JPH06167952A - 書込リセット方式液晶パネル駆動回路 - Google Patents
書込リセット方式液晶パネル駆動回路Info
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- JPH06167952A JPH06167952A JP32160092A JP32160092A JPH06167952A JP H06167952 A JPH06167952 A JP H06167952A JP 32160092 A JP32160092 A JP 32160092A JP 32160092 A JP32160092 A JP 32160092A JP H06167952 A JPH06167952 A JP H06167952A
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- reset
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電圧輝度特性がヒステリシス特性を有する液晶
パネルにおいて、同じ入力電圧に対して2種類の輝度が
表示されるという不都合を改善すること。 【構成】アクティブマトリクス液晶パネルの画素に印加
する映像信号の極性反転周期に同期して電圧値が周期的
に切り変わるリセット電圧を発生するリセット電圧回路
と、該リセット電圧を上記ドレイン線に印加するスイッ
チから構成されるリセット回路と、該スイッチの開閉を
制御するリセット制御回路を設けた書込リセット方式液
晶パネル駆動回路。
パネルにおいて、同じ入力電圧に対して2種類の輝度が
表示されるという不都合を改善すること。 【構成】アクティブマトリクス液晶パネルの画素に印加
する映像信号の極性反転周期に同期して電圧値が周期的
に切り変わるリセット電圧を発生するリセット電圧回路
と、該リセット電圧を上記ドレイン線に印加するスイッ
チから構成されるリセット回路と、該スイッチの開閉を
制御するリセット制御回路を設けた書込リセット方式液
晶パネル駆動回路。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶パネルの駆動回路に
関り、特に電圧輝度特性にヒステリシス特性を有する液
晶パネルの駆動回路に関する。
関り、特に電圧輝度特性にヒステリシス特性を有する液
晶パネルの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルを電気光学的特性から分類す
ると、 (1)散乱モード・・PDLC(Polymer Dipersed Liq
uid Crystal)等 (2)偏向回転モード・・TN(Twisted Nematic) (3)複屈折モード・・STN(Super Twisted Nemati
c)等 (4)強誘電性モード・・FLC(Ferroelectric Liqu
id Crystal)等 (5)吸収2色性モード・・GH(Guest Host)等 に大別される。
ると、 (1)散乱モード・・PDLC(Polymer Dipersed Liq
uid Crystal)等 (2)偏向回転モード・・TN(Twisted Nematic) (3)複屈折モード・・STN(Super Twisted Nemati
c)等 (4)強誘電性モード・・FLC(Ferroelectric Liqu
id Crystal)等 (5)吸収2色性モード・・GH(Guest Host)等 に大別される。
【0003】液晶パネルの大半はTNモードもしくはS
TNモードを用いているが、他の光学モードでの研究も
行われている。PDLCも最近注目されている液晶材料
の一つであり、 (1)パネル製作工程が簡便 (2)高速応答 (3)偏光板が不必要なため明るい などの特長があり、調光ガラス等では既に実用化が始ま
っている。画像表示装置への応用も盛んに研究されてお
り、投写形への応用の一例として「フラットディスプレ
イ 1991」(日経エレクトロニクス社 1991)
の214頁〜224頁に詳しい。
TNモードを用いているが、他の光学モードでの研究も
行われている。PDLCも最近注目されている液晶材料
の一つであり、 (1)パネル製作工程が簡便 (2)高速応答 (3)偏光板が不必要なため明るい などの特長があり、調光ガラス等では既に実用化が始ま
っている。画像表示装置への応用も盛んに研究されてお
り、投写形への応用の一例として「フラットディスプレ
イ 1991」(日経エレクトロニクス社 1991)
の214頁〜224頁に詳しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】PDLCは、「PDL
C素子における電界印加によるメモリ効果」(テレビ学
技法 Vol.15、NO.37、p81〜p86)に報告されているよ
うに、メモリ効果を有することが知られている。
C素子における電界印加によるメモリ効果」(テレビ学
技法 Vol.15、NO.37、p81〜p86)に報告されているよ
うに、メモリ効果を有することが知られている。
【0005】このメモリー効果は、一定輝度の画面を表
示する場合は問題とならない。しかし、輝度が変化する
場合、メモリー効果によって、現在の表示輝度が過去に
印加した電圧の影響を受けるというヒステリシス現象を
生じる。すなわち、過去の印加電圧が高いか低いかによ
って、同じ印加電圧を与えても表示輝度が異なる現象を
生じる。
示する場合は問題とならない。しかし、輝度が変化する
場合、メモリー効果によって、現在の表示輝度が過去に
印加した電圧の影響を受けるというヒステリシス現象を
生じる。すなわち、過去の印加電圧が高いか低いかによ
って、同じ印加電圧を与えても表示輝度が異なる現象を
生じる。
【0006】このヒステリシス現象は動画表示では問題
であって、例えば、黒背景に白窓を表示している状態か
ら全面灰色に表示を切替えた場合、白窓の部分が焼きつ
いたように表示像が残る画質劣化となる。
であって、例えば、黒背景に白窓を表示している状態か
ら全面灰色に表示を切替えた場合、白窓の部分が焼きつ
いたように表示像が残る画質劣化となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】このヒステリシスの問題
