JP3003579B2 - 図形処理方式 - Google Patents

図形処理方式

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JP3003579B2
JP3003579B2 JP8193551A JP19355196A JP3003579B2 JP 3003579 B2 JP3003579 B2 JP 3003579B2 JP 8193551 A JP8193551 A JP 8193551A JP 19355196 A JP19355196 A JP 19355196A JP 3003579 B2 JP3003579 B2 JP 3003579B2
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雅之 原田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図形処理方式に係
り、詳しくは、CAD等の図形処理装置に適用すること
ができ、特に、図面に付けられた寸法を拘束に変換する
際、過拘束を起こすことなく、かつ拘束同士が矛盾を起
こすことなく、複数の変換を実現することができ、形状
に合った変換を実現することができる図形処理方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】機械系CADにおいては、一般に、バリ
エーショナル(パラメトリック)機能を保有することが
多いが、バリエーショナル機能を保有していないCAD
などからの図形データをバリエーショナル機能で使うた
めに、データの変換を行なうことが要求されている。以
下、具体的に図面を用いて説明する。
【0003】図12はバリエーショナル機能を有してい
ないCADで半径10の円を半径20の円に変更する場
合の図形処理手順を示す図、図13はバリエーショナル
機能を有しているCADで半径10の円を半径20の円
に変更する場合の図形処理手順を示す図である。バリエ
ーショナル機能を有していないCADでは、図12に示
すように、まず、円を削除し、寸法を削除した後、半径
20の円を生成し、その後、寸法を生成することによ
り、半径10の円を半径20の円に変更する。
【0004】一方、バリエーショナル機能を有している
CADでは、図13に示すように、図形の形状を決定す
る拘束条件の値を10から20に変更することにより、
半径10の円を半径20の円に自動的に変更する。従っ
て、バリエーショナル機能を使うことで図形の形状を簡
単に変更することができるため、バリエーショナル機能
のないCADで書かれた図形をバリエーショナル機能を
有するCADで有効利用するためには、寸法を図形の形
状を決定する拘束条件に変換しなければならない。
【0005】その寸法を拘束条件へ変換する従来の図形
処理方式では、ある一種類の寸法をそれに対応する固定
された種類の拘束条件に変換していた。以下、具体的に
図面を用いて従来の図形処理方式を説明する。図14は
従来の図形処理方式の構成を示すブロック図である。図
14において、101は各寸法から拘束条件に変換する
規則を記述する拘束生成手法であり、102は拘束生成
手法101により図面の形状を決定する拘束条件を生成
する拘束生成手段であり、103は拘束生成手段102
で生成された拘束条件を記憶するとともに、拘束生成手
法101を予め記憶する記憶部である。
【0006】拘束生成手段102は、初めに、予め記憶
されている寸法から拘束条件へ変換する拘束生成手法1
01を記憶部103から読み込み、その拘束生成手法1
01に基づいて図面上にある全ての既存寸法を拘束条件
に変換して、拘束条件を生成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の図形処理方式では、一種類の寸法を一定の決ま
った拘束条件にしか置き換えることができないため、矛
盾となる拘束条件を生成してしまうことがあり、その結
果、形状を生成できなくなることがあるという問題があ
った。以下、図面を用いて具体例を挙げて説明する。
【0008】図15は従来の過拘束となって矛盾となる
例を示す図である。図15(a)の四角形に付いた3つ
の寸法a〜cは、全て距離寸法である。ここで、平行な
2直線間に付加された距離寸法a、cは、図15
(b)、(c)に示すように、2直線間距離拘束に変換
