JPH0617089A - 乳液状洗浄剤組成物 - Google Patents
乳液状洗浄剤組成物Info
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- JPH0617089A JPH0617089A JP17450092A JP17450092A JPH0617089A JP H0617089 A JPH0617089 A JP H0617089A JP 17450092 A JP17450092 A JP 17450092A JP 17450092 A JP17450092 A JP 17450092A JP H0617089 A JPH0617089 A JP H0617089A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 （ａ）還元糖由来残基を有する特定アルキル
グリコシド、（ｂ）陰イオン性界面活性剤、（ｃ）乳白
化剤並びに（ｄ）多価アルコールのポリアルキレンオキ
シド付加物の硫酸エステル塩及び／又はリン酸エステル
塩（分子量４００〜４０００）をそれぞれ特定割合で含
有する乳液状洗浄剤組成物。 【効果】 美しい真珠様光沢又は乳白色の外観を呈する
とともに洗浄力及び起泡力に優れ、各種洗浄剤に応用で
きる。
グリコシド、（ｂ）陰イオン性界面活性剤、（ｃ）乳白
化剤並びに（ｄ）多価アルコールのポリアルキレンオキ
シド付加物の硫酸エステル塩及び／又はリン酸エステル
塩（分子量４００〜４０００）をそれぞれ特定割合で含
有する乳液状洗浄剤組成物。 【効果】 美しい真珠様光沢又は乳白色の外観を呈する
とともに洗浄力及び起泡力に優れ、各種洗浄剤に応用で
きる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は乳液状洗浄剤組成物に関
し、詳しくは外観が真珠様光沢又は乳白色を呈し、洗浄
性及び起泡性に優れ、しかも長期にわたる分散安定性を
有する乳液状洗浄剤組成物に関する。
し、詳しくは外観が真珠様光沢又は乳白色を呈し、洗浄
性及び起泡性に優れ、しかも長期にわたる分散安定性を
有する乳液状洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、シャンプー、リンス、洗顔料、台
所用洗剤等の液体洗浄剤については、その商品価値を高
める目的で、これら洗浄剤の外観に真珠様光沢を賦与し
又は外観を乳白色とすることが多く行なわれている。こ
の目的のために、いわゆるパール化剤又は乳白化剤とし
て長鎖脂肪酸グリコールエステル、長鎖脂肪酸アルカノ
ールアミド等が使用されている。
所用洗剤等の液体洗浄剤については、その商品価値を高
める目的で、これら洗浄剤の外観に真珠様光沢を賦与し
又は外観を乳白色とすることが多く行なわれている。こ
の目的のために、いわゆるパール化剤又は乳白化剤とし
て長鎖脂肪酸グリコールエステル、長鎖脂肪酸アルカノ
ールアミド等が使用されている。
【０００３】通常、真珠様光沢又は乳白色を呈する洗浄
剤組成物を調製するには、常温で固体状の乳白化剤を液
体洗浄剤調製時に添加し、加熱・融解後、冷却して晶析
させる方法又は予め乳白化剤を融解し、冷却して得た真
珠様光沢又は乳白色を呈する濃厚分散液又は濃厚乳白液
を常温で洗浄剤成分と混合する方法が採用されている。
これらの方法によれば、最終組成物中では、乳白化剤は
該組成物中に微細な結晶状又は固体状で分散することと
なる。
剤組成物を調製するには、常温で固体状の乳白化剤を液
体洗浄剤調製時に添加し、加熱・融解後、冷却して晶析
させる方法又は予め乳白化剤を融解し、冷却して得た真
珠様光沢又は乳白色を呈する濃厚分散液又は濃厚乳白液
を常温で洗浄剤成分と混合する方法が採用されている。
これらの方法によれば、最終組成物中では、乳白化剤は
該組成物中に微細な結晶状又は固体状で分散することと
なる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
乳液状洗浄剤組成物においては、乳白化剤の分散安定性
が十分でないため、長期間にわたる保存により分離し、
沈澱を生じることがあった。また、洗浄剤の美観を向上
させるために乳白化剤の添加量を増大させると、洗浄剤
の基本性能たる泡立ちが減少してしまうといった問題も
あった。
乳液状洗浄剤組成物においては、乳白化剤の分散安定性
が十分でないため、長期間にわたる保存により分離し、
沈澱を生じることがあった。また、洗浄剤の美観を向上
させるために乳白化剤の添加量を増大させると、洗浄剤
の基本性能たる泡立ちが減少してしまうといった問題も
あった。
【０００５】そこで、美しい真珠様光沢又は乳白色を呈
し、しかも豊かな泡立ちと長期間にわたる均一な分散状
態を維持し得る乳液状洗浄剤組成物の開発が望まれてい
