JPH06170461A - プレス金型装置 - Google Patents
プレス金型装置Info
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- JPH06170461A JPH06170461A JP4341279A JP34127992A JPH06170461A JP H06170461 A JPH06170461 A JP H06170461A JP 4341279 A JP4341279 A JP 4341279A JP 34127992 A JP34127992 A JP 34127992A JP H06170461 A JPH06170461 A JP H06170461A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金型部の装置本体部への取り付け、取り外し
の際に型閉状態で行い得るプレス金型装置を提供する。 【構成】 装置本体部16へ取り付け、取り外し可能で
あると共に、型開、型閉可能な上型12と下型14とか
ら成る金型部10と、前記装置本体部16に設けられ、
前記上型12と係合可能であると共に上下動可能な係合
部24と、前記装置本体部16に設けられ、前記係合部
24を上下動させると共に、係合部24を任意の高さ位
置で停止させることができる駆動部36とを具備する。
の際に型閉状態で行い得るプレス金型装置を提供する。 【構成】 装置本体部16へ取り付け、取り外し可能で
あると共に、型開、型閉可能な上型12と下型14とか
ら成る金型部10と、前記装置本体部16に設けられ、
前記上型12と係合可能であると共に上下動可能な係合
部24と、前記装置本体部16に設けられ、前記係合部
24を上下動させると共に、係合部24を任意の高さ位
置で停止させることができる駆動部36とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレス金型装置に関し、
一層詳細には装置本体部へ取り付け、取り外し可能であ
ると共に、型開、型閉可能な上型と下型とから成る金型
部と、装置本体部に設けられ、上型と係合可能であると
共に上下動可能な係合部と、装置本体部に設けられ、前
記係合部を上下動させるための駆動部とを具備するプレ
ス金型装置に関する。
一層詳細には装置本体部へ取り付け、取り外し可能であ
ると共に、型開、型閉可能な上型と下型とから成る金型
部と、装置本体部に設けられ、上型と係合可能であると
共に上下動可能な係合部と、装置本体部に設けられ、前
記係合部を上下動させるための駆動部とを具備するプレ
ス金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、リードフレームをプレス加工す
るプレス金型装置において、加工するリードフレームを
変更する場合、金型部を交換する必要がある。従来のプ
レス金型装置において、金型部は型開、型閉可能な上型
と下型とから成り、装置本体部へ取り付け、取り外し可
能になっている。金型部のプレス動作、型開動作、型閉
動作は、上型に設けられた被係合部へ係合させた係合部
(いわゆるフリーシャンク)を油圧装置(駆動部)で上
下動させる構造になっている。金型部を交換等のために
装置本体部から取り外す場合、油圧装置を駆動して係合
部を最上位置に位置させ、金型部を型開状態とする。こ
の型開状態で上型パンチホルダと下型ダイヘッドとの間
にスペーサを介挿して当該型開状態を維持させ、上型と
下型を一緒に装置本体部から取り外す。一方、金型部を
装置本体部へ取り付ける場合、油圧装置を駆動して係合
部をやはり最上位置に位置させ、金型部を型開状態とす
る。この型開状態で既に上型パンチホルダと下型ダイヘ
ッドとの間にスペーサが介挿され、当該型開状態が保持
されている上型と下型を一緒に装置本体部へ取り付け
る。金型部の装置本体部への取り付け、取り外しにおい
て、本来、作業性、安全性を考慮すると、金型部を型閉
状態のまま装置本体部への取り付け、取り外しするのが
望ましいが、係合部の最下位置と金型部を型閉状態とし
た場合の上型に設けられた被係合部の位置とが一致しな
い。通常、係合部の最下位置は、金型部を型閉状態とし
た場合の被係合部の位置より下方にセットされているた
め、係合部が最下位置に在る状態では金型部を装置本体
部へ取り付けることができない。また、係合部を油圧装
置で駆動するため係合部の位置決め精度が低い。そのた
め、金型部を型閉状態のまま装置本体部へ取り付け、取
り外すために係合部の位置を、金型部を型閉状態とした
場合の被係合部の位置と正確に一致させることは困難で
ある。そこで、係合部の位置を正確に決めることがで
き、かつ金型部を装置本体部へ出し入れ可能となる最上
位置に係合部を位置させ、金型部の交換を行っている。
るプレス金型装置において、加工するリードフレームを
