JPH0616887B2 - 圧延機のロ−ル形状制御装置 - Google Patents

圧延機のロ−ル形状制御装置

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JPH0616887B2
JPH0616887B2 JP12310485A JP12310485A JPH0616887B2 JP H0616887 B2 JPH0616887 B2 JP H0616887B2 JP 12310485 A JP12310485 A JP 12310485A JP 12310485 A JP12310485 A JP 12310485A JP H0616887 B2 JPH0616887 B2 JP H0616887B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B29/00Counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load, e.g. backing rolls ; Roll bending devices, e.g. hydraulic actuators acting on roll shaft ends

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、圧延機のロール形状制御装置に係り、特にロ
ールにベンデイング力を付与するシリンダの油圧回路の
改良に関する。
〔発明の背景〕
第5図は、一般的な4段圧延機の概略構成図である。第
5図において、圧延機10は、ミルハウジング12の中
央部に上作業ロール14と下作業ロール16とが配置し
てある。上下の作業ロール14,16は、それぞれ上作
業ロール軸受18と下作業ロール軸受20とを介してミ
ルハウジング12に回転自在に支持されている。上下の
作業ロール軸受18,20間には、ロール形状制御装置
を構成する油圧シリンダ22が配設してある。油圧シリ
ンダ22は、上下の作業ロール14,16の前後、およ
び軸方向両側に配設されている。各油圧シリンダ22
は、特開昭53-10355号公報に示される如く、それぞれ一
対のピストン24,26と一対のピストンロツド28,
30を備えており、ピストン24,26間に作動油が導
かれ、上下の作業ロール14,16に軸受を介してベン
デイング力を付与できるようになつている。
上作業ロール14の上部に接している上補助ロール32
は、上補強ロール軸受34を介してミルハウジング12
に回転自在に支持されており、下作業ロール16の下部
に接している下補助ロール36は、下補強ロール軸受3
8を介してミルハウジング12に回転自在に支持されて
いる。また、ミルハウジング12の上部には、圧下装置
40が設けられており、この圧下装置40の発生する圧
下力が上補強ロール軸受34、上補強ロール32、上作
業ロール14を介して上下の作業ロール14,16間を
通過する被圧延鋼帯42に伝達され、被圧延鋼帯42を
圧延できるようになつている。油圧シリンダ22を作動
させる油圧回路は、第6図に示すごとくなつており、油
圧シリンダ22のピストン側室44に主配管46が接続
され、ピストン側室44が切換弁48、圧力制御弁50
を介して油圧源52連通している。また、ロツド側室5
4は、配管56が接続され、油圧源52に連通してい
る。配管56には、蓄圧器58、リリーフ弁60、減圧
弁62が設けてあり、ピストン側室44より圧力の小さ
な作動油がロツド側室54に供給できるようになつてい
る。
上記のごとく構成してある従来の圧延機およびロール形
状制御装置は、次のごとくして操作される。
まず、図示しないロール位置調整装置により上下の作業
ロール14,16間の間隙が所定の値に設定される。こ
の間隙は、被圧延鋼帯42が作業ロール14,16間に
噛み込まれ、圧下装置40により被圧延鋼帯に所定の圧
下力を作用させたときに、ミルハウジング12の伸びに
よる間隙の増大を考慮し、被圧延鋼帯42の仕上がり厚
さが目標の値となるように設定される。また、各油圧シ
リンダ22のピストン側室44には、圧力制御弁50に
より圧力調整をした作動油が供給され、ピストンロッド
28,30の先端部が上作業ロール軸受18と下作業ロ
ール軸受20と密着している。そして、ピストン24,
26の動きが止められ、油圧シリンダ22の油量が変化
