JP3467058B2 - 媒介物質の検出および測定方法 - Google Patents
媒介物質の検出および測定方法Info
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Description
たはそれらの誘導体の検出および測定方法に関する。媒
介物質は、例えばインターロイキン、例えばIL−1、
TNF、IL−8またはIL−4、サイトカイン、例え
ばGM−CSF、G−CSFまたはMeg−CSF、あ
るいはエリスロポエチンである。媒介物質は体の特定の
細胞例えばリンパ球により分泌される重要なシグナルタ
ンパク質であり、そしてそれら同じ細胞あるいは体の他
の細胞に対して調節的に作用し得る。かかる媒介物質は
この調節機能を極めて低い濃度で発揮し得る。異常病態
にあっては、様々な媒介物質の自然の協調が乱されるこ
とがある。これらの状況下では、平均的健常者における
媒介物質の平均濃度に比べてこれら媒介物質濃度が高か
ったり低かったりすることがある。診断的観点からは、
体液中、または他の給源例えば臓器ホモジネート中の特
定の媒介物質の濃度を測定することは重要である。さら
に、治療または予防目的に、患者を特定の媒介物質で処
置できる。この場合にも、診断的観点からは、既投与媒
介物質の、あるいはその既投与媒介物質の影響により濃
度変化を受ける他の媒介物質の濃度を測定することが極
めて重要である。すなわち、例えば、アレルギー性疾患
または感染症患者におけるIL−4の出現は健常人に比
べ異常に変化する。その理由は、かかる疾病においてよ
く起こるTH2サブポピュレーションのT−リンパ球の
出現増加によるものとすることができ、そしてTH2サ
ブポピュレーションは、TH1サブポピュレーションに
比べ、インターロイキン−4を優先的に生産する(S. R
omagnani, Immunology Today, Vol. 12, No. 8, 256−2
57, 1991; Else および Grencis, Parasitology Today,
Vol. 7, No. 11, 313−316, 1991)。加えて、リンパ
球または他の細胞の細胞培養上清中の媒介物質を測定す
ることは、診断的観点から重要である。
する受容体(receptor)を介してそれらの正または負の
作用を発揮する。これらの受容体は、規定された結合部
位を介して媒介物質の規定されたエピトープに結合す
る。次に、その受容体および/または関連分子を介して
細胞内へのシグナル伝達が起こり、その結果生物学的作
用が細胞内で生じる。従って、かかる媒介物質の生物学
的作用は、膜に存在する受容体上の結合部位への至適結
合と厳密に連関している。例えば、結合部位には直接結
合しないが受容体上の他のエピトープに直接結合する物
質または媒介物質はシグナル伝達を全く引き起さない可
能性がある。
存在および濃度の検出に、これら媒介物質に対する組換
え可溶性受容体を使用できることが見出された。従って
本発明は、検出すべき媒介物質の組換え可溶性受容体を
該媒介物質を含有する可能性のある検体と接触させ、そ
してその受容体に結合した媒介物質を該媒介物質に特異
的な抗体により直接または間接に検出することより成
る、液体中の媒介物質および/またはそれらの誘導体の
検出および測定方法に関する。
体または多量体、またはそれらの誘導体を測定する。有
利な他の一方法においては、受容体またはその誘導体を
固相に結合させる。有利な他の一方法においては、受容
体および抗体のFc部分またはその誘導体より成る組換
え融合タンパク質をFc−特異的抗体を介して固相に結
合させる。特に有利な一方法においては、受容体または
その誘導体を特異的抗体を介して固相に結合させ、次い
で測定すべき相当する媒介物質を含有する検体材料を適
用し、そしてその媒介物質を該媒介物質に対する特異性
を有する標識抗体または抗血清を用いて検出する。
よび抗体のFc部分、またはその誘導体より成る組換え
融合タンパク質をFc−特異的抗体を介して固相に結合
させ、次いで測定すべき相当する媒介物質、またはその
誘導体、を含有する検体材料を適用し、そして結合した
媒介物質を該媒介物質に対する特異性を有する標識抗体
または血清を用いて検出する。他の有利な一方法におい
ては、適切な測定系における検出に適した物質に結合さ
れた受容体またはその誘導体より成る接合体を用いて、
例えば特異的抗体を介して、固相に結合された媒介物質
および/またはその誘導体を検出する。
の、または受容体のアゴニストまたはアンタゴニストを
検索するために使用することに関する。本発明はまた、
かかる方法を、媒介物質とその受容体との間の親和性を
測定するために使用することに関する。本発明は同様
に、かかる方法を、修飾された媒介物質(“ムティン”
(mutein))または媒介物質の部分(例えばオリゴペプチ