するという拘束生成手法を用いると、過拘束となって矛
盾となってしまう。図16は従来の拘束同士が矛盾を起
こして形状を生成できない例を示す図である。図16に
示すように、同じ2直線間に違った値30、40を設定
した場合には、拘束同士が矛盾を起こして形状を生成で
きなくなってしまう。
【0009】そこで、本発明は、図面に付けられた寸法
を拘束に変換する際、過拘束を起こすことなく、かつ拘
束同士が矛盾を起こすことなく、複数の変換を実現する
ことができ、形状に合った変換を実現することができる
図形処理方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
図形の形状を決定する拘束条件を生成する拘束生成手段
と、生成された拘束条件を評価する拘束評価手段と、評
価された拘束条件を与えられた比較条件と比較する拘束
比較手段と、比較された比較結果の拘束条件から所定の
拘束条件を選択する拘束選択手段とを有することを特徴
とするものである。
【0011】請求項2記載の発明は、複数種類の拘束生
成手法を記憶する拘束生成手法記憶手段を有し、上記拘
束生成手段が、拘束生成手法記憶手段から読み出した複
数種類の拘束生成方法に基づいて拘束条件を生成するこ
とを特徴とするものである。
【0012】請求項3記載の発明は、上記拘束生成手段
により生成した拘束条件を記憶する拘束記憶手段を有す
ることを特徴とするものである。
【0013】請求項4記載の発明は、上記拘束選択手段
が、上記拘束比較手段により比較された比較結果の拘束
条件から所定の拘束条件を自動選択することを特徴とす
るものである。
【0014】請求項5記載の発明は、上記拘束比較手段
により比較された比較結果の拘束条件を表示する結果表
示手段を有し、上記拘束選択手段が、表示された比較結
果の拘束条件から所定の拘束条件をユーザに選択させる
ことを特徴とするものである。
【0015】請求項6記載の発明は、上記拘束評価手段
が、生成された拘束条件に基づいて図形の自由度を評価
し、上記拘束比較手段が、評価された図形の自由度と上
記比較条件を比較することを特徴とするものである。
【0016】請求項7記載の発明は、上記比較条件を記
憶する比較条件記憶手段を有し、上記拘束比較手段が、
上記拘束評価手段で評価された拘束条件を比較条件記憶
手段から読み出した比較条件と比較するを特徴とするも
のである。
【0017】請求項8記載の発明は、上記結果表示手段
が、上記拘束比較手段により比較された比較結果の拘束
条件に基づいて図形を表示することを特徴とするもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 実施の形態1.図1は本発明に係る実施の形態1の図形
処理方式の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は寸法と寸法に対応した拘束の変換規則を記述す
る拘束生成手法であり、2は拘束生成手法1に基づいて
図面上の寸法を図面の形状を決定する拘束条件に変換生
成する拘束生成手段である。3は拘束生成手法1の規則
や拘束生成手段2で生成された拘束条件などのデータを
格納する記憶部であり、4は拘束生成手段2で生成され
た拘束条件を評価し、拘束条件から図形の自由度を評価
して図形の自由度を算出する拘束評価手段である。
【0019】5は拘束評価手段4で算出された図形の自
由度と比較する際の比較条件を記述する比較条件であ
り、例えば、自由度>0などである。6は比較条件5と
拘束評価手段4で評価された評価結果の図形の自由度と
を比較し、評価結果の図形の自由度が比較条件5に適合
しているか否かを判断する拘束比較手段であり、7は拘
束比較手段6で比較された比較結果の拘束条件を表示す
る比較結果表示手段である。
【0020】8は比較結果表示手段7により表示された
比較結果の拘束条件の中からユーザが最も適当であると
思われる拘束条件をユーザに選択させるユーザ選択手段
であり、9は拘束比較手段6による比較結果の拘束条件
の中から最適な拘束条件を自動的に選択する拘束選択手
段である。なお、ユーザ選択手段8でユーザにより選択
された拘束条件と拘束選択手段9で自動選択された拘束
条件は、記憶部3に登録される。
【0021】次に、図2は図1に示す図形処理方式にお
ける元図形、拘束生成手法及び比較条件を示す図であ
