JPH06167494A - 媒介物質の検出および測定方法 - Google Patents

媒介物質の検出および測定方法

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JPH06167494A
JPH06167494A JP5212870A JP21287093A JPH06167494A JP H06167494 A JPH06167494 A JP H06167494A JP 5212870 A JP5212870 A JP 5212870A JP 21287093 A JP21287093 A JP 21287093A JP H06167494 A JPH06167494 A JP H06167494A
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    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/68Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出すべき媒介物質が該媒介物質の組換え可
溶性受容体を用いて直接または間接に検出することより
成る、液体中の媒介物質および/またはそれらの誘導体
の検出および測定方法の提供。 【構成】 検出すべき媒介物質の組換え可溶性受容体を
該媒介物質を含有する可能性のある検体と接触させ、そ
してその受容体に結合した媒介物質を該媒介物質に特異
的な抗体により直接または間接に検出することより成
る、液体中の媒介物質および/またはそれらの誘導体の
検出および測定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は媒介物質(mediator)および/ま
たはそれらの誘導体の検出および測定方法に関する。媒
介物質は、例えばインターロイキン、例えばIL−1、
TNF、IL−8またはIL−4、サイトカイン、例え
ばGM−CSF、G−CSFまたはMeg−CSF、あ
るいはエリスロポエチンである。媒介物質は体の特定の
細胞例えばリンパ球により分泌される重要なシグナルタ
ンパク質であり、そしてそれら同じ細胞あるいは体の他
の細胞に対して調節的に作用し得る。かかる媒介物質は
この調節機能を極めて低い濃度で発揮し得る。異常病態
にあっては、様々な媒介物質の自然の協調が乱されるこ
とがある。これらの状況下では、平均的健常者における
媒介物質の平均濃度に比べてこれら媒介物質濃度が高か
ったり低かったりすることがある。診断的観点からは、
体液中、または他の給源例えば臓器ホモジネート中の特
定の媒介物質の濃度を測定することは重要である。さら
に、治療または予防目的に、患者を特定の媒介物質で処
置できる。この場合にも、診断的観点からは、既投与媒
介物質の、あるいはその既投与媒介物質の影響により濃
度変化を受ける他の媒介物質の濃度を測定することが極
めて重要である。すなわち、例えば、アレルギー性疾患
または感染症患者におけるIL−4の出現は健常人に比
べ異常に変化する。その理由は、かかる疾病においてよ
く起こるTH2サブポピュレーションのT−リンパ球の
出現増加によるものとすることができ、そしてTH2サ
ブポピュレーションは、TH1サブポピュレーションに
比べ、インターロイキン−4を優先的に生産する(S. R
omagnani, Immunology Today, Vol. 12, No. 8, 256−2
57, 1991; Else および Grencis, Parasitology Today,
Vol. 7, No. 11, 313−316, 1991)。加えて、リンパ
球または他の細胞の細胞培養上清中の媒介物質を測定す
ることは、診断的観点から重要である。
【0002】例えば前掲のような媒介物質は、膜に存在
する受容体(receptor)を介してそれらの正または負の
作用を発揮する。これらの受容体は、規定された結合部
位を介して媒介物質の規定されたエピトープに結合す
る。次に、その受容体および/または関連分子を介して
細胞内へのシグナル伝達が起こり、その結果生物学的作
用が細胞内で生じる。従って、かかる媒介物質の生物学
的作用は、膜に存在する受容体上の結合部位への至適結
合と厳密に連関している。例えば、結合部位には直接結
合しないが受容体上の他のエピトープに直接結合する物
質または媒介物質はシグナル伝達を全く引き起さない可
能性がある。
【0003】今般、驚くべきことに、液体中媒介物質の
存在および濃度の検出に、これら媒介物質に対する組換
え可溶性受容体を使用できることが見出された。従って
本発明は、検出すべき媒介物質の組換え可溶性受容体を
該媒介物質を含有する可能性のある検体と接触させ、そ
してその受容体に結合した媒介物質を該媒介物質に特異
的な抗体により直接または間接に検出することより成
る、液体中の媒介物質および/またはそれらの誘導体の
検出および測定方法に関する。
【0004】有利な一方法においては、媒介物質の二量
体または多量体、またはそれらの誘導体を測定する。有
利な他の一方法においては、受容体またはその誘導体を
固相に結合させる。有利な他の一方法においては、受容
体および抗体のFc部分またはその誘導体より成る組換
え融合タンパク質をFc−特異的抗体を介して固相に結
合させる。特に有利な一方法においては、受容体または
その誘導体を特異的抗体を介して固相に結合させ、次い
で測定すべき相当する媒介物質を含有する検体材料を適
用し、そしてその媒介物質を該媒介物質に対する特異性
を有する標識抗体または抗血清を用いて検出する。
【0005】格別に有利な一方法においては、受容体お
よび抗体のFc部分、またはその誘導体より成る組換え
融合タンパク質をFc−特異的抗体を介して固相に結合
させ、次いで測定すべき相当する媒介物質、またはその
誘導体、を含有する検体材料を適用し、そして結合した
媒介物質を該媒介物質に対する特異性を有する標識抗体
または血清を用いて検出する。他の有利な一方法におい
ては、適切な測定系における検出に適した物質に結合さ
