JPH06168354A - 2次元コードスキャナ - Google Patents

2次元コードスキャナ

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JPH06168354A
JPH06168354A JP4319012A JP31901292A JPH06168354A JP H06168354 A JPH06168354 A JP H06168354A JP 4319012 A JP4319012 A JP 4319012A JP 31901292 A JP31901292 A JP 31901292A JP H06168354 A JPH06168354 A JP H06168354A
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Masashi Suzuki
昌志 鈴木
Mitsuo Uchimura
光雄 内村
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Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小形軽量安価に構成し、2次元コードを簡単に
短時間で正確に読取る。 【構成】一体型のフレーム21の読取部22に、印刷媒
体の2次元コードに光を照射するLED発光部27と、
2次元コードからの反射光を握り部の方向に反射する角
度変換鏡28とを設け、フレーム21の握り部に、角度
変換鏡30からの反射光を所定の位置に結像させる組合
せレンズ33と、組合せレンズ30からの反射光を2分
割するハーフミラー31と、ハーフミラー31により分
割された反射光が結像する位置に設けられた2個の2次
元CCD30a,30bと、各2次元CCD30a,3
0bからの電気信号を1つの画像データに合成し、この
合成された画像データを解析して2次元コードデータを
接続ケーブル23へ出力する回路部29とを設けたも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷媒体に印刷され
た多段式バーコードやマトリックス式コード等の2次元
コードの情報を読取る携帯可能な2次元コードスキャナ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばPOS(point of sale
s)システム等において、商品情報を登録する場合に、
図10(a)に示すような商品情報をコード化したバー
コードが印刷されたラベルを商品に貼付けておき、販売
時等において、バーコードスキャナによりそのラベル上
のバーコードを読取って、商品情報の登録が行われるよ
うになっていた。
【0003】バーコードスキャナとしては、例えば図1
1(a)に示すタッチ式バーコードスキャナ1、図11
(b)に示すガン式バーコードスキャナ2、図11
(c)に示す固定式バーコードスキャナ3等が知られて
いる。
【0004】タッチ式バーコードスキャナ1は、装置を
手にもって使用し、装置先端に形成され、LED(ligh
t emitting diode)発光部と1列に配列された複数のC
CD(charge coupled device )素子とからなる読取部
1aをラベル上に印刷されたバーコードに密着させ、コ
ード読取スイッチ1bをオン操作することにより、LE
D発光部のLEDを発光させてバーコードを照射し、そ
の照射により生じたバーコードからの反射光を各CCD
素子により受光してバーコードを読取るものである。そ
してバーコードの読取りが正常に読取完了すると、装置
上面に設けられたLEDからなる読取完了ランプ1cが
点灯する。
【0005】また、ガン式バーコードスキャナ2は、装
置を手にもって使用し、装置の前面上部にレーザ発光部
とCCD素子とからなる読取部2aが形成されており、
その読取部2aをラベルに接近させて、コード読取スイ
ッチ2bをオン操作することにより、読取部2aからレ
ーザ光がラベル上に印刷されたバーコードを走査して、
その反射光をCCD素子により受光してバーコードを読
取るものである。
【0006】さらに、固定式バーコードスキャナ3は、
装置を所定の位置に固定設置して使用し、装置の前面に