り、図2(a)は元図形を示す図、図2(b)は拘束生
成手法を示す図、図2(c)は比較条件を示す図であ
る。本実施の形態では、距離寸法を2直線間距離と端点
間の距離の複数の変換規則の拘束生成手法を有してい
る。本実施の形態の拘束生成手法1を説明する。図2
(b)に示すように、平行な2直線間に付加されている
距離寸法は、2直線間距離拘束と線分の端点間の距離拘
束に置き換え、角度寸法は、角度拘束に置き換える。
【0022】拘束生成手段2は、図2(a)に示す図形
が与えられると、その中にある寸法を拘束生成手法1に
基づいて図3に示す寸法a,b,c,dの変換10aに
示されるように、各寸法に対する拘束条件を生成する。
この時、拘束への変換候補が設定される。ここでは、寸
法aの変換の種類が2種類あり、寸法bの変換の種類が
2種類あり、寸法dの変換の種類が2種類あるため、ト
ータルの変換タイプは、8種類である。
【0023】次に、拘束評価手段4は、生成された拘束
条件を評価する。拘束評価手段4は、図3に示す図形評
価10bに示すように、生成された拘束条件を基に図形
の要素間の自由度を評価して、図形の要素間に矛盾があ
るか否かを検出する。次に、拘束評価手段4は、図3に
示す残りの自由度10cに示すように、評価結果を基に
図形全体の自由度を計算する。この時、拘束評価手段4
は、図形の要素間に矛盾がある時、図形全体の自由度を
算出しない。
【0024】次に、拘束比較手段6は、図2(c)に示
す比較条件5(自由度>=0)と拘束評価手段4で算出
された図形の自由度とを比較し、算出結果が比較条件5
に適合しているかを判断する。この例では、比較条件5
が自由度>=0であるため、この時点で変換候補は、図
3の変換タイプ6,8が適合していることが判る。
【0025】次に、拘束選択手段9は、自動選択する場
合、最も自由度の少ない変換を選択する。従って、この
例では、6の変換が選択される。比較結果表示手段7
は、拘束選択手段9を利用しない場合、図4に示すよう
に、比較条件5と適合した変換の拘束条件を表示する。
ユーザは、ユーザ選択手段8によりその表示されている
変換の拘束条件の中から一つ選択することで変換の拘束
条件を決定する。なお、比較結果表示手段7として形状
を表示する場合もあるが、この例は、後述する他の実施
の形態で説明する。
【0026】図5は本発明に係る実施の形態1の図形処
理方式における処理動作フローを示すフローチャートで
ある。まず、拘束生成手段2は、図2(a)に示す変換
する図面のデータを読み込んだ後(ステップS1)、予
め記憶されている決められた拘束生成手法1を記憶部3
から読み込む(ステップS2)。次に、拘束生成手段2
は、読み込んだ拘束生成手法1に基づいて、図2(a)
に示す図面の寸法a,b,c,dを変換して拘束条件を
生成し、図3に示すように、変換候補1,2,3,4,
5,6,7,8を生成する(ステップS3)。
【0027】次に、拘束評価手段4は、生成した拘束条
件に基づいて、図3に示す図形評価10bに示すよう
に、図形の各要素間の自由度を評価して、図形の各要素
間に矛盾があるか否かを検出し(ステップS4)、矛盾
の発見された変換1,2,3,4,5,7を削除する
(ステップS5)。次に、拘束比較手段6は、比較条件
5を記憶部3から読み込み(ステップS6)、比較条件
5に適合していない変換を削除する(ステップS7)。
【0028】次に、拘束選択手段9は、自動選択するか
どうかを判断し、自動選択すると判断した場合(ステッ
プS8)、最も自由度の少ない変換を自動選択する(ス
テップS9)。ここでは、図3の変換6が選択される
(ステップS9)。一方、比較結果表示手段7は、自動
選択しないと判断した場合(ステップS8)、ディスプ
レイ画面に比較結果の変換6,8を表示し(ステップS
10)、ユーザは、ユーザ選択手段8により、その表示
されている変換6,8の中から変換を一つ選択すること
で変換を決定する(ステップS11)。
【0029】以上のように、本実施の形態では、拘束生
成手段2により拘束条件を生成し、生成された拘束条件
を拘束評価手段4により評価し、評価された拘束条件を
拘束比較手段6により比較条件5と比較し、ユーザ選択
手段8や拘束選択手段9により比較結果の拘束条件から
所定の拘束条件を選択するように構成したため、条件に
合った拘束条件のみを選択することができる。このた
め、矛盾状態を起こすような拘束条件を排除することが
できるので、過拘束を起こさないようにすることができ
るとともに、拘束同士が矛盾を起こして形状を生成でき
なくなってしまうことを防ぐことができる。
【0030】本実施の形態では、バリエーショナルデザ
インなど拘束による形状を変換する機能のないシステム
で使われた図形をバリエーショナルデザイン用に拘束を
付加する際に、複数の寸法から拘束への変換規則を持
ち、それを評価し、選択する機能を設けたことにより、
一定の変換だけでは矛盾を起こしてしまうような場合で
も適切に変換することができる。
【0031】本実施の形態では、拘束選択手段9によ
り、自動選択すると判断すると、比較結果の拘束条件か
ら拘束条件を自動選択するように構成したため、条件に
合った拘束条件のみを自動選択することができる。例え
ば、最も自由度の少ない変換を自動選択することができ
る。
【0032】本実施の形態では、結果表示手段7によ
り、自動選択しないと判断した場合、比較結果の拘束条
件を表示し、ユーザ選択手段8により、ユーザが表示さ
れている比較結果の拘束条件の中から拘束条件を選択す
るように構成したため、ユーザが最も適当と思われる拘
束条件を選択することができる。
【0033】本実施の形態では、生成された拘束条件を
基に拘束評価手段4により図形の自由度を評価するよう
に構成したため、図形に矛盾があるか否かを検出して、
矛盾の発見された拘束変換を削除することができる。ま
た、本実施の形態では、拘束比較手段6により、評価さ
れた図形の自由度と比較条件5を比較するように構成し
たため、矛盾を起こす拘束変換を予め排除することがで
き、ユーザの意図に近い拘束変換を実現することができ
る。以下、これについては、更に詳細に説明する。
【0034】本実施の形態では、拘束を図形の自由度に
より評価するため、矛盾を起こすかどうかを数値で評価
することができる。このため、矛盾を起こす拘束を予め
排除することができるとともに、ユーザの意図を反映し
た変換を実現することができる。自由度とは、図形に存
在する独立に決定できる変数の数である。例えば、点で
は、x座標、y座標を独立に決めることができるので、
自由度が2である。また、線分では、2つの端点を自由
に決めることができるので、2(点の自由度)×2(点
の個数)=4である。
【0035】図6は拘束により図形の自由度が減少する
効果を示す図である。線分に長さdの拘束が与えられた
場合には、2点間の距離を求める式を満たさなくてはい
けないため、図6に示す式を満たすことが必要である。
このため、4つの変数x1,y1,x2,y2のうち、
3つが決まると残りの1つの変数が求まる。従って、こ
の式を満たす独立な変数は3つであるため、もとの自由
度4に比較して自由度が1減っている。
【0036】このように、拘束は、図形の自由度を減少
させる条件と考えられる。このため、図形の自由度以上
に拘束が付いていた場合は、矛盾であることを判断する
ことができる。また、図形を座標系のある位置に置くた
めには、その図形の基準点の座標と回転の3自由度が必
要なため、局所的に図形の形が決まる時には、その図形
の自由度は、大域的には3となる。以下、図形を用いて
具体例を挙げて説明する。
【0037】局所的に形の決まった四角形を図面の何処
かに配置する場合には、図7に示すように、その1つの
座標とその辺のx軸となす角度を指定する必要があるた
め、x座標、y座標、角度の3つの独立な変数が必要で
ある。このため、自由度は3必要である。図形の局所的
な形状を対象とし、自由度の数を記述する場合には、こ
の3自由度は考慮しない。即ち、本実施の形態におい
て、自由度0と記述のある場合には、実際の形状では、
上記大域的な自由度3が残っている。
【0038】実施の形態2.本実施の形態では、請求項
2に係る発明の特徴部分のみを説明する。上記実施の形
態1では、予め決められた拘束生成手法1を用いる場合
を説明したが、本実施の形態では、複数種類の拘束生成
手法1を予め記憶部3に記憶しておき、拘束生成手段2
により、記憶部3から読み出した複数種類の拘束生成手
法1を基に拘束条件を生成するように構成する。本実施
の形態も、図1を参照して説明する。
【0039】図8は本発明に係る実施の形態2の元図
形、拘束生成手法及び拘束条件を示す図である。本実施
の形態では、複数の拘束生成手法1を新たにユーザが定
