects |
US12077339B2 (en) | 2017-10-12 | 2024-09-03 | The Procter & Gamble Company | Blow molded article with visual effects |
US11046473B2 (en) | 2018-07-17 | 2021-06-29 | The Procter And Gamble Company | Blow molded article with visual effects |
US11814208B2 (en) | 2018-07-17 | 2023-11-14 | The Procter & Gamble Company | Blow molded article with visual effects |
US11724847B2 (en) | 2018-10-19 | 2023-08-15 | The Procter & Gamble Company | Blow molded article with debossing |
US11667069B2 (en) | 2019-04-11 | 2023-06-06 | The Procter & Gamble Company | Blow molded article with visual effects |
US11975522B2 (en) | 2020-01-08 | 2024-05-07 | The Procter & Gamble Company | Blow molded multilayer article with color gradient |
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