JP2007253054A - ジョークラッシャ - Google Patents

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Abstract

【課題】固定歯と、動歯と、トグルプレートを介して動歯を支持するトグルブロックと、トグルブロックの位置決めを行う位置決め部材と、位置決め部材を移動せしめる調整用油圧シリンダと、トグルプレートを保持する保持用油圧シリンダとを備えたジョークラッシャにおいて、出口隙間の調整を行う場合に、位置決め部材を滑らかに移動させることができるようにする。
【解決手段】保持シリンダ21および調整シリンダ20A、20Bの油圧回路に、出口隙間の調整時における保持シリンダ21のトグルプレート保持圧を、ジョークラッシャの運転中におけるトグルプレート保持圧よりも低下せしめるべく、保持シリンダロッド側油室21aの圧油を低設定圧に保持しながら油タンク23に逃がす保持シリンダ用低圧リリーフ弁51を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、岩石やコンクリート等を破砕するジョークラッシャの技術分野に属するものである。
一般に、ジョークラッシャは、機体側に固定される固定歯と揺動自在な動歯とのあいだに、岩石やコンクリート等の被破砕物を挟み込んで破砕すると共に、破砕処理物の粒度を調整するべく、上記固定歯と動歯とのあいだの出口隙間を調整するための出口隙間調整機構が設けられている。
前記出口隙間調整機構としては、従来から、トグルプレートを介して動歯を支持するトグルブロックを移動せしめることで、動歯の下部を固定歯に対して離接移動せしめるように構成したものが知られている。さらに、このものにおいて、前記トグルプレートは、動歯とトグルプレートとのあいだに挟持されているだけであるから、動歯の揺動中にトグルプレートが脱落しないように保持するトグルプレート保持機構が必要となるが、この様なトグルプレート保持機構としては、一端側が動歯に他端側が機体側に支持されたテンションロッドと、該テンションロッドに張力を付与するテンションスプリングとを用いたものが、従来から用いられている。
この様な出口隙間調整機構において、出口隙間の調整時には、トグルブロックを所望の出口隙間に対応する位置まで移動させることになるが、近年、トグルブロックの位置調整を行う手段として、外部から遠隔操作される油圧シリンダや駆動モータを用いることで、出口隙間の調整を簡単に行えるようにした技術が提唱されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−13918号公報
ところで、出口隙間の調整を行う場合、動歯の移動と共にテンションロッドも移動するから、テンションスプリングの設定バネ力も同時に調整する必要が生じる。このため、前記特許文献1のように、外部から遠隔操作される油圧シリンダや駆動モータによってトグルブロックの位置調整を行えるようにしても、テンションスプリングのバネ力の調整は依然として手動で行わなければならず、煩雑且つ面倒である。
そこで、トグルブロックの位置調整を行う手段として調整用油圧シリンダを用いると共に、トグルプレート保持機構として、一端側が動歯に他端側が機体側に支持される保持用油圧シリンダを用いることで、トグルブロックの位置調整とトグルプレートの保持機構とを共に油圧で遠隔操作できるように構成することが提唱される。
しかるにこの場合、出口隙間の調整時に、ジョークラッシャの運転中における保持用油圧シリンダのトグルプレート保持圧が維持されたままであると、該トグルプレート保持圧がトグルプレートを介してトグルブロックにかかったままの状態で調整作業が行われることになる。このため、例えば前記特許文献1のように、トグルブロックに摺動自在に当接するクサビ部材の移動でトグルブロックの位置調整を行うように構成したものや、あるいは互いに摺動自在に重なり合う一対のクサビ部材の重なり量を変化せしめることでトグルブロックの位置調整を行うように構成したものにおいては、クサビ部材の摺動面にかかる荷重が大きくなって、クサビ部材を滑らかに摺動させることができない許りか、クサビ部材の摺動面が損傷するという問題がある。さらに、位置調整用油圧シリンダの作動速度と保持用油圧シリンダの作動速度とが同期しないと、トグルプレートが脱落してしまう惧れが生じる。また、出口隙間を狭くする方向にトグルブロックを移動させる場合に、動歯を固定歯に接近させすぎて両歯が当ってしまうと、油圧シリンダに作用する油圧力が過大な荷重となって、トグルプレートや動歯および固定歯が損傷してしまう惧れもあり、これらに本発明が解決しようとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、機体側に固定される固定歯と、該固定歯に対向する動歯と、トグルプレートを介して動歯を支持するトグルブロックと、該トグルブロックの位置決めを行う位置決め部材と、動歯と固定歯とのあいだの出口隙間を調整するべく前記位置決め部材を移動せしめることでトグルブロックの位置を調整する調整用油圧シリンダと、前記トグルプレートを動歯とトグルブロックとのあいだに保持する保持用油圧シリンダとを備えてなるジョークラッシャにおいて、前記保持用油圧シリンダおよび調整用油圧シリンダの油圧回路に、出口隙間の調整時における保持用油圧シリンダのトグルプレート保持圧を、ジョークラッシャの運転中におけるトグルプレート保持圧よりも低下せしめるトグルプレート保持圧低下手段を設けたことを特徴とするジョークラッシャである。
そして、この様にすることにより、出口隙間の調整時には、保持用油圧シリンダのトグルプレート保持圧が、ジョークラッシャの運転中におけるトグルプレート保持圧よりも低下することになり、而して、トグルプレートからトグルブロックを介して位置決め部材に作用する力が軽減することになる。このため、調整用油圧シリンダで位置決め部材を移動せしめてトグルブロックの位置調整を行うときに、位置決め部材にかかる力が軽減し、滑らかに位置決め部材を移動させることができると共に、位置決め部材の損傷を防止することができる。