レーザ発光部とCCD素子からなる読取部3aが形成さ
れており、商品が装置前面を通過するタイミングで、読
取部3aからレーザ光がラベル上に印刷されたバーコー
ドを走査して、その反射光をCCD素子により受光して
バーコードを読取るものである。
【0007】上述した各バーコードスキャナは、それぞ
れ接続ケーブル等で商品情報を処理するホストコンピュ
ータに接続され、それぞれ読取ったバーコード情報をそ
の接続ケーブル等を介してホストコンピュータに出力す
る。ホストコンピュータでは入力されたバーコード情報
に基づいて商品情報の登録が行われる。
【0008】このように、所定の情報をコード化したバ
ーコード等を使用して、物品情報の登録処理等や情報管
理等を行う分野は、FA(factory autometion)、流
通、サービス業等と広がっており、扱う情報の種類も多
岐にわたり、大きな情報量を必要とする傾向にある。
【0009】従って、情報量の増大に伴って1段のバー
コードでは情報密度が低いため、コード化できる情報量
が不足となる。そこで情報密度を高めてその情報量の増
大に対応するために、図10(b)に示す多段のバーコ
ードや図10(c)に示す2次元コードが開発された。
【0010】このような多段バーコードや2次元コード
を読取るものとしては、従来、例えば図12に示すよう
なTV(television)カメラ方式2次元コードスキャナ
が知られている。このTVカメラ方式2次元コードスキ
ャナは、TVカメラ11、このTVカメラ11と接続ケ
ーブルで接続されていると共に情報を処理するためのホ
ストコンピュータと回線(RS−232C回線)を介し
て接続されたた画像処理装置12及びこの画像処理装置
12と接続ケーブルで接続されたTVモニタ13とから
構成されている。
【0011】このようなTVカメラ方式2次元コードス
キャナでは、物品に貼付けられたラベル14の2次元コ
ードが印刷された面に対向してTVカメラ11をセット
し、通常の室内照明のもとでTVカメラ11によりラベ
ル14上の2次元コードを撮影して、その撮影して得た
画像データを画像処理装置12により処理して2次元コ
ード情報に変換する。この2次元コード情報が回線を介
してホストコンピュータに送信される。一方、撮影した
画像データは、そのまま接続ケーブルを介してTVモニ
タ13に出力され、撮影された画像がTVモニタ13に
表示される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
2次元コードを読取る装置としては、上述したTVカメ
ラ方式2次元コードスキャナが知られているが、TVカ
メラ11、画像処理装置12及びTVモニタ13の装置
が必要であり、全体の装置として重量及び形状が大き
く、高価であるという問題があった。
【0013】また、TVカメラ11に対向してラベル1
4を光路に対して垂直にセットすると共に、TVカメラ
11とラベル14との距離に応じて、TVカメラ11の
焦点の調整を行う必要があり、室内の照明の明るさに応
じてTVカメラ11の絞りを調整するなど、2次元コー
ドの読取り前に行う段取りに時間がかかるという問題が
あった。
【0014】そこでこの発明は、小形軽量で安価に構成
でき、しかも2次元コードを簡単に短時間で正確に読取
ることができる2次元コードスキャナを提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、一体的に成
型された携帯可能なフレームに設けられた読取部と握り
部とからなり、読取部は、この読取部に密接又はその近
傍に接近した媒体に付された2次元コードに光を照射す
る発光部と、この発光部からの光が照射された2次元コ
ードからの反射光を握り部へ屈折又は反射させる反射光
角度変換手段とを設け、握り部は、2次元コードからの
反射光を受光して、反射光の光量に応じた電気信号を出
力する固体撮像素子を2次元的に配列した構造からなる
少なくとも2個の2次元読取手段と、読取部に密接又は
その近傍に接近した媒体上の2次元コードから反射光角
度変換手段を介して各2次元読取手段に入射される反射
光を各2次元読取手段それぞれの固体撮像素子の位置で
結像させるレンズ等から構成された光学系機構部と、こ
の光学系機構部からの光を各2次元読取手段にそれぞれ
