JPH0616751B2 - 電子血圧計 - Google Patents
電子血圧計Info
- Publication number
- JPH0616751B2 JPH0616751B2 JP60173629A JP17362985A JPH0616751B2 JP H0616751 B2 JPH0616751 B2 JP H0616751B2 JP 60173629 A JP60173629 A JP 60173629A JP 17362985 A JP17362985 A JP 17362985A JP H0616751 B2 JPH0616751 B2 JP H0616751B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- value
- blood vessel
- blood
- vessel sound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子血圧計に関するものである。
従来の技術 従来の電子血圧計の構成を第4図に示し、その測定原理
を説明する。まず腕帯1を人体の上腕に装着する。その
時、腕帯1に内蔵しているマイク9を人体の上腕の動脈
の位置に合せる。次にゴム球2でゴム管3を通して腕帯
1内に送気して一定圧まで加圧する。ゴム球2による送
気を停止するとゴム球に内蔵された微排弁から微排さ
れ、腕帯1内の圧力は徐々に低下する。また腕帯1内の
圧力はゴム管3に接続された圧力センサ4で検出され、
圧力センサ4の出力はA/D変換器5でデジタル信号に
変換してCPU6の入力となる。また腕帯1の圧力が最
大値では上腕の動脈は圧迫され阻血しているので動脈上
のマイク9の出力は低周波でしかも低い音であるが、圧
力の低下と共に血が流れ始めマイク9の出力にコロトコ
フ音が出現し、さらに圧力が低下するとコロトコフ音が
消滅する。また前記マイク9の出力電圧を増巾回路10
で増巾し、前記増巾回路10の出力電圧からフィルタ回
路11でコロトコフ音を検出する。前記フィルタ回路1
1の出力を入力とする比較器12でデジタル変換して前
記CPU6の入力とし、CPU6において比較器12の
出力がハイになった時のA/D変換器5の出力を最高血
圧とし、次に比較器12がローになった時のA/D変換
器5の出力を最低血圧として、表示器7で表示する。
を説明する。まず腕帯1を人体の上腕に装着する。その
時、腕帯1に内蔵しているマイク9を人体の上腕の動脈
の位置に合せる。次にゴム球2でゴム管3を通して腕帯
1内に送気して一定圧まで加圧する。ゴム球2による送
気を停止するとゴム球に内蔵された微排弁から微排さ
れ、腕帯1内の圧力は徐々に低下する。また腕帯1内の
圧力はゴム管3に接続された圧力センサ4で検出され、
圧力センサ4の出力はA/D変換器5でデジタル信号に
変換してCPU6の入力となる。また腕帯1の圧力が最
大値では上腕の動脈は圧迫され阻血しているので動脈上
のマイク9の出力は低周波でしかも低い音であるが、圧
力の低下と共に血が流れ始めマイク9の出力にコロトコ
フ音が出現し、さらに圧力が低下するとコロトコフ音が
消滅する。また前記マイク9の出力電圧を増巾回路10
で増巾し、前記増巾回路10の出力電圧からフィルタ回
路11でコロトコフ音を検出する。前記フィルタ回路1
1の出力を入力とする比較器12でデジタル変換して前
記CPU6の入力とし、CPU6において比較器12の
出力がハイになった時のA/D変換器5の出力を最高血
圧とし、次に比較器12がローになった時のA/D変換
器5の出力を最低血圧として、表示器7で表示する。
発明が解決しようとする問題点 しかし、上記構成においては腕帯の装着する時にマイク
ロ9と動脈の位置合せを必要とし、不便である。またマ
イクロ9でコロトコフ音を検出するため電気ノイズや騒
音で誤動作することがあった。そこで本発明はマイクレ
スで容易に血圧が測定できしかも低コストの血圧計を提
供することを目的としている。
ロ9と動脈の位置合せを必要とし、不便である。またマ
イクロ9でコロトコフ音を検出するため電気ノイズや騒
音で誤動作することがあった。そこで本発明はマイクレ
スで容易に血圧が測定できしかも低コストの血圧計を提
供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明の上記問題点を解決するため、人体の上腕に装置