請求項2の発明は、トグルプレート保持圧低下手段は、調整用油圧シリンダへの圧油供給時に、保持用油圧シリンダのトグルプレート保持圧を低下させるべく作動することを特徴とする請求項1に記載のジョークラッシャである。
そして、この様にすることにより、調整用油圧シリンダによる位置決め部材の移動時に、保持用油圧シリンダのトグルプレート保持圧を低下せしめることができる。
請求項3の発明は、保持用油圧シリンダは、一端側が動歯に他端側が機体側に支持されると共に、ロッド側油室の圧力でトグルプレートを保持するように構成される一方、トグルプレート保持圧低下手段は、保持用油圧シリンダのロッド側油室の圧油を予め設定される低設定圧に保持しながら油タンクに逃がす弁手段を用いて構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のジョークラッシャである。
そして、この様にすることにより、出口隙間の調整時に、トグルプレートは、予め設定される低設定圧の圧力でトグルブロックと動歯とのあいだに保持されることになり、而して、出口隙間の調整時におけるトグルプレートの脱落の惧れを、確実になくすことができる。
請求項4の発明は、出口隙間を狭くする方向への調整用油圧シリンダへの圧油供給時に、トグルプレート保持圧低下手段により保持用油室シリンダのロッド側油室の圧力を低設定圧に保持しながら油タンクに逃がして、前記調整用油圧シリンダへの圧油供給に伴い出口隙間を狭くする方向に動歯が移動したときに、該動歯の移動による外力で保持用油圧シリンダを伸長せしめるように構成したことを特徴とする請求項3に記載のジョークラッシャである。
そして、この様にすることにより、出口隙間を狭くする場合に、保持用油圧シリンダは、調整用油圧シリンダへの圧油供給に伴う動歯の移動によって強制的に伸長せしめられることになり、この結果、調整用油圧シリンダの作動速度と保持用油圧シリンダの作動速度とは正確に同期することになって、両油圧シリンダの作動速度が同期しないためにトグルプレートが脱落してしまう不具合を、確実に防止できる。
請求項5の発明は、出口隙間の間隔を検出するための間隔検出手段を設ける一方、該間隔検出手段により検出される出口隙間の間隔が予め設定される設定間隔以下となった場合に、出口隙間を狭くする方向への調整用油圧シリンダへの供給圧油の圧力を低下せしめる調整用油圧シリンダ圧力低下手段を設けたことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のジョークラッシャである。
そして、この様にすることにより、出口隙間の間隔が設定間隔以下となった場合には、調整用油圧シリンダへの供給圧油の圧力が低下することになり、而して、動歯を固定歯に近接させすぎて両歯が当接したとしても、両歯の当接部やトグルプレートに過大な荷重が作用してしまうことを確実に回避することができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1は自走式破砕機であって、該自走式破砕機1は、破砕装置として後述するジョークラッシャ2を搭載すると共に、クローラ式の下部走行体3、図示しないエンジンや油圧ポンプ等が収納される動力室4、岩石やコンクリート塊等の被破砕物が投入されるホッパ5、該ホッパ5に投入された被破砕物をジョークラッシャ2に供給する振動フィーダ6、該振動フィーダ6により篩い分けられた土砂等のズリを排出するサイドコンベア7、ジョークラッシャ2により破砕された破砕処理物を機外に搬出するメインコンベア8、破砕処理物から鉄筋等の金属を除去する磁選機9等を備えて構成されている。
図2、図3は、前記ジョークラッシャ2の構造を示す図であって、該ジョークラッシャ2は、クラッシャ用油圧モータ10の駆動に基づいて回転するフライホイール11、該フライホイール11の回転中心に対して偏芯状に設けられる偏芯軸12、該偏芯軸12に上部が支持され、且つ後述するトグルプレート13に下部が支持される状態でフライホイール11の回転に伴って揺動する動歯14、該動歯14に対向するよう機体側に固定される固定歯15等を用いて構成されている。そして、前記振動フィーダ6からジョークラッシャ2に供給された被破砕物は、動歯14と固定歯15とのあいだに投入されて動歯14の揺動により破砕され、出口隙間Sを通過して下方に落下するように構成されており、そして上記出口隙間Sの大きさによって破砕処理物の粒度が決定されるようになっている。
さらに、16は前記動歯14の反力を受けるトグルブロックであって、該トグルブロック16は、機体側フレーム17に固定されるサポート部材18に、該サポート部材18の底部18aに対して離接自在に組み込まれている。また、19A、19Bは前記トグルブロック16とサポート部材18の底部18aとの間に挿入されてトグルブロック16の位置決めを行う一対のクサビ部材(本発明の位置決め部材に相当する)であって、該一対のクサビ部材19A、19Bは、互いに摺動自在に重なり合う摺動面19a、19aを備えており、そして、後述する一対の調整シリンダ(本発明の調整用油圧シリンダに相当する)20A、20Bの伸縮作動に基づいて進退移動することで、両クサビ部材19A、19Bの重なり量Dが増減変化するようになっている。而して、前記調整シリンダ20A、20Bを伸縮させてクサビ部材19A、19Bの重なり量Dを調整することによって、トグルブロック16の位置調整を行えるように構成されている。
一方、前記トグルプレート13は、一端側が動歯14の下部に形成されるプレート受部14aに当接し、他端側がトグルブロック16に当接する状態で、動歯14とトグルブロック16とのあいだに介装されている。而してトグルブロック16は、トグルプレート13を介して動歯14の下部を支持することになるが、前述したクサビ部材19A、19Bの重なり量Dの調整によりトグルブロック16の位置を変化せしめることで、該トグルブロック16にトグルプレート13を介して支持される動歯14の下部位置が変化し、これにより動歯14と固定歯15とのあいだに形成される出口隙間Sの調整を行えるようになっている。
さらに、21は前記トグルプレート13を動歯14とトグルブロック16とのあいだに保持するための保持シリンダ(本発明の保持用油圧シリンダに相当する)であって、該保持シリンダ21は、一端側が動歯14の下部に支持され、また他端側が機体側フレーム17に支持されている。そして、該保持シリンダ21は、後述するようにロッド側油室21aの圧力(シリンダ縮小側の圧力)によって動歯14をトグルブロック16側に向けて引き寄せ、これによりトグルプレート13を動歯14とトグルブロック16とのあいだに保持するようになっている。
ここで、本実施の形態では、一対の調整シリンダ20A、20Bの伸長でクサビ部材19A、19Bの重なり量Dが増加し、これに伴いトグルブロック16がサポート部材18の底部18aから離間する方向に移動して、動歯14と固定歯15とのあいだの出口隙間Sが狭くなる一方、調整シリンダ20A、20Bの縮小でクサビ部材19A、19Bの重なり量Dが減少し、これに伴いトグルブロック16がサポート部材18の底部18aに近接する方向に移動して、動歯14と固定歯15とのあいだの出口隙間Sが広くなるように構成されている。また、保持シリンダ21は、出口隙間Sを狭くする場合には伸長し、広くする場合には縮小するように制御される。
次いで、前記調整シリンダ20A、20Bおよび保持シリンダ21に対する油供給排出制御を行う油圧回路について、図4に基づいて説明する。
図4において、22は油圧源となる油圧ポンプ、23は油タンク、24は調整シリンダ用電磁切換弁であって、該調整シリンダ用電磁切換弁24と調整シリンダ20A、20Bのロッド側油室20a、20aとを連結する調整シリンダロッド側油路25には、調整シリンダ20A、20Bの縮小速度を調整するための調整シリンダ用ロッド側チェック弁付可変絞り弁26が配されている。また、調整シリンダ用電磁切換弁24と調整シリンダ20A、20Bのヘッド側油室20b、20bとを連結する調整シリンダヘッド側油路27には、調整シリンダ20A、20Bの伸長速度を調整するための調整シリンダ用ヘッド側チェック弁付可変絞り弁28と、両方の調整シリンダ20A、20Bを同期させるための分集流弁29と、調整シリンダロッド側油室20a、20aに圧油供給されていない状態での調整シリンダヘッド側油室20b、20bからの油排出を阻止するための調整シリンダ用パイロットチェック弁30A、30Bとが配されている。
前記調整シリンダ用電磁切換弁24は、後述する制御器31からのON信号に基づいて通電される第一、第二ソレノイド24a、24bを備えた三位置切換弁であって、両ソレノイド24a、25bに通電されていない状態では、油圧ポンプ22の圧油を調整シリンダ20A、20Bに供給しない中立位置Nに位置している。
一方、第一ソレノイド24aに通電されると、調整シリンダ用電磁切換弁24は第一作動位置Xに切換わるが、該調整シリンダ用電磁切換弁24が第一作動位置Xに位置している状態では、油圧ポンプ22からの圧油が、第一作動位置Xの調整シリンダ用電磁切換弁24、調整シリンダ用ロッド側チェック弁付可変絞り弁26を経由して調整シリンダ20A、20Bのロッド側油室20a、20aに供給される一方、調整シリンダ20A、20Bのヘッド側油室20b、20bからの排出油が、調整シリンダ用パイロットチェック弁30A、30B、分集流弁29、調整シリンダ用ヘッド側チェック弁付可変絞り弁28、第一作動位置Xの調整シリンダ用電磁切換弁24を経由して油タンク23に流れるように構成されている。
また、第二ソレノイド24bに通電されると、調整シリンダ用電磁切換弁24は第二作動位置Yに切換わるが、該調整シリンダ用電磁切換弁24が第二作動位置Yに位置しており、且つ、後述する排出油路32が閉じている状態では、油圧ポンプ22からの圧油が、第二作動位置Yの調整シリンダ用電磁切換弁24、調整シリンダ用ヘッド側チェック弁付可変絞り弁28、分集流弁29、調整シリンダ用パイロットチェック弁30A、30Bを経由して調整シリンダ20A、20Bのヘッド側油室20b、20bに供給される一方、調整シリンダ20A、20Bのロッド側油室20a、20aからの排出油は、調整シリンダ用ロッド側チェック弁付可変絞り弁26、第二作動位置Yの調整シリンダ用電磁切換弁24を経由して油タンク23に流れるように構成されている。
前記排出油路32は、調整シリンダヘッド側油路27から分岐形成されて油タンク23に至る油路であって、該排出油路32には、本発明の調整用油圧シリンダ圧力低下手段を構成する排出油路開閉弁33と調整シリンダ用低圧リリーフ弁34とが配されている。
前記排出油路開閉弁33は、制御器31からのON信号に基づいて通電されるソレノイド33aを備えた二位置切換弁であって、ソレノイド33aに通電されていない状態では、排出油路32を閉じる閉位置Nに位置しているが、ソレノイド33aに通電されることにより、排出油路32を開く開位置Xに切換る。
そして、前記調整シリンダ用電磁切換弁24が第二作動位置Yに位置しており、且つ、前記排出油路開閉弁33が開位置Xに位置していて排出油路32が開いている状態では、油圧ポンプ22から調整シリンダ20A、20Bのヘッド側油室20b、20bへの供給圧油の圧力は、排出油路32に配された調整シリンダ用低圧リリーフ弁34の設定圧まで低下するが、該調整シリンダ用低圧リリーフ弁34の設定圧は、後述するように動歯14と固定歯15とが当接したときに過大な荷重がかかることのないように予め設定される調整シリンダ用低設定圧PAに設定されている。
また、図4において、37は保持シリンダ用電磁切換弁であって、油圧ポンプ22から保持シリンダ用電磁切換弁37に至るポンプ油路38には、保持シリンダ21の速度を調整するための保持シリンダ用可変絞り弁39が配されている。
また、保持シリンダ用電磁切換弁37と保持シリンダ21のロッド側油室21aとを連結する保持シリンダロッド側油路40には、保持シリンダロッド側油室21aから保持シリンダ用電磁切換弁37への油排出を阻止するためのチェック弁41が配されると共に、ジョークラッシャ2の運転中における保持シリンダ21のロッド側油室21aの圧力を補償するためのアキュムレータ42と、保持シリンダロッド側油路40の圧力を検出する圧力検出器43とが接続され、さらに、後述する高圧リリーフ油路44と、低圧リリーフ油路45とが接続されている。
前記保持シリンダ用電磁切換弁37は、ソレノイド37aを備えた二位置切換弁であって、ソレノイド37aに通電されていない状態では、油圧ポンプ22の圧油を保持シリンダ21に供給しない中立位置Nに位置している。
一方、ソレノイド37aに通電されると、保持シリンダ用電磁切換弁37は作動位置Xに切換わるが、該保持シリンダ用電磁切換弁37が作動位置Xに位置している状態では、油圧ポンプ22からの圧油が、保持シリンダ用可変絞り弁39、作動位置Xの保持シリンダ用電磁切換弁37、チェック弁41を経由して保持シリンダ21のロッド側油室21aに供給される一方、保持シリンダ21のヘッド側油室21bからの排出油が、作動位置Xの保持シリンダ用電磁切換弁37を経由して油タンク23に流れるように構成されている。
ここで、前記高圧リリーフ油路44は、保持シリンダロッド側油路40から分岐形成されて油タンク23に至る油路であって、該高圧リリーフ油路44には、保持シリンダロッド側油路40の圧力を、保持シリンダ用高設定圧PHに保持するべく作動するロッド側オーバーロードリリーフ弁50が配されている。上記保持シリンダ用高設定圧PHは、ジョークラッシャ2の運転中にトグルプレート13を保持するのに適切な保持シリンダロッド側油室21aの圧力(ジョークラッシャ2の運転中におけるトグルプレート保持圧)として予め設定される圧力であって、前記アキュムレータ42の最低作動圧よりも高圧に設定される。
一方、前記低圧リリーフ油路45は、保持シリンダロッド側油路40から分岐形成されて油タンク23に至る油路であって、該低圧リリーフ油路45には、本発明のトグルプレート保持圧低下手段を構成する低圧リリーフ油路パイロットチェック弁36と保持シリンダ用低圧リリーフ弁51とが配されている。
前記低圧リリーフ油路パイロットチェック弁36は、前述した調整シリンダ用電磁切換弁24から調整シリンダヘッド側油室20b、20bへの供給圧油の圧力が導入されるパイロットポート36aを備えている。そして、該低圧リリーフ油路パイロットチェック弁36は、調整シリンダヘッド油室20b、20bへの供給圧がパイロットポート36aに導入されていない状態(調整シリンダ用電磁切換弁24から調整シリンダヘッド側油室20b、20bに圧油供給されていない状態)では、保持シリンダロッド側油路40から油タンク23への油排出を阻止するが、調整シリンダヘッド側油室20b、20bへの供給圧がパイロットポート36aに導入されることにより、保持シリンダロッド側油路40から油タンク23への油排出を許容する開状態となるように構成されている。
また、保持シリンダ用低圧リリーフ弁(本発明の保持用油圧シリンダのロッド側油室の圧油を予め設定される低設定圧に保持しながら油タンクに逃がす弁手段に相当する)51は、前記低圧リリーフ油路パイロットチェック弁36が開状態のときに、保持シリンダロッド側油路40の圧力を保持シリンダ用低設定圧PL(本発明の低設定圧に相当する)に保持するべく作動するが、該保持シリンダ用低設定圧PLは、前記保持シリンダ用高設定圧PHよりも低圧で、且つアキュムレータ42の最低作動圧以下に設定されている。而して、保持シリンダ用低圧リリーフ弁51により保持シリンダロッド側油路40の圧力が保持シリンダ用低設定圧PLまで低下している状態では、アキュムレータ42に畜圧されていた圧油は保持シリンダ用低圧リリーフ弁51を経由して油タンク23に逃げるようになっている。
さらに、図4には図示しないが、油圧ポンプ22の吐出ラインには、電磁式の隙間調整用開閉弁52が配されている。該隙間調整用開閉弁52は、制御器31からのON信号により通電されるソレノイド52aを備えており、そして、該ソレノイド52aに通電されていない状態では、油圧ポンプ22から前述した調整シリンダ用電磁切換弁24および保持シリンダ用電磁切換弁37への圧油供給路を閉じる一方、ソレノイド52aに通電されることにより、調整シリンダ用電磁切換弁24および保持シリンダ用電磁切換弁37への圧油供給路を開くように構成されている。
一方、前記制御器31は、マイクロコンピュータ等を用いて構成されるものであって、該制御器31は、図5のブロック図に示す如く、隙間調整スイッチ53、隙間拡大スイッチ54、隙間狭小スイッチ55、ストロークセンサ56A、56B、圧力検出器43からの信号を入力し、該入力信号に基づいて、前述した調整シリンダ用電磁切換弁24の第一、第二ソレノイド24a、24b、排出油路開閉弁33のソレノイド33a、保持シリンダ用電磁切換弁37のソレノイド37a、隙間調整用開閉弁52のソレノイド52aにON(通電)信号を出力する。さらに、図5には図示しないが、制御器31には、ジョークラッシャ2用、振動フィーダ6用、サイドコンベア7用、メインコンベア8用、磁選機9用の各運転スイッチからの信号も入力されるようになっている。
ここで、前記隙間調整スイッチ53は、出口隙間Sの調整作業を開始するときにON操作され、終了するときにOFF操作されるスイッチである。
隙間拡大スイッチ54は、出口隙間Sを広くするときにON操作されるスイッチであり、隙間狭小スイッチ55は、出口隙間Sを狭くするときにON操作されるスイッチである。
ストロークセンサ(本発明の間隔検出手段に相当する)56A、56Bは、前述した一対の調整シリンダ20A、20Bにそれぞれ内蔵されてシリンダストロークを検出するセンサである。
圧力検出器43は、前述したように、保持シリンダロッド側油路40の圧力を検出する検出器である。
次いで、前記制御器31における制御について、図6に示すフローチャート図に基づいて説明する。
まず、制御器31は、システムが開始すると、入力処理器S1において、隙間調整スイッチ53、隙間拡大スイッチ54、隙間狭小スイッチ55、ストロークセンサ56A、56B、圧力検出器43、およびジョークラッシャ2用、振動フィーダ6用、サイドコンベア7用、メインコンベア8用、磁選機9用の各運転スイッチからの信号を読み込む。
次いで、判定器S2において、隙間調整スイッチ53がONかOFFかを判定する。
前記判定器S2において、隙間調整スイッチ53がONであると判定された場合は、続けて、判定器S3において、ジョークラッシャ2用、振動フィーダ6用、サイドコンベア7用、メインコンベア8用、磁選機9用の運転スイッチが全てOFFであるか否かを判定する。
前記判定器S3の判定において、NOと判定された場合は、前記入力処理器S1の処理に戻る。つまり、ジョークラッシャ2用、振動フィーダ6用、サイドコンベア7用、メインコンベア8用、磁選機9用の運転スイッチが全てOFFでない場合には、以降の隙間調整作業を行うことができないようになっている。
一方、前記判定器S3の判定において、YESと判定された場合は、処理器S4において、隙間調整フラグFをONにセットし、さらに処理器S5において、隙間調整用開閉弁52のソレノイド52aにON(通電)信号を出力する。これにより、調整シリンダ用電磁切換弁24および保持シリンダ用電磁切換弁37への圧油供給路が開いて、調整シリンダ20A、20Bおよび保持シリンダ21への圧油供給が可能な状態となる。
前記処理器S5の処理後、続けて、判定器S6において、隙間狭小スイッチ55がONかOFFかを判定する。
前記判定器S6の判定において、隙間狭小スイッチ55がONであると判定された場合は、処理器S7において、調整シリンダ用電磁切換弁24の第二ソレノイド24bに対してON(通電)信号を出力する。
さらに制御器31は、判定器S8において、ストロークセンサ56A、56Bにより検出される調整シリンダ20A、20Bのシリンダストロークが予め設定される所定ストロークL以上であるか否かを判定する。
上記所定ストロークLは、出口隙間Sの間隔が、許容される最小の間隔として予め設定される設定間隔になったときの調整シリンダ20A、20Bのシリンダストロークであって、調整シリンダ20A、20Bのシリンダストロークが該所定ストロークL以上になると、出口隙間Sの間隔が上記設定間隔以下になって、動歯14が固定歯15に当接する惧れが生じる。
前記判定器S8の判定において、NO、つまり調整シリンダ20A、20Bのシリンダストロークが所定ストロークLよりも短いと判定された場合は、入力処理器S1の処理に戻る。
一方、前記判定器S8の判定において、YES、つまり調整シリンダ20A、20Bのシリンダストロークが所定ストロークL以上であると判定された場合は、処理器S9において、排出油路開閉弁33のソレノイド33aに対してON(通電)信号を出力した後、入力処理器S1の処理に戻る。
また、前記判定器S6の判定において、隙間狭小スイッチ55がOFFであると判定された場合は、続けて、判定器S10において、隙間拡大スイッチ54がONかOFFかを判定する。
前記判定器S10の判定において、隙間拡大スイッチ54がONであると判定された場合は、処理器S11において、調整シリンダ用電磁切換弁24の第一ソレノイド24aおよび保持シリンダ用電磁切換弁37のソレノイド37aに対してON(通電)信号を出力した後、入力処理器S1の処理に戻る。
また、前記判定器S10の判定において、隙間拡大スイッチ54がOFFであると判定された場合は、そのまま入力処理器S1の処理に戻る。
一方、前記判定器S2の判定において、隙間調整スイッチ53がOFFであると判定された場合は、続けて、判定器S12において、隙間調整フラグFがONであるか否かを判定する。
前記判定器S12の判定において、NO、つまり隙間調整フラグFがOFFであると判定された場合は、そのまま入力処理器S1の処理に戻る。
これに対し、前記判定器S12の判定において、YES、つまり隙間調整フラグFがONであると判定された場合は、続けて、判定器S13において、圧力検出器43から入力される検出値に基づいてアキュムレータ42の圧力が規定圧に達したか否かを判定する。
前記判定器S13の判定において、NO、つまりアキュムレータ42の圧力が規定圧に達していないと判定された場合は、処理器S14において、保持シリンダ用電磁切換弁37のソレノイド37aに対してON(通電)信号を出力した後、入力処理器S1の処理に戻る。
一方、前記判定器S13の判定において、YES、つまりアキュムレータ42の圧力が規定圧に達したと判定された場合は、処理器S15において、隙間調整フラグFをOFFにセットした後、入力処理器S1の処理に戻る。
次いで、隙間調整作業を行うべく隙間調整スイッチ53、隙間拡大スイッチ54、隙間狭小スイッチ55が操作された場合の制御の詳細について、前記図4、6に基づいて説明する。
まず、隙間作業を開始する場合には、ジョークラッシャ2用、振動フィーダ6用、サイドコンベア7用、メインコンベア8用、磁選機9用の各運転スイッチを全てOFFにしてから、隙間調整スイッチ53をON操作するが、該操作が判定器S2によって判定されると、判定器S3において、上記運転スイッチが全てOFFであるかが判定される。ここで、運転スイッチが全てOFFであることが確認されると、処理器S4で隙間調整フラグFをONにすると共に、処理器S5において隙間調整用開閉弁52のソレノイド52aに通電することにより、調整シリンダ20A、20Bおよび保持シリンダ21への圧油供給が可能な状態となる。
次いで、出口隙間Sを狭くする場合には、隙間狭小スイッチ55が操作されるが、該操作が判定器S6において判定されると、処理器S7において、調整シリンダ用電磁切換弁24の第二ソレノイド24bに通電される。このとき、保持シリンダ用電磁切換弁37のソレノイド37aには通電されず、而して、保持シリンダ用電磁切換弁37は中立位置Nに保持されていて、油圧ポンプ22から保持シリンダ21へは圧油供給されないようになっている。
前記調整シリンダ用電磁切換弁24の第二ソレノイド24bに通電されることにより、調整シリンダ用電磁切換弁24は第二作動位置Yに切換わる。該調整シリンダ用電磁切換弁24が第二作動位置Yに位置している状態では、前述したように、油圧ポンプ22からの圧油が調整シリンダ20A、20Bのヘッド側油室20b、20bに供給される一方、調整シリンダ20A、20Bのロッド側油室20a、20aからの排出油は油タンク23に流れ、これにより調整シリンダ20A、20Bは伸長する。そして、該調整シリンダ20A、20Bの伸長に伴ってクサビ部材19A、19Bの重なり量Dが増加することで、トグルブロック16およびトグルプレート13がサポート部材底部18aから離間する側に移動し、これにより、トグルブロック16により位置調整された状態で動歯14の下部が固定歯15側(固定歯15に近接する方向)に移動して、動歯14と固定歯15とのあいだの出口隙間Sが狭くなる。
