JPH06167461A - バイアホール検査装置 - Google Patents

バイアホール検査装置

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JPH06167461A
JPH06167461A JP31998392A JP31998392A JPH06167461A JP H06167461 A JPH06167461 A JP H06167461A JP 31998392 A JP31998392 A JP 31998392A JP 31998392 A JP31998392 A JP 31998392A JP H06167461 A JPH06167461 A JP H06167461A
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JP
Japan
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via hole
light
wavelength
reflected light
detection signal
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JP31998392A
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Koji Oka
浩司 岡
Moritoshi Ando
護俊 安藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁体薄膜層に形成されたバイアホールの形
状不整、絶縁体残渣等の欠陥を検知するバイアホール検
査装置に関し、形状、残渣を確実に検知する。 【構成】 配線基板(25,26)の上の絶縁体薄膜層
(27)にバイアホール(28)が形成された検査対象
に複数の波長の光を照射し、この検査対象から反射され
た各波長の反射光の強度に対応する検知信号(x1 ,x
2 ,x3 )を、設定された基準レベル(y1 ,y2 ,y
3 )により2値化信号(Y1 ,Y2 ,Y3)とし、この
各波長の2値化信号(Y1 ,Y2 ,Y3 )の間で論理演
算を施す(P)ことによって絶縁体残渣を検知する。こ
の場合、反射光を空間フィルタリングすることによって
検知信号のS/N比を向上することができる。また、絶
縁体と配線層からの反射光の強度比が最も大きい波長の
光に対応する検知信号によってバイアホールの形状不整
を高解像度で検査することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック基板等の配
線基板の上の樹脂等の絶縁体薄膜層に形成されたバイア
ホールに発生する形状不整、絶縁体残渣等の欠陥を検知
するためのバイアホール検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、本発明の検査対象であるバイア
ホールの構成説明図である。この図において、41はセ
ラミック基板、42はポリイミド薄膜層、43はバイア
ホールである。
【0003】この図に示された検査対象の一例において
は、セラミック基板41上にポリイミド薄膜層42が形
成され、このポリイミド薄膜層42に、直径100μm
以下の多数のバイアホール43が形成されている。
【0004】なお、このセラミック基板41は多層配線
基板であり、また、バイアホール43の底面には配線層
が形成されており、この配線層とポリイミド薄膜層が交
互に複数層形成されて多層配線構造を構成する場合が多
い。本発明の検査対象であるバイアホールは、ポリイミ
ド薄膜層を介して形成されている配線層の必要な箇所を
電気的に接続するために設けられる。
【0005】図8は、ポリイミド薄膜層のバイアホール
の欠陥説明図であり、(A),(B)は正常なバイアホ
ールと欠陥が生じているバイアホールを示している。こ
の図における符号は、431 ,432 ,433 ,4
4 ,435 ,436 ,437 がバイアホールを、44
が配線層を示しているほかは図7で使用した符号と同じ
である。
【0006】この図において、 431 は、正常なバイアホール 432 は、バイアホールの一部にポリイミドが残存して
いるもの 433 は、バイアホールの全体にポリイミドが残存して
いるもの 434 は、バイアホールの直径が許容値よりも小さいも
の 435 は、バイアホール直径が許容値よりも大きなもの 436 は、本来あるべき位置にバイアホールがないもの 437 は、本来あるべきでない位置にバイアホールがあ
るもの を示している。
【0007】図9は、従来のバイアホール検査装置の光
学系の概略説明図であり、(A)は全体の構成を示し、
(B)は走査型光電子倍管を示している。この図におい
て、51は蛍光励起用レーザ光源、52はビームエクス
パンダ、53はミラー、54は第1のビームスプリッ
タ、55は回転多面鏡、56はスキャンレンズ、57は
第2のビームスプリッタ、58は検査対象、59は載置
ステージ、60は格子板、61は格子検知用光センサ、
