JPH06170251A - 洗米浸漬方法および装置 - Google Patents
洗米浸漬方法および装置Info
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- JPH06170251A JPH06170251A JP35342492A JP35342492A JPH06170251A JP H06170251 A JPH06170251 A JP H06170251A JP 35342492 A JP35342492 A JP 35342492A JP 35342492 A JP35342492 A JP 35342492A JP H06170251 A JPH06170251 A JP H06170251A
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- Japan
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- rice
- tank
- washing
- basket
- immersing
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- Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】吸水率を正確に制御できる洗米浸漬方法および
装置を提供する。 【構成】白米を一定量ずつ通水性を有する籠に入れ、前
記籠を洗米槽に入れて白米を攪拌して洗米し、洗米後前
記籠を洗米槽から浸漬槽に移して所定時間白米を浸漬す
るようにした。また上記方法を実施する装置として、一
定量の白米を収容する通水性を有する米粒籠と、洗米の
ため米粒籠を収容する洗米槽と、洗米槽内の白米を攪拌
する攪拌装置と、洗米後米粒籠を収容して浸漬する浸漬
槽と、浸漬後の白米を搬出する搬出手段と、米粒籠を前
記洗米槽、浸漬槽、搬出手段、そして再び洗米槽へと循
環させる循環手段とによって洗米浸漬装置を構成した。
装置を提供する。 【構成】白米を一定量ずつ通水性を有する籠に入れ、前
記籠を洗米槽に入れて白米を攪拌して洗米し、洗米後前
記籠を洗米槽から浸漬槽に移して所定時間白米を浸漬す
るようにした。また上記方法を実施する装置として、一
定量の白米を収容する通水性を有する米粒籠と、洗米の
ため米粒籠を収容する洗米槽と、洗米槽内の白米を攪拌
する攪拌装置と、洗米後米粒籠を収容して浸漬する浸漬
槽と、浸漬後の白米を搬出する搬出手段と、米粒籠を前
記洗米槽、浸漬槽、搬出手段、そして再び洗米槽へと循
環させる循環手段とによって洗米浸漬装置を構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酒造用の米などの洗米
浸漬方法および装置に関する。
浸漬方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】酒造用の米は精米された後、洗米工程で
糠を除かれ、その後の浸漬工程において18%〜23%
の水分を吸収させる。従来の洗米、浸漬の方法として
は、まず白米を水と一緒にタンクに投入し、ポンプに使
ってパイプ輸送し、このパイプ輸送の過程で白米と水が
攪拌されて洗米される。洗米された白米は分離器によっ
て水と分離され浸漬タンクに投入される。予定された白
米が浸漬タンクに投入されると、浸漬タンクに水を入れ
て吸水させ、予定した吸水が終わると排水して浸漬を終
了し吸水米を排出する。
糠を除かれ、その後の浸漬工程において18%〜23%
の水分を吸収させる。従来の洗米、浸漬の方法として
は、まず白米を水と一緒にタンクに投入し、ポンプに使
ってパイプ輸送し、このパイプ輸送の過程で白米と水が
攪拌されて洗米される。洗米された白米は分離器によっ
て水と分離され浸漬タンクに投入される。予定された白
米が浸漬タンクに投入されると、浸漬タンクに水を入れ
て吸水させ、予定した吸水が終わると排水して浸漬を終
了し吸水米を排出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記処理方法の場合、
洗米の過程でポンプや分離器などの機械的な力が白米に
加わるため白米が割れたり傷ついたりし易い。また浸漬
過程においては、大量の白米を処理するため大容量の浸
漬タンクが必要となり、タンクへの給水、排水に時間が
