JPH06167969A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH06167969A
JPH06167969A JP4341039A JP34103992A JPH06167969A JP H06167969 A JPH06167969 A JP H06167969A JP 4341039 A JP4341039 A JP 4341039A JP 34103992 A JP34103992 A JP 34103992A JP H06167969 A JPH06167969 A JP H06167969A
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勉 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックアップ用の電池を用いること無く、長
時間の動作および記憶保持が可能であり、かつ電圧不足
でも音が割れない電子楽器を提供すること。 【構成】 電子楽器において、電源の電圧を測定する測
定手段と、電子楽器の内部を複数のブロックに分割し、
前記各ブロック毎に動作停止制御を行うことができるブ
ロック制御手段と、前記測定手段の出力に基づいて、ブ
ロック制御手段を制御し、一部のブロックの動作のみを
停止すると共に前記測定手段の出力に基づいて、電圧の
低下に従って音量を小さくするように音量制御手段を制
御する制御手段とを備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子楽器に関し、特に携
帯型もしくは太陽電池駆動型の電子楽器において、電力
不足に陥った場合に、各回路の動作を段階的に停止させ
て消費電力を削減し、最終的にRAMの記憶のみは保持
させるようにした電子楽器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯型電子楽器においては、電池
の電圧を測定し、電圧レベルの低下を使用者に知らせる
ものがあった。また動作用の電池とは別に、リチウム電
池等によりRAMのみをバッテリーバックアップするも
のもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
電子楽器において、バッテリーバックアップしていない
電子楽器では、レベル低下を知らせてから一定の時間動
作させると、電源電圧が内部の回路の動作可能な電圧以
下に低下し、RAM内のパネル操作情報等が消失してし
まうという問題点があった。
【0004】また、バッテリーバックアップしているも
のにおいては、バッテリーを始め部品点数が増加し、電
源回路も複雑になるので、製品価格も高価にならざるを
得ないという問題点があった。
【0005】さらに、従来の電子楽器においては、電源
の電圧が低下するに従い、スピーカ駆動アンプの電圧が
不足して、音が割れて非常に聞きづらいという問題点が
あった。
【0006】本発明の目的は、前記のような従来技術の
問題点を改良し、バックアップ用の電池を用いること無
く、長時間の動作および記憶保持が可能であり、かつ電
圧不足でも音が割れない電子楽器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子楽器にお
いて、電源の電圧を測定する測定手段と、電子楽器の内
部を複数のブロックに分割し、前記各ブロック毎に動作
停止制御を行うことができるブロック制御手段と、前記
測定手段の出力に基づいて、一部のブロックの動作のみ
を停止するようにブロック制御手段を制御し、また電圧
の低下に従って音量を小さくするように音量制御手段を
制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】このような手段により、電圧の低下に従って消
費電力を削減し、動作時間および記憶保持時間を長くす
ることができ、また音量を制御することによって、音割
れを防止することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は一実施例である電子楽器のハードウ
ェア構成を表すブロック図である。CPU1はキーアサ
イン、発音制御など電子楽器全体の制御を行う。このC
PU1はクロックを停止し、ほとんど電力を消費しない
スリープモードを有しており、プログラムのコマンドを
実行することにより自らスリープモードに入ることが出
来る。ROM2には、制御に必要なプログラム、及び自
動演奏データ等のデータが格納されている。
【0010】RAM3には、音色、テンポ、ボリューム
等のパネル設定情報、楽器内の各種制御データあるいは
自動演奏データ等が記憶される。なお電源線eが電池か
ら直接、RAM3の図示しないバックアップ用電源回路
に接続されており、電池電圧が約1.5V以上あれば記
憶内容を保持することができる。また電池交換時等に一
時的に電源断となっても記憶内容を保持するために、大
容量のコンデンサも備えている。
【0011】電源チェック回路4は後述するが、電源線
eの電圧を定期的にA/D変換器でデジタル情報に変換
し、出力すると共に、電源線eの電圧が例えば6.0V
以上になったときに、スリープ状態のCPU1に起動を
かけるための割り込みパルスを発生する。ブロック制御
回路5も後述するが、CPU1の制御により、複数のブ
ロック毎に、電源制御信号、あるいはマスタークロック
信号のオン、オフを行う。以上1から5の回路によって
ブロックBが形成されている。
【0012】パネルスキャン回路6は、CPU1の制御
により、パネルのスイッチをスキャンする回路である。
パネルスイッチには、リズム選択スイッチ、音色選択ス
イッチ等がある。キーボードスキャン回路7は、CPU
1の制御によりキーボードの複数のキースイッチをスキ
ャンする回路である。
【0013】MIDIインターフェース回路8は、外部
機器との間でMIDIデータを送受信する回路である。
表示回路9は、LCDあるいはLED等の表示器及びそ
のドライブ回路から成り、曲名、音色、リズム等が表示
されるほか、電源の状態も表示される。これらの回路6
から9によって、主にスピーカ以外のマンマシンインタ
ーフェース部分であるブロックAが構成されている。
【0014】楽音発生回路10は、各発音チャネル毎に
CPU1から音高情報、エンベロープ情報、音色情報、
音量情報、出力系列(パニンググループ)等をセットさ
れ、波形メモリ11から音高に対応するアドレス間隔で
波形データを読み出し、エンベロープ波形を乗算してデ
ジタル楽音信号を発生する。発音処理は時分割多重処理
され、例えば16チャネルの独立した楽音波形を発生す
る。波形メモリ11は複数の音色のPCM波形データを
記憶している。
【0015】パニング回路12は、4つのパニンググル
ープ毎に系列加算された楽音データのそれぞれについ
て、左右に分配するレベルを制御することによってグル
ープ毎の音場を指定するものである。このパニング回路
12には、CPU1からトータルボリューム(音量ボリ
ューム)情報がセットされ、全体の音量も制御可能にな
っている。実際には、各グループ毎に加算された楽音デ
ータに、左右の音場制御データを乗算し、左右それぞれ
加算した後に、トータルボリューム情報を乗算する。D
/A変換器13は左右2チャネルの時分割多重された楽
音信号をD/A変換する。以上の回路10から13によ
ってブロックCが構成されている。
【0016】左右2つのサンプルホールド回路14、1
5は、それぞれD/A変換器の時分割多重アナログ出力
信号の自分のチャネルに同期したタイミングでサンプリ
ングを行い、チャネルを分離する。アンプ16、17は
サンプルホールド回路14、15の出力を増幅し、スピ
ーカ18、19から発音する。以上の回路14から19
によってブロックDが構成されている。
【0017】充電回路20は、例えば商用の交流電源か
ら低圧の直流電源を得る回路であるが、自動車のバッテ
リーから電源を取るもの、あるいは太陽電池等でもよ
い。電池21としては、例えば1.2V−1200mA
hの単2ニッケルカドニウム電池を5個直列に用いるこ
とで、6.0V−1200mAhの容量を持たせる。本
発明が適用される小型電子楽器は例えば6.0V−10
0mA程度で動作する。(この100mAの内、デジタ
ル処理部の音源LSIが約50mA、スピーカ駆動アン
プが約50mA消費する。)従って、この小型電子楽器
を連続動作させると約12時間使用可能である。定電圧
回路22は、主にデジタル回路用に5Vの定電圧電源を
供給するもので、例えば3端子レギュレータ等が用いら
れる。なおブロックDのアナログ回路には、電池から直
接電源が供給される。23はバスである。
【0018】第2図はブロック制御回路5の構成を示す
ブロック図である。レジスタ30は、CPU1から任意