ド)を同定しそして分析するために用いることに関す
る。
(例えばウイルスまたは細菌)と細胞受容体との相互作
用に影響する物質を同定しそして分析するのに用いるの
が有利である。かかる方法を細胞粘着分子の相互作用に
影響する物質を同定するために用いるのが特に有利であ
る。特に有利な一方法においては、受容体はサイトカイ
ン受容体、成長ホルモン受容体、ホルモン受容体、神経
伝達物質受容体、病原生物例えばウイルスに対する細胞
受容体である。
インターロイキン−4受容体またはその誘導体、エリス
ロポエチン受容体またはその誘導体、インターロイキン
1受容体タイプIまたはタイプIIまたはその誘導体、イ
ンターロイキン7受容体またはその誘導体、GM−CS
Fまたはその誘導体、またはIL−8受容体またはTN
F受容体またはその誘導体である。本発明はまた、TH
2 T−細胞の出現増を示す疾病、例えばアレルギー性
疾患または感染症におけるインターロイキン−4の診断
検出のためのこのタイプの方法にも関する。
を相当する媒介物質の検出に用いることが特に有利であ
る。何故ならば、膜に存在する天然の受容体にも結合す
る。したがって生物学的に活性である媒介物質分子だけ
が測定されるからである。本発明においては、受容体は
相当する媒介物質を特異的に結合できる全ての変種およ
び誘導体を意味するものと理解される。
受容体を検出系の固相、例えばミクロタイトレーション
プレートの合成材料に結合させることにより行うことが
できる。かかる固相は自体、当業者に知られている。有
利な固相は次のとおりである:磁性粒子、天然または合
成ポリマーで構成された粒子、例えばいわゆるラテック
ス粒子またはイオン交換樹脂またはコバレント(covale
nt)なまたはくぼみのある物品の形の合成ポリマー例え
ばミクロタイトレーションプレートまたは球状体など。
可磁化性粒子、ラテックス粒子またはミクロタイトレー
ションプレートが特に有利である。ミクロタイトレーシ
ョンは格別に有利である。受容体はそれが膜内に存在し
ている形では存在しないが、驚くべきことにそれは相当
する媒介物質上の相当するエピトープを、天然の膜結合
受容体の親和性をもって結合する。次いでその結合した
媒介物質を自体当業者に知られた方法により検出するこ
とができる。そのために、検出した媒介物質を、媒介物
質上の更なるエピトープに対する一以上のモノクローナ
ル抗体、または媒介物質上のいくつかの更なるエピトー
プに対する抗血清とカップリングさせることができる。
ナル抗体を検出するために、後者は、相当する物質また
はタンパク質に直接カップリングさせることができる。
かかるシグナル発生成分は自体当業者に知られている;
それらは、例えば、放射性核種を用いる等して定量的検
出を可能にする、あるいは例えばカップリングされたペ
ルオキシダーゼを用いる等して酵素的に触媒される呈色
反応を可能にする、あるいはルミネセンスまたは蛍光に
よる検出を可能にする物質の酵素的に触媒される生産を
可能にする物質またはタンパク質である。ルミネセンス
標識を用いるのが有利であり、またこの関係で云えばE
P 0,257,541およびEP 0,330,050に記
載の化合物を用いるのが特に有利である。抗血清または
モノクローナル抗体を可磁化性粒子にカップリングさせ
ることもできる。
kierka, J. J. および De Gudicibus, S., Anal. Bioch
em. Vol. 172 (1988), 514−517の方法を用いることが
できる。呈色反応による検出には、抗血清または一以上
のモノクローナル抗体をビオチン化することもできる
(King および Catino, Anal. Biochem. Vol. 188 (199
0), 97−100)。次にそのビオチンは、前掲の検出方法を
可能にする物質またはタンパク質をカップリングさせた
抗−ビオチンまたはアビジンにより検出することができ
る。例えばこれはアビジンとペルオキシダーゼとの接合
体であってよい。
相、例えばミクロタイトレーションプレート、に特異結
合性タンパク質を介して間接的に結合した受容体の変種
を用いることによって行うこともできる。このような変
種は、受容体の細胞外ドメインまたはその一部と免疫グ
ロブリンのFc部分またはその一部、例えば同種のまた
は異種のIgG−Fc、との間の組換え融合タンパク質
であってよい。この場合には、融合タンパク質のFc部
分と特異的に反応する一以上のモノクローナル抗体、ま
たは抗血清をまず固相、例えばミクロタイトレーション
プレート、に結合させることができる。このモノクロー
ナル抗体またはこの抗血清は次いで受容体融合タンパク
質を特異的に結合する。これには、受容体のコンホメー
ションがより効果的に保存されるという長所がある。
一つまたは複数のFc部分を受容体との組換え融合に用
いると、Fcを有するタンパク質を含有する可能性もあ
