JPH06169159A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

Info

Publication number
JPH06169159A
JPH06169159A JP675093A JP675093A JPH06169159A JP H06169159 A JPH06169159 A JP H06169159A JP 675093 A JP675093 A JP 675093A JP 675093 A JP675093 A JP 675093A JP H06169159 A JPH06169159 A JP H06169159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
nozzle
displayed
screen
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP675093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3152531B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Kurihara
敏行 栗原
Kazuyoshi Yokokura
一義 横倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP00675093A priority Critical patent/JP3152531B2/ja
Publication of JPH06169159A publication Critical patent/JPH06169159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3152531B2 publication Critical patent/JP3152531B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、容易にデータ設定が可能となると
共に塗布剤の安定供給を可能とすることを目的とする。 【構成】 塗布時間か塗布直径かのデータのうちいずれ
かが第1のデータ設定手段により設定されると、計算装
置によりRAM(15)に記憶されている塗布時間と塗
布直径との関係式を基に他方のデータが計算され、該計
算結果が他方のデータの参考データとしてCRT(2
5)に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗布ノズルを介してプ
リント基板に塗布剤を塗布する塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】此種の従来技術としては、本出願人が先
に出願した特願平3−12120号の願書に添付した明
細書に記載した技術がある。
【0003】これは、複数の塗布点の認識結果から吐出
時間に対する塗布直径の関係式を計算し、以降この関係
式から目標塗布直径を得るための補正吐出時間を計算
し、その補正吐出時間を加味して塗布作業を行うもので
ある。
【0004】しかし、前記関係式は近似式であり十分と
は言い難かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は容易
にデータ設定が可能となると共に塗布剤の安定供給を可
能とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は塗布ノ
ズルを介してプリント基板に塗布剤を塗布する塗布装置
に於いて、塗布剤の吐出時間と塗布直径との関係式を記
憶する記憶装置と、前記吐出時間と塗布直径の各データ
を設定可能とする第1のデータ設定手段と、該設定手段
により吐出時間か塗布直径かのデータのうちいずれかが
設定されると他方のデータを前記記憶装置に記憶されて
いる計算式から計算する計算装置と、該計算装置により
計算された結果を他方のデータの参考データとして画面
表示する表示装置とを設けたものである。
【0007】
【作用】以上の構成から、吐出時間か塗布直径かのデー
タのうちいずれかが第1のデータ設定手段により設定さ
れると、計算装置により記憶装置に記憶されている吐出
時間と塗布直径との関係式を基に他方のデータが計算さ
れ、該計算結果が他方のデータの参考データとして表示
装置に表示される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】図2に示す(1)はX軸モータ(2)及び
Y軸モータ(3)の駆動によりXY移動されるXYテー
ブル(4)上に載置されるプリント基板である。尚、該
XYテーブル(4)には後述する接着剤が捨打ちされる
図示しない捨打ち板が設置されている。
【0010】(5)はノズル(6)を介してシリンジ
(7)内に貯蔵された塗布剤としての接着剤を前記基板
(1)上に塗布する塗布ユニットで、前記ノズル(6)
を4本備えている。該4本のノズル(6)の内所望の1
本のノズル(6)が塗布ユニット(5)に選択固定さ
れ、該塗布ユニット(5)のノズル上下機構(34)に
よる上下動により基板(1)上に下降されて、ノズル
(6)先端に吐出した接着剤が塗布される。
【0011】前記ノズル上下機構(34)について図2
7を基に説明する。尚、図27は使用するノズル(6)
(左から2番目)のみ上下動可能で、他のノズル(6)
(最も左のノズルのみ図示してある。)は上下動させな
いようにした状態を示している。即ち、スライド爪(4
2)が圧縮バネ(45)の付勢力によりスライド爪受け
(41)側に移動されてスライド爪受け(41)のテー
パ部(46)とスライド爪(42)のテーパ部(47)
を介してスライド爪(42)とスライド爪受け(41)
とが係合される。これにより、ノズルホルダ(8)を介
して前記ノズル(6)が取り付けられたノズル上下アー
ム(27)のフランジ部(48)が上下ブロック(3
5)の溝(40)の上部に形成された凸部(49)の当
接により上下ブロック(35)に突張る形で一体化す
る。従って、ノズル上下アーム(27)は上下モータ
(36)の駆動によるボールネジ(37)の回動により
固定ベース(38)に固定された図示しないリニアガイ
ドに案内されて上下ブロック(35)が下動されるに伴
って図示しないリニアガイドに案内されて下動する。
【0012】また、使用しない他のノズル(6)はロッ
ク機構によるノズル(6)と上下ブロック(35)との
固定が解除機構(52)により解除されている。左から
1番目のノズル(6)を基に説明する。左から1番目の
エアシリンダ(53)が押し出し作動されロッド(5
4)を介して爪戻しブロック(55)が前進し、該ブロ
ック(55)の当接部(56)とスライド爪(42)の
当接部(57)とが当接され更なる押し出し作動により
スライド爪(42)は圧縮バネ(45)の付勢力に抗し
てスライド爪受け(41)から離れる方向に移動されて
スライド爪受け(41)との係合が解除される。これに
より、前記ノズル上下アーム(27)のフランジ部(4