2分割する半透明鏡と、各2次元読取手段から出力され
た電気信号を入力して1つの画像情報に変換する画像情
報変換手段と、この画像情報変換手段からの画像情報か
ら2次元コードのコード情報を解析するコード情報解析
手段と、このコード情報解析手段の解析により得たコー
ド情報を外部装置へ出力するコード情報出力手段とを設
けたものである。
【0016】
【作用】このような構成の本発明において、本装置の読
取部を媒体に付された2次元コードに密接またはその近
傍にまで接近させると、発光部からの光が2次元コード
に照射される。この2次元コードからの反射光は、反射
光角度変換手段により握り部へ屈折または反射され、光
学系機構部及び半透明鏡を介して2分割されて各2次元
読取手段それぞれの固体撮像素子の位置で結像される。
【0017】各2次元読取手段それぞれの各固体撮像素
子は、光学系機構部により結像された反射光の光量に応
じた電気信号を出力し、画像情報変換手段はそれらの電
気信号を1つの画像情報に変換する。
【0018】ここで、コード情報解析手段は、画像情報
変換手段により変換された画像情報からコード情報を解
析し、この解析したコード情報はコード情報出力手段に
より外部装置へ出力される。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。なお、この実施例は本発明を2次元ハンディ
スキャナに適用したもので、図1はこの2次元ハンディ
スキャナの斜視図であり、図2はこの2次元ハンディス
キャナの断面図である。
【0020】21はプラスチック材等により中空構造に
形成されたフレームで、一端が開口面積が小さい開口部
となっており、他端が読取部22として開口面積が大き
い開口部となっている。前記フレーム21の一端の小さ
い開口部には、電源線および信号線からなる接続ケーブ
ル23が挿入され、保護部材24により前記フレーム2
1に固定されている。前記フレーム21の上部には、ス
キャン表示LED(light emitting diode)25とし
て、LEDが埋めこまれて設けられており、前記フレー
ム21の側面には2次元コードの読取り開始の操作が行
われるコード読取りスイッチ26が設けられている。
【0021】前記フレーム21の一端の小さい開口部が
形成された側の部分は握り部として、前記読取部21を
2次元コードが印刷された印刷媒体に接近または密着さ
せた時に、その握り部の中心軸が2次元コードの印刷面
の垂直線に対して、少なくとも90°より大きく、約1
10°程度となるように形成されている。
【0022】前記フレーム21の他端の大きい開口部で
ある前記読取部22内部には、それぞれLEDとこのL
EDからの光を均一に拡散させるプラスチック材から形
成された拡散レンズとからなる発光部としてのLED発
光部27が、円形状又は円形に近い正多角形状に複数配
置されている。また前記読取部22内部のさらに奥に
は、反射光角度変更手段としての角度変換鏡28が、前
記読取部22の方向に対して所定の角度で設置されてい
る。なお、ここでは角度変換鏡28を使用したが、代わ
りにプリズムを使用しても良い。
【0023】また、前記フレーム21の一端の小さい開
口部が形成された握り部側の内部には、前記接続ケーブ
ル23に電気的に接続された回路部29及び2次元読取
手段としての第1の2次元CCD(charge coupled dev
ice )30a及び第2の2次元CCD30bが設置され
ている。
【0024】前記回路部29は、電源インターフェイス
回路、前記スキャン表示LED25及び後述するブザー
等を制御する表示LED・ブザー制御部、制御部本体を
構成するCPU(central processing unit )及び各種
メモリから構成された主制御部、デコード部、コード画
像処理回路、撮像信号処理回路等から構成されている。
この回路部29は、多層基板構造となっており、各回路
を構成するチップ部品を各基板の片面又は両面に実装し
て形成されている。
【0025】前記第1の2次元CCD30a及び前記第
2の2次元CCD30bはそれぞれ、前記回路部29と
電気的に接続されており、半透明鏡としてのハーフミラ
ー31の透過面及び反射面に対応して、CCD素子がマ