かかる。さらに浸漬タンクに白米を送るとき、送り始め
から送り終りまでに時間がかかり、そのため、送り始め
の白米の浸漬時間と送り終りの白米の浸漬時間に差が生
じて吸水率が異なり、白米の吸水率を均一にできなくな
って、その後の良好な発酵をさせることができなくな
る、という問題があった。本発明は以上の点にかんがみ
てなされたもので、吸水率を正確に制御できる洗米浸漬
方法および装置を提供することを課題とする。
洗米の過程でポンプや分離器などの機械的な力が白米に
加わるため白米が割れたり傷ついたりし易い。また浸漬
過程においては、大量の白米を処理するため大容量の浸
漬タンクが必要となり、タンクへの給水、排水に時間が
かかる。さらに浸漬タンクに白米を送るとき、送り始め
から送り終りまでに時間がかかり、そのため、送り始め
の白米の浸漬時間と送り終りの白米の浸漬時間に差が生
じて吸水率が異なり、白米の吸水率を均一にできなくな
って、その後の良好な発酵をさせることができなくな
る、という問題があった。本発明は以上の点にかんがみ
てなされたもので、吸水率を正確に制御できる洗米浸漬
方法および装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の洗米浸漬方法においては、白米を一定量ず
つ通水性を有する籠に入れ、前記籠を洗米槽に入れて白
米を攪拌して洗米し、洗米後前記籠を洗米槽から浸漬槽
に移して所定時間白米を浸漬するようにした。また上記
方法を実施する装置として、一定量の白米を収容する通
水性を有する米粒籠と、洗米のため米粒籠を収容する洗
米槽と、洗米槽内の白米を攪拌する攪拌装置と、洗米後
米粒籠を収容して浸漬する浸漬槽と、浸漬後の白米を搬
出する搬出手段と、米粒籠を前記洗米槽、浸漬槽、搬出
手段、そして再び洗米槽へと循環させる循環手段とによ
って洗米浸漬装置を構成した。
に、本発明の洗米浸漬方法においては、白米を一定量ず
つ通水性を有する籠に入れ、前記籠を洗米槽に入れて白
米を攪拌して洗米し、洗米後前記籠を洗米槽から浸漬槽
に移して所定時間白米を浸漬するようにした。また上記
方法を実施する装置として、一定量の白米を収容する通
水性を有する米粒籠と、洗米のため米粒籠を収容する洗
米槽と、洗米槽内の白米を攪拌する攪拌装置と、洗米後
米粒籠を収容して浸漬する浸漬槽と、浸漬後の白米を搬
出する搬出手段と、米粒籠を前記洗米槽、浸漬槽、搬出
手段、そして再び洗米槽へと循環させる循環手段とによ
って洗米浸漬装置を構成した。
【0005】上記攪拌装置は、洗米を目的とするもので
あって、白米を攪拌するものであればどのような構成で
も良い。たとえば気体流または液体流を白米に当てて攪
拌してもよい。気体流または液体流としては空気流や水
流を用いることができるが、必要に応じて他の流体を用
いてもよい。この攪拌装置は洗米槽内に設けて米粒籠の
下方から気体流または液体流を白米に当てて攪拌しても
よいし、あるいは洗米槽の外に設置して上方から白米を
攪拌するようにしてもよい。また攪拌装置は気体流や液
体流を固定した箇所から噴射するようにしてもよいし、
その噴射口が回転したり移動したりするようにしてもよ
い。
あって、白米を攪拌するものであればどのような構成で
も良い。たとえば気体流または液体流を白米に当てて攪
拌してもよい。気体流または液体流としては空気流や水
流を用いることができるが、必要に応じて他の流体を用
いてもよい。この攪拌装置は洗米槽内に設けて米粒籠の
下方から気体流または液体流を白米に当てて攪拌しても
よいし、あるいは洗米槽の外に設置して上方から白米を
攪拌するようにしてもよい。また攪拌装置は気体流や液
体流を固定した箇所から噴射するようにしてもよいし、
その噴射口が回転したり移動したりするようにしてもよ
い。
【0006】浸漬槽内では、米粒籠を停止させたままで
もよいが、浸漬槽を長くして米粒籠が移動できるように
すれば複数個の米粒籠を収容できるようになり、効率的
に浸漬することができる。
もよいが、浸漬槽を長くして米粒籠が移動できるように
すれば複数個の米粒籠を収容できるようになり、効率的
に浸漬することができる。
【0007】また循環手段は、米粒籠を洗米槽、浸漬
槽、搬出手段、そして再び洗米槽へと循環させる装置で
あればどのような構成のものでもよい。本発明の実施例
においては、米粒籠を洗米槽および浸漬槽の下側を通し