変更する場合、金型部を交換する必要がある。従来のプ
レス金型装置において、金型部は型開、型閉可能な上型
と下型とから成り、装置本体部へ取り付け、取り外し可
能になっている。金型部のプレス動作、型開動作、型閉
動作は、上型に設けられた被係合部へ係合させた係合部
(いわゆるフリーシャンク)を油圧装置(駆動部)で上
下動させる構造になっている。金型部を交換等のために
装置本体部から取り外す場合、油圧装置を駆動して係合
部を最上位置に位置させ、金型部を型開状態とする。こ
の型開状態で上型パンチホルダと下型ダイヘッドとの間
にスペーサを介挿して当該型開状態を維持させ、上型と
下型を一緒に装置本体部から取り外す。一方、金型部を
装置本体部へ取り付ける場合、油圧装置を駆動して係合
部をやはり最上位置に位置させ、金型部を型開状態とす
る。この型開状態で既に上型パンチホルダと下型ダイヘ
ッドとの間にスペーサが介挿され、当該型開状態が保持
されている上型と下型を一緒に装置本体部へ取り付け
る。金型部の装置本体部への取り付け、取り外しにおい
て、本来、作業性、安全性を考慮すると、金型部を型閉
状態のまま装置本体部への取り付け、取り外しするのが
望ましいが、係合部の最下位置と金型部を型閉状態とし
た場合の上型に設けられた被係合部の位置とが一致しな
い。通常、係合部の最下位置は、金型部を型閉状態とし
た場合の被係合部の位置より下方にセットされているた
め、係合部が最下位置に在る状態では金型部を装置本体
部へ取り付けることができない。また、係合部を油圧装
置で駆動するため係合部の位置決め精度が低い。そのた
め、金型部を型閉状態のまま装置本体部へ取り付け、取
り外すために係合部の位置を、金型部を型閉状態とした
場合の被係合部の位置と正確に一致させることは困難で
ある。そこで、係合部の位置を正確に決めることがで
き、かつ金型部を装置本体部へ出し入れ可能となる最上
位置に係合部を位置させ、金型部の交換を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のプレス金型装置には次のような課題がある。金型
部の装置本体部への取り付け、取り外しの際に上型パン
チホルダと下型ダイセットとの間にスペーサを介挿しな
ければならない。そのため、型開状態の上型をさらに作
業員が持ち上げてスペーサを介挿したり、取り外したり
する作業が必要であり面倒である。また、スペーサを介
挿したり、取り外したり介挿する作業中に手を挟んだり
することも有り、危険である。従って、本発明は金型部
の装置本体部への取り付け、取り外しの際に型閉状態で
行い得るプレス金型装置を提供することを目的とする。
従来のプレス金型装置には次のような課題がある。金型
部の装置本体部への取り付け、取り外しの際に上型パン
チホルダと下型ダイセットとの間にスペーサを介挿しな
ければならない。そのため、型開状態の上型をさらに作
業員が持ち上げてスペーサを介挿したり、取り外したり
する作業が必要であり面倒である。また、スペーサを介
挿したり、取り外したり介挿する作業中に手を挟んだり
することも有り、危険である。従って、本発明は金型部
の装置本体部への取り付け、取り外しの際に型閉状態で
行い得るプレス金型装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、装置本体部
へ取り付け、取り外し可能であると共に、型開、型閉可
能な上型と下型とから成る金型部と、前記装置本体部に
設けられ、前記上型と係合可能であると共に上下動可能
な係合部と、前記装置本体部に設けられ、前記係合部を
上下動させると共に、係合部を任意の高さ位置で停止さ
せることができる駆動部とを具備することを特徴とす
る。また、前記金型部を前記装置本体部へ取り付け、ま
たは取り外しの特定状態を指示する入力部と、前記金型
部が型閉した状態における前記係合部の高さ位置である
特定位置を記憶するための記憶部と、前記入力部から前
記特定状態の指示が入力された際には前記記憶部から前
記特定位置を読み出し、前記駆動部を介して前記係合部
を前記特定位置に位置させる制御部とを設けてもよい。
また、前記記憶部には前記装置本体部へ取り付け可能な
複数の金型部毎の前記特定位置を記憶してもよい。ま
た、前記金型部は前記装置本体部に対し、水平方向へ移
動させて装置本体部へ取り付け、取り外し可能にすると
よい。さらに、具体的には前記駆動部はサーボモータを
含む構造でよい。
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、装置本体部
へ取り付け、取り外し可能であると共に、型開、型閉可
能な上型と下型とから成る金型部と、前記装置本体部に
設けられ、前記上型と係合可能であると共に上下動可能
な係合部と、前記装置本体部に設けられ、前記係合部を
上下動させると共に、係合部を任意の高さ位置で停止さ
