JPH06171076A - 転写型インクジェットプリンタ - Google Patents

転写型インクジェットプリンタ

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JPH06171076A
JPH06171076A JP32691292A JP32691292A JPH06171076A JP H06171076 A JPH06171076 A JP H06171076A JP 32691292 A JP32691292 A JP 32691292A JP 32691292 A JP32691292 A JP 32691292A JP H06171076 A JPH06171076 A JP H06171076A
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JP
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solvent
ink
ink image
transfer medium
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Application number
JP32691292A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ozawa
善行 小沢
Hideo Yamazaki
英雄 山崎
Toru Fukushima
透 福島
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Priority to DE69307562T priority patent/DE69307562T2/de
Priority to EP93104549A priority patent/EP0561419B1/en
Priority to US08/034,484 priority patent/US5365261A/en
Publication of JPH06171076A publication Critical patent/JPH06171076A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油性インクを用いた転写型インクジェットプ
リンタにおいて、油性溶媒蒸気の発生がなく、良好な画
像を得ること。 【構成】 インクジェット記録ヘッド53で吐出したイ
ンク滴で、転写ドラム50上にインク像を形成後、コロ
トロン帯電器54でインク中の着色帯電粒子と同極性の
イオンを照射して、着色粒子と油性溶媒とに分離して着
色粒子を転写ドラム50表面に仮固定する。その後、溶
媒回収装置70を備えた、界面活性剤水溶液58を用い
る溶媒除去手段57によって転写媒体上のインク像中の
油性溶媒を除去し、濃縮したインク像を形成する。この
転写ドラム50上の濃縮状態のインク像は、転写押圧ロ
ーラ60により記録紙61に転写される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関し、さらに詳細には、転写媒体上にインク像を形
成した後、記録媒体に転写し、記録媒体上にインク像を
得る転写型インクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】転写型インクジェットプリンタは、例え
ば米国特許第4538156号明細書に開示される方式
が知られている。
【0003】これは図9に示すように、記録ヘッド10
1によって、円筒状の転写媒体100表面に形成したイ
ンク像に、記録媒体102の背面より圧力ローラ104
を押し当てて圧力によって転写する。未転写の残留イン
クは、クリーニング装置103によって除去される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の転写型
インクジェットプリンタにおいては、転写画像品質が悪
いという問題点を有していた。これは、第1には液体イ
ンクからなるインク像が記録媒体と接触すると記録媒体
の繊維に沿ってしみこみ、インク像周辺部がヒゲ状にな
るためであった。第2には、転写が転写媒体と記録媒体
との接触によって行なわれるため、平滑度の低い記録媒
体に対しては、凹部は記録媒体と転写媒体とが接触せ
ず、転写すべき像が転写されない、いわゆる「白抜け」
状態となった。
【0005】このような問題に対して、USP5099
256公報においてインク滴を一旦転写媒体上に吐出
