JPH06171178A - シリアルプリンタ - Google Patents

シリアルプリンタ

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Publication number
JPH06171178A
JPH06171178A JP35193792A JP35193792A JPH06171178A JP H06171178 A JPH06171178 A JP H06171178A JP 35193792 A JP35193792 A JP 35193792A JP 35193792 A JP35193792 A JP 35193792A JP H06171178 A JPH06171178 A JP H06171178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
carriage
sheet
platen
recording head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35193792A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Sasaki
徹 佐々木
Tatsuhiko Oikawa
達彦 及川
Norihiro Sato
宣弘 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP35193792A priority Critical patent/JPH06171178A/ja
Publication of JPH06171178A publication Critical patent/JPH06171178A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送ロ−ラが偏心していても画像に白スジ、
黒スジのない品質のよい画像を得ることができるように
する。 【構成】 ガイドシャフト12を中心としてキャリッジ
13をシ−ト搬送方向に回動可能に設ける。そのキャリ
ッジ13に一端側に設けた補正ロ−ラ24を係合すると
ともに、他端側に設けた検知ロ−ラ22を搬送ロ−ラ1
5の外周に押し当て、その搬送ロ−ラ15の偏心量に応
じて揺動するレバ−21を設ける。そして、搬送ロ−ラ
15の偏心量に応じてレバ−21でキャリッジ13を回
動してプラテン11の面に対して記録ヘッド14のヘッ
ド面14aの向きを変え、シ−ト面に対する噴射角度を
変えて有効印字幅を変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シートを搬送しなが
ら記録ヘッドからインクを噴射してそのシートに順次記
録を行うシリアルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、インクジェットプリンタ
には、図10に示すように、記録ヘッド1を有するキャ
リッジ2をガイドシャフト3で支持してプラテン4の上
側に設ける。そのプラテン4のシ−ト搬送方向aの手前
側には、押さえロ−ラ5を押し当てた搬送ロ−ラ6を設
けたものがあった。
【0003】そして、押さえロ−ラ5と搬送ロ−ラ6と
でシ−トSを保持し、搬送ロ−ラ6を一定角度θずつ回
動してシ−トSを搬送しながら、ガイドシャフト3で案
内してそのシ−トSの搬送方向aと直交する方向にキャ
リッジ2を往復動し、そのキャリッジ2上の記録ヘッド
1からインクを噴射してプラテン4上のシ−トSに順次
記録を行うようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、搬送ロ−ラ
6は、ゴムロ−ラを使用するので現在の加工水準では、
その偏心が避けられないものとなっている。そのため、
図示のように、真の中心Oが実際の回転中心Cからeだ
け偏心していると、実際の回転中心Cを中心とする搬送
ロ−ラ6の半径Rは、真の中心Oを中心とする搬送ロ−
ラ6の半径をrとするとr+eからr−eまで変化す
る。
【0005】そして、角度θに対応する円弧の長さは、
半径r−eの部分で一番短く、それから順次長くなって
半径r+eの部分で一番長くなる。従って、搬送ロ−ラ
6を一定角度θずつ回動してシ−トSを搬送して記録を
