JPH0617125B2 - 缶の蓋部の封かん方法 - Google Patents

缶の蓋部の封かん方法

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JPH0617125B2
JPH0617125B2 JP63305934A JP30593488A JPH0617125B2 JP H0617125 B2 JPH0617125 B2 JP H0617125B2 JP 63305934 A JP63305934 A JP 63305934A JP 30593488 A JP30593488 A JP 30593488A JP H0617125 B2 JPH0617125 B2 JP H0617125B2
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JP
Japan
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cap body
film
sealing
heat
lid
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JP63305934A
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JPH02152607A (ja
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隆三 祐安
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は缶の被蓋した面を連続的にバージンシールする
方法に関する。
[従来の技術] 缶に充填された缶ビール、缶コーヒーは、手軽に飲める
ため自動販売機などで販売されているが、プルトップを
有する缶の被覆した面は、埃やごみ、あるいは細菌など
が付着するので衛生上キャッピングすることが従来行わ
れている。その方法としては、一般的に無延伸の熱可塑
性樹脂を真空成形し、嵌合のみで缶に被せられているだ
けのものであった。そのためそれらの容器は搬送途中お
よび店頭などで、ゴミや細菌が隙間から侵入して汚染し
たり、キャップがはずれたりして、バージン性の機能を
全く持っていないという欠点を有していた。
[発明が解決しようとする課題] バージンシール性を有し、輸送中などではずれることの
ないキャップ体を、連続的にシールする方法を提供する
ことである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、まず熱収縮フィルムを連続的に特定の形状の
キャップ体に成形し、これを缶の被蓋面に連続的に載
せ、ついで、キャップ体を連続的に熱シュリンクさせて
密着させる一連の方法である。
すなわち本発明は、 「 1.缶の被蓋した面をバージンシールする方法にお
いて、 1).熱収縮フィルム1を、該フィルムの巾方向両端部付
近を、連続回転成計ドラム6の外周面とほぼ同一の内周
面を有する円弧状の加熱装置2のクランプ4で連続回転
成形ドラム6に押圧して、熱の影響を受けても収縮しな
いように保護しながら、予熱しつつ、成形工程Bに連続
的に送り込む予熱工程Aと、 2).連続回転成形ドラム6の周面に外側にむかって開口
する、缶の被蓋面の外径とほぼ同一の内径を有し、平坦
な上壁部を有する真空成形用成形型7に、予熱したフィ
ルムを密着させ、該フィルムの巾方向両端部付近をクラ
ンプ4で押圧しながら、成形型内を減圧して真空成形を
連続的に行う成形工程Bと、 3).ついで、成形ドラム6から加熱装置を離脱させ、成
形されたフィルムをキャップ形に切断する切断工程C
と、 4).切断されたキャップ体14を成形型に収納したま
ま、キャッピング工程Eまで移送する移送工程Dと、 5).内容物を充填し、被蓋した缶をキャッピング工程E
に搬送する搬送装置で、搬送されてきた缶の被蓋面に、
成形されたキャップ体を成形型から離脱させて載置する
キャッピング工程Eと、 6).キャップ体上面を押え具で押えてスリーブ部のシュ
リンク時に上面部のシュリンクを防ぎながらキャップ体
のスリーブ周辺に熱風を吹付けてキャップ体をシュリン
クさせ、上面はフラットに、スリーブ周辺は缶周壁に密
着させるシュリンク工程Fを結合したことを特徴とす
る、缶の蓋部の封かん方法。
2.シュリンク工程Fにおいて、まずキャップ体のスリ
ーブ周辺をシュリンクさせて、缶周壁に密着させ、つい
で、キャップ体の上面をシュリンクさせて、上面をフラ
ット状にすることを特徴とする、第1項記載の缶の蓋部