て循環させているが、それに限らず、洗米槽および浸漬
槽の横または上側を通る循環路を形成してもよいし、搬
送手段としては、コンベアチェーンに限らず、ローラー
またはベルトコンベアや搬送ロボットなどを使用しても
よい。
槽、搬出手段、そして再び洗米槽へと循環させる装置で
あればどのような構成のものでもよい。本発明の実施例
においては、米粒籠を洗米槽および浸漬槽の下側を通し
て循環させているが、それに限らず、洗米槽および浸漬
槽の横または上側を通る循環路を形成してもよいし、搬
送手段としては、コンベアチェーンに限らず、ローラー
またはベルトコンベアや搬送ロボットなどを使用しても
よい。
【0008】搬出手段は、吸水を終えた白米を搬出する
ための手段であって、実施例においては、米粒籠を反転
させて白米を排出ホッパに受けるようにしている。しか
し、その構成はそれらに限られず、たとえば、米粒籠の
底が開閉自在にして、底を開放することによって米を落
下させるようにしてもよいし、あるいは米粒籠内の白米
を吸引して搬出するようにしてもよい。
ための手段であって、実施例においては、米粒籠を反転
させて白米を排出ホッパに受けるようにしている。しか
し、その構成はそれらに限られず、たとえば、米粒籠の
底が開閉自在にして、底を開放することによって米を落
下させるようにしてもよいし、あるいは米粒籠内の白米
を吸引して搬出するようにしてもよい。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図を参照して説明する。
図1は本発明による洗米浸漬装置の一実施例の全体側面
図、図2はその斜視図である。図において、1は精米後
の白米を一定量ずつ収容するための米粒籠、3は洗米
槽、5は浸漬槽であって、洗米は米粒籠1を洗米槽3に
入れて行なわれ、洗米後米粒籠1は洗米槽3から浸漬槽
5に移され、浸漬槽5の長手方向に移動され、その間に
浸漬が行なわれる。
図1は本発明による洗米浸漬装置の一実施例の全体側面
図、図2はその斜視図である。図において、1は精米後
の白米を一定量ずつ収容するための米粒籠、3は洗米
槽、5は浸漬槽であって、洗米は米粒籠1を洗米槽3に
入れて行なわれ、洗米後米粒籠1は洗米槽3から浸漬槽
5に移され、浸漬槽5の長手方向に移動され、その間に
浸漬が行なわれる。
【0010】浸漬槽5の長手方向の両側下方にはローラ
チェーンから成る一対の搬送チェーン7が、スプロケッ
ト9,9間に張設され、この搬送チェーン7はモータ1
1によって駆動される。搬送チェーン7の先端付近(図
1の左側)には、一対のアタチメント付ローラーチェー
ン13がスプロケット15間に張設され、ローラーチェ
ーン13には、図3に示すようなアタチメント14が取
り付けられている。チェーン13は電磁式クラッチブレ
ーキ付ギアドモータ17によって駆動される。洗米槽3
と浸漬槽5との間には、両側に、米粒籠1を洗米槽3か
ら引き上げて浸漬槽5へと搬送する、アタチメント付ロ
ーラーチェーン21がスプロケット21間に張設されて
いる。チェーン19は電磁式クラッチブレーキ付ギアド
モータ23によって駆動される。浸漬槽5の両側にはロ
ーラチェーンから成る搬送チェーン25がスプロケット
27間に張設され、モータ31によって駆動される。浸
漬槽5の後端部(図1の右側)には、米粒籠1を浸漬槽
5から引き上げるアタチメント付ローラーチェーン33
がスプロケット35間に張設されている。チェーン33
は電磁式クラッチブレーキ付ギアドモータ37によって
駆動される。
チェーンから成る一対の搬送チェーン7が、スプロケッ
ト9,9間に張設され、この搬送チェーン7はモータ1
1によって駆動される。搬送チェーン7の先端付近(図
1の左側)には、一対のアタチメント付ローラーチェー
ン13がスプロケット15間に張設され、ローラーチェ
ーン13には、図3に示すようなアタチメント14が取
り付けられている。チェーン13は電磁式クラッチブレ
ーキ付ギアドモータ17によって駆動される。洗米槽3
と浸漬槽5との間には、両側に、米粒籠1を洗米槽3か
ら引き上げて浸漬槽5へと搬送する、アタチメント付ロ
ーラーチェーン21がスプロケット21間に張設されて
いる。チェーン19は電磁式クラッチブレーキ付ギアド
モータ23によって駆動される。浸漬槽5の両側にはロ
ーラチェーンから成る搬送チェーン25がスプロケット