62は波長フィルタ、63は再結像用レンズ、64は走
査型光電子増倍管、641 は光電面、642 は偏向コイ
ル、643 はピンホール、644 は電子増倍部、65は
格子検知信号処理回路、66は位置電圧変換回路、67
は偏向コイルドライバである。
【0008】この従来のバイアホール検査装置において
は、蛍光励起用レーザ光源51から放出される紫外線領
域から青色領域にわたる波長帯域内の波長を有するレー
ザ光をビームエクスパンダ52によって拡大し、拡大し
たレーザ光を、ミラー53によって反射し、第1のビー
ムスプリッタ54によってスプリットし、回転多面鏡5
5を用いて掃引し、スキャンレンズ56によって集束
し、第2のビームスプリッタ57によってスプリットし
て、載置ステージ59上に載置されている検査対象58
上に集光して走査する。
【0009】図10は、ポリイミド薄膜層とバイアホー
ルの識別方法の原理説明図であり、(A)はその斜視
図、(B)は波長特性を示している。この図において、
41はセラミック基板、42はポリイミド薄膜層、43
はバイアホール、44は配線層、451 ,452 は照射
レーザ光、461 ,462 は反射光、472 は蛍光であ
る。
【0010】図9に示された従来のバイアホール検査装
置においては、ポリイミド薄膜層とバイアホールの底面
の配線層を識別するために、レーザ光の照射によってポ
リイミド薄膜層から発生する蛍光を用いている。
【0011】すなわち、セラミック基板41の上のポリ
イミド薄膜層42に設けられた配線層44に達するバイ
アホール43を含む上面に照射レーザ光451 ,452
を照射すると、バイアホール43の底に露出する配線層
44からは照射レーザ光45 1 による反射光461 が生
じるだけであるが、ポリイミド薄膜層42からは照射レ
ーザ光452 によって反射光462 と蛍光472 を生じ
る。
【0012】この蛍光472 は、図10(B)に示され
ているように、反射光462 の波長aより長波長側にず
れた黄色から赤色にわたる蛍光波長特性bを有している
から、この蛍光472 だけを透過する波長フィルタ特性
cを有するフィルタを用いて反射光462 から蛍光47
2 を分離し、蛍光472 の有無を光センサによって検知
することによって、ポリイミド薄膜層42とバイアホー
ル43の底面の配線層を識別することができる。
【0013】再度、図9を参照すると、前記のように照
射レーザ光によってポリイミド薄膜層から発生した蛍光
は、入射レーザ光と同じ径路を逆に、第2のビームスプ
リッタ57、スキャンレンズ56、回転多面鏡55へと
逆上って再帰的に帰還され、光路中に配置された第1の
ビームスプリッタ54によって再帰反射光検知系に導か
れる。
【0014】この再帰反射光検知系に導かれた再帰反射
光には、照射レーザ光の波長成分と発生した蛍光の波長
成分を含んでいるため、蛍光472 だけを反射する特性
を有する波長フィルタ62を用いて蛍光成分だけを分離
し、この蛍光成分の像を再結像用レンズ63によって走
査型光電子増倍管64の光電面641 の上に結像させ
る。すなわち、光電面上には、レーザ光の照射点近傍の
蛍光による画面が結像されることになる。
【0015】この画像には、バイアホールの壁面から発
生する蛍光の影響を受けて蛍光検知信号の低レベルが上
昇し、本来は暗い部分が明るくなるという問題がある。
【0016】図11は、バイアホール壁面から発生する
蛍光による影響の説明図であり、(A)はその斜視図、
(B)は蛍光検知信号を示している。この図において、
41はセラミック基板、42はポリイミド薄膜層、43
はバイアホール、44は配線層、451 は照射レーザ
光、461 は反射光、471 は蛍光である。
【0017】図11(A)のように、セラミック基板4
1上のポリイミド薄膜層42に形成されたバイアホール
43に照射レーザ光451 を照射すると、この照射レー
ザ光451 の一部は配線層44によって反射されてほぼ
垂直に反射される反射光46 1 (黒矢印)となるが、他
の一部は配線層44によって斜め方向に反射されて反射
光461 (黒矢印)となり、ポリイミド薄膜層42に入
射して蛍光471 (白矢印)を発生する。
【0018】そのため、蛍光検知信号は図11(B)の
ように、バイアホールの壁面から蛍光を発生しないとき
には、破線で示されるように、バイアホールに相当する
領域でGNDレベルにあるべきものが、実線で示されて
いるように、バイアホールに相当する領域の蛍光検知信
号が上昇する。
【0019】検査対象で発生した蛍光による画像、また
はこの蛍光を光電変換した電子像をピンホールを設けた
遮蔽板によって遮り、このピンホールを通過したバイア
ホールの中心部分(レーザ光照射点)で発生した蛍光ま
たは電子のみを分離抽出して検知することにより、バイ
アホールの壁面から発生する蛍光による蛍光検知信号の
上昇分を除去して、周囲の不要な蛍光の影響を少なくす
る空間フィルタリングを用いることができる。
【0020】この図9に示された従来のバイアホール検
査装置においては、光電面641 と電子増倍部644