のデータを書き込むことが可能に構成されており、該レ
ジスタの出力は、直接各ブロックの制御信号a1、b1
として出力され、またCPU1から入力されるマスタク
ロックCKを、ANDゲート31あるいは32を用いて
オン、オフし、各ブロックのクロック信号a2、b2と
して出力している。
【0019】各ブロックには、レジスタの出力信号によ
ってブロック内部の制御信号をゲートする、レジスタの
出力信号によってブロックに対する電源供給のオン、オ
フを制御する、あるいはオンオフ制御されたクロック信
号を用いる等の手段を備えることによって、CPU1か
ら各ブロックの動作、即ち電力消費を制御することがで
きる。
【0020】実施例においては、各回路を構成する素子
のほとんどがCMOSで構成可能であり、CMOS素子
は電源が供給されていてもスイッチングを行わなければ
電力はほとんど消費しないので、デジタル回路部分につ
いては、クロック信号をオンオフ制御することにより電
力制御が可能である。
【0021】図3は電源チェック回路4の構成を示すブ
ロック図である。A/D変換器40はCPU1からクロ
ックCKを供給され、電池21からの電源線eの電圧値
をA/D変換する。CPU1は定期的にバス23を介し
てこの値を読み取る。また電源チェック回路4には、電
源線eの電圧が例えば6.0V以上になったときに、ス
リープ状態のCPU1に起動をかけるための割り込みパ
ルスを発生するための回路がある。
【0022】一例を説明すると、抵抗41とツェナーダ
イオード42は比較回路45の基準電圧を発生させるた
めの回路であり、抵抗43、44は分圧回路である。比
較回路45は、入力Aの電圧の方が入力Bよりも高くな
ると出力が1になる。従って、例えばツェナーダイオー
ド42の電圧を3Vとし、抵抗43、44の値を同じ値
に選べば、電源線eの電圧が6Vを越えると比較回路4
5の出力が1になる。
【0023】遅延回路46およびANDゲート47は比
較回路45の出力の立ち上がりにおいてパルス信号を発
生させるための回路である。この回路によって発生した
パルスはCPU1のスリープモードからの起動用割り込
み端子に入力される。
【0024】つぎに実施例の動作の概略を説明する。図
4は測定された電池電圧と、各ブロックの制御状態の関
係を示す図である。CPU1は電源チェック回路4内の
A/D変換器40により、電池21の電圧を測定する。
6V電池は正常時には6.2V程度の電圧を発生してい
る。従って6V以上を正常状態のレベル1とし、a、b
共にオンとし、r=1とする。a、bはそれぞれブロッ
クA、Bの電源制御信号ビットであり、CPU1がブロ
ック制御回路5のレジスタ30にセットすることによ
り、各ブロックの電源あるいはクロック、制御信号が制
御される。またrは、CPU1がパニング回路12に出
力し、パニング回路12において出力されるデジタル楽
音信号に乗算される音量制御係数である。
【0025】電池電圧が5.8〜6.0Vのレベル2に
なると、充電容量がやや不足するので、スピーカから発
音する音量が電源電圧に従って小さくなるように、rの
値を1.0〜0.3の範囲で変化させる。a、bはオン
のままである。また表示回路により、電源がやや不足し
てきたことを表示する。
【0026】電池電圧が5.5〜5.8Vのレベル3に
なると、充電容量がかなり不足し、スピーカからの発音
は不可能となるので、bをオフとし、これによってブロ
ックDの電源供給をカットし、またブロックCのマスタ
クロックおよび制御信号も停止させてほとんど電源を消
費しない状態とする。aはオンとし、ブロックAには電
源あるいはマスタクロックを供給して、表示回路9によ
って電源が消耗していることを表示する。従ってこの状
態でも、例えばパネルあるいはキーボードを用いてRA
M内のデータの入出力、更新等は可能である。なお、R
AMの記憶保持時間をより長くするために、レベル3に
おいて、表示回路9を除くブロックAの回路、あるいは
ブロックA全体の動作を停止するようにしても良い。
【0027】電源電圧が1.5〜5.5Vのレベル4に
なると、a、b共にオフとし、CPU1が暴走するおそ
れがあるので、プログラムのスリープコマンドを実行す
ることにより、自らスリープモードに入る。この状態で
はCPU1はクロックを停止し、ほとんど電力を消費し
ない。RAM3はこの状態でも電池から直接バックアッ
プ用電源回路に電源が供給されており、電池電圧が1.