を解決するために、所定の基準電圧を設け、この基準電
圧で画素をリセットした直後に画像表示電圧を画素に印
加する。
を解決するために、所定の基準電圧を設け、この基準電
圧で画素をリセットした直後に画像表示電圧を画素に印
加する。
【0008】
【作用】画素を一定の基準電圧にリセットした後に画像
表示電圧を印加するのであるから、いずれの画像表示電
圧を書きこむ場合も過去の印加電圧は共通の基準電圧に
なる。すなわち、前述の如く黒背景に白窓を表示してい
る状態から全面灰色に切替える場合、基準電圧でリセッ
トしてから表示するのであるから白窓の部分の焼きつき
は生じない。PDLCのヒステリシス特性は残ったまま
であるが、焼きつきなどの画像劣化を防止することが出
来る。
表示電圧を印加するのであるから、いずれの画像表示電
圧を書きこむ場合も過去の印加電圧は共通の基準電圧に
なる。すなわち、前述の如く黒背景に白窓を表示してい
る状態から全面灰色に切替える場合、基準電圧でリセッ
トしてから表示するのであるから白窓の部分の焼きつき
は生じない。PDLCのヒステリシス特性は残ったまま
であるが、焼きつきなどの画像劣化を防止することが出
来る。
【0009】
【実施例】動画表示用の液晶パネルは画素毎に画素トラ
ンジスタを設けたアクティブマトリクス方式で駆動する
ことが多い。以下の実施例では、投写に用いられるモノ
クロタイプのアクティブマトリクス方式パネルを用いた
実施例を説明する。
ンジスタを設けたアクティブマトリクス方式で駆動する
ことが多い。以下の実施例では、投写に用いられるモノ
クロタイプのアクティブマトリクス方式パネルを用いた
実施例を説明する。
【0010】図1は本発明における第1の実施例を説明
するための液晶パネル駆動回路の構成図である。
するための液晶パネル駆動回路の構成図である。
【0011】図1の駆動回路の構成は、ビデオ入力端子
1、同期制御回路2、映像処理回路3、レベル調整回路
4、極性変換回路5およびビデオスイッチ6aと6bか
らなる極性反転回路6、バッファアンプ7aおよび7
b、水平(H)制御回路8、水平走査回路9、垂直
(V)制御回路10、垂直走査回路11、リセット制御
回路12、電圧切替えスイッチ13aと13bおよびリ
セット電圧源17aと17bからなるリセット電圧回路
13、サンプルホールド回路14、リセット回路15お
よびアクティブマトリクス液晶パネル16からなる。
1、同期制御回路2、映像処理回路3、レベル調整回路
4、極性変換回路5およびビデオスイッチ6aと6bか
らなる極性反転回路6、バッファアンプ7aおよび7
b、水平(H)制御回路8、水平走査回路9、垂直
(V)制御回路10、垂直走査回路11、リセット制御
回路12、電圧切替えスイッチ13aと13bおよびリ
セット電圧源17aと17bからなるリセット電圧回路
13、サンプルホールド回路14、リセット回路15お
よびアクティブマトリクス液晶パネル16からなる。
【0012】これらのうち、サンプルホールド回路14
はサンプリングスイッチとして動作するn個のトランジ
スタTs1〜Tsnおよびサンプルホールド容量Cs1
〜Csnからなり、リセット回路15はスイッチとして
動作するn個のトランジスタTc1〜Tcnからなり、
液晶パネル16は水平方向にn個、垂直方向にm個ずつ
配列した画素トランジスタTr11〜Trmnおよび保
持容量Ca11〜Camnと、画素トランジスタTr1
1〜Trmnの縦方向画素毎にドレイン電極を共通に引
きだしたドレイン線D1〜Dnおよび横方向画素毎にゲ
ート電極を共通に引きだしたゲート線G1〜Gmから構
成される。
はサンプリングスイッチとして動作するn個のトランジ
スタTs1〜Tsnおよびサンプルホールド容量Cs1
〜Csnからなり、リセット回路15はスイッチとして
動作するn個のトランジスタTc1〜Tcnからなり、
液晶パネル16は水平方向にn個、垂直方向にm個ずつ
配列した画素トランジスタTr11〜Trmnおよび保
持容量Ca11〜Camnと、画素トランジスタTr1
1〜Trmnの縦方向画素毎にドレイン電極を共通に引
きだしたドレイン線D1〜Dnおよび横方向画素毎にゲ
ート電極を共通に引きだしたゲート線G1〜Gmから構
成される。
【0013】図1では特に、画素に書きこむ映像信号の
極性を列(水平方向)毎に反転して駆動を可能とする
「列毎反転駆動」に対応する構成であり、奇数番号のサ
ンプリングトランジスタTs1〜Ts(n−1)により
映像信号Video1をサンプリングして奇数番号のド
レイン線D1〜D(n−1)に印加し、偶数番号のサン
プリングトランジスタTs2〜Tsnにより映像信号V
ideo2をサンプリングして偶数番号のドレイン線D
2〜Dnに印加する構成である。また、リセット回路1
5についても上記列毎反転駆動に対応しており、リセッ
ト回路15を構成する奇数番号のトランジスタTc1〜
Tc(n−1)は奇数番号のドレイン線D1〜D(n−
1)にリセット電圧Vrst1を印加して、偶数番号の
トランジスタTc2〜Tcnは偶数番号のドレイン線D
2〜Dnにリセット電圧Vrst2を印加する構成であ
る。
極性を列(水平方向)毎に反転して駆動を可能とする
「列毎反転駆動」に対応する構成であり、奇数番号のサ
ンプリングトランジスタTs1〜Ts(n−1)により
映像信号Video1をサンプリングして奇数番号のド
レイン線D1〜D(n−1)に印加し、偶数番号のサン
プリングトランジスタTs2〜Tsnにより映像信号V
ideo2をサンプリングして偶数番号のドレイン線D
2〜Dnに印加する構成である。また、リセット回路1
5についても上記列毎反転駆動に対応しており、リセッ
ト回路15を構成する奇数番号のトランジスタTc1〜
Tc(n−1)は奇数番号のドレイン線D1〜D(n−
1)にリセット電圧Vrst1を印加して、偶数番号の
トランジスタTc2〜Tcnは偶数番号のドレイン線D
2〜Dnにリセット電圧Vrst2を印加する構成であ
る。
【0014】図1に示す構成では入力端子1にビデオ信
号(複合映像信号)を入力し、この入力ビデオ信号を同
期制御回路2および映像処理回路3で処理する。
号(複合映像信号)を入力し、この入力ビデオ信号を同
期制御回路2および映像処理回路3で処理する。
【0015】同期制御回路3は垂直同期信号Vsync