される腕帯と、前記腕帯に送気して人体の上腕を阻血す
るまで加圧する加圧手段と、徐々に微排する微排手段
と、前記腕帯内の圧力を一定時間毎に検出する圧力検出
手段と、前記圧力検出手段の出力をデジタル信号に変換
する変換手段と、前記デジタル圧力信号が微排中に増加
し始めた時の圧力値を記憶する第1記憶手段と、前記デ
ジタル圧力信号が微排中に増加し始めてから極大値に達
するまでの増加値を、微排中に発生する血管音の大きさ
として記憶する第2記憶手段と、微排する速度に応じて
前記血管音の大きさを補正する補正手段と、前記補正さ
れ血管音の最大値を検出する検出手段と、前記補正され
た血管音の大きさとその最大値から血圧値を判定する判
定手段と、前記血圧値を表示する表示手段とで構成す
る。
される腕帯と、前記腕帯に送気して人体の上腕を阻血す
るまで加圧する加圧手段と、徐々に微排する微排手段
と、前記腕帯内の圧力を一定時間毎に検出する圧力検出
手段と、前記圧力検出手段の出力をデジタル信号に変換
する変換手段と、前記デジタル圧力信号が微排中に増加
し始めた時の圧力値を記憶する第1記憶手段と、前記デ
ジタル圧力信号が微排中に増加し始めてから極大値に達
するまでの増加値を、微排中に発生する血管音の大きさ
として記憶する第2記憶手段と、微排する速度に応じて
前記血管音の大きさを補正する補正手段と、前記補正さ
れ血管音の最大値を検出する検出手段と、前記補正され
た血管音の大きさとその最大値から血圧値を判定する判
定手段と、前記血圧値を表示する表示手段とで構成す
る。
作 用 本発明は上記した構成により、マイクレスとし位置合せ
を不要とするものであり、低コスト化するものである。
また、血管音の大きさを圧力値の増加値として容易に検
出すると共に排気速度の変化により影響をなくすため、
排気速度に相当する圧力値を血管音の大きさに加算して
補正することで正確な血圧値が得られる。
を不要とするものであり、低コスト化するものである。
また、血管音の大きさを圧力値の増加値として容易に検
出すると共に排気速度の変化により影響をなくすため、
排気速度に相当する圧力値を血管音の大きさに加算して
補正することで正確な血圧値が得られる。
実施例 以下、本発明の実施例を第1図〜第3図に沿って詳細に
説明する。まず腕帯1を人体の上腕に装着する。この時
従来例とは異なりマイクがないため、動脈との位置合せ
は不要である。次に従来例同様にゴム球2でゴム管3を
通して腕帯内に送気し一定圧まで加圧する。この間を加
圧モードと称する。次にゴム球2に内蔵した微排弁を通
じて微排し、徐々に圧力を低下させる。また腕帯1内の
圧力はゴム管3に接続された圧力センサ4で検出され、
圧力センサ4の出力はA/D変換器8でデジタル圧力信
号に変換してCPU6の入力となる。前記A/D変換器
8は従来例で腕帯内の圧力値のみを検出するA/D変換
器5(8〜9ビット)とは異なり血管音による圧力の微
小変化も同時に検出するため分解能が高いものを使用す
る(12〜15ビット)。
説明する。まず腕帯1を人体の上腕に装着する。この時
従来例とは異なりマイクがないため、動脈との位置合せ
は不要である。次に従来例同様にゴム球2でゴム管3を
通して腕帯内に送気し一定圧まで加圧する。この間を加
圧モードと称する。次にゴム球2に内蔵した微排弁を通
じて微排し、徐々に圧力を低下させる。また腕帯1内の
圧力はゴム管3に接続された圧力センサ4で検出され、
圧力センサ4の出力はA/D変換器8でデジタル圧力信
号に変換してCPU6の入力となる。前記A/D変換器
8は従来例で腕帯内の圧力値のみを検出するA/D変換
器5(8〜9ビット)とは異なり血管音による圧力の微
小変化も同時に検出するため分解能が高いものを使用す
る(12〜15ビット)。
次にCPU6において検出したデジタル圧力信号の処理
方法を第2図および第3図に沿って説明する。加圧が完
了してから測定が完了するまでを測定モードと称し、そ
の後測定が完了するまでを排気モードと称す。
方法を第2図および第3図に沿って説明する。加圧が完
了してから測定が完了するまでを測定モードと称し、そ
の後測定が完了するまでを排気モードと称す。
測定モードにおいて、まず初期値を決め(ステップ1
3)、微排中の圧力信号Piを一定時間k毎に検出する