しないため、圧力制御弁50の圧油の流量はほぼ全閉状
態にされ、設定圧力を保つようになる。
次に、被圧延鋼帯42が作業ロール14,16間に噛み
込まれると、被圧延鋼帯42は作業ロール14,16に
より圧延されるとともに、第7図に示すように油圧シリ
ンダ22が作業ロール14,16にロールベンデイング
力Fを与え、形状制御がおこなわれる。なお、ピストン
側室44に作動油を導き、圧力をかけた場合に生ずる反
力は蓄圧器58に吸収される。また、ロツド側室54に
低圧の作動油を供給することにより、ピストンロツド2
8,30をシリンダ内に押し込めることができるととも
に、ロール組み換え時にシリンダ室内に水が入るのを防
止できるようになつている。
ところで、被圧延鋼帯42が作動ロール14,16に噛
み込まれた瞬間を考えると、被圧延鋼帯42に所定の圧
下力が作用し、被圧延鋼帯42からの反力が上下の作業
ロール14,16、上下の補強ロール32,36を介し
て上下の作業ロール軸受18,20と上下の補強ロール
軸受34,38とに伝達され、ミルハウジグ12に瞬時
に伸びを発生させる。ミルハウジング12が伸びること
により、圧下装置40、上補強ロール軸受34、上補強
ロール32、上作業ロール軸受18、上作業ロール14
がミルハウジング12の伸びた分だけ上方に移動する。
また、ミルハウジング12に装着した油圧シリンダ22
がミルハウジング12の下半分の伸び量に見合つて上方
に移動する。この結果、第5図に示すように、上下の作
業ロール軸受18,20とピストンロツド28,32の
先端との間に間隙δ1,δ2が生ずる。このため、油圧シ
リンダ22によりピストンロツド28,30、作業ロー
ル軸受18,20を介して作業ロール14,16に与え
ていたロール形状制御のためのロールベンデイング力F
が消失する。
被圧延鋼帯42が噛み込む前の圧力制御弁50は、前記
したように油圧の流路がほぼ全閉状態となつており、ロ
ールベンデイング力Fの消失に伴い、油圧シリンダ22
のピストン側室44の内部および油圧シリンダ22と圧
力制御弁50との間の主配管46の油圧が瞬時に低下
し、この油圧の低下が圧力制御弁50にフイードバツク
されて圧力制御弁50の流路が開き始め、圧力制御弁5
0以降の主配管46と油圧シリンダ22に作動油の供給
がおこなわれる。そして、油圧シリンダ22に供給され
た作動油の油圧は、ピストン24,26を押し、ピスト
ンロツド28,30を外方に移動させて作業ロール軸受
箱18,20に密着させ、設定圧力に達することにより
消失したロールベンデイング力が回復する。この被圧延
鋼帯の噛み込み時におけるロールベンデイング力の変化
を第4図に示した。従来のロール形状制御装置において
は、圧力制御弁50の作動遅れにより、ロールベンデイ
ング力の変化が第4図の2点鎖線に示すごとく変化し、
ロールベンデイング力の回復が大幅に遅れ、回復までの
時間が約0.5〜1秒にも達する場合がある。このロール
ベンデイング力が回復するまでの間は、ロール形状制御
能力が損なわれ、被圧延鋼帯42の形状制御を不能にす
る時間となつている。したがつて、被圧延鋼帯42の噛
み込み端は、形状制御がおこなわれないため、形状不良
となり、製品の歩止まりを低下させる。特に、厚板用熱
間圧延機においては、数秒(2〜5秒)程度で1パスを
終了するような被圧延鋼帯42の長さが短い場合もあ
り、ロール形状制御能力の回復遅れが大きな問題とな
る。
〔発明の目的〕
本発明は、被圧延鋼帯の噛み込み時に、被圧延鋼帯から
の反力により、ミルハウジングが伸びるために生ずるロ
ールベンデイング力の消失を、短時間に回復させること
ができる圧延機のロール形状制御装置を提供することを
目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、油圧源からの作動油の圧力を調整する圧力調
整弁と、この圧力調整弁が圧力調整した作動油を蓄える
蓄圧器と、切換弁が設けてある補正配管を、圧力制御弁
と並列に主配管に接続し、被圧延鋼帯の噛み込む直前に
切換弁を開いて、シリンダと蓄圧器とを連通し、被圧延
鋼帯の噛み込みに伴うミルハウジングの伸びによりベン
デイング力が消失したときに、蓄圧器内の作動油をシリ
ンダに供給し、ピストンロツドを外方に移動させ、圧力
制御弁の作動遅れをカバーしてベンデイング力を早期に