と水平同期信号Hsyncを形成してH制御回路8、V
制御回路10およびリセット回路12の同期をとり、ま
た極性制御信号Paltを形成してビデオスイッチ6
a,6bおよび電圧切替えスイッチ13a,13bの開
閉を制御する。すなわち、V制御回路10は垂直同期信
号Vsyncおよび水平同期信号Hsyncに同期し
て、スタートパルスVstrtとシフトクロックVcl
kを形成して垂直走査回路11を制御し、垂直走査回路
11は液晶パネル16のゲート線G1〜Gnを順次ON
・OFFして垂直走査を行う。
と水平同期信号Hsyncを形成してH制御回路8、V
制御回路10およびリセット回路12の同期をとり、ま
た極性制御信号Paltを形成してビデオスイッチ6
a,6bおよび電圧切替えスイッチ13a,13bの開
閉を制御する。すなわち、V制御回路10は垂直同期信
号Vsyncおよび水平同期信号Hsyncに同期し
て、スタートパルスVstrtとシフトクロックVcl
kを形成して垂直走査回路11を制御し、垂直走査回路
11は液晶パネル16のゲート線G1〜Gnを順次ON
・OFFして垂直走査を行う。
【0016】制御回路8は、垂直同期信号Vsyncお
よび水平同期信号Hsyncに同期して、垂直走査期間
毎にスタートパルスHstrtおよびシフトクロックH
clkを形成して水平走査回路9を制御し、水平走査回
路9はサンプリングパルスφ1〜φnを出力することに
より、サンプリング回路14のサンプリングトランジス
タTs1〜Tsnを順次ON・OFFさせて、奇数およ
び偶数番号のトランジスタでそれぞれVideo1およ
びVideo2の映像信号をサンプリングし、ホールド
容量Cs1〜Csnにサンプリングデータをホールドす
ると同時に、液晶パネル16のドレイン線D1〜Dnを
介して、選択されるゲート線の画素に信号を書き込んで
いる。
よび水平同期信号Hsyncに同期して、垂直走査期間
毎にスタートパルスHstrtおよびシフトクロックH
clkを形成して水平走査回路9を制御し、水平走査回
路9はサンプリングパルスφ1〜φnを出力することに
より、サンプリング回路14のサンプリングトランジス
タTs1〜Tsnを順次ON・OFFさせて、奇数およ
び偶数番号のトランジスタでそれぞれVideo1およ
びVideo2の映像信号をサンプリングし、ホールド
容量Cs1〜Csnにサンプリングデータをホールドす
ると同時に、液晶パネル16のドレイン線D1〜Dnを
介して、選択されるゲート線の画素に信号を書き込んで
いる。
【0017】リセット制御回路12は、垂直同期信号V
syncおよび水平同期信号Hsyncに同期して、リ
セット信号Rstを形成してリセット回路15のトラン
ジスタTc1〜TcnをON・OFFして制御し、奇数
番号のドレイン線D1〜D(n−1)および偶数番号の
ドレイン線D2〜Dnをそれぞれリセット電圧Vrst
1およびVrst2にリセットする。
syncおよび水平同期信号Hsyncに同期して、リ
セット信号Rstを形成してリセット回路15のトラン
ジスタTc1〜TcnをON・OFFして制御し、奇数
番号のドレイン線D1〜D(n−1)および偶数番号の
ドレイン線D2〜Dnをそれぞれリセット電圧Vrst
1およびVrst2にリセットする。
【0018】電圧切替えスイッチ13a,13bは、極
性制御信号Palに基づいてリセット電圧源17a,1
7bからの電圧を切替えて、互いに極性が異なる2系統
のリセット電圧Vrst1およびVrst2を形成し、
リセット回路15に供給する。
性制御信号Palに基づいてリセット電圧源17a,1
7bからの電圧を切替えて、互いに極性が異なる2系統
のリセット電圧Vrst1およびVrst2を形成し、
リセット回路15に供給する。
【0019】一方、映像処理回路3では、入力ビデオ信
号を処理して液晶パネルに表示する映像信号を形成す
る。形成した映像信号をレベル調整回路4にて適当な振
幅に調整し、極性変換回路5にて正極性,負極性の2つ
の映像信号に変換する。この極性の異なる2つの映像信
号をビデオスイッチ6a,6bにて極性制御信号Pal
tの周期毎に極性が反転する信号に変換したのちバッフ
ァアンプ7aおよび7bを介してそれぞれVideo1
およびVideo2としてサンプルホールド回路14に
印加する。
号を処理して液晶パネルに表示する映像信号を形成す
る。形成した映像信号をレベル調整回路4にて適当な振
幅に調整し、極性変換回路5にて正極性,負極性の2つ
の映像信号に変換する。この極性の異なる2つの映像信
号をビデオスイッチ6a,6bにて極性制御信号Pal
tの周期毎に極性が反転する信号に変換したのちバッフ
ァアンプ7aおよび7bを介してそれぞれVideo1
およびVideo2としてサンプルホールド回路14に
印加する。
【0020】図2は、図1の動作を説明するための、図
1における各信号のタイミングチャート図の1例であ
る。簡単のため、垂直同期信号Vsyncの周期は水平
同期信号Hsyncの4周期に相当するタイミングと
し、水平周期は水平シフトクロックHclkの10周期
に相当するタイミングを例にとって示す。また、極性制
御信号Paltは垂直周期で反転するものとするものと
して説明する。
1における各信号のタイミングチャート図の1例であ
る。簡単のため、垂直同期信号Vsyncの周期は水平
同期信号Hsyncの4周期に相当するタイミングと
し、水平周期は水平シフトクロックHclkの10周期
に相当するタイミングを例にとって示す。また、極性制
御信号Paltは垂直周期で反転するものとするものと
して説明する。
【0021】図2の時刻tsにおける垂直シフトクロッ
クVclkの立ち上りで、垂直スタート信号Vstrt
のロジックHに同期して垂直走査を開始する。このと
き、少なくとも時刻tsにおいて極性制御信号Palt
のロジックをHからLに反転し、これに同期して映像信
号Video1の極性を負から正に切替え、Video
2の極性を正から負に切替える。同時に、リセット電圧
Vrst1をVHからVLに切替え、Vrst2をVL
からVHに切替える。なお、Video1,Video
2,Vrst1,Vrst2の中心電圧(=平均電圧)
を等しくVcとする。
クVclkの立ち上りで、垂直スタート信号Vstrt
のロジックHに同期して垂直走査を開始する。このと