し、ここでインク滴中の溶媒成分を蒸発させて、濃縮し
たインクを記録紙上に押圧転写する装置が提案されてい
る。これは図10に示すように、記録ヘッド14よりイ
ンクを転写媒体16に吐出し、ヒータによってインクの
溶媒成分の蒸発を早め、ローラ26で支えられた記録媒
体24に押圧して転写している。これは、濃縮したイン
クを記録媒体24に転写するために、転写時にインク像
が変形せず、また記録媒体24に染み込むこともない。
従って、転写型インクジェットプリンタのもつ上述の問
題を解消し、鮮明な像形成を可能にするものである。
【0006】しかしながら、インク像の濃縮にヒータを
用いている点で、さらに解決しなければならない問題点
を抱えている。第1には、溶媒成分を蒸発させる工程に
おいて、ヒータの温度が低温では長時間を必要とし、ま
た高温では短時間で溶媒成分を蒸発できるが、高温にす
るためには消費電力が大きくなってしまう。さらに設定
温度の立ち上げに長時間を必要とする等の問題点を有し
ていた。第2には、溶媒の蒸発にともない、溶媒蒸気が
装置内部または装置外部に放出されるために、装置内部
または装置外部が汚染されるという問題点を有してい
た。
【0007】本発明は、かかる問題点を解決するもの
で、その目的は、インク像の濃縮に溶媒の蒸発手段を用
いることなく、良好な画像が得られる転写型インクジェ
ットプリンタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
転写型インクジェットプリンタは、着色帯電粒子を油性
溶媒中に分散してなるインクと、このインクをインク滴
として吐出するインクジェット記録ヘッドと、このイン
ク滴を担持し、かつインクジェット記録ヘッドに対して
間隙を介して移動する転写媒体と、この転写媒体から記
録媒体にインク像を転写する転写手段とを有し、前記転
写媒体にインク像を形成後、転写手段に至るまでの間
に、前記転写媒体に対して、前記インク像中の着色帯電
粒子を仮固定する手段と、水または界面活性剤水溶液に
接触させ、前記インク像の油性溶媒を除去する溶媒除去
手段とを順次備え、前記溶媒除去手段において、水また
は界面活性剤水溶液中から油性溶媒を回収する溶媒回収
装置を備えたたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の本発明の転写型イン
クジェットプリンタは、前記転写媒体を転写ドラムで構
成したことを特徴とする。
【0010】さらに、請求項3記載の本発明の転写型イ
ンクジェットプリンタは、前記溶媒除去手段は、転写媒
体に対して微小ギャップを介して対向配置され、転写媒
体の表面に水または界面活性剤水溶液を供給する供給ス
リットと、転写媒体に対して微小ギャップを介して対向
配置され、前記供給スリットにより転写媒体の表面に供
給された水または界面活性剤水溶液を回収する回収スリ
ットとを備えたことを特徴とする。
【0011】さらにまた、請求項4記載の本発明の転写
型インクジェットプリンタは、前記溶媒回収装置を回転
可能な油性溶媒吸着材で構成したことを特徴とする。
【0012】
【実施例】次に本発明の詳細を図示した実施例に基づい
て説明する。
【0013】図1は本発明の転写型インクジェットプリ
ンタの第1実施例の斜視図を示す。転写媒体である転写
ドラム50の周囲に、インクジェット記録ヘッド53、
転写ドラム50に対してインク像中の着色帯電粒子を仮
固定する手段であるコロトロン帯電器54、溶媒回収装
置70を備えた、界面活性剤水溶液を用いる溶媒除去手
段57、転写手段である転写押圧ローラ60、転写ドラ
ムクリーニング装置62とが順次配置されている。
【0014】転写ドラム50は、金属素管52の周囲に
導電性弾性層51を設けて構成される。導電性弾性層5
1はカーボンブラックや金属粉等の導電性コンパウンド
を分散したゴム材から得ることができる。転写ドラム5
0は、インクジェット記録ヘッド53に対して一定の間
隙を介して、図中矢印Aの方向に回転可能に支持されて
いる。
【0015】インクジェット記録ヘッド53は、圧電素
子を用いる形式のインクジェット記録ヘッドであり、複
数のノズルを転写ドラム50の軸方向に一定の間隔で配
列されている。
【0016】コロトロン帯電器54は、コロトロンによ
るイオン発生装置であって、直径0.05mmのタングス
テンワイヤ56の周囲を約7mmの距離を保ってステンレ
スのハウジング55でシールドした構成になっている。
タングステンワイヤ56には高圧電源65が接続されて
おり、−5kVの高電圧を印加することにより、負のコ