さらに、前記調整シリンダ用電磁切換弁24が第二作動位置Yに切換ることにより、調整シリンダヘッド側油室20b、20bへの供給圧油の圧力が低圧リリーフ油路パイロットチェック弁36のパイロットポート36aに導入される。これにより、低圧リリーフ油路パイロットチェック弁36は、保持シリンダロッド側油路40から油タンク23への油排出を許容する開状態になる。そして、該低圧リリーフ油路パイロットチェック弁36が開状態になることで、保持シリンダロッド側油路40の圧力は、保持シリンダ用低圧リリーフ弁51によってアキュムレータ39の最低作動圧以下の保持シリンダ用低設定圧PLに保持され、而して、アキュムレータ42に畜圧されていた圧油は、保持シリンダ用低圧リリーフ弁51を経由して油タンク23に逃がされる。
そして、保持シリンダ21は、前述した調整シリンダ20A、20Bの伸長により動歯14が出口隙間Sを狭くする方向に移動した場合に、該動歯14の移動に伴う外力によって強制的に伸ばされる。このとき、保持シリンダ21のロッド側油室21aの圧油は、保持シリンダ用低圧リリーフ弁51によって保持シリンダ用低設定圧PLに保持された状態で、低圧リリーフ油路45から排出される一方、ヘッド側油室21bには、油タンク23からの油が流入する。而して保持シリンダ21は、保持シリンダ用低設定圧PLの圧力でトグルプレート13をトグルブロック16と動歯14とのあいだに保持しながら、伸長することになる。
さらに、前記出口隙間Sを狭くべく隙間狭小スイッチ55を操作しているときに、誤って動歯14を固定歯15に近接させすぎると両歯14、15が当接してしまう惧れがあるが、制御器31は、判定器S8において、調整シリンダ20A、20Bのシリンダストロークが所定ストロークL以上であるか否かの判定を行うことによって、動歯14が固定歯15に当接する惧れがあるか無いかを判定する。そして、動歯14が固定歯15に当接する惧れがあると判定された場合は、処理器S9において、排出油路開閉弁33のソレノイド33aに通電される。
前記排出油路開閉弁33のソレノイド33aに通電されることにより、排出油路開閉弁33は、排出油路32を開く開位置Xに切換る。これにより、油圧ポンプ22から調整シリンダ20A、20Bのヘッド側油室20b、20bへの供給圧油の圧力は、排出油路32に配された調整シリンダ用低圧リリーフ弁34によって設定される調整シリンダ用低設定圧PAまで低下し、而して、動歯14と固定歯15とが当接したとしても、該当接部やトグルプレート13に過大な荷重がかかって損傷してしまうことを回避できるようになっている。
一方、出口隙間Sを広げる場合には、隙間拡大スイッチ54が操作されるが、該操作が判定器S10において判定されると、処理器S11において、調整シリンダ用電磁切換弁24の第一ソレノイド24aおよび保持シリンダ用電磁切換弁37のソレノイド37aに通電される。
前記保持シリンダ用電磁切換弁37のソレノイド37aに通電されることにより、保持シリンダ用電磁切換弁37は作動位置Xに切換わる。該保持シリンダ用電磁切換弁37が作動位置Xに位置している状態では、前述したように、油圧ポンプ22からの圧油が保持シリンダ21のロッド側油室21aに供給される一方、保持シリンダ21のヘッド側油室21bからの排出油が油タンク23に流れて、保持シリンダ21は縮小する。そして、該保持シリンダ21の縮小に伴い、動歯14の下部が反固定歯15側(固定歯15から離間する方向)に移動する。
一方、調整シリンダ用電磁切換弁24の第一ソレノイド24aに通電されることにより、調整シリンダ用電磁切換弁24は第一作動位置Xに切換わる。該調整シリンダ用電磁切換弁24が第一作動位置Xに位置している状態では、前述したように、油圧ポンプ22からの圧油が調整シリンダ20A、20Bのロッド側油室20a、20aに供給される一方、調整シリンダ20A、20Bのヘッド側油室20b、20bからの排出油は油タンク23に流れ、これにより調整シリンダ20A、20Bは縮小する。そして、該調整シリンダ20A、20Bの縮小に伴ってクサビ部材19A、19Bの重なり量Dが減少することで、トグルブロック16のサポート部材底部18aに近接する側への移動が許容され、これにより、前記保持シリンダ21の縮小に伴う動歯14の反固定歯15側(固定歯15から離間する方向)への移動が、トグルブロック16により位置調整された状態で行われることになって、動歯14と固定歯15とのあいだの出口隙間Sが広がる。
ここで、前記出口隙間Sを広げるべく調整シリンダ20A、20Bおよび保持シリンダ21が縮小しているときにおいて、調整シリンダ20A、20Bの縮小速度は調整シリンダ用ロッド側チェック弁付可変絞り弁26によって制御される一方、保持シリンダ21の縮小速度は保持シリンダ用可変絞り弁39によって制御される。而して、調整シリンダ用ロッド側チェック弁付可変絞り弁26および保持シリンダ用可変絞り弁39の絞り量を調整することによって、トグルプレート13が脱落しないように、調整シリンダ20A、20Bの縮小速度と保持シリンダ21の縮小速度とを同期させることができる。
一方、前述した隙間拡大スイッチ54または隙間狭小スイッチ55のON操作に基づく隙間調整作業が完了した後は、隙間調整スイッチ53をOFF操作するが、該操作が判定器S2によって判定されると、判定器S12に移行して、隙間調整フラグFを判定する。該隙間調整フラグFがONの場合には、隙間調整スイッチ53がOFF操作される前に隙間調整作業が実行されていたと判断して、判定器S13によりアキュムレータ42の圧力を確認する。ここで、アキュムレータ42の圧力が規定圧に達していないと判定された場合は、処理器S14において、保持シリンダ用電磁切換弁37のソレノイド37aに通電される。