8)と上下ブロック(35)の溝(40)の上部に形成
された凸部(49)との当接が解除されるため、アーム
(27)と上下ブロック(35)との一体化も解除され
る。従って、上下モータ(36)の駆動によるボールネ
ジ(37)の回動により上下ブロック(35)が下降さ
れても、ノズル上下アーム(27)は下降されずノズル
(6)も下降されない。
【0013】尚、ノズル(6)はノズルホルダ(8)に
保持された状態で図示しない回動機構により回動され
る。
【0014】(10)は前記基板(1)上に塗布された
接着剤の塗布径を認識するCCDカメラである。
【0015】前記ノズル上下機構(34)について図2
6を基に説明する。尚、図26は使用するノズル(6)
(左から2番目)のみ上下動可能で、他のノズル(6)
は上下動させないようにした状態を示している。即ち、
スライド爪(42)が圧縮バネ(45)の付勢力により
スライド爪受け(41)側に移動されてスライド爪受け
(41)のテーパ部(46)とスライド爪(42)のテ
ーパ部(47)を介してスライド爪(42)とスライド
爪受け(41)とが係合される。これにより、ノズルホ
ルダ(8)を介して前記ノズル(6)が取り付けられた
ノズル上下アーム(27)のフランジ部(48)が上下
ブロック(35)の溝(40)の上部に形成された凸部
(49)の当接により上下ブロック(35)に突張る形
で所謂一体化する。従って、ノズル上下アーム(27)
は上下モータ(36)の駆動によるボールネジ(37)
の回動により固定ベース(38)に固定された図示しな
いリニアガイドに案内されて上下ブロック(35)が下
動されるに伴って、図示しないリニアガイドに案内され
て下動する。
【0016】また、使用しない他のノズル(6)はロッ
ク機構によるノズル(6)と上下ブロック(35)との
固定が解除機構(52)により解除されている。左から
1番目のノズル(6)を基に説明する。左から1番目の
エアシリンダ(53)が押し出し作動されロッド(5
4)を介して爪戻しブロック(55)が前進し、該ブロ
ック(55)の当接部(56)とスライド爪(42)の
当接部(57)とが当接され更なる押し出し作動により
スライド爪(42)は圧縮バネ(45)の付勢力に抗し
てスライド爪受け(41)から離れる方向に移動されて
スライド爪受け(41)との係合が解除される。これに
より、前記ノズル上下アーム(27)のフランジ部(4
8)と上下ブロック(35)の溝(40)の上部に形成
された凸部(49)との当接が解除されるため、アーム
(27)と上下ブロック(35)との一体化も解除され
る。従って、上下モータ(36)の駆動によるボールネ
ジ(37)の回動により上下ブロック(35)が下降さ
れても、ノズル上下アーム(27)は下降されずノズル
(6)も下降されない。
【0017】(8)は前記ノズル(6)を保持するノズ
ルホルダで、図示しない回転機構によりノズル(6)を
回動させる。
【0018】(11)は図示しない上流側装置から受け
取った基板(1)を前記XYテーブル(4)へ供給する
供給コンベアで、(12)は該テーブル(4)上で接着
剤が塗布された基板(1)を下流側装置へ排出する排出
コンベアである。
【0019】図1に示す(15)は塗布動作に関するN
Cデータ等の各種データを記憶する記憶装置としてのR
AMで、(16)は塗布動作に関する各種プログラムを
記憶する記憶装置としてのROMである。
【0020】(17)は塗布装置を統括制御する制御装
置としてのCPUである。
【0021】(18)は操作部で、始動キー(19)、
作動キー(20)、停止キー(21)、休止キー(2
2)、復帰キー(23)、実行キー(30)、全原点復
帰キー(31)を備えている。
【0022】(26)はインターフェースである。
【0023】(24)は前記インターフェース(26)
に接続されたタッチパネルスイッチで、図示しない取り
付け具を介してCRT(25)の画面上に取り付けられ
ている。また、該タッチパネルスイッチ(24)はガラ
ス基板の表面全体に透明導電膜がコーティングされ、四
辺に電極が印刷されている。そのため、タッチパネルス
イッチ(24)の表面に極微少電流を流し、作業者がタ
ッチすると四辺の電極に電流変化を起こし、電極と接続
した回路基板によりタッチした座標値が計算される。従
って、その座標値がRAM(16)内に、ある作業を行
わせるスイッチ部として予め記憶された座標値群の中の
座標値と一致すれば、当該作業が行われることとなる。
【0024】以下、各種設定動作について説明する。
【0025】先ず、電源を投入すると、CRT(25)
は図3に示す初期画面を表示する。
【0026】初期画面には、「生産運転」、「段取作
業」、「データ編集」、「装置メンテナンス」及び「環
境設定」の各項目別の操作スイッチ部が表示される。
尚、各操作スイッチ部は項目別に色分けされていると共
に二重枠で表示されていて、その上面にタッチパネルス
イッチ(24)が取り付けられている。
【0027】「生産運転」の操作スイッチ部は、生産運
転始動・生産運転ステップ指定・生産機種データ修正・
教示・・・等の操作を行う場合にタッチする。該操作ス
イッチ部は、緑色で表示される。
【0028】「段取作業」の操作スイッチ部は、機種切
替え・原点復帰動作・手動作業・インチング動作・・・
等の操作を行う場合にタッチする。該操作スイッチ部
は、黄緑色で表示される。
【0029】「データ編集」の操作スイッチ部は、NC
データ編集・装置設定データ編集・オフセットデータ編
集・・・等の操作を行う場合にタッチする。該操作スイ
ッチ部は、青色で表示される。
【0030】「装置メンテナンス」の操作スイッチ部
は、装置稼働情報・情報再表示・装置診断・テスト確認
・ティーチング・・・等の操作を行う場合にタッチす
る。該操作スイッチ部は、黄色で表示される。
【0031】「環境設定」の操作スイッチ部は、タワー
灯設定・ブザー設定・カレンダー設定・・・等の操作を
行う場合にタッチする。該操作スイッチ部は、灰色で表
示される。
【0032】ここで、「データ編集」の操作スイッチ部
をタッチし、図6に示す「データ編集」の画面が表示さ
れる。この画面には、「NCデータ」、「装置設定デー
タ」、「テスト運転データ」及び「オフセットデータ」
の各項目別の操作スイッチ部が表示される。
【0033】「NCデータ」の操作スイッチ部は、オペ
レーションデータ・塗布条件データ・塗布データ・・・
等の設定の操作を行う場合にタッチする。
【0034】「装置設定データ」の操作スイッチ部は、
装置タイマー設定・前後工程モード設定・装置アドレス
設定・カレンダー設定・・・等の設定操作を行う場合に
タッチする。
【0035】「テスト運転データ」の操作スイッチ部
は、ヘッド回転動作選択・前後工程信号無視選択・・・
等の設定の操作を行う場合にタッチする。
【0036】「オフセットデータ」の操作スイッチ部
は、装置オフセット・ノズルオフセット・ノズルホルダ
オフセット・・・等の設定の操作を行う場合にタッチす
る。
【0037】この画面で、「NCデータ」の操作スイッ