る生理学的体液からり媒介物質を検出する際の交又反応
が排除される。相当する組換え可溶性受容体を用いた媒
介物質の検出は、相当する受容体以外の媒介物質上の他
の、またはいくつかの他のエピトープと反応する一以上
のモノクローナル抗体、または抗血清をまず固相、例え
ばミクロタイトレーションプレート、に結合させること
により行うこともできる。次いでその媒介物質は固相の
特異的抗体に結合される。次にその結合した媒介物質に
相当する受容体が結合される。既に説明したように定量
的検出を可能にする物質またはタンパク質を受容体にカ
ップリングすることができる。
ク質を用いれば、その受容体タンパク質は、直接定量測
定を可能にする、あるいはさらにかかる定量測定を可能
にする物質またはタンパク質にカップリングされる適当
なFc−特異的物質またはタンパク質により検出するこ
とができる。例えば、組換え融合タンパク質の一つのま
たは複数のFc部分は、それ自体アビジン−ペルオキシ
ダーゼ接合体により検出することができる。かかるFc
−特異的検出は、例えば、Fc部分のCH2ドメインに
対するビオチン化モノクローナル抗体を用いて行われ得
る。さらに、異種よりのFc部分またはその一部を同種
Fc部分に代えて受容体との組換え融合に用いれば、F
cを有するタンパク質をも含有する生理学的体液よりの
媒介物質を検出する際の交又反応も排除される。
学的に活性な二量体または多量体の検出にも用いられ
る。例えば腫瘍壊死因子アルファは生理学的条件下では
三量体として存在する。媒介物質の二量体または三量体
は合成的にまたは組換え手段により調製することもでき
る。かかる二量体またはオリゴマーの検出は、その二量
体またはオリゴマーを固相に結合するため、および利用
可能なまま残っているエピトープを介してその上に結合
された二量体またはオリゴマーを検出するために組換え
受容体をサンドイッチ型アッセイに用いることにより行
われる。検出は、様々な検出物質で標識された受容体ま
たはその変種を用いることにより行うこともできる。
の場合には一つのエピトープを、あるいはオリゴマーの
場合には、一以上のエピトープを、相応に標識されるか
または固相に結合される受容体により結合し、そして利
用可能なまま残っているエピトープを、相当する媒介物
質の生理学的作用を中和しそして検出目的に適切に標識
されたモノクローナル抗体により検出することによって
も行うことができる。例えば、MTP(ミクロタイトレ
ーションプレート)を5μg/mlの濃度を有するPBS
中モノクローナルまたはポリクローナル抗−ヒトIgG
抗体を1穴あたり100μl用いて重層することができ
る。室温で24時間のインキュベーション時間の経過
後、そのMTPを緩衝液で数回洗浄し、乾燥しそして乾
燥剤と共に気密に個別包装することができる。これら使
用準備の整ったMTPは比較的長期にわたって保存する
ことができる。
に、これらプレートを洗浄液(0.05% Tween 20を
含むPBSより成るWB)で2回洗浄する。次に100
μlのEPO−R−Fc溶液(WB中100mg/ml)を
全穴に分注しそしてプレートを37℃で30分間インキ
ュベートする。次に残るすべての遊離Fc−結合部位を
10%ヒト血清(Behringwerke Marburg、ドイツ連邦共
和国)でブロックする。数回洗浄後、生物活性EPO二
量体(組換えヒトEPO−Fc融合タンパク質)の連続希
釈剤100μlを各々ピペットで穴にとる。次いで室温
で2時間の間、検体中のEPO二量体の結合が行われ
る。WBで数回洗浄後、結合したEPO−FcをEPO
−受容体−酵素接合体の添加により検出する。このため
に、100μlのEPO−受容体−西洋ワサビペルオキ
シダーゼ接合体(WB+2%牛アルブミン中0.5μg
/ml)を各穴に分注する。室温で1時間インキュベーシ
ョン後、MTPを数回洗浄する。次に、固定ペルオキシ
ダーゼを用いてo−フェニレンジアミンを酸化すること
によりシグナルを発生させる。
た媒介物質検出の可能性は多くの方法で用いることがで
きる。天然または組換え媒介物質を検出することができ
る。媒介物質は、適当な試験液に希釈された純粋な形
で、あるいは天然の体液から、例えば血漿、血清、全
血、尿、糞便検体、眼液、胃液、脳脊髄液または喀痰か
ら、あるいは適切に調製された臓器ホモジネート中で、
あるいは適切に調製された形の体細胞の細胞培養液の上
清中で検出することができる。
できる: −受容体検索を行う、すなわち媒介物質とその相当する
受容体との間の相互作用を阻害しまたは促進するアゴニ
ストまたはアンタゴニストを見出す; −受容体またはリガンドの結合活性を測定する; −修飾された媒介物質(“ムテイン”)または媒介物質
の部分(例えばオリゴペプチド)を同定しそして分析す
る; −病原生物(例えばウイルスまたは細菌)とそれらの細
胞受容体との相互作用に影響する物質を同定しそして分