せることができる駆動部とを具備することを特徴とす
る。また、前記金型部を前記装置本体部へ取り付け、ま
たは取り外しの特定状態を指示する入力部と、前記金型
部が型閉した状態における前記係合部の高さ位置である
特定位置を記憶するための記憶部と、前記入力部から前
記特定状態の指示が入力された際には前記記憶部から前
記特定位置を読み出し、前記駆動部を介して前記係合部
を前記特定位置に位置させる制御部とを設けてもよい。
また、前記記憶部には前記装置本体部へ取り付け可能な
複数の金型部毎の前記特定位置を記憶してもよい。ま
た、前記金型部は前記装置本体部に対し、水平方向へ移
動させて装置本体部へ取り付け、取り外し可能にすると
よい。さらに、具体的には前記駆動部はサーボモータを
含む構造でよい。
【0005】
【作用】作用について説明する。駆動部は、係合部を任
意の高さ位置で停止させることができるので、金型部が
型閉した状態における係合部の高さ位置で停止させてお
くと、金型部の装置本体部への取り付け、取り外しを型
閉状態で行うことが可能となる。特に、入力部、記憶
部、制御部を設けると金型部を装置本体部へ取り付け、
または取り外しの特定状態が入力されると、自動的に係
合部の高さ位置を金型部が型閉した状態における係合部
の高さ位置である特定位置とすることができる。また、
記憶部に装置本体部へ取り付け可能な複数の金型部毎の
特定位置を記憶するようにすると、複数種類の金型部に
対応可能となる。また、金型部は装置本体部に対し、水
平方向へ移動させて装置本体部へ取り付け、取り外し可
能にすると簡単に金型部の上型と係合部を係合させるこ
とができる。駆動部をサーボモータを含む構造にする
と、係合部の高さ位置の調整が容易である。
意の高さ位置で停止させることができるので、金型部が
型閉した状態における係合部の高さ位置で停止させてお
くと、金型部の装置本体部への取り付け、取り外しを型
閉状態で行うことが可能となる。特に、入力部、記憶
部、制御部を設けると金型部を装置本体部へ取り付け、
または取り外しの特定状態が入力されると、自動的に係
合部の高さ位置を金型部が型閉した状態における係合部
の高さ位置である特定位置とすることができる。また、
記憶部に装置本体部へ取り付け可能な複数の金型部毎の
特定位置を記憶するようにすると、複数種類の金型部に
対応可能となる。また、金型部は装置本体部に対し、水
平方向へ移動させて装置本体部へ取り付け、取り外し可
能にすると簡単に金型部の上型と係合部を係合させるこ
とができる。駆動部をサーボモータを含む構造にする
と、係合部の高さ位置の調整が容易である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。なお、本実施例ではプレス金型装置
としてリードフレームのトリムアンドフォーミング(T
/F)装置を例に挙げて説明する。図1は実施例のコン
ピュータ制御されるT/F装置の要部正面図であり、図
2は図1のB部断面図であり、図3は制御系を示したブ
ロックダイアグラムである。
面と共に詳述する。なお、本実施例ではプレス金型装置
としてリードフレームのトリムアンドフォーミング(T
/F)装置を例に挙げて説明する。図1は実施例のコン
ピュータ制御されるT/F装置の要部正面図であり、図
2は図1のB部断面図であり、図3は制御系を示したブ
ロックダイアグラムである。
【0007】まず、機械的構成について説明する。図1
において、10は金型部であり、上型12および下型1
4から成る。金型部10はT/F装置の装置本体部16
へ取り付け、取り外し可能になっている。金型部10は
水平方向へスライド可能になっており、例えば図1にお
いて、紙面垂直方向へスライドさせることにより装置本
体部16から取り外すことが可能になっている。一方、
金型部10を装置本体部16へ取り付ける場合は、金型
部10を同方向へスライドさせて取り付ける。取り付け
に際しては金型部10が装置本体部16の所定の場所に
達すると、不図示の保持手段が金型部10の位置を当該
位置に保持するようになっている。
において、10は金型部であり、上型12および下型1
4から成る。金型部10はT/F装置の装置本体部16
へ取り付け、取り外し可能になっている。金型部10は
水平方向へスライド可能になっており、例えば図1にお
いて、紙面垂直方向へスライドさせることにより装置本
体部16から取り外すことが可能になっている。一方、
金型部10を装置本体部16へ取り付ける場合は、金型
部10を同方向へスライドさせて取り付ける。取り付け
に際しては金型部10が装置本体部16の所定の場所に
達すると、不図示の保持手段が金型部10の位置を当該
位置に保持するようになっている。
【0008】18は係合体(被係合部)であり、金型部
10の上型12上面に固定されている。係合体18は図
2に示すように側断面形状がコ字状に形成され、下側水