回復できるようにしたものである。
〔発明の実施例〕
本発明に係る圧延機のロール形状制御装置の好ましい実
施例を、添付図面にしたがつて詳説する。なお、前記従
来技術において説明した部分に対応する部分について
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1図は、本発明に係る圧延機のロール形状制御装置の
実施例を示す概略構成図である。
第1図において、油圧シリンダ22と油圧源52とを連
通する主配管46には、切換弁48と圧力制御弁50と
が設けてある。そして、主配管46には、切換弁48、
圧力制御弁50と並列に補助配管64が接続され、この
補助配管64に圧力調整弁である減圧弁66、蓄圧器6
8、方向切換弁70、逆止弁72が直列に接続してあ
る。また、主配管46には、圧力スイツチや圧力伝送器
等からなる圧力センサ74が設けてある。
上記のごとく構成した実施例の作用は、次の通りであ
る。
前記従来技術において述べたごとく、上下の作業ロール
14,16の間隙が所定の値に設定される。そして、サ
ーボ弁、比例電磁式圧力制御弁又は電動圧力制御弁等か
らなる圧力制御弁が、目標とするロールベンデイング力
を得られるように設定され、油圧源52からの作動油が
主配管46により、切換弁48を介して油圧シリンダ2
2のピストン側室44に供給される。これにより、ピス
トン24,26、ピストンロツド28,30、作業ロー
ル軸受18,20を介して作業ロール14,16にロー
ルベンデイング力が与えられ、ロール形状制御がおこな
われる。一方、油圧源52の作動油の一部は、減圧弁6
6により所定の圧力に調整され、蓄圧器68に蓄えられ
る。減圧弁66が調整する油圧は、圧力制御弁50が制
御する油圧よりやや低く設定することが望ましい。方向
切換弁70は、被圧延鋼帯42が上下の作業ロール1
4,16に噛み込まれる直前まで油圧シリンダ22と蓄
圧器68との連通を遮断しており、蓄圧器68内の作動
油が流出するのを防止している。
圧延機10が駆動され、被圧延鋼帯42が前進してくる
と、第2図に示すごとく被圧延鋼帯42が噛み込み直前
であることが検出され、図示しない制御装置に入力され
る。この作動ロール14,16が被圧延鋼帯42を噛み
込む寸前であることは、目視により、被圧延鋼帯42を
搬送するローラの負荷変動(電動機の負荷変動)を検出
することにより、または光センサによる被圧延鋼帯42
の先端を検出すること等により知ることができる。
次に、図示しない制御装置は、方向切換弁70を切り換
え、油圧シリンダ22と蓄圧器68とを連通する。方向
切換弁70が開かれると、その直後に被圧延鋼帯42が
作業ロール14,16に噛み込まれ、前記したごとくミ
ルハウジング12に伸びが生じて上作業ロール軸受18
等が上方へ移動する。そして、蓄圧器68内に貯えられ
ていた油圧が方向切換弁70、逆止弁72を介して補助
配管64から主配管46内に入り、油圧シリンダ22の
ピストン側室44に供給される。これにより、ピストン
24,26、ピストンロツド28,30が作業ロール軸
受18と油圧シリンダ22との移動に追従し、作業ロー
ル軸受18,20との間に間隙を生じることなく密着を
保つ。
一方、圧力センサ74は、主配管46内の圧力が所定の
圧力より低下したことを検知すると、圧力制御弁50に
圧力上昇指令を与える。圧力制御弁50は、ピストン側
室44内の圧力が設定圧力になるように上昇させ、ロー
ルベンデイング力を早急に回復させる。なお、主配管4
6の油圧が蓄圧器68の油圧より大きくなると、逆止弁
72により作動油が蓄圧器68側に逆流するのを防止す
るため、圧力制御弁50によつて供給する作動油がロー
ルベンデイング力の早急な回復に役立つ。
シリンダ22のロールベンデイング力が回復した後は、
方向切換弁70が切り換えられ、油圧シリンダ22と蓄
圧器68との連通が遮断されて、圧力制御弁50よりロ
ールベンデイング力を小さい方向に制御する場合などに
おいて、蓄油器68から油圧が供給され、応答が遅れる
ことのないようにされる。この本実施例による被圧延鋼
帯42の噛み込み時におけるロールベンデイング力の変
化を第4図の実線に示した。
図から明らかなように、本実施例においては、ロールベ
ンデイング力の回復時間Tが約0.1〜0.2秒と従来
の回復時間Tの0.5〜1秒より大幅に短縮することが