チ部をタッチし、図7に示す「NCデータ編集」の画面
を表示させる。この画面には、「オペレーションデー
タ」及び「段取りデータ」の各操作スイッチ部があり、
後述する塗布条件データ、捨打ちデータ及び塗布データ
の各使用ステップ数が表示されている。
【0038】そして、「オペレーションデータ」の操作
スイッチ部をタッチすると、図8に示す塗布径認識動作
に関する「オペレーションデータ」の画面が表示され
る。
【0039】この画面には、各ノズル(6)毎に塗布径
認識動作を行わせる条件が設定されている。例えば、ノ
ズル番号1のノズル(6)は、「動作条件」が「実塗布
回数」(該ノズル(6)による塗布回数を基にしてい
る。)と設定されている。即ち、該ノズル(6)に対す
る動作条件が設定される操作スイッチ部(図8の斜線が
施されているスイッチ部)をタッチすると該スイッチ部
が点灯され画面左下のデータ設定用の表示部に「ノズル
1 動作条件: −−−−(今までの設定動作条件
が表示される。現在はデータが設定されていない。)」
と表示されると共に画面右下に各条件の項目毎の操作ス
イッチ部が表示される。これらのうちの所望(実塗布回
数)の操作スイッチ部をタッチすると前記表示部の「−
−−−」部分が「実塗布回数」と表示され、右下の「設
定」キーをタッチすることにより「実塗布回数」と設定
され、前記点灯していた操作スイッチ部が「実塗布回
数」と表示される。そして、該実塗布回数が1000回
と設定されている。即ち、ノズル番号1のノズル(6)
に対する実塗布回数が設定される操作スイッチ部をタッ
チすると該スイッチ部が点灯され前記表示部に「ノズル
1 実塗布回数:−−−−(今までの設定回数が表示さ
れる。現在はデータが設定されていない。)」と表示さ
れると共に画面右下にそれまで表示されていた各項目毎
の動作条件の操作スイッチ部に替わって図9に示す「テ
ンキー」の操作スイッチ部が表示される。この「テンキ
ー」を操作して所望の実塗布回数(1000)を入力す
ると、前記表示部の「−−−−」部分が「1000」と
表示され、右下の「設定」キーをタッチすることにより
「1000」回と設定され、前記点灯していた操作スイ
ッチ部が1000と表示される。また、「捨打ち動作」
の設定について以下述べる。同様にノズル番号1のノズ
ル(6)に対する捨打ち回数が設定される操作スイッチ
部をタッチすると該スイッチ部が点灯され前記表示部に
「ノズル1 捨打ち動作: −−−(今までの設定
が表示される。現在はデータが設定されていない。)」
と表示されると共に画面右下にそれまで表示されていた
「テンキー」の操作スイッチ部に替わって図示しない
「する」、「しない」の各操作スイッチ部が表示され、
「する」と入力すると、前記表示部の「−−−」部分が
「する」と表示され、右下の「設定」キーをタッチする
ことにより「する」と設定され、前記点灯していた操作
スイッチ部が「する」と表示される。
【0040】つまり、該ノズル(6)の実塗布回数が1
000回となったことをRAM(15)の図示しないカ
ウンタがカウントしたら、基板(1)の余白部に捨打ち
動作を行った後塗布径認識動作を行うものである。以
下、他のノズル(6)に対しても同様にしてデータを設
定して行く。
【0041】即ち、ノズル番号2のノズル(6)は、
「動作条件」が「実塗布時間」(図示しないタイマによ
り計時される使用時間を基にしている。)で、該時間が
120秒、「捨打ち動作」がすると設定されている。つ
まり、該ノズル(6)の実塗布時間が120秒となった
ことをタイマが計時したら、捨打ち動作を行った後塗布
径認識動作を行うものである。
【0042】ノズル番号3のノズル(6)は、「動作条
件」が「基板枚数」で、該枚数が10枚、「捨打ち動
作」がすると設定されている。即ち、該ノズル(6)は
塗布動作された基板(1)がXYテーブル(4)上から
排出コンベア(12)側に排出されたことを図示しない
基板有無センサが確認しRAM(15)内の図示しない
カウンタが10回カウントしたら、捨打ち動作を行った
後塗布径認識動作を行うものである。尚、図14で示す
最終ステップまで塗布動作が行われたことをCPU(1
7)が確認しRAM(15)内の図示しないカウンタが
全ステップ数カウントしたら、捨打ち動作を行った後塗
布径認識動作を行うようにしても良い。
【0043】更に、ノズル番号4のノズル(6)は、
「動作条件」が「全条件」(「実塗布回数」、「実塗布
時間」、「基板枚数」に夫々設定された条件のいずれか
が満たされたら塗布径認識動作を行う。)で、実塗布回
数が500回、未塗布時間が60秒、基板枚数が5枚、
「捨打ち動作」がしないと設定されている。即ち、該ノ
ズル(6)はこれら動作条件の内どれかが満たされた
ら、捨打ち動作を行わずに基板(1)の余白部に捨打ち
された1点目の塗布径認識動作を行うものである。
【0044】また、「認識しない」の操作スイッチ部を
タッチして塗布径認識動作を行わないようにすることも
できる。
【0045】次に、図9の「ページ送り」の操作スイッ
チ部をタッチすると図10に示す捨打ち塗布動作に関す
る「オペレーションデータ」の画面が表示される。
【0046】この画面には、各ノズル(6)毎に捨打ち
を行わせる条件が設定されている。例えば、ノズル番号
1のノズル(6)は、「動作条件」が「未塗布回数」
(該ノズル(6)を使用しないで他のノズル(6)によ
る塗布回数を基にしている。)と設定されている。即
ち、該ノズル(6)に対する動作条件が設定される操作
スイッチ部(斜線が施されているスイッチ部)をタッチ
すると該スイッチ部が点灯され画面左下のデータ設定用
の表示部に「ノズル1 動作条件: −−−−(今
までの設定動作条件が表示される。現在はデータが設定
されていない。)」と表示されると共に画面右下に各条
件の項目毎の操作スイッチ部が表示される。これらのう
ちの所望(未塗布回数)の操作スイッチ部をタッチする
と前記表示部の「−−−−」部分が「未塗布回数」と表
示され、右下の「設定」キーをタッチすることにより
「未塗布回数」が設定され、前記点灯していたスイッチ
部が「未塗布回数」と表示される。そして、該未塗布回
数が100回と設定されている。即ち、ノズル番号1の
ノズル(6)に対する未塗布回数が設定される操作スイ
ッチ部をタッチすると該スイッチ部が点灯され前記表示
部に「ノズル1 未塗布回数: −−−−(今まで
の設定回数が表示される。現在はデータが設定されてい
ない。)」と表示されると共に画面右下にそれまで表示
されていた各項目毎の動作条件の操作スイッチ部に替わ
って図示しない「テンキー」の操作スイッチ部が表示さ
れる。この「テンキー」を操作して所望の未塗布回数
(100)を入力すると、前記表示部の「−−−−」部
分が「100」と表示され、右下の「設定」キーをタッ
チすることにより「100」回が設定され前記点灯して
いたスイッチ部が「100」と表示される。また、「捨
打ち回数」が3回と設定されており、同様にノズル番号
1のノズル(6)に対する捨打ち回数が設定される操作
スイッチ部をタッチすると該スイッチ部が点灯され前記