平部20の下面が上型12上面に固定されている。一
方、上側水平部22の先端は二股状に分割されている。
24は係合部であるフリーシャンクであり、装置本体部
16に設けられている。フリーシャンク24は後述する
駆動部により矢印A方向へ上下動可能になっている。フ
リーシャンク24の下端には大径部26が固定されてい
る。フリーシャンク24は、図2に図示するように、金
型部10が矢印C方向へ移動することにより係合体18
の上側水平部22の先端二股部内へ進入可能であり、大
径部26は当該二股部から抜脱不能な径を有している。
従って、図1に図示するようにフリーシャンク24が係
合体18と係合した状態において、フリーシャンク24
が上動すると上型12は上動し、下型14と離間する。
この状態が型開状態である。型開状態からフリーシャン
ク24が下動すると上型12も下動し、下型14と接触
し、図1の状態に戻る。この状態が型閉状態である。
10の上型12上面に固定されている。係合体18は図
2に示すように側断面形状がコ字状に形成され、下側水
平部20の下面が上型12上面に固定されている。一
方、上側水平部22の先端は二股状に分割されている。
24は係合部であるフリーシャンクであり、装置本体部
16に設けられている。フリーシャンク24は後述する
駆動部により矢印A方向へ上下動可能になっている。フ
リーシャンク24の下端には大径部26が固定されてい
る。フリーシャンク24は、図2に図示するように、金
型部10が矢印C方向へ移動することにより係合体18
の上側水平部22の先端二股部内へ進入可能であり、大
径部26は当該二股部から抜脱不能な径を有している。
従って、図1に図示するようにフリーシャンク24が係
合体18と係合した状態において、フリーシャンク24
が上動すると上型12は上動し、下型14と離間する。
この状態が型開状態である。型開状態からフリーシャン
ク24が下動すると上型12も下動し、下型14と接触
し、図1の状態に戻る。この状態が型閉状態である。
【0009】次に、図3と共に制御系について説明す
る。28は入力部の一例であるキーボードであり、オペ
レータが金型部10を装置本体部16へ取り付け、また
は取り外しの特定状態を入力指示する。また、キーボー
ド28からは金型部10の識別も入力可能になってい
る。なお、入力部としてはキーボード28の他、タッチ
パネル等種々の手段を採用することができる。30は記
憶部の一例であるROMであり、金型部10が型閉した
状態におけるフリーシャンク24の大径部26の高さ位
置である特定位置を予め記憶している。本実施例のT/
F装置において、金型部10の装置本体部16への取り
付け、取り外しは金型部10が型閉状態で行うため、金
型部10の取り付け、取り外しの際には予めフリーシャ
ンク24の大径部26の高さを特定位置(例えば図1に
高さHで示す)にしておく必要がある。特定位置の高さ
Hは金型部10の種類毎に異なり、ROM30には装置
本体部16へ取り付け可能な多数の金型部10毎の特定
位置の高さHが記憶されている。また、ROM30には
T/F装置の動作を制御する制御プログラム等が記憶さ
れている。
る。28は入力部の一例であるキーボードであり、オペ
レータが金型部10を装置本体部16へ取り付け、また
は取り外しの特定状態を入力指示する。また、キーボー
ド28からは金型部10の識別も入力可能になってい
る。なお、入力部としてはキーボード28の他、タッチ
パネル等種々の手段を採用することができる。30は記
憶部の一例であるROMであり、金型部10が型閉した
状態におけるフリーシャンク24の大径部26の高さ位
置である特定位置を予め記憶している。本実施例のT/
F装置において、金型部10の装置本体部16への取り
付け、取り外しは金型部10が型閉状態で行うため、金
型部10の取り付け、取り外しの際には予めフリーシャ
ンク24の大径部26の高さを特定位置(例えば図1に
高さHで示す)にしておく必要がある。特定位置の高さ
Hは金型部10の種類毎に異なり、ROM30には装置
本体部16へ取り付け可能な多数の金型部10毎の特定
位置の高さHが記憶されている。また、ROM30には
T/F装置の動作を制御する制御プログラム等が記憶さ
れている。
【0010】32はRAMであり、キーボード28から
入力されたデータ、フリーシャンク24の大径部26の
現在高さ等、計測や演算されたデータ等が記憶される。
また、大径部26の特定位置の高さHについてキーボー
ド28から入力された場合や、サンプリングを行って決
定される場合はRAM32が記憶部として当該高さHを
記憶する。なお、記憶部としてはROM30、RAM3
2の他、ICメモリカード等の外部メモリを利用するこ
とも可能である。34は表示部の一例である液晶ディス
プレイであり、キーボード28から入力されたデータや
データ処理された情報等を表示する。36は駆動部の一