義して、元のシステムに変更する。本実施の形態では、
上記実施の形態1の図2(a)と同様な図形を与えられ
た時、寸法bを水平方向の長さを規定する寸法であった
場合、新たに水平方向の距離寸法から水平方向の長さ拘
束への変換を定義して拘束への変換を行なう。
【0040】このように、本実施の形態では、複数種類
の拘束生成手法1を予め記憶部3に記憶しておき、拘束
生成手段2により、記憶部3から読み出した複数種類の
拘束生成方法1を基に拘束条件を生成するように構成し
たため、より多くの変換手段を実現することができる。
このため、矛盾のない拘束を生成できる場合を多くする
ことができる。特に、色々な寸法を有するシステムに適
切な拘束を生成することができる。
【0041】実施の形態3.本実施の形態は、請求項3
に係る発明の特徴部分のみを説明する。上記実施の形態
2では、全ての寸法を対象に拘束生成手法1を変更した
が、本実施の形態では、拘束生成手段2により生成した
拘束条件を記憶部3に記憶しておくことにより、ユーザ
がある拘束を指定して拘束生成手法1を指定することが
できるように構成する。本実施の形態も、図1を参照し
て説明する。
【0042】図9は本発明に係る実施の形態3の元図
形、拘束生成手法及び拘束条件を示す図である。本実施
の形態では、拘束生成手段2により生成した拘束条件を
記憶部3に記憶しておき、上記実施の形態1の図2
(a)と同様な図形を与えられた時、拘束bを2直線間
拘束に置き換えるように指定して拘束への変換を行な
う。
【0043】このように、本実施の形態では、拘束生成
手段2により生成した拘束条件を記憶部3に記憶するよ
うに構成したため、システム毎にその内容を変更するこ
とができ、システム毎に異なった拘束を変更することが
できる。このため、利用者が拘束条件を自由に設定する
ことができるので、個別の寸法と拘束の変換を指定する
ことができ、よりユーザに意図を反映した拘束を生成す
ることができる。例えば、対象となる図面の種類により
拘束条件を変更することで、より目的に応じた拘束を生
成することができる。また、例えば、利用者が利用した
くない拘束条件を入力しておくことで、その拘束条件を
使わないように指定することができる。
【0044】以上のように、本実施の形態では、拘束生
成手法1をユーザが寸法毎に設定できるようにしたこと
により、拘束の変換パターンを減少し処理時間の短縮や
ある寸法の特殊な変換を定義することを定義することが
できる。
【0045】実施の形態4.本実施の形態は、請求項7
に係る発明の特徴部分のみを説明する。上記実施の形態
1では、比較条件5を自由度>=0としたが、本実施の
形態では、比較条件5を記憶部3に格納しておき、拘束
比較手段6により、拘束評価手段4で浄化された拘束条
件を記憶部3から読み出した比較条件5と比較するよう
に構成する。本実施の形態も、図1を参照して説明す
る。
【0046】図10は本発明に係る実施の形態4の比較
条件及び拘束条件を示す図である。本実施の形態では、
上記実施の形態1の図2と同様な条件で、比較条件5が
自由度>0の時、図3の一覧表から選択される図10に
示す変換を行なう。
【0047】このように、本実施の形態では、比較条件
5を予め記憶部3に記憶しておき、拘束比較手段6によ
り、拘束評価手段4で評価された拘束条件を記憶部3か
ら読み出した比較条件5と比較するように構成したた
め、比較条件5をユーザが変更することができる。この
ため、変換の種類を限定することができ、図形要素の個
数が多い時など変換候補の数を限定することができるの
で、目的の変換の自由度と同じ変換候補だけ選択するこ
とができる。従って、比較結果により予めシステムの有
する基準を満たすように選択することができるため、ユ
ーザが意図した拘束に近い変換を選択することができ
る。
【0048】実施の形態5.本実施の形態では、請求項
5記載の発明に係る特徴部分のみ説明する。上記実施の
形態1では、拘束の変換を表にしてユーザに示したが、
本実施の形態では、比較結果表示手段7により、拘束比
較手段6により比較された比較結果の拘束条件を基に図
形を表示するように構成する。
【0049】図11は本発明に係る実施の形態5の結果
表示手段により表示される図形を示す図である。本実施
の形態では、図4の結果を図形でユーザに示した場合を
図11に示している。この表示は、拘束の値を実際に変