表示部に「ノズル1捨打ち回数: −−−−(今ま
での設定回数が表示される。現在はデータが設定されて
いない。)」と表示される。そして、「テンキー」を操
作して所望の捨打ち回数(3)を入力すると、前記表示
部の「−−−−」部分が「3」と表示され、右下の「設
定」キーをタッチすることにより「3」回が設定され、
前記点灯していたスイッチ部が「3」と表示される。
【0047】つまり、該ノズル(6)の未塗布回数が1
00回となったことをRAM(15)の図示しないカウ
ンタがカウントしたら、その後の本来の塗布動作の前に
捨打ち動作を3回行うものである。以下、他のノズル
(6)に対しても同様にしてデータを設定して行く。
【0048】即ち、ノズル番号2のノズル(6)は、
「動作条件」が「未塗布時間」(図示しないタイマによ
り計時される不使用時間を基にしている。)で、該時間
が60秒、「捨打ち回数」が2回と設定されている。即
ち、該ノズル(6)の未塗布時間が60秒となったこと
をタイマが計時したら、前述の如く捨打ち動作を2回行
うものである。
【0049】ノズル番号3のノズル(6)は、「動作条
件」が「基板枚数」で、該枚数が5枚、「捨打ち回数」
が4回と設定されている。即ち、該ノズル(6)は塗布
動作された基板(1)がXYテーブル(4)上から排出
コンベア(12)側に5回排出されたことをRAM(1
5)内の図示しないカウンタがカウントしたら、捨打ち
動作を4回行うものである。更に、ノズル番号4のノズ
ル(6)は、「動作条件」が「全条件」(「未塗布回
数」、「未塗布時間」、「基板枚数」に夫々設定された
条件のいずれかが満たされたら捨打ちを行う。)で、未
塗布回数が50回、未塗布時間が30秒、基板枚数が2
枚、捨打ち回数が1回と設定されている。即ち、該ノズ
ル(6)はこれら動作条件の内どれかが満たされたら、
捨打ち動作を1回行うものである。
【0050】また、「捨打ちしない」の操作スイッチ部
をタッチして捨打ち動作を行わないようにすることもで
きる。
【0051】次に、この図10の画面左下の「画面復
帰」の操作スイッチ部をタッチし「NCデータ編集」の
画面(図7参照)に復帰させる。この画面で、「塗布条
件データ」の操作スイッチ部をタッチすると、図15に
示す「塗布条件データ」の画面が表示される。また、図
15の「表示切替」の操作スイッチ部をタッチすると、
図16に示す塗布条件データの続きのデータが画面に表
示される。これらの画面が表示されている時に、画面右
下の「データ編集」の操作スイッチ部をタッチすると、
先ず図17に示す「塗布条件データ」のデータ設定用の
画面が表示される。この画面には、先ず塗布条件データ
の番号001に対応する「ノズル番号指定」、「ゲージ
番号指定」、「塗布時間」、「塗布直径」、「角度補
正」、「塗布径認識機能選択」、「コントロールコマン
ド」、「コメント」のデータ入力用の操作スイッチ部が
ある。例えば、「ノズル番号指定」の操作スイッチ部を
タッチすると該スイッチ部が点灯され画面左下に表示さ
れるデータ設定用の表示部に「ノズル番号指定:
−−−−(今までの設定番号が表示される。現在はデー
タが設定されていない。)」と表示されると共に画面右
下に「ノズル1」、「ノズル2」、「ノズル3」、「ノ
ズル4」の各操作スイッチ部が表示される。ここで、所
望の操作スイッチ部(「ノズル1」)をタッチすると、
前記表示部の「−−−−」部分が「ノズル1」と表示さ
れ、右下の「設定」キーをタッチすることにより「ノズ
ル1」が設定され前記点灯していたスイッチ部が「ノズ
ル1」と表示される。
【0052】また、「ゲージ番号指定」の操作スイッチ
部をタッチすると該スイッチ部が点灯され画面左下の表
示部に「ゲージ番号指定: −−−−(今までの設
定番号が表示される。現在はデータが設定されていな
い。)」と表示されると共に画面右下に「ゲージ1」、
「ゲージ2」、「ゲージ3」、「ゲージ4」の各操作ス
イッチ部が表示される。ここで、所望の操作スイッチ部
(「ゲージ1」)をタッチすると、前記表示部の「−−
−−」部分が「ゲージ1」と表示され、右下の「設定」
キーをタッチすることにより「ゲージ1」が設定され前
記点灯していたスイッチ部がゲージ1と表示される。こ
れにより、ノズル番号1のノズル(6)の塗布圧力は後
述する図13に示すように設定される塗布圧力設定の画
面で設定された圧力となる。即ち、塗布圧が1.00k
gf/cm2となる。
【0053】次に、「塗布時間」の操作スイッチ部をタ
ッチすると該スイッチ部が点灯され画面左下の表示部に
「塗布時間: −−−−ms(今までの設定番号が
表示される。現在はデータが設定されていない。)」と
表示されると共に図28に示すように画面右下に「テン
キー」の各操作スイッチ部が表示される。そして、「テ
ンキー」を操作して所望の塗布時間(T1)を入力する
と、前記表示部の「−−−−」部分が「T1」と表示さ
れ、右下の「設定」キーをタッチすることにより設定さ
れ前記点灯していたスイッチ部が「T1」(図17では
便宜的な数字として「999」と表示されている。)と
表示される。
【0054】尚、ここでの「塗布時間」とは吐出バルブ
がONして開放し、加圧空気をシリンジ(7)に供給し
ている時間で、吐出時間を意味する。
【0055】次の「塗布直径」の操作スイッチ部には、
前記「ゲージ番号指定」(塗布圧)及び「塗布時間」の
設定の際に入力したデータを基にCPU(17)内の計
算装置によりRAM(15)に記憶された計算式
【0056】
【数1】
【0057】(A、B、C、Dは実験値から求まるが、
各値が「0」の場合があり、Xは塗布直径、tは塗布時
間である。)から計算された塗布直径のデータ(D1m
m)が自動的に表示される。即ち、ゲージ圧(塗布
圧)、塗布時間及び塗布直径の3つのデータのうち2つ
が設定されると、後の1つは自動的に計算されて、図1
7に示すように「ゲージ番号指定」、「塗布時間」、
「塗布直径」の各操作スイッチ部の右記の( )に表示
される。このことは、データ入力するうえで参考データ
となり、前述のように「テンキー」を用いて作業者はこ
のデータを参照して所望のデータ(参考データと同一ま
たは近似した値)を設定することができる。以下、他の
データについても同様にして設定される。また、前述し
た計算結果を直接データとして設定させるようにしても
良い。
【0058】また、この画面の「ページ送り」の操作ス
イッチ部をタッチすると、図18に示す多点打ちに関す
る「塗布条件データ」の画面が表示される。この画面
で、多点打ち塗布(「1点」、「2点」、「3点」、
「4点」、「−−−」)時の各点の塗布位置(X(m
m),Y(mm),Z(角度))に関するデータ及び
「多点打ち点数」に関するデータが設定される。例え
ば、「多点打ち点数」の操作スイッチ部をタッチすると
該スイッチ部が点灯され画面左下に表示されるデータ設
定用の表示部に「多点打ち点数: −−−−(今ま
での設定点数が表示される。現在はデータが設定されて
いない。)」と表示されると共に画面右下に「1点」、
「2点」、「3点」、「4点」、「−−−」の各操作ス