行うと、改行ピッチPは、図9に示すように、半径r−
eのときの最小値から順次大きくなって半径r+eのと
きの最大値となり、再び順次小さくなって最小値となっ
てその変化はサインカ−ブで示される。
【0006】そして、シ−トS上に記録される画像は、
半径Rが半径rのとき、即ち図8(a)に示すように、
改行ピッチPが記録ヘッド2の有効印字幅Wと一致して
いるときには、先に記録された記録ヘッド2の噴射によ
るドットDと次に記録されたドットDとが離れたり重な
ったりせず、図7(a)に示すように、改行部分に白ス
ジや黒スジは発生しない。
【0007】しかし、半径Rが半径r+eのとき、即
ち、図8(b)に示すように、改行ピッチPが有効印字
幅Wより大きいときには、先に記録されたドットDと次
に記録されたドットDとの間が離れ、図7(b)に示す
ように、記録ヘッド2の移動方向xに白スジmが発生す
る。また、半径Rが半径r−eのとき、即ち、図8
(c)に示すように、改行ピッチPが有効印字幅Wより
小さいときには、先に記録されたドットDの一部と次に
記録されたドットDの一部とが重なり、図7(c)に示
すように、改行部分に記録ヘッド2の移動方向xに黒ス
ジnが発生する。そして、この白スジm、黒スジnの発
生は、画像が特にグラフィックの場合、画像の品質に大
きく影響するという問題点があった。
【0008】そこで、この発明の目的は、搬送ロ−ラが
偏心していても白スジ、黒スジのない品質のよい画像が
得られるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載のものは、例えば以下の図1乃至3に示す実施例のよ
うに、搬送ロ−ラ15を一定角度ずつ回動してシ−トS
を搬送しながら、ガイドシャフト12で案内してそのシ
−ト搬送方向aと直交する方向にキャリッジ13を往復
動し、そのキャリッジ13上の記録ヘッド14からイン
クを噴射してプラテン11上のシ−トSに順次記録を行
うシリアルプリンタにおいて、前記ガイドシャフト12
を中心としてシ−ト搬送方向aに前記キャリッジ13を
回動可能に設ける一方、そのキャリッジ13と一端側を
係合するとともに他端側を前記搬送ロ−ラ15の外周に
押し当ててその搬送ロ−ラ15の偏心量に応じて揺動す
るレバ−21を設けてなる、ことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載のものは、例えば以下の図
4に示す実施例のように、搬送ロ−ラ15を一定角度ず
つ回動してシ−トSを搬送しながら、ガイドシャフト1
2で案内してそのシ−ト搬送方向aと直交する方向にキ
ャリッジ13を往復動し、そのキャリッジ13上の記録
ヘッド14からインクを噴射してプラテン11上のシ−
トSに順次記録を行うシリアルプリンタにおいて、前記
記録ヘッド14に対し近退する方向に前記プラテン11
を回動可能に設ける一方、そのプラテン11と一端側を
係合するとともに他端側を前記搬送ロ−ラ15の外周に
押し当ててその搬送ロ−ラ15の偏心量に応じて揺動す
るレバ−21を設けてなる、ことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載のものは、例えば以下の図
5に示す実施例のように、搬送ロ−ラ15を一定角度ず
つ回動してシ−トSを搬送しながら、ガイドシャフト1
2で案内してそのシ−ト搬送方向aと直交する方向にキ
ャリッジ13を往復動し、そのキャリッジ13上の記録
ヘッド14からインクを噴射してプラテン11上のシ−
トSに順次記録を行うシリアルプリンタにおいて、前記
ガイドシャフト12を中心としてシ−ト搬送方向aに前
記キャリッジ13を回動可能に設ける一方、前記搬送ロ
−ラ15の偏心量を検知するセンサ33を設け、そのセ
ンサ33の出力を受けて偏心量に応じて前記レバ−21
を揺動する電気制御手段32を備えてなる、ことを特徴
とする。
【0012】また、請求項4に記載のものは、例えば以
下の図6に示す実施例のように、搬送ロ−ラ15を一定
角度ずつ回動してシ−トSを搬送しながら、ガイドシャ
フト12で案内してそのシ−ト搬送方向aと直交する方
向にキャリッジ13を往復動し、そのキャリッジ13上
の記録ヘッド14からインクを噴射してプラテン11上
のシ−トSに順次記録を行うシリアルプリンタにおい
て、前記記録ヘッド14に対し近退する方向に前記プラ