れた受容体またはその誘導体より成る接合体を用いて、
例えば特異的抗体を介して、固相に結合された媒介物質
および/またはその誘導体を検出する。
【0006】本発明はさらに、かかる方法を、媒介物質
の、または受容体のアゴニストまたはアンタゴニストを
検索するために使用することに関する。本発明はまた、
かかる方法を、媒介物質とその受容体との間の親和性を
測定するために使用することに関する。本発明は同様
に、かかる方法を、修飾された媒介物質(“ムティン”
(mutein))または媒介物質の部分(例えばオリゴペプチ
ド)を同定しそして分析するために用いることに関す
る。
【0007】この関係で述べれば、本方法を、病原生物
(例えばウイルスまたは細菌)と細胞受容体との相互作
用に影響する物質を同定しそして分析するのに用いるの
が有利である。かかる方法を細胞粘着分子の相互作用に
影響する物質を同定するために用いるのが特に有利であ
る。特に有利な一方法においては、受容体はサイトカイ
ン受容体、成長ホルモン受容体、ホルモン受容体、神経
伝達物質受容体、病原生物例えばウイルスに対する細胞
受容体である。
【0008】格別に有利な一方法においては、受容体は
インターロイキン−4受容体またはその誘導体、エリス
ロポエチン受容体またはその誘導体、インターロイキン
1受容体タイプIまたはタイプIIまたはその誘導体、イ
ンターロイキン7受容体またはその誘導体、GM−CS
Fまたはその誘導体、またはIL−8受容体またはTN
F受容体またはその誘導体である。本発明はまた、TH
2 T−細胞の出現増を示す疾病、例えばアレルギー性
疾患または感染症におけるインターロイキン−4の診断
検出のためのこのタイプの方法にも関する。
【0009】天然の、生物学的に重要な受容体結合部位
を相当する媒介物質の検出に用いることが特に有利であ
る。何故ならば、膜に存在する天然の受容体にも結合す
る。したがって生物学的に活性である媒介物質分子だけ
が測定されるからである。本発明においては、受容体は
相当する媒介物質を特異的に結合できる全ての変種およ
び誘導体を意味するものと理解される。
【0010】検出は、適当な条件の下に、組換え可溶性
受容体を検出系の固相、例えばミクロタイトレーション
プレートの合成材料に結合させることにより行うことが
できる。かかる固相は自体、当業者に知られている。有
利な固相は次のとおりである:磁性粒子、天然または合
成ポリマーで構成された粒子、例えばいわゆるラテック
ス粒子またはイオン交換樹脂またはコバレント(covale
nt)なまたはくぼみのある物品の形の合成ポリマー例え
ばミクロタイトレーションプレートまたは球状体など。
可磁化性粒子、ラテックス粒子またはミクロタイトレー
ションプレートが特に有利である。ミクロタイトレーシ
ョンは格別に有利である。受容体はそれが膜内に存在し
ている形では存在しないが、驚くべきことにそれは相当
する媒介物質上の相当するエピトープを、天然の膜結合
受容体の親和性をもって結合する。次いでその結合した
媒介物質を自体当業者に知られた方法により検出するこ
とができる。そのために、検出した媒介物質を、媒介物
質上の更なるエピトープに対する一以上のモノクローナ
ル抗体、または媒介物質上のいくつかの更なるエピトー
プに対する抗血清とカップリングさせることができる。
【0011】結合した抗血清または結合したモノクロー
ナル抗体を検出するために、後者は、相当する物質また
はタンパク質に直接カップリングさせることができる。
かかるシグナル発生成分は自体当業者に知られている;
それらは、例えば、放射性核種を用いる等して定量的検
出を可能にする、あるいは例えばカップリングされたペ
ルオキシダーゼを用いる等して酵素的に触媒される呈色
反応を可能にする、あるいはルミネセンスまたは蛍光に
よる検出を可能にする物質の酵素的に触媒される生産を
可能にする物質またはタンパク質である。ルミネセンス
標識を用いるのが有利であり、またこの関係で云えばE
P 0,257,541およびEP 0,330,050に記
載の化合物を用いるのが特に有利である。抗血清または
モノクローナル抗体を可磁化性粒子にカップリングさせ
ることもできる。
【0012】放射性核種を用いた検出には、例えば Sie
kierka, J. J. および De Gudicibus, S., Anal. Bioch
em. Vol. 172 (1988), 514−517の方法を用いることが
できる。呈色反応による検出には、抗血清または一以上
のモノクローナル抗体をビオチン化することもできる
(King および Catino, Anal. Biochem. Vol. 188 (199
0), 97−100)。次にそのビオチンは、前掲の検出方法を
可能にする物質またはタンパク質をカップリングさせた
抗−ビオチンまたはアビジンにより検出することができ
る。例えばこれはアビジンとペルオキシダーゼとの接合
体であってよい。
【0013】相当する組換え可溶性受容体の検出は、固
相、例えばミクロタイトレーションプレート、に特異結
合性タンパク質を介して間接的に結合した受容体の変種
を用いることによって行うこともできる。このような変
種は、受容体の細胞外ドメインまたはその一部と免疫グ
ロブリンのFc部分またはその一部、例えば同種のまた
は異種のIgG−Fc、との間の組換え融合タンパク質
であってよい。この場合には、融合タンパク質のFc部
分と特異的に反応する一以上のモノクローナル抗体、ま
たは抗血清をまず固相、例えばミクロタイトレーション
プレート、に結合させることができる。このモノクロー
ナル抗体またはこの抗血清は次いで受容体融合タンパク
質を特異的に結合する。これには、受容体のコンホメー
ションがより効果的に保存されるという長所がある。
【0014】さらに、同種Fc部分に代えて異種からの
一つまたは複数のFc部分を受容体との組換え融合に用
いると、Fcを有するタンパク質を含有する可能性もあ
る生理学的体液からり媒介物質を検出する際の交又反応
が排除される。相当する組換え可溶性受容体を用いた媒
介物質の検出は、相当する受容体以外の媒介物質上の他