イッチ部が表示される。そして、所望の操作スイッチ部
(「1点」)をタッチすると、前記表示部の「−−−
−」部分が「1点」と表示され、右下の「設定」キーを
タッチすることにより「1点」が設定され前記点灯して
いたスイッチ部が「1点」と表示される。これにより、
多点打ちのデータは設定する必要がなく、またデータが
設定されていても、そのデータは無視される。
【0059】続いて、図18の画面で「画面復帰」の操
作スイッチ部をタッチして、図15に示す「塗布条件デ
ータ」の画面に復帰させる。そして、上下の「矢印」の
操作スイッチ部の下の「矢印」の操作スイッチ部をタッ
チして塗布条件データの番号002に関するデータ設定
の位置を指定した後、「データ編集」の操作スイッチ部
をタッチして塗布条件データの番号002に対するデー
タを前述した如く設定する。即ち、例えば、「ノズル番
号指定」の操作スイッチ部をタッチすると該スイッチ部
が点灯され画面左下に表示されるデータ設定用の表示部
に「ノズル番号指定: −−−−(今までの設定番
号が表示される。現在はデータが設定されていな
い。)」と表示されると共に画面右下に「ノズル1」、
「ノズル2」、「ノズル3」、「ノズル4」の各操作ス
イッチ部が表示される。ここで、所望の操作スイッチ部
(「ノズル1」)をタッチすると、前記表示部の「−−
−−」部分が「ノズル1」と表示され、右下の「設定」
キーをタッチすることにより「ノズル1」が設定され前
記点灯していたスイッチ部が「ノズル1」と表示され
る。以下、他のデータについても同様にして設定され
る。
【0060】また、この画面の「ページ送り」の操作ス
イッチ部をタッチすると、塗布条件データの番号002
に対する多点打ちに関する「塗布条件データ」の画面が
表示される。この画面で、多点打ち塗布(「1点」、
「2点」、「3点」、「4点」、「−−−」)時の各点
の塗布位置(X(mm),Y(mm),Z(角度))に
関するデータ及び「多点打ち点数」に関するデータが設
定される。例えば、「多点打ち点数」の操作スイッチ部
をタッチすると該スイッチ部が点灯され画面左下に表示
されるデータ設定用の表示部に「多点打ち点数:
−−−−(今までの設定点数が表示される。現在はデー
タが設定されていない。)と表示されると共に画面右下
に「1点」、「2点」、「3点」、「4点」、「−−
−」の各操作スイッチ部が表示される。そして、所望の
操作スイッチ部(「2点」)をタッチすると、前記表示
部の「−−−−」部分が「2点」と表示され、右下の
「設定」キーをタッチすることにより「2点」が設定さ
れ前記点灯していたスイッチ部が「2点」と表示され
る。これにより、多点打ちのデータを設定する必要があ
り、先ず、1点目のX(mm)に対する操作スイッチ部
をタッチすると該スイッチ部が点灯され前記表示部に
「1点目 X(mm): −−−−(今までの設定
回数が表示される。現在はデータが設定されていな
い。)mm」と表示されると共に画面右下にそれまで表
示されていた「1点」、「2点」、「3点」、「4
点」、「−−−」の各操作スイッチ部に替わって図示し
ない「テンキー」の操作スイッチ部が表示される。そし
て、この「テンキー」を操作することにより所望の値が
設定される。続いて、同様にして2点目のデータが設定
される。以下、同様にして全ての塗布条件データ(ここ
では、使用ステップ数200)が設定される。
【0061】次に、この画面左下の「画面復帰」の操作
スイッチ部をタッチし「NCデータ編集」の画面に復帰
させる。次に、該「NCデータ編集」の画面の同じく
「画面復帰」の操作スイッチ部をタッチして図6に示す
「データ編集」の画面に復帰させる。この画面で、「装
置設定データ」の操作スイッチ部をタッチすると、図1
1に示す「装置設定データ」の画面が表示される。この
画面には、「装置タイマー設定」、「前後工程モード設
定」、「装置アドレス設定」、「塗布ノズル設定」、
「塗布圧力設定」、「ノズル加速・減速設定」の各操作
スイッチ部が表示される。
【0062】この画面で、「塗布ノズル設定」の操作ス
イッチ部をタッチすると図12に示す「塗布ノズル設
定」の画面が表示される。この画面では、ノズル(6)
が取り付けられるヘッド毎に「使用ノズルコード」及び
「使用接着剤」の各項目毎のデータが設定されている。
例えば、ヘッド1に対する「使用ノズルコード(ノズル
の形状等を示す。)」設定の操作スイッチ部をタッチす
ると該スイッチ部が点灯され画面左下のデータ設定用の
表示部に「ヘッド1 使用ノズルコード:−−−−(今
までの設定値が表示される。現在はデータが設定されて
いない。)」と表示されると共に画面右下に「111
0」、「2120」、「3130」、「4320」、
「5210」、「2330」、「1320」、「112
0」、「−−−−」、「−−−−」の各操作スイッチ部
が表示される。そして、所望の「1110」の操作スイ
ッチ部をタッチすると、前記表示部の「−−−−」部分
が「1110」と表示されると共にデータ概要が表示さ
れ、右下の「設定」キーをタッチすることにより「11
10」が設定され、前記スイッチ部が「1110」と表
示される。即ち、ノズルコードデータの中からヘッド毎
に所望するノズルコードの情報を設定することが可能と
なる。この画面で、「ノズルコードデータ参照」の操作
スイッチ部をタッチすると、図20に示す「ノズルコー
ドデータ」の画面が表示される。この画面には、各ノズ
ルコード毎の操作スイッチ部と該コードのおおまかな内
容が表示されている。そして、例えば「4320」の操
作スイッチ部をタッチすると、図21に示すRAM(1
5)に記憶されているノズルコード番号4320の各種
内容を示す画面が表示される。つまり、ノズルコード毎
の詳細内容の閲覧が可能となる。
【0063】次に、画面左下の「画面復帰」の操作スイ
ッチ部をタッチして前記「ノズルコードデータ」の画面
に復帰させた後、「画面復帰」の操作スイッチ部をタッ
チして図12に示す「塗布ノズル設定」の画面が復帰さ
せる。そして、ヘッド1に対する「使用接着剤」の操作
スイッチ部をタッチすると、図22に示すように該スイ
ッチ部が点灯され、前記表示部に「ヘッド1 使用接着
剤: −−−−(今までの設定値が表示される。現
在はデータが設定されていない。)と表示されると共に
前記「1110」、「2120」、「3130」、「4
320」、「5210」、「2330」、「132
0」、「1120」、「−−−−」、「−−−−」の各
操作スイッチに代わって、「IR−100」、「NF−
3000」、「NF−5000」、「MR−815
3」、「JU−11T」、「3601」、「ADU10
0D」、「SA−33」、「−−−−」、「−−−−」
の各操作スイッチ部が表示される。そして、所望(IR
−100)の操作スイッチ部をタッチすることにより前
記表示部の「−−−−」部分が「IR−100」と表示
されると共に該接着剤の仕様が表示される。尚、前記接
着剤の仕様内容が多い場合には、前述したノズルコード
データと同様に図23に示すような接着剤データの画面
を表示させるようにしても良い。仕様内容として、粘