析する; −細胞粘着分子の相互作用に影響する物質を同定する。 以下の実施例は本発明を例説するためのものであって、
本発明を限定するものではない。
G1−Fcとの融合タンパク質(組換え体で可溶性) G−CSF 顆粒球コロニー刺激因子 GM−CSF 顆粒球マクロファージコロニー刺激
因子 IL−1 インターロイキン−1 IL−2 インターロイキン−2 IL−4 インターロイキン−4 IL−4R インターロイキン−4受容体(組換
え体で可溶性) IL−4R/Fc インターロイキン−4受容体の免疫
グロブリンFc−部分との融合タンパク質(組換え体で
可溶性) IL−6 インターロイキン−6 IL−7 インターロイキン−7 Meg−CSF 巨核球コロニー刺激因子 MTP ミクロタイトレーションプレート PBS ホスフェート緩衝食塩水 PCR ポリメラーゼ連鎖反応 POD ペルオキシダーゼ TH1 タイプ1 T−ヘルパーリンパ球 TH2 タイプ2 T−ヘルパーリンパ球 TMB テトラメチルベンジジン TNF 腫瘍壊死因子 WBA 洗浄液A WBB 洗浄液B
90/05183に従って調製することができる。
在および濃度を測定するための免疫受容体アッセイ方法 実施例1および2には、メトトレキセートおよびG41
8による二重選別後にBHK細胞を安定的に発現させる
ことにより培地中に可溶性タンパク質として分泌され
(EP−A 0,330,977)そしてイムノアフィニ
ティークロマトグラフィーにより精製された、ヒトまた
はマウスIL−4受容体(以下それぞれhuIL−4R
およびmuIL−4Rと記す)のIdzerda et al. (199
0, J. Exp.Med. 171, 861〜873)およびMaliszewski et
al. (1990, J. Immunol. 144, 30283033)において規
定された細胞外領域、あるいは天然に存在する可溶型を
用いた。さらに、ヒトIgG1分子のまたはマウスIg
G2b分子のヒンジ、CH2およびCH3ドメイン(Ze
ttlmeiβl et al. (1190)DNAおよび Cell Biol.9,
347−353)を有するヒトまたはマウスIL−4受容体の
細胞外領域により成りそして同じくBHF細胞中で発現
された後プロティンA−Sepharoseアフィニティークロ
マトグラフィーを行うことにより精製された受容体/免
疫グロブリン融合タンパク質(EP−A1−0,464,
533)を用いた(それぞれhuIL−4R/Fcおよ
びmuIL−4R/Fcと記す)。
り100μlの量として5μg/mlの組換えヒトIL−
4RまたはIL−4R/Fcを含有するPBSを用いて
コートした。次にそれらプレートを0.05%(w/
v)Tween−20および0.1%(w/v)BSAを含有
するPBS(以下洗浄緩衝液(WBA)と記す)を用い
て3回洗浄して未結合コーティング材料を除去した。次
にそれらプレートを37℃で、1テスト穴あたり緩衝液
量200μlとして、2時間、0.05%(w/v)Twe
en−20および2%(w/v)BSAを含有するPBS
と共にインキュベートして遊離結合部位をブロックし
た。次に、ヒト組換えIL−4(Immunex、シアトル、
米国、ロット1898−022)をWBA中で希釈して
所与のテスト濃度とし、そして適用した。次いでそれら
テストプレートを37℃で90分間インキュベートし
た。次いでそれらテストプレートを前述の如きWBAで
3回洗浄して未結合IL−4を除去した。次に結合した
IL−4を検出するために、ヒトIL−4(BL4P)
に対する特異性を有するウサギ抗血清(Genzyme、ケン
ブリッジ、米国)をWBA中で2μg/mlの濃度まで希
釈しそして1テスト穴あたり100μlの量として添加
した。次に37℃で90分間インキュベーションを行っ
た。次に、WBAで洗浄することにより未結合抗血清を
除去した。結合した抗血清を検出するために、ウサギ免
疫グロブリンに対する特異性を有するビオチン化ヤギ抗
血清(A0207, Vector Inc., Burlingame, 米国)をWB
A中で0.15μg/mlの濃度まで希釈しそして1培養
穴あたり100μlの量として添加し、そしてそれらプ
レートを37℃で1時間インキュベートした。未結合抗
血清を除去するためにそれらプレートを次いでWBAで
3回洗浄した。次に、WBA中で1:2000のテスト
希釈化となるよう希釈されたストレプトアビジン−PO
D(RPN 1213,44B,Amersham,英国)を1テスト穴あ
たり100μlの量として添加し、そしてそれらプレー
トを37℃で1時間インキュベートした。結合したスト
レプトアビジン−POD接合体を検出するために、従っ
て結合したIL−4を酵素的に間接的に検出するため
に、クロモゲンTMB(OUVF 925, Behringwerke, Marb