テン11を回動可能に設けるとともに、そのプラテン1
1と係合するレバ−21を設ける一方、前記搬送ロ−ラ
15の偏心量を検知するセンサ33を設け、そのセンサ
33の出力を受けて偏心量に応じて前記レバ−21を揺
動する電気制御手段32を備えてなる、ことを特徴とす
る。
【0013】
【作用】そして、請求項1に記載のものでは、記録を行
うとき、搬送ロ−ラ15を一定角度ずつ回動し、その搬
送ロ−ラ15の偏心量に応じてレバ−21を揺動してキ
ャリッジ13をガイドシャフト12を中心としてシ−ト
搬送方向に回動し、プラテン11に対して記録ヘッド1
4の向きを変える。
【0014】請求項2に記載のものでは、記録を行うと
き、搬送ロ−ラ15を一定角度ずつ回動し、その搬送ロ
−ラ15の偏心量に応じてレバ−21を揺動してプラテ
ン11を記録ヘッド14に対して近退する方向に回動
し、プラテン11に対して記録ヘッド14の向きを変え
る。
【0015】請求項3に記載のものでは、記録を行うと
き、搬送ロ−ラ15を一定角度ずつ回動し、その搬送ロ
−ラ15の偏心量をセンサ33で検知してそのセンサ3
3の出力を電気制御手段32で受け、例えばモ−タを駆
動して偏心量に応じてレバ−21を揺動する。そして、
キャリッジ13をガイドシャフト12を中心としてシ−
ト搬送方向に回動し、プラテン11に対して記録ヘッド
14の向きを変える。
【0016】また、請求項4に記載のものでは、記録を
行うとき、搬送ロ−ラ15を一定角度ずつ回動し、その
搬送ロ−ラ15の偏心量をセンサ33で検知してそのセ
ンサ33の出力を電気制御手段32で受け、例えばモ−
タを駆動して偏心量に応じてレバ−21を揺動する。そ
して、プラテン11を記録ヘッド14に対して近退する
方向に回動し、プラテン11に対して記録ヘッド14の
向きを変える。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
について説明する。図3には、この発明の一実施例であ
るインクジェットプリンタにおける内部機構の概略構成
を示す。
【0018】図中符号10は、プリンタ本体である。そ
のプリンタ本体10内には、ほぼ中央に図中手前から奥
へと延びるプラテン11を設ける。そのプラテン11
は、平板状で、図示しない側板間に適宜支持する。プラ
テン11の上には、同じく側板で適宜支持してガイドシ
ャフト12をプラテン11と平行に設けるとともに、そ
のガイドシャフト12で支持してキャリッジ13を設け
る。キャリッジ13は、プラテン11に向けたヘッド面
14aを有する記録ヘッド14を搭載する。
【0019】プラテン11の図中左側には、搬送ローラ
15とそれに押し当てる押さえロ−ラ16とを上下に設
ける。一方、前記プラテン11の図中右側には、搬送ロ
−ラ15より早い周速で回転する予備ロ−ラ17と、こ
れに前記押さえロ−ラ16より弱い押当力で押し当てる
拍車18とを上下に設ける。
【0020】そして、シ−トSをシ−トガイド19に沿
って矢示するようにプリンタ本体10内に入れ、搬送ロ
ーラ15と押さえロ−ラ16間へ送り込み、それら搬送
ローラ15と押さえロ−ラ16とで挾んでシートSを搬
送し、記録ヘッド14とプラテン11間を通す。そのシ
ートSを予備ロ−ラ17と拍車18間に通し、搬送ロ−
ラ15と予備ロ−ラ17により搬送する。そして、予備
ロ−ラ17と拍車18は、搬送ロ−ラ15より早い周速
でシートSに対して適宜スリップしながら回転し、搬送
ロ−ラ15と押さえロ−ラ16で保持されて送られるシ
ートSに張りを持たせて搬送する。
【0021】そして、シ−トSをプラテン11によって
記録ヘッド14に対する位置を規制し、キャリッジ13
をガイドシャフト12で案内して矢示するシ−ト搬送方
向aと直交する方向に往復動し、記録ヘッド14からイ
ンクを噴射してプラテン11上のシートSに順次記録を
行う。
【0022】ところで、図1に示すように、搬送ロ−ラ
15の図中右側方に搬送ロ−ラ15と平行方向の軸20
を設けてこの軸20で支持して略く字状のレバ−21を
その屈曲位置で揺動自在とする。そのレバ−21の一端
には、検知ロ−ラ22を回転自在に設けてレバ−21を
バネ23で付勢し、検知ロ−ラ22を搬送ロ−ラ15の
外周における押さえロ−ラ16と反対の位置に押し当て
る。また、レバ−21の他端には、補正ロ−ラ24を回
転自在に設ける。
【0023】一方、キャリッジ13をガイドシャフト1
2を中心としてシ−ト搬送方向に回動可能とし、バネ2
5をキャリッジ13とともに移動するがガイドシャフト
12回りには回動しないものに取り付け、このバネ25
でキャリッジ13を付勢してキャリッジ13の図中右側
面に設けたガイド26を介して補正ロ−ラ24に押し当
てる。
【0024】しかして、搬送ロ−ラ15の実際の回転中
心Cが真の中心cから偏心しているとき、実際の回転中
心Cを中心とする半径Rが最小である周面部分が押さえ
ロ−ラ16と当接する状態で記録ヘッド14のヘッド面
14aをプラテン11の面と平行させる。
【0025】そして、搬送ロ−ラ15が一定角度ずつ矢
示方向に回転すると、押さえロ−ラ16と当接する位置
の半径Rが次第に大きくなる。一方、検知ロ−ラ22が
当接する位置の半径Rは次第に小さくなり、検知ロ−ラ
22によって一端をその周面に接するレバ−21がバネ
23の付勢力によって時計方向に揺動する。そして、補
正ロ−ラ24が軸20を中心とする円弧状に移動すると
ともに、キャリッジ13がバネ25の付勢力によって図
中反時計方向に回動する。すると、記録ヘッド14のヘ
ッド面14aがプラテン11の面に対して次第に傾斜す
る。
【0026】そして、搬送ロ−ラ15が引き続き回転す
ると、図2に示すように、押さえロ−ラ16と当接する
位置の半径Rが最大となったとき、検知ロ−ラ22が当
接する位置の半径Rが最小となる。すると、記録ヘッド
14のヘッド面14aがシ−トS面に対して最大に傾斜
する。
【0027】更に、引き続き搬送ロ−ラ15が回転する
と、押さえロ−ラ16と当接する位置の半径Rが次第に
小さくなり、検知ロ−ラ22が当接する位置の半径Rが
次第に大きくなる。すると、それに連れてレバ−21が
図中反時計方向に揺動し、補正ロ−ラ24に押されてキ
ャリッジ13がバネ25の付勢力に抗して時計方向に回
動する。すると、記録ヘッド14のヘッド面14aがプ
ラテン11の面に対して傾斜が小さくなり、押さえロ−
ラ16と当接する位置の半径Rが最小となって図1の状
態に戻り、記録ヘッド14のヘッド面14aがプラテン
11の面と平行となる。
【0028】上記のように、搬送ロ−ラ15を一定角度
ずつ回転して半径Rが最小の周面部分でシ−トSを搬送
するとき、ヘッド面14aをプラテン11の面と平行さ
せ、半径Rが最大の周面部分でシ−トSを搬送すると
き、ヘッド面14aをプラテン11の面に対して最大に
傾斜させるのでシ−ト面に対する噴射角度が変わり、記
録ヘッド14からインクを噴射してプラテン11上のシ
−トSに記録すると有効印字幅Wがヘッド面の傾斜角度
が大きいとき広くなり、小さいとき狭くなる。従って、
搬送ロ−ラ15の偏心量に応じて有効印字幅Wを変え、
シ−トS上に記録される画像において、先に記録された
部分と次に記録された部分との間が離れて記録ヘッド1
4の移動方向に白スジが発生したり、また、先に記録さ
れた部分の一部と次に記録された部分の一部とが重な
り、改行部分に記録ヘッド14の移動方向に黒スジが発
生することを防止することができる。
【0029】前記実施例は、搬送ロ−ラ15が一定角度
ずつ回転してシ−トSを搬送するとき、シ−トSを搬送
する位置における周面部分の半径Rの大小に応じてレバ
−21を揺動してキャリッジ13を回動するようにした
が、図4に示すように、プラテン11を回動するように
してもよい。
【0030】即ち、搬送ロ−ラ15の図中右下側に搬送
ロ−ラ15と平行方向の軸20を設けてこの軸20で略
逆へ字状のレバ−21を支持してその屈曲位置で揺動自
在とする。そして、図1に示す実施例のように検知ロ−
ラ22・バネ23・補正ロ−ラ24を設ける。一方、プ
ラテン11の図中左端を搬送ロ−ラ15と平行方向の軸
27で支持し、プラテン11をこの軸27を中心として
記録ヘッド14に対し近退する方向に回動可能とすると
ともに、バネ28で図中時計方向に付勢して上側から補
正ロ−ラ24に押し当てる。そして、搬送ロ−ラ15の
半径Rが最小である周面部分が押さえロ−ラ16と当接
する状態で記録ヘッド14のヘッド面14aをプラテン
11の面と平行させる。
【0031】そして、搬送ロ−ラ15が押さえロ−ラ1
6と当接する位置の半径Rの大小に応じてその位置と径
方向に対向する周面部分で検知ロ−ラ22を介してレバ
−21を揺動する。すると、補正ロ−ラ24が軸20を
中心とする円弧状に移動してプラテン11を回動し、記
録ヘッド14のヘッド面14aに対するプラテン11の
傾斜角度が大小に変化する。そして、シ−ト面に対する
噴射角度を変化させて有効印字幅Wを変えることによ
り、シ−トS上に記録される画像に白スジや黒スジが発
生することを防止する。
【0032】前記図1に示す実施例は、レバ−21の一
端に設けた検知ロ−ラ22を搬送ロ−ラ15の周面に押
し当ててその押し当て位置における周面部分の半径Rの
大小に応じてレバ−21を揺動させるようにしたが、図
5に示すように、検知ロ−ラ22に変えて搬送ロ−ラ1
5の偏心量を検知するセンサ32を設けてもよい。
【0033】即ち、搬送ロ−ラ15の左上側に搬送ロ−
ラ15と平行方向の軸20を設けてこの軸20で略く字
状のレバ−21を支持してその屈曲位置で揺動自在とす
る。そのレバ−21の下端にセクタホイル30を設ける
とともに、上端に補正ロ−ラ24を回転自在に設ける。
一方、キャリッジ13をガイドシャフト12を中心とし
てシ−ト搬送方向に回動可能としてバネ25で付勢し、
キャリッジ13の図中左側面に設けたガイド26を介し
て補正ロ−ラ24に押し当てる。そして、セクタホイル
30をモ−タの駆動歯車31に噛み合わせ、そのモ−タ
を電気制御手段32に電気的に接続する。他方、搬送ロ
−ラ15外周における押さえロ−ラ16と径方向に対向
する位置の下側にセンサ33を設け、そのセンサ33を
電気制御手段32に電気的に接続する。そして、搬送ロ
−ラ15の半径Rが最小である周面部分が押さえロ−ラ
16と当接する状態で記録ヘッド14のヘッド面14a
をプラテン11の面と平行させる。
【0034】そして、搬送ロ−ラ15が回転するとセン
サ33がその偏心量を検知し、その出力を電気制御手段
32が受けてモ−タを駆動し、駆動歯車31が正転また
は逆転する。すると、駆動歯車31がセクタホイル30
を介してレバ−21を揺動する。すると、補正ロ−ラ2
4が軸20を中心とする円弧状に上下動し、キャリッジ
13を回動し、記録ヘッド14のヘッド面14aに対す
るプラテン11の傾斜角度が大小に変化する。そして、
シ−ト面に対する噴射角度を変化させて有効印字幅Wを
変えることにより、シ−トS上に記録される画像に白ス
ジや黒スジが発生することを防止する。
【0035】また、前記図5に示す実施例は、電気制御
手段32で偏心量に応じてレバ−21を揺動してキャリ
ッジ13を回動するようにしたが、図6に示すように、
偏心量に応じてレバ−21を揺動してプラテン11を回
動するようにしてもよい。即ち、図4に示す実施例のよ
うに構成したプラテン11の下側にレバ−21の一端に
設けた補正ロ−ラ24を押し当てる。
【0036】そして、搬送ロ−ラ15が回転するとセン
サ33がその偏心量を検知し、その出力を電気制御手段
32が受けてモ−タを駆動し、駆動歯車31が正転また
は逆転する。すると、駆動歯車31がセクタホイル30
を介してレバ−21を揺動する。すると、補正ロ−ラ2
4が軸20を中心とする円弧状に上下動し、プラテン1
1を回動し、記録ヘッド14のヘッド面14aに対する
プラテン11の傾斜角度が大小に変化する。そして、シ
−ト面に対する噴射角度を変化させて有効印字幅Wを変
えることにより、シ−トS上に記録される画像に白スジ
や黒スジが発生することを防止する。
【0037】
【発明の効果】従って、この発明は、キャリッジをシ−
ト搬送方向に回動可能に設けてレバ−を係合させ、また
はプラテンを記録ヘッドに対し近退する方向に回動可能
に設けてレバ−を係合させ、搬送ロ−ラの偏心量に応じ
てそのレバ−を揺動させてそのレバ−でキャリッジまた
はプラテンを回動させるので、記録ヘッドのプラテンに
対する傾斜が搬送ロ−ラの偏心量に応じて変化し、シ−
ト面に対する噴射角度が変わって有効印字幅が変わるこ
とにより、シ−トを搬送する搬送ロ−ラが偏心していて
も白スジや黒スジのない品質のよい画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるシリアルプリンタの
要部を示す概略構成図である。
【図2】その搬送ロ−ラの最大半径部分が押さえロ−ラ
と圧接した状態図である。
【図3】そのシリアルプリンタの概略構成図である。
【図4】この発明の他の実施例の要部を示す概略構成図