例であるロック機構付きサーボモータであり、不図示の
機構(例えば特開平3−155499号公報参照)を介
してフリーシャンク24を上下動させる。サーボモータ
36は任意の回転位置で停止、ロック可能になってい
る。
入力されたデータ、フリーシャンク24の大径部26の
現在高さ等、計測や演算されたデータ等が記憶される。
また、大径部26の特定位置の高さHについてキーボー
ド28から入力された場合や、サンプリングを行って決
定される場合はRAM32が記憶部として当該高さHを
記憶する。なお、記憶部としてはROM30、RAM3
2の他、ICメモリカード等の外部メモリを利用するこ
とも可能である。34は表示部の一例である液晶ディス
プレイであり、キーボード28から入力されたデータや
データ処理された情報等を表示する。36は駆動部の一
例であるロック機構付きサーボモータであり、不図示の
機構(例えば特開平3−155499号公報参照)を介
してフリーシャンク24を上下動させる。サーボモータ
36は任意の回転位置で停止、ロック可能になってい
る。
【0011】38はエンコーダであり、サーボモータ3
6に組み込まれている。エンコーダ38はサーボモータ
36の出力軸(不図示)の回転角度を検出する。サーボ
モータ36の出力軸の回転角度を検出し、演算処理する
ことによりフリーシャンク24の大径部26の現在高さ
を検知可能になっている。大径部26の現在高さを検知
する手段としてはエンコーダ38に代えて各種センサを
用いることができる。40は制御部の機能を有するマイ
クロプロセッサ(MPU)であり、制御部としてキーボ
ード28から特定状態の指示が入力された際にはROM
30から金型部10に応じた特定位置の高さHを読み出
すと共に、エンコーダ38を介して大径部26の現在高
さを求め、特定位置の高さHとの差を求め、サーボモー
タ36を介して大径部26を高さHに位置させる。その
他、MPU40はT/F装置各部の制御を制御プログラ
ム、キーボード28からのコマンドに従って制御する。
6に組み込まれている。エンコーダ38はサーボモータ
36の出力軸(不図示)の回転角度を検出する。サーボ
モータ36の出力軸の回転角度を検出し、演算処理する
ことによりフリーシャンク24の大径部26の現在高さ
を検知可能になっている。大径部26の現在高さを検知
する手段としてはエンコーダ38に代えて各種センサを
用いることができる。40は制御部の機能を有するマイ
クロプロセッサ(MPU)であり、制御部としてキーボ
ード28から特定状態の指示が入力された際にはROM
30から金型部10に応じた特定位置の高さHを読み出
すと共に、エンコーダ38を介して大径部26の現在高
さを求め、特定位置の高さHとの差を求め、サーボモー
タ36を介して大径部26を高さHに位置させる。その
他、MPU40はT/F装置各部の制御を制御プログラ
ム、キーボード28からのコマンドに従って制御する。
【0012】上記構成を有するT/F装置において、金
型部10を装置本体部16から取り外す場合、オペレー
タはキーボード28から特定状態にする旨の指示と、現
在の金型部10の識別を入力する。すると、MPU40
は金型部10の識別から好適な高さHを検索する。高さ
Hが決定したらMPU40はエンコーダ38を介して大
径部26の現在高さを求めつつサーボモータ36を駆動
して大径部26を求めた高さHに位置させ、当該位置で
サーボモータ36を停止させロックする。この状態が図
1に図示する状態であり、金型部10は型閉状態であ
る。ここで金型部10を水平方向(図2において矢印C
と反対方向)へスライドさせると係合体18はフリーシ
ャンク24から外れ、金型部10を装置本体部16から
取り外すことができる。
型部10を装置本体部16から取り外す場合、オペレー
タはキーボード28から特定状態にする旨の指示と、現
在の金型部10の識別を入力する。すると、MPU40
は金型部10の識別から好適な高さHを検索する。高さ
Hが決定したらMPU40はエンコーダ38を介して大
径部26の現在高さを求めつつサーボモータ36を駆動
して大径部26を求めた高さHに位置させ、当該位置で
サーボモータ36を停止させロックする。この状態が図
1に図示する状態であり、金型部10は型閉状態であ
る。ここで金型部10を水平方向(図2において矢印C
と反対方向)へスライドさせると係合体18はフリーシ
ャンク24から外れ、金型部10を装置本体部16から
取り外すことができる。
【0013】一方、金型部10を装置本体部16へ取り
付ける場合、オペレータはキーボード28から特定状態
にする旨の指示と、取り付ける金型部10の識別を入力
する。すると、MPU40は金型部10の識別から好適
な高さHを検索する。高さHが決定したらMPU40は
エンコーダ38を介して大径部26の現在高さを求めつ
つサーボモータ36を駆動して大径部26を求めた高さ