(ステップ14,15)。次に測定した圧力信号Piと
前回値Pi-1とを比較し、Pi>Pi-1となった時、次の
ステップへすすむ(ステップ16)。圧力値Pi-1を血
管音が発生した時の圧力PNとして記憶させ、同時に発
生した時刻TNをTN=(i−1)kとして記憶させる
(ステップ17)。次に圧力信号Piを一定時間k毎に
検出する(ステップ18,19)。次に所定時間内のP
iの極大値判定する(ステップ20)。次に極大値Pi
とPNの差をQNとし、血管音の大きさとして記憶する
(ステップ21)。次にN2の時、血管音の大きさの
排気速度による補正値RNを として算出する(ステップ22)。これは血管音の大き
さを検出している間も、腕帯内の圧力が低下しているの
で、微排する速度に応じて低下する圧力値を検出した血
管音の大きさに加算して補正している。ここでT0とは
TNから極大値Piに達するまでの平均時間を示し、K
1は血管音の大きさを調整するオフセット値であり、通
常はOを設定する。
3)、微排中の圧力信号Piを一定時間k毎に検出する
(ステップ14,15)。次に測定した圧力信号Piと
前回値Pi-1とを比較し、Pi>Pi-1となった時、次の
ステップへすすむ(ステップ16)。圧力値Pi-1を血
管音が発生した時の圧力PNとして記憶させ、同時に発
生した時刻TNをTN=(i−1)kとして記憶させる
(ステップ17)。次に圧力信号Piを一定時間k毎に
検出する(ステップ18,19)。次に所定時間内のP
iの極大値判定する(ステップ20)。次に極大値Pi
とPNの差をQNとし、血管音の大きさとして記憶する
(ステップ21)。次にN2の時、血管音の大きさの
排気速度による補正値RNを として算出する(ステップ22)。これは血管音の大き
さを検出している間も、腕帯内の圧力が低下しているの
で、微排する速度に応じて低下する圧力値を検出した血
管音の大きさに加算して補正している。ここでT0とは
TNから極大値Piに達するまでの平均時間を示し、K
1は血管音の大きさを調整するオフセット値であり、通
常はOを設定する。
次にN2の時、血管音の大きさQNに補正値RNを加
えて、血管音の大きさQN′として記憶する。Q1には
R2を加えてQ1′として記憶する(ステップ23)。
えて、血管音の大きさQN′として記憶する。Q1には
R2を加えてQ1′として記憶する(ステップ23)。
次にNを1つ増加すると共にQNが最大値に達したかど
うかを判定する(ステップ25)。QNが最大値と決定
するまでステップ14〜25までを繰返す。QNの最大
値がQNMAXに決定すると、QNMAX×k2で決まる検出レ
ベルとなる最初のQNの時の圧力値PNを最高血圧と
し、QNMAX×k3以下となる最初のQNの時の圧力値P
Nを最低血圧と決定する。条件を満さない時は14〜2
6を繰返す(ステップ26)。決定した血圧値を表示器
7で表示する。
うかを判定する(ステップ25)。QNが最大値と決定
するまでステップ14〜25までを繰返す。QNの最大
値がQNMAXに決定すると、QNMAX×k2で決まる検出レ
ベルとなる最初のQNの時の圧力値PNを最高血圧と
し、QNMAX×k3以下となる最初のQNの時の圧力値P
Nを最低血圧と決定する。条件を満さない時は14〜2
6を繰返す(ステップ26)。決定した血圧値を表示器
7で表示する。
発明の効果 以上のように本発明によれば、マイクが不要となり、位
置合せを不要とするものであり、マイクロと増巾回路と
フィルタ回路および比較器が不要となり低コスト化され
る。
置合せを不要とするものであり、マイクロと増巾回路と
フィルタ回路および比較器が不要となり低コスト化され
る。
また、血管音の大きさを圧力値の増加値として容易に検
出でき、補正値によって排気速度による影響をなくして
検出できるため正確な血圧を検出できる電子血圧計を提
供することができる。
出でき、補正値によって排気速度による影響をなくして
検出できるため正確な血圧を検出できる電子血圧計を提
供することができる。
第1図は本発明の一実施例における電子血圧計の構成を
示すブロック図、第2図は同電子血圧計による圧力値か
ら血管音の大きさを示す波形図、第3図は同電子血圧計
の要部の動作を示すフローチャート、第4図は従来の電
子血圧計の構成を示すブロック図である。 1……腕帯、2……加圧用ゴム球、4……圧力センサ、