できる。しかも、ロールベンデイング力の変化量を小さ
くでき、被圧延鋼帯の噛込端形状を良好にすることがで
きる。すなわち、被圧延鋼帯42の噛み込み後は、ロー
ル形状制御能力が速やかに回復し、被圧延鋼帯42のエ
ツジドロツプの発生量を最小限に抑えることができ、歩
留まりの向上を図ることができる。しかも、圧延時にお
いては、蓄圧器68が主配管46と遮断されているた
め、圧力制御弁50によるシリンダ22の圧力調整の応
答性を悪化させることがなく、良好なロール形状制御を
おこない得る効果がある。
第3図は、本発明に係る圧延機のロール形状制御装置の
他の実施例を示す概略構成図である。本実施例は、圧力
調整弁として前記実施例の減圧弁66に代えて、比例電
磁式圧力制御弁又は電動減圧弁等の遠隔制御式圧力制御
弁76を設けたものである。このように遠隔制御式圧力
制御弁76を用いることにより、設定圧力を圧力制御弁
50の目標設定圧力とほぼ同じ圧力に任意に設定するこ
とが可能であり、ロールベンデイング力の回復時間をさ
らに短縮することができる効果を得られる。
〔発明の効果〕
以上に説明したごとく、本発明によれば、被圧延鋼帯の
作業ロールへの噛み込み時における、ベンデイング力の
消失を早期に回復することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る圧延機のロール形状制御装置の実
施例を示す概略構成図、第2図は前記実施域の被圧延鋼
帯噛み込み時における作用を示す流れ図、第3図は本発
明に係る圧延機のロール形状制御装置の他の実施例を示
す概略構成図、第4図は実施例と従来のロール形状制御
装置との被圧延鋼帯の噛み込み時におけるロールベンデ
イング力の変化を示す比較図、第5図はロール形状制御
装置を備えた圧延機の概略構成図、第6図は従来の圧延
機のロール形状制御装置の概略構成図、第7図はロール
形状制御装置によるロールベンデイング力の作用点を示
す概念図である。 10……圧延機、12……ミルハウジング、14……上
作業ロール、16……下作業ロール、18……上作業ロ
ール軸受、20……下作業ロール軸受、22……油圧シ
リンダ、46……主配管、50……圧力制御弁、64…
…補助配管、66……減圧弁、68……蓄圧器、70…
…方向切換弁、72……逆止弁、74……圧力センサ、
76……遠隔制御式圧力制御弁。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延機のロールにベンデイング力を付与す
    るシリンダと、このシリンダに主管路を介して作動油を
    供給する油圧源と、前記主管路に設けられ、前記作動油
    の油圧を制御する圧力制御弁とを有する圧延機のロール
    形状制御装置において、前記主管路に前記圧力制御弁と
    並列接続した補助配管と、この補助配管に設けられ、前
    記油圧源からの作動油の圧力調整を行う圧力調整弁と、
    この圧力調整弁が圧力調整した作動油を蓄える蓄圧器
    と、前記補助配管に設けられ、前記蓄圧器と前記シリン
    ダとを連通・遮断する切換弁とを設けたことを特徴とす
    る圧延機のロール形状制御装置。
  2. 【請求項2】前記補助配管は、前記切換弁と前記シリン
    ダとの間に逆止弁を有していることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の圧延機のロール形状制御装置。
  3. 【請求項3】前記圧力調整弁は、遠隔制御式圧力調整弁
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
    項に記載の圧延機のロール形状制御装置。
  4. 【請求項4】前記主配管は、圧力センサを有しているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のい
    ずれか1項に記載の圧延機のロール形状制御装置。
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CN108817840B (zh) * 2018-07-11 2022-08-09 上海宝钢工业技术服务有限公司 轧机机架牌坊中固定斜锲定位槽的在线修复方法

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