である。
【図5】この発明の更に他の実施例の要部を示す概略構
成図である。
【図6】この発明の更に他の実施例の要部を示す概略構
成図である。
【図7】従来のシリアルプリンタにおける記録状態を示
すもので、(a)は正常な記録状態を、(b)は白スジ
が発生した記録状態を、(c)は黒スジが発生した記録
状態を示す説明図である。
【図8】その記録状態の部分拡大図で、(a)は正常な
記録状態を、(b)は白スジが発生した記録状態を、
(c)は黒スジが発生した記録状態を示す説明図であ
る。
【図9】従来のシリアルプリンタにおける改行ピッチと
改行数との関係を示すグラフである。
【図10】従来のシリアルプリンタにおける記録部の構
成図である。
【符号の説明】
11 プラテン 12 ガイドシャフト 13 キャリッジ 14 記録ヘッド 15 搬送ロ−ラ 21 レバ− 32 電気制御手段 33 センサ S シ−ト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ロ−ラを一定角度ずつ回動してシ−
    トを搬送しながら、ガイドシャフトで案内してそのシ−
    ト搬送方向と直交する方向にキャリッジを往復動し、そ
    のキャリッジ上の記録ヘッドからインクを噴射してプラ
    テン上のシ−トに順次記録を行うシリアルプリンタにお
    いて、前記ガイドシャフトを中心としてシ−ト搬送方向
    に前記キャリッジを回動可能に設ける一方、そのキャリ
    ッジと一端側を係合するとともに他端側を前記搬送ロ−
    ラの外周に押し当ててその搬送ロ−ラの偏心量に応じて
    揺動するレバ−を設けてなる、シリアルプリンタ。
  2. 【請求項2】 搬送ロ−ラを一定角度ずつ回動してシ−
    トを搬送しながら、ガイドシャフトで案内してそのシ−
    ト搬送方向と直交する方向にキャリッジを往復動し、そ
    のキャリッジ上の記録ヘッドからインクを噴射してプラ
    テン上のシ−トに順次記録を行うシリアルプリンタにお
    いて、前記記録ヘッドに対し近退する方向に前記プラテ
    ンを回動可能に設ける一方、そのプラテンと一端側を係
    合するとともに他端側を前記搬送ロ−ラの外周に押し当
    ててその搬送ロ−ラの偏心量に応じて揺動するレバ−を
    設けてなる、シリアルプリンタ。
  3. 【請求項3】 搬送ロ−ラを一定角度ずつ回動してシ−
    トを搬送しながら、ガイドシャフトで案内してそのシ−
    ト搬送方向と直交する方向にキャリッジを往復動し、そ
    のキャリッジ上の記録ヘッドからインクを噴射してプラ
    テン上のシ−トに順次記録を行うシリアルプリンタにお
    いて、前記ガイドシャフトを中心としてシ−ト搬送方向
    に前記キャリッジを回動可能に設ける一方、前記搬送ロ
    −ラの偏心量を検知するセンサを設け、そのセンサの出
    力を受けて偏心量に応じて前記レバ−を揺動する電気制
    御手段を備えてなる、シリアルプリンタ。
  4. 【請求項4】 搬送ロ−ラを一定角度ずつ回動してシ−
    トを搬送しながら、ガイドシャフトで案内してそのシ−
    ト搬送方向と直交する方向にキャリッジを往復動し、そ
    のキャリッジ上の記録ヘッドからインクを噴射してプラ
    テン上のシ−トに順次記録を行うシリアルプリンタにお
    いて、前記記録ヘッドに対し近退する方向に前記プラテ
    ンを回動可能に設けるとともに、そのプラテンと係合す
    るレバ−を設ける一方、前記搬送ロ−ラの偏心量を検知
    するセンサを設け、そのセンサの出力を受けて偏心量に
    応じて前記レバ−を揺動する電気制御手段を備えてな
    る、シリアルプリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7766445B2 (en) 2004-12-28 2010-08-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
CN114474996A (zh) * 2022-02-17 2022-05-13 厦门德瑞雅喷码科技有限公司 一种自适应侧喷机构及侧喷方法

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