度、色、明暗極性、適正温度がある。
【0064】また、前述した接着剤の種類に応じてノズ
ル(6)の上下動、回動速度を調整するようにしても良
い。即ち、例えば接着剤の粘度が高い場合には、糸引き
の原因となるので上昇速度を速くして糸引きを抑え、粘
度が低い場合にはノズル(6)の回動時に接着剤が飛散
するのを防止するため、回動速度を遅くするように制御
させる。
【0065】次に、画面左下の「画面復帰」の操作スイ
ッチ部をタッチして前記「装置設定データ」の画面に復
帰させた後、「塗布圧力設定」の操作スイッチ部をタッ
チすると、図13に示す「塗布圧力設定」の画面が表示
される。この画面には、シリンジ(7)に加圧する圧力
を設定するもので、「ゲージ1」、「ゲージ2」、「ゲ
ージ3」、「ゲージ4」の各操作スイッチ部が表示さ
れ、前述したように所望の操作スイッチ部をタッチする
と表示部にデータ設定用の画面が表示されると共に「テ
ンキー」が表示され、作業者が圧力調整レギュレータを
調整した塗布圧力に合わせて該「テンキー」により所望
の設定値が設定される。尚、画面を用いて設定した塗布
圧力に自動的に連動して調整可能なレギュレータを用い
ても良い。
【0066】また、「画面復帰」の操作スイッチ部をタ
ッチして「装置設定データ」の画面に復帰させた後、画
面左上の「データ編集」の操作スイッチ部をタッチして
図6の「データ編集」の画面に復帰させ、「オフセット
データ」の操作スイッチ部をタッチして図24に示す
「ユーザーパスワード入力」の画面を表示させる。特定
の作業者が、この画面上で自分のパスワードを「テンキ
ー」を介して入力することにより、図25に示す「オフ
セットデータ」の画面が表示される。この画面には、
「装置オフセット」、「ノズルオフセット」、「ノズル
ホルダオフセット」、「カメラオフセット」、「カメラ
ゲイン・レベル」の各項目毎の操作スイッチ部が有る。
通常、「オフセットデータ」はむやみに設定を変更して
もらいたくないものであるから、ユーザーパスワードを
有する作業者のみ「オフセットデータ」の画面を表示で
きるようにした。
【0067】この「オフセットデータ」の画面で、「ノ
ズルホルダオフセット」の操作スイッチ部をタッチする
と図26に示す「ノズルホルダオフセット」の画面が表
示される。
【0068】この画面には、各ノズル(6)を図示しな
いノズルホルダに取り付けた際のX(横)、Y(縦)、
Z(角度)、R(偏芯)のオフセットサイズに対するオ
フセットサイズが設定される操作スイッチ部がある。例
えば、ノズル番号1のノズル(6)のX(横)の操作ス
イッチ部をタッチすると、該スイッチ部が点灯され画面
左下にデータ設定用の表示部が表示され、該表示部に
「ノズル1 X(横):−−−−mm(今までの設定条
件が表示される。現在はデータが設定されていな
い。)」と表示されると共に画面右下に「テンキー」の
各操作スイッチ部が表示される。この「テンキー」の操
作スイッチ部をタッチして所望の値(+1.23)を入
力すると前記表示部の「−−−−」部分が「+1.2
3」と表示され、右下の「設定」キーをタッチすること
により「+1.23」が設定され、前記スイッチ部が
「+1.23」と表示される。
【0069】次に、該ノズル(6)のY(縦)の操作ス
イッチ部をタッチすると、該スイッチ部が点灯され前記
表示部に「ノズル1 Y(縦): −−−−mm
(今までの設定条件が表示される。現在はデータが設定
されていない。)」と表示され、前記「テンキー」の操
作スイッチ部をタッチして所望の値(+1.23)を入
力すると前記表示部の「−−−−」部分が「+1.2
3」と表示され、右下の「設定」キーをタッチすること
により「+1.23」が設定され、前記スイッチ部が
「+1,23」と表示される。以下、同様にしてノズル
回転角度補正用のZ(角度)、ノズル偏芯補正用のR
(偏芯)のオフセットデータも設定される。以下、同様
にして他のノズル番号のノズル(6)に対してもオフセ
ットデータを設定する。
【0070】以下、動作について説明する。
【0071】先ず、電源を投入すると、CRT(25)
は図3に示す初期画面を表示する。
【0072】この初期画面で緑色の「生産運転」の操作
スイッチ部をタッチすると、図5に示す生産運転(塗
布)」の画面が表示される。そして、この画面のとき始
動キー(19)を押すと、図4に示す「停止中」の画面
が図5に示す「運転中」の画面に代わり、塗布装置によ
る生産運転が開始される。
【0073】図示しない上流側装置からシュート上に基
板(1)が搬送されてきて、該基板(1)の位置決めが
行われる。
【0074】また、運転開始時には、通常図10のオペ
レーションデータの捨打ちを行う条件である各ノズル
(6)のカウンタに設定された未塗布回数や捨打ちタイ
マに設定された未塗布時間やカウンタにより検出される
基板枚数のいずれも設定値に達していないため、そのま
ま塗布作業を開始する。尚、運転開始時には無条件で捨
打ちを行うようにしても良い。塗布作業は、図14に示
す塗布動作に関するNCデータに基づき行われる。即
ち、ステップ0001ではX座標データ[mm]やY座
標データ[mm]で示す基板(1)上の座標位置(X
1,Y1)にZ(角度データ)Z1で接着剤を図15で
示す塗布条件データで示される塗布条件で塗布する。図
14のNCデータのD(塗布条件データ番号)が001
と設定されており、図15の塗布条件データの対応する
001に設定されたノズル番号1、ゲージ1、塗布時間
T1、塗布直径D1を基にノズル番号1のノズル(6)
にゲージ1の圧力で接着剤を塗布時間T1だけシリンジ
(7)に図示しないエアチューブを介して供給源からエ
アを送り込んでノズル(6)から所定量の接着剤を吐出
させて、基板(1)上に塗布直径D1で接着剤を塗布す
るのであるが、更に該塗布条件データには塗布径認識を
させるか否かの選択データ(「する」、「しない」)が
設定されており、この場合「する」と設定されているた
め、本塗布動作前に塗布径認識動作が行われる。従っ
て、図19に示す捨打ちデータ内の基板内認識データ
(R)宣言してあれば基板内捨打ちステップカウンタ
(図示せず)で示されるステップ0011に設定された
基板(1)上の余白部のX、Y座標位置に接着剤が塗布
される。この塗布された接着剤上方にCCDカメラ(1
0)が位置されるようにX軸モータ(2)及びY軸モー
タ(3)の駆動によりXYテーブル(4)を移動させ
る。
【0075】そして、この塗布された接着剤をCCDカ
メラ(10)で認識する。この撮像結果を基にCPU
(17)内の図示しない計算装置が接着剤の直径を算出
する。この直径がRAM(15)内に記憶されている許
容範囲内(例えば、0.8D1≦算出直径≦1.2D
1)に入っているか否かCPU(17)により判断され
る。そして、前記許容範囲内に入っていないと判断され
た場合には、CPU(17)は本塗布動作時に前記許容
範囲からのズレ分を考慮して、接着剤を塗布する。即
ち、塗布時間T1で加圧したら目標の塗布直径D1とな
る予定であったが、認識により現実の直径がDNであっ