の封かん方法。
3.熱収縮フィルム1として、缶壁に面する側に接着剤
層を設けたフィルムを使用する、第1項又は第2項記載
の缶の蓋部の封かん方法。」である。
本発明には、予め上面が平坦なキャップ体を成形し、こ
れを缶の蓋部に被蓋しシュリンクさせて封かんする方法
である。
シュリンクさせるためにスリーブ部に吹付ける熱風は、
側面からでもよいが、斜め上方からでもよい。
また、キャップ体のシュリンク工程において、キャップ
体上面を押える押え具は、フィルムを缶の緑で押え、上
面のシュリンクを防止するものであって、平面状の板状
体でもよく、金属網などの織物や、多孔板、スリットを
設けた板など通気性を有するものも使用できる。
このほか、リング状の押え具でもよい。
[実施例] 以下図面により本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の方法の好ましい一実施例形式を示すも
のの側面図であり、第3図はその平面図である。
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリカーボネート、ポリエステルなどの単層
またはこれらを用いた複合体で形成した、厚さ15〜2
0μmの、1.01〜10倍の延伸倍率で二軸延伸し
た、熱可塑性樹脂フィルムを、予熱工程Aに連続的に送
り出して回転成形ドラム6に巻きつける。
この成形ドラムの周面に複数の真空成形用成形型7が外
側に向けて開口して設けられている。
本発明においては、この真空成形用成形型は、缶の被蓋
面の外径とほぼ同一の内径を有しており、缶の被蓋面を
覆うような平坦な上壁部を有している。
第2図は加熱装置2を下からみた図である。
回転成型ドラム6の周面に沿って往復運動している成形
ドラム6の外周面とほぼ同一の内周面を有する円弧状の
加熱装置2に設置されたクランプ4によって、熱収縮し
ないように、その巾方向両端部付近を押圧された熱収縮
フィルムを載せた回転成型ドラム6は矢印20の方向に
加熱装置2と一緒に回転し、押圧された熱収縮フィルム
の上面に加熱装置2に設置された60〜200℃の加熱
盤3を近ずけて、熱収縮フィルムと共に移動しながらフ
ィルムを余熱し、次いで熱収縮フィルムを成型可能な温
度に加熱する。
成形ドラム6が回転して成形工程Bに入ると、真空域8
によって成形型内が減圧され、熱収縮フィルムは連続的
に成形され、目的のキャップ体が形成された連続フィル
ム10が与えられる。
成形ドラム6がさらに回転して切断工程Cに入ると、成
形ドラムの周面に沿って往復運動している切断装置11
に取付けられた打抜き刃12により、ドラムと併行して
走行しつつ、成形されたフィルムの不用部分が切断され
てキャップ体が打抜かれる。
図面ではキャップ体が一個づつ切断されるように示され
ているが、複数のキャップ体を同時に、かつ、連続的に
切断することができるのは当然である。
打抜かれた成形フィルム14、すなわちキャップ体1
4、は成形ドラムに設置された成形型に収納されたま
ま、ドラムの回転によりキャッピング工程Eに移送され
る。
一方、キャップ体が打抜かれた、残部のフィルム13
は、切断工程とキャッピング工程との中間で系外に排出
される。
キャップ体14を収納した成形型が、キャッピング工程
に移送されたとき、第3図に示すように、搬送装置18
により搬送されてきた缶15の被蓋面が真下に到着する
ように同期化調整しておき、加圧域9からの空気圧によ
って、キャップ体は成形型から離脱されて缶の被蓋面に
載せられる。
キャップ体を載せた缶16を、シュリンク工程Fに移送
されたシールされる。
シュリンク工程における操作の詳細を第4図に示す。
21はシュリンク装置19に取付けられたシュリンク用
回転テーブルである。
キャップ体を載せた缶16は、搬送装置18から回転テ
ーブルに移送され、キャップ体の上面はキャップ体押え
板22で押えられ、スリーブ部のシュリンク時に上面部
のシュリンクが防止されている。缶の底部は缶底受け板
26で押えられて、1分間に2〜4回転しながら、キャ
ップ体24のスリーブ部を側面又は斜め上方から、熱風
を吹付けてシュリンクさせて、スリーブ部を缶の上壁部
に密着させ、次いで上面をシュリンクさせると上面がフ
ラット状のバージンシールができる。
このとき、缶壁に面する側にエチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂などのホットメルト接着剤のごとき、接着剤の層
を設けた熱収縮フィルムを用いると、密着性がさらに向
上し、このようにしてシールした缶を氷水中に浸漬して