き、少なくとも時刻tsにおいて極性制御信号Palt
のロジックをHからLに反転し、これに同期して映像信
号Video1の極性を負から正に切替え、Video
2の極性を正から負に切替える。同時に、リセット電圧
Vrst1をVHからVLに切替え、Vrst2をVL
からVHに切替える。なお、Video1,Video
2,Vrst1,Vrst2の中心電圧(=平均電圧)
を等しくVcとする。
【0022】図3は、図1のHstrt,Hclk,R
stについてのタイミングを説明するために、図2にお
ける時刻tsから1水平周期後の時刻をthとし、この1
水平周期の期間を時間拡大したタイミングチャート図で
ある。
stについてのタイミングを説明するために、図2にお
ける時刻tsから1水平周期後の時刻をthとし、この1
水平周期の期間を時間拡大したタイミングチャート図で
ある。
【0023】図3における時刻tsで垂直シフトクロッ
クを立ち上げて所定のゲート線を選択した後、時刻t1
においてリセット信号RstをロジックHとしてリセッ
ト回路の15のトランジスタをONさせてドレインD1
〜Dnをリセット電圧に設定し、ゲート線が選択されて
いる所定の画素をリセットする。時刻t2においてリセ
ット信号RstをロジックLに戻してリセット回路の1
5のトランジスタをOFFさせた後、時刻t3におい
て、水平シフトクロックHclkの立ち上りで水平スタ
ート信号のロジックHに同期してビデオ信号のサンプリ
ングを開始し、ゲート線が選択されている所定の画素に
映像信号を書きこむ。図1の実施例におけるリセット電
圧源17a,17bの接続では、映像信号が正極性の時
リセット電圧がVLとなり、映像信号が負極性の時にリ
セット電圧がVHとなるようになっており、画素に印加
されるリセット電圧の実効値が常に大きくなるように構
成している。
クを立ち上げて所定のゲート線を選択した後、時刻t1
においてリセット信号RstをロジックHとしてリセッ
ト回路の15のトランジスタをONさせてドレインD1
〜Dnをリセット電圧に設定し、ゲート線が選択されて
いる所定の画素をリセットする。時刻t2においてリセ
ット信号RstをロジックLに戻してリセット回路の1
5のトランジスタをOFFさせた後、時刻t3におい
て、水平シフトクロックHclkの立ち上りで水平スタ
ート信号のロジックHに同期してビデオ信号のサンプリ
ングを開始し、ゲート線が選択されている所定の画素に
映像信号を書きこむ。図1の実施例におけるリセット電
圧源17a,17bの接続では、映像信号が正極性の時
リセット電圧がVLとなり、映像信号が負極性の時にリ
セット電圧がVHとなるようになっており、画素に印加
されるリセット電圧の実効値が常に大きくなるように構
成している。
【0024】図4は図1に示す構成での、映像信号の入
力電圧と液晶パネルの輝度との関係を示すための電圧輝
度特性図である。横軸の入力電圧および縦軸の輝度は最
大値が1となるように正規化している。理想的には入力
電圧と輝度とが比例するのが好ましく、理想的特性は点
線で示す直線Lとなる。しかし、本実施例での液晶パネ
ルは電圧輝度特性にヒステリシス特性を持っており、入
力電圧を1から0に下げる場合は白表示Whから始まっ
て曲線H2に沿って輝度が変化、入力電圧を0から1に
上げる場合は黒表示の点Bkから始まって曲線H1に沿
って輝度が変化する。このヒステリシス特性により、従
来技術では、白と黒の中間である灰色表示を表示するた
めに電圧0.5を入力しても、前画面表示が白表示の場
合は入力0.5に立つ破線と曲線H2との交点Aに相当
する輝度TAとなり、前画面表示が黒表示の場合は入力
0.5に立つ破線と曲線H1との交点Bに相当する輝度
TBとなり、同じ入力電圧に対して2種類の輝度が表示
されるという不都合を生じる。
力電圧と液晶パネルの輝度との関係を示すための電圧輝
度特性図である。横軸の入力電圧および縦軸の輝度は最
大値が1となるように正規化している。理想的には入力
電圧と輝度とが比例するのが好ましく、理想的特性は点
線で示す直線Lとなる。しかし、本実施例での液晶パネ
ルは電圧輝度特性にヒステリシス特性を持っており、入
力電圧を1から0に下げる場合は白表示Whから始まっ
て曲線H2に沿って輝度が変化、入力電圧を0から1に
上げる場合は黒表示の点Bkから始まって曲線H1に沿
って輝度が変化する。このヒステリシス特性により、従
来技術では、白と黒の中間である灰色表示を表示するた
めに電圧0.5を入力しても、前画面表示が白表示の場
合は入力0.5に立つ破線と曲線H2との交点Aに相当
する輝度TAとなり、前画面表示が黒表示の場合は入力
0.5に立つ破線と曲線H1との交点Bに相当する輝度
TBとなり、同じ入力電圧に対して2種類の輝度が表示
されるという不都合を生じる。
【0025】この従来技術に対して、図1に示す本発明
の第1の実施例では、画素への映像信号書込に先だって
画素を所定のリセット電圧にリセットして、前画面の輝
度を一定としている。図1の構成におけるリセット電圧
源17a,17bの接続では、映像信号が正極性の時リ
セット電圧がVLとなり、映像信号が負極性の時にリセ
ット電圧がVHとなるようになっており、画素に印加さ
れるリセット電圧での実効値が常に大きい。すなわち、
図1の実施例は白表示を基準にして映像信号を書きこむ
構成であり、電圧輝度特性は常に図4に示す太い曲線H
2に沿う特性となる。したがって、同じ入力電圧に対し
て2種類の輝度が表示されるという不都合は生じない。
の第1の実施例では、画素への映像信号書込に先だって
画素を所定のリセット電圧にリセットして、前画面の輝
度を一定としている。図1の構成におけるリセット電圧
源17a,17bの接続では、映像信号が正極性の時リ
セット電圧がVLとなり、映像信号が負極性の時にリセ
ット電圧がVHとなるようになっており、画素に印加さ
れるリセット電圧での実効値が常に大きい。すなわち、
図1の実施例は白表示を基準にして映像信号を書きこむ
構成であり、電圧輝度特性は常に図4に示す太い曲線H
2に沿う特性となる。したがって、同じ入力電圧に対し
て2種類の輝度が表示されるという不都合は生じない。
【0026】図5は本発明における第2の実施例を説明
するための液晶パネル駆動回路の構成図である。回路構
成は図1と大部分が同じであるが、図5におけるリセッ