た場合には、CPU(17)は前述の計算式のXにDN
を代入して得られたtの値であるTNを算出し、T1+
(T1−TN)の塗布時間となるように本塗布動作時に
吐出バルブの開放時間を制御する。この場合、図16の
多点打ちデータは「1点」であるから図14のNCデー
タで示す基板(1)上の座標位置(X1,Y1)にZ1
に図16に示す角度補正データ(−−−−(零))を加
味して接着剤を1点塗布する。また、前記許容範囲内に
入っていると判断された場合には、そのまま本塗布作業
を開始する。
【0076】次に、ステップ0002では塗布径認識選
択データには「しない」と設定されているため、そのま
ま本塗布動作が行われる。そして、多点打ちデータには
「2点」と設定されているため、先ず1点目を図14の
NCデータで示す基板(1)上の座標位置(X2,Y
2)に図18に示す塗布条件データの多点打ちの1点目
のX(mm),Y(mm)に設定された値を加味した位
置に図18の1点目のZ(角度データ)に図16に示す
角度補正データに設定された値を加味した角度でノズル
番号1のノズル(6)にゲージ2の圧力で塗布時間T2
だけシリンジ(7)を加圧して、吐出された接着剤を塗
布する。続いて、2点目を前記基板(1)上の座標位置
(X2,Y2)に多点打ちデータの2点目のX(m
m),Y(mm)に設定された値を加味した位置に前述
したように図18の2点目のZ(角度データ)に図16
の角度補正データを加味した角度でノズル番号1のノズ
ル(6)にゲージ2の圧力で塗布時間T2だけシリンジ
(7)内を加圧して、吐出された接着剤を塗布直径D2
で塗布する。尚、多点打ちが行われる場合には、NCデ
ータに設定されたZ(角度データ)は無視される。尚、
NCデータに設定されているZ(角度データ)を加味し
た角度で接着剤を塗布するようにしても良い。
【0077】以下、同様にしてステップ0003以降の
塗布作業が続けられる。
【0078】以下、捨打ち動作について説明する。
【0079】今度使用するノズル(6)が例えばノズル
番号2のノズル(6)である場合、図10に示すように
その「未塗布時間」が設定された未塗布時間に達した
ら、本塗布動作前に「捨打ち回数」に設定された捨打ち
回数捨打ちを行う。このとき、X軸モータ(2)及びY
軸モータ(3)の駆動によりXYテーブル(4)を移動
させて、ノズル(6)の下方位置に基板(1)上の余白
部を位置させて、エアチューブを介して供給されるエア
によりシリンジ(7)内の接着剤がノズル(6)から吐
出された状態で、該ノズル(6)を下降させて、図19
に示す捨打ちデータ内の基板内捨打ちデータ(W)宣言
してあれば基板内捨打ちステップカウンタで示されるス
テップ0006に設定された位置に1回目の捨打ちが行
われる。このとき例えば「捨打ち回数」が2回と設定さ
れていればステップ0007に2回目の捨打ちが行われ
る。他のノズル番号のノズル(6)も同様に各条件に基
づいて捨打ちが行われる。
【0080】次に、順次塗布動作が行われて、以下、ノ
ズル(6)の塗布径の認識動作について説明する。
【0081】各ステップに基づき本塗布動作が行われ
て、今度使用するノズル(6)が例えばノズル番号1の
ノズル(6)である場合、図8に示すようにその「実塗
布回数」が設定された実塗布回数に達したら、前述した
ようにして塗布径認識を行う。このとき、画面左上の
「捨打ち動作」に「する」と設定されているため本塗布
動作の前に捨打ち動作を前記図10の画面に設定された
「捨打ち回数」だけ捨打ちさせ、この捨打ち動作の後基
板内認識データ(R)宣言してあれば、前述したように
基板内試し打ちステップカウンタ(図示せず)で示され
るステップ0012に設定された基板(1)上の余白部
のX、Y座標位置に接着剤が試し打ちされる。この試し
打ちされた接着剤の塗布径をCCDカメラ(10)で認
識させる。この接着剤が試し打ちされた基板(1)の余
白部上方にCCDカメラ(10)が位置されるようにX
Yテーブル(4)を移動させる。
【0082】そして、この試し打ちされた接着剤をCC
Dカメラ(10)で認識する。この撮像結果を基に前述
したようにCPU(17)内の図示しない計算装置が接
着剤の直径を算出する。この直径がRAM(15)内に
記憶されている許容範囲内に入っているか否かCPU
(17)により判断される。そして、前記許容範囲内に
入っていると判断された場合には、そのまま本塗布動作
に戻る。また、許容範囲内に入っていないと判断された
場合には、CPU(17)は本塗布動作時に前記許容範
囲からのズレ分を考慮して、接着剤を塗布する。また、
今度使用するノズル(6)が例えばノズル番号4のノズ
ル(6)である場合、図8に示すように塗布径認識動作
条件が「全条件」であるため、「実塗布回数」、「実塗
布時間」、「基板枚数」のいずれかが条件を満たした場
合に塗布径認識が行われる。このとき、「捨打ち動作」
に「しない」と設定されているため本塗布動作の前に捨
打ち動作をしないで該基板位置の余白部に試し打ちを行
い、この試し打ちされた接着剤の塗布径を認識させ、こ
の認識結果を基に前述したようにして本塗布動作が続け
られる。また、塗布径認識の結果許容範囲内に入ってい
ないと判断され、本塗布動作時に塗布量を調整している
が、これに限らず塗布径が許容範囲内に入ったのを確認
した後本塗布動作に移るようにしても良い。即ち、試し
打ちを繰り返しても良い。以下、他のノズル番号のノズ
ル(6)も同様に各条件に基づいて塗布径認識が行われ
る。
【0083】
【発明の効果】以上、本発明によれば容易にデータ設定
が可能となると共に塗布剤の安定供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗布装置の構成回路図である。
【図2】塗布装置の正面図である。
【図3】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図4】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図5】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図6】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図7】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図8】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図9】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図10】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図11】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図12】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図13】