た。
し、しかも豊かな泡立ちと長期間にわたる均一な分散状
態を維持し得る乳液状洗浄剤組成物の開発が望まれてい
た。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、特定のアルキルグリコシ
ド、陰イオン性界面活性剤、乳白化剤並びに特定多価ア
ルコールのポリアルキレンオキシド付加物の硫酸エステ
ル塩及び／又はリン酸エステル塩をそれぞれ特定割合で
配合してなる乳液状洗浄剤組成物が美しい外観を呈し、
しかも長期間保存しても相分離したり、沈澱を生じたり
しないことを見出し、本発明を完成するに至った。
情に鑑み鋭意検討した結果、特定のアルキルグリコシ
ド、陰イオン性界面活性剤、乳白化剤並びに特定多価ア
ルコールのポリアルキレンオキシド付加物の硫酸エステ
ル塩及び／又はリン酸エステル塩をそれぞれ特定割合で
配合してなる乳液状洗浄剤組成物が美しい外観を呈し、
しかも長期間保存しても相分離したり、沈澱を生じたり
しないことを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００７】すなわち、本発明は、下記成分（ａ）、
（ｂ）、（ｃ）及び（ｄ）： （ａ）下記一般式（１）
（ｂ）、（ｃ）及び（ｄ）： （ａ）下記一般式（１）
【０００８】
【化３】
【０００９】 （式中、Ｒ1 は炭素数８〜１８の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基、アルケニ ル基又はアルキルフェニル基を示し、Ｒ2 は炭素数２〜4 のアルキレン基を示し 、Ｇは炭素数５〜６の還元糖に由来する残基を示し、ｘはその平均値が０〜５で ある数を示し、ｙはその平均値が１．０〜１．４２である数を示す） で表わされるアルキルグリコシド １〜４０重量％、 （ｂ）陰イオン性界面活性剤 １〜４０重量％、 （ｃ）乳白化剤 １〜１０重量％、 （ｄ）平均分子量４００〜４０００の多価アルコールのポリアルキレンオキシド 付加物の硫酸エステル塩及び／又はリン酸エステル塩 １〜１０重量％、 を含有する乳液状洗浄剤組成物を提供するものである。
【００１０】本発明において使用される成分（ａ）のア
ルキルグリコシドは上記一般式（１）で表わされる。式
中、Ｒ1 の炭素数は、溶解性、起泡性、洗浄性等の観点
より１０〜１４が好ましい。Ｒ2 の炭素数は、水に対す
る溶解性等の観点より２〜３が好ましい。
ルキルグリコシドは上記一般式（１）で表わされる。式
中、Ｒ1 の炭素数は、溶解性、起泡性、洗浄性等の観点
より１０〜１４が好ましい。Ｒ2 の炭素数は、水に対す
る溶解性等の観点より２〜３が好ましい。
【００１１】Ｇは、使用される原料が単糖か２糖以上の
ものかによってその構造が決定される。原料について以
下に具体例を挙げる。単糖としてはグルコース、ガラク
トース、キシロース、マンノース、リキソース、アラビ
ノース等及びこれらの混合物などが挙げられ、２糖以上
のものとしてはマルトース、キシロビオース、ゲンチビ
オース、ラクトース、スクロース、ニゲロース、ツラノ
ース、ラフィノース、ゲンチアノース、メレジトース等
及びこれらの混合物などが挙げられる。これらのうち好
ましい単糖類原料としては、それらの入手容易性の観点
よりグルコース、フルクトースが挙げられ、２糖以上で
はマルトース、スクロースが挙げられる。
ものかによってその構造が決定される。原料について以
下に具体例を挙げる。単糖としてはグルコース、ガラク
トース、キシロース、マンノース、リキソース、アラビ
ノース等及びこれらの混合物などが挙げられ、２糖以上
のものとしてはマルトース、キシロビオース、ゲンチビ
オース、ラクトース、スクロース、ニゲロース、ツラノ
ース、ラフィノース、ゲンチアノース、メレジトース等
及びこれらの混合物などが挙げられる。これらのうち好
ましい単糖類原料としては、それらの入手容易性の観点
よりグルコース、フルクトースが挙げられ、２糖以上で
はマルトース、スクロースが挙げられる。
【００１２】ｘの値はアルキルグリコシドの水溶性と結
晶性との関係を示す指標となる。すなわち、ｘが大とな
るほど水溶性が向上し、従って結晶性が低下し、一方、
ｘが小となるほど水溶性が低下し、従って結晶性が向上
する。ｘはその平均値が０〜２であることが好ましい。
晶性との関係を示す指標となる。すなわち、ｘが大とな
るほど水溶性が向上し、従って結晶性が低下し、一方、
ｘが小となるほど水溶性が低下し、従って結晶性が向上
する。ｘはその平均値が０〜２であることが好ましい。
【００１３】ｙの平均値が１より大きい場合、つまりア
ルキルグリコシド（１）が２糖以上の糖鎖を親水性基と
して有する場合、糖鎖の結合様式は１−２、１−３、１
−４、１−６結合、更にα−、β−ピラノシド又はフラ