ト電圧源17a,17bの接続極性は図1における接続
極性と逆である。したがって、図5の駆動回路の動作は
図1と同じであるが、リセット回路15に印加するリセ
ット電圧のVrst1,Vrst2の極性が図1と反対
である。
するための液晶パネル駆動回路の構成図である。回路構
成は図1と大部分が同じであるが、図5におけるリセッ
ト電圧源17a,17bの接続極性は図1における接続
極性と逆である。したがって、図5の駆動回路の動作は
図1と同じであるが、リセット回路15に印加するリセ
ット電圧のVrst1,Vrst2の極性が図1と反対
である。
【0027】図6は図5に対するタイミングチャート図
である。図2に示すタイミングチャート図とタイミング
は同じであるが、図5におけるリセット電圧源17aお
よび17bの接続が逆であるので、リセット電圧Vrs
t1およびVrst2の極性が図2と反対である。すな
わち、図5におけるリセット電圧源17a,17bの接
続では、映像信号が正極性の時リセット電圧がVLとな
り、映像信号が負極性の時にリセット電圧がVHとなる
ようになっており、画素に印加されるリセット電圧の実
効値が常に小さくなるように構成している。
である。図2に示すタイミングチャート図とタイミング
は同じであるが、図5におけるリセット電圧源17aお
よび17bの接続が逆であるので、リセット電圧Vrs
t1およびVrst2の極性が図2と反対である。すな
わち、図5におけるリセット電圧源17a,17bの接
続では、映像信号が正極性の時リセット電圧がVLとな
り、映像信号が負極性の時にリセット電圧がVHとなる
ようになっており、画素に印加されるリセット電圧の実
効値が常に小さくなるように構成している。
【0028】図7は図5に示す構成での電圧輝度特性図
である。図5に示す本発明の第2の実施例の構成におけ
るリセット電圧源17a,17bの接続では、映像信号
が正極性の時リセット電圧がVHとなり、映像信号が負
極性の時にリセット電圧がVLとなるようになってお
り、画素に印加されるリセット電圧での実効値が常に小
さい。すなわち、図5に示す実施例は黒表示を基準にし
て映像信号を書きこむ構成であり、電圧輝度特性は常に
図7に示す太い曲線H1に沿う特性となる。したがっ
て、図1の実施例と同様に図5の実施例においても、一
つの入力電圧に対して2種類の輝度が表示されるという
不都合は生じない。
である。図5に示す本発明の第2の実施例の構成におけ
るリセット電圧源17a,17bの接続では、映像信号
が正極性の時リセット電圧がVHとなり、映像信号が負
極性の時にリセット電圧がVLとなるようになってお
り、画素に印加されるリセット電圧での実効値が常に小
さい。すなわち、図5に示す実施例は黒表示を基準にし
て映像信号を書きこむ構成であり、電圧輝度特性は常に
図7に示す太い曲線H1に沿う特性となる。したがっ
て、図1の実施例と同様に図5の実施例においても、一
つの入力電圧に対して2種類の輝度が表示されるという
不都合は生じない。
【0029】上記図1に示す第1の実施例、図5に示す
第2の実施例では、極性制御信号Paltが垂直周期で
反転するものとしてタイミングチャート図を説明した。
他の周期で反転することも可能であって、例えば水平周
期で反転する場合のタイミングチャート図を以下に示
す。
第2の実施例では、極性制御信号Paltが垂直周期で
反転するものとしてタイミングチャート図を説明した。
他の周期で反転することも可能であって、例えば水平周
期で反転する場合のタイミングチャート図を以下に示
す。
【0030】図8は、図1に示す構成の実施例において
極性制御信号Paltが水平周期で反転する場合のタイ
ミングチャート図である。図2のタイミングチャート図
と基本的には同じであるが、極性制御信号Paltが垂
直クロックVclkの立ち上りで反転するのが図2と異
なる。図2における垂直クロックVclkの周期は1水
平周期に等しく、したがって、極性制御信号Platの
反転にともない、映像信号Video1とVideo2
およびリセット電圧Vrst1とVrst2も水平周期
で反転する点が図2と異なる。
極性制御信号Paltが水平周期で反転する場合のタイ
ミングチャート図である。図2のタイミングチャート図
と基本的には同じであるが、極性制御信号Paltが垂
直クロックVclkの立ち上りで反転するのが図2と異
なる。図2における垂直クロックVclkの周期は1水
平周期に等しく、したがって、極性制御信号Platの
反転にともない、映像信号Video1とVideo2
およびリセット電圧Vrst1とVrst2も水平周期
で反転する点が図2と異なる。
【0031】この図8に示すタイミングチャート図にお
いても、図1の構成におけるリセット電圧源17a,1
7bの接続にたいして、映像信号が正極性の時リセット
電圧がVLとなり、映像信号が負極性の時にリセット電
圧がVHとなるようになっており、図2のタイミングチ
ャート図と同じ効果を得る。すなわち、電圧輝度特性は
常に図4に示す太い曲線H2に沿う特性となり、一つの
入力電圧に対して2種類の輝度が表示されるという不都
合は生じない。
いても、図1の構成におけるリセット電圧源17a,1
7bの接続にたいして、映像信号が正極性の時リセット
電圧がVLとなり、映像信号が負極性の時にリセット電
圧がVHとなるようになっており、図2のタイミングチ
ャート図と同じ効果を得る。すなわち、電圧輝度特性は
常に図4に示す太い曲線H2に沿う特性となり、一つの
入力電圧に対して2種類の輝度が表示されるという不都
合は生じない。
【0032】図9は、図5に示す構成の実施例において
極性制御信号Paltが水平周期で反転する場合のタイ
ミングチャート図である。図6のタイミングチャート図
と基本的には同じであるが、極性制御信号Paltが垂
直クロックVclkの立ち上りで反転するのが図6と異
なる。図6における垂直クロックVclkの周期は1水
平周期に等しく、したがって、極性制御信号Platの
反転にともない、映像信号Video1とVideo2
およびリセット電圧Vrst1とVrst2も水平周期
で反転する点が図6と異なる。
極性制御信号Paltが水平周期で反転する場合のタイ
ミングチャート図である。図6のタイミングチャート図
と基本的には同じであるが、極性制御信号Paltが垂
