JPH0617146U - コネクタのロック装置 - Google Patents

コネクタのロック装置

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JPH0617146U
JPH0617146U JP054683U JP5468392U JPH0617146U JP H0617146 U JPH0617146 U JP H0617146U JP 054683 U JP054683 U JP 054683U JP 5468392 U JP5468392 U JP 5468392U JP H0617146 U JPH0617146 U JP H0617146U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ロック解除操作具の引き操作等に
よって、雌，雄コネクタハウジングのロック係合を外し
つつ雄コネクタハウジングを引き出すようにし、もって
狭い場合におけるロック解除操作を容易にしたものであ
る。 【構成】 ロック係合部５を有する雌コネクタハウジン
グＡと、ロック係合部５と係合するロック用突起１４を
有する可撓ロッキングアーム１２を設けた雄コネクタハ
ウジングＢとから成り、ロック解除用駆動突起１０とコ
ネクタ係合部８を有するロック解除操作具Ｃを雌コネク
タハウジングＡに移動可能に設け、可撓ロッキングアー
ム１２にロック解除用駆動突起１０と係合するロック解
除用被駆動突起１３を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
自動車用ワイヤハーネス等の接続に用いられるコネクタに関し、ロック解除機 構を有するコネクタのロック装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図１０において、雄コネクタハウジングａの上面にはロック用突起ｂ1 とロッ ク解除操作部ｂ2 を有する片持ちの可撓ロッキングアームｂが設けられ、ロック 解除操作部ｂ2 に近接してロックガードｃが雄コネクタハウジングａに固定して 設けられている。図１１はこの雄コネクタハウジングａが雌コネクタハウジング ｄに結合している状態を示し、ロック用突起ｂ1 が係止部ｅに係合している。
【０００３】 この場合において、ロックガードｃは不用意な押圧力がロック解除操作部ｂ2 に作用してロック結合が解除されるのを防止するものであるが、自動車内の狭い スペース等にあっては、逆にロックガードｃが存在するために指によるロック解 除操作がやり難い欠点がある。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術にあっては、狭いスペースで上方からロック解除操作部を押圧し つつ雄コネクタを雌コネクタから解離する作業が困難な場合がある。 本考案は上記した点に着目し、コネクタ嵌合方向線上における引き抜き操作等 によりロック結合を解除しつつそのままコネクタを解離し得るようにしたもので ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案においては、ロック係合部を有する雌コネ クタハウジングと、該ロック係合部と係合するロック用突起を有する可撓ロッキ ングアームを設けた雄コネクタハウジングとから成り、ロック解除用駆動突起と コネクタ係合部を有するロック解除操作具を該雌コネクタハウジングに対して前 後方向に移動可能に設け、該可撓ロッキングアームに該ロック解除用駆動突起と 係合するロック解除用被駆動突起を設ける構成を採用した。
【０００６】
【作用】
ロック解除操作具の移動時においてロック解除用駆動突起がロック解除用被駆 動突起と係合して可撓ロッキングアームを変位させることによりロック用突起を ロック係合部から外し、この状態でコネクタ係合部が雄コネクタハウジングを押 し出す。
【０００７】
【実施例】
Ａは雌コネクタハウジング、Ｂは雄コネクタハウジングであり、雌コネクタハ ウジングＡ内にはロック解除操作具Ｃが移動自在に結合されている。即ち、雌コ ネクタハウジングＡの套体部Ａ1 内の側壁１上部には案内レール２が前後方向に 延長して形成され、該案内レール２上の後方において側壁１に開口スリット３が 前後方向に延長して形成されている。上壁４の前方にはロック係合部５が突設さ れている。
【０００８】 ロック解除操作具Ｃにおいて、板状主体部６の前端において上方へ起立して操 作部７が設けられ、後端において下方へ垂下してコネクタ係合部８が設けられて いる。板状主体部６の後端から前方途中にかけて収容スリット９が形成され、収 容スリット９の両側下面において前後方向にテーパー状案内面１０ａ，１０ａを 有するように山形形状をした一対のロック解除用駆動突起１０が設けられている 。また、板状主体部６の後方両側に係止突起１１が形成されており、板状主体部 ６を套体部Ａ1 の前方から案内レール２上に無理に押し込んで係止突起１１を開 口スリット３に位置させ、係止突起９を開口スリット３の前端に係合させること によりロック解除操作具Ｃの抜け出しを阻止する。
【０００９】 雄コネクタハウジングＢの上面には前後端に支持部１２ａを有する両持ちの可 撓ロッキングアーム１２が前後方向に延長して形成され、可撓ロッキングアーム １２上には前方から後方にかけて順次に一対のロック解除用被駆動突起１３とロ ック用突起１４が設けられ、山形形状をしたロック解除用被駆動突起１３の前方 にはテーパー状案内面１３ａが形成され、ロック用突起１４の前方にテーパー状 案内面１４ａが形成されると共に後方にロック係合面１４ｂが形成される。