トリックス状(有効画素数25万画素、さらに高密度な
2次元コードの読取りに対応するためには有効画素数4
0万画素以上)に配列されて構成されている。なお、こ
こではCCD素子を使用したが、他の方式の固体撮像素
子を代わりに使用しても良い。
【0026】前記ハーフミラー31は、前記角度変換鏡
28からの反射光を入射するように設けられており、こ
のハーフミラー31と角度変換鏡28との間には順番
に、光の透過量を調節する絞り機構32、組合せレンズ
33及び不要な外来光を減少させるフィルタ34が配置
されている。
【0027】このハーフミラー31は、前記絞り機構3
2、前記組み合わせレンズ33及び前記フィルタ34を
介して入射された反射光を、第1の2次元CCD30a
の方向及び第2の2次元CCD30bの方向へ、透過及
び反射により2分割するようになっている。
【0028】前記組合せレンズ33の焦点は、前記読取
部22に2次元コードが印刷されたラベル等の印刷媒体
が10mm以内に接近したときに、2次元コードの2値
化が可能なコントラストになるように調整されている。
すなわち、前記ハーフミラー31を介して、反射光によ
り2次元コードが各2次元CCD30a,30bそれぞ
れの位置で、明確に結像されるようになっている。
【0029】なお、ここでは組合せレンズ33が使用さ
れているが、これは受光した画像に生じる歪みを極力小
さくするためで、代わりに歪みを極力小さくできる非球
面レンズを使用しても良い。また、前記組合せレンズ3
3において、レンズ面の反射によるゴーストの発生が問
題となる場合には、レンズ表面に反射防止コーティング
等の処理を施したものを使用しても良い。
【0030】前記組合せレンズ33及び前記フィルタ3
4により、光学系機構部が構成されている。
【0031】また、前記回路部29は、前記スキャン表
示LED25及び前記コード読取りスイッチ26と電気
的に接続されていると共に、前記フレーム21の内部に
設けられたブザー35とも電気的に接続されている。
【0032】図3に、この2次元ハンディスキャナの前
記回路部29の要部回路構成のブロック図を示す。前記
主制御部を構成する前記CPU41が行う処理のプログ
ラムデータ及び各種初期設定データが記憶されたEEP
ROM(electrically eras-able programmable read a
ccess memory)42、前記CPU41が処理を行う時に
使用する各種メモリのエリアが形成されたDRAM(dy
namice random accessmemory )43、登録している
(付属の)2次元シンボル(2次元コード)の各種類に
対応して読取りフォーマットが記憶されたマスクROM
(read only mem-ory )44、このマスクROM44か
らの読取りフォーマットに基づいて、読取った画像デー
タをコードデータに変換するデコード回路(デコードG
A(gatearray ))45、ホストコンピュータ等の外部
情報処理装置とシリアル回線を介して接続されるシリア
ルI/F(インターフェイス)46は、それぞれシステ
ムバス47を介して前記CPU41と接続されている。
【0033】また、前述したコード画像処理回路48、
前記第1の2次元CCD30a及び前記第2の2次元C
CD30bを制御すると共にこの各2次元CCD30
a,30bからの信号を増幅する前述した撮像信号処理
回路49、前記LED発光部27の前述したLED27
aを点灯駆動する光源ドライバ50、前記コード読取り
スイッチ26からの出力信号を入力すると共に、前記ブ
ザー36及び前記スキャン表示LED25へそれぞれ駆
動信号を出力するI/O(input/output)ポート51
が、それぞれ前記システムバス47を介して前記CPU
41と接続されている。
【0034】従って、前記回路部31について、前記表
示LED・ブザー制御部は、前記I/Oポート52から
構成され、前記主制御部は、前記CPU41、EEPR
OM42、DRAM43及びシリアルI/F46から構
成され、前記デコード部は、前記マスクROM及びデコ
ード回路45から構成されている。
【0035】また、前記撮像信号処理回路49及びコー
ド画像処理回路48により画像情報変換手段が構成さ
れ、前記マスクROM44及びデコード回路45により