27間に張設され、モータ31によって駆動される。浸
漬槽5の後端部(図1の右側)には、米粒籠1を浸漬槽
5から引き上げるアタチメント付ローラーチェーン33
がスプロケット35間に張設されている。チェーン33
は電磁式クラッチブレーキ付ギアドモータ37によって
駆動される。
【0011】チェーン33の後方(図1の右側)には、
米粒籠1を反転させる回転羽根39が配置され、回転羽
根39はモータ41により駆動される。回転羽根39の
隣には米粒籠1から落下される白米を受ける排出ホッパ
43が設置され、白米はこの排出ホッパ43からコンベ
アベルト(図示せず)などによって装置外へ搬出され
る。排出ホッパ43の支持部には浸漬された白米の重量
を検出するロードセル45が取り付けられている。洗米
槽2の上方には、米粒籠1に一定量の白米を供給する計
量機81が設置されている。
米粒籠1を反転させる回転羽根39が配置され、回転羽
根39はモータ41により駆動される。回転羽根39の
隣には米粒籠1から落下される白米を受ける排出ホッパ
43が設置され、白米はこの排出ホッパ43からコンベ
アベルト(図示せず)などによって装置外へ搬出され
る。排出ホッパ43の支持部には浸漬された白米の重量
を検出するロードセル45が取り付けられている。洗米
槽2の上方には、米粒籠1に一定量の白米を供給する計
量機81が設置されている。
【0012】米粒籠1は、図3に示すように、開口を有
する収容部1aと、収容部1aの開口部に取り付けられ
たブラケット1bとから構成される。収容部1aはメッ
シュのステンレス材料から成り、米は漏れないが水は通
るようになっている。ブラケット1bの両端部(アタチ
メント14と接する側)には、上方に凹んだ山形のアタ
チメント受け部1cが形成されている。
する収容部1aと、収容部1aの開口部に取り付けられ
たブラケット1bとから構成される。収容部1aはメッ
シュのステンレス材料から成り、米は漏れないが水は通
るようになっている。ブラケット1bの両端部(アタチ
メント14と接する側)には、上方に凹んだ山形のアタ
チメント受け部1cが形成されている。
【0013】搬送チェーン7は、図4に示すように、支
持フレーム83上を移動するように構成されている。す
なわち、支持フレーム83には適当な溝が形成されて搬
送チェーン7のローラはその溝に沿って移動する。米粒
籠のブラケット1bの両端部は搬送チェーン7,7に掛
けられて、米粒籠1は、その重量を支持フレーム83に
よって支持されながら搬送される。搬送チェーン7の中
央部より少し前寄り(図1の左寄り)の位置には、米粒
籠1を一時停止させるためのストッパ51が設置されて
いる。ストッパ51の両端には米粒籠1を制止する立上
がり部が形成され、ストッパ51の中央部は支点53に
より支持されてストッパ53は支点53を中心に前後
(図1の左右)に揺動可能である。ストッパ51の一端
はソレノイド55(またはシリンダなどでもよい)に連
結され、それにより上下動され、ストッパ51の揺動に
よって米粒籠1が1個ずつ前方(図1の左方)へ送られ
ていく。米粒籠1がストッパ51で制止させられている
ときでも、搬送チェーン7はブラケット1bの下をすべ
って常時回転している。また搬送チェーン7の先端(図
1の左端)には、米粒籠1を制止させるためのストッパ
(図示せず)が設置されている。
持フレーム83上を移動するように構成されている。す
なわち、支持フレーム83には適当な溝が形成されて搬
送チェーン7のローラはその溝に沿って移動する。米粒
籠のブラケット1bの両端部は搬送チェーン7,7に掛
けられて、米粒籠1は、その重量を支持フレーム83に
よって支持されながら搬送される。搬送チェーン7の中
央部より少し前寄り(図1の左寄り)の位置には、米粒
籠1を一時停止させるためのストッパ51が設置されて
いる。ストッパ51の両端には米粒籠1を制止する立上
がり部が形成され、ストッパ51の中央部は支点53に
より支持されてストッパ53は支点53を中心に前後
(図1の左右)に揺動可能である。ストッパ51の一端
はソレノイド55(またはシリンダなどでもよい)に連
結され、それにより上下動され、ストッパ51の揺動に
よって米粒籠1が1個ずつ前方(図1の左方)へ送られ
ていく。米粒籠1がストッパ51で制止させられている
ときでも、搬送チェーン7はブラケット1bの下をすべ
