JPH06169015A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH06169015A
JPH06169015A JP34166492A JP34166492A JPH06169015A JP H06169015 A JPH06169015 A JP H06169015A JP 34166492 A JP34166492 A JP 34166492A JP 34166492 A JP34166492 A JP 34166492A JP H06169015 A JPH06169015 A JP H06169015A
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JP
Japan
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semiconductor
wafer
chip
semiconductor device
semiconductor chip
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JP34166492A
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English (en)
Inventor
Michihiro Kobiki
通博 小引
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/02Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/06Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape; characterised by the shapes, relative sizes, or dispositions of the semiconductor regions ; characterised by the concentration or distribution of impurities within semiconductor regions
    • H01L29/0657Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape; characterised by the shapes, relative sizes, or dispositions of the semiconductor regions ; characterised by the concentration or distribution of impurities within semiconductor regions characterised by the shape of the body

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピンセット等を用いて半導体チップ101を
ハンドリングする際、該半導体チップ101の、ピンセ
ットの先端が直に接触する側面にカケや割れが生ずるの
を極力回避し、これにより半導体チップ101の歩留
り,性能及び信頼性を向上する。 【構成】 半導体ウエハ基板10裏面側のウエハ分割用
溝10a内面上に形成したメタライズ層11を、半導体
チップ101の側面を保護する補強用メッキ金属膜13
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に関し、特
に半導体チップの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の半導体チップの構造を示す
一部破断斜視図であり、図において、200は半導体チ
ップで、そのGaAs等からなる半導体チップ基板1a
は、上部側縁部分を面取りした形状となっている。そし
てこのチップ基板1aの表面上には回路素子部(以下エ
レメントという。)2が形成され、上記基板1aの裏面
側には、メタライズ層からなる裏面電極3が形成されて
いる。ここで上記メタライズ層は、通常電極層として用
いられる金層とGaAs基板1aとの密着性が弱いた
め、金層の下側にGaAs基板1aとの密着性のよいニ
ッケル層を形成した、ニッケル層及び金層からなる2層
構造としている。
【0003】また図10は上記半導体チップの製造方法
を説明するための断面図であり、図中10はその表面領
域が所定の区画ライン,つまりダイシングライン(以下
ダイシング領域ともいう。)Dにより仕切られた複数の
素子領域Eを有するGaAsウエハ基板、30は上記G
aAsウエハ基板10のダイシング領域Dをベベルカッ
トするための断面台形形状のベベルカット用ブレード、
20は上記ダイシング領域Dをストレートカットするた
めの断面長方形形状のストレートカット用ブレードであ
