JPH06170644A - タッピングマシン - Google Patents

タッピングマシン

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JPH06170644A
JPH06170644A JP4329247A JP32924792A JPH06170644A JP H06170644 A JPH06170644 A JP H06170644A JP 4329247 A JP4329247 A JP 4329247A JP 32924792 A JP32924792 A JP 32924792A JP H06170644 A JPH06170644 A JP H06170644A
Authority
JP
Japan
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gear
main shaft
master
case
transmission gear
Prior art date
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JP4329247A
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English (en)
Inventor
Shigeru Ikemoto
滋 池本
Minoru Ota
太田  実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SATSUKI JIDOKI KOGYO KK
Original Assignee
SATSUKI JIDOKI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、切るねじのピッチを変えるべく差
動比を変更する場合に、これを簡単にできるようにして
いる。 【構成】 切るねじのピッチを変更すべく差動比を変更
するに際しては、操作リング25の回動操作により切り
替えることにより変速ギア機構22,23,24を切り
替える。これにより、被動ギア12の回転速度が変更さ
れ、もって差動比が変更される。この場合、操作リング
25を単に回動操作するだけの作業で済むので、差動比
変更をきわめて容易に行なうことができる。上記複数の
変速ギヤ機構22,23,24は主軸6の周りに配置
し、また操作リング25はケース1外周面に設けた構成
であるので、全体のコンパクト化に寄与できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主軸の回転に同調させ
て該主軸を送り移動させるようにしたタッピングマシン
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種タッピングマシンとして
は、実公昭51−30237号公報に示されるように構
成されたものがある。このものでは、駆動源の回転力を
入力軸、駆動ギアおよび被動ギアを介して主軸としての
ツールホルダに伝達するようにしており、この場合ツー
ルホルダはボールねじでガイドされていて、そのピッチ
で回転し且つ移動させるようにしている。このとき、前
記駆動源の回転を一対の平歯車から成る変速ギア機構を
介して前記ボールねじに伝達してこれ自体を回転される
ようにしており、このボールねじの回転速度とツールホ
ルダの回転速度との差、すなわち差動比によってツール
ホルダのピッチが設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、切るねじのピッチを変えるべく、差動比を
変更する場合、変速機構のギアを取り外すと共に別のギ
アを付け直す作業を行なわなければならないといった面
倒があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、切るねじのピッ
チを変えるべく差動比を変更する場合に、これを簡単に
できるタッピングマシンを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のタッピングマシ
ンは、円筒形のケースと、このケース内の中心部に挿通
されて駆動軸からの回転力が与えられマスター雄ねじ部
を有する主軸と、この主軸と一体回転する駆動ギアと、
前記マスター雄ねじ部と螺合するマスター雌ねじ部を有
して前記主軸の周りに回転可能に設けられたマスターガ
イド筒と、このマスターガイド筒と一体回転するように
設けられた被動ギヤと、前記駆動ギアの近傍において前
記主軸の径方向に移動可能に設けられた複数のギアベー
スと、各ギアベースに設けられそれぞれ異なる変速比に
設定され径方向への移動により前記駆動ギアと前記被動
ギヤとの間を連係・開離する複数の変速ギア機構と、前
記ケース外周面にその周方向へ回動操作し得るように設