って常時回転している。また搬送チェーン7の先端(図
1の左端)には、米粒籠1を制止させるためのストッパ
(図示せず)が設置されている。
【0014】洗米槽3は、図5に示すように、外槽61
と内槽63との二槽構造になっている。内槽63の開口
部には、米粒籠1を載せるための載置板65と、米粒籠
1の幅方向の位置決めをする規制板67とが設けられて
いる。内槽63の底部には、複数の噴射ノズル69を有
する給気パイプ71が配置され、その給気は給気電磁弁
73によって制御される。さらに内槽63の底部には給
排水パイプ75が接続され、その給排水は給排水電磁弁
77によって制御される。外槽61の底には内槽63か
らオーバーフローした水を排出させるための排水パイプ
79が接続されている。
と内槽63との二槽構造になっている。内槽63の開口
部には、米粒籠1を載せるための載置板65と、米粒籠
1の幅方向の位置決めをする規制板67とが設けられて
いる。内槽63の底部には、複数の噴射ノズル69を有
する給気パイプ71が配置され、その給気は給気電磁弁
73によって制御される。さらに内槽63の底部には給
排水パイプ75が接続され、その給排水は給排水電磁弁
77によって制御される。外槽61の底には内槽63か
らオーバーフローした水を排出させるための排水パイプ
79が接続されている。
【0015】浸漬槽5も、図1に示すように、内槽およ
び外槽の二槽構造になっており、図示は省略するが、内
槽には給水パイプによって給水され、内槽からオーバー
フローした水は外槽を経て排水される。
び外槽の二槽構造になっており、図示は省略するが、内
槽には給水パイプによって給水され、内槽からオーバー
フローした水は外槽を経て排水される。
【0016】上記装置の各構成部の動作はシーケンサに
よって制御される。すなわち、図6に示すように、シー
ケンサ85には所定の信号が入力され、それに応じて各
駆動部に対して指令信号が出力される。図6において
は、図1から図5までに示した構成部分と同じものには
同じ参照符号を付してある。
よって制御される。すなわち、図6に示すように、シー
ケンサ85には所定の信号が入力され、それに応じて各
駆動部に対して指令信号が出力される。図6において
は、図1から図5までに示した構成部分と同じものには
同じ参照符号を付してある。
【0017】次に実施例の動作を(1)白米の搬入
(2)洗米(3)浸漬(4)白米の搬出の4つの工程に
分けて説明する。
(2)洗米(3)浸漬(4)白米の搬出の4つの工程に
分けて説明する。
【0018】(1)白米の搬入 モータ11の駆動により搬送チェーン7が空の米粒籠1
を次々と搬送すると、先頭の米粒籠1(図1のA)はス
トッパ51によって制止される。シーケンサ85からの
指示によりソレノイド55が駆動され、米粒籠1が1個
ずつ所定の時間間隔で前方(図1の左方)へ送られる。
米粒籠1は搬送チェーン7の先端(図1の左端)におい
てストッパ(図示せず)で制止される。そこで、シーケ
ンサ85の指示によりモータ17のクラッチが入って、
チェーン13が回り、アタチメント14が米粒籠1のブ
ラケットの受け部1cを吊り上げて、米粒籠1が上昇す
る(図1のB)。米粒籠1はさらに送られて洗米槽3の
中に収容される(図1のC)。つまり米粒籠1の両端の
ブラケット1bが洗米槽3の載置板65上に置かれる。
次いでシーケンサ85の指令に基づいて計量機83が駆
動され、計量機83から所定量の白米(たとえば200
kg)が米粒籠1に投入される。しかし、白米の投入
は、作業者が人力で行なってもよい。
を次々と搬送すると、先頭の米粒籠1(図1のA)はス
トッパ51によって制止される。シーケンサ85からの
指示によりソレノイド55が駆動され、米粒籠1が1個
ずつ所定の時間間隔で前方(図1の左方)へ送られる。
米粒籠1は搬送チェーン7の先端(図1の左端)におい
てストッパ(図示せず)で制止される。そこで、シーケ
ンサ85の指示によりモータ17のクラッチが入って、
チェーン13が回り、アタチメント14が米粒籠1のブ
ラケットの受け部1cを吊り上げて、米粒籠1が上昇す
る(図1のB)。米粒籠1はさらに送られて洗米槽3の
中に収容される(図1のC)。つまり米粒籠1の両端の
ブラケット1bが洗米槽3の載置板65上に置かれる。
次いでシーケンサ85の指令に基づいて計量機83が駆
動され、計量機83から所定量の白米(たとえば200
