JP3092779B2 - 図形処理方法及び装置 - Google Patents
図形処理方法及び装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＣＡＤ(Computer-Aide
d Design)等における図形処理方法及び装置に関する。
d Design)等における図形処理方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＣＡＤなどの図形処理システムで
は、３次元形状を投影した２次元図形（ＶＩＥＷ）を作
成する際に、３次元の基準座標系に対してＶＩＥＷの方
向余弦を設定する。ＶＩＥＷの方向余弦は、２次元図形
から３次元図形を生成する際などに利用されるデータで
ある。この方向余弦が正しく設定されていない場合、方
向余弦を利用することができなくなる。従って、方向余
弦の設定が正しくない場合は、数値などのメッセージを
出力して、正しい方向余弦に修正することを使用者に促
すものがある。
は、３次元形状を投影した２次元図形（ＶＩＥＷ）を作
成する際に、３次元の基準座標系に対してＶＩＥＷの方
向余弦を設定する。ＶＩＥＷの方向余弦は、２次元図形
から３次元図形を生成する際などに利用されるデータで
ある。この方向余弦が正しく設定されていない場合、方
向余弦を利用することができなくなる。従って、方向余
弦の設定が正しくない場合は、数値などのメッセージを
出力して、正しい方向余弦に修正することを使用者に促
すものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
図形処理システムでは、３次元形状を投影した２次元図
形（ＶＩＥＷ）を作成する際に、３次元の基準座標系に
対して設定されたＶＩＥＷの方向余弦の確認を行なうの
に、数値などのメッセージを用いている。しかしなが
ら、数値ではＶＩＥＷ間の関係などを確認することが難
しく、方向余弦の修正作業及び修正後の確認も困難であ
った。
図形処理システムでは、３次元形状を投影した２次元図
形（ＶＩＥＷ）を作成する際に、３次元の基準座標系に
対して設定されたＶＩＥＷの方向余弦の確認を行なうの
に、数値などのメッセージを用いている。しかしなが
ら、数値ではＶＩＥＷ間の関係などを確認することが難
しく、方向余弦の修正作業及び修正後の確認も困難であ
った。
【０００４】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、各投影図について方向余弦を視覚的に確認す
ることを可能とし、方向余弦の修正作業を容易とする図
形処理方法及び装置を提供することを目的とする。
のであり、各投影図について方向余弦を視覚的に確認す
ることを可能とし、方向余弦の修正作業を容易とする図
形処理方法及び装置を提供することを目的とする。
【０００５】また、本発明の他の目的は、方向余弦を確
認するべき所望の投影図を指示し、指示された投影図に
ついて方向余弦の設定状態を認識可能に表示することを
可能とし、方向余弦の確認作業の効率を更に向上する図
形処理方法及び装置を提供することにある。
認するべき所望の投影図を指示し、指示された投影図に
ついて方向余弦の設定状態を認識可能に表示することを
可能とし、方向余弦の確認作業の効率を更に向上する図
形処理方法及び装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による図形処理装置は以下の構成を備える。
すなわち、各投影図毎の２次元図形データと、該２次元
図形データ毎の方向余弦のデータとを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶されている２次元図形データに
基づき、２次元図形を表示手段に表示する表示制御手段
と、前記表示手段に表示されている２次元図形を指示す
る指示手段と、前記指示手段により指示された２次元図
形に対応した前記記憶手段に記憶されている方向余弦デ
ータに基づき、前記２次元図形データを３次元図形デー
タに変換する変換手段と、前記表示手段に表示されてい
る２次元図形を、前記変換手段によって変換された３次
元図形データに基づいた３次元図形に変更する変更手段