ロナイオンを発生させることができる。
【0017】界面活性剤水溶液を用いた溶媒除去手段5
7は、容器59中に界面活性剤水溶液58が入ってお
り、転写ドラム50の一部が界面活性剤水溶液58中を
通過するように構成されている。本実施例においては、
界面活性剤水溶液58に、α−オレフィンスルホン酸塩
の1%水溶液を用いた。尚、界面活性剤水溶液58はこ
の界面活性剤水溶液に限定されるものではなく、例えば
アシル化ペプチド、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N
−アシルメチルタウリン等の水溶性界面活性剤の0.1
〜10%水溶液を単体または混合して用いてもよく、さ
らに水単体を用いてもよい。
【0018】溶媒除去手段57に備えられた溶媒回収装
置70は、アルミニウムからなる溶媒吸着ローラ71が
図中矢印Fの方向に回転可能に支持されて、溶媒吸着ロ
ーラ71の一部が界面活性剤水溶液58中を通過するよ
うに構成されている。溶媒吸着ローラ71には、溶媒回
収溝73および溶媒回収容器74を備えたブレード75
が当接されている。溶媒吸着ローラ71は、アルミニウ
ムに限定されるものではなく、親油性の材料が用いられ
る。他に例えばウレタンフォーム、ポリプロピレン繊
維、ポリスチレン繊維等からなる空隙率が高く、油性溶
媒に対する吸着性能は大きいが、油性溶媒に対する保持
力がなく、外部より物理的な力が加わることにより一度
吸着した油性溶媒を放出する材料を用いてもよい。ま
た、油性溶媒に対して吸収作用を有する活性炭等の材料
を用いてもよい。
【0019】転写押圧ローラ60はアルミニウムの金属
ローラであり、図示しない圧力印加手段によって、転写
ドラム50に押圧または解除の制御が可能に構成され、
押圧時は記録媒体である記録紙61を介して図中矢印B
の方向に、転写ドラム50の周速と同一速度で回転す
る。
【0020】転写ドラムクリーニング装置62は、ウレ
タンゴムよりなるクリーニングブレード63とハウジン
グ64とによって構成される。クリーニングブレード6
3は、図示しない駆動手段に接続され、そのエッジを転
写ドラム50の表面に当接または解除が可能に構成され
ている。
【0021】インクは、着色帯電粒子を油性溶媒中に分
散したものである。油性溶媒はエクソン化学社製アイソ
パーLを用いている。着色帯電粒子は、顔料としてコロ
ンビアンカーボン社のラベン1255及び樹脂としてエ
チルセルロースとから構成され、帯電制御剤と共にアイ
ソパーLに分散することにより、負に帯電している。こ
れを固形分濃度を25wt%になるように調整して用い
ている。
【0022】次に動作について説明する。記録信号が入
力されない初期状態では、転写押圧ローラ60と、転写
ドラムクリーニング装置62のクリーニングブレード6
3とが、転写ドラム50に対して当接または押圧状態が
解除された状態に保持されている。図1に示す仮想平面
Hで切断された断面図を図2に示す。図中、転写押圧ロ
ーラ60、クリーニングブレード63の当接または押圧
状態を実線で、解除状態を破線で60´、63´をそれ
ぞれ付記して示している。初期状態では、それぞれ破線
で示す位置に保持されている。
【0023】次にこの状態を保ったまま、記録信号がイ
ンクジェット記録ヘッド53に入力されると、転写ドラ
ム50の外周表面上にインク像を形成する。インクジェ
ット記録ヘッド53によるインク像形成動作を図1と図
3を用いて説明する。図3は図1における矢印Dの方向
から見た図である。インクジェット記録ヘッド53は、
複数のノズル80、81、82…を転写ドラム50の軸
方向(図中、矢印Eの方向)に一致させて、8×1/3
00インチのピッチで配置した構成をとっており、記録
信号に応じて、インクをインク滴として複数のノズル8
0、81、82…から選択的に吐出する。このように構
成したインクジェット記録ヘッド53は、記録時に転写
ドラム50の回転に同期して、移動手段86によって、
転写ドラム50の軸方向に1/300インチだけ送ら
れ、80´、81´、82´…で示す位置に移動する。
すなわち、転写ドラム50が1回転する毎にインクジェ
ット記録ヘッド53は、転写ドラム50の軸方向に移動
し、これを8回転繰り返すことにより、1/300イン
チピッチで、転写ドラム50上の所定の記録領域85に
インク像を形成することができる。その後、インクジェ
ット記録ヘッド53は初期の位置に移動する。移動手段
86は、カム87とモータ88とによって構成されてい
る。このように、インクジェット記録ヘッド53を構成
およびインク像形成動作を行わせることで、インクジェ
ット記録ヘッド53のノズルのピッチは転写ドラム50
上での画素ピッチの8倍でよく、製造が簡略化でき安価
に製造できる。また、インクジェット記録ヘッド53か
らの吐出は低粘度状態で行なわれるため、良好な吐出特
性が得られ、転写ドラム50上に高画質なインク像を安
定して得ることができる。以上の動作を行うことによっ
て、記録領域85の全域にわたってインク像の記録が行
なわれる。
【0024】インク像を形成しながら、インク像の記録
と同期してコロトロン帯電器54によりインク中の着色
帯電粒子と同極性である負極性コロナイオンが照射さ
れ、インク像は着色帯電粒子と油性溶媒とに分離され、
転写ドラム50表面に対して着色帯電粒子が仮固定され
る。コロトロン帯電器54によるインクの分離作用、お
よび転写ドラム50表面への着色帯電粒子の仮固定作用
を図4および図5を用いて説明する。本実施例において
は着色帯電粒子91は負に帯電しており、転写ドラム5
0はグランドに接続されている。転写ドラム50上のイ
ンク像90は、図4に示すように油性溶媒92中に着色
帯電粒子91が均一に分散されている。ここでコロトロ
ン帯電器54によりインク中の着色帯電粒子91と同極
性である負極性コロナイオン93が照射されると、油性
溶媒92は絶縁性であるため、インク像90の表面は図
5に示すように負に帯電し、着色帯電粒子91が静電気
力を受けて図4におけるインク像90の形状をを保った
まま、転写ドラム50の表面方向に向かって移動し、転
写ドラム50表面に付着し、その場所に仮固定される。
すなわち、着色帯電粒子91が分散しているインク像9
0は、着色帯電粒子91と同極性である負極性コロナイ
オン93を照射することによって着色帯電粒子91と油
性溶媒92とに分離し、転写ドラム50表面に対して着
色帯電粒子91を仮固定することができる。着色帯電粒
子91は、一旦転写ドラム50表面に付着すると、鏡像
力や界面での付着力等が働くために、負極性コロナイオ
ン93がなくなっても仮固定状態は保持される。転写ド
ラム50上のインク像90のない部分95にも負極性コ
ロナイオン93は照射されるが、転写ドラム50は導電
性であるために帯電することはない。コロトロン帯電器
54によって、コロナイオンを照射するタイミングは、
本実施例においてはインク像形成動作と同期して行われ
る。すなわち、インク像形成動作中の転写ドラム50の
回転毎に同期して、コロトロン帯電器54によりコロナ
イオンを照射する。
【0025】次に、分離された油性溶媒92は、界面活
性剤水溶液58に接触させる溶媒除去手段57によっ
て、転写ドラム50から除去される。界面活性剤水溶液
58を用いた溶媒除去手段57による溶媒の除去動作を
図2および図6、図7を用いて説明する。図6および図
7は、界面活性剤水溶液58中のインク像90の状態を
表した図である。図2に示すように、容器59中に界面
活性剤水溶液58が入っており、転写ドラム50の一部
が界面活性剤水溶液58中を矢印Aの方向に回転するよ
うに構成されている。図6において、転写ドラム50が
界面活性剤水溶液58中を矢印Aの方向に回転すること
により、転写ドラム50表面上のインク像90には矢印
Kの方向に遠心力が働く。また、界面活性剤はその分子
96が親水性の部分と疎水性の部分とからできているか
ら、その疎水性の部分が油性溶媒92の界面に一定の向
きにならんで吸着されやすく、それによって油性溶媒9
2と転写ドラム50との界面の接着力をいちじるしく低
下させる作用を有する。前記コロナイオンの照射により
着色帯電粒子91と油性溶媒92とに分離されているイ
ンク像90は、前記遠心力および前記界面活性剤の有す
る作用により、図7に示すように、油性溶媒92がロ−
リングアップして、転写ドラム50表面から界面活性剤
水溶液58中に離脱する。このとき、着色帯電粒子91
は先に述べたように、転写ドラム50表面に付着し、仮
固定されているため、界面活性剤水溶液58中を通過す
る際に受ける流体粘性に起因する力および遠心力程度で
は離脱することはない。そして転写ドラム50が界面活
性剤水溶液58から出水したとき、転写ドラム50表面
のインク像90は濃縮された着色帯電粒子91だけのイ
ンク像となる。前記溶媒の除去作用は、界面活性剤水溶
液58が水単体においても転写ドラム50の回転による
遠心力によって行われるが、前記界面活性剤水溶液58
中での油性溶媒92のロ−リングアップにおいて、界面
活性剤水溶液を用いた場合、遠心力に加え、界面活性剤
による油性溶媒92の自発的なロ−リングアップが行わ
れるため効果的である。また界面活性剤水溶液を用いた
場合、界面活性剤水溶液58中に残存する油性溶媒92
の表面に界面活性剤分子96が吸着してコロイドの保護
作用が働くため、油性溶媒92の転写ドラム50への再
付着が起こり難く更に効果的である。
【0026】界面活性剤水溶液58中の油性溶媒92は
溶媒回収装置70によって回収される。以下に溶媒の回
収機構について図1を用いて説明する。溶媒吸着ローラ
71は、親油性であるため界面活性剤水溶液58中を通
過する際、界面活性剤水溶液58中の油性溶媒92を選
択的に吸着する。溶媒吸着ローラ71に吸着した油性溶
媒92は、溶媒吸着ローラ71に当接するブレード75
によって溶媒回収溝73へと掻きとられる。溶媒回収溝
73の底部は、溶媒回収溝73の側面に備えつけられた
溶媒回収容器74側へ傾斜して構成されており、溶媒回
収溝73中へ掻きとられた油性溶媒92は、溶媒回収容
器74へ回収される。
【0027】溶媒吸着ローラ71の回転数は、溶媒吸着
ローラ71に用いられる材料によって、すなわち溶媒吸
着ローラ71に用いられる材料の水に対する濡れ性によ
って異なるものであり、濡れやすい材料ほど溶媒吸着ロ
ーラ71を低速で回転させないと界面活性剤水溶液58
をも油性溶媒92とともに溶媒吸着ローラ71に吸着し
てしまう。したがって溶媒吸着ローラ71は、できるだ
け水に対して濡れ難い材料を用いることが望ましく、ま
た溶媒吸着ローラ71は、できるだけ低速で回転させる
方が望ましい。
【0028】次に転写ドラム50と転写押圧ローラ60
を当接させ、圧力を印加し、この押圧部に記録媒体であ
る記録紙61を通過させ、印加される圧力によって、転
写ドラム50表面のインク像を記録紙61に転写する。
この時、記録紙61上に高画質の画像を得ることができ
る。
【0029】記録紙61へのインク像の転写が終了する
と、クリーニングブレード63が転写ドラム50に当接
され、転写ドラム50表面の残留インク像が剥離、除去
される。所定時間経過すると、クリーニングブレード6
3は、もとの当接状態が解除された状態になる。
【0030】本実施例において、界面活性剤水溶液58
を用いる溶媒除去手段57により、蒸発手段を用いず
に、転写ドラム50表面に濃縮されたインク像を形成す
ることができる。そして溶媒除去手段57は、溶媒回収
装置70を備えているため、転写ドラム50表面に油性
溶媒92が再付着することはなく、またインクを構成し
ている油性溶媒92の蒸気の発生による装置内および装
置外の汚染を防ぐことができる。
【0031】図8は本発明の転写型インクジェットプリ
ンタの第2実施例の斜視図を示す。転写媒体である転写
ベルト110の周囲に、インクジェット記録ヘッド5
3、転写ベルト110に対してインク像中の着色帯電粒
子を仮固定する手段であるコロトロン帯電器54、溶媒
回収装置70を備えた、界面活性剤水溶液58を用いる
溶媒除去手段57、転写押圧ローラ60、転写ベルトク
リーニングパッド121とが順次配置されている。転写
ベルト110は、駆動ローラ111と従動ローラ112
とテンションローラ113とによって構成される搬送機
構に懸架されて、図中矢印Gの方向に搬送される。本実
施例で用いたインクは、第1実施例と同様の油性溶媒と
着色帯電粒子で構成されている。
【0032】転写ベルト110は、ニッケル等の金属の
無端ベルトに導電性弾性層を積層して構成され、導電性
弾性層としては第1実施例で示したゴム材等を用いるこ
とができる。溶媒回収装置70を備えた、界面活性剤水
溶液58を用いる溶媒除去手段57は、界面活性剤水溶
液供給スリット117が供給ポンプ118を介して、界
面活性剤水溶液58を収納している界面活性剤水溶液タ
ンク119と接続された構成である。また、界面活性剤
水溶液回収スリット115が回収ポンプ116を介し
て、界面活性剤水溶液タンク119と接続された構成で
ある。界面活性剤水溶液供給スリット117と界面活性
剤水溶液回収スリット115とは、部材120によって
一体に構成され、それぞれのスリットの開口部をテンシ
ョンローラ113の軸方向に沿って配置している。界面
活性剤水溶液タンク119の内部には、溶媒回収装置7
0を配置している。
【0033】次に動作について説明する。インクジェッ
ト記録ヘッド53によるインク像形成動作およびコロト
ロン帯電器54を用いたコロナイオン照射によるインク
の分離作用、および転写ベルト110表面への着色帯電
粒子の仮固定作用の動作は、第1実施例と同様であるの
で説明は省略する。インク像を形成した転写ベルト11
0に対して、部材120は微小ギャップを介して対向配
置している。転写ベルト110上のインク像は、界面活
性剤水溶液供給スリット117から供給ポンプ118を
介して界面活性剤水溶液タンク119内部に収納してい
る界面活性剤水溶液58を一様に塗布される。一様に塗
布された界面活性剤水溶液58は、界面活性剤水溶液回
収スリット115から回収ポンプ116を介して界面活
性剤水溶液58を界面活性剤水溶液タンク119に回収
される。ここで、界面活性剤水溶液回収スリット115
では、転写ベルト110と対向する部分で負圧になるよ
うに回収ポンプ116を作動させているために、界面活
性剤水溶液供給スリット117から供給される界面活性
剤水溶液58に加え、転写ベルト110表面のインク像
からも油性溶媒を回収することができる。ここで、イン
ク像を構成している着色帯電粒子には、転写ベルト11
0との間に、第1実施例に記載と同様の強い付着力が作
用しているため、転写ベルト110表面から剥がれるこ
とはない。このため、転写ベルト110表面には、濃縮
されたインク像を形成することができ、適正な濃縮状態
のインク像を転写押圧ローラ60によって押圧し記録紙
61に転写することができる。界面活性剤水溶液タンク
119の内部には、溶媒回収装置70が配置されてお
り、界面活性剤水溶液回収スリット115から回収ポン
プ116を介して回収された界面活性剤水溶液58中か
ら油性溶媒を取り除き、供給ポンプ118を介して界面
活性剤水溶液供給スリット117へ界面活性剤水溶液5
8だけを供給することができる。界面活性剤水溶液タン
ク119の断面図を図11に示す。回収ポンプ116を
介して回収された界面活性剤水溶液58は、出管122
より、ウレタンフォームで構成される油性溶媒吸着材1
24を介して界面活性剤水溶液タンク119へと流入す
る。この際、界面活性剤水溶液58中に含まれる油性溶
媒は、油性溶媒吸着材124に吸着される。油性溶媒吸
着材124は、モータ123により回転可能に構成され
ており、油性溶媒は油性溶媒吸着材124の一面に均等
に吸着される。油性溶媒吸着材124は、モータに限ら
ず輪列等の駆動伝達手段によって駆動することも可能で
ある。そして入管121が、界面活性剤水溶液58だけ
を吸入し、供給ポンプ118を介して界面活性剤水溶液
供給スリット117へ界面活性剤水溶液58だけを供給
することができる。
【0034】本実施例においても、溶媒の除去作用は、
界面活性剤水溶液58が水単体においても行われるが、
第1実施例と同様に界面活性剤水溶液58を用いた場合
に効果的である。また本実施例におけるコロナイオンを
照射するタイミングおよび溶媒除去手段57を用いた溶
媒除去を行うタイミングは、インク像形成動作の終了後
に、一括して行ってもよい。すなわち、インク像形成動
作中の転写ベルト110の回転毎に同期して、コロトロ
ン帯電器54によりコロナイオンを照射し、溶媒除去手
段57を用いて溶媒除去を行うばかりでなく、本実施例
では、インク像形成動作の終了後に、一括してコロナイ
オンを照射し、溶媒除去手段57を用いて溶媒除去を行
っても構わない。
【0035】本実施例においても、界面活性剤水溶液5
8を用いる溶媒除去手段57により、インク像を構成し
ている油性溶媒を蒸発手段を用いずに、転写ベルト11
0表面に濃縮されたインク像を形成することができる。
そして溶媒除去手段57は、溶媒回収装置70を備えて
いるため、転写ベルト110表面に油性溶媒が再付着す
ることはなく、またインクを構成している油性溶媒の蒸
気の発生による装置内および装置外の汚染を防ぐことが
できる。
【0036】尚、本実施例においてインク中の着色帯電
粒子および照射されるコロナイオンの極性を共に負極性
としたが、着色帯電粒子および照射されるコロナイオン
の極性を共に正極性とした場合にも同様の効果が得られ
た。また、転写媒体として導電性の材料ばかりでなく、
導電性の材料の表面層に絶縁性のコート等を施した転写
媒体に対しても本発明は適用できることを確認してい
る。
【0037】
【発明の効果】本発明の転写型インクジェットプリンタ
では、転写媒体上のインク像にインク中の着色帯電粒子
と同極性のイオンを照射して、インクを構成している着
色帯電粒子を転写媒体表面に仮固定した後に、溶媒回収
装置を備えた水または界面活性剤水溶液を用いる溶媒除
去手段により転写媒体上のインク像の溶媒を除去し、着
色帯電粒子だけの濃縮されたインク像状態で記録媒体に
転写する。
【0038】従って、転写媒体表面のインク像の溶媒を
蒸発させる蒸発手段を用いずに、インク像を濃縮状態に
して、高画質像を記録媒体へ安定して得ることができる
という効果を有する。また、そのため蒸気の発生による
装置内および装置外の汚染を防止できるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の転写型インクジェットプ
リンタを示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の転写型インクジェットプ
リンタを示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の転写型インクジェットプ
リンタにおけるインク像形成動作を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例において転写ドラム上にイ
ンク滴を吐出した瞬間の状態を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例においてコロナイオンが照
射され転写ドラム上のインク像が着色帯電粒子と油性溶
媒とに分離された状態を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例において溶媒除去手段を説
明するための界面活性剤水溶液中のインク像の状態を表
した図である。
【図7】本発明の第1実施例において溶媒除去手段を説
明するための界面活性剤水溶液中のインク像の状態を表
した図である。
【図8】本発明の第2実施例の転写型インクジェットプ
リンタを示す斜視図である。
【図9】従来の転写型インクジェットプリンタの構成を
示す図である。
【図10】従来の蒸発手段を備えた転写型インクジェッ
トプリンタの構成を示す図である。
【図11】本発明の第2実施例の溶媒回収装置を示す断
面図である。
【符号の説明】
50 :転写ドラム(転写媒体) 110 :転写ベルト(転写媒体) 53 :インクジェット記録ヘッド 54 :コロトロン帯電器(着色帯電粒子の仮固定
手段) 57 :溶媒除去手段 60 :転写押圧ローラ(転写手段) 61 :記録紙(記録媒体) 59 :容器 58 :界面活性剤水溶液 70 :溶媒回収装置 96 :界面活性剤分子 90 :インク像 91 :着色帯電粒子 92 :油性溶媒 93 :負極性コロナイオン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色帯電粒子を油性溶媒中に分散してな
    るインクと、このインクをインク滴として吐出するイン
    クジェット記録ヘッドと、このインク滴を担持し、かつ
    インクジェット記録ヘッドに対して間隙を介して移動す
    る転写媒体と、この転写媒体から記録媒体にインク像を
    転写する転写手段とを有し、前記転写媒体にインク像を
    形成後、転写手段に至るまでの間に、前記転写媒体に対
    して、前記インク像中の着色帯電粒子を仮固定する手段
    と、水または界面活性剤水溶液に接触させ、前記インク
    像の油性溶媒を除去する溶媒除去手段とを順次備え、前
    記溶媒除去手段において、水または界面活性剤水溶液中
    から油性溶媒を回収する溶媒回収装置を備えたことを特
    徴とする転写型インクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記転写媒体を転写ドラムで構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の転写型インクジェットプ
    リンタ。
  3. 【請求項3】 前記溶媒除去手段は、転写媒体に対して
    微小ギャップを介して対向配置され、転写媒体の表面に
    水または界面活性剤水溶液を供給する供給スリットと、
    転写媒体に対して微小ギャップを介して対向配置され、
    前記供給スリットにより転写媒体の表面に供給された水
    または界面活性剤水溶液を回収する回収スリットとを備
    えたことを特徴とする請求項1または2記載の転写型イ
    ンクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記溶媒回収装置を回転可能な油性溶媒
    吸着材で構成したことを特徴とする請求項1または2ま
    たは3記載の転写型インクジェットプリンタ。
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