ノシド結合及びこれらの混合されたものであってもよ
い。なお、本発明においては、ｙ値の測定はプロトンＮ
ＭＲによる。
ルキルグリコシド（１）が２糖以上の糖鎖を親水性基と
して有する場合、糖鎖の結合様式は１−２、１−３、１
−４、１−６結合、更にα−、β−ピラノシド又はフラ
ノシド結合及びこれらの混合されたものであってもよ
い。なお、本発明においては、ｙ値の測定はプロトンＮ
ＭＲによる。
【００１４】本発明において、成分（ａ）は、単独で使
用することも、また２種以上を併用することもできる。
本発明組成物中の含有量は１〜４０重量％（以下％とい
う）であり、好ましくは５〜２０％である。含有量が１
％未満の場合には起泡力及び洗浄力が十分でなく、一
方、４０％を超える場合には組成物が著しく増粘してし
まい、組成物を充填容器よりとり出し難いといった不都
合が生じる。
用することも、また２種以上を併用することもできる。
本発明組成物中の含有量は１〜４０重量％（以下％とい
う）であり、好ましくは５〜２０％である。含有量が１
％未満の場合には起泡力及び洗浄力が十分でなく、一
方、４０％を超える場合には組成物が著しく増粘してし
まい、組成物を充填容器よりとり出し難いといった不都
合が生じる。
【００１５】本発明に使用される成分（ｂ）の陰イオン
性界面活性剤は、成分（ａ）との相溶性が良好なもので
あれば特に限定されないが、以下の（１）〜（５）に示
すものが好ましい。
性界面活性剤は、成分（ａ）との相溶性が良好なもので
あれば特に限定されないが、以下の（１）〜（５）に示
すものが好ましい。
【００１６】（１）下記一般式
【００１７】
【化４】
【００１８】（式中、Ｒ4 は炭素数１０〜１８のアルキ
ル基又はアルケニル基を示し、Ｍはアルカリ金属、アル
カリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアミンを
示し、ｍは０〜７の数を示し、Ｒ2 は前記と同義であ
る）で表わされるポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル硫酸塩又はアルキル硫酸塩。
ル基又はアルケニル基を示し、Ｍはアルカリ金属、アル
カリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアミンを
示し、ｍは０〜７の数を示し、Ｒ2 は前記と同義であ
る）で表わされるポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル硫酸塩又はアルキル硫酸塩。
【００１９】（２）下記一般式
【化５】 （式中、Ｒ5 は炭素数８〜１８の直鎖状又は分岐鎖状の
アルキル基又はアルケニル基を示し、Ｍは前記と同義で
ある）で表わされるアルキルベンゼンスルホン酸塩。
アルキル基又はアルケニル基を示し、Ｍは前記と同義で
ある）で表わされるアルキルベンゼンスルホン酸塩。
【００２０】（３）下記一般式
【００２１】
【化６】
【００２２】（式中、Ｒ6 は炭素数８〜１８のアルキル
基又はアルケニル基を示し、Ｒ7 は炭素数１〜３のアル
キル基を示し、Ｍは前記と同義である）で表わされるα
−スルホ脂肪酸エステル塩。
基又はアルケニル基を示し、Ｒ7 は炭素数１〜３のアル
キル基を示し、Ｍは前記と同義である）で表わされるα
−スルホ脂肪酸エステル塩。
【００２３】（４）炭素数１０〜１８のα−オレフィン
スルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、ア
ンモニウム塩、アルカノールアミン塩等。
スルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、ア
ンモニウム塩、アルカノールアミン塩等。
【００２４】（５）炭素数１０〜１８のアルカンスルホ
ン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩、アルカノールアミン塩等。
ン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩、アルカノールアミン塩等。
【００２５】成分（ｂ）は、単独で又は２種以上を混合
して使用することができる。成分（ｂ）は、本発明の組
成物中に１〜４０％含有され、好ましくは５〜２０％含
有される。
して使用することができる。成分（ｂ）は、本発明の組
成物中に１〜４０％含有され、好ましくは５〜２０％含
有される。
【００２６】成分（ｃ）の乳白化剤は、本発明の組成物
中に結晶状又は固体状で分散される。
中に結晶状又は固体状で分散される。
【００２７】成分（ｃ）は、本発明の組成物に真珠様光
沢と乳白色の外観を賦与し得るものであれば特に限定さ
れるものではなく、魚鱗、雲母片等の天然物由来のもの