とを備える。
めの本発明による図形処理装置は以下の構成を備える。
すなわち、各投影図毎の２次元図形データと、該２次元
図形データ毎の方向余弦のデータとを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶されている２次元図形データに
基づき、２次元図形を表示手段に表示する表示制御手段
と、前記表示手段に表示されている２次元図形を指示す
る指示手段と、前記指示手段により指示された２次元図
形に対応した前記記憶手段に記憶されている方向余弦デ
ータに基づき、前記２次元図形データを３次元図形デー
タに変換する変換手段と、前記表示手段に表示されてい
る２次元図形を、前記変換手段によって変換された３次
元図形データに基づいた３次元図形に変更する変更手段
とを備える。
【０００７】また、好ましくは、前記表示手段に表示さ
れている２次元図形の全てを選択する全選択手段を更に
有し、前記変換手段は、前記全選択手段で選択された２
次元図形データを３次元図形データに変換する。
れている２次元図形の全てを選択する全選択手段を更に
有し、前記変換手段は、前記全選択手段で選択された２
次元図形データを３次元図形データに変換する。
【０００８】また、上記の目的を達成する本発明の他の
態様による図形処理装置は以下の構成を備える。すなわ
ち、各投影図毎の２次元図形データと、該２次元図形デ
ータ毎の方向余弦のデータとを記憶する記憶手段と、前
記記憶手段に記憶されている２次元図形データに基づ
き、２次元図形を表示手段に表示する表示制御手段と、
前記表示手段に表示されている２次元図形を指示する指
示手段と、３次元の基準座標系と共に、前記指示手段に
より指示された２次元図形に対応した前記記憶手段に記
憶されている方向余弦データに基づく３次元座標系を前
記表示手段に表示する座標系表示手段とを備える。
態様による図形処理装置は以下の構成を備える。すなわ
ち、各投影図毎の２次元図形データと、該２次元図形デ
ータ毎の方向余弦のデータとを記憶する記憶手段と、前
記記憶手段に記憶されている２次元図形データに基づ
き、２次元図形を表示手段に表示する表示制御手段と、
前記表示手段に表示されている２次元図形を指示する指
示手段と、３次元の基準座標系と共に、前記指示手段に
より指示された２次元図形に対応した前記記憶手段に記
憶されている方向余弦データに基づく３次元座標系を前
記表示手段に表示する座標系表示手段とを備える。
【０００９】また、本発明の他の態様による図形処理方
法は、記憶手段に記憶されている２次元図形データに基
づき、２次元図形を表示手段に表示する表示制御工程
と、前記表示手段に表示されている２次元図形を指示手
段により指示する指示工程と、前記指示手段により指示
された２次元図形に対応した前記記憶手段に記憶されて
いる方向余弦データに基づき、前記２次元図形データを
３次元図形データに変換手段により変換する変換工程
と、前記表示手段に表示されている２次元図形を、前記
変換手段によって変換された３次元図形データに基づい
た３次元図形に変更する変更工程とを備える。更に、本
発明の他の態様によれば、記憶手段に記憶されている２
次元図形データに基づき、２次元図形を表示手段に表示
する表示制御工程と、前記表示手段に表示されている２
次元図形を指示する指示工程と、３次元の基準座標系と
共に、前記指示工程により指示された２次元図形に対応
した前記記憶手段に記憶されている方向余弦データに基
づく３次元座標系を前記表示手段に表示する座標系表示
工程とを備える。
法は、記憶手段に記憶されている２次元図形データに基
づき、２次元図形を表示手段に表示する表示制御工程
と、前記表示手段に表示されている２次元図形を指示手
段により指示する指示工程と、前記指示手段により指示
された２次元図形に対応した前記記憶手段に記憶されて
いる方向余弦データに基づき、前記２次元図形データを
３次元図形データに変換手段により変換する変換工程
と、前記表示手段に表示されている２次元図形を、前記
変換手段によって変換された３次元図形データに基づい
た３次元図形に変更する変更工程とを備える。更に、本
発明の他の態様によれば、記憶手段に記憶されている２
次元図形データに基づき、２次元図形を表示手段に表示