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図14】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図15】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図16】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図17】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図18】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図19】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図20】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図21】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図22】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図23】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図24】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図25】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図26】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図27】ノズル上下機構を示す図である。
【図28】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【符号の説明】
(1) プリント基板 (4) XYテーブル (5) 塗布ユニット (6) ノズル (10) CCDカメラ (15) RAM (17) CPU (24) タッチパネルスイッチ (25) CRT

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布ノズルを介してプリント基板に塗布
    剤を塗布する塗布装置に於いて、塗布剤の吐出時間と塗
    布直径との関係式を記憶する記憶装置と、前記吐出時間
    と塗布直径の各データを設定可能とする第1のデータ設
    定手段と、該設定手段により吐出時間か塗布直径かのデ
    ータのうちいずれかが設定されると他方のデータを前記
    記憶装置に記憶されている計算式から計算する計算装置
    と、該計算装置により計算された結果を他方のデータの
    参考データとして画面表示する表示装置とを設けたこと
    を特徴とする塗布装置。
JP00675093A 1992-09-29 1993-01-19 塗布装置 Expired - Lifetime JP3152531B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00675093A JP3152531B2 (ja) 1992-09-29 1993-01-19 塗布装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-260359 1992-09-29
JP26035992 1992-09-29
JP00675093A JP3152531B2 (ja) 1992-09-29 1993-01-19 塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06169159A true JPH06169159A (ja) 1994-06-14
JP3152531B2 JP3152531B2 (ja) 2001-04-03

Family

ID=26340952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00675093A Expired - Lifetime JP3152531B2 (ja) 1992-09-29 1993-01-19 塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3152531B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009090225A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Kyokuto Sanki Co Ltd 自動壁紙糊付機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009090225A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Kyokuto Sanki Co Ltd 自動壁紙糊付機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3152531B2 (ja) 2001-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3152531B2 (ja) 塗布装置
JP3253427B2 (ja) 塗布装置
JP3253417B2 (ja) 塗布装置
JPH0744331B2 (ja) 塗布装置
JP3402693B2 (ja) 塗布装置
JP3244363B2 (ja) 塗布装置
JP3244364B2 (ja) 塗布装置
JP4733510B2 (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
JP3148414B2 (ja) 塗布装置
JP3446846B2 (ja) 塗布装置
JPH0724388A (ja) 塗布装置
JP3148413B2 (ja) 塗布装置
JP3306220B2 (ja) 塗布装置
JPH06169200A (ja) 電子部品組立装置
JPH07117218A (ja) スクリーン印刷機
JP3322480B2 (ja) スクリーン印刷機
JP3138114B2 (ja) 基板位置決め装置
JP3148412B2 (ja) 塗布装置
JPH0889865A (ja) 塗布装置
JPH06169194A (ja) 電子部品組立装置
JPH07132585A (ja) スクリーン印刷機
JPH06169195A (ja) 電子部品組立装置
JPH06165954A (ja) 塗布装置
JPH06326497A (ja) 基板位置決め装置
JP3623986B2 (ja) スクリーン印刷機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

EXPY Cancellation because of completion of term