る。
【0004】次に上記半導体チップ200の製造方法に
ついて説明する。まずGaAsウエハ基板10の、ダイ
シングラインDにより区画された各素子領域E上にエレ
メント2を形成し(図10(a) )、上記ウエハ基板10
の裏面にニッケル層及び金層(図示せず)を順次メッキ
あるいは蒸着してメタライズ層3aを形成する(図10
(b) )。
【0005】その後上記ウエハ基板10をそのダイシン
グ領域Dに沿って表面側から所定深さ上記ベベルカット
用ブレード30により切断し(図10(c) )、続いてス
トレートカット用ブレード20によりさらに上記ダイシ
ング領域Dを切断して、上記半導体ウエハ基板1aの、
上記エレメント2を作り込んだ部分を半導体チップ20
0として切り出す(図10(d) )。
【0006】なお、ここでは半導体ウエハ基板を分割す
る方法として、ダイシング法を用い、上記ウエハ基板の
表面部分をベベルカットするものを示したが、基板の分
割方法はスクライブ法,つまり上記区画ライン(スクラ
イブライン)に沿ってケガキ線を入れ、外部からの応力
により上記ウエハ基板10をスクライブラインに沿って
割る方法を用いてもよい。
【0007】上記のようにウエハ基板10から分割され
た半導体チップ200は、裏面電極3としてのメタライ
ズ層を利用してパッケージやキャリアに装着される。
【0008】この際半導体チップ200は所定の治具に
よりハンドリングされるが、この半導体チップ200
は、チップ基板1aの上部側縁部をベベルカットにより
面取した構造となっているため、上記ハンドリング時に
チップ上部側縁部にカケ等が発生することはほとんどな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記パッケ
ージ等への装着の際には、図11に示すようにピンセッ
ト等を用いて半導体チップ200を取り扱う場合があ
り、この場合ピンセットがチップ側面に直に接触するた
め、半導体チップ側面にカケや割れ等が発生し、歩留
り,性能及び信頼性の低下を招く等の問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ピンセット等を用いて半導体チ
ップをハンドリングする際、半導体チップの、ピンセッ
トの先端が直に接触するチップ側面にカケや割れが生ず
るのを極力回避することができ、これにより歩留り,性
能及び信頼性の高い半導体装置を得ることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、半導体ウエハ表面の、所定の区画ラインにより仕
切られた複数の素子領域内にそれぞれ回路素子を形成
し、上記半導体ウエハ裏面側から上記区画ラインに沿っ
てウエハ分割用溝を形成し、隣接する各素子領域を該ウ
エハ分割用溝部分にて切離してなる半導体チップにおい
て、上記ウエハ分割用溝の内面上に形成された、半導体
ウエハの構成物質より脆弱性の低い物質からなる膜を、
半導体チップ側面を保護する側面保護膜として有するも
のである。
【0012】この発明は上記半導体装置において、上記
ウエハ分割用溝内面上にメッキあるいは蒸着により形成
されたメタライズ層を、上記半導体チップ側面を保護す
る側面保護膜として有するものである。
【0013】この発明は上記半導体装置において、上記
半導体チップを、上記半導体ウエハの、ウエハ分割用溝
に対応する表面側部分を断面台形形状のダイシングブレ
ードによりベベルカットした構造としたものである。
【0014】この発明は上記半導体装置において、上記
半導体チップを、上記半導体ウエハの、ウエハ分割用溝
に対応する表面側部分を、断面長方形形状のダンシング
ブレードによりストレートカットした構造としたもので
ある。
【0015】この発明は上記半導体装置において、上記
ウエハ分割用溝内に充填された、半導体ウエハの構成物
質より脆弱性の低い物質からなる充填物の一部を、上記
半導体チップ側面を保護する側面保護膜として有するも
のである。
【0016】この発明は上記半導体装置において、上記
ウエハ分割用溝内に充填された充填絶縁物の一部を、上
記半導体チップ側面を保護する側面保護膜として有する
ものである。
【0017】
【作用】この発明においては、上記ウエハ分割用溝内面
上に形成した、半導体ウエハの構成物質より脆弱性の低
い物質からなる膜を、半導体チップ側面を保護する側面
保護膜としたから、半導体チップのハンドリングの際、
ピンセット等で半導体チップを挟んでもピンセットとチ
ップ側面とが直接接触することはなく、半導体チップ側
面でのカケや割れの発生を回避することができる。
【0018】またこの発明においては、上記半導体チッ
プを、上記半導体ウエハの、ウエハ分割用溝に対応する
表面側部分を断面台形形状のダイシングブレードにより
切断して、チップ上部側縁部を面取した構造としたの
で、半導体チップのハンドリングの際、ピンセットとチ