5V以下になるまでは記憶内容を保持している。電源電
圧が1.5V以下のレベル5になると、CPU1は動作
を完全に停止し、RAMの記憶内容も消失する。従って
レベル4以下の状態中に充電あるいは電池の交換等を行
えば、RAM3の記憶内容は保持される。
【0028】つぎにCPU1の制御動作について説明す
る。図5はCPU1の制御動作を示すフローチャートで
ある。ステップS10においては、CPU1は電源チェ
ック回路4のA/D変換器40から電源線eの電圧デー
タLVを読み込む。
【0029】ステップS11においては、LVが5.8
V以上であるか否かが調べられ、LVが5.8V未満の
場合にはステップS12に移行する。ステップS12に
おいては、さらにLVが5.5V以上であるか否かが調
べられ、LVが5.5V未満の場合にはレベル4とな
り、ステップS13に移行する。
【0030】ステップS13においては、a、b共にオ
フの制御データをブロック制御回路5のレジスタ30に
セットし、プログラムのコマンドを実行することによ
り、CPU1自身をスリープモードにする。この状態に
おいてはクロックが停止しており、ほとんど電力を消費
せず、また電源チェック回路から起動割り込みがかかる
までこの状態を保持する。
【0031】ステップS12においてLVが5.5V以
上であった場合にはレベル3となり、ステップS14に
移行する。ステップS14においては、aはオン、bは
オフの制御データをブロック制御回路5のレジスタ30
にセットし、また「電源消耗」を表示する。
【0032】ステップS11に戻って、LVが5.8V
以上ある場合にはステップS15に移行し、a、b共に
オンの制御データをブロック制御回路5のレジスタ30
にセットする。ステップS16においては、LVが6.
0V以上あるか否かが調べられ、6.0V以上ある場合
にはレベル1となり、ステップS17に移行し、rを1
にセットする。ステップS16において、LVが6.0
V未満の場合にはレベル2となり、ステップS18に移
行して、rを下記の式により算出する。
【0033】 r=0.3+(LV−5.8)*7/2 。
【0034】この演算により、LVが6.0から5.8
に変化するに従って、rは1から0.3まで直線的に変
化する。ステップS19においては、表示装置に「電源
不足」を表示する。
【0035】ステップS20以下は周知の電子楽器の制
御処理である。まずステップS20においては、CPU
1はパネルスキャン回路6を制御し、パネルスイッチの
状態をスキャンする。ステップS21においては、パネ
ルスイッチの状態が前回の状態から変化しているか否か
が調べられ、もし状態が変化していれば、ステップS2
2において該当するパネルスイッチ処理が行われる。
【0036】ステップS23においては、CPU1はキ
ーボードスキャン回路7を制御し、キースイッチの状態
をスキャンする。ステップS24においては、キースイ
ッチの状態が前回の状態から変化しているか否かが調べ
られ、もし状態が変化していれば、ステップS25にお
いて該当するキーアサイン処理が行われる。ステップS
26においては、楽音発生回路10の各発音チャネルの
制御を行い、ステップS27においては通常の表示処理
が行われる。
【0037】なお、レベル3の状態においては、キーア
サイン処理や発音処理は無駄であるので、ステップS1
4の処理後にはステップS27に移行するようにしても
よい。
【0038】図6は電源電圧の減少に伴うレベルの推移
を示すグラフである。上は本発明によるものであり、下
は従来例を示している。従来例においては、電源電圧が
6Vを切り、電源不足状態になって音が歪んでもそのま
ま動作を続け、5.5V程度になってCPU1が正常に
動作出来なくなると動作を停止するが、電源スイッチが
オン状態の場合には電子楽器内の各回路は動作してお
り、電源は急速に消耗する。そして電源電圧が1.5V
を切るとRAM3の記憶内容が消失する。
【0039】これに対して、本発明の方式においては、
電源電圧が6Vを切ると、電圧に比例して音量を小さく
なるように制御する。このことによってブロックDのア
ンプの電力消費を抑えると共に音割れを防止し、また利
用者に電源不足を認識させることができる。このことに
より動作時間を長くすることが可能となる。
【0040】電圧がさらに低下し、5.8Vを切ると、
楽音出力をオフとすることによって、電力消費を大幅に
削減し、あまり電力を消費しないA、Bブロックの機能
のみは使用可能な状態になり、電源が消耗して楽音が出
力出来ない状態であることを表示する。この状態でも、
利用者は一部の機能は利用可能であり、また表示により
充電が必要であることが分かる。
【0041】電源電圧が5.5Vを切ると、CPUは各
ブロックの動作を停止させ、自らスリープモードに入る
ので、電源スイッチをオン状態にしても、ほとんど電力
を消費せず、RAM3の記憶内容を長時間保持すること
が可能となる。レベル4あるいは5の状態において充電
を開始すると、電源電圧が急速に回復し、例えば6Vを
越えると電源チェック回路4の回路により、スリープ状
態のCPU1に起動をかけるための割り込みパルスが発
生する。
【0042】以上、実施例を説明したが、以下のような
変形例も考えられる。まず、電源制御単位となるブロッ
クはもっと細かく分割し、例えば図1の各回路ブロック
毎に制御可能な構成にしてもよい。また各電圧レベルに
対応してどのブロックを動作させ、どのブロックを停止
させるかは、電力消費量や他の回路ブロックとの関連等
によって種々の動作モードが考えられる。例えばレベル
2において、楽音出力を片方のチャネルのみにして、他
方のチャネルの電源をオフにしてもよい。さらに各レベ
ルの境の電圧について、上記実施例の値は一例であっ
て、実際には電池の特性、アンプの動作特性、CPUや
RAMの動作電圧等を考慮して決定される。
【0043】音量制御情報は、CPU1がパニング回路
12に出力しているが、ブロック制御回路にデータを出
力し、ハードウェアによりパニング回路の制御を行う、
あるいはアナログ回路部分においてレベルの制御を行う
ようにしてもよい。
【0044】表示については、LEDやLCDによる表
示の例を示したが、警告音や音声合成による警告メッセ
ージを楽音発生回路等を利用して発生させ、スピーカか
ら発音してもよい。
【0045】電源電圧測定回路は通常のA/D変換器を
用いた例を示したが、特定の電圧レベルとの大小のみを
判別すればよいので、基準電圧源と複数の電圧比較器に
よって構成することも可能である。なお、上記実施例の
ブロックA、B、Cの回路は全てLSI化することも可
能である。また、本発明は鍵盤型の電子楽器に限らず、
電子アラームや電子チャイム等電子的に楽音を発生する
全てのシステムに適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電子楽器に
おける電源制御方式によれば、バックアップ用の電池を
用いること無く、長時間の動作および記憶保持が可能で
あり、かつ電圧不足でも音が割れないという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電子楽器のハードウェア構成を表すブロック
図である。
【図2】 ブロック制御回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 電源チェック回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】 電池電圧と、各ブロックの制御状態の関係を
示す図である。
【図5】 CPUの制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】 電源電圧の減少に伴うレベルの推移を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…電源チェッ
ク回路、5…ブロック制御回路、6…パネルスキャン回
路、7…キースキャン回路、8…MIDIインターフェ
ース回路、9…表示回路、10…楽音発生回路、11…
波形メモリ、12…パニング回路、13…D/A変換
器、14、15…サンプルホールド回路、16、17…
アンプ、18、19…スピーカ、20…充電回路、21
…電池、22…定電圧回路、23…バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源の電圧を測定する測定手段と、 電子楽器の内部を複数のブロックに分割し、前記各ブロ
    ック毎に動作停止制御を行うことができるブロック制御
    手段と、 前記測定手段の出力に基づいて、一部のブロックの動作
    のみを停止するようにブロック制御手段を制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 前記ブロック制御手段は、マスタクロッ
    クあるいは電源の供給の片方もしくは両方を制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
  3. 【請求項3】 電源の電圧を測定する測定手段と、 前記測定手段の出力に基づいて、電圧の低下に従って音
    量を小さくするように音量制御手段を制御する制御手段
    とを備えたことを特徴とする電子楽器。
  4. 【請求項4】 電源の電圧を測定する測定手段と、 電子楽器の内部を複数のブロックに分割し、前記各ブロ
    ック毎に動作停止制御を行うことができるブロック制御
    手段と、 前記測定手段の出力に基づいて、一部のブロックの動作
    のみを停止するようにブロック制御手段を制御すると共
    に、前記測定手段の出力に基づいて、電圧の低下に従っ
    て音量を小さくするように音量制御手段を制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
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