コード情報解析手段が構成され、前記シリアルI/F4
6によりコード情報出力手段が構成されている。
【0036】前記コード画像処理回路48は、図4に示
すように、前記撮像信号処理回路49からの撮像信号
(各画素信号)をデジタル変換するA/D(analogue/d
igital)変換回路48a、このA/D変換回路48aか
らのデジタルデータを予め設定されたスレッショールド
値により2値化して、その2値化データにより画像デー
タがマッピングされるフレームメモリ48b及びこのフ
レームメモリ48b上にマッピングされた画像データに
対して、濃度補正、強調処理、スムーシング等の処理を
行った後、2次元コードのみの画像データの切出しを行
うと共に、切出した画像データを回転、特徴抽出等の処
理を行って正規の2次元コード画像データに変換する画
像処理回路48cから構成されている。そして、前記A
/D変換回路48a、前記フレームメモリ48b及び前
記画像処理回路48cは、それぞれ前記システムバス4
7に接続されている。
【0037】また、前記撮像信号処理回路49は、図5
に示すように、前記システムバス47に接続されている
と共に前記第1の2次元CCD30aからの出力信号を
入力して増幅する第1の信号処理回路49a、前記シス
テムバス47に接続されていると共に前記第2の2次元
CCD30bからの出力信号を入力して増幅する第2の
信号処理回路49b、前記各2次元CCD30a,30
bそれぞれの製造上の原因で生じる各CCD素子のばら
つき(欠陥)の情報が記憶されたROM(readonly mem
ory)49c、このROM49cに記憶された情報に基
づいて各CCD素子における読取タイミングを補正する
欠陥補正回路49d、2次元コードが印刷された印刷媒
体が移動体のときに読取り時間を設定するシャッタ−制
御回路49e、前記欠陥補正回路49d及び前記シャッ
タ−制御回路49eからの信号に基づいて読取タイミン
グを発生させるタイミング発生回路49f、このタイミ
ング発生回路49fで発生した読取タイミングに基づい
て、前記各2次元CCD30a,30bにおいて、読取
るCCD素子をそれぞれ指定する垂直ドライバ49g及
び水平ドライバ49h、前記各信号処理回路49a,4
9bがそれぞれ前記各2次元CCD30a,30bから
画像信号を入力するタイミングを前記タイミング発生回
路49fにより発生した読取タイミングに基づいて制御
する同期信号回路49iから構成されている。
【0038】図6に、前記CPU41が行う読取処理の
流れ図を示す。
【0039】まず、コード読取スイッチ26がオン操作
されるまでの待機状態となり、コート読取スイッチ26
がオン操作されると、LED発光部27のLED27a
に通電を行って点灯させる。
【0040】次に、ステップ1(ST1)の処理とし
て、第1の2次元CCD30a及び第2の2次元CCD
30bを撮像信号処理回路49により制御して読取動作
を開始する。各2次元CCD30a,30bにより読取
って増幅された撮像信号をコード画像処理回路48によ
り2値化を行い、フレームメモリ48bに転送する。こ
こで各2次元CCD30a,30bの各撮像信号の2値
化したデータを合成して、フレームメモリ48bに1つ
の画像データとしてマッピングを行う(シンボルの合
成)。このマッピングされた画像データから2次元コー
トのみの画像データを切出し、この切出した2次元コー
ドのみの画像データに対して各種コード画像処理を行っ
て、正規の2次元コード画像データに変換してDRAM
43に記憶させる。
【0041】このDRAM43に記憶させた正規の2次
元コード画像データをデコード回路45に転送し、マス
クROM44を使用して、この2次元コード画像データ
を2次元コードデータに変換するデコード処理を行う。
【0042】ここでデコード処理が正常に終了(OK)
したか否か判断する。デコード処理が正常に終了しなけ
れば、すなわち、2次元コードデータに変換できなけれ
ば、再び前述のステップ1の処理に戻るようになってお
り、また、デコード処理が正常に終了したならば、LE
D27aへの通電を停止して消灯させ、読取完了をスキ
ャン表示LED25を点灯させて表示するか又は、ブザ
ー35を作動させて報知する。
【0043】次に、デコード処理により得た2次元コー
ドデータをシリアルI/F46により接続ケーブル24
を介してホストコンピュータ等の情報処理装置へ送信
し、この2次元コードデータの送信が終了すると、再び
この読取処理の最初の処理に戻るようになっている。
【0044】このような構成の本実施例においては、印
刷媒体に印刷された2次元コードをこの2次元コードス
キャナにより読取るには、まず印刷媒体上の2次元コー
ドをこの2次元コードスキャナの読取部22を接近させ
て、コード読取スイッチ26をオン操作する。このと
き、LED発光部27が点灯し、このLED発光部27
からの光が印刷媒体上の2次元コードに照射され、この
2次元コードからの反射光が、角度変換鏡28によりハ
ーフミラー31の方向に反射される。この反射光は、フ
ィルタ34により外来光が減少させられ、組合せレンズ
33により絞り機構32を介し、ハーフミラー31によ
り垂直な2方向に分割されて、第1の2次元CCD30
a及び第2の2次元CCD30bの位置で結像される。
【0045】ここで、結像された反射光は各2次元CC
D30a,30bそれぞれの各CCD素子によりそれぞ
れ各受光量に応じた電圧レベルの電気信号に変換され
る。この電気信号は撮像信号処理回路49により所定の
タイミングで増幅されて、各2次元CCD30a,30
bに対応した2個の撮像信号としてコード画像処理回路
48に転送される。
【0046】コード画像処理回路48では、2個の撮像
信号をフレームメモリ上で1つの画像データに合成し、
この画像データから2次元コード部分のみの画像データ
を切出し、この切出した2次元コード部分のみの画像デ
ータに対して各種コード処理を行って正規の2次元コー
ド画像データに変換する。
【0047】この正規の2次元コード画像データはDR
AM43に記憶されて、マスクROM44に記憶された
2次元コードの種類のフォーマットに基づいて、デコー
ド回路45によりデコード処理されて、2次元コードデ
ータとして、接続ケーブル24を介してホストコンピュ
ータ等に出力される。
【0048】以上のようにして画像を読取るので、例え
ば図9に示すように、1個の2次元CCDでは目的の全
画像を読取りできない場合でも、図7に示すように、2
個の2次元CCD30a,30bがそれぞれ異なる部分
的画像を読取って、図8に示すように、それらの部分的
画像データを合成して、目的の全画像を読取ることがで
きる。
【0049】すなわち、2個の2次元CCD30a,3
0bは、それぞれハーフミラー31により2分割された
光が結像する位置に配置されているが、さらに、第1の
2次元CCD30aは、画像の中心から結像された矢印
の画像における先端方向にずれて配置されており、また
第2の2次元CCD30bは、結像された矢印の画像に
おける後端方向にずれて配置されている。
【0050】従って、第1の2次元CCD30aによる
矢印の先端方向にずれた画像と第2の2次元CCD30
bによる矢印の後端方向にずれた画像とを合成すれば、
矢印の画像の全体となる。
【0051】このように本実施例によれば、一体型に成
型されたフレーム21の読取部22に、2次元コードが
印刷された印刷媒体に光を照射するLED発光部27及
び2次元コードからの反射光を握り部の方向に反射する
角度変換鏡28とを設け、フレーム21の握り部に、角
度変換鏡28からの反射光を所定の位置に結像させる組
み合わせレンズ33と、この組合せレンズ33からの反
射光を2方向に分割するハーフミラー31と、このハー
フミラーにより分割された反射光が結像する位置にそれ
ぞれ異なる画像位置に配置された2個の2次元CCD3
0a,30bと、この2次元CCD30a,30bから
出力された電気信号により画像データを作成し、この画
像データを解析して2次元コードデータを接続ケーブル
23へ出力する回路部29とを設けたことにより、2次
元コードを読取る装置として小型軽量で安価に構成でき
る。さらに、2次元コードが印刷された印刷媒体に、本
装置の読取部22を接近させて読取りを行うので、焦点
の調整や印刷媒体に光を照射する照明の変化により絞り
を調整する必要がなく、コード読取りスイッチ26をオ
ン操作するだけで、自動的に読取り動作が行われるの