【００１０】 上記構成において、図４の如くにロック解除操作具Ｃが組み込まれている雌コ ネクタハウジングＡ内に雄コネクタハウジングＢを挿入するとロック用突起１４ のテーパー状案内面１４ａがロック係合部５に当接し、これによって可撓ロッキ ングアーム１２が雄コネクタハウジングＢ方向に可撓変位しつつロック用突起１ ４がロック係合部５を乗り越え、この状態で可撓ロッキングアーム１２が復元し てロック用突起１４のロック係合面１４ｂがロック係合部５に係合する（図５） 。この状態において、雌，雄コネクタハウジングＡ，Ｂ内に設けられた一対の端 子金具（図示せず）が接続される。
【００１１】 ロック解除時において、操作部７によりロック解除操作具Ｂを引き抜くと、ロ ック解除用駆動突起１０がロック解除用被駆動突起１３を押圧して可撓ロッキン グアーム１２を変位させることによりロック用突起１４をロック係合部５から外 し（図６）、次いでコネクタ係合部８が支持部１２ａに係合して雄コネクタＢを 引き出すことによりロック用突起１４がロック係合部５から完全に外れ（図７） 、この状態で雄コネクタハウジングＢを引き出す（図８）。
【００１２】 図９の実施例においては、雌コネクタハウジングＡ′に設けられるロック解除 操作具Ｃ′は押し出しタイプであって、操作部７′が雌コネクタハウジングＡ′ の後方に突出しており、前端部にロック解除用駆動突起１０′が設けられている 。そして、雄コネクタハウジングＢ′に設けられる両持ちの可撓ロッキングアー ム１２′上にはロック解除用被駆動突起を兼ね備えたロック用突起１４′が設け られており、図９の状態からロック解除操作具Ｃ′を押圧操作することによりロ ック解除用駆動突起１０′がロック用突起１４′を加圧して可撓ロッキングアー ム１２′を下方へ変位させると共にコネクタ係合部８′が雄コネクタＢ′を押し てロック用突起１４′をロック係合部５′の中間面に係合させた状態でロック解 除し、この状態で雄コネクタハウジングＢ′を引き抜く。
【００１３】
【考案の効果】
本考案は上記した如くにロック係合部を有する雌コネクタハウジングと、該ロ ック係合部と係合するロック用突起を有する可撓ロッキングアームを設けた雄コ ネクタハウジングとから成り、ロック解除用駆動突起とコネクタ係合部を有する ロック解除操作具を該雌コネクタハウジングに対して前後方向に移動可能に設け 、該可撓ロッキングアームに該ロック解除用駆動突起と係合するロック解除用被 駆動突起を設けて成るものであるから、ロック解除操作具のコネクタ嵌合方向に 沿った動作によって、雌，雄コネクタハウジングのロック係合を外しつつ両者を 解離することができる。
【提出日】平成４年１２月４日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００８】 ロック解除操作具Ｃにおいて、板状主体部６の前端において上方へ起立して操 作部７が設けられ、後端において下方へ垂下してコネクタ係合部８が設けられて いる。板状主体部６の後端から前方途中にかけて収容スリット９が形成され、収 容スリット９の両側下面において前後方向にテーパー状案内面１０ａ，１０ａを 有するように山形形状をした一対のロック解除用駆動突起１０が設けられている 。また、板状主体部６の後方両側に係止突起１１が形成されており、板状主体部 ６を套体部Ａ1 の前方から案内レール２上に無理に押し込んで係止突起１１を開 口スリット３に位置させ、係止突起１１を開口スリット３の前端に係合させるこ とによりロック解除操作具Ｃの抜け出しを阻止する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の実施例について、雌，雄コネクタハウ
ジングの分離状態における斜視図である。
【図２】雌コネクタハウジングからロック解除操作部を
分離した状態の斜視図である。
【図３】ロック解除操作具の背面図である。
【図４】ロック解除操作具を組み入れた雌コネクタハウ
ジングの断面図である。
【図５】同上の雌コネクタハウジング内に雄コネクタハ
ウジングを組み入れた状態の断面図である。
【図６】同上のロック解除操作具の初期動作時の断面図
である。
【図７】同上のロック解除操作具の動作時の断面図であ
る。
【図８】同上の雄コネクタ取り外し時の断面図である。
【図９】本考案の他の実施例の断面図である。
【図１０】従来例の雄コネクタハウジングの斜視図であ
る。
【図１１】同上の雌コネクタハウジングとの結合時の断
面図である。
【符号の説明】
Ａ 雌コネクタハウジング Ｂ 雄コネクタハウジング Ｃ ロック解除操作具 ５ ロック係合部 ８ コネクタ係合部 １０ ロック解除用駆動突起 １２ 可撓ロッキングアーム １３ ロック解除用被駆動突起 １４ ロック用突起

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ロック係合部を有する雌コネクタハウジ
    ングと、該ロック係合部と係合するロック用突起を有す
    る可撓ロッキングアームを設けた雄コネクタハウジング
    とから成り、ロック解除用駆動突起とコネクタ係合部を
    有するロック解除操作具を該雌コネクタハウジングに対
    して前後方向に移動可能に設け、該可撓ロッキングアー
    ムに該ロック解除用駆動突起と係合するロック解除用被
    駆動突起を設けて成ることを特徴とするコネクタのロッ
    ク装置。
  2. 【請求項２】 ロック用突起とロック解除用被駆動突起
    を一体的に構成して成ることを特徴とする請求項１に記
    載のコネクタのロック装置。
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