けられその周方向へ回動角度位置に応じて前記複数の変
速ギア機構を択一的に連係動作させる操作リングとを含
んで構成される。
【0006】
【作用】主軸は、駆動軸からの回転力を受けて回転され
る。このとき、駆動ギアと被動ギアとの間が一つの変速
ギヤ機構により連係されている。従って、マスターガイ
ド筒は、駆動軸からの回転力が与えられる駆動ギア、連
係状態の変速ギア機構、被動ギアを介して回転される。
これにより、マスター雄ねじ部がマスターガイド筒のマ
スター雌ねじ部と螺合関係にある主軸は、マスター雌ね
じ部およびマスター雄ねじ部のピッチと、マスターガイ
ド筒と主軸との回転速度差(すなわち差動比)とによっ
て主軸の1回転あたりの螺進距離P(ピッチ)が決定さ
れる。
【0007】切るねじのピッチを変更すべく差動比を変
更するに際しては、操作リングの回動操作により切り替
えることにより変速ギア機構を切り替える。これによ
り、被動ギアの回転速度が変更され、もって差動比が変
更される。この場合、操作リングを単に回動操作するだ
けの作業で済むので、差動比変更をきわめて容易に行な
うことができる。しかも、上記複数の変速ギヤ機構は主
軸の周りに配置し、また操作リングはケース外周面に設
けた構成であるので、全体のコンパクト化に寄与でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
ながら説明する。ケース1は円筒形をなしており、これ
は、ほぼ上半部を径大部1aとし、下半部を径小部1b
としている。径大部1aの右端部は閉鎖板2によって閉
鎖され、この閉鎖板2の中心部には挿通孔2aが形成さ
れている。モータ3は、この閉鎖板2の取付けられてお
り、駆動軸としての回転軸3aは上記挿通孔2aを通し
てケース1内に突出している。
【0009】回転軸3aには連結筒4が一体回転し得る
ように連結されており、この連結筒4には、図2にも示
すように、長孔からなるピン通し部4aが形成されてい
ると共に、駆動ギア5が形成されている。さらに、この
連結筒4には、主軸6の基端部(上端部)が挿通され、
そして、この基端部は、ピン7およびピン止め8,8に
よって軸方向(矢印Aおよびその反対方向)へ移動可能
で且つ連結筒4と一体回転し得るように連結されてい
る。従って、この主軸6は回転軸3aからの回転力が与
えられるようになっている。この主軸6のほぼ中間部に
はマスター雄ねじ部9が形成されている。
【0010】主軸6においてその中間部から先端部にか
けてはマスターガイド筒10が嵌合配置されており、こ
れには、前記マスター雄ねじ部9と螺合するマスター雌
ねじ部11が形成されている。このマスター雄ねじ部9
およびマスター雌ねじ部11は台形ねじから構成され、
ピッチは2mmとされている。さらに、このマスターガ
イド筒10の基端側には、被動ギア12を形成した被動
筒13が嵌合されている。そして、この被動筒13に設
けられたピン13a,13aが、マスターガイド筒10
に形成された長溝10a,10aに嵌合されることによ
り、マスターガイド筒10は矢印A方向およびその反対
方向に移動可能で被動筒13が回転されるとこれと一体
回転し得るようになっている。
【0011】さて、前記駆動ギア5の近傍における主軸
6の周りには、図2ないし図5にも示す円板状の取付ベ
ース14と三つ又状の取付アーム15とが軸方向に所定
の間隔をおいてケース1に固定されて設けられており、
この取付ベース14と取付アーム15との間に、例えば
3個のギアベース16,17,18がギア軸19,2
0,21を介して矢印B方向およびその反対方向に回動
可能に設けられており、もって、ギアベース16,1
7,18がそれぞれ主軸6の径方向へ移動可能に設けら
れている。
【0012】各ギアベース16,17,18には第1の
変速ギア機構22、第1の変速ギア機構23、第1の変
速ギア機構24がそれぞれ設けられており、これらは、
駆動ギア5の回転力を被動ギア12に変速して伝達する
ものである。まず第1の変速ギア機構22について述べ
る。この第1の変速ギア機構22は、駆動ギア5と選択
的に噛合する第1のギア22a、この第1のギア22a
と噛合する第2のギア22b、この第2のギア22bと
噛合する第3のギア22c、この第3のギア22cと同
軸(前記ギア軸19にて連結されている)で被動ギア1
2と噛合する第4のギア22dを有して構成されてい
る。なお、図6にこの第1の変速ギヤ機構22を展開し
て示している。
【0013】第2の変速ギア機構23は、駆動ギア5と
選択的に噛合する第1のギア23a、この第1のギア2
3aと噛合する第2のギア23b、この第2のギア23
bと噛合する第3のギア23c、この第3のギア23c
と同軸(前記ギア軸20にて連結されている)で被動ギ
ア12と噛合する第4のギア23dを有して構成されて
いる。
【0014】第3の変速ギア機構24は、駆動ギア5と