ップ側面の、上記側面保護膜以外の部分との接触により
カケや割れが発生するのを抑えることができる。
【0019】この発明においては、上記ウエハ分割用溝
内に充填された、半導体ウエハの構成物質より脆弱性の
低い物質からなる充填物の一部を、上記チップ側面を保
護する側面保護膜としたので、該側面保護膜を厚く形成
でき、該側面保護膜によるチップ側面の補強強度を増大
することができる。
【0020】この発明は上記半導体装置において、上記
ウエハ分割用溝内に充填された充填絶縁物の一部を、上
記チップ側面を保護する側面保護膜としたので、該側面
保護膜を金属性部材で構成したものに比べて、裏面電極
と表面電極との間に生ずる寄生容量を小さくでき、また
側面保護膜と表面電極とのショートの恐れを低減するこ
とができる。
【0021】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の第1の実施例による半導体装
置である半導体チップを示す斜視図、図2は該半導体チ
ップの製造方法を説明するための断面図である。図にお
いて、101は本実施例の半導体チップで、1aは上部
側縁部分を面取りした形状のGaAsチップ基板、13
は該チップ基板1aの側面の、上部傾斜面以外の部分に
形成され、上記半導体チップ101の側面を保護する補
強用メッキ金属膜(側面保護膜)である。
【0022】次に製造方法について説明する。まず、G
aAsウエハ基板10の表面の、ダイシングラインDに
より区画された複数の素子領域E上にそれぞれエレメン
ト2を形成した後(図2(a) )、上記ウエハ基板10の
ダイシング領域Dに対応する部分に、上記ウエハ基板1
0の裏面側からストレートカット用ブレード20により
所定深さのウエハ分割用溝10aを形成する(図2(b)
)。
【0023】次に、上記ウエハ基板10の裏面上にニッ
ケル層及び金層(図示せず)を順次メッキあるいは蒸着
してメタライズ層11を形成する(図2(c) )。その後
上記ウエハ基板10のダイシング領域Dを上記ベベルカ
ット用ブレード30により切断し、表面側から上記ウエ
ハ分割用溝10aに達するベベルカット溝10bを形成
する(図2(d) )。これにより上記半導体チップ101
をウエハ基板10から切り出す。
【0024】このように本実施例では、裏面側のウエハ
分割用溝10a内面上に形成したメタライズ層11を、
半導体チップ101の側面を保護する補強用メッキ金属
膜13としたので、半導体チップ101のハンドリング
の際、ピンセット等で半導体チップを挟んでもピンセッ
トとチップ側面とが直接接触することはなく、半導体チ
ップ側面でのカケや割れの発生を回避することができ、
これにより半導体チップの歩留り,性能及び信頼性を向
上することができる。
【0025】また上記半導体チップ101を、上記ウエ
ハ基板10の、ウエハ分割用溝に対応する表面側部分を
断面台形形状のベベルカット用ブレード30により切断
して、チップ上部側縁部を面取した構造としたので、半
導体チップ101のハンドリングの際、ピンセットとチ
ップ側面の、上記補強用メッキ金属膜13以外の部分と
の接触によりカケや割れが発生するのを抑えることがで
きる。
【0026】実施例2.図3は本発明の第2の実施例に
よる半導体装置である半導体チップを示す斜視図、図4
は該半導体チップを製造する方法を説明するための断面
図である。図において102は、その側面をストレート
カットしたチップ基板1bを有する半導体チップで、そ
の他の構造は上記第1実施例の半導体チップ101と同
一である。
【0027】次に製造方法について説明する。上記実施
例と同様にしてウエハ基板10の裏面側に分割用溝10
aを形成し、裏面側にメタライズ層11を形成した後
(図4(a) )、上記ウエハ基板10の、ウエハ分割用溝
10aに対応する表面側部分を、断面長方形形状のスト
レートカット用ブレード20によりストレートカットし
て半導体チップ102を得る(図4(b) )。
【0028】このような構成の第2実施例では、上記第
1実施例と同様、半導体チップ102をピンセット等で
挟んでハンドリングする際に生ずるチップ側面でのカケ
や割れの発生を防止することができる。
【0029】実施例3.図5は本発明の第3の実施例に
よる半導体装置である半導体チップの構造を示す斜視
図、図6は上記半導体チップの製造方法を説明するため
の図である。図において103は本実施例の半導体チッ
プで、これは上記GaAsウエハ基板のウエハ分割用溝
10a内に充填された充填金属層23aの一部を、上記
チップ基板1aの、上部傾斜面以外の側面を保護する補
強用充填金属膜(側面保護膜)としたものである。
【0030】次に製造方法について説明する。図2(b)
に示すようにウエハ基板10の裏面にウエハ分割用溝1
0aを形成した後、ウエハ基板裏面上にパルスメッキ法
等により下地の凹凸形状に沿って薄いニッケル膜(図示
せず)を形成し、その後全面にAu膜を、これが上記ウ