直クロックVclkの立ち上りで反転するのが図6と異
なる。図6における垂直クロックVclkの周期は1水
平周期に等しく、したがって、極性制御信号Platの
反転にともない、映像信号Video1とVideo2
およびリセット電圧Vrst1とVrst2も水平周期
で反転する点が図6と異なる。
【0033】この図9に示すタイミングチャート図にお
いても、図5の構成におけるリセット電圧源17a,1
7bの接続にたいして、映像信号が正極性の時リセット
電圧がVHとなり、映像信号が負極性の時にリセット電
圧がVLとなるようになっており、図6のタイミングチ
ャート図と同じ効果を得る。すなわち、電圧輝度特性は
常に図7に示す太い曲線H1に沿う特性となり、一つの
入力電圧に対して2種類の輝度が表示されるという不都
合は生じない。
いても、図5の構成におけるリセット電圧源17a,1
7bの接続にたいして、映像信号が正極性の時リセット
電圧がVHとなり、映像信号が負極性の時にリセット電
圧がVLとなるようになっており、図6のタイミングチ
ャート図と同じ効果を得る。すなわち、電圧輝度特性は
常に図7に示す太い曲線H1に沿う特性となり、一つの
入力電圧に対して2種類の輝度が表示されるという不都
合は生じない。
【0034】なお、上記実施例に示す駆動回路は、画素
に書きこむ映像信号の極性を列(水平方向)毎に反転し
て駆動を可能とする「列毎反転駆動」に対応する構成で
ある。これは液晶パネルのフリッカ対策として用いられ
ている駆動方法であるが、「列毎反転駆動」を行わない
最も単純な駆動方法での実施例も可能である。
に書きこむ映像信号の極性を列(水平方向)毎に反転し
て駆動を可能とする「列毎反転駆動」に対応する構成で
ある。これは液晶パネルのフリッカ対策として用いられ
ている駆動方法であるが、「列毎反転駆動」を行わない
最も単純な駆動方法での実施例も可能である。
【0035】図10は「列毎反転駆動」行わない駆動方
法における駆動回路の1実施例である。構成は図1と大
部分が同じであるが、極性反転回路6における映像信号
の切替えスイッチはビデオスイッチ6aの1系統のみで
ある。したがって扱う映像信号はVideo1の1系統
のみであり、サンプリングトランジスタTs1〜Tsn
は奇数・偶数の区別なく同じ映像信号Video1をサ
ンプリングして、奇数・偶数の区別なくドレイン線D1
〜Dnに印加する。また、リセット電圧回路13も電圧
切替えスイッチ13aの1系統で十分であり、奇数・偶
数の区別なくリセット回路15を構成するトランジスタ
Tc1〜Tcnでドレイン線D1〜Dnにリセット電圧
Vrst1を印加する。
法における駆動回路の1実施例である。構成は図1と大
部分が同じであるが、極性反転回路6における映像信号
の切替えスイッチはビデオスイッチ6aの1系統のみで
ある。したがって扱う映像信号はVideo1の1系統
のみであり、サンプリングトランジスタTs1〜Tsn
は奇数・偶数の区別なく同じ映像信号Video1をサ
ンプリングして、奇数・偶数の区別なくドレイン線D1
〜Dnに印加する。また、リセット電圧回路13も電圧
切替えスイッチ13aの1系統で十分であり、奇数・偶
数の区別なくリセット回路15を構成するトランジスタ
Tc1〜Tcnでドレイン線D1〜Dnにリセット電圧
Vrst1を印加する。
【0036】上記図10に示す実施例におけるタイミン
グチャート図は、図2,図3および図8のタイミングチ
ャート図からVideo2およびVrst2を取り除い
た図で説明されることは明らかであり、効果についても
図4とまったく同じである。
グチャート図は、図2,図3および図8のタイミングチ
ャート図からVideo2およびVrst2を取り除い
た図で説明されることは明らかであり、効果についても
図4とまったく同じである。
【0037】上記図10に示す実施例において、リセッ
ト電圧源14a,14bの接続を逆にした場合の実施例
は図11に示す通りである。図11に示す実施例におけ
るタイミングチャート図は、図6のタイミングチャート
図からVideo2およびVrst2を取り除いた図で
説明されることは明らかであり、効果についても図7と
まったく同じである。
ト電圧源14a,14bの接続を逆にした場合の実施例
は図11に示す通りである。図11に示す実施例におけ
るタイミングチャート図は、図6のタイミングチャート
図からVideo2およびVrst2を取り除いた図で
説明されることは明らかであり、効果についても図7と
まったく同じである。
【0038】また、図1,図2,図10における回路構
成図では水平走査回路9、垂直走査回路11、サンプリ
ング回路14、リセット回路15、アクティブマトリク
ス液晶パネル16の画素トランジスタTr11〜Trn
mを別々の構成要素として記載したが、実際の製品では
同じプロセスで形成する集積回路素子としてまとめるこ
とも可能である。1例は、水平走査回路9、垂直走査回
路11、サンプリング回路14、リセット回路15を、
画素トランジスタTr11〜Trnmをp−Si(po
ly−Silicon:多結晶シリコン)もしくは単結
晶シリコン等のプロセスによって形成し、液晶パネルの
アクティブマトリクス基板上にまとめて構成する場合。
他の1例は、水平走査回路9、サンプリング回路14、
リセット回路15を単結晶シリコン等のプロセスによっ
て1つの水平走査用集積回路として構成する場合、等々
である。このような場合でも、機能毎に回路ブロックと
して分解すれば図1,図2,図10と同じであり、した
がって、リセット回路を設けたことによる動作、効果は
本発明の実施例と同じであることは明らかである。
成図では水平走査回路9、垂直走査回路11、サンプリ
ング回路14、リセット回路15、アクティブマトリク
ス液晶パネル16の画素トランジスタTr11〜Trn
mを別々の構成要素として記載したが、実際の製品では
同じプロセスで形成する集積回路素子としてまとめるこ
とも可能である。1例は、水平走査回路9、垂直走査回
路11、サンプリング回路14、リセット回路15を、
画素トランジスタTr11〜Trnmをp−Si(po
ly−Silicon:多結晶シリコン)もしくは単結
晶シリコン等のプロセスによって形成し、液晶パネルの
アクティブマトリクス基板上にまとめて構成する場合。
他の1例は、水平走査回路9、サンプリング回路14、