kg)が米粒籠1に投入される。しかし、白米の投入
は、作業者が人力で行なってもよい。
【0019】(2)洗米 白米の排出が完了すると、計量機83から排出完了信号
がシーケンサ85へ出力され、これによりシーケンサ8
5からの指令によって給排水電磁弁77を開放されて給
排水パイプ75から洗米槽3への給水が開始される。所
定時間後(たとえば10秒後)、給気電磁弁73が開放
され、噴射ノズル69から圧縮空気が所定時間(たとえ
ば1〜2分)噴射されて、これにより米粒籠1内の白米
が攪拌されて洗米される。この間パイプ75からの給水
は続けられ、内槽63からオーバーフローした水は外槽
61の排水パイプ79から排出される。所定時間後に給
気電磁弁73が閉鎖され、給排水弁77が排水側に切り
換えられて、内槽63内の水は給排水パイプ75から排
出される。次いでモータ23のクラッチが入れられてチ
ェーン19が駆動され、チェーン19のアタチメント1
4が米粒籠1の受け部1cを引っ掛け、米粒籠1を持ち
上げる。このとき受け部1cの中心がチェーン19の位
置から多少ずれていても、受け部1cは図3に示すよう
に裾の広がった山形に形成されているので、うまく持上
げることができる。米粒籠1はチェーン19によって浸
漬槽5に送られる。
がシーケンサ85へ出力され、これによりシーケンサ8
5からの指令によって給排水電磁弁77を開放されて給
排水パイプ75から洗米槽3への給水が開始される。所
定時間後(たとえば10秒後)、給気電磁弁73が開放
され、噴射ノズル69から圧縮空気が所定時間(たとえ
ば1〜2分)噴射されて、これにより米粒籠1内の白米
が攪拌されて洗米される。この間パイプ75からの給水
は続けられ、内槽63からオーバーフローした水は外槽
61の排水パイプ79から排出される。所定時間後に給
気電磁弁73が閉鎖され、給排水弁77が排水側に切り
換えられて、内槽63内の水は給排水パイプ75から排
出される。次いでモータ23のクラッチが入れられてチ
ェーン19が駆動され、チェーン19のアタチメント1
4が米粒籠1の受け部1cを引っ掛け、米粒籠1を持ち
上げる。このとき受け部1cの中心がチェーン19の位
置から多少ずれていても、受け部1cは図3に示すよう
に裾の広がった山形に形成されているので、うまく持上
げることができる。米粒籠1はチェーン19によって浸
漬槽5に送られる。
【0020】(3)浸漬 浸漬槽1は、装置の始動時に給水電磁弁(図示せず)が
開放され給水されて満水状態になっており、内槽からオ
ーバーフローした水は外槽から排水される。米粒籠1の
ブラケット1bの両端がチェーン25に掛けられて、収
容部1bは浸漬槽5内に浸入される。チェーン25はモ
ータ31により常時所定の速度で駆動されており、それ
により米粒籠1は白米を浸漬させたまま搬送される(図
1のD)。米粒籠1が浸漬槽5の他端(図1の右側)に
到達すると、ストッパ(図示せず)によって制止され
る。この間、白米の吸水が行なわれるわけだが、この吸
水時間はシーケンサ85に予め設定される(たとえば8
〜40分)。所定の吸水時間経過後モータ37のクラッ
チが入れられて、チェーン33が駆動され、チェーン3
3によって米粒籠1が持ち上げられ浸漬槽5から出され
る。米粒籠1はその後所定時間(3〜4分)水切りのた
め停止される(図1のE)。
開放され給水されて満水状態になっており、内槽からオ
ーバーフローした水は外槽から排水される。米粒籠1の
ブラケット1bの両端がチェーン25に掛けられて、収
容部1bは浸漬槽5内に浸入される。チェーン25はモ
ータ31により常時所定の速度で駆動されており、それ
により米粒籠1は白米を浸漬させたまま搬送される(図
1のD)。米粒籠1が浸漬槽5の他端(図1の右側)に
到達すると、ストッパ(図示せず)によって制止され
る。この間、白米の吸水が行なわれるわけだが、この吸
水時間はシーケンサ85に予め設定される(たとえば8
〜40分)。所定の吸水時間経過後モータ37のクラッ
チが入れられて、チェーン33が駆動され、チェーン3
3によって米粒籠1が持ち上げられ浸漬槽5から出され
る。米粒籠1はその後所定時間(3〜4分)水切りのた
め停止される(図1のE)。
【0021】(4)白米の搬出 所定の水切り時間経過後、チェーン33が再び駆動さ
れ、米粒籠1は図7に示すように回転羽根39の方向へ
送られていく。このときモータ41のクラッチはニュー