urg, ドイツ連邦共和国)を Behring 基質緩衝液(Behr
ingwerke,Marburg,ドイツ連邦共和国,OUVG 945)で
1:10希釈し、そして1培養穴あたり100μlの量
としてテストプレートに添加した。次に室温で1時間イ
ンキュベーションを行った。次に、0.5N硫酸を1培
養穴あたり100μlの量として用いて反応を止め、そ
して個々の培養穴の吸光度を450nm(基準波長650
nm)で測定した。
数(C.V.%単位)と共に示す。結果を表1に示す。同じ
コーティング濃度において、huIL−4R/Fcを用
いた場合には、huIL−4Rに比べ、いくらか高いバ
ックグラウンドおよびより高い吸光度が全体にみられ
た。しかしながらこのことはヒトIL−4の検出感度に
影響しない。反応は極めて特異的であった。ヒトIL−
4に代えてマウスIL−4を用いた場合には反応は起き
なかった。さらに、他の媒介物質、例えばヒトIL−1
−α、IL−1−β、ヒトTNF−α、ヒトTNF−
β、ヒトIL−2、ヒトIL−6およびヒトIL−7は
反応を示さなかった。これらコントロールはコーティン
グ材料としてIL−4R/Fcを用いて行われ、そして
表2に示される。各場合について、2回測定の平均値を
変動係数(C.V. 、%単位)と共に示す。コントロール
では、吸光度を標準曲線を用いて濃度(pg/ml)に変換
したがそれぞれバックグラウンドより低かった。ヒトI
L−4が例えば培地または血清中に存在していても検出
を行うことができる。
存在および濃度を測定するための免疫受容体アッセイ方
法 マウスIL−4R/Fcを実施例1に記載の如く調製し
た。MTPを4℃で16時間、1テスト穴あたり100
μlの量として5μg/mlの組換えマウスIL−4R/
Fcを含有するPBSを用いてコートした。次にそれら
プレートを0.05%(w/v)Tween−20および0.
1%(w/v)BSAを含有するPBS(以下WBAと
記す)を用いて3回洗浄して未結合コーティング材料を
除去した。次にそれらプレートを37℃で、1テスト穴
あたり緩衝液量を200μlとして2時間、0.05%
(w/v)Tween−20および2% BSAを含有するP
BSと共にインキュベートして遊離結合部位をブロック
した。次にマウス組換えIL−4(ロット 2871-023、I
mmunex、シアトル、米国)をWBA中で希釈して所与の
テスト濃度とし、そして適用した。次いでそれらテスト
プレートを37℃で90分間インキュベートした。次い
でそれらテストプレートを前述の如きWBAで3回洗浄
して未結合IL−4を除去した。結合されたIL−4を
検出するために、マウスIL−4に対する特異性を有す
るラットモノクローナル抗体(MM450D ロット 103023,
Endogen, ボストン,米国)をWBA中で2μg/mlの
濃度まで希釈しそして1テスト穴あたり100μlの量
として添加した。次に37℃で90分間インキュベーシ
ョンを行った。次に、WBAで3回洗浄することにより
未結合モノクローナル抗体を除去した。結合した抗体を
検出するために、ラット免疫グロブリンに対する特異性
を有するビオチン化ヤギ抗血清(3010-08 ロットB022 N
222,Southern Biotechnology Assoc., バーミンガム,
米国)をWBA中で0.25μg/mlの濃度まで希釈し
そして1培養穴あたり100μlの量として添加し、そ
して次にそれらプレートを37℃で1時間インキュベー
トした。未結合抗血清を除去するためにそれらプレート
を次いでWBAで3回洗浄した。次に、WBA中で1:
2000のテスト希釈比となるよう希釈されたストレプ
トアビジン−POD(RPN 1213, 44 B, Amersham, 英
国)を、1テスト穴あたり100μlの量として添加
し、そしてそれらプレートを37℃で1時間インキュベ
ートした。結合したストレプトアビジン−POD接合体
を、従って結合したIL−4を酵素的に検出するため
に、クロモゲンTMB(Behringwerke Marburg, ドイツ
連邦共和国,OUVF 925)をBehring 基質緩衝液(Behrin
gwerke Marbury, ドイツ連邦共和国, OUVG 945)で1:
10希釈し、そして1培養穴あたり100μlの量とし
てテストプレートに添加した。次にそれらプレートを室
温で1時間インキュベートした。次に0.5N硫酸を1
培養穴あたり100μlの量として用いて反応を止め、
そして個々の培養穴の吸光度を450nm(基準波長65
0nm)で測定した。結果を表3に示す。反応は極めて特
異的であった。マウスIL−4に代えてヒトIL−4ま
たは他の媒介物質、例えばマウスIL−1−α、マウス
IL−1−βまたはマウスTNF−αなどを用いたとき
は反応は起きなかった。これらのコントロールを表4に
示す。各場合について2回測定の平均値を変動係数(C.