の、またはいくつかの他のエピトープと反応する一以上
のモノクローナル抗体、または抗血清をまず固相、例え
ばミクロタイトレーションプレート、に結合させること
により行うこともできる。次いでその媒介物質は固相の
特異的抗体に結合される。次にその結合した媒介物質に
相当する受容体が結合される。既に説明したように定量
的検出を可能にする物質またはタンパク質を受容体にカ
ップリングすることができる。
【0015】前述のように、受容体のFc−融合タンパ
ク質を用いれば、その受容体タンパク質は、直接定量測
定を可能にする、あるいはさらにかかる定量測定を可能
にする物質またはタンパク質にカップリングされる適当
なFc−特異的物質またはタンパク質により検出するこ
とができる。例えば、組換え融合タンパク質の一つのま
たは複数のFc部分は、それ自体アビジン−ペルオキシ
ダーゼ接合体により検出することができる。かかるFc
−特異的検出は、例えば、Fc部分のCH2ドメインに
対するビオチン化モノクローナル抗体を用いて行われ得
る。さらに、異種よりのFc部分またはその一部を同種
Fc部分に代えて受容体との組換え融合に用いれば、F
cを有するタンパク質をも含有する生理学的体液よりの
媒介物質を検出する際の交又反応も排除される。
【0016】組換え受容体は、相当する媒介物質の生理
学的に活性な二量体または多量体の検出にも用いられ
る。例えば腫瘍壊死因子アルファは生理学的条件下では
三量体として存在する。媒介物質の二量体または三量体
は合成的にまたは組換え手段により調製することもでき
る。かかる二量体またはオリゴマーの検出は、その二量
体またはオリゴマーを固相に結合するため、および利用
可能なまま残っているエピトープを介してその上に結合
された二量体またはオリゴマーを検出するために組換え
受容体をサンドイッチ型アッセイに用いることにより行
われる。検出は、様々な検出物質で標識された受容体ま
たはその変種を用いることにより行うこともできる。
【0017】二量体またはオリゴマーの検出は、二量体
の場合には一つのエピトープを、あるいはオリゴマーの
場合には、一以上のエピトープを、相応に標識されるか
または固相に結合される受容体により結合し、そして利
用可能なまま残っているエピトープを、相当する媒介物
質の生理学的作用を中和しそして検出目的に適切に標識
されたモノクローナル抗体により検出することによって
も行うことができる。例えば、MTP(ミクロタイトレ
ーションプレート)を5μg/mlの濃度を有するPBS
中モノクローナルまたはポリクローナル抗−ヒトIgG
抗体を1穴あたり100μl用いて重層することができ
る。室温で24時間のインキュベーション時間の経過
後、そのMTPを緩衝液で数回洗浄し、乾燥しそして乾
燥剤と共に気密に個別包装することができる。これら使
用準備の整ったMTPは比較的長期にわたって保存する
ことができる。
【0018】EPO二量体の検出には、テスト開始前
に、これらプレートを洗浄液(0.05% Tween 20を
含むPBSより成るWB)で2回洗浄する。次に100
μlのEPO−R−Fc溶液(WB中100mg/ml)を
全穴に分注しそしてプレートを37℃で30分間インキ
ュベートする。次に残るすべての遊離Fc−結合部位を
10%ヒト血清(Behringwerke Marburg、ドイツ連邦共
和国)でブロックする。数回洗浄後、生物活性EPO二
量体(組換えヒトEPO−Fc融合タンパク質)の連続希
釈剤100μlを各々ピペットで穴にとる。次いで室温
で2時間の間、検体中のEPO二量体の結合が行われ
る。WBで数回洗浄後、結合したEPO−FcをEPO
−受容体−酵素接合体の添加により検出する。このため
に、100μlのEPO−受容体−西洋ワサビペルオキ
シダーゼ接合体(WB+2%牛アルブミン中0.5μg
/ml)を各穴に分注する。室温で1時間インキュベーシ
ョン後、MTPを数回洗浄する。次に、固定ペルオキシ
ダーゼを用いてo−フェニレンジアミンを酸化すること
によりシグナルを発生させる。
【0019】前掲の組換え受容体またはその変種を用い
た媒介物質検出の可能性は多くの方法で用いることがで
きる。天然または組換え媒介物質を検出することができ
る。媒介物質は、適当な試験液に希釈された純粋な形
で、あるいは天然の体液から、例えば血漿、血清、全
血、尿、糞便検体、眼液、胃液、脳脊髄液または喀痰か
ら、あるいは適切に調製された臓器ホモジネート中で、
あるいは適切に調製された形の体細胞の細胞培養液の上
清中で検出することができる。
【0020】それら検出方法は、更に、次の目的に使用
できる: −受容体検索を行う、すなわち媒介物質とその相当する
受容体との間の相互作用を阻害しまたは促進するアゴニ
ストまたはアンタゴニストを見出す; −受容体またはリガンドの結合活性を測定する; −修飾された媒介物質(“ムテイン”)または媒介物質
の部分(例えばオリゴペプチド)を同定しそして分析す
る; −病原生物(例えばウイルスまたは細菌)とそれらの細
胞受容体との相互作用に影響する物質を同定しそして分
析する; −細胞粘着分子の相互作用に影響する物質を同定する。 以下の実施例は本発明を例説するためのものであって、
本発明を限定するものではない。
【0021】 使用略語: BHK 幼ハムスター腎細胞 BSA 牛血清アルブミン EPO エリスロポエチン EPOR−Fc エリスロポエチン受容体のヒトIg
G1−Fcとの融合タンパク質(組換え体で可溶性) G−CSF 顆粒球コロニー刺激因子 GM−CSF 顆粒球マクロファージコロニー刺激
因子 IL−1 インターロイキン−1 IL−2 インターロイキン−2 IL−4 インターロイキン−4 IL−4R インターロイキン−4受容体(組換
え体で可溶性) IL−4R/Fc インターロイキン−4受容体の免疫
グロブリンFc−部分との融合タンパク質(組換え体で
可溶性) IL−6 インターロイキン−6 IL−7 インターロイキン−7 Meg−CSF 巨核球コロニー刺激因子 MTP ミクロタイトレーションプレート PBS ホスフェート緩衝食塩水 PCR ポリメラーゼ連鎖反応 POD ペルオキシダーゼ TH1 タイプ1 T−ヘルパーリンパ球 TH2 タイプ2 T−ヘルパーリンパ球 TMB テトラメチルベンジジン TNF 腫瘍壊死因子 WBA 洗浄液A WBB 洗浄液B
【0022】IL−4Rは、例えば国際特許出願WO
90/05183に従って調製することができる。
【0023】実施例1:液体検体中のヒトIL−4の存
在および濃度を測定するための免疫受容体アッセイ方法 実施例1および2には、メトトレキセートおよびG41
8による二重選別後にBHK細胞を安定的に発現させる
ことにより培地中に可溶性タンパク質として分泌され
(EP−A 0,330,977)そしてイムノアフィニ
ティークロマトグラフィーにより精製された、ヒトまた
はマウスIL−4受容体(以下それぞれhuIL−4R
およびmuIL−4Rと記す)のIdzerda et al. (199
0, J. Exp.Med. 171, 861〜873)およびMaliszewski et
al. (1990, J. Immunol. 144, 30283033)において規
定された細胞外領域、あるいは天然に存在する可溶型を
用いた。さらに、ヒトIgG1分子のまたはマウスIg
G2b分子のヒンジ、CH2およびCH3ドメイン(Ze
ttlmeiβl et al. (1190)DNAおよび Cell Biol.9,
347−353)を有するヒトまたはマウスIL−4受容体の
細胞外領域により成りそして同じくBHF細胞中で発現
された後プロティンA−Sepharoseアフィニティークロ
マトグラフィーを行うことにより精製された受容体/免
疫グロブリン融合タンパク質(EP−A1−0,464,
533)を用いた(それぞれhuIL−4R/Fcおよ
びmuIL−4R/Fcと記す)。
【0024】MTPを4℃で16時間、1テスト穴あた
り100μlの量として5μg/mlの組換えヒトIL−
4RまたはIL−4R/Fcを含有するPBSを用いて
コートした。次にそれらプレートを0.05%(w/
v)Tween−20および0.1%(w/v)BSAを含有
するPBS(以下洗浄緩衝液(WBA)と記す)を用い
て3回洗浄して未結合コーティング材料を除去した。次
にそれらプレートを37℃で、1テスト穴あたり緩衝液
量200μlとして、2時間、0.05%(w/v)Twe
en−20および2%(w/v)BSAを含有するPBS
と共にインキュベートして遊離結合部位をブロックし
た。次に、ヒト組換えIL−4(Immunex、シアトル、
米国、ロット1898−022)をWBA中で希釈して
所与のテスト濃度とし、そして適用した。次いでそれら
テストプレートを37℃で90分間インキュベートし
た。次いでそれらテストプレートを前述の如きWBAで
3回洗浄して未結合IL−4を除去した。次に結合した
IL−4を検出するために、ヒトIL−4(BL4P)
に対する特異性を有するウサギ抗血清(Genzyme、ケン
ブリッジ、米国)をWBA中で2μg/mlの濃度まで希
釈しそして1テスト穴あたり100μlの量として添加
した。次に37℃で90分間インキュベーションを行っ
た。次に、WBAで洗浄することにより未結合抗血清を
除去した。結合した抗血清を検出するために、ウサギ免
疫グロブリンに対する特異性を有するビオチン化ヤギ抗
血清(A0207, Vector Inc., Burlingame, 米国)をWB
A中で0.15μg/mlの濃度まで希釈しそして1培養
穴あたり100μlの量として添加し、そしてそれらプ
レートを37℃で1時間インキュベートした。未結合抗
血清を除去するためにそれらプレートを次いでWBAで
3回洗浄した。次に、WBA中で1:2000のテスト
希釈化となるよう希釈されたストレプトアビジン−PO
D(RPN 1213,44B,Amersham,英国)を1テスト穴あ
たり100μlの量として添加し、そしてそれらプレー
トを37℃で1時間インキュベートした。結合したスト
レプトアビジン−POD接合体を検出するために、従っ
て結合したIL−4を酵素的に間接的に検出するため
に、クロモゲンTMB(OUVF 925, Behringwerke, Marb
urg, ドイツ連邦共和国)を Behring 基質緩衝液(Behr
ingwerke,Marburg,ドイツ連邦共和国,OUVG 945)で
1:10希釈し、そして1培養穴あたり100μlの量
としてテストプレートに添加した。次に室温で1時間イ
ンキュベーションを行った。次に、0.5N硫酸を1培
養穴あたり100μlの量として用いて反応を止め、そ
して個々の培養穴の吸光度を450nm(基準波長650
nm)で測定した。
【0025】各々について、2回測定の平均値を変動係
数(C.V.%単位)と共に示す。結果を表1に示す。同じ
コーティング濃度において、huIL−4R/Fcを用
いた場合には、huIL−4Rに比べ、いくらか高いバ
ックグラウンドおよびより高い吸光度が全体にみられ
た。しかしながらこのことはヒトIL−4の検出感度に
影響しない。反応は極めて特異的であった。ヒトIL−
4に代えてマウスIL−4を用いた場合には反応は起き
なかった。さらに、他の媒介物質、例えばヒトIL−1
−α、IL−1−β、ヒトTNF−α、ヒトTNF−
β、ヒトIL−2、ヒトIL−6およびヒトIL−7は
反応を示さなかった。これらコントロールはコーティン
グ材料としてIL−4R/Fcを用いて行われ、そして
表2に示される。各場合について、2回測定の平均値を
変動係数(C.V. 、%単位)と共に示す。コントロール
では、吸光度を標準曲線を用いて濃度(pg/ml)に変換
したがそれぞれバックグラウンドより低かった。ヒトI
L−4が例えば培地または血清中に存在していても検出
を行うことができる。
【0026】実施例2:液体検体中のマウスIL−4の
存在および濃度を測定するための免疫受容体アッセイ方
法 マウスIL−4R/Fcを実施例1に記載の如く調製し
た。MTPを4℃で16時間、1テスト穴あたり100
μlの量として5μg/mlの組換えマウスIL−4R/
Fcを含有するPBSを用いてコートした。次にそれら
プレートを0.05%(w/v)Tween−20および0.
1%(w/v)BSAを含有するPBS(以下WBAと
記す)を用いて3回洗浄して未結合コーティング材料を
除去した。次にそれらプレートを37℃で、1テスト穴
あたり緩衝液量を200μlとして2時間、0.05%
(w/v)Tween−20および2% BSAを含有するP
BSと共にインキュベートして遊離結合部位をブロック
した。次にマウス組換えIL−4(ロット 2871-023、I
mmunex、シアトル、米国)をWBA中で希釈して所与の
テスト濃度とし、そして適用した。次いでそれらテスト
プレートを37℃で90分間インキュベートした。次い
でそれらテストプレートを前述の如きWBAで3回洗浄
して未結合IL−4を除去した。結合されたIL−4を
検出するために、マウスIL−4に対する特異性を有す
るラットモノクローナル抗体(MM450D ロット 103023,
Endogen, ボストン,米国)をWBA中で2μg/mlの
濃度まで希釈しそして1テスト穴あたり100μlの量
として添加した。次に37℃で90分間インキュベーシ
ョンを行った。次に、WBAで3回洗浄することにより
未結合モノクローナル抗体を除去した。結合した抗体を
検出するために、ラット免疫グロブリンに対する特異性
を有するビオチン化ヤギ抗血清(3010-08 ロットB022 N
222,Southern Biotechnology Assoc., バーミンガム,
米国)をWBA中で0.25μg/mlの濃度まで希釈し
そして1培養穴あたり100μlの量として添加し、そ
して次にそれらプレートを37℃で1時間インキュベー
トした。未結合抗血清を除去するためにそれらプレート
を次いでWBAで3回洗浄した。次に、WBA中で1:
2000のテスト希釈比となるよう希釈されたストレプ
トアビジン−POD(RPN 1213, 44 B, Amersham, 英
国)を、1テスト穴あたり100μlの量として添加
し、そしてそれらプレートを37℃で1時間インキュベ
ートした。結合したストレプトアビジン−POD接合体
を、従って結合したIL−4を酵素的に検出するため
に、クロモゲンTMB(Behringwerke Marburg, ドイツ
連邦共和国,OUVF 925)をBehring 基質緩衝液(Behrin
gwerke Marbury, ドイツ連邦共和国, OUVG 945)で1:
10希釈し、そして1培養穴あたり100μlの量とし
てテストプレートに添加した。次にそれらプレートを室
温で1時間インキュベートした。次に0.5N硫酸を1
培養穴あたり100μlの量として用いて反応を止め、
そして個々の培養穴の吸光度を450nm(基準波長65
0nm)で測定した。結果を表3に示す。反応は極めて特
異的であった。マウスIL−4に代えてヒトIL−4ま
たは他の媒介物質、例えばマウスIL−1−α、マウス
IL−1−βまたはマウスTNF−αなどを用いたとき
は反応は起きなかった。これらのコントロールを表4に
示す。各場合について2回測定の平均値を変動係数(C.
V.、単位%)と共に示す。コントロールでは、吸光度を
標準曲線を用いて濃度(pg/ml)に変換したがそれぞれ
バックグウンドより低かった。マウスIL−4が例えば
培地または血清中に存在していても検出を行うことがで
きる。
【0027】実施例3:固相に結合した抗−EPO抗体
(モノクローナルまたはポリクローナル)およびEPO
−受容体−酵素接合体より成る組合せを用いた、液体検
体中の生物活性EPOの存在および濃度を測定するため
の免疫受容体アッセイ方法 ヒトEPO受容体をコードするcDNAが最近単離され
ている(Winkelmann etal., (1990), Blood 76, 24−3
0)。それぞれ、EPO受容体cDNAの5′−非翻訳
領域の配列とハイブリダイズできるオリゴヌクレオチド
(A:5′AGG CAGCTG CTG ACC AAG CTT TGG ACT GTG CC
G GGG GC 3′)およびコーティング領域の配列とハイブ
リダイズできるオリゴヌクレオチド(B:5′AGA GCC T
CA GGA TGA GGG GAT CCA GGT CGC TAG CGC 3′)を合成
した。オリゴヌクレオチドAはコーディング鎖と一部相
同でありそしてHind III制限部位を含み;オリゴヌ
クレオチドBは非コーディング鎖と一部相同でありそし
てBamH I制限部位を含む。二つのオリゴヌクレオ
チドAおよびBを用いてEPO受容体cDNA上でPC
Rを行うと、EPO受容体の細胞外領域の完全なコーデ
ィング配列を含むDNA断片が得られる。オリゴヌクレ
オチドBにより導入されるBamH I制限部位におけ
る読み枠は、ヌクレオチド配列GATがアスパラギン酸
として翻訳されるようになっている。そのPCR断片を
Hind IIIおよびBamH Iで処理しそして、Hi
nd IIIおよびBamH Iで開裂済みのpCD4Eガ
ンマ1H−ベクターバックボーンに組込んだ。生成プラ
スミドにはpEPORFcという呼称を付与した。pC
D4Eガンマ1Hは、EP 0,325,262 A2より
知られるベクターpCD4Eガンマ−1において、ユニ
ークなBamH I制限部位の下流に位置するHind
III制限部位をHind IIIで部分的制限することによ
り欠失させ、Hind III突出末端を Klenow 酵素を用
いて充填しそして再結合させたものである。pEPOR
FcはヒトIgG1分子のヒンジ、CH2およびCH3
ドメインに融合させたヒトEPO受容体の細胞外領域よ
り成るタンパク質EPORFcをコードする(EP 0,
464,533 A1)。pEPORFcはBHK細胞内
に移入させ、またメトトレキセートおよびG418によ
る二重選別によって安定クローンを得た(EP 0,33
0,977)。典型的発現率は上清1mlあたり5μgの
領域にあり、そこからプロティンA−Sepharoseでのク
ロマトグラフィーによりEPORFcを単離した(EP
0,464,533 A1)。
【0028】受容体結合部位とは異なるまたそれから独
立したエピトープを認識するモノクローナルまたはポリ
クローナル抗−EPO抗体を5μg/ml濃度で含有する
等張PBSを用いて、1穴あたり100μlの量として
MTPをコートした。室温で24時間のインキュベーシ
ョン時間の後、MTPを0.05M Tris/クエン酸塩で
数回洗浄し、乾燥し、そして乾燥剤と共に気密に個別包
装した。これら使用準備の整ったMTPは比較的長期に
わたり保存することができる。アッセイ開始前にプレー
トをWBB(0.05% Tween20含有PBSより成
る)で2回洗浄した。次に、組替えヒトEPOの連続希
釈剤を各々100μl、ピペットで穴にとる。検体中の
EPOの結合は室温で2時間にわたって行われる。WB
Bで数回洗浄後、結合したEPOをEPO−受容体−酵
素接合体の添加により検出した。このために、100μ
lのEPO−受容体−Fc−西洋ワサビペルオキシダー
ゼ接合体(WBB+2%BSA中0.5μg/ml)を各
穴に分注した。室温で1時間インキュベート後、MTP
を数回洗浄した。o−フェニレンジアミンをPODを用
いて酸化することによりシグナルを発生させた。次に4
92nm(基準波長650nm)での吸光度を測定すること
ができた。
【0029】EPO−受容体−Fc−西洋ワサビペルオ
キシダーゼ接合体は次のようにして合成した:受容体−
Fc−融合タンパク質をまず、Tanimore et al., J. Im
munol. Meth. 62, pp. 123−131 (1983)の方法により
マレイミド誘導体に転化した。並行して、西洋ワサビペ
ルオキシダーゼ(Boehringer-Mannheim, マンハイム)を
King et al., Biochemistry 17, pp. 1499−1506 (197
8)に従ってSH−活性化し、そしてマレイミド−EP
O−受容体融合タンパク質に添加して安定な酵素接合体
を形成させた。表5〜7はこのEPOの“サンドイッチ
型”免疫受容体アッセイの結果を示している。検出には
EPO−受容体−Fc−融合−タンパク質−ペルオキシ
ダーゼ接合体が、また固相に結合された様々なモノクロ
ーナルまたはポリクローナル抗体が用いられた。結果が
示すようにこのタイプのテストシステムは、下は2pg/
ml以下までの生物活性EPOの存在および濃度を検出す
ることができる。
【0030】実施例4:固相に結合した抗−ヒトIgG
抗体、EPO−R−Fc融合タンパク質、および受容体
部位のそれとは異なるエピトープを認識する様々なEP
O−抗体−酵素接合体より成る組合せを用いた、液体検
体中の生物活性EPOの存在および濃度を測定するため
の免疫受容体アッセイ方法MTPを、モノクローナルま
たはポリクローナル抗−ヒトIgG抗体を5μg/mlの
濃度で含有するPBSを用いて、1穴あたり100μl
としてコートした。室温で24時間のインキュベーショ
ン時間の後、MTPを0.05M Tris/クエン酸塩で数
回洗浄し、乾燥し、そして乾燥剤と共に気密に個別包装
した。これら使用準備の整ったMTPは、比較的長期に
わたり保存することができる。アッセイ開始前に、プレ
ートをWBB(0.05% Tween20含有PBSより成
る)で2回洗浄した。100μlのEPO−R−Fc溶
液(WBB中100ng/ml)を全穴に分注し、そしてそ
れらプレートを37℃で30分間インキュベートした。
プレートを数回洗浄後、組換えヒトEPOの連続希釈剤
を各々100μl、ピペットで穴にとった。検体中のE
POの結合は室温で2時間にわたって行った。それらプ
レートをWBBで数回洗浄後、結合したEPOを抗−E
PO−抗体−酵素接合体(Behringwerke, Marburg, ド
イツ連邦共和国)の添加により検出した。このために、
100μlの抗−EPO−抗体−西洋ワサビペルオキシ
ダーゼ接合体(WB+2%BSA中0.5μg/ml)を
各穴に分注した。室温で1時間のインキュベーションの
後、MTPを数回洗浄した。o−フェニレンジアミンを
そのPODを用いて酸化することによりシグナルを発生
させた。
【0031】抗−EPO−抗体−POD接合体はEPO
−受容体融合タンパク質について既に前述した如く合成
した。表8〜11はEPOに対するこの“サンドイッチ
型”免疫受容体アッセイの結果を示している。固相に結
合した抗−ヒトIgG抗体に結合したEPO−受容体−
Fc融合タンパク質、および様々な抗−EPO−抗体−
ペルオキシダーゼ接合体が用いられた。結果が示すよう
に、このタイプのテストシステムは実施例3と同様、下
は2pg/ml以下まで生物活性EPOの存在および濃度を
検出することができる。
【0032】実施例5:EPOに対する受容体の結合を
拮抗阻害できるモノクローナル抗体を用いた、実施例1
または2による液体検体中の生物活性EPO二量体また
はオリゴマーの存在および濃度を検出するための免疫受
容体アッセイ 本実施例は実施例4に記載の如く行ったが、ただし、E
PO−R/Fcと共にインキュベーション後、すべての
残留遊離Fc結合部位は10%ヒト血清(Behringwerk
e, Marburg, ドイツ連邦共和国)と共にインキュベーシ
ョンすることによりブロックし、そして使用したモノク
ローナル抗体(89−146−057)はエリスロポエ
チンに対する受容体の結合を拮抗的に阻害できる。細胞
内生合成中に二量体化されるヒトEPOおよびヒトFc
−ガンマ(1)断片より成る融合タンパク質(EP 0,
464,533 A1)を活性EPO二量体として用い
た。この融合タンパク質はプロティンAアフィニティー
クロマトグラフィーにより精製され、また生物学的に活
性である。生物学的に不活性な二量体/オリゴマーを調
製するたれに、組換えヒトEPOをグルタルジアルデヒ
ドで架橋しそしてそれら二量体/オリゴマーを次にゲル
浸透クロマトグラフィーにより残るEPO単量体から分
離した。
【0033】この、生物学的に活性なEPO二量体/オ
リゴマーの存在および濃度を測定するための免疫受容体
アッセイの相当するデータを表12にまとめる。固相に
結合した抗−ヒトIgG抗体に結合されたEPO−受容
体−Fc融合タンパク質、および中和抗−EPO抗体8
9−146−057のペルオキシダーゼ接合体が用いら
れた。結果が示すように、このテストシステムは、生物
学的に活性な、および非活性なEPO二量体/オリゴマ
ーを識別することができ、そして下は1pg/ml以下まで
生物活性二量体/オリゴマーの存在および濃度を検出す
ることができる。
【0034】実施例6:GM−CSF−受容体/Fc融
合タンパク質によるGM−CSFの検出 プラスミドpGM−CSFR/FcはDE−A−40
20 607に知られている。それは、ヒトIgG1分
子のヒンジ、CH2およびCH3ドメインに融合された
ヒトGM−CSF受容体の細胞外領域より成るタンパク
質GM−CSFR/Fcをコードする(EP 0,46
4,533 A1)。pGM−CSFR/FcをBHK細
胞に移入しそしてメトトレキセートおよびG418によ
り二重選別によって安定クローンを得た(EP 0,33
0,977)。典型的発現率は上清1mlあたり10μg
の領域にあり、そこからプロティンA−Sepharoseでの
クロマトグラフィーによりGM−CSFR/Fcが単離
された(EP 0,464,533A1)。MTPをヒト
IgG1分子のCH2ドメインに対するウサギ抗血清で
予めコートした(DE P 4020 607.6)。GM
−CSFR/Fc(100μl、10% BSA含有P
BS中3μg/ml)をこの固相に結合した(室温、1時
間)。0.05% Tween−20含有PBS(WBB)で
プレートを3回洗浄後、固相上のすべての残留遊離CH
2結合部位を10% BSA含有PBS中の20%ヒト
血清(100μl、室温、1時間)と共にインキュベー
ションすることにより飽和させた。その後、表13に示
された、1% BSA含有PBS中組換えヒトGM−C
SFの濃度を用いてインキュベーションを行った(10
0μl、室温、1時間)。WBBでプレートを3回洗浄
後、結合したGM−CSFの検出は、西洋ワサビペルオ
キシダーゼ標識モノクローナル抗−GM−CSF抗体9
32/698(Behringwerke, Marburg, ドイツ連邦共
和国)を1%BSA含有PBS中所与の希釈駅として用
い(100μl、室温、30分)、次いで100μlの
TMB基質溶液(Behringwerke, Marburg, ドイツ連邦
共和国)中で発色させることにより行った。表13はこ
のテストの設定では、抗体−接合体の使用濃度に依存し
て、GM−CSFを約10pg/mlの濃度より検出できる
ことを示している。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】サンドイッチ免疫エリスロポエチン受容体アッセイ 様々なイディオタイプを有する、固相に結合した抗−E
PO抗体。すべての抗体は受容体結合部位とは異なるエ
ピトープを認識する。結合したエリスロポエチンはペル
オキシダーゼにカップリングされたEPO−受容体−F
c融合タンパク質を用いて検出された(表5〜7)。
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
【表7】
【0043】サンドイッチ免疫エリスロポエチン受容体結合アッセイ 固相に結合した抗−ヒトIgGモノクローナル抗体(5
μg/ml)。エリスロポエチン受容体−Fc−融合タン
パク質(100ng/ml−30分/室温)。結合したエリ
スロポエチンは西洋ワサビペルオキシダーゼにカップリ
ングした抗−EPO抗体を用いて検出された(表8〜1
1)。
【0044】
【表8】
【0045】
【表9】
【0046】
【表10】
【0047】
【表11】
【0048】
【表12】
【0049】
【表13】
フロントページの続き (72)発明者 ローラント・クルレ ドイツ連邦共和国デー−3556ニーダーヴア イマル.キーフエルンヴエーク12 (72)発明者 クラウス−デイーター・ラングナー ドイツ連邦共和国デー−3550マルブルク. リンデンヴエーク14 (72)発明者 レアンダー・ラウフアー ドイツ連邦共和国デー−3554グラデンバ ハ.シユロスアレー25 (72)発明者 ヨーゼフ−ウルバーン・パウリ ドイツ連邦共和国デー−3557エプスドルフ アーグルント8.アム・ランゲンラーゼン 10 (72)発明者 フリードリヒ−ローベルト・ザイラー ドイツ連邦共和国デー−3550マルブルク. オーベラーアイヒヴエーク10

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出すべき媒介物質の組換え可溶性受容
    体を該媒介物質を含有する可能性のある検体と接触さ
    せ、そしてその受容体に結合した媒介物質を該媒介物質
    に特異的な抗体により直接または間接に検出することよ
    り成る、液体中の媒介物質および/またはそれらの誘導
    体の検出および測定方法。
  2. 【請求項2】 媒介物質に特異的な抗体を検体と接触さ
    せ、そしてその抗体に結合した媒介物質を該検出すべき
    媒介物質の組換え可溶性受容体により直接または間接に
    検出することより成る、液体中の媒介物質および/また
    はそれらの誘導体の検出および測定方法。
  3. 【請求項3】 媒介物質またはそれらの誘導体の二量体
    または多量体が測定される請求項1または2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 受容体またはそれらの誘導体が固相に結
    合される請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 媒介物質に特異的な抗体が固相に結合さ
    れる請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 受容体および抗体のFc部分、またはそ
    れらの誘導体より成る組換え融合タンパク質がFc−特
    異的抗体を介して固相に結合される請求項1または2記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 受容体またはその誘導体を特異的抗体を
    介して固相に結合させ、次いで測定すべき相当する媒介
    物質を含有する検体材料を適用し、そしてその媒介物質
    を該媒介物質に対する特異性を有する標識抗体または抗
    血清を用いて検出することより成る請求項1記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 受容体および抗体のFc部分、またはそ
    の誘導体、より成る組換え融合タンパク質をFc−特異
    的抗体を介して固相に結合させ、次いで測定すべき相当
    する媒介物質、またはその誘導体、を含有する検体材料
    を適用し、そして結合した媒介物質を該媒介物質に対す
    る特異性を有する標識抗体または抗血清を用いて検出す
    ることより成る請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3の少くとも一に記載の方法
    の、媒介物質または受容体のアゴニストまたはアンタゴ
    ニストを検索するための使用方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜3の少くとも一に記載の方
    法の、媒介物質または受容体との間の親和性を測定する
    ための使用方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜3の少くとも一に記載の方
    法の、修飾された媒介物質(“ムティン”(mutein))
    または媒介物質の部分(例えばオリゴペプチド)を同定
    しそして分析するための使用方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜3の少くとも一に記載の方
    法の、病原生物(例えばウイルスまたは細菌)と細胞受
    容体との相互作用に影響する物質を同定しそして分析す
    るための使用方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜3の少くとも一に記載の方
    法の、細胞粘着分子の相互作用に影響する物質を同定す
    るための使用方法。
  14. 【請求項14】 受容体がサイトカイン受容体である請
    求項1〜3の少くとも一に記載の方法。
  15. 【請求項15】 受容体がホルモン受容体である請求項
    1〜3の少くとも一に記載の方法。
  16. 【請求項16】 受容体が神経伝達物質受容体である請
    求項1〜3の少くとも一に記載の方法。
  17. 【請求項17】 受容体が病原生物、例えばウイルス、
    に対する細胞受容体である請求項1〜3の少くとも一に
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 受容体がインターロイキン−4受容体
    またはその誘導体である請求項1〜3の少くとも一に記
    載の方法。
  19. 【請求項19】 受容体がエリスロポエチン受容体また
    はその誘導体である請求項1〜3の少くとも一に記載の
    方法。
  20. 【請求項20】 受容体がインターロイキン−1受容体
    またはその誘導体である請求項1〜3の少くとも一に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 受容体がインターロイキン−7受容体
    またはその誘導体である請求項1〜3の少くとも一に記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 受容体がGM−CSF受容体またはそ
    の誘導体である請求項1〜3の少くとも一に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 受容体がIL−8受容体またはその誘
    導体である請求項1〜3の少くとも一に記載の方法。
  24. 【請求項24】 受容体がTNF受容体またはその誘導
    体である請求項1〜3の少くとも一に記載の方法。
  25. 【請求項25】 TH2 T−細胞出現増加を示す疾
    病、例えばアレルギー性疾患および感染症におけるイン
    ターロイキン−4の診断検出のための請求項18記載の
    方法。
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