選択的に噛合する第1のギア24a、この第1のギア2
4aと噛合する第2のギア24b、この第2のギア24
bと噛合する第3のギア24c、この第3のギア24c
と同軸(前記ギア軸21にて連結されている)で被動ギ
ア12と噛合する第4のギア24dを有して構成されて
いる。
【0015】各ギアベース16,17,18は、それぞ
れ板ばね16a,17a,18aにより矢印B方向とは
反対方向に回動付勢されており、そして、これら各ギア
ベース16,17,18の外端部にはローラ16b,1
7b,18bが回動可能に設けられている。また、ケー
ス1には、操作リング25が周方向へ回動可能に設けら
れており、この操作リング25の内面には、第1の変速
ギア機構22用カム部として凹部26a,凸部26b、
第2の変速ギア機構23用カム部として凹部27a,凸
部27b、第3の変速ギア機構24用カム部として凹部
28a,凸部28bが形成されている。
【0016】今、図3の状態では、第1の変速ギア機構
22用の凸部26bにローラ16bが摺接しており、他
のローラ17b,18bは各凹部27a,28aに摺接
している。そして、第1の変速ギア機構22の第1のギ
ア22aが駆動ギア5と噛合し、また、他の変速ギア機
構23,24の第1のギア23a,24aは駆動ギア5
と離間している。また、最終段のギアである第4のギア
22d,23d,24dはいずれも被動ギア12と常に
噛合する関係となっている。
【0017】しかして、図3の状態では、第1の変速ギ
ア機構22により駆動ギア5と被動ギア12とが連係さ
れた状態にあり、他の変速ギア機構23,24は、駆動
ギア5と被動ギア12との間を開離した状態にある。こ
の図3の状態から操作リング25を矢印C方向へ角度α
回動操作すると、第1のギアベース16のローラ16b
が凹部26aにいたり、第2のギアベース17のローラ
17bが凸部27bにいたり、第3のギアベース18の
ローラ18bは凹部28aのままにある。この結果、第
2のギアベース17が図7に示すように軸心方向へ変位
して第2の変速ギア機構23の第1のギア23aが駆動
ギア5と噛合する。これにて、第2の変速ギア機構23
が駆動ギア5と被動ギア12との間を連係し、第1の変
速ギア機構23および第3の変速ギア機構24は駆動ギ
ア5と被動ギア12との間を開離する。
【0018】この図7の状態から操作リング25をさら
に矢印C方向へ角度α回動操作すると、図8に示すよう
に、第3のギアベース18のローラ18bが凸部28b
にいたり、他のギアベース16,17のローラ16b,
17bは凹部26a,27aにいたり、この結果、第3
の変速ギア機構24の第1のギア24aが駆動ギア5と
噛合し、もって、第3の変速ギア機構24が駆動ギア5
と被動ギア12との間を連係し、そして、他の変速ギア
機構22,23は開離状態となる。ここで、各ギアの歯
数は下記表1に示すようになっている。
【0019】
【表1】
【0020】この表1から理解できるように、主軸6が
1回転する間のマスターガイド筒10の回転数、つまり
変速比は、第1のギヤ機構22を使用したときには、 {(駆動ギアの歯数/第1のギア22aの歯数)×(第
1のギア22aの歯数/第2のギア22bの歯数)×
(第2のギア22bの歯数/第3のギア22cの歯
数)}×(第4のギア22bの歯数/被動のギア12の
歯数) で求められる。これに各ギアの歯数を当てはめると、変
速比は30/40つまり(第4のギア22dの歯数/被
動のギア12の歯数)で求められる。
【0021】同様に、第2の変速ギア機構23を使用し
たときには、主軸6が1回転する間のマスターガイド筒
10の回転数、つまり変速比は、26/40となり、第
3の変速ギア機構24を使用したときには、24/40
となる。
【0022】なお、図1に示すように、前記マスターガ
イド筒10の外側には、ケース1の径小部1bとの間に
エア室29a,29bを形成するためのシリンダ内筒2
9が軸方向に移動可能に設けられている。そして、ケー
ス1の径小部1bには、各エア室29a,29bにそれ
ぞれ通じるエア通路30a,30bが形成されている。
しかして、図1の状態からエア室29aに図示しないエ
アポンプからエアが供給されると、シリンダ内筒29が
矢印A方向へストロークL移動する。この結果、マスタ
ーガイド筒10、主軸6さらにはピン7およびピン止め
8,8が一体的にそのストロークL移動する。この場合
図1に示したピン止め8,8の位置に対応して第1の位
置センサ31が設けられ、そして上記ストロークL離れ
た部位に第2の位置センサ32が設けられ、この第2の
位置センサ32からさらにストロークM離れた部位に第
3の位置センサ33が設けられている。
【0023】上述のように構成した本実施例の作用につ
いて説明する。本実施例では、上記第1の変速ギア機構
22はピッチ0.5mmのねじを切るのに好適し、第2