6……CPU、7……表示器、8……A/D変換器。
示すブロック図、第2図は同電子血圧計による圧力値か
ら血管音の大きさを示す波形図、第3図は同電子血圧計
の要部の動作を示すフローチャート、第4図は従来の電
子血圧計の構成を示すブロック図である。 1……腕帯、2……加圧用ゴム球、4……圧力センサ、
6……CPU、7……表示器、8……A/D変換器。
Claims (3)
- 【請求項1】人体の上腕に装置される腕帯と、前記腕帯
に送気して人体の上腕を阻血するまで加圧する加圧手段
と、徐々に微排する微排手段と、前記腕帯内の圧力を一
定時間毎に検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段
の出力をデジタル圧力信号に変換する変換手段と、前記
デジタル圧力信号が微排中に増加し始めた時の圧力値を
記憶する第1記憶手段と、前記デジタル圧力信号が微排
中に増加し始めてから極大値に達するまでの増加値を、
微排中に発生する血管音の大きさとして記憶する第2記
憶手段と、微排する速度に応じて前記血管音の大きさを
補正する補正手段と、前記補正された血管音の最大値を
検出する検出手段と、前記補正された血管音の大きさと
その最大値から血圧値を判定する判定手段と、前記血圧
値を表示する表示手段とを具備した電子血圧計。 - 【請求項2】補正手段は、微排する速度から所定速度を
引いた値に一定時間をかけた値を血管音の大きさに加え
て補正する構成とした特許請求の範囲第1項記載の電子
血圧計。 - 【請求項3】判定手段は、補正された血管音の大きさが
腕帯内の圧力の低下と共に増大し、前記補正された血管
音の最大値の所定比率以上になった時の圧力を最高血圧
とし、かつ前記腕帯内の圧力の低下と共に減少し、前記
補正された血管音の最大値の所定比率以下となった時の
圧力を最低血圧として血圧値を判定する構成とした特許
請求の範囲第1項記載の電子血圧計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60173629A JPH0616751B2 (ja) | 1985-08-07 | 1985-08-07 | 電子血圧計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60173629A JPH0616751B2 (ja) | 1985-08-07 | 1985-08-07 | 電子血圧計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6234532A JPS6234532A (ja) | 1987-02-14 |
JPH0616751B2 true JPH0616751B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=15964153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60173629A Expired - Lifetime JPH0616751B2 (ja) | 1985-08-07 | 1985-08-07 | 電子血圧計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616751B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0657199B2 (ja) * | 1988-01-20 | 1994-08-03 | 有限会社志成デザインオフィス | 電子血圧計 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6214831A (ja) * | 1985-07-12 | 1987-01-23 | 松下電工株式会社 | 電子血圧計 |
-
1985
- 1985-08-07 JP JP60173629A patent/JPH0616751B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6234532A (ja) | 1987-02-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |