JPH06168288A - 図形入力方法および図形入力装置 - Google Patents

図形入力方法および図形入力装置

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JPH06168288A
JPH06168288A JP4320914A JP32091492A JPH06168288A JP H06168288 A JPH06168288 A JP H06168288A JP 4320914 A JP4320914 A JP 4320914A JP 32091492 A JP32091492 A JP 32091492A JP H06168288 A JPH06168288 A JP H06168288A
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angle
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祐一 西村
Hiroichi Uemura
博一 植村
Yoshiyuki Saito
義行 齊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の長さおよび角度の線分を容易かつ正確
に入力できる図形入力方法および図形入力装置を提供す
る。 【構成】 座標指示手段1は、使用者が図面上の一点を
指示したり線分の始点あるいは終点の座標を指示したり
するためのものである。角度指定手段2は、使用者が入
力可能な線分の角度を指定するためのものである。入力
可能グリッド検出手段3は、座標指示手段1に指示され
た線分の始点座標と角度指定手段2に指定された角度と
に基づいて、線分の終点座標として入力可能なグリッド
の座標を検出する。表示手段4は、図形情報や座標指示
手段1に指示された座標情報や入力可能グリッド検出手
段3によって検出されたグリッドを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD(Computer Aid
ed Design )システムにより機械系や電気回路系の設計
を行なうに際して、表示画面上で図面に図形を入力する
ための図形入力方法および図形入力装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、機械系や電気回路系の設計工程に
おいて、CADシステムが広く用いられている。一般
に、CADシステムを用いて設計作業を行なう場合、グ
ラフィックディスプレイ上に図形や座標などの情報を表
示させ、その表示を確認しながらマウス等の指示装置を
用いて指示を与えることにより、図形の作成、変更、削
除を行っていく必要がある。
【0003】そして、図形、とりわけ線分の作成作業に
おける座標の指示方法としては、従来、予め画面の格子
点座標上にグリッドを表示させておき、指示装置を用い
てそのグリッドの1つを選択することにより格子点座標
を指示するという方法がよく用いられていた。そして複
数のグリッドの中から図面上のある1つのグリッドを選
択する場合、画面上に設計図面全体の図形情報を表示す
るのではなく、拡大(ズームアップ)機能や移動(スク
ロール)機能を用いて、隣接グリッド間隔が充分に広
く、所望のグリッドが容易に選択できる画面表示に切り
替えて作業を行なうことが多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法が有効であるのは、作成する線分の長さが比較的
短く、かつ画面表示エリアにそれほど多くの図形情報が
ない場合に限られている。すなわち作成する線分の長さ
が長い場合は、上記画面表示では作成する線分の全てが
必ずしも画面表示エリア内におさまるとは限らない。こ
のような場合には、エリア内に作成する線分の図形情報
をできるだけ多く表示するために、縮小(ズームダウ
ン)機能を用いて再び画面表示を切り替えて、隣接グリ
ッド間隔を狭くし、その中からかなりの注意を払って所
望のグリッドを選択するか、あるいは縮小は行なわずに
移動機能を用いて何度も画面表示を切り替えなければな
らない。また、作成する線分の長さが比較的短い場合で
も、画面表示エリアに多くの図形情報が混在している
と、多くの図形情報の中にさらにグリッドを重ねて表示
することになる。
【0005】さらに、このような状況において、予め入
力可能な線分の角度が限定されている場合、その角度を
満足するようなグリッドを選択することは極めて困難で
あり、グリッドの選択誤りが発生し易い。もし、グリッ
ドの選択を誤って線分を作成してしまった場合、一旦作
成した線分を取り消した後、再び正しいグリッドを選択
し直す操作をしなければならない。
【0006】すなわち上記従来の方式では、予め定めら
れた長さおよび角度の線分を正確に入力するために、多
大な時間と労力を要するという問題があった。本発明は
かかる事情に鑑みて成されたものであり、所望の長さお
よび角度の線分を容易かつ正確に入力できる図形入力方
法および図形入力装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、CA
Dシステムにおける表示画面上で図面に線分を入力する
に際して、使用者によって入力された線分の始点座標と
角度とに基づいて、線分の終点座標として入力可能なグ
リッドの座標を検出する入力可能グリッド検出ステップ
と、この入力可能グリッド検出ステップにおいて検出さ
れたグリッドを表示画面上に表示する表示ステップと、
を実行することを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、CADシステムにおけ
る表示画面上で図面に図形を入力するための図形入力装
置であって、使用者が図面上の一点を指示したり線分の
始点あるいは終点の座標を指示したりするための座標指
示手段と、使用者が入力可能な線分の角度を指定するた
めの角度指定手段と、前記座標指示手段に指示された線
分の始点座標と前記角度指定手段に指定された角度とに
基づいて、線分の終点座標として入力可能なグリッドの
座標を検出する入力可能グリッド検出手段と、図形情報
や前記座標指示手段に指示された座標情報や前記入力可
能グリッド検出手段によって検出されたグリッドを表示
する表示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項3の発明は、入力可能グリッド検出
ステップにおいて、使用者によって入力された線分の始
点座標と角度とに基づいて、線分の終点座標として入力
可能なグリッドの座標を検出すると共に図面を複数の領
域に分割し、それら領域のうち、使用者によって現在指
示されている図面上の座標に対応する1つの領域を識別
し、前記検出したグリッドのうち前記識別した領域内に
存在するグリッドを選択し、表示ステップにおいて、前
記入力可能グリッド検出ステップにおいて選択されたグ
リッドを表示画面上に表示することを特徴としている。
【0010】請求項4の発明は、入力可能グリッド検出
手段は、使用者によって入力された線分の始点座標と角
度とに基づいて、線分の終点座標として入力可能なグリ
ッドの座標を検出すると共に図面を複数の領域に分割
し、それら領域のうち、使用者によって現在指示されて
いる図面上の座標に対応する1つの領域を識別し、前記
検出したグリッドのうち前記識別した領域内に存在する
グリッドを選択して表示手段に表示させる構成としたこ
とを特徴としている。
【0011】請求項5の発明は、入力可能グリッド検出
ステップにおいて、検出あるいは選択したグリッドのう
ち、線分の始点からのグリッド間隔の数が予め指定され
た値に一致するグリッドを特定し、表示ステップにおい
て、前記特定したグリッドの表示属性を変更することを
特徴としている。請求項6の発明は、入力可能グリッド
検出手段は、検出あるいは選択したグリッドのうち、線
分の始点からのグリッド間隔の数が予め指定された値に
一致するグリッドを特定し、表示手段は、前記入力可能
グリッド検出手段により特定されたグリッドの表示属性
を変更する構成としたことを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1の発明においては、使用者によって入
力された線分の始点座標と角度とに基づいて、線分の終
点座標として入力可能なグリッドの座標を検出する入力
可能グリッド検出ステップと、この入力可能グリッド検
出ステップにおいて検出されたグリッドを表示画面上に
表示する表示ステップと、を実行する。
【0013】請求項2の発明において、座標指示手段
は、使用者が図面上の一点を指示したり線分の始点ある
いは終点の座標を指示したりするためのものである。角
度指定手段は、使用者が入力可能な線分の角度を指定す
るためのものである。入力可能グリッド検出手段は、座
標指示手段に指示された線分の始点座標と角度指定手段
に指定された角度とに基づいて、線分の終点座標として
入力可能なグリッドの座標を検出する。表示手段は、図
形情報や座標指示手段に指示された座標情報や入力可能
グリッド検出手段によって検出されたグリッドを表示す
る。
【0014】請求項3の発明においては、入力可能グリ
ッド検出ステップにおいて、使用者によって入力された
線分の始点座標と角度とに基づいて、線分の終点座標と
して入力可能なグリッドの座標を検出すると共に図面を
複数の領域に分割し、それら領域のうち、使用者によっ
て現在指示されている図面上の座標に対応する1つの領
域を識別し、検出したグリッドのうち識別した領域内に
存在するグリッドを選択し、表示ステップにおいて、入
力可能グリッド検出ステップにおいて選択されたグリッ
ドを表示画面上に表示する。
【0015】請求項4の発明において、入力可能グリッ
ド検出手段は、使用者によって入力された線分の始点座
標と角度とに基づいて、線分の終点座標として入力可能
なグリッドの座標を検出すると共に図面を複数の領域に
分割し、それら領域のうち、使用者によって現在指示さ
れている図面上の座標に対応する1つの領域を識別し、
検出したグリッドのうち識別した領域内に存在するグリ
ッドを選択して表示手段に表示させる。
【0016】請求項5の発明においては、入力可能グリ
ッド検出ステップにおいて、検出あるいは選択したグリ
ッドのうち、線分の始点からのグリッド間隔の数が予め
指定された値に一致するグリッドを特定し、表示ステッ
プにおいて、特定したグリッドの表示属性を変更する。
請求項6の発明において、入力可能グリッド検出手段
は、検出あるいは選択したグリッドのうち、線分の始点
からのグリッド間隔の数が予め指定された値に一致する
グリッドを特定する。表示手段は、入力可能グリッド検
出手段により特定されたグリッドの表示属性を変更す
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1における図形入力
装置の構成図で、この図形入力装置は、座標指示手段1
と、角度指定手段2と、入力可能グリッド検出手段3
と、表示手段4とを備えている。座標指示手段1は、使
用者が図面上の一点を指示したり線分の始点あるいは終
点の座標を指示したりするためのものである。角度指定
手段2は、使用者が入力可能な線分の角度を指定するた
めのものである。入力可能グリッド検出手段3は、座標
指示手段1に指示された線分の始点座標と角度指定手段
2に指定された角度とに基づいて、線分の終点座標とし
て入力可能なグリッドの座標を検出する。表示手段4
は、図形情報や、座標指示手段1に指示された座標情報
や、入力可能グリッド検出手段3により検出されたグリ
ッドを表示する。実際にはこれ以外にも、図形情報を格
納する機能や、グリッドの表示を取り消したりする機能
などを実現するために種々の構成要素を必要とするが、
本発明の要旨とは直接関係ないので説明を省略する。
【0018】次に上記図形入力装置により、図2に示し
たように、点P1(100, 200)を始点とし、点P
2(115, 215)を終点とする、X軸正方向に対し
て45度の角度をなす線分を作成する作業を行なう場合
の動作について説明する。先ずオペレータは、角度指定
手段2に、入力可能な線分の角度「45度」を指定す
る。続いてオペレータは、座標指示手段1に、線分の始
点P1の座標(100,200)を指示する。これによ
り入力可能グリッド検出手段3が、図面内の全ての格子
点座標のうち、点P1からX軸正方向に対して45度の
角度をなす半直線を仮想的に引き、この半直線と交差す
る格子点座標列G1(101, 201)、G2(10
2, 202)、・・・、Gnを算出する。ただしGn
は、図面内に存在する格子点座標列のうち、点P1から
最も遠い点とする。この入力可能グリッド検出手段3の
動作の詳細については後述する。これにより表示手段4
が、入力可能グリッド検出手段3により検出された格子
点座標列を、入力可能グリッドとして、表示エリアの範
囲内で表示画面上に表示する。これによりオペレータ
は、表示手段4により表示された入力可能グリッドのう
ちから、点G15(115,215)に表示されている
グリッドを見つけて、座標指示手段1を用いて、そのグ
リッドを選択することにより、線分の終点P2を指示す
る。さらにオペレータは、点P1、P2を端点とする線
分作成のためのコマンドを実行する。かくして、点P1
を始点とし、点P2を終点とする、X軸正方向に対して
45度の角度をなす線分を作成する作業が完了する。
【0019】次に入力可能グリッド検出手段3が格子点
座標列を算出する動作の詳細を、図3のフローチャート
を参照しながら説明する。いま、グリッドが図4のよう
に配置されており、各グリッドの座標が図5のように図
外のメモリに格納されているものとする。入力可能グリ
ッド検出手段3は、先ず座標指示手段1に入力された始
点グリッドの座標(xm ,yn )と角度指定手段2に入
力された角度θとに基づいて、下記数1により線分の方
程式を求める(ステップS1)。次に始点座標(xm
n )に対してX軸正方向に隣接するグリッドの座標
(xm+1 ,yn+1)をメモリから読み出し(ステップS
2)、xm+1 を上記線分の方程式のxに代入してyの値
を求め、そのyとyn+1 との差が予め決められた所定の
許容誤差の範囲内であるか否かを演算する(ステップS
3)。すなわち上記線分が座標(x m+1 ,yn+1 )の近
傍を通過するか否かを判断するのである。yとyn+1
の差が予め決められた所定の許容誤差の範囲内であれ
ば、座標(xm+1 ,yn+1 )のグリッドを表示すべきグ
リッドとしてメモリに記憶し(ステップS4)、座標
(xm+1 ,yn+1 )のグリッドに対してX軸正方向に隣
接するグリッドが存在するか否かを判断する(ステップ
S5)。すなわち座標(xm+1 ,yn+1 )のグリッドが
X軸正方向の最終グリッドか否かを調べるのである。隣
接グリッドが存在しなければこのルーチンを終了し、隣
接グリッドが存在すればステップS2に戻る。すなわち
上記の検出処理を隣接グリッドに順次施していき、最終
グリッドに達した時点で検出を終了するのである。な
お、ステップS3においてyとyn+1 との差が予め決め
られた所定の許容誤差の範囲内でないと判断すれば、そ
のグリッドは表示すべきグリッドではないので、ステッ
プS5に進む。
【0020】
【数1】
【0021】このように、使用者が図面上で角度を測定
することなく、入力可能なグリッドを容易に知ることが
できるので、線分の終点の入力ミスの恐れがなくなり、
所望の長さおよび角度の線分を容易かつ正確に入力でき
る。 (実施例2)上記実施例1では、角度指定手段2に入力
可能な線分の角度を1つ指定した場合、入力可能グリッ
ド検出手段3により検出されるグリッドが一方向である
ように構成したが、この実施例2では、角度指定手段2
に1つの角度(これをα度とする)を指定しただけで、
入力可能グリッド検出手段3が、X軸正方向に対して0
度から360度の範囲内でα×n度(nは整数)を満足
する角度全てを検出するように構成している。なおこの
実施例2における図形入力装置の構成は図1と同様であ
り、入力可能グリッド検出手段3の動作が異なるだけで
ある。
【0022】この図形入力装置の動作について、図6の
フローチャートを参照しながら説明する。先ずオペレー
タは、角度指定手段2に入力可能な線分の角度「α度」
を指定する(ステップS11)。次にオペレータは、座
標指示手段1に線分の始点座標を指定する(ステップS
12)。これにより入力可能グリッド検出手段3が、α
×nを計算し、その結果が0以上360未満である値β
1、β2、・・・、βm を求める(ステップS13)。
次に入力可能グリッド検出手段3が、線分の始点座標か
ら、X軸正方向に対してβ1度、β2度、・・・、βm
度をなす角度の仮想的な半直線γ1、γ2、・・・、γ
m を生成する(ステップS14)。次に入力可能グリッ
ド検出手段3が、予め設定されたグリッドと半直線γ
1、γ2、・・・、γm とが交わる点の座標を計算し、
検出する(ステップS15)。次に表示手段4が、入力
可能グリッド検出手段3により検出された座標のグリッ
ドを表示し(ステップS16)、このルーチンを終了す
る。
【0023】この動作において、角度指定手段2に指定
する線分の角度を「45度」とし、座標指示手段1に指
定する線分の始点座標をP1(100, 200)とした
場合、表示手段4によるグリッドの表示状態は図7に示
すようになる。この実施例2によっても、使用者が図面
上で角度を測定することなく、入力可能なグリッドを容
易に知ることができるので、線分の終点の入力ミスの恐
れがなくなり、所望の長さおよび角度の線分を容易かつ
正確に入力できる。 (実施例3)実施例3では、入力可能グリッド検出手段
3により、使用者によって座標指示手段1に指定された
線分の始点座標と角度指定手段2に指示された角度とに
基づいて、線分の終点座標として入力可能なグリッドの
座標を検出すると共に図面を複数の領域に分割し、それ
ら領域のうち、使用者によって座標指示手段1に現在指
示されている図面上の座標に対応する1つの領域を識別
し、検出したグリッドのうち識別した領域内に存在する
グリッドを選択して、表示手段4により、入力可能グリ
ッド検出手段3によって選択されたグリッドを表示画面
上に表示するように構成している。なおこの実施例3に
おける図形入力装置の構成は図1と同様であり、入力可
能グリッド検出手段3の動作が異なるだけである。すな
わち入力可能グリッド検出手段3は、使用者によって座
標指示手段1に指示された線分の始点座標と角度指定手
段2に指定された角度とに基づいて、線分の終点座標と
して入力可能なグリッドの座標を検出すると共に図面を
複数の領域に分割し、それら領域のうち、使用者によっ
て座標指示手段1に現在指示されている図面上の座標に
対応する1つの領域を識別し、検出したグリッドのうち
識別した領域内に存在するグリッドを選択して表示手段
4に表示させる。
【0024】図8は、入力可能な線分の角度として角度
指定手段2に「45度」を指定し、線分の始点として座
標指示手段1に点P3(100, 200)を指示した場
合の領域分割の説明図である。入力可能グリッド検出手
段3により生成された領域分割線L1、L2、L3、L
4、L5、L6、L7、L8は、点P3(100, 20
0)を始点とし、X軸正方向に対してそれぞれ22. 5
度、67. 5度、112. 5度、157. 5度、20
2. 5度、247. 5度、292. 5度、337. 5度
の角度をなす仮想的な半直線であり、入力可能グリッド
検出手段3は、これらの領域分割線により図面を領域A
0、A45、A90、A135、A180、A225、
A270、A315の8つの領域に分割する。ここで、
座標指示手段1に現在指示されている座標が点P4(9
0, 207)であるとすると、点P4は領域A135内
に存在するので、入力可能グリッド検出手段3は、検出
した全てのグリッドのうち、領域A135内に存在する
グリッドH1、H2、・・・、Hnのみを選択し、表示
手段4に表示させる。
【0025】さらにこの状態から、座標指示手段1に指
示されている座標が点P5(89,203)に移動した
とすると、指示座標はもはや領域A135内には存在せ
ず、領域A180内に存在するので、グリッドH1、H
2、・・・、Hnの表示は取り消され、表示手段4は新
たに選択された領域A180内に存在するグリッドI
1、I2、・・・、Inを表示する。
【0026】この実施例3によれば、座標指示手段1に
指示される位置の動きに追随して、現在入力しようとす
る線分の終点の候補点のみが表示されるので、他の作成
図形と不必要なグリッドとの表示の重なりがなくなり、
図形の視認性が向上する。 (実施例4)実施例4では、入力可能グリッド検出手段
3により、検出あるいは選択したグリッドのうち、線分
の始点からのグリッド間隔の数が予め指定された値に一
致するグリッドを特定し、表示手段4により、入力可能
グリッド検出手段3によって特定されたグリッドの表示
属性を変更するように構成している。なおこの実施例4
における図形入力装置の構成は図1と同様であり、入力
可能グリッド検出手段3の動作が異なるだけである。す
なわち入力可能グリッド検出手段3は、検出あるいは選
択したグリッドのうち、線分の始点からのグリッド間隔
の数が予め指定された値に一致するグリッドを特定し、
表示手段による表示属性を変更させる。
【0027】図9は、表示属性を変更するグリッド間隔
の数を、「5」および「10」と予め指定しておいた場
合の入力可能グリッドの表示状態を示している。ここ
で、グリッドH1、H2、・・・、Hnに注目すると、
始点P1からグリッドH5までのグリッド間隔の数
「5」と、始点P1からグリッドH10までのグリッド
間隔の数「10」とが、予め指定された値と一致するの
で、表示されるグリッドの形状が他と異なり「+」とな
っている。
【0028】この実施例4によれば、使用者が図面上で
格子点列をカウントする手間がなくなり、線分の終点の
入力ミスをさらに良好に防止できるので、所望の長さお
よび角度の線分を一層容易かつ正確に入力できる。なお
上記実施例4では、グリッドの表示属性の変更をグリッ
ドの形状を変更することとしたが、表示属性の変更は形
状の変更だけに限らず、表示色の変更としてもよい。ま
た、予め指定したグリッド間隔の数に一致したグリッド
のみを表示し、他のグリッドは表示しないように構成し
てもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、C
ADシステムにおける表示画面上で図面に線分を入力す
るに際して、使用者によって入力された線分の始点座標
と角度とに基づいて、線分の終点座標として入力可能な
グリッドの座標を検出し、そのグリッドを表示画面上に
表示するので、使用者が図面上で角度を測定することな
く、入力可能な格子点を容易に知ることができることか
ら、線分の終点の入力ミスの恐れがなくなり、所望の長
さおよび角度の線分を容易かつ正確に入力できる。
【0030】また、使用者によって入力された線分の始
点座標と角度とに基づいて、線分の終点座標として入力
可能なグリッドの座標を検出すると共に図面を複数の領
域に分割し、それら領域のうち、使用者によって現在指
示されている図面上の座標に対応する1つの領域を識別
し、検出したグリッドのうち識別した領域内に存在する
グリッドを選択し、そのグリッドを表示画面上に表示す
れば、使用者が指示する位置の動きに追随して、現在入
力しようとする線分の終点の候補点のみが表示されるこ
とから、他の作成図形と不必要なグリッドとの表示の重
なりがなくなり、図形の視認性が向上する。
【0031】また、検出あるいは選択したグリッドのう
ち、線分の始点からのグリッド間隔の数が予め指定され
た値に一致するグリッドを特定し、そのグリッドの表示
属性を変更すれば、使用者が図面上で格子点列をカウン
トする手間がなくなり、線分の終点の入力ミスをさらに
良好に防止できることから、所望の長さおよび角度の線
分を一層容易かつ正確に入力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における図形入力装置の構成
図である。
【図2】本発明の実施例1における図形入力装置の表示
画面の説明図である。
【図3】表示グリッド検出動作の詳細を説明するフロー
チャートである。
【図4】グリッドの配置の説明図である。
【図5】グリッドの座標の格納状態の説明図である。
【図6】本発明の実施例2における図形入力装置の動作
を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の実施例2における図形入力装置の表示
画面の説明図である。
【図8】本発明の実施例3における図形入力装置の表示
画面の説明図である。
【図9】本発明の実施例4における図形入力装置の表示
画面の説明図である。
【符号の説明】
1 座標指示手段 2 角度指定手段 3 入力可能グリッド検出手段 4 表示手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADシステムにおける表示画面上で図
    面に線分を入力するに際して、 使用者によって入力された線分の始点座標と角度とに基
    づいて、線分の終点座標として入力可能なグリッドの座
    標を検出する入力可能グリッド検出ステップと、 前記入力可能グリッド検出ステップにおいて検出された
    グリッドを表示画面上に表示する表示ステップと、 を実行することを特徴とする図形入力方法。
  2. 【請求項2】 CADシステムにおける表示画面上で図
    面に図形を入力するための図形入力装置であって、 使用者が図面上の一点を指示したり線分の始点あるいは
    終点の座標を指示したりするための座標指示手段と、 使用者が入力可能な線分の角度を指定するための角度指
    定手段と、 前記座標指示手段に指示された線分の始点座標と前記角
    度指定手段に指定された角度とに基づいて、線分の終点
    座標として入力可能なグリッドの座標を検出する入力可
    能グリッド検出手段と、 図形情報や前記座標指示手段に指示された座標情報や前
    記入力可能グリッド検出手段によって検出されたグリッ
    ドを表示する表示手段と、 を備えたことを特徴とする図形入力装置。
  3. 【請求項3】 入力可能グリッド検出ステップにおい
    て、使用者によって入力された線分の始点座標と角度と
    に基づいて、線分の終点座標として入力可能なグリッド
    の座標を検出すると共に図面を複数の領域に分割し、そ
    れら領域のうち、使用者によって現在指示されている図
    面上の座標に対応する1つの領域を識別し、前記検出し
    たグリッドのうち前記識別した領域内に存在するグリッ
    ドを選択し、表示ステップにおいて、前記入力可能グリ
    ッド検出ステップにおいて選択されたグリッドを表示画
    面上に表示することを特徴とする請求項1に記載の図形
    入力方法。
  4. 【請求項4】 入力可能グリッド検出手段は、使用者に
    よって入力された線分の始点座標と角度とに基づいて、
    線分の終点座標として入力可能なグリッドの座標を検出
    すると共に図面を複数の領域に分割し、それら領域のう
    ち、使用者によって現在指示されている図面上の座標に
    対応する1つの領域を識別し、前記検出したグリッドの
    うち前記識別した領域内に存在するグリッドを選択して
    表示手段に表示させる構成としたことを特徴とする請求
    項2に記載の図形入力装置。
  5. 【請求項5】 入力可能グリッド検出ステップにおい
    て、検出あるいは選択したグリッドのうち、線分の始点
    からのグリッド間隔の数が予め指定された値に一致する
    グリッドを特定し、表示ステップにおいて、前記特定し
    たグリッドの表示属性を変更することを特徴とする請求
    項1または請求項3に記載の図形入力方法。
  6. 【請求項6】 入力可能グリッド検出手段は、検出ある
    いは選択したグリッドのうち、線分の始点からのグリッ
    ド間隔の数が予め指定された値に一致するグリッドを特
    定し、表示手段は、前記入力可能グリッド検出手段によ
    り特定されたグリッドの表示属性を変更する構成とした
    ことを特徴とする請求項2または請求項4に記載の図形
    入力装置。
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