で、2次元コードを簡単に短時間で読取ることができ
る。
【0052】また、1個の2次元CCDでは全画像を読
取りできない場合、例えば規格外の長いバーコードの読
取りなどの場合、目的の全画像を読取る方法としては、
有効エリアの広い(より多数のCCD素子を使用した)
2次元CCDを使用する方法か、又はレンズの倍率を調
整して画像を2次元CCDの撮像有効エリア内に収める
方法がある。しかし、前者の方法では、撮像有効エリア
の広い2次元CCDは高価であるという問題があり、ま
た後者の方法では、解像度が低下するという問題があっ
た。
【0053】この実施例においては、安価な2個の2次
元CCD30a,30bと、この各2次元CCD30
a,30bそれぞれに2次元コードからの反射光を2分
割するハーフミラー31とを設けて、各2次元CCD3
0a,30bにより部分的に画像を読取って、回路部2
9により1つの画像データに合成することにより、1個
の2次元CCDでは全画像を読取りできない場合でも、
コスト上昇をできるだけ低く抑え、しかも解像度を低下
させることなく2次元コードの読取りを行うことができ
る。とくに長いバーコードなどの長方形のコードには有
効である。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
小形軽量で安価に構成でき、しかも2次元コードを簡単
に短時間で正確に読取ることができる2次元コードスキ
ャナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例を示す断面図。
【図3】同実施例の要部回路構成を示すブロック図。
【図4】同実施例の図3のコード画像処理回路の回路構
成を示すブロック図。
【図5】同実施例の図3の撮像信号処理回路の回路構成
を示すブロック図。
【図6】同実施例の読取処理の流れを示す図。
【図7】同実施例の規格外の2次元コードの読取りを説
明するための図
【図8】同実施例の規格外の2次元コードの読取りでの
画像データの合成を説明するための図。
【図9】1個の2次元CCDにより規格外の2次元コー
ドの読取りを説明するための図。
【図10】各種コードの例を示す図。
【図11】従来例の各種バーコードスキャナの例を示す
斜視図。
【図12】従来例の2次元コードスキャナの一例を示す
斜視図。
【符号の説明】
21…フレーム、22…読取部、27…LED発光部、
28…角度変換鏡、29…回路部、30a,30b…2
次元CCD、31…ハーフミラー、33…組合せレン
ズ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体的に成型された携帯可能なフレーム
    に設けられた読取部と握り部とからなり、前記読取部
    は、この読取部に密接又はその近傍に接近した媒体に付
    された2次元コードに光を照射する発光部と、この発光
    部からの光が照射された前記2次元コードからの反射光
    を前記握り部へ屈折又は反射させる反射光角度変換手段
    とを設け、前記握り部は、前記2次元コードからの反射
    光を受光して、前記反射光の光量に応じた電気信号を出
    力する固体撮像素子を2次元的に配列した構造からなる
    少なくとも2個の2次元読取手段と、前記読取部に密接
    又はその近傍に接近した媒体上の2次元コードから前記
    反射光角度変換手段を介して前記各2次元読取手段に入
    射される反射光を前記各2次元読取手段それぞれの固体
    撮像素子の位置で結像させるレンズ等から構成された光
    学系機構部と、この光学系機構部からの光を前記各2次
    元読取手段にそれぞれ2分割する半透明鏡と、前記各2
    次元読取手段から出力された電気信号を入力して1つの
    画像情報に変換する画像情報変換手段と、この画像情報
    変換手段からの画像情報から前記2次元コードのコード
    情報を解析するコード情報解析手段と、このコード情報
    解析手段の解析により得たコード情報を外部装置へ出力
    するコード情報出力手段とを設けたことを特徴とする2
    次元コードスキャナ。
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