V.、単位%)と共に示す。コントロールでは、吸光度を
標準曲線を用いて濃度(pg/ml)に変換したがそれぞれ
バックグウンドより低かった。マウスIL−4が例えば
培地または血清中に存在していても検出を行うことがで
きる。
(モノクローナルまたはポリクローナル)およびEPO
−受容体−酵素接合体より成る組合せを用いた、液体検
体中の生物活性EPOの存在および濃度を測定するため
の免疫受容体アッセイ方法 ヒトEPO受容体をコードするcDNAが最近単離され
ている(Winkelmann etal., (1990), Blood 76, 24−3
0)。それぞれ、EPO受容体cDNAの5′−非翻訳
領域の配列とハイブリダイズできるオリゴヌクレオチド
(A:5′AGG CAGCTG CTG ACC AAG CTT TGG ACT GTG CC
G GGG GC 3′)およびコーティング領域の配列とハイブ
リダイズできるオリゴヌクレオチド(B:5′AGA GCC T
CA GGA TGA GGG GAT CCA GGT CGC TAG CGC 3′)を合成
した。オリゴヌクレオチドAはコーディング鎖と一部相
同でありそしてHind III制限部位を含み;オリゴヌ
クレオチドBは非コーディング鎖と一部相同でありそし
てBamH I制限部位を含む。二つのオリゴヌクレオ
チドAおよびBを用いてEPO受容体cDNA上でPC
Rを行うと、EPO受容体の細胞外領域の完全なコーデ
ィング配列を含むDNA断片が得られる。オリゴヌクレ
オチドBにより導入されるBamH I制限部位におけ
る読み枠は、ヌクレオチド配列GATがアスパラギン酸
として翻訳されるようになっている。そのPCR断片を
Hind IIIおよびBamH Iで処理しそして、Hi
nd IIIおよびBamH Iで開裂済みのpCD4Eガ
ンマ1H−ベクターバックボーンに組込んだ。生成プラ
スミドにはpEPORFcという呼称を付与した。pC
D4Eガンマ1Hは、EP 0,325,262 A2より
知られるベクターpCD4Eガンマ−1において、ユニ
ークなBamH I制限部位の下流に位置するHind
III制限部位をHind IIIで部分的制限することによ
り欠失させ、Hind III突出末端を Klenow 酵素を用
いて充填しそして再結合させたものである。pEPOR
FcはヒトIgG1分子のヒンジ、CH2およびCH3
ドメインに融合させたヒトEPO受容体の細胞外領域よ
り成るタンパク質EPORFcをコードする(EP 0,
464,533 A1)。pEPORFcはBHK細胞内
に移入させ、またメトトレキセートおよびG418によ
る二重選別によって安定クローンを得た(EP 0,33
0,977)。典型的発現率は上清1mlあたり5μgの
領域にあり、そこからプロティンA−Sepharoseでのク
ロマトグラフィーによりEPORFcを単離した(EP
0,464,533 A1)。
立したエピトープを認識するモノクローナルまたはポリ
クローナル抗−EPO抗体を5μg/ml濃度で含有する
等張PBSを用いて、1穴あたり100μlの量として
MTPをコートした。室温で24時間のインキュベーシ
ョン時間の後、MTPを0.05M Tris/クエン酸塩で
数回洗浄し、乾燥し、そして乾燥剤と共に気密に個別包
装した。これら使用準備の整ったMTPは比較的長期に
わたり保存することができる。アッセイ開始前にプレー
トをWBB(0.05% Tween20含有PBSより成
る)で2回洗浄した。次に、組替えヒトEPOの連続希
釈剤を各々100μl、ピペットで穴にとる。検体中の
EPOの結合は室温で2時間にわたって行われる。WB
Bで数回洗浄後、結合したEPOをEPO−受容体−酵
素接合体の添加により検出した。このために、100μ
lのEPO−受容体−Fc−西洋ワサビペルオキシダー
ゼ接合体(WBB+2%BSA中0.5μg/ml)を各
穴に分注した。室温で1時間インキュベート後、MTP
を数回洗浄した。o−フェニレンジアミンをPODを用
いて酸化することによりシグナルを発生させた。次に4
92nm(基準波長650nm)での吸光度を測定すること
ができた。
キシダーゼ接合体は次のようにして合成した:受容体−
Fc−融合タンパク質をまず、Tanimore et al., J. Im
munol. Meth. 62, pp. 123−131 (1983)の方法により
マレイミド誘導体に転化した。並行して、西洋ワサビペ
ルオキシダーゼ(Boehringer-Mannheim, マンハイム)を
King et al., Biochemistry 17, pp. 1499−1506 (197
8)に従ってSH−活性化し、そしてマレイミド−EP