でも、化学合成品でもよいが、品質安定性、製造時取扱
い容易性等により化学合成品が好ましく、さらに、分散
安定性及び起泡性の点で下記一般式（２）、（３）
沢と乳白色の外観を賦与し得るものであれば特に限定さ
れるものではなく、魚鱗、雲母片等の天然物由来のもの
でも、化学合成品でもよいが、品質安定性、製造時取扱
い容易性等により化学合成品が好ましく、さらに、分散
安定性及び起泡性の点で下記一般式（２）、（３）
【００２８】
【化７】
【００２９】でそれぞれ表わされる化合物及び炭素数１
６〜２４のグリセリンモノ脂肪酸エステルが好ましい。
６〜２４のグリセリンモノ脂肪酸エステルが好ましい。
【００３０】これらの化合物は、単独で又は２種以上を
混合して使用することができる。成分（ｃ）は、本発明
の組成物中に１〜１０％、好ましくは１〜６％含有され
る。１％未満では美しい真珠様光沢又は乳白色の外観が
得られず、一方、１０％を超えると分散安定性が悪化し
てしまう。
混合して使用することができる。成分（ｃ）は、本発明
の組成物中に１〜１０％、好ましくは１〜６％含有され
る。１％未満では美しい真珠様光沢又は乳白色の外観が
得られず、一方、１０％を超えると分散安定性が悪化し
てしまう。
【００３１】成分（ｄ）の多価アルコールのポリアルキ
レンオキシド付加物の硫酸エステル塩及び／又はリン酸
エステル塩は、上記成分（ａ）〜（ｃ）からなる洗浄剤
組成物に適量配合することにより、成分（ｃ）の配合に
よる起泡力の低下を抑制し、更に成分（ｃ）の分散安定
性を著しく向上させるが、効果発現の為には、該化合物
の平均分子量が４００〜４０００の範囲である必要があ
る。この範囲を逸脱すると上記の効果は得られない。成
分（ｄ）は洗浄剤組成物中に１〜１０％含有される。１
％未満では効果が不十分であり、１０％を超えると逆に
分散安定性が悪化する。なお、上記化合物は、例えば特
開昭５７−５７９６号公報記載の方法に従って製造する
ことができる。
レンオキシド付加物の硫酸エステル塩及び／又はリン酸
エステル塩は、上記成分（ａ）〜（ｃ）からなる洗浄剤
組成物に適量配合することにより、成分（ｃ）の配合に
よる起泡力の低下を抑制し、更に成分（ｃ）の分散安定
性を著しく向上させるが、効果発現の為には、該化合物
の平均分子量が４００〜４０００の範囲である必要があ
る。この範囲を逸脱すると上記の効果は得られない。成
分（ｄ）は洗浄剤組成物中に１〜１０％含有される。１
％未満では効果が不十分であり、１０％を超えると逆に
分散安定性が悪化する。なお、上記化合物は、例えば特
開昭５７−５７９６号公報記載の方法に従って製造する
ことができる。
【００３２】成分（ｄ）の好ましい具体例としては、エ
チレングリコール若しくはグリセリンのポリエチレンオ
キシド又はポリプロピレンオキシド付加物の硫酸エステ
ル塩が挙げられ、塩としてはアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩等
が挙げられる。
チレングリコール若しくはグリセリンのポリエチレンオ
キシド又はポリプロピレンオキシド付加物の硫酸エステ
ル塩が挙げられ、塩としてはアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩等
が挙げられる。
【００３３】本発明の洗浄剤組成物には、上記必須成分
の他に、目的とする効果を損じない範囲で必要に応じて
種々の成分を配合することができる。界面活性剤として
は、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸ア
ルカノールアミド等の非イオン性界面活性剤、アルキル
ベタイン、アルキルスルホベタイン等の両性界面活性剤
が挙げられる。可溶化剤としては、エタノール、イソプ
ロパノール等の低級アルコール類、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール
等の多価アルコール類、ｐ−トルエンスルホン酸塩、ｍ
−キシレンスルホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩類が挙
げられる。また、香料、色素、防腐剤、防かび剤、増粘
剤等を所望に応じて添加することができる。
の他に、目的とする効果を損じない範囲で必要に応じて
種々の成分を配合することができる。界面活性剤として
は、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸ア
ルカノールアミド等の非イオン性界面活性剤、アルキル
ベタイン、アルキルスルホベタイン等の両性界面活性剤
が挙げられる。可溶化剤としては、エタノール、イソプ
ロパノール等の低級アルコール類、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール
等の多価アルコール類、ｐ−トルエンスルホン酸塩、ｍ
−キシレンスルホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩類が挙
げられる。また、香料、色素、防腐剤、防かび剤、増粘
剤等を所望に応じて添加することができる。
【００３４】本発明の乳液状洗浄剤組成物を製造するに
は、成分（ｃ）の乳白化剤を製造時に加熱・融解して他
成分と混合した後晶析させるか又は予め成分（ｃ）の濃
厚分散液を調製した後他成分と混合すればよい。
は、成分（ｃ）の乳白化剤を製造時に加熱・融解して他
成分と混合した後晶析させるか又は予め成分（ｃ）の濃
厚分散液を調製した後他成分と混合すればよい。
【００３５】
【発明の効果】本発明の乳液状洗浄剤組成物は、長期間
にわたり安定して美しい真珠様光沢又は乳白色の外観を
維持し、それにより高級感、温和感等をもたらすもので
ある。また、該組成物は洗浄力及び起泡力に優れ、皮膚
への作用も穏和なものである。従って、本発明の乳液状
洗浄剤組成物は、シャンプー用、ボディシャンプー用、
手洗い用、洗顔用、台所用、住居用、衣料用等に幅広く
応用できる。
にわたり安定して美しい真珠様光沢又は乳白色の外観を
維持し、それにより高級感、温和感等をもたらすもので
ある。また、該組成物は洗浄力及び起泡力に優れ、皮膚
への作用も穏和なものである。従って、本発明の乳液状
洗浄剤組成物は、シャンプー用、ボディシャンプー用、
手洗い用、洗顔用、台所用、住居用、衣料用等に幅広く
応用できる。
【００３６】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。ま
ず、以下の実施例において採用した試験方法について説
明する。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。ま
ず、以下の実施例において採用した試験方法について説
明する。
【００３７】（１）外観観察：１００ml容の透明ガラス
容器に試料を入れ、肉眼にて液の外観を観察する。判断
基準は下記のとおりである。 ○；均一な真珠様光沢あり。 ×；真珠様光沢が不均一であり、透明液又はエマルジョ
ン様の分離層が認められる。 ××；真珠様光沢が認められず、透明液又はエマルジョ
ン様の外観を示す。
容器に試料を入れ、肉眼にて液の外観を観察する。判断
基準は下記のとおりである。 ○；均一な真珠様光沢あり。 ×；真珠様光沢が不均一であり、透明液又はエマルジョ
ン様の分離層が認められる。 ××；真珠様光沢が認められず、透明液又はエマルジョ
ン様の外観を示す。
【００３８】（２）保存安定性：１００ml容の透明ガラ
ス容器に試料を入れ、−５℃、３０℃、４０℃の恒温室
中に一ヵ月間保存する。保存後のそれぞれの試料の外観
を上記（１）の外観観察に従って判定する。
ス容器に試料を入れ、−５℃、３０℃、４０℃の恒温室
中に一ヵ月間保存する。保存後のそれぞれの試料の外観
を上記（１）の外観観察に従って判定する。
【００３９】（３）起泡力：汚れ成分として、市販のバ
ターを洗浄剤組成物濃度０．５％の洗剤溶液（用水；
３．５°ＤＨ硬水）に０．１％となるよう添加した時の
起泡力を測定する。測定は、直径５cmのガラス製円筒容
器に上記の試料を４０ml入れ、更に泡立て機械力発生の
為に直径１cmのゴム球２０個を入れ、２０℃で１５分間
回転攪拌を行い停止後の泡の高さを観察することにより
行う。
ターを洗浄剤組成物濃度０．５％の洗剤溶液（用水；
３．５°ＤＨ硬水）に０．１％となるよう添加した時の
起泡力を測定する。測定は、直径５cmのガラス製円筒容
器に上記の試料を４０ml入れ、更に泡立て機械力発生の
為に直径１cmのゴム球２０個を入れ、２０℃で１５分間
回転攪拌を行い停止後の泡の高さを観察することにより
行う。
【００４０】実施例１〜５及び比較例１〜３ 表１に示す組成の洗浄剤を下記方法により調製し、調製
直後の外観、保存安定性及び起泡力を観察した。結果を
併せて表１に示す。
直後の外観、保存安定性及び起泡力を観察した。結果を
併せて表１に示す。
【００４１】（製造方法）表１記載の成分を混合、加熱
し、８０℃まで昇温させ成分（ｃ）を融解する。その
後、攪拌を続けながら約２時間かけ３０℃まで冷却す
る。
し、８０℃まで昇温させ成分（ｃ）を融解する。その
後、攪拌を続けながら約２時間かけ３０℃まで冷却す
る。
【００４２】
【表１】
【００４３】実施例６〜９及び比較例４〜７ 下記表２及び表３に組成を示す洗浄剤組成物を実施例１
と同様に調製し、調製直後の外観、保存安定性及び起泡
力について観察した。結果を併せて表３に示す。
と同様に調製し、調製直後の外観、保存安定性及び起泡
力について観察した。結果を併せて表３に示す。
【００４４】