更して形状を求め、その変更された形状をユーザに示し
ている。
【0050】このように、本実施の形態では、結果表示
手段7により、拘束比較手段6により比較された比較結
果の拘束条件に基づいて図形を表示するように構成した
ため、図形を変形させて表示することができるので、拘
束の変換結果をユーザが寸法と拘束の対応をチェックす
ることなく、拘束bの変換の違いの結果を直感的に必要
な形状として認識することができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、拘束生成手段
により拘束条件を生成し、生成された拘束条件を拘束評
価手段により評価し、評価された拘束条件を拘束比較手
段により比較条件と比較し、拘束選択手段により比較結
果の拘束条件から所定の拘束条件を選択するように構成
することにより、条件に合った拘束条件のみを選択する
ことができるので、矛盾状態を起こすような拘束条件を
排除することができ、過拘束を起こさないようにするこ
とができるとともに、拘束同士が矛盾を起こして形状を
生成できなくなってしまうことを防ぐことができるとい
う効果がある。
【0052】請求項2記載の発明では、複数種類の拘束
生成手法を予め拘束生成手法記憶手段に記憶しておき、
拘束生成手段により、拘束生成手法記憶手段から読み出
した複数種類の拘束生成方法を基に拘束条件を生成する
ように構成することにより、より多くの変換手段を実現
することができるので、矛盾のない拘束を生成できる場
合を多くすることができ、特に、色々な寸法を有するシ
ステムに適切な拘束を生成することができるという効果
がある。
【0053】請求項3記載の発明では、拘束生成手段に
より生成した拘束条件を拘束記憶手段に記憶するように
構成することにより、システム毎にその内容を変更する
ことができ、システム毎に異なった拘束を変更すること
ができるので、利用者が拘束条件を自由に設定すること
ができ、個別の寸法と拘束の変換を指定することがで
き、よりユーザに意図を反映した拘束を生成することが
できるという効果がある。
【0054】請求項4記載の発明では、拘束選択手段に
より、自動選択すると判断すると、比較結果の拘束条件
から拘束条件を自動選択するように構成することによ
り、条件に合った拘束条件のみを自動選択することがで
き、例えば、最も自由度の少ない変換を自動選択するこ
とができるという効果がある。
【0055】請求項5記載の発明では、結果表示手段に
より、自動選択しないと判断した場合、比較結果の拘束
条件を表示し、ユーザ選択手段により、ユーザが表示さ
れている比較結果の拘束条件の中から拘束条件を選択す
るように構成することにより、ユーザが最も適当と思わ
れる拘束条件を選択することができるという効果があ
る。
【0056】請求項6記載の発明では、生成された拘束
条件を基に拘束評価手段により図形の自由度を評価する
ように構成することにより、図形に矛盾があるか否かを
検出して、矛盾の発見された拘束変換を削除することが
できるという効果がある。また、請求項6記載の発明で
は、拘束比較手段により、評価された図形の自由度と比
較条件を比較するように構成することにより、矛盾を起
こす拘束変換を予め排除することができ、ユーザの意図
に近い拘束変換を実現することができるという効果があ
る。
【0057】請求項7記載の発明では、比較条件を予め
比較条件記憶手段に記憶しておき、拘束比較手段によ
り、拘束評価手段で評価された拘束条件を比較条件記憶
手段から読み出した比較条件と比較するように構成する
ことにより、比較条件をユーザが変更することができる
ので、変換の種類を限定することができ、図形要素の個
数が多い時など変換候補の数を限定することができ、目
的の変換の自由度と同じ変換候補だけ選択することがで
きるという効果がある。
【0058】請求項8記載の発明では、結果表示手段に
より、拘束比較手段により比較された比較結果の拘束条
件に基づいて図形を表示するように構成することによ
り、図形を変形させて表示することができるので、拘束
の変換結果をユーザが寸法と拘束の対応をチェックする
ことなく、拘束の変換の違いの結果を直感的に必要な形
状として認識することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1の図形処理方式の