エハ分割用溝10a内に充満する程度の厚さになるよう
スパッタ法等により堆積し、さらに上記Au膜をこれが
裏面電極として適当な厚さとなるまで機械的に研磨する
(図6(a) )。
【0031】その後上記ウエハ基板10をそのダイシン
グ領域Dに沿って表面側から所定深さ上記ベベルカット
用ブレード30により切断し(図6b) )、続いてスト
レートカット用ブレード20によりさらに上記ダイシン
グ領域Dを切断して、上記半導体ウエハ基板1aの、上
記エレメント2を作り込んだ部分を分割し、上記構造の
半導体チップ103を得る(図6(c) )。
【0032】このような構成の第3の実施例では、上記
ウエハ分割用溝10a内に充填された充填金属層23a
の一部を、上記チップ側面を保護する補強用充填金属膜
23としたので、上記実施例のようにウエハ分割用溝1
0a内に形成されたメタライズ層を側面保護膜としたも
のに比べて、上記側面保護膜の膜厚を厚くでき、チップ
側面の補強強度の増大を図ることができる。
【0033】実施例4.図7は本発明の第4の実施例に
よる半導体装置である半導体チップの構造を説明するた
めの斜視図、図8は該半導体チップの製造方法を説明す
るための図である。図において、104は本実施例の半
導体チップで、これは上記ウエハ基板10のウエハ分割
用溝10a内に充填された充填絶縁層33bの一部を、
上記半導体チップ104の側面を保護する補強用充填絶
縁膜(側面保護膜)33としたものである。
【0034】次に製造方法について説明する。図2(b)
に示すようにウエハ基板10の裏面にウエハ分割用溝1
0aを形成した後、基板裏面上の、該分割用溝10a以
外の部分にニッケル層及び金層を順次形成して裏面電極
3を形成し、その後裏面全面にプラズマCVD法により
酸化シリコンあるいは窒化シリコンを、これが上記ウエ
ハ分割用溝10a内に充満する程度の厚さに堆積して、
絶縁層33aを形成する(図8(a) )。続いて上記絶縁
層33aを上記裏面電極3が露出するまで機械的に研磨
する(図8(b) )。
【0035】その後上記ウエハ基板10をそのダイシン
グ領域Dに沿って表面側から所定深さ上記ベベルカット
用ブレード30により切断し(図8(c) )、続いてスト
レートカット用ブレード20によりさらに上記ダイシン
グ領域Dを切断して、上記半導体ウエハ基板1aの、上
記エレメント2を作り込んだ部分を分割し、上記構造の
半導体チップ104を得る(図8(d) )。
【0036】このような構成の第4の実施例では、上記
ウエハ分割用溝内に充填された充填絶縁部層33bの一
部を、上記チップ側面を保護する補強用充填絶縁膜33
としたので、側面保護膜を金属性部材で構成した上記各
実施例のものに比べて、裏面電極3と表面電極(図示せ
ず)との間に生ずる寄生容量を小さくでき、また側面保
護膜と表面電極とのショートの恐れを低減することがで
きる効果がある。
【0037】なお上記実施例では、絶縁層として酸化シ
リコンあるいは窒化シリコンをプラズマCVD法により
堆積して絶縁層33aを形成する方法を示したが、上記
絶縁層33aは、酸化シリコンや窒化シリコンの組成を
含む液体をスピンコート等によりウエハ基板10の裏面
上に塗布し、熱処理により焼き固めて形成するようにし
てもよく、また上記液体に代えて、ウエハ基板の構成材
料より脆弱性の低い樹脂をスピン塗布し熱処理して上記
絶縁層33aを形成するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る半導体装置
によれば、ウエハ裏面側のウエハ分割用溝の内面上に形
成した、半導体ウエハの構成物質より脆弱性の低い物質
からなる膜を、半導体チップ側面を保護する側面保護膜
としたので、半導体チップのハンドリングの際、ピンセ
ット等で半導体チップを挟んでもピンセットとチップ側
面とが直接接触することはなく、半導体チップ側面での
カケや割れの発生を回避することができ、これにより半
導体チップの製造歩留り,性能及び信頼性を向上するこ
とができる効果がある。
【0039】またこの発明によれば上記半導体装置にお
いて、上記半導体チップを、上記半導体ウエハの、ウエ
ハ分割用溝に対応する表面側部分を断面台形形状のベベ
ルカット用ブレードにより切断して、チップ上部側縁部
を面取した構造としたので、半導体チップのハンドリン
グの際、ピンセットとチップ側面の、上記側面保護膜以
外の部分との接触によりカケや割れが発生するのを抑え
ることができる効果がある。
【0040】またこの発明によれば上記半導体装置にお
いて、上記ウエハ分割用溝内に充填された、半導体ウエ
ハの構成物質より脆弱性の低い物質からなる充填物の一
部を、上記チップ側面を保護する側面保護膜としたの
で、該側面保護膜を厚く形成でき、該側面保護膜による
チップ側面の補強強度を増大することができる効果があ
る。
【0041】この発明によれば上記半導体装置におい
て、上記ウエハ分割用溝内に充填された充填絶縁物の一
部を、上記チップ側面を保護する側面保護膜としたの
で、該側面保護膜を金属性部材で構成したものに比べ
て、裏面電極と表面電極との間に生ずる寄生容量を小さ
くでき、また側面保護膜と表面電極とのショートの恐れ
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による半導体装置であ
る、ベベルカットを施した半導体チップを示す斜視図で
ある。
【図2】上記ベベルカットを適用した半導体チップを製
造する方法を説明するための断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例による半導体装置であ
る、ストレートカットを施した半導体チップを示す斜視
図である。
【図4】上記ストレートカットを適用した半導体チップ
の製造方法を説明するための断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例による半導体装置であ
る、チップ側面の保護膜としてウエハ分割用溝内の充填
物の一部を用いた半導体チップを示す斜視図である。
【図6】上記第3実施例の半導体チップを製造する方法
を説明するための断面図である。
【図7】本発明の第4の実施例による半導体装置とし
て、チップ側面の保護膜としてウエハ分割用溝内の充填
絶縁物の一部を用いた半導体チップを示す斜視図であ
る。
【図8】上記第4実施例の半導体チップを製造する方法
を説明するための断面図である。
【図9】従来の半導体装置としてベベルカットを適用し
た半導体チップを示す斜視図である。
【図10】従来の半導体チップの製造方法を説明するた
めの図である。
【図11】従来の半導体チップのハンドリング状態を示
す図である。
【符号の説明】
1a,1b 半導体チップ基板 2 エレメント 3 裏面電極 10 半導体ウエハ基板 10a ウエハ分割用溝 10b ベベルカット溝 10c ストレートカット溝 11 メタライズ層 13 補強用メッキ金属膜(側面保護膜) 20 ストレートカット用ブレード 23 補強用充填金属膜(側面保護膜) 23a 充填金属層 30 ベベルカット用ブレード 33 補強用充填絶縁膜(側面保護膜) 33a 絶縁層 33b 充填絶縁層 101,102,103,104 半導体チップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハ表面の、所定の区画ライン
    により仕切られた複数の素子領域内にそれぞれ回路素子
    を形成し、上記半導体ウエハ裏面側から上記区画ライン
    に沿ってウエハ分割用溝を形成し、隣接する各素子領域
    を該ウエハ分割用溝部分にて切離して半導体チップとし
    てなる半導体装置において、 上記半導体チップは、 上記ウエハ分割用溝の内面上に形成された、半導体ウエ
    ハの構成物質より脆弱性の低い物質からなる膜を、チッ
    プ側面を保護する側面保護膜として有するものであるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 上記半導体チップは、 上記ウエハ分割用溝内面上にメッキあるいは蒸着により
    形成されたメタライズ層を、上記チップ側面を保護する
    側面保護膜として有するものであることを特徴とする半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置において、 上記半導体チップは、 上記半導体ウエハの、ウエハ分割用溝に対応する表面側
    部分を、断面台形形状のダイシングブレードによりベベ
    ルカットしてなるものであることを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の半導体装置において、 上記半導体チップは、 上記半導体ウエハの、ウエハ分割用溝に対応する表面側
    部分を、断面長方形形状のダンシングブレードによりス
    トレートカットしてなるものであることを特徴とする半
    導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体装置において、 上記半導体チップは、 上記ウエハ分割用溝内に充填された、半導体ウエハの構
    成物質より脆弱性の低い物質からなる充填物の一部を、
    上記チップ側面を保護する側面保護膜として有するもの
    であることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の半導体装置において、 上記半導体チップは、 上記ウエハ分割用溝内に充填された充填絶縁物の一部
    を、上記チップ側面を保護する側面保護膜として有する
    ものであることを特徴とする半導体装置。
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