O−受容体融合タンパク質に添加して安定な酵素接合体
を形成させた。表5〜7はこのEPOの“サンドイッチ
型”免疫受容体アッセイの結果を示している。検出には
EPO−受容体−Fc−融合−タンパク質−ペルオキシ
ダーゼ接合体が、また固相に結合された様々なモノクロ
ーナルまたはポリクローナル抗体が用いられた。結果が
示すようにこのタイプのテストシステムは、下は2pg/
ml以下までの生物活性EPOの存在および濃度を検出す
ることができる。
抗体、EPO−R−Fc融合タンパク質、および受容体
部位のそれとは異なるエピトープを認識する様々なEP
O−抗体−酵素接合体より成る組合せを用いた、液体検
体中の生物活性EPOの存在および濃度を測定するため
の免疫受容体アッセイ方法MTPを、モノクローナルま
たはポリクローナル抗−ヒトIgG抗体を5μg/mlの
濃度で含有するPBSを用いて、1穴あたり100μl
としてコートした。室温で24時間のインキュベーショ
ン時間の後、MTPを0.05M Tris/クエン酸塩で数
回洗浄し、乾燥し、そして乾燥剤と共に気密に個別包装
した。これら使用準備の整ったMTPは、比較的長期に
わたり保存することができる。アッセイ開始前に、プレ
ートをWBB(0.05% Tween20含有PBSより成
る)で2回洗浄した。100μlのEPO−R−Fc溶
液(WBB中100ng/ml)を全穴に分注し、そしてそ
れらプレートを37℃で30分間インキュベートした。
プレートを数回洗浄後、組換えヒトEPOの連続希釈剤
を各々100μl、ピペットで穴にとった。検体中のE
POの結合は室温で2時間にわたって行った。それらプ
レートをWBBで数回洗浄後、結合したEPOを抗−E
PO−抗体−酵素接合体(Behringwerke, Marburg, ド
イツ連邦共和国)の添加により検出した。このために、
100μlの抗−EPO−抗体−西洋ワサビペルオキシ
ダーゼ接合体(WB+2%BSA中0.5μg/ml)を
各穴に分注した。室温で1時間のインキュベーションの
後、MTPを数回洗浄した。o−フェニレンジアミンを
そのPODを用いて酸化することによりシグナルを発生
させた。
−受容体融合タンパク質について既に前述した如く合成
した。表8〜11はEPOに対するこの“サンドイッチ
型”免疫受容体アッセイの結果を示している。固相に結
合した抗−ヒトIgG抗体に結合したEPO−受容体−
Fc融合タンパク質、および様々な抗−EPO−抗体−
ペルオキシダーゼ接合体が用いられた。結果が示すよう
に、このタイプのテストシステムは実施例3と同様、下
は2pg/ml以下まで生物活性EPOの存在および濃度を
検出することができる。
拮抗阻害できるモノクローナル抗体を用いた、実施例1
または2による液体検体中の生物活性EPO二量体また
はオリゴマーの存在および濃度を検出するための免疫受
容体アッセイ 本実施例は実施例4に記載の如く行ったが、ただし、E
PO−R/Fcと共にインキュベーション後、すべての
残留遊離Fc結合部位は10%ヒト血清(Behringwerk
e, Marburg, ドイツ連邦共和国)と共にインキュベーシ
ョンすることによりブロックし、そして使用したモノク
ローナル抗体(89−146−057)はエリスロポエ
チンに対する受容体の結合を拮抗的に阻害できる。細胞
内生合成中に二量体化されるヒトEPOおよびヒトFc
−ガンマ(1)断片より成る融合タンパク質(EP 0,
464,533 A1)を活性EPO二量体として用い
た。この融合タンパク質はプロティンAアフィニティー
クロマトグラフィーにより精製され、また生物学的に活
性である。生物学的に不活性な二量体/オリゴマーを調
製するたれに、組換えヒトEPOをグルタルジアルデヒ
ドで架橋しそしてそれら二量体/オリゴマーを次にゲル
浸透クロマトグラフィーにより残るEPO単量体から分
離した。
リゴマーの存在および濃度を測定するための免疫受容体
アッセイの相当するデータを表12にまとめる。固相に
結合した抗−ヒトIgG抗体に結合されたEPO−受容
体−Fc融合タンパク質、および中和抗−EPO抗体8
9−146−057のペルオキシダーゼ接合体が用いら
れた。結果が示すように、このテストシステムは、生物
学的に活性な、および非活性なEPO二量体/オリゴマ
ーを識別することができ、そして下は1pg/ml以下まで
生物活性二量体/オリゴマーの存在および濃度を検出す
ることができる。
合タンパク質によるGM−CSFの検出 プラスミドpGM−CSFR/FcはDE−A−40
20 607に知られている。それは、ヒトIgG1分
子のヒンジ、CH2およびCH3ドメインに融合された
ヒトGM−CSF受容体の細胞外領域より成るタンパク
質GM−CSFR/Fcをコードする(EP 0,46
4,533 A1)。pGM−CSFR/FcをBHK細
胞に移入しそしてメトトレキセートおよびG418によ
り二重選別によって安定クローンを得た(EP 0,33
0,977)。典型的発現率は上清1mlあたり10μg
の領域にあり、そこからプロティンA−Sepharoseでの
クロマトグラフィーによりGM−CSFR/Fcが単離
された(EP 0,464,533A1)。MTPをヒト
IgG1分子のCH2ドメインに対するウサギ抗血清で
予めコートした(DE P 4020 607.6)。GM
−CSFR/Fc(100μl、10% BSA含有P
BS中3μg/ml)をこの固相に結合した(室温、1時
間)。0.05% Tween−20含有PBS(WBB)で
プレートを3回洗浄後、固相上のすべての残留遊離CH
2結合部位を10% BSA含有PBS中の20%ヒト
血清(100μl、室温、1時間)と共にインキュベー
ションすることにより飽和させた。その後、表13に示
された、1% BSA含有PBS中組換えヒトGM−C
SFの濃度を用いてインキュベーションを行った(10
0μl、室温、1時間)。WBBでプレートを3回洗浄
後、結合したGM−CSFの検出は、西洋ワサビペルオ
キシダーゼ標識モノクローナル抗−GM−CSF抗体9
32/698(Behringwerke, Marburg, ドイツ連邦共
和国)を1%BSA含有PBS中所与の希釈駅として用
い(100μl、室温、30分)、次いで100μlの
TMB基質溶液(Behringwerke, Marburg, ドイツ連邦
共和国)中で発色させることにより行った。表13はこ
のテストの設定では、抗体−接合体の使用濃度に依存し
て、GM−CSFを約10pg/mlの濃度より検出できる
ことを示している。
PO抗体。すべての抗体は受容体結合部位とは異なるエ
ピトープを認識する。結合したエリスロポエチンはペル
オキシダーゼにカップリングされたEPO−受容体−F
c融合タンパク質を用いて検出された(表5〜7)。
μg/ml)。エリスロポエチン受容体−Fc−融合タン
パク質(100ng/ml−30分/室温)。結合したエリ
スロポエチンは西洋ワサビペルオキシダーゼにカップリ
ングした抗−EPO抗体を用いて検出された(表8〜1
1)。
Claims (8)
- 【請求項1】 液体中の媒介物質および/またはそれら
の誘導体の検出および測定方法において; 検出すべき媒介物質の受容体および抗体のFc部分から
なる可溶性組換え融合タンパク質またはその誘導体を固
相に結合する工程、 該媒介物質またはその誘導体を含有する可能性のある検
体と接触させる工程、および、 該受容体に結合した媒介物質を、該媒介物質に特異的な
抗体により直接または間接に検出する工程を含む検出お
よび測定方法。 - 【請求項2】 液体中の媒介物質および/またはそれら
の誘導体の検出および測定方法において; 検出すべき媒介物質に特異的な抗体を固相に結合する工
程、 該媒介物質またはその誘導体を含有する可能性のある検
体と接触させる工程、および、 該抗体に結合した媒介物質を、該媒介物質の受容体およ
び抗体のFc部分からなる可溶性組換え融合タンパク質
またはその誘導体により直接または間接に検出する工程
を含む検出および測定方法。 - 【請求項3】 前記可溶性組換え融合タンパク質または
その誘導体を、Fc−特異的抗体を介して固相に結合さ
せることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 媒介物質またはそれらの誘導体の二量体
または多量体が測定される請求項1〜3のいずれかに記
載の方法。 - 【請求項5】 検出すべき媒介物質が、インターロイキ
ン−1、インターロイキン−4、インターロイキン−
7、インターロイキン−8、エリスロポエチン、GM−
CSFまたはTNFである、請求項1〜4のいずれかに
記載の方法。 - 【請求項6】 検出すべき媒介物質の受容体および抗体
のFc部分からなる可溶性組換え融合タンパク質または
その誘導体を結合させた固相材料よりなる、請求項1、
3〜5のいずれかに記載の測定方法のための測定器具。 - 【請求項7】 固相材料がミクロタイトレーションプレ
ートである、請求項6記載の測定器具。 - 【請求項8】 検出すべき媒介物質の受容体および抗体
のFc部分からなる可溶性組換え融合タンパク質または
その誘導体に、発色反応を触媒する酵素を結合させた、
請求項2、4、5のいずれかに記載の測定方法のための
測定試薬。
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