の変速ギア機構23はピッチ0.7mmのねじを切るの
に好適し、第3の変速ギア機構24はピッチ0.8mm
のねじを切るのに好適する。いま、図2および図3に示
す状態では、既述したように、第1のギアベース16の
ローラ16bが凸部26bに摺接していることで、第1
の変速ギア機構22の第1のギア22aが駆動ギア5に
噛合している。この状態で、主軸6先端にピッチ0.5
mmで大きさM3用のタップ(図示せず)を装着し、図
示しないスタートスイッチをオン操作すると、図示しな
い制御回路からの制御信号に基づいてエア制御機構が制
御されて第1のエア室29aにエアが供給され、これに
て既述したように、シリンダ内筒29、マスターガイド
筒10、主軸6さらにはピン7およびピン止め8,8が
一体的に矢印A方向へ移動する。
【0024】そして、ストロークL移動すると、ピン止
め8が第2の位置センサ32により検出され、これに基
づいて制御回路により、エアの供給が停止されると共
に、モータ3が通電駆動される。これにて回転軸3aが
回転され、その回転力は、第1の変速ギア機構22を介
して被動ギア12に変速されて伝達される。この場合、
その変速比は30/40であり、従って主軸6とマスタ
ーガイド筒10との差動比も30/40となる。このと
き、マスター雄ねじ部9(マスター雌ねじ部11)のピ
ッチは2mmであるから、主軸6の1回転あたりの螺進
距離P(ピッチ)は P=2×{1−(30/40)} =0.5(mm) となる。従って、この場合にはピッチ0.5mmの雌ね
じ(例えばM3)を切るのに好適する。しかして、主軸
6がストロークM移動すると、第3の位置センサ33が
ピン止め8を検出する。これに基づいて制御回路がモー
タ3を断電し、そして今度は逆回転するように通電す
る。この逆回転により、主軸6が矢印A方向とは反対方
向へ螺退する。そして、ストロークM移動すると(第2
の位置センサ32にて検出)、制御回路によりモータ3
が断電されると共に、第2のエア室29bにエアが供給
される。これにて、シリンダ内筒29、マスターガイド
筒10、主軸6さらにはピン7およびピン止め8,8が
一体的に矢印A方向と反対方向へ移動する。
【0025】そして、ストロークL移動すると、ピン止
め8が第1の位置センサ31により検出され、これに基
づいて制御回路により、エアの供給が停止され、図1の
状態に戻る。なお、第1の位置センサ31と第2の位置
センサ32との間のストロークLにおいて主軸6および
マスターガイド筒10を移動させる理由は、被工作物に
主軸6先端のタップを早く接近させるためである。
【0026】次に、ピッチ0.7mm(大きさM4)の
雌ねじを切る場合には、図3の状態から操作リング25
を矢印C方向へ角度α回動操作して、図7の状態とす
る。これにて、第2のギアベース17のローラ17bが
凸部27bに摺接し、第2の変速ギア機構23の第1の
ギア23aが駆動ギア5に噛合する。この後、ピッチ
0.7mmで大きさM4用のタップを主軸6先端に装着
し、スタートスイッチをオン操作すると、上述と同様
に、最初エア供給制御および位置検出制御により、スト
ロークLの間をシリンダ内筒29、マスターガイド筒1
0、主軸6さらにはピン7およびピン止め8,8が一体
的に矢印A方向へ移動する。
【0027】そして、モータ3が通電駆動されることに
より、回転軸3aが回転され、その回転力は、第2の変
速ギア機構23を介して被動ギア12に変速されて伝達
される。この場合、その変速比は26/40であり、従
って主軸6とマスターガイド筒10との差動比も26/
40となる。このとき、マスター雄ねじ部9(マスター
雌ねじ部11)のピッチは2mmであるから、主軸6の
1回転あたりの螺進距離P(ピッチ)は P=2×{1−(26/40)} =0.7(mm) となる。従って、ピッチ0.7mmの雌ねじを切るのに
好適する。しかして、主軸6がストロークM移動する
と、上述と同様に位置検出制御によりモータ3を断電
し、逆回転するように通電する。この逆回転により、主
軸6が矢印A方向とは反対方向へ螺退する。そして、ス
トロークM移動するとモータ3が断電され、エア供給制
御により、ストロークL移動復帰してエアの供給が停止
される。
【0028】さらにまた、ピッチ0.8mm(大きさM
5)の雌ねじを切る場合には、図7の状態から操作リン
グ25を矢印C方向へ角度α回動操作して、図8の状態
とする。これにて、第2のギアベース17のローラ17
bは凹部27aにいたり、第3のギアベース18のロー
ラ18bが凸部28bに摺接し、第3の変速ギア機構2
4の第1のギア24aが駆動ギア5に噛合する。この
後、ピッチ0.8mmで大きさM5用のタップを主軸6
先端に装着し、スタートスイッチをオン操作すると、上
述と同様に、最初エア供給制御および位置検出制御によ
り、ストロークLの間をシリンダ内筒29、マスターガ