も、シールが剥れたり水が侵入することがない。
(発明の効果) 本発明の方法によると、熱収縮フィルムを用いているた
め、缶の上壁部に密着させることができ、破らないと缶
からはがれないため、バージンシール機能がきわめて高
い。
熱収縮フィルムとして、缶壁に面する側に接着層を設け
たフィルムを使用すると、さらにバージンシール機能が
高められる。
本発明の方法がとくにすぐれているところは、連続回転
成形ドラム6の外周面とほぼ同一の内周面を有する円弧
状の加熱装置2に設けたクランプ4で連続回転成形ドラ
ム6に押圧することにより、熱収縮フィルムを熱収縮し
ないように保持して真空成形し、これを缶の被蓋部にキ
ャッピングしてバージンシールするという一連の工程を
連続的に行なうということである。その結果、従来の方
法に比べて生産性が数倍向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図および第3図は、本発明の方法の一実施形式を示
す側面図と平面図である。 第2図は加熱装置2を下からみた図面である。 第4図は、シュリンク工程における操作の詳細を示す側
面図である。 1……熱収縮フィルム、2……加熱装置、3……加熱
盤、4……クランプ、6……成形ドラム、7……真空成
形用成形型、8……真空域、9……加圧域、10……成
形されたフィルム、11……切断装置、12……打抜き
刃、13……スクラップフィルム、14……切断された
成形フィルム(キャップ体)、15……被蓋した缶、1
6……キャップ体を載せた缶、17……キャップ体をシ
ュリンクさせた缶、18……搬送装置、19……シュリ
ンク装置、20……矢印(成形ドラムの回転方向)、2
1……シュリンク用回転テーブル、22……キャップ体
押え板(自回転式、2〜4回転)、24……キャップ
体、25……缶(自回転式、2〜4回転)、26……管
底受け板、27……熱風、28……シュリンクされたキ
ャップ体のスリーブ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶の被蓋した面をバージンシールする方法
    において、 1).熱収縮フィルム1を、該フィルムの巾方向両端部付
    近を、連続回転成形ドラム6の外周面とほぼ同一の内周
    面を有する円弧状の加熱装置2のクランプ4で連続回転
    成形ドラム6に押圧して、熱の影響を受けても収縮しな
    いように保護しながら、予熱しつつ、成形工程Bに連続
    的に送り込む予熱工程Aと、 2).連続回転成形ドラム6の周面に外側にむかって開口
    する、缶の被蓋面の外径とほぼ同一の内径を有し、平坦
    な上壁部を有する真空成形用成形型7に、予熱したフィ
    ルムを密着させ、該フィルムの巾方向両端部付近をクラ
    ンプ4で押圧しながら、成形型内を減圧して真空成形を
    連続的に行う成形工程Bと、 3).ついで、成形ドラム6から加熱装置を離脱させ、成
    形されたフィルムをキャップ形に切断する切断工程C
    と、 4).切断されたキャップ体14を成形型に収納したま
    ま、キャッピング工程Eまで移送する移送工程Dと、 5).内容物を充填し、被蓋した缶をキャッピング工程E
    に搬送する搬送装置で、搬送されてきた缶の被蓋面に、
    成形されたキャップ体を成形型から離脱させて載置する
    キャッピング工程Eと、 6).キャップ体上面を押え具で押えてスリーブ部のシュ
    リンク時に上面部のシュリンクを防ぎながらキャップ体
    のスリーブ周辺に熱風を吹付けてキャップ体をシュリン
    クさせ、上面はフラットに、スリーブ周辺は缶周壁に密
    着させるシュリンク工程Fを結合したことを特徴とす
    る、缶の蓋部の封かん方法。
  2. 【請求項2】シュリンク工程Fにおいて、まずキャップ
    体のスリーブ周辺をシュリンクさせて、缶周壁に密着さ
    せ、ついで、キャップ体の上面をシュリンクさせて、上
    面をフラット状にすることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項記載の缶の蓋部の封かん方法。
  3. 【請求項3】熱収縮フィルム1として、缶壁に面する側
    に接着剤層を設けたフィルムを使用する、特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載の缶の蓋部の封かん方法。
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