リセット回路15を単結晶シリコン等のプロセスによっ
て1つの水平走査用集積回路として構成する場合、等々
である。このような場合でも、機能毎に回路ブロックと
して分解すれば図1,図2,図10と同じであり、した
がって、リセット回路を設けたことによる動作、効果は
本発明の実施例と同じであることは明らかである。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、画素を所定の基準電圧
にリセットした上で映像信号を書きこむことができるの
で、電圧輝度特性にヒステリシス特性を有する液晶パネ
ルに動画表示する場合であっても、一つの入力映像信号
に対して多数の輝度が表示されるという不都合は生じな
いという効果がある。
にリセットした上で映像信号を書きこむことができるの
で、電圧輝度特性にヒステリシス特性を有する液晶パネ
ルに動画表示する場合であっても、一つの入力映像信号
に対して多数の輝度が表示されるという不都合は生じな
いという効果がある。
【図1】本発明における第1の実施例を説明するための
液晶パネル駆動回路の構成図である。
液晶パネル駆動回路の構成図である。
【図2】図1の動作を説明するための、図1における各
信号のタイミングチャート図である。
信号のタイミングチャート図である。
【図3】図1のHstrt,Hclk,Rstについて
のタイミングを説明するために、図2の1水平周期の期
間を時間拡大したタイミングチャート図である。
のタイミングを説明するために、図2の1水平周期の期
間を時間拡大したタイミングチャート図である。
【図4】図1に示す構成での、映像信号の入力電圧と液
晶パネルの輝度との関係を示すための電圧輝度特性図で
ある。
晶パネルの輝度との関係を示すための電圧輝度特性図で
ある。
【図5】本発明における第2の実施例を説明するための
液晶パネル駆動回路の構成図である。
液晶パネル駆動回路の構成図である。
【図6】図5に対するタイミングチャート図である。
【図7】図5に示す構成での電圧輝度特性図である。
【図8】図1に示す構成の実施例において極性制御信号
Paltが水平周期で反転する場合のタイミングチャー
ト図である。
Paltが水平周期で反転する場合のタイミングチャー
ト図である。
【図9】図5に示す構成の実施例において極性制御信号
Paltが水平周期で反転する場合のタイミングチャー
ト図である。
Paltが水平周期で反転する場合のタイミングチャー
ト図である。
【図10】列毎反転駆動を行わない駆動方法での駆動回
路の1実施例を示す図である。
路の1実施例を示す図である。
1…ビデオ入力端子、2…同期制御回路、3…映像処理
回路、4…レベル調整回路、5…極性変換回路、6a,
6b…ビデオスイッチ、6…極性反転回路、7a,7b
…バッファアンプ、8…水平制御回路、9…水平走査回
路、10…垂直制御回路、11…垂直走査回路、12…
リセット制御回路、13a,13b…電圧切替えスイッ
チ、13…リセット電圧回路、14…サンプルホールド
回路、15…リセット回路、16…アクティブマトリク
ス液晶パネル、17a,17b…リセット電圧源、Ts
1〜Tsn…トランジスタ、Cs1〜Csn…サンプル
ホールド容量、Tc1〜Tcn…トランジスタ、Tr1
1〜Trmn…トランジスタ、Ca11〜Camn…保
持容量、D1〜Dn…ドレイン線、G1〜Gm…ゲート
線。
回路、4…レベル調整回路、5…極性変換回路、6a,
6b…ビデオスイッチ、6…極性反転回路、7a,7b
…バッファアンプ、8…水平制御回路、9…水平走査回
路、10…垂直制御回路、11…垂直走査回路、12…
リセット制御回路、13a,13b…電圧切替えスイッ
チ、13…リセット電圧回路、14…サンプルホールド
回路、15…リセット回路、16…アクティブマトリク
ス液晶パネル、17a,17b…リセット電圧源、Ts
1〜Tsn…トランジスタ、Cs1〜Csn…サンプル
ホールド容量、Tc1〜Tcn…トランジスタ、Tr1
1〜Trmn…トランジスタ、Ca11〜Camn…保
持容量、D1〜Dn…ドレイン線、G1〜Gm…ゲート
線。
Claims (4)
- 【請求項1】マトリクス状に配列した画素トランジスタ
からなるアクティブマトリクス液晶パネルと、該画素ト
ランジスタの縦方向画素毎にドレイン電極を共通に引き
だしたドレイン線と、横方向画素毎にゲート電極を共通
に引きだしたゲート線と、該ゲート線を順次走査する垂
直走査回路と、該ドレイン線の奇数番号と偶数番号とに
対応する2系統の映像信号をサンプルホールドして供給
するスイッチおよび容量からなるサンプルホールド回路
と、該サンプルホールド回路の該スイッチを順次走査す
る水平走査回路と、該水平走査回路の制御を行う水平制
御回路と、垂直走査回路の制御を行う垂直制御回路と、
入力映像信号に同期して該垂直制御回路および水平制御
回路の制御を行う同期制御回路と、前記入力映像信号を
処理する映像処理回路と、該処理された映像信号から正
極性および負極性の映像信号を形成する極性変換回路
と、該正極性および負極性の映像信号を周期的に切替え
る2系統のビデオスイッチと、該2系統のビデオスイッ
チで切替えた2系統の映像信号を前記サンプルホールド
回路に供給するバッファ回路からなる液晶駆動回路にお
いて、 画素に印加する映像信号の極性反転周期に同期して電圧
値が切り変わる2系統のリセット電圧を形成するリセッ
ト電圧回路と、該2系統のリセット電圧を上記ドレイン
線の奇数番号と偶数番号とに対応して印加するスイッチ
から構成されるリセット回路と、該スイッチの開閉を制
御するリセット制御回路を設けたことを特徴とする書込
リセット方式液晶パネル駆動回路。 - 【請求項2】マトリクス状に配列した画素トランジスタ
からなるアクティブマトリクス液晶パネルと、該画素ト
ランジスタの縦方向画素毎にドレイン電極を共通に引き
だしたドレイン線と、横方向画素毎にゲート電極を共通
に引きだしたゲート線と、該ゲート線を順次走査する垂
直走査回路と、該ドレイン線に映像信号をサンプルホー
ルドして供給するスイッチおよび容量からなるサンプル
ホールド回路と、該サンプルホールド回路の該スイッチ
を順次走査する水平走査回路と、該水平走査回路の制御
を行う水平制御回路と、垂直走査回路の制御を行う垂直
制御回路と、入力映像信号に同期して該垂直制御回路お