【表２】
【００４５】
【表３】
【００４６】表１及び表３に示されるように、本発明品
である実施例１〜９はいずれも、比較品（比較例１〜
７）に比べ、良好な外観、保存安定性及び起泡力を有す
るものであることがわかる。さらに、洗浄力において
も、本発明品は、比較品に比べ、はるかに良好なもので
あった。
である実施例１〜９はいずれも、比較品（比較例１〜
７）に比べ、良好な外観、保存安定性及び起泡力を有す
るものであることがわかる。さらに、洗浄力において
も、本発明品は、比較品に比べ、はるかに良好なもので
あった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ１１Ｄ 1:29 3:40 3:37 1:34 1:02）
Claims (3)
- 【請求項１】 下記成分（ａ）、（ｂ）、（ｃ）及び
（ｄ）： （ａ）下記一般式（１） 【化１】 （式中、Ｒ1 は炭素数８〜１８の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基、アルケニ ル基又はアルキルフェニル基を示し、Ｒ2 は炭素数２〜４のアルキレン基を示し 、Ｇは炭素数５〜６の還元糖に由来する残基を示し、ｘはその平均値が０〜５で ある数を示し、ｙはその平均値が１．０〜１．４２である数を示す） で表わされるアルキルグリコシド １〜４０重量％、 （ｂ）陰イオン性界面活性剤 １〜４０重量％、 （ｃ）乳白化剤 １〜１０重量％、 （ｄ）平均分子量４００〜４０００の多価アルコールのポリアルキレンオキシド 付加物の硫酸エステル塩及び／又はリン酸エステル塩 １〜１０重量％、 を含有することを特徴とする乳液状洗浄剤組成物。 - 【請求項２】 成分（ｃ）が下記一般式（２）、（３） 【化２】 及び炭素数１６〜２４のグリセリンモノ脂肪酸エステル
からなる群より選ばれる１種又は２種以上である請求項
１記載の乳液状洗浄剤組成物。 - 【請求項３】 成分（ｄ）がエチレングリコール若しく
はグリセリンのポリエチレンオキシド付加物又はポリプ
ロピレンオキシド付加物の硫酸エステル塩及び／又はリ
ン酸エステル塩である請求項１記載の乳液状洗浄剤組成
物。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17450092A JP2623408B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 乳液状洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17450092A JP2623408B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 乳液状洗浄剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617089A true JPH0617089A (ja) | 1994-01-25 |
| JP2623408B2 JP2623408B2 (ja) | 1997-06-25 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP17450092A Expired - Fee Related JP2623408B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 乳液状洗浄剤組成物 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2623408B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7863479B2 (en) | 2004-02-12 | 2011-01-04 | Basf Aktiengesellschaft | Alkyl ether sulfates |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP17450092A patent/JP2623408B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7863479B2 (en) | 2004-02-12 | 2011-01-04 | Basf Aktiengesellschaft | Alkyl ether sulfates |
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|---|---|
| JP2623408B2 (ja) | 1997-06-25 |
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