トラルになっているので、回転羽根39は米粒籠1に押
されて回動する。米粒籠のブラケット1bが回転羽根3
9の羽根と羽根の間に位置したとき(図1のF)、モー
タ41のクラッチが入れられ、回転羽根39が時計回り
に180度回転して停止する。このときアタチメント1
4はその位置で停止している。ブラケット1bは羽根3
9に挟まれているので、米粒籠1も回転羽根39と共に
移動して反転し、白米は排出ホッパ43へ自由落下す
る。所定時間後(たとえば10秒後)モータ41のクラ
ッチが切り換えられ、回転羽根39は逆転して、米粒籠
1は元の位置(図7のF)に戻る。米粒籠1の受け部1
cは待機していたアタチメント14に係合するが、この
ときモータ37のクラッチはニュートラルに切り換えら
れ、米粒籠1はチェーン7の位置まで自然落下する。米
粒籠1はチェーン7によってストッパ51まで搬送さ
れ、以後同様の動作を繰り返す。一方、排出ホッパ43
に排出された白米は、ロードセル45によって計量さ
れ、その結果は計量機83による始めの白米重量と比較
されて吸水率が算出される。次いでホッパ43のシャッ
タが開放され、吸水米はコンベアなどで搬出される。
れ、米粒籠1は図7に示すように回転羽根39の方向へ
送られていく。このときモータ41のクラッチはニュー
トラルになっているので、回転羽根39は米粒籠1に押
されて回動する。米粒籠のブラケット1bが回転羽根3
9の羽根と羽根の間に位置したとき(図1のF)、モー
タ41のクラッチが入れられ、回転羽根39が時計回り
に180度回転して停止する。このときアタチメント1
4はその位置で停止している。ブラケット1bは羽根3
9に挟まれているので、米粒籠1も回転羽根39と共に
移動して反転し、白米は排出ホッパ43へ自由落下す
る。所定時間後(たとえば10秒後)モータ41のクラ
ッチが切り換えられ、回転羽根39は逆転して、米粒籠
1は元の位置(図7のF)に戻る。米粒籠1の受け部1
cは待機していたアタチメント14に係合するが、この
ときモータ37のクラッチはニュートラルに切り換えら
れ、米粒籠1はチェーン7の位置まで自然落下する。米
粒籠1はチェーン7によってストッパ51まで搬送さ
れ、以後同様の動作を繰り返す。一方、排出ホッパ43
に排出された白米は、ロードセル45によって計量さ
れ、その結果は計量機83による始めの白米重量と比較
されて吸水率が算出される。次いでホッパ43のシャッ
タが開放され、吸水米はコンベアなどで搬出される。
【0022】吸水サイクルは、水切り時間(3〜4分)
を基準に決められ、たとえば浸漬時間8分の場合には、
米粒籠1を浸漬槽5に2個入れることができ、30分浸
漬の場合は8〜10個入れることができる。いずれにし
ても白米の浸漬時間に応じて浸漬槽5に送り込む米粒籠
1のタイムスケジュールをシーケンサ85で設定し、シ
ーケンサ85の指示信号によって各駆動部が制御される
ので、均一な吸水率で洗米浸漬を行なうことができる。
を基準に決められ、たとえば浸漬時間8分の場合には、
米粒籠1を浸漬槽5に2個入れることができ、30分浸
漬の場合は8〜10個入れることができる。いずれにし
ても白米の浸漬時間に応じて浸漬槽5に送り込む米粒籠
1のタイムスケジュールをシーケンサ85で設定し、シ
ーケンサ85の指示信号によって各駆動部が制御される
ので、均一な吸水率で洗米浸漬を行なうことができる。
【0023】上記実施例では、米粒籠1のタイムスケジ
ュールをシーケンサ85で設定しているが、それに限ら
ず、装置内の各所にセンサを設置して米粒籠1の位置を
検出し、センサからの出力信号によって各駆動部を作動
させるようにしてもよい。
ュールをシーケンサ85で設定しているが、それに限ら
ず、装置内の各所にセンサを設置して米粒籠1の位置を
検出し、センサからの出力信号によって各駆動部を作動
させるようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
白米を一定量ずつ通水性を有する籠に入れ、前記籠を洗
米槽に入れて白米を攪拌して洗米し、洗米後前記籠を洗
米槽から浸漬槽に移して所定時間白米を浸漬するように
したので、吸水率を正確に制御でき、均一な吸水率で洗
米浸漬ができるという効果が得られる。
白米を一定量ずつ通水性を有する籠に入れ、前記籠を洗
米槽に入れて白米を攪拌して洗米し、洗米後前記籠を洗