する表示制御工程と、前記表示手段に表示されている２
次元図形を指示する指示工程と、３次元の基準座標系と
共に、前記指示工程により指示された２次元図形に対応
した前記記憶手段に記憶されている方向余弦データに基
づく３次元座標系を前記表示手段に表示する座標系表示
工程とを備える。
【００１０】
【作用】上記の構成によれば、まず、記憶手段に記憶さ
れている２次元図形データに基づいて各投影図毎の２次
元図形が表示手段に表示される。この表示されている２
次元図形のうち、指示された２次元図形に対応した方向
余弦データを上記記憶手段より取得し、該方向余弦デー
タに基づいて当該２次元図形データを３次元図形データ
に変換する。指示された表示中の２次元図形データは、
この３次元図形データに基づいて３次元図形に変更され
る。
れている２次元図形データに基づいて各投影図毎の２次
元図形が表示手段に表示される。この表示されている２
次元図形のうち、指示された２次元図形に対応した方向
余弦データを上記記憶手段より取得し、該方向余弦デー
タに基づいて当該２次元図形データを３次元図形データ
に変換する。指示された表示中の２次元図形データは、
この３次元図形データに基づいて３次元図形に変更され
る。
【００１１】また、他の態様によれば、記憶手段に記憶
されている２次元図形データに基づいて各投影図毎の２
次元図形が表示手段に表示される。この表示されている
２次元図形のうち、指示された２次元図形に関して、３
次元の基準座標系と共に、当該２次元図形に対応した、
記憶手段に記憶されている方向余弦データに基づく３次
元座標系が表示手段に表示される。
されている２次元図形データに基づいて各投影図毎の２
次元図形が表示手段に表示される。この表示されている
２次元図形のうち、指示された２次元図形に関して、３
次元の基準座標系と共に、当該２次元図形に対応した、
記憶手段に記憶されている方向余弦データに基づく３次
元座標系が表示手段に表示される。
【００１２】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本発明の一実
施例について説明する。
施例について説明する。
【００１３】図１は、本実施例における図形処理システ
ムの概略の制御構成を表すブロック図である。同図にお
いて、１０は中央処理装置であり、本図形処理システム
の全体の制御を司る。中央処理装置１０は、記憶装置１
３に格納された制御プログラムに基づいて、各種の制御
を実行する。１１は表示装置であり、２次元図形デー
タ、または方向余弦確認の為に作成された３次元図形デ
ータの表示を行う。１２は入力装置であり、キーボード
及びマウス等を備え、方向余弦確認処理の為に必要な情
報の入力、その他の指示等を行う。１３は記憶装置であ
り、図２のフローチャートにより後述する方向余弦確認
方法を実現するための処理手順を記述する制御プログラ
ム、及び２次元図形データ、３次元図形データ等を記憶
する。
ムの概略の制御構成を表すブロック図である。同図にお
いて、１０は中央処理装置であり、本図形処理システム
の全体の制御を司る。中央処理装置１０は、記憶装置１
３に格納された制御プログラムに基づいて、各種の制御
を実行する。１１は表示装置であり、２次元図形デー
タ、または方向余弦確認の為に作成された３次元図形デ
ータの表示を行う。１２は入力装置であり、キーボード
及びマウス等を備え、方向余弦確認処理の為に必要な情
報の入力、その他の指示等を行う。１３は記憶装置であ
り、図２のフローチャートにより後述する方向余弦確認
方法を実現するための処理手順を記述する制御プログラ
ム、及び２次元図形データ、３次元図形データ等を記憶
する。
【００１４】図２は、本実施例による方向余弦確認方法
の手順を表すフローチャートである。以下、図２のフロ
ーチャートを参照して本実施例の図形処理システムの動
作を説明する。
の手順を表すフローチャートである。以下、図２のフロ
ーチャートを参照して本実施例の図形処理システムの動
作を説明する。
【００１５】まずステップＳ１において、記憶装置１３
から図面の２次元図形データを中央処理装置１０に読み
込む。図３は、２次元データと３次元データの関連を説
明する図である。２次元図形データは図３に示すように
３次元形状を投影面に投影した図形（以後、ＶＩＥＷと
呼ぶ）からなる。ＶＩＥＷは、視線の逆方向をＺ座標軸
とし、投影面内の定められた方向をＸまたはＹ座標軸と
する直交座標系（以後、ＶＩＥＷ座標系と呼ぶ）を持
つ。それぞれのＶＩＥＷ座標系の方向余弦は、３次元の
基準座標系に対して設定されている。
から図面の２次元図形データを中央処理装置１０に読み
込む。図３は、２次元データと３次元データの関連を説
明する図である。２次元図形データは図３に示すように
３次元形状を投影面に投影した図形（以後、ＶＩＥＷと
呼ぶ）からなる。ＶＩＥＷは、視線の逆方向をＺ座標軸
とし、投影面内の定められた方向をＸまたはＹ座標軸と
する直交座標系（以後、ＶＩＥＷ座標系と呼ぶ）を持
つ。それぞれのＶＩＥＷ座標系の方向余弦は、３次元の
基準座標系に対して設定されている。
【００１６】次に、ステップＳ２において、ステップＳ
１で読み込んだ図面を表示装置１１により表示する。図
４は、表示装置１１による図面の表示例を表す図であ
る。図４に示すように、中央処理装置１０に読み込まれ
た図面は、表示装置１１に表示される。ここまでの処理
で、図面の方向余弦の確認に必要な図面が準備されたこ
とになる。
１で読み込んだ図面を表示装置１１により表示する。図
４は、表示装置１１による図面の表示例を表す図であ
る。図４に示すように、中央処理装置１０に読み込まれ
た図面は、表示装置１１に表示される。ここまでの処理
で、図面の方向余弦の確認に必要な図面が準備されたこ
とになる。
【００１７】次にステップＳ３において、ＶＩＥＷ内の
図形の選択を行う。ここでは、表示装置１１においてＶ
ＩＥＷ図形が表示されている状態において、表示装置上
に選択メニューとしてＶＩＥＷ選択方法を表示する。そ
して、表示装置１１と連動した入力装置１２のマウスあ
るいはキーボードからＶＩＥＷ選択方法及び方向余弦を
確認したいＶＩＥＷの指示を行い、確認表示対象ＶＩＥ
Ｗを求める。本例では、ＶＩＥＷ選択方法として「全Ｖ
ＩＥＷ表示」と「指示ＶＩＥＷ表示」の２種類を備え
る。
図形の選択を行う。ここでは、表示装置１１においてＶ
ＩＥＷ図形が表示されている状態において、表示装置上
に選択メニューとしてＶＩＥＷ選択方法を表示する。そ
して、表示装置１１と連動した入力装置１２のマウスあ
るいはキーボードからＶＩＥＷ選択方法及び方向余弦を
確認したいＶＩＥＷの指示を行い、確認表示対象ＶＩＥ
Ｗを求める。本例では、ＶＩＥＷ選択方法として「全Ｖ
ＩＥＷ表示」と「指示ＶＩＥＷ表示」の２種類を備え
る。
【００１８】図５及び図６は、本実施例における選択メ
ニューの表示状態、及びＶＩＥＷ選択方法が選択された
状態を説明する図である。１１０は選択メニューであ
り、表示装置１１の画面上に表示される。図５は、表示
画面中の選択メニュー１１０（ＡＬＬ，ＡＮＹ）の内か
ら、「全ＶＩＥＷ表示（ＡＬＬ）」を入力装置１２によ
り指示した状態を表している。尚、ＶＩＥＷ選択方法の
メニューからＶＩＥＷ選択方法が指示されていない場合
は、全ＶＩＥＷ表示が選択されたことになり、全てのＶ
ＩＥＷが確認表示対象ＶＩＥＷになる。
ニューの表示状態、及びＶＩＥＷ選択方法が選択された
状態を説明する図である。１１０は選択メニューであ
り、表示装置１１の画面上に表示される。図５は、表示
画面中の選択メニュー１１０（ＡＬＬ，ＡＮＹ）の内か
ら、「全ＶＩＥＷ表示（ＡＬＬ）」を入力装置１２によ
り指示した状態を表している。尚、ＶＩＥＷ選択方法の
メニューからＶＩＥＷ選択方法が指示されていない場合
は、全ＶＩＥＷ表示が選択されたことになり、全てのＶ
ＩＥＷが確認表示対象ＶＩＥＷになる。
【００１９】また、ＶＩＥＷ選択方法を指定する選択メ
ニュー１１０において、「指示ＶＩＥＷ表示（ＡＮ
Ｙ）」を指定した場合を図６に示す。この場合は、メッ
セージ１１１に従い、確認対象のＶＩＥＷに属する要素
を入力装置１２により指示する。図６は、表示されたＶ
ＩＥＷ選択方法メニュー内の指示ＶＩＥＷ表示（ＡＮ
Ｙ）を指定し、メッセージ１１１により方向余弦を確認
したいＶＩＥＷの１要素を指示した状態が示されてい
る。
ニュー１１０において、「指示ＶＩＥＷ表示（ＡＮ
Ｙ）」を指定した場合を図６に示す。この場合は、メッ
セージ１１１に従い、確認対象のＶＩＥＷに属する要素
を入力装置１２により指示する。図６は、表示されたＶ
ＩＥＷ選択方法メニュー内の指示ＶＩＥＷ表示（ＡＮ
Ｙ）を指定し、メッセージ１１１により方向余弦を確認
したいＶＩＥＷの１要素を指示した状態が示されてい
る。
【００２０】以上のように、 ・全ＶＩＥＷ表示（ＡＬＬ）は、記録装置１３に格納さ
れていた全てのＶＩＥＷを方向余弦の確認表示対象ＶＩ
ＥＷとし、 ・指示ＶＩＥＷ表示（ＡＮＹ）は、入力装置１２により
指示したＶＩＥＷのみ方向余弦の確認表示対象ＶＩＥＷ
とすることをそれぞれ意味する。
れていた全てのＶＩＥＷを方向余弦の確認表示対象ＶＩ
ＥＷとし、 ・指示ＶＩＥＷ表示（ＡＮＹ）は、入力装置１２により
指示したＶＩＥＷのみ方向余弦の確認表示対象ＶＩＥＷ
とすることをそれぞれ意味する。
【００２１】続いて、ステップＳ４では、方向余弦を確
認する図形について３次元座標変換を行う。本ステップ
では、まず先のステップＳ２において指定された確認表
示対象ＶＩＥＷのＶＩＥＷ座標系データと２次元図形デ
ータを記憶装置１３から読み込む。そして、中央処理装
置１０により、基準座標とＶＩＥＷ座標の関係から、Ｖ
ＩＥＷ座標系の２次元図形データを３次元図形データへ
座標変換する。更に、座標変換によって求められた３次
元図形データを記憶装置１３に格納する。
認する図形について３次元座標変換を行う。本ステップ
では、まず先のステップＳ２において指定された確認表
示対象ＶＩＥＷのＶＩＥＷ座標系データと２次元図形デ
ータを記憶装置１３から読み込む。そして、中央処理装
置１０により、基準座標とＶＩＥＷ座標の関係から、Ｖ
ＩＥＷ座標系の２次元図形データを３次元図形データへ
座標変換する。更に、座標変換によって求められた３次
元図形データを記憶装置１３に格納する。
【００２２】ステップＳ５では、方向余弦確認のための
ＶＩＥＷ表示を行う。即ち、表示装置１１に記憶装置１
３に格納された確認表示対象ＶＩＥＷの３次元図形（ス
テップＳ４で獲得されたデータである）を表示する。例
えば、図７に示されるような２次元図形より方向余弦を
確認したいＶＩＥＷが選択された場合、図８に示される
ように表示装置１１に表示される。図８では、選択され
たＶＩＥＷがＶＩＥＷ方向余弦に基づいて３次元的に表
示され、座標系が正しく設定されていることがわかる。
ＶＩＥＷ表示を行う。即ち、表示装置１１に記憶装置１
３に格納された確認表示対象ＶＩＥＷの３次元図形（ス
テップＳ４で獲得されたデータである）を表示する。例
えば、図７に示されるような２次元図形より方向余弦を
確認したいＶＩＥＷが選択された場合、図８に示される
ように表示装置１１に表示される。図８では、選択され
たＶＩＥＷがＶＩＥＷ方向余弦に基づいて３次元的に表
示され、座標系が正しく設定されていることがわかる。
【００２３】また、図９は、本実施例による方向余弦確
認の他の対象例を表す図である。図９に示すように２次
元図形上では正しく作画されて見える図面でも、内部に
持つＶＩＥＷ座標系が正しく設定されていない場合は、
３次元的に表示すると図１０に示すように、３次元図形
が上下または左右逆になって表示されることになる。従
って、方向余弦を修正しなければいけないＶＩＥＷ対象
を特定することが可能となる。
認の他の対象例を表す図である。図９に示すように２次
元図形上では正しく作画されて見える図面でも、内部に
持つＶＩＥＷ座標系が正しく設定されていない場合は、
３次元的に表示すると図１０に示すように、３次元図形
が上下または左右逆になって表示されることになる。従
って、方向余弦を修正しなければいけないＶＩＥＷ対象
を特定することが可能となる。
【００２４】以上説明したように、本実施例によれば、
２次元図形データである投影図を、各投影図に設定され
た方向余弦に基づいて３次元図形データへ変換し、該３
次元図形データによる図形表示を行うので、方向余弦を
視覚的に確認でき、また、方向余弦の修正作業を容易に
行なえる。また、選択メニューにより、所望の図形要素
を選択して、方向余弦を確認することも可能である。
２次元図形データである投影図を、各投影図に設定され
た方向余弦に基づいて３次元図形データへ変換し、該３
次元図形データによる図形表示を行うので、方向余弦を
視覚的に確認でき、また、方向余弦の修正作業を容易に
行なえる。また、選択メニューにより、所望の図形要素
を選択して、方向余弦を確認することも可能である。
【００２５】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても１つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或いは装置に本発明
により規定される処理を実行させるプログラムを供給す
ることによって達成される場合にも適用できることはい
うまでもない。
システムに適用しても１つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或いは装置に本発明
により規定される処理を実行させるプログラムを供給す
ることによって達成される場合にも適用できることはい
うまでもない。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各投影図について方向余弦を視覚的に確認することが可
能となり、方向余弦の修正作業が容易となる。
各投影図について方向余弦を視覚的に確認することが可
能となり、方向余弦の修正作業が容易となる。
【００２７】また、本発明によれば、方向余弦を確認す
るべき所望の投影図を指示し、指示された投影図につい
て方向余弦の設定状態を認識可能に表示することが可能
となるので、方向余弦の確認作業の効率が更に向上す
る。
るべき所望の投影図を指示し、指示された投影図につい
て方向余弦の設定状態を認識可能に表示することが可能
となるので、方向余弦の確認作業の効率が更に向上す
る。
【００２８】
【図１】本実施例における図形処理システムの概略の制
御構成を表すブロック図である。
御構成を表すブロック図である。
【図２】本実施例による方向余弦確認方法の手順を表す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図３】２次元データと３次元データの関連を説明する
図である。
図である。
【図４】表示装置による図面の表示例を表す図である。
【図５】本実施例における選択メニューの表示状態、及
びＶＩＥＷ選択方法が選択された状態を説明する図であ
る。
びＶＩＥＷ選択方法が選択された状態を説明する図であ
る。
【図６】本実施例における選択メニューの表示状態、及
びＶＩＥＷ選択方法が選択された状態を説明する図であ
る。
びＶＩＥＷ選択方法が選択された状態を説明する図であ
る。
【図７】本実施例における２次元図面の表示より、ＶＩ
ＥＷ選択方法及び確認対象ＶＩＥＷが指定された状態を
示す図である。
ＥＷ選択方法及び確認対象ＶＩＥＷが指定された状態を
示す図である。
【図８】図７の如く指定された場合の、方向余弦確認の
ための表示例を表す図である。
ための表示例を表す図である。
【図９】本実施例による方向余弦確認の他の対象例を表
す図である。
す図である。
【図１０】図９の２次元図形を３次元的に表示した状態
を表す図である。
を表す図である。
１０ 中央処理装置 １１ 表示装置 １２ 入力装置 １３ 記憶装置
Claims (6)
- 【請求項１】 各投影図毎の２次元図形データと、該２
次元図形データ毎の方向余弦のデータとを記憶する記憶
手段と、 前記記憶手段に記憶されている２次元図形データに基づ
き、２次元図形を表示手段に表示する表示制御手段と、 前記表示手段に表示されている２次元図形を指示する指
示手段と、 前記指示手段により指示された２次元図形に対応した前
記記憶手段に記憶されている方向余弦データに基づき、
前記２次元図形データを３次元図形データに変換する変
換手段と、 前記表示手段に表示されている２次元図形を、前記変換
手段によって変換された３次元図形データに基づいた３
次元図形に変更する変更手段とを備えることを特徴とす
る図形処理装置。 - 【請求項２】 前記表示手段に表示されている２次元図
形の全てを選択する全選択手段を更に有し、 前記変換手段は、前記全選択手段で選択された２次元図
形データを３次元図形データに変換することを特徴とす
る請求項１に記載の図形処理装置。 - 【請求項３】 各投影図毎の２次元図形データと、該２
次元図形データ毎の方向余弦のデータとを記憶する記憶
手段と、 前記記憶手段に記憶されている２次元図形データに基づ
き、２次元図形を表示手段に表示する表示制御手段と、 前記表示手段に表示されている２次元図形を指示する指
示手段と、 ３次元の基準座標系と共に、前記指示手段により指示さ
れた２次元図形に対応した前記記憶手段に記憶されてい
る方向余弦データに基づく３次元座標系を前記表示手段
に表示する座標系表示手段とを備えることを特徴とする
図形処理装置。 - 【請求項４】 記憶手段に記憶されている２次元図形デ
ータに基づき、２次元図形を表示手段に表示する表示制
御工程と、 前記表示手段に表示されている２次元図形を指示手段に
より指示する指示工程と、 前記指示手段により指示された２次元図形に対応した前
記記憶手段に記憶されている方向余弦データに基づき、
前記２次元図形データを３次元図形データに変換手段に
より変換する変換工程と、 前記表示手段に表示されている２次元図形を、前記変換
手段によって変換された３次元図形データに基づいた３
次元図形に変更する変更工程とを備えることを特徴とす
る図形処理方法。 - 【請求項５】 前記表示手段に表示されている２次元図
形の全てを選択する全選択工程を更に有し、 前記変換工程は、前記全選択工程で選択された２次元図
形データを３次元図形データに変換することを特徴とす
る請求項４に記載の図形処理方法。 - 【請求項６】 記憶手段に記憶されている２次元図形デ
ータに基づき、２次元図形を表示手段に表示する表示制
御工程と、 前記表示手段に表示されている２次元図形を指示する指
示工程と、 ３次元の基準座標系と共に、前記指示工程により指示さ
れた２次元図形に対応した前記記憶手段に記憶されてい
る方向余弦データに基づく３次元座標系を前記表示手段
に表示する座標系表示工程とを備えることを特徴とする
図形処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06306065A JP3092779B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 図形処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06306065A JP3092779B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 図形処理方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08161366A JPH08161366A (ja) | 1996-06-21 |
| JP3092779B2 true JP3092779B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=17952629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06306065A Expired - Fee Related JP3092779B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 図形処理方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3092779B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3520118B2 (ja) * | 1994-10-03 | 2004-04-19 | 富士通株式会社 | 投影図作成装置 |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP06306065A patent/JP3092779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08161366A (ja) | 1996-06-21 |
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