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る実施の形態1の図形処理方式に
おける元図形、拘束生成手法及び比較条件を示す図であ
る。
【図3】 本発明に係る実施の形態1の図形処理方式に
おける拘束生成の例を示す図である。
【図4】 本発明に係る実施の形態1の図形処理方式の
比較結果の表示例を示す図である。
【図5】 本発明に係る実施の形態1の図形処理方式の
処理フローを示すフローチャートである。
【図6】 本発明に係る実施の形態1の図形処理方式の
拘束により図形の自由度が減少する効果を示す図であ
る。
【図7】 本発明に係る実施の形態1の図形処理方式に
おける局所的な自由度を説明する図である。
【図8】 本発明に係る実施の形態2の図形処理方式に
おける元図形、拘束生成手法及び拘束条件を示す図であ
る。
【図9】 本発明に係る実施の形態3の図形処理方式に
おける元図形、拘束生成手法及び拘束条件を示す図であ
る。
【図10】 本発明に係る実施の形態4の図形処理方式
における比較条件及び拘束条件を示す図である。
【図11】 本発明に係る実施の形態5の図形処理方式
における結果表示手段により表示される図形を示す図で
ある。
【図12】 バリエーショナル機能を有していないCA
Dで半径10の円を半径20の円に変更する場合の従来
の図形書理手順を示す図である。
【図13】 バリエーショナル機能を有しているCAD
で半径10の円を半径20の円に変更する場合の従来の
図形処理手順を示す図である。
【図14】 従来の図形処理方式の構成を示す図であ
る。
【図15】 従来の過拘束となって矛盾となる例を示す
図である。
【図16】 従来の拘束同士が矛盾を起こして形状を生
成できない例を示す図である。
【符号の説明】 1 拘束生成手法、2 拘束生成手段、3 記憶部、4
拘束評価手段、5比較条件、6 拘束比較手段、7
比較結果表示手段、8 ユーザ選択手段、9拘束選択手
段。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の拘束生成手法を記憶する拘束
    生成手法記憶手段と、拘束生成手法記憶手段から読み出
    した複数種類の拘束生成方法に基づいて図形の形状を決
    定する拘束条件を生成する拘束生成手段と、生成された
    拘束条件を評価する拘束評価手段と、評価された拘束条
    件を与えられた比較条件と比較する拘束比較手段と、比
    較された比較結果の拘束条件から所定の拘束条件を選択
    する拘束選択手段とを有することを特徴とする図形処理
    方式。
  2. 【請求項2】 上記拘束生成手段により生成した拘束条
    件を記憶する拘束記憶手段を有することを特徴とする請
    求項1に記載の図形処理方式。
  3. 【請求項3】 上記拘束選択手段は、上記拘束比較手段
    により比較された比較結果の拘束条件から所定の拘束条
    件を自動選択することを特徴とする請求項1、2の何れ
    かに記載の図形処理方式。
  4. 【請求項4】 上記拘束比較手段により比較された比較
    結果の拘束条件を表示する結果表示手段を有し、上記拘
    束選択手段は、表示された比較結果の拘束条件から所定
    の拘束条件をユーザに選択させることを特徴とする請求
    項1、2の何れかに記載の図形処理方式。
  5. 【請求項5】 上記拘束評価手段は、生成された拘束条
    件に基づいて図形の自由度を評価し、上記拘束比較手段
    は、評価された図形の自由度と上記比較条件を比較する
    ことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の図形処
    理方式。
  6. 【請求項6】 上記比較条件を記憶する比較条件記憶手
    段を有し、上記拘束比較手段は、上記拘束評価手段で評
    価された拘束条件を比較条件記憶手段から読み出した比
    較条件と比較することを特徴とする請求項1〜の何れ
    かに記載の図形処理方式。
  7. 【請求項7】 上記結果表示手段は、上記拘束比較手段
    により比較された比較結果の拘束条件に基づいて図形を
    表示することを特徴とする請求項1〜の何れかに記載
    の図形処理方式。
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