Hに位置させ、当該位置でサーボモータ36を停止させ
ロックする。この状態が待機状態であり、型閉状態の金
型部10を水平方向(図2において矢印C方向)へスラ
イドさせて装置本体部16へ接近させる。すると、係合
体18はフリーシャンク24へ係合し、金型部10を装
置本体部16へ取り付けることができる。以上、本発明
の好適な実施例について種々述べてきたが、本発明は上
述の実施例に限定されるのではなく、発明の精神を逸脱
しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんであ
る。
付ける場合、オペレータはキーボード28から特定状態
にする旨の指示と、取り付ける金型部10の識別を入力
する。すると、MPU40は金型部10の識別から好適
な高さHを検索する。高さHが決定したらMPU40は
エンコーダ38を介して大径部26の現在高さを求めつ
つサーボモータ36を駆動して大径部26を求めた高さ
Hに位置させ、当該位置でサーボモータ36を停止させ
ロックする。この状態が待機状態であり、型閉状態の金
型部10を水平方向(図2において矢印C方向)へスラ
イドさせて装置本体部16へ接近させる。すると、係合
体18はフリーシャンク24へ係合し、金型部10を装
置本体部16へ取り付けることができる。以上、本発明
の好適な実施例について種々述べてきたが、本発明は上
述の実施例に限定されるのではなく、発明の精神を逸脱
しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんであ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るプレス金型装置を用いる
と、駆動部は、係合部を任意の高さ位置で停止させるこ
とができるので、金型部が型閉した状態における係合部
の高さ位置で停止させておくと、金型部の装置本体部へ
の取り付け、取り外しを型閉状態で行うことが可能とな
るので金型部の装置本体部への取り付け、取り外しの際
に上型と下型との間にスペーサを介挿する必要がない。
そのため、スペーサを介挿したり、取り外したりする作
業が不要となり、作業性を向上させることができる。ま
た、スペーサを介挿したり、取り外したり介挿する作業
が不要なので、従来のように当該作業中に手を挟んだり
することもなく安全である。特に、請求項2の構成を採
用すると、金型部を装置本体部へ取り付け、または取り
外しの際に、自動的に係合部の高さ位置を金型部が型閉
した状態における係合部の高さ位置である特定位置とす
ることができ便利である。また、請求項3の構成を採用
すると、複数種類の金型部に対応可能となり、汎用性を
持たせることができる等の著効を奏する。
と、駆動部は、係合部を任意の高さ位置で停止させるこ
とができるので、金型部が型閉した状態における係合部
の高さ位置で停止させておくと、金型部の装置本体部へ
の取り付け、取り外しを型閉状態で行うことが可能とな
るので金型部の装置本体部への取り付け、取り外しの際
に上型と下型との間にスペーサを介挿する必要がない。
そのため、スペーサを介挿したり、取り外したりする作
業が不要となり、作業性を向上させることができる。ま
た、スペーサを介挿したり、取り外したり介挿する作業
が不要なので、従来のように当該作業中に手を挟んだり
することもなく安全である。特に、請求項2の構成を採
用すると、金型部を装置本体部へ取り付け、または取り
外しの際に、自動的に係合部の高さ位置を金型部が型閉
した状態における係合部の高さ位置である特定位置とす
ることができ便利である。また、請求項3の構成を採用
すると、複数種類の金型部に対応可能となり、汎用性を
持たせることができる等の著効を奏する。
【図1】本発明に係るプレス金型装置の実施例を示した
要部正面図。
要部正面図。
【図2】図1のB部断面図。
【図3】実施例の制御系を示したブロックダイアグラ
ム。
ム。
10 金型部 12 上型 14 下型 16 装置本体部 18 係合体 24 フリーシャンク 26 大径部 28 キーボード 30 ROM 32 RAM 36 サーボモータ 40 MPU
Claims (5)
- 【請求項1】 装置本体部へ取り付け、取り外し可能で
あると共に、型開、型閉可能な上型と下型とから成る金
型部と、 前記装置本体部に設けられ、前記上型と係合可能である
と共に上下動可能な係合部と、 前記装置本体部に設けられ、前記係合部を上下動させる
と共に、係合部を任意の高さ位置で停止させることがで
きる駆動部とを具備することを特徴とするプレス金型装
置。 - 【請求項2】 前記金型部を前記装置本体部へ取り付
け、または取り外しの特定状態を指示する入力部と、 前記金型部が型閉した状態における前記係合部の高さ位
置である特定位置を記憶するための記憶部と、 前記入力部から前記特定状態の指示が入力された際には