米槽から浸漬槽に移して所定時間白米を浸漬するように
したので、吸水率を正確に制御でき、均一な吸水率で洗
米浸漬ができるという効果が得られる。
【図1】本発明による洗米浸漬装置の一実施例の側面図
である。
である。
【図2】図1の装置の斜視図である。
【図3】米粒籠の拡大図である。
【図4】搬送チェーンの部分拡大図である。
【図5】洗米槽の一部を切り欠いた拡大斜視図である。
【図6】図1の装置の制御系のブロック図である。
【図7】回転羽根の動作を説明する図である。
1 米粒籠 3 洗米槽 5 浸漬槽
Claims (4)
- 【請求項1】 白米を一定量ずつ通水性を有する籠に入
れ、前記籠を洗米槽に入れて白米を攪拌して洗米し、洗
米後前記籠を洗米槽から浸漬槽に移して所定時間白米を
浸漬することを特徴とする洗米浸漬方法。 - 【請求項2】 一定量の白米を収容する通水性を有する
米粒籠と、米粒籠を洗米するために収容する洗米槽と、
洗米槽内の白米を攪拌する攪拌装置と、洗米後米粒籠を
収容して浸漬する浸漬槽と、浸漬後の白米を搬出する搬
出手段と、米粒籠を前記洗米槽、浸漬槽、排出手段、そ
して再び洗米槽へと循環させる循環手段とを備えたこと
を特徴とする洗米浸漬装置。 - 【請求項3】 前記攪拌装置が気体流または液体流を当
てて白米を攪拌する請求項2に記載の洗米浸漬装置。 - 【請求項4】 前記循環手段がチェーンコンベアから成
る請求項2または3に記載の洗米浸漬装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35342492A JPH06170251A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 洗米浸漬方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35342492A JPH06170251A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 洗米浸漬方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06170251A true JPH06170251A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18430747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35342492A Pending JPH06170251A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 洗米浸漬方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06170251A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105602782A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-05-25 | 四川郎酒集团有限责任公司 | 一种酱香型白酒酿造工艺中的润粮方法 |
CN108187785A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-06-22 | 河南迪普森农业开发有限公司 | 谷物连续浸泡工艺方法及系统 |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP35342492A patent/JPH06170251A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105602782A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-05-25 | 四川郎酒集团有限责任公司 | 一种酱香型白酒酿造工艺中的润粮方法 |
CN108187785A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-06-22 | 河南迪普森农业开发有限公司 | 谷物连续浸泡工艺方法及系统 |
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