JP3127715B2 - カップ式飲料自動販売機 - Google Patents

カップ式飲料自動販売機

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JP3127715B2
JP3127715B2 JP06117291A JP11729194A JP3127715B2 JP 3127715 B2 JP3127715 B2 JP 3127715B2 JP 06117291 A JP06117291 A JP 06117291A JP 11729194 A JP11729194 A JP 11729194A JP 3127715 B2 JP3127715 B2 JP 3127715B2
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JP
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cup
propeller
hot water
vending machine
water
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雅信 繁田
茂樹 堀
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は、カップ式飲料自動販
売機に関し、特に原料の攪拌をカップの中で行うカップ
ミキンシング方式の飲料自動販売機に関する。
【従来の技術】カップに飲料の原液や粉末,湯,水,氷
などの原料を直接投入し、これらの原料をカップの中に
挿入したプロペラの回転で攪拌して飲料を供給するいわ
ゆるカップミキシング方式の飲料自動販売機が知られて
いる。
【発明が解決しようとする課題】その場合、原料の攪拌
が終了して回転を停止させ、カップから出したプロペラ
は、従来はそのままの状態で次の販売まで待機させてい
た。そのため、従来のこの種の自動販売機は、プロペラ
に付着した飲料が垂れて機内を汚したり、前回の飲料が
次回の異種の飲料に混ざって味を損なうというような問
題があった。そこで、この発明は、原料攪拌後のプロペ
ラの付着飲料を簡単に処理して、上記問題の解決を図っ
たカップミキシング方式の飲料自動販売機を提供するこ
とを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、攪拌場所へ運ばれた、湯又は水を除く原料が投入さ
れてなるカップへ、この攪拌場所に設けられた湯又は水
の吐出手段を介し湯又は水を投入すると共に、同じくこ
の攪拌場所に設けられて待機位置にあるプロペラをプロ
ペラ移動手段を介しこのカップ内に入れて回転させ、前
記原料と湯又は水を攪拌し、この攪拌後、前記プロペラ
をプロペラ移動手段を介し待機位置へ戻すと共に、カッ
プを攪拌場所から他所へ移して販売に供するカップ式飲
料自動販売機において、前記プロペラを洗浄する場合
に、プロペラ洗浄後の排水をこの自動販売機外に排出す
るか、又はこの自動販売機内に設けられた排水バケツに
向けて排出するかを切換える切換手段と、前記カップを
攪拌場所から他所へ移動後、前記プロペラに前記吐出手
段を介し、上記切換手段の選択により洗浄時間を可変し
て湯又は水を注いで洗浄する制御手段と、を備えたもの
とする。また、上記のカップ式飲料自動販売機におい
て、前記切換手段によりプロペラ洗浄後の排水を自動販
売機内に設けられた排水バケツに向けて排出する場合、
前記プロペラが前記カップの中に入る以前に、前記の湯
又は水をこのプロペラに注いで洗浄しながら前記カップ
に投入するように構成したものである。
【作用】上記手段によれば、待機状態のプロペラを回転
させつつ、プロペラに洗浄水を注いだりして、プロペラ
に付着していた原料を洗い落とす。この原料攪拌後、洗
浄水を充分使用するには洗浄後の排水を直接機外へ排出
する。また、原料攪拌前に、待機状態にあるプロペラに
洗浄水としての湯又は水を注ぎ洗浄しながら、この湯又
は水を原料としてカップに投入したりして、プロペラに
付着していた原料を洗い落とす。
【実施例】図1ないし図3はプロペラに付着した原料を
洗浄水で洗い流すこの発明の実施例を示すもので、図1
はカップ移動機構の平面図、図2のその正面図、図3は
制御動作の要部のタイムチャートである。まず、図1お
よび図2において、前後に延びる左右一対のY軸レール
21上に左右に延びるX軸レール22が矢印で示すよう
に前後に走行自在に支持され、またこのX軸レール22
にはカップ搬送台23が矢印で示すように左右に走行自
在に支持されている。X軸レール22はY軸モータ24
に駆動される図示しない送りねじにより前後に動かさ
れ、またカップ搬送台23はX軸モータ25に駆動され
る図示しない送りねじにより左右に動かされる。カップ
搬送台23には、左右一対の腕からなるカップハンド2
6が搭載されている。カップハンド26はカップハンド
モータ28に駆動されて腕が左右に開くと把持したカッ
プ29を開放する。カップ搬送台23より高い位置に
は、X軸レール22に沿って図の左からカップ搬出機構
31,原料吐出機構32,湯タンク33が配置され、こ
れらより手前の位置に攪拌機構34が配置されている。
湯タンク33はヒータにより沸かされた湯を常時貯蔵す
るもので、湯バルブ35の開放によりカップ29に飲料
用の湯を吐出し、また洗浄水としての湯を吐出する。ま
た、攪拌機構34は攪拌モータ37で回転駆動されるプ
ロペラ37aを備え、このプロペラ37aは昇降モータ
38に駆動されて支柱39に沿って昇降するようになっ
ている。上記各モータは、自動販売機全体を制御する主
制御部により制御部40を介してオンオフ制御される。
このカップ移動機構の下方には排水受け用のトレイ50
が設けられ、トレイ50に落ちた排水はトレイの排水口
42を経て排水管51に導かれる。54は排水管51か
ら入る排水を自動販売機の外部に直接排出する排水管5
2に導くか、排水バケツ55に排出する排水管53に導
くかを切換える切換弁である。このように自動販売機外
へ排水を行う理由は、原料攪拌後、充分な湯量でプロペ
ラ37aを洗浄しようとすると、排水を排水バケツに導
く方式では、排水バケツに溜まった水を捨てるためにバ
ケツを人力で持ち運ぶ関係上、その容量が20l〜30
lに制限されるため、排水バケツがすぐに満杯となり、
売切スイッチが働いて自動販売機の販売が停止され、販
売機会を喪失するためである。但し、自動販売機の設置
場所によって排水を機外へ出せない場合もあるので、こ
の実施例では排水バケツ55と機外排出とを切換え可能
に制御できるように構成されている。なお、湯タンク3
3から湯バルブ35を経て吐出される湯が、攪拌機構3
4の近傍へ延びた湯吐出管33aを介して待機位置にあ
るプロペラ37aに注がれ、かつ図2のようにプロペラ
37aの直下にカップ29がある場合には、この吐出さ
れた湯が飲料原料の湯としてカップ29内に落ちるよう
に構成されている。図3(A)は排水バケツ55を用い
る場合の要部のタイムチャートを示し、同図(B)は排
水バケツ55を用いない場合の要部のタイムチャートを
示す。次に図1,図2を参照しつつ図3(A)を説明す
る。カップ搬送台23は、カップハンド26がカップ搬
出機構31の真下に位置して販売待機している。そこ
で、販売動作の開始と同時にカップ搬出機構31からカ
ップハンド26上にカップ29を搬出させ、次いでカッ
プ29を原料吐出機構32まで移動させて、これに一定
量の原料を吐出させる。時点t1 には、原料が入ったカ
ップ29は搬送台23によって図2のように待機状態に
あるプロペラ37aの真下に運ばれている。ここで制御
部40によって湯バルブ35が開かれ、時点t2 にかけ
て湯吐出管33aを介しx1ccの湯が吐出される。この
湯はプロペラ37aを洗浄しつつカップ29に入り、飲
料原料の湯として利用される。次いで時点t2 からt3
の間にプロペラ37aはカップ29内に下降されて回転
され、原料の攪拌を終えて再び待機位置に上昇する。次
に時点t3 からt4 の間、カップ29はカップ搬送台2
3によって商品取出口41に運ばれ、販売に供される。
次に時点t5 からt6 にかけて再び湯バルブ35が開か
れ、x2 ccの湯がプロペラ37aに注がれてプロペラ3
7aが洗浄される。この間プロペラ37aは所定時間回
転される。このx2 ccの湯はトレイ50に落ち、排水口
42,排水管51,53を経て排水バケツ55に溜めら
れる。なお、x2 ccの湯は実際上は小量でもよい。他
方、原料攪拌後のプロペラ37aを充分に洗浄したい場
合には、図3(B)のように時点t3 からt7 にかけて
3 cc(但しx3 ≫x1 )の湯がプロペラ37aに注が
れる。このx3 ccの湯はトレイ50に落ち、排水口4
2,排水管51,52を介し自動販売機外に排出され
る。なお、x1 ccの洗浄は省略可能である。
【発明の効果】この発明によれば、排水の排出先に応じ
て、待機位置にあるプロペラに直接洗浄水を注いでプロ
ペラを洗浄する洗浄時間を可変するようにしたので、従
来のようにプロペラに付着したままの飲料が販売待機中
に垂れて機内を汚したりすることがなくなる。また、プ
ロペラ洗浄後の排水を自動販売機外に排出しえるように
した場合には、洗浄水を充分使用してプロペラの清潔さ
をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動販売機のカップ移動機構の平面
【図2】図1の正面図
【図3】図1の要部動作を示すタイムチャート
【符号の説明】
23 カップ搬送台 26 カップハンド 29 カップ 31 カップ搬出機構 32 原料吐出機構 33 湯タンク 33a 湯吐出管 34 攪拌機構 37 攪拌モータ 37a プロペラ 38 昇降モータ 40 制御部 42 排水口 50 トレイ 51,52,53 排水管 54 切換弁 55 排水バケツ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 13/00 - 15/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】攪拌場所へ運ばれた、湯又は水を除く原料
    が投入されてなるカップへ、この攪拌場所に設けられた
    湯又は水の吐出手段を介し湯又は水を投入すると共に、
    同じくこの攪拌場所に設けられて待機位置にあるプロペ
    ラをプロペラ移動手段を介しこのカップ内に入れて回転
    させ、前記原料と湯又は水を攪拌し、この攪拌後、前記
    プロペラをプロペラ移動手段を介し待機位置へ戻すと共
    に、カップを攪拌場所から他所へ移して販売に供するカ
    ップ式飲料自動販売機において、 前記プロペラを洗
    浄する場合に、プロペラ洗浄後の排水をこの自動販売機
    外に排出するか、又はこの自動販売機内に設けられた排
    水バケツに向けて排出するかを切換える切換手段と、前
    記カップを攪拌場所から他所へ移動後、前記プロペラに
    前記吐出手段を介し、上記切換手段の選択により洗浄時
    間を可変して湯又は水を注いで洗浄する制御手段と、を
    備えたことを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカップ式飲料自動販売機に
    おいて、前記切換手段によりプロペラ洗浄後の排水を自
    動販売機内に設けられた排水バケツに向けて排出する場
    合、前記プロペラが前記カップの中に入る以前に、前記
    の湯又は水をこのプロペラに注いで洗浄しながら前記カ
    ップに投入するように構成したことを特徴とするカップ
    式飲料自動販売機。
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