前記保持シリンダ用電磁切換弁37のソレノイド37aに通電されることにより、保持シリンダ用電磁切換弁37は作動位置Xに切換わって、油圧ポンプ22からの圧油を保持シリンダロッド側油路40に供給する。これにより、保持シリンダロッド側油路40に接続されたアキュムレータ42に圧力が蓄積される。このとき、調整シリンダ用電磁切換弁24の第一、第二ソレノイド24a、24bには通電されず、調整シリンダ用電磁切換弁24は中立位置Nに保持されているが、この状態では、低圧リリーフ油路パイロットチェック弁36のパイロットポート36aへの圧力の導入はなく、而して、該低圧リリーフ油路パイロットチェック弁36によって、保持シリンダロッド側油路40から保持シリンダ用低圧リリーフ弁51への油の流れは阻止されている。これにより、保持シリンダロッド側油路40の圧力は、ロッド側オーバーロードリリーフ弁50の設定圧、つまり保持シリンダ用高設定圧PHに保持されることになり、而して、前述したアキュムレータ42への畜圧を行うことができる。
前記アキュムレータ42への畜圧は、アキュムレータ42が規定圧に達したことが圧力検出器43によって検出されるまで続行される。そして、アキュムレータ42が規定圧に達したことが判定器S13によって判定されると、処理器S15において隙間調整フラグFをOFFにして、隙間調整制御から抜け出る。
而して、隙間調整スイッチ53、隙間拡大スイッチ54、隙間狭小スイッチ55のON操作に基づいて出口隙間Sの拡挟調整がなされ、さらに、隙間調整スイッチ53のOFF操作に基づいてアキュムレータ42の畜圧がなされて、出口隙間Sの調整作業が終了する。
一方、ジョークラッシャ2の運転中は、調整シリンダ用電磁切換弁24および保持シリンダ用電磁切換弁37は常に中立位置Nに保持され、また、排出油路開閉弁33は閉位置Nに保持される。
そして、前記調整シリンダ用電磁切換弁24が中立位置Nに保持されると共に、排出油路開閉弁33が閉位置Nに保持されることにより、調整シリンダ20A、20Bは伸縮することなく、而してクサビ部材19A、19Bは移動することなくトグルブロック16の位置決めを行う。
また、保持シリンダ用電磁切換弁37が中立位置Nに保持されている状態では、保持シリンダロッド側油室21aから保持シリンダ用電磁切換弁37への油排出がチェック弁41によって阻止されると共に、調整シリンダ用電磁切換弁24が中立位置Nに位置しているため、調整シリンダヘッド側油室20b、20bへの供給圧が低圧リリーフ油路パイロットチェック弁36に導入されることなく、而して、該低圧リリーフ油路パイロットチェック弁36によって保持シリンダロッド側油室21aから保持シリンダ用低圧リリーフ弁51への油の流れが阻止される。これにより、保持シリンダロッド側油室21aの圧力は、ロッド側オーバーロードリリーフ弁50によって設定される保持シリンダ用高設定圧PHに保持され、そして該ロッド側油室21aの圧力で動歯14をトグルブロック16側に引き寄せてトグルプレート13を保持することになるが、この場合、上記ロッド側油室21aの圧力は、アキュムレータ42によって補償される。尚、ジョークラッシャ2の運転中に、万一保持シリンダロッド側油室21aの圧力が低下した場合には、該圧力低下が圧力検出器43によって検出されて、前記制御器31を介して警報が発せられると共に、振動フィーダ6やジークラッシャ2等の破砕作業用装置の運転が停止されるようになっている。
叙述の如く構成された本形態において、固定歯15と動歯14とのあいだの出口隙間Sの調整は、一対のクサビ部材19A、19Bを移動させることでトグルブロック16の位置を調整する調整シリンダ20A、20B、およびトグルプレート13を動歯14とトグルブロック16とのあいだに保持する保持シリンダ21の伸縮作動に基づいて行われることになるが、該調整シリンダ20A、20Bおよび保持シリンダ21の油圧回路には、出口隙間Sの調整時(本実施の形態では、出口隙間Sを狭くする場合)における保持シリンダ21のトグルプレート保持圧を、ジョークラッシャ2の運転中におけるトグルプレート保持圧(ロッド側オーバーロードリリーフ弁50によって設定される保持シリンダ用高設定圧PH)よりも低下せしめるトグルプレート保持圧低下手段、つまり、保持シリンダ21のロッド側油室21aの圧力を保持シリンダ用低設定圧PLに保持しながら油タンク23に逃がす保持シリンダ用低圧リリーフ弁51と、調整シリンダ20A、20Bへの供給圧油の圧力を受けて、上記保持シリンダ用低圧リリーフ弁51が配された低圧リリーフ油路45を開状態にする低圧リリーフ油路パイロットチェック弁36とが設けられている。
この結果、出口隙間Sの調整時には、保持シリンダ21のトグルプレート保持圧が、ジョークラッシャ2の運転中におけるトグルプレート保持圧よりも低下することになり、而して、トグルプレート13側からトグルブロック16を介してクサビ部材19A、19Bを押圧する力が軽減することになる。このため、調整シリンダ20A、20Bによりクサビ部材19A、19Bを移動せしめて重なり量Dを変化させるときに、両クサビ部材19A、19Bの摺動面19a、19aにかかる力が軽減して、滑らかにクサビ部材19A、19Bを移動させることができると共に、摺動面19a、19aの損傷を防止することができる。
しかも、出口隙間Sの調整時(本実施の形態では、出口隙間Sを狭くする場合)において、保持シリンダ21のロッド側油室21aの圧力は保持シリンダ用低圧リリーフ弁51により保持シリンダ用低設定圧PLに保持されているから、トグルプレート13は、保持シリンダ用低設定圧PLの保持圧でトグルブロック16と動歯14とのあいだに保持されることになって、トグルプレート13が脱落してしまう惧れを確実になくすことができる。
さらに、出口隙間Sを狭くする場合に、調整シリンダ20A、20Bへの圧油供給により調整シリンダ20A、20Bを伸長せしめると、該調整シリンダ20A、20Bの伸長に伴って動歯14が固定歯15に近接する方向に移動して出口隙間Sが狭くなるが、このとき、保持シリンダ21のロッド側油室21aの圧油は、保持シリンダ用低圧リリーフ弁51によって保持シリンダ用低設定圧PLに保持されながら油タンク23に逃げることになる。この場合に、上記保持シリンダ用低設定圧PLは、ジョークラッシャ運転中のトグルプレート保持圧を補償するアキュムレータ42の最低作動圧以下であるから、アキュムレータ42から保持シリンダ21のロッド側油室21aに圧力供給されることなく、而して保持シリンダ21は、前記動歯14の移動に伴う外力によって強制的に伸長せしめられることになる。