よび水平制御回路の制御を行う同期制御回路と、前記入
力映像信号を処理する映像処理回路と、該処理された映
像信号から正極性および負極性の映像信号を形成するを
極性変換回路と、該正極性および負極性の映像信号を周
期的に切替えるビデオスイッチと、該ビデオスイッチで
切替えた映像信号を前記サンプルホールド回路に供給す
るバッファ回路からなる液晶駆動回路において、 画素に印加する映像信号の極性反転周期に同期して電圧
値が切り変わるリセット電圧を形成するリセット電圧回
路と、該リセット電圧を上記ドレイン線に印加するスイ
ッチから構成されるリセット回路と、該スイッチの開閉
を制御するリセット制御回路を設けたことを特徴とする
書込リセット方式液晶パネル駆動回路。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載されるリセット回路
のスイッチを上記画素トランジスタと同じプロセスで構
成してなることを特徴とするアクティブマトリクス液晶
パネル。 - 【請求項4】請求項1又は2に記載されるリセット回路
のスイッチおよびサンプリング回路のトランジスタを上
記走査回路と同じプロセスで構成してなることを特徴と
する水平走査用集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32160092A JPH06167952A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 書込リセット方式液晶パネル駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32160092A JPH06167952A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 書込リセット方式液晶パネル駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06167952A true JPH06167952A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18134351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32160092A Pending JPH06167952A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 書込リセット方式液晶パネル駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06167952A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100444287B1 (ko) * | 2001-02-07 | 2004-08-11 | 가부시끼가이샤 도시바 | 평면표시장치의 구동방법 |
US6806862B1 (en) | 1998-10-27 | 2004-10-19 | Fujitsu Display Technologies Corporation | Liquid crystal display device |
JP2005257929A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Sanyo Electric Co Ltd | アクティブマトリクス型表示装置 |
US7106353B2 (en) | 2000-06-26 | 2006-09-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image display apparatus and method of driving the same |
KR100804038B1 (ko) * | 2002-04-04 | 2008-02-18 | 삼성전자주식회사 | 쉬프트 레지스터 및 이를 갖는 액정표시장치 |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP32160092A patent/JPH06167952A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6806862B1 (en) | 1998-10-27 | 2004-10-19 | Fujitsu Display Technologies Corporation | Liquid crystal display device |
US7259738B2 (en) | 1998-10-27 | 2007-08-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display device |
US7106353B2 (en) | 2000-06-26 | 2006-09-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image display apparatus and method of driving the same |
KR100444287B1 (ko) * | 2001-02-07 | 2004-08-11 | 가부시끼가이샤 도시바 | 평면표시장치의 구동방법 |
US7002563B2 (en) | 2001-02-07 | 2006-02-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Driving method for flat-panel display device |
KR100804038B1 (ko) * | 2002-04-04 | 2008-02-18 | 삼성전자주식회사 | 쉬프트 레지스터 및 이를 갖는 액정표시장치 |
JP2005257929A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Sanyo Electric Co Ltd | アクティブマトリクス型表示装置 |
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