前記記憶部から前記特定位置を読み出し、前記駆動部を
介して前記係合部を前記特定位置に位置させる制御部と
を具備することを特徴とする請求項1記載のプレス金型
装置。 - 【請求項3】 前記記憶部には前記装置本体部へ取り付
け可能な複数の金型部毎の前記特定位置が記憶されてい
ることを特徴とする請求項2記載のプレス金型装置。 - 【請求項4】 前記金型部は前記装置本体部に対し、水
平方向へ移動させて装置本体部へ取り付け、取り外し可
能であることを特徴とする請求項1、2または3記載の
プレス金型装置。 - 【請求項5】 前記駆動部はサーボモータを含むことを
特徴とする請求項1、2、3または4記載のプレス金型
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34127992A JP3258405B2 (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | プレス金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34127992A JP3258405B2 (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | プレス金型装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06170461A true JPH06170461A (ja) | 1994-06-21 |
JP3258405B2 JP3258405B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=18344828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34127992A Expired - Fee Related JP3258405B2 (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | プレス金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3258405B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160061651A (ko) * | 2014-11-24 | 2016-06-01 | 주식회사 국제단조 | 로터리 칼날 제조 장치 및 로터리 칼날 제조 방법 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5174874U (ja) * | 1974-12-04 | 1976-06-12 | ||
JPS58107226U (ja) * | 1982-01-14 | 1983-07-21 | アイダエンジニアリング株式会社 | 上型をスライドに固定するための装置 |
JPS5933097A (ja) * | 1982-08-19 | 1984-02-22 | Nissan Shatai Co Ltd | プレス装置 |
JPS63144829A (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-17 | Fuji Heavy Ind Ltd | タンデムプレスの自動段取り法 |
JPH03155499A (ja) * | 1989-11-14 | 1991-07-03 | Yamada Seisakusho:Kk | モータプレス機の制御方法 |
JPH05285565A (ja) * | 1992-04-13 | 1993-11-02 | Apic Yamada Kk | プレス装置における金型の自動セット機構 |
JPH06154905A (ja) * | 1992-11-25 | 1994-06-03 | Nec Kyushu Ltd | Icリード切断金型 |
-
1992
- 1992-11-28 JP JP34127992A patent/JP3258405B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
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KR20160061651A (ko) * | 2014-11-24 | 2016-06-01 | 주식회사 국제단조 | 로터리 칼날 제조 장치 및 로터리 칼날 제조 방법 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3258405B2 (ja) | 2002-02-18 |
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