つまり、出口隙間Sを狭くする場合に、保持シリンダ21は、油圧ポンプ22からの圧油供給で伸長するのではなく、調整シリンダ20A、20Bの伸長に伴う動歯14の移動によって強制的に伸長せしめられることになり、この結果、調整シリンダ20A、20Bの作動速度と保持シリンダ21の作動速度とは正確に同期することになって、作動速度が同期しないためにトグルプレート13が脱落してしまうことを、確実に防止できる。
一方、出口隙間Sを広げる場合には、調整シリンダ用ロッド側チェック弁付可変絞り弁26および保持シリンダ用可変絞り弁39の絞り量によって、調整シリンダ20A、20Bおよび保持シリンダ21への圧油供給流量を調整して、調整シリンダ20A、20Bの縮小速度と保持シリンダ21の縮小速度とを同期せしめることで、トグルプレート13の脱落を防止することができる。
さらにこのものでは、調整シリンダ20A、20Bのシリンダストロークを検出するストロークセンサ56A、56Bを、出口隙間Sの間隔を検出するための間隔検出手段として設ける一方、上記ストロークセンサ56A、56Bからの検出信号により出口隙間Sの間隔が設定間隔以下になったと判断された場合に、出口隙間Sを狭くする方向への調整シリンダへの供給圧油の圧力(調整シリンダヘッド側油路27の圧力)を低下せしめる調整用油圧シリンダ圧力低下手段、つまり調整シリンダヘッド側油路27から油タンク23に至る排出油路32と、該排出油路32を開閉する排出油路開閉弁33と、排出油路32の圧力を調整シリンダ用低設定圧PAに保持する調整シリンダ用低圧リリーフ弁34とが設けられている。
この結果、出口隙間Sの間隔が設定間隔以下になった場合には、調整シリンダ20A、20Bへの供給圧油の圧力が調整シリンダ用低設定圧PAまで低下することになり、而して、動歯14と固定歯15とが当接したとしても、該当接部やトグルプレート13に過大な荷重が作用してしまうことを確実に回避できることになって、動歯14や固定歯15、トグルプレート13等を有効に保護することができる。
尚、本発明は、前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、前記実施の形態では、出口隙間を狭くする場合に、保持用油圧シリンダのトグルプレート保持圧を、ジョークラッシャの運転中におけるトグルプレート保持圧よりも低下せしめるように構成したが、同様にして、出口隙間を広げる場合においても、保持用油圧シリンダのトグルプレート保持圧を、ジョークラッシャの運転中におけるトグルプレート保持圧よりも低下せしめるように構成することもできる。
自走式破砕機の構造を示す図である。 ジョークラッシャの構造を示す図である。 図2のX−X断面図である。 調整シリンダおよび保持シリンダの油圧回路図である。 制御器の入出力を示すブロック図である。 制御器の制御手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
2 ジョークラッシャ
13 トグルプレート
14 動歯
15 固定歯
16 トグルブロック
19A、19B クサビ部材
20A、20B 調整シリンダ
21 保持シリンダ
21a 保持シリンダのロッド側油室
32 排出油路
33 排出油路開閉弁
34 調整シリンダ用低圧リリーフ弁
36 低圧リリーフ油路パイロットチェック弁
51 保持シリンダ用低圧リリーフ弁
56A、56B ストロークセンサ

Claims (5)

  1. 機体側に固定される固定歯と、該固定歯に対向する動歯と、トグルプレートを介して動歯を支持するトグルブロックと、該トグルブロックの位置決めを行う位置決め部材と、動歯と固定歯とのあいだの出口隙間を調整するべく前記位置決め部材を移動せしめることでトグルブロックの位置を調整する調整用油圧シリンダと、前記トグルプレートを動歯とトグルブロックとのあいだに保持する保持用油圧シリンダとを備えてなるジョークラッシャにおいて、前記保持用油圧シリンダおよび調整用油圧シリンダの油圧回路に、出口隙間の調整時における保持用油圧シリンダのトグルプレート保持圧を、ジョークラッシャの運転中におけるトグルプレート保持圧よりも低下せしめるトグルプレート保持圧低下手段を設けたことを特徴とするジョークラッシャ。
  2. トグルプレート保持圧低下手段は、調整用油圧シリンダへの圧油供給時に、保持用油圧シリンダのトグルプレート保持圧を低下させるべく作動することを特徴とする請求項1に記載のジョークラッシャ。
  3. 保持用油圧シリンダは、一端側が動歯に他端側が機体側に支持されると共に、ロッド側油室の圧力でトグルプレートを保持するように構成される一方、トグルプレート保持圧低下手段は、保持用油圧シリンダのロッド側油室の圧油を予め設定される低設定圧に保持しながら油タンクに逃がす弁手段を用いて構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のジョークラッシャ。
  4. 出口隙間を狭くする方向への調整用油圧シリンダへの圧油供給時に、トグルプレート保持圧低下手段により保持用油室シリンダのロッド側油室の圧力を低設定圧に保持しながら油タンクに逃がして、前記調整用油圧シリンダへの圧油供給に伴い出口隙間を狭くする方向に動歯が移動したときに、該動歯の移動による外力で保持用油圧シリンダを伸長せしめるように構成したことを特徴とする請求項3に記載のジョークラッシャ。
  5. 出口隙間の間隔を検出するための間隔検出手段を設ける一方、該間隔検出手段により検出される出口隙間の間隔が予め設定される設定間隔以下となった場合に、出口隙間を狭くする方向への調整用油圧シリンダへの供給圧油の圧力を低下せしめる調整用油圧シリンダ圧力低下手段を設けたことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のジョークラッシャ。
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