イド筒10、主軸6さらにはピン7およびピン止め8,
8が一体的に矢印A方向へ移動する。
【0029】そして、モータ3が通電駆動されることに
より、回転軸3aが回転され、その回転力は、第3の変
速ギア機構24を介して被動ギア12に変速されて伝達
される。この場合、その変速比は24/40であり、従
って主軸6とマスターガイド筒10との差動比も24/
40となる。このとき、マスター雄ねじ部9(マスター
雌ねじ部11)のピッチは2mmであるから、主軸6の
1回転あたりの螺進距離P(ピッチ)は P=2×{1−(24/40)} =0.8(mm) となる。従って、ピッチ0.8mmの雌ねじを切るのに
好適する。しかして、主軸6がストロークM移動する
と、上述と同様に位置検出制御によりモータ3を断電
し、逆回転するように通電する。この逆回転により、主
軸6が矢印A方向とは反対方向へ螺退する。そして、ス
トロークM移動するとモータ3が断電され、エア供給制
御により、ストロークL移動復帰してエアの供給が停止
される。
【0030】切るねじのピッチ等と使用する変速ギヤ機
構との関係を表2に示している。
【0031】
【表2】
【0032】このような本実施例によれば、切るねじの
ピッチを変更すべく差動比を変更するに際しては、操作
リング25の回動操作により切り替えることにより、ギ
アを取り替えることなく、しかも簡単な操作にて差動比
変更を行なうことができる。さらに、差動比変更に使用
する複数の変速ギヤ機構22,23,24を主軸6の周
りに配置し、また操作リング25はケース1外周面に設
けた構成であるので、全体のコンパクト化に寄与でき
る。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、切るねじのピッチを変えるべく差動比を変更する場
合に、これをきわめて簡単にでき、しかも、その全体構
成のコンパクト化も図ることができるとう優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、第1の変速ギ
ア機構使用状態における全体の縦断側面図
【図2】図1のS−S線に沿う断面図
【図3】図1のT−T線に沿う断面図
【図4】図1のU−U線に沿う断面図
【図5】変速ギア機構部分の分解斜視図
【図6】第1の変速ギア機構の伝達経路を示す展開断面
【図7】第2の変速ギア機構使用状態における図2相当
【図8】第3の変速ギア機構使用状態における図2相当
【符号の説明】
1はケース、3はモータ、3aは回転軸(駆動軸)、5
は駆動ギア、6は主軸、9はマスター雄ねじ部、10は
マスターガイド筒、11はマスター雌ねじ部、12は被
動ギア、13は被動筒、16,17,18は取付ベー
ス、22は第1の変速ギア機構、23は第2の変速ギア
機構、24は第3の変速ギア機構、25は操作リングを
示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形のケースと、このケース内の中心
    部に挿通されて駆動軸からの回転力が与えられマスター
    雄ねじ部を有する主軸と、この主軸と一体回転する駆動
    ギアと、前記マスター雄ねじ部と螺合するマスター雌ね
    じ部を有して前記主軸の周りに回転可能に設けられたマ
    スターガイド筒と、このマスターガイド筒と一体回転す
    るように設けられた被動ギヤと、前記駆動ギアの近傍に
    おいて前記主軸の径方向に移動可能に設けられた複数の
    ギアベースと、各ギアベースに設けられそれぞれ異なる
    変速比に設定され径方向への移動により前記駆動ギアと
    前記被動ギヤとの間を連係・開離する複数の変速ギア機
    構と、前記ケース外周面にその周方向へ回動操作し得る
    ように設けられその周方向へ回動角度位置に応じて前記
    複数の変速ギア機構を択一的に連係動作させる操作リン
    グとを具備して成るタッピングマシン。
JP4329247A 1992-12-09 1992-12-09 タッピングマシン Pending JPH06170644A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101856752A (zh) * 2010-04-21 2010-10-13 江苏金方圆数控机床有限公司 数控转塔冲床用攻丝模具
CN110293503A (zh) * 2019-07-03 2019-10-01 刘安胜 具有调节结构的螺栓拧动装置
CN116276527A (zh) * 2023-05-15 2023-06-23 四川飞亚动力科技股份有限公司 一种发动机曲轴抛光设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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