間にピンホール643 を有する遮蔽板を配置し、このピ
ンホール643 を通過したバイアホールの中心部分から
の電子像を抽出して電子増倍部644 によって増倍して
電気的な蛍光検知信号として出力している。
【0021】また、この従来のバイアホール検査装置に
おいては、検査対象58を照射するレーザ光の一部を第
2のビームスプリッタ57によってスプリットして格子
板60のスリットを通し、スリットを通過した光パルス
を格子検知用光センサ61によって検知し、格子検知信
号処理回路65によってこの光パルスを計数して格子信
号として出力して位置電圧変換回路66によってレーザ
光照射位置情報とし、偏向コイルドライバ67によって
レーザ光照射位置と振幅を調整した鋸歯状波を発生して
偏向コイル642 を駆動している。
【0022】これは、回転多面鏡55とスキャンレンズ
56による検査対象の走査速度が不均一になること、あ
るいは、このスキャンレンズ56の照射レーザ光と蛍光
に対する屈折率が異なること等に起因する光電面641
上の電子像の位置の揺れを補正するために付加されてい
る。すなわち、光電面641 によって生じる電子像の位
置が揺れても、偏向コイル642 によってバイアホール
の中心部分の画像が、電子増倍部644 の直前のピンホ
ール643 を通るように補正され、走査型光電子増倍管
64からは常にバイアホールの中心部分の画像に相当す
る蛍光検知信号が出力される。
【0023】図12は、ポリイミド残渣がある場合の蛍
光検知信号の説明図であり、(A)はその斜視図、
(B)は蛍光検知信号を示している。この図において、
41はセラミック基板、42はポリイミド薄膜層、42
1 はポリイミド残渣、43はバイアホール、44は配線
層、453 は照射レーザ光である。
【0024】図12(A)のように、セラミック基板4
1上のポリイミド薄膜層42に形成されたバイアホール
43に照射レーザ光453 を照射して走査すると、図1
2(B)に示されるように、この照射レーザ光453
よってポリイミド薄膜層42からは高レベルの蛍光が発
生し、バイアホール43の底の配線層44からはほとん
ど蛍光は発生しない。そして、バイアホール43の底に
ある程度厚いポリイミド残渣421 が存在している部分
からは低レベルの蛍光(図12(B)の実線)を発生す
る。
【0025】この蛍光検知信号を適宜のスライスレベ
ル、すなわち、高レベルの第1のスライスレベルと、ポ
リイミド残渣421 から発生する蛍光のレベル以下の第
2のスライスレベルで2値化し、第1のスライスレベル
でスライスした蛍光検知信号のパターンによってバイア
ホール43の形状を検知し、第2のスライスレベルでス
ライスした蛍光検知信号のパターンによってバイアホー
ル43の底面のポリイミド残渣421 の形状を検知する
ことができる。
【0026】図13は、蛍光検知信号の2値化回路の一
例の説明図である。この図において、711 は第1の2
値化回路、712 は第2の2値化回路、721 は第1の
スライスレベル設定回路、722 は第2のスライスレベ
ル設定回路である。
【0027】この蛍光検知信号の2値化回路において
は、蛍光検知信号を2値化するための第1の2値化回路
711 および第2の2値化回路712 のスライスレベル
をポテンショメータ形式の第1のスライスレベル設定回
路721 と第2のスライスレベル設定回路722 によっ
て設定するものとして図示されている。
【0028】高レベルの第1のスライスレベルによる検
知パターンは、通常円形となり、低レベルの第2のスラ
イスレベルによる検知パターンも、欠陥が存在しない場
合には円形となるが、図12(A)に示すようにポリイ
ミド残渣がある場合には、円形の一部が欠けたパターン
になる。したがって、各パターンに画像処理を施すこと
によって、バイアホール43の形状、あるいはバイアホ
ール43のポリイミド残渣421 の有無とその形状を検
知することができる。
【0029】図14は、従来のバイアホール検査論理の
一例の説明図である。この図において、81はバイアホ
ール有無判定回路、82は形状検査論理回路、83は面
積判定回路、84はバイアホール位置データ、85はス
テージ位置データ、86は面積計測回路、87は最大・
最小面積値設定回路である。
【0030】この図に示された、バイアホール有無判定
回路81と、形状検査論理回路82と、面積判定回路8
3を中心とする従来のバイアホール検査論理によって、
第1のパターンおよび第2のパターンを用いてバイアホ
ールの欠陥/正常の判定を行う方法を簡単に説明する。
【0031】(1)バイアホールの有無判定回路は、第
1のパターンとバイアホール位置データ(設計データ)
84とステージ位置データ85を用いて、図8の4
6 ,43 7 のような欠陥を検出する。 (2)形状検査論理回路82は、例えばラジアルマッチ
ング検査論理を利用したものであり、第1のパターンの
形状(通常は円形)の良否を判定することにより図8の
434 ,435 のような欠陥を検出する。 (3)面積判定回路83は、面積計測回路86によって
計測した第2のパターンの面積計測値S2 と設定値(最
大面積値Smax および最小面積値Smin )との比較を行
い、S2 >Smax またはS2 <Smin ならば欠陥と判定
することにより、図8の432 ,433 のような欠陥を
検出する。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
バイアホール検査装置の検知光学系には下記のような問
題があった。すなわち、バイアホール中のボリイミド残
渣が薄くなってくると、発生する蛍光が非常に微弱にな
り、蛍光が極端に微弱な領域では、光の粒子的な性質が
顕著になるため蛍光検知信号は、図12(B)に破線で
示されているように、インパルス状になってしまう。
【0033】この現象のため、蛍光検知信号のS/N比
が悪化し、厚さが極端に薄いポリイミド残渣の有無を識
別することが困難になるという問題があった。本発明
は、バイアホール中の薄いポリイミド等の絶縁体残渣を
確実に検知することができるバイアホール検査装置を提
供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるバイアホ
ール検査装置においては、配線基板上の絶縁体薄膜層に
バイアホールが形成された検査対象に複数の波長λ1
λ2 ,λ3 ,・・・からなり、λ1 <λ2 <λ3 <・・
・の関係を有する光を照射する手段と、該検査対象から
の反射光を各波長毎に検知して反射光強度に対応する検
知信号を得る手段と、該各検知信号を設定された基準レ
ベルにより2値化して2値化信号を得る手段と、該2値
化信号の間で論理演算を施す手段を有する構成を採用し
た。
【0035】この場合、検査対象に複数の波長の光を照
射する手段として、複数の波長で同時に発振する1つの
レーザ光源を用いることができる。
【0036】また、この場合、検査対象に複数の波長の
光を照射する手段として、単一波長で発振する複数のレ
ーザの放射光を光学的に組み合わせた光源を用いること
ができる。
【0037】また、この場合、検査対象からの反射光を
各波長毎に検知して反射光強度に対応する検知信号を得
る手段として、レーザ光をスポット状に集光して検査対
象の上を走査し、該検査対象からの反射光を再帰的に帰
還させ、該再帰的に帰還させた反射光に含まれている各
波長の光を波長フィルタを用いて分離し、該分離した各
波長の光をそれぞれ光センサによって検知する手段を用
いることができる。
【0038】また、この場合、検査対象からの反射光を
各波長毎に検知して反射光強度に対応する検知信号を得
る手段として、レーザ光をスポット状に集光して検査対
象の上を走査し、該検査対象からの反射光を再帰的に帰
還させ、該再帰的に帰還させた反射光を再結像させて再
結像面上において空間フィルタリングを行い、空間フィ
ルタリングした再帰反射光に含まれている各波長の光を
波長フィルタを用いて分離し、分離した各波長の光をそ
れぞれ光センサによって検知する手段を用いることがで
きる。
【0039】また、この場合、2値化信号の間で論理演
算を施す手段として、絶縁体薄膜層からの反射光による
検知信号を論理Lに対応させ、バイアホールの底部の配
線層からの反射光による検知信号を論理Hに対応させた
2値化信号とし、この2値化信号の論理積をとる手段を
用いることができる。
【0040】これらの場合、最も短い波長の反射光に対
応する検知信号を2値化して、バイアホールの外形を検
査する手段を付加することができる。
【0041】
【作用】本発明のバイアホール検査装置においては、バ
イアホール中の薄いポリイミド残渣を検知するために、
ポリイミド残渣の表面から反射されるレーザ光とポリイ
ミド残渣の下に存在する配線層の表面から反射されるレ
ーザ光の干渉を利用している。
【0042】図1は、本発明のバイアホール検査装置の
原理説明図であり、(A)は金属配線層の上のポリイミ
ド残渣を、(B),(C),(D)は照射レーザ光の波
長がλ1 ,λ2 ,λ3 (λ1 <λ2 <λ3 )である場合
の干渉光検知信号と干渉パターンを示している。この図
において、1は金属配線層、2はポリイミド残渣、3は
照射レーザ光である。
【0043】薄いポリイミド残渣2にはある程度の光透
過性がなり、かつ、このポリイミド残渣2の下面には必
ず光反射率の高い金属配線層1が存在する。そこで、例
えば、図1に示すような厚さが変化するポリイミド残渣
に波長λ1を有する単色光の照射レーザ光3を照射する
と、ポリイミド残渣の表面で反射されるレーザ光と、ポ
リイミド残渣を透過しその下の金属配線層1の表面で反
射されたレーザ光とが干渉し合って、等高線のような縞
状の干渉パターンが観察される。この場合の縞と縞の間
隔は、薄膜の厚みにしてλ1 /2に相当する。
【0044】この干渉法によると、極めて薄いポリイミ
ド残渣でもコントラスト良く検知することができ、ポリ
イミド残渣の検知限界は波長の1/4程度になる。この
干渉光検出信号を適宜調節した2つの基準レベルによっ
て2値化して2値化信号を得て、この2値化信号の間で
論理演算をすることによって、バイアホールの形状ある
いはバイアホールの底面に存在するポリイミド残渣の厚
さ分布を検査することができる。
【0045】しかしながら、単色光の照射レーザ光3を
用いた干渉法によると、ポリイミド残渣の厚さ分布によ
っては暗い縞と明るい縞の中間の領域では、ポリイミド
残渣が存在するにもかかわらず、明るくなってしまうと
いう欠点がある。
【0046】この欠点は、この図1に示されているよう
に、異なる波長λ1 ,λ2 ,λ3 (λ1 <λ2 <λ3
を有する複数のレーザ光の干渉パターンを得て、これら
の干渉光検知信号の論理積をとることによって解消する
ことができる。すなわち、異なる波長を有する複数の光
の干渉パターンを得て、ポリイミド残渣の同じ位置に低
レベル(暗い縞)が1つでも存在すると0信号を出力す
るようにすると、ポリイミド残渣の存在をほぼ確実に検
知することができる。
【0047】なお、均一な厚さを有するポリイミド残渣
が存在する場合があると仮定しても、そのポリイミド残
渣全体から生じる干渉光が、レーザ光の波長によって明
るいか暗いかのいずれかになり、それらの論理積をとる
ことによってポリイミド残渣の存在をほぼ確実に検知す
ることができる。波長が異なる照射レーザ光の数を増加
することによって、ポリイミド残渣の存在を検知する確
率が大きくなることはその原理から明らかである。
【0048】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図2は、第1実施例のバイアホール検査装置
の光学系説明図である。この図において、11は3波長
同時発振レーザ、12はビームエクスパンダ、13は第
1のミラー、14は第1のビームスプリッタ、15は回
転多面鏡、16はスキャンレンズ、17は第2のビーム
スプリッタ、18は検査対象、19は載置ステージ、2
1 は第1の波長フィルタ、202 は第2の波長フィル
タ、20 3 は第2のミラー、211 は第1の光センサ、
212 は第2の光センサ、213は第3の光センサであ
る。
【0049】この実施例バイアホール検査装置において
は、3波長同時発振レーザ11から放出される3つの波
長λ1 ,λ2 ,λ3 (λ1 <λ2 <λ3 )の照射レーザ
光をビームエクスパンダ12によって拡大し、拡大した
レーザ光を、第1のミラー13によって反射し、第1の
ビームスプリッタ14によってスプリットし、回転多面
鏡15を用いて走査し、スキャンレンズ16によって集
束し、第2のビームスプリッタ17によってスプリット
して、載置ステージ19上に載置されている検査対象1
8上に集光する。
【0050】このように検査対象18に集光された照射
レーザ光は、バイアホール近傍で反射されて照射レーザ
光と同じ径路を逆に、第2のビームスプリッタ17、ス
キャンレンズ16、回転多面鏡15へと逆上って再帰的
に帰還され、光路中に配置された第1のビームスプリッ
タ14によって再帰反射光検知系に導かれる。
【0051】この再帰反射光検知系に導かれた再帰反射
光には、3つの波長λ1 ,λ2 ,λ 3 (λ1 <λ2 <λ
3 )の照射レーザ光を含んでいるため、波長λ1 以下の
レーザ光を反射する第1の波長フィルタ201 によって
波長λ1 のレーザ光のみを反射させて光電子増倍管等の
第1の光センサ211 に照射し、第1の波長フィルタ2
1 を透過した波長λ2 の反射光を第2の波長フィルタ
202 によって反射して第2の光センサ212 に照射
し、第2の波長フィルタ202 を透過した波長λ 3 の反
射光を第2のミラー203 によって反射させて第3の光
センサ213 に照射する。
【0052】図3は、第1実施例の波長フィルタの反射
波長特性図であり、(A)は第1の波長フィルタ、
(B)は第2の波長フィルタの特性を示している。この
図からわかるように、3つの波長λ1 ,λ2 ,λ3 のレ
ーザ光を含む照射レーザ光が第1の波長フィルタ201
に入射されると、波長λ1 のレーザ光は反射されて第1
の光センサ211 に入射し、この第1の波長フィルタ2
1 を透過したレーザ光が第2の波長フィルタ202
入射されると、波長λ2 のレーザ光は反射されて第2の
光センサ212 に入射し、この第2の波長フィルタを透
過した波長λ3 のレーザ光が第2のミラー203 によっ
て反射されて第3の光センサ213 に入射する。
【0053】図4は、第1実施例の検知信号処理系構成
図である。この図において、211 は第1の光センサ、
212 は第2の光センサ、213は第3の光センサ、2
1 は第1のコンパレータ、222 は第2のコンパレー
タ、223 は第3のコンパレータ、224 は第4のコン
パレータ、231 は第1のスライスレベル設定回路、2
2 は第2のスライスレベル設定回路、233 は第3の
スライスレベル設定回路、234 は第4のスライスレベ
ル設定回路、24は論理積回路である。
【0054】この検知信号処理系構成図において、第1
の光センサ211 の検知信号を第4のコンパレータ22
4 に入力し、そのスライスレベルを第4のスライスレベ
ル設定回路234 によって調節して、出力信号を有無検
査論理回路と形状検査論理回路に伝送する。
【0055】また、第1の光センサ211 の検知信号を
第1のコンパレータ221 に同時に入力し、そのスライ
スレベルを第1のスライスレベル設定回路231 によっ
て調節して、出力信号を論理積回路24に伝送する。そ
して、第2の光センサ212 の検知信号を第2のコンパ
レータ222 に入力し、そのスライスレベルを第2のス
ライスレベル設定回路232 によって調節して、出力信
号を論理積回路24に伝送する。そしてまた、第3の光
センサ213 の検知信号を第3のコンパレータ223
入力し、そのスライスレベルを第3のスライスレベル設
定回路233 によって調節して、出力信号を論理積回路
24に伝送する。
【0056】前記の論理積回路24によって、第1のコ
ンパレータ221 、第2のコンパレータ222 、第3の
コンパレータ223 の出力信号の論理積をとり、残渣検
査論理回路に伝送する。
【0057】図5は、第1実施例の検知信号処理方法の
説明図であり、(A)は検査対象の断面を、(B)は第
1の光センサ211 の検知信号処理を、(C)は第2の
光センサ212 の検知信号処理を、(D)は第3の光セ
ンサ213 の検知信号処理をを示し、(E)は第1の光
センサ211 、第2の光センサ212 、第3の光センサ
213 の2値化信号の論理積をとった結果を示してい
る。
【0058】この図において、25はセラミック基板、
26は配線層、27はポリイミド薄膜層、271 はポリ
イミド残渣、28はバイアホールである。この実施例に
おける検査対象は、図5(A)に示されているように、
セラミック基板25の上に必要な配線層26が形成さ
れ、その上にポリイミド薄膜層27が形成され、このポ
リイミド薄膜層27にバイアホール28が形成されてい
るが、バイアホール28の一部にポリイミド残渣271
が残っている。
【0059】そして図5(B)は第1の光センサ211
の検知信号処理を示しており、第1の光センサ211
検知信号x1 を第1のスライスレベルy1 によって2値
化して第1の2値化信号Y1 を得、第1のスライスレベ
ルy1 より低い第2のスライスレベルz1 によって2値
化して第2の2値化信号Z1 を得ている。
【0060】また、図5(C)は第2の光センサ212
の検知信号処理を示しており、第2の光センサ212
検知信号x2 をスライスレベルy2 によって2値化して
2値化信号Y2 を得ている。
【0061】また、図5(D)は第3の光センサ213
の検知信号処理を示しており、第3の光センサ213
検知信号x3 をスライスレベルy3 によって2値化して
2値化信号Y3 を得ている。
【0062】また、図5(E)は、第1の光センサ21
1 の検知信号x1 を2値化した第1の2値化信号Y
1 と、第2の光センサ212 の検知信号x2 を2値化し
た2値化信号Y2 と、第3の光センサ213 の検知信号
3 を2値化した2値化信号Y3を、図4に示される残
渣検査論理回路24によって論理積(Y1 ・Y2
3 )をとった結果Pを示している。この論理積をとっ
た結果Pの幅がバイアホールの設計値に相当する予定の
幅より狭いときは、ポリイミド残渣271 が存在するこ
とを示している。
【0063】この図の回路構成の場合は、バイアホール
底部の配線層の部分をHレベルとする論理積をとってい
るが、その理由は、3つの光センサの各検知信号が、同
時にHレベル(明るい)の場合に限って、バイアホール
の底部にポリイミド残渣が存在せず、金属配線が露出し
ていると判断するためである。
【0064】なお、最も短い波長λ1 のレーザ光を検知
する第1の光センサ211 の検知信号x1 を第2のスラ
イスレベルz1 によって2値化して得た第2の2値化信
号Z 1 は、バイアホールの有無検査論理回路と形状検査
論理回路に伝送され、ここで予め記憶されている設計デ
ータと比較され、バイアホールの有無とその形状を含む
2次元パターンが判定される。
【0065】これは、一般に基材であるポリイミド薄膜
層は、短波長の光の吸収率が高く、検知信号のS/N比
が高くなるためである。この例の場合には、最も短い波
長λ1 に対応する検知信号、すなわち、第1の光センサ
211 の検知信号x1 を振幅の約1/2の第2のレベル
1 で2値化して2値化信号Z1 を得ている。その理由
は、図1(B)のように、ポリイミド残渣が厚い部分で
干渉光の振幅が低下しても、その輪郭を検知することが
できるようにするためである。
【0066】(第2実施例)図6は、第2実施例のバイ
アホール検査装置の光学系説明図である。この図におい
て、29が再結像用レンズ、30がピンホールを有す遮
光板、31が集光レンズであるほかは、図2において同
符号を付して説明したものと同様である。
【0067】この実施例のバイアホール検査装置の基本
的な動作は第1実施例のバイアホール検査装置と同様で
あるが、簡単に説明すると、3波長同時発振レーザ11
から放出される3つの波長λ1 ,λ2 ,λ3 (λ1 <λ
2 <λ3 )の照射レーザ光をビームエクスパンダ12に
よって拡大し、拡大したレーザ光を、第1のミラー13
によって反射し、第1のビームスプリッタ14によって
スプリットし、回転多面鏡15を用いて走査し、スキャ
ンレンズ16によって集束し、第2のビームスプリッタ
17によってスプリットして、載置ステージ19上に載
置されている検査対象18上に集光する。
【0068】このように検査対象18に集光された照射
レーザ光は、バイアホール近傍で反射されて照射レーザ
光と同じ径路を逆に、第2のビームスプリッタ17、ス
キャンレンズ16、回転多面鏡15へと逆上って再帰的
に帰還され、光路中に配置された第1のビームスプリッ
タ14によって再帰反射光検知系に導かれる。
【0069】この再帰反射光検知系に導かれた再帰反射
光は、再結像用レンズ29によって一旦結像集束され、
ピンホールを有す遮光板30のピンホールを通され、集
光レンズによって平行光線にされた後に、波長λ1 以下
のレーザ光を反射する第1の波長フィルタ201 によっ
て波長λ1 のレーザ光のみを抽出して光電子増倍管等の
第1の光センサ211 に照射し、第1の波長フィルタ2
1 を透過した波長λ 2 の反射光を第2の波長フィルタ
202 によって反射させて第2の光センサ21 2 に照射
し、第2の波長フィルタ202 を透過した波長λ3 の反
射光を第2のミラー203 によって反射させて第3の光
センサ213 に照射する。
【0070】その後の検知信号処理は第1実施例と同様
であるが、この実施例においては、再帰反射光を、再結
像用レンズで一旦結像し、その結像面上に配置されたピ
ンホールを有す遮光板のピンホールを通すことにより、
再帰反射光を空間フィルタリングすることによって、バ
イアホールの壁面等から反射される不要な光を除去して
S/N比を向上することができる。
【0071】上記の各実施例においては、複数の波長の
レーザ光を放出する光源として、三原色レーザ、白色レ
ーザ等の多波長光発振レーザを用いるものとして説明し
ているが、単色光の光を発振するレーザを複数個用い、
それらが放出するレーザ光を光学系によって光軸合わせ
をして、複数の波長のレーザ光を放出する光源を構成す
ることもできる。
【0072】また、上記の実施例で層間絶縁膜として用
いたポリイミド薄膜層に代えて、エポキシ樹脂等の樹
脂、あるいはガラス等の無機材料からなる透明あるいは
半透明の絶縁体の薄膜を用いることができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
バイアホール中の薄いポリイミド残渣を確実に検知する
ことができる干渉型のバイアホール検査装置を提供する
ことが可能となり、大容量コンピュータ等に必須である
多層高密度配線層の歩留り向上に寄与するところが大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバイアホール検査装置の原理説明図で
あり、(A)は金属配線層の上のポリイミド残渣を、
(B),(C),(D)は照射レーザ光の波長がλ1
λ 2 ,λ3 (λ1 <λ2 <λ3 )である場合の干渉光検
知信号と干渉パターンを示している。
【図2】第1実施例のバイアホール検査装置の光学系説
明図である。
【図3】第1実施例の波長フィルタの反射波長特性図で
あり、(A)は第1の波長フィルタ、(B)は第2の波
長フィルタの特性を示している。
【図4】第1実施例の検知信号処理系構成図である。
【図5】第1実施例の検知信号処理方法の説明図であ
り、(A)は検査対象の断面を、(B)は第1の光セン
サ211 の検知信号処理を、(C)は第2の光センサ2
2 の検知信号処理を、(D)は第3の光センサ213
の検知信号処理を、(E)は第1の光センサ211 、第
2の光センサ212 、第3の光センサ213 の2値化信
号の論理積をとった結果を示している。
【図6】第2実施例のバイアホール検査装置の光学系説
明図である。
【図7】本発明の検査対象であるバイアホールの構成説
明図である。
【図8】ポリイミド薄膜層のバイアホールの欠陥説明図
であり、(A)、(B)は正常なバイアホールと欠陥が
生じているバイアホールを示している。
【図9】従来のバイアホール検査装置の光学系の概略説
明図であり、(A)は全体の構成を示し、(B)は走査
型光電子倍管を示している。
【図10】ポリイミド薄膜層とバイアホールの識別方法
の原理説明図であり、(A)はその斜視図、(B)は波
長特性を示している。
【図11】バイアホール壁面から発生する蛍光による影
響の説明図であり、(A)はその斜視図、(B)は蛍光
検知信号を示している。
【図12】ポリイミド残渣がある場合の蛍光検知信号の
説明図であり、(A)はその斜視図、(B)は蛍光検知
信号を示している。
【図13】蛍光検知信号の2値化回路の一例の説明図で
ある。
【図14】従来のバイアホール検査論理の一例の説明図
である。
【符号の説明】
1 金属配線層 2 ポリイミド残渣 3 照射レーザ光 11 3波長同時発振レーザ 12 ビームエクスパンダ 13 第1のミラー 14 第1のビームスプリッタ 15 回転多面鏡 16 スキャンレンズ 17 第2のビームスプリッタ 18 検査対象 19 載置ステージ 201 第1の波長フィルタ 202 第2の波長フィルタ 203 第2のミラー 211 第1の光センサ 212 第2の光センサ 213 第3の光センサ 221 第1のコンパレータ 222 第2のコンパレータ 223 第3のコンパレータ 224 第4のコンパレータ 231 第1のスライスレベル設定回路 232 第2のスライスレベル設定回路 233 第3のスライスレベル設定回路 234 第4のスライスレベル設定回路 24 論理積回路 29 再結像用レンズ 30 ピンホールを有す遮光板 31 集光レンズ 41 セラミック基板 42 ポリイミド薄膜層 421 ポリイミド残渣 43 バイアホール 431 ,432 ,433 ,434 ,435 ,436 ,4
7 バイアホール 44 配線層 451 ,452 ,453 照射レーザ光 461 ,462 反射光 471 ,472 蛍光 51 蛍光励起用レーザ光源 52 ビームエクスパンダ 53 ミラー 54 第1のビームスプリッタ 55 回転多面鏡 56 スキャンレンズ 57 第2のビームスプリッタ 58 検査対象 59 載置ステージ 60 格子板 61 格子検知用光センサ 62 波長フィルタ 63 再結像用レンズ 64 走査型光電子増倍管 641 光電面 642 偏向コイル 643 ピンホール 644 電子増倍部 65 格子信号検知処理回路 66 位置電圧変換回路 67 偏向コイルドライバ 711 第1の2値化回路 712 第2の2値化回路 721 第1のスライスレベル設定回路 722 第2のスライスレベル設定回路 81 バイアホール有無判定回路 82 形状検査論理回路 83 面積判定回路 84 バイアホール位置データ 85 ステージ位置データ 86 面積計測回路 87 最大・最小面積値設定回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板上の絶縁体薄膜層にバイアホー
    ルが形成された検査対象に複数の波長λ1 ,λ2
    λ3 ,・・・からなり、λ1 <λ2 <λ3 <・・・の関
    係を有する光を照射する手段と、該検査対象からの反射
    光を各波長毎に検知して反射光強度に対応する検知信号
    を得る手段と、該各検知信号を設定された基準レベルに
    より2値化して2値化信号を得る手段と、該2値化信号
    の間で論理演算を施す手段を有することを特徴とするバ
    イアホール検査装置。
  2. 【請求項2】 検査対象に複数の波長の光を照射する手
    段として、複数の波長で同時に発振する1つのレーザ光
    源を用いることを特徴とする請求項1に記載されたバイ
    アホール検査装置。
  3. 【請求項3】 検査対象に複数の波長の光を照射する手
    段として、単一波長で発振する複数のレーザの放射光を
    光学的に組み合わせた光源を用いることを特徴とする請
    求項1に記載されたバイアホール検査装置。
  4. 【請求項4】 検査対象からの反射光を各波長毎に検知
    して反射光強度に対応する検知信号を得る手段として、
    レーザ光をスポット状に集光して検査対象の上を走査
    し、該検査対象からの反射光を再帰的に帰還させ、該再
    帰的に帰還させた反射光に含まれている各波長の光を波
    長フィルタを用いて分離し、該分離した各波長の光をそ
    れぞれ光センサによって検知する手段を用いることを特
    徴とする請求項1に記載されたバイアホール検査装置。
  5. 【請求項5】 検査対象からの反射光を各波長毎に検知
    して反射光強度に対応する検知信号を得る手段として、
    レーザ光をスポット状に集光して検査対象の上を走査
    し、該検査対象からの反射光を再帰的に帰還させ、該再
    帰的に帰還させた反射光を再結像させて再結像面上にお
    いて空間フィルタリングを行い、空間フィルタリングし
    た再帰反射光に含まれている各波長の光を波長フィルタ
    を用いて分離し、分離した各波長の光をそれぞれ光セン
    サによって検知する手段を用いることを特徴とする請求
    項1に記載されたバイアホール検査装置。
  6. 【請求項6】 2値化信号の間で論理演算を施す手段と
    して、絶縁体薄膜層からの反射光による検知信号を論理
    Lに対応させ、バイアホールの底部の配線層からの反射
    光による検知信号を論理Hに対応させた2値化信号と
    し、この2値化信号の論理積をとる手段を用いることを
    特徴とする請求項1に記載されたバイアホール検査装
    置。
  7. 【請求項7】 絶縁体薄膜層からの反射光とバイアホー
    ルの底部の配線層からの反射光の強度比が最も大きくな
    る波長の反射光に対応する検知信号を2値化して、バイ
    アホールの外形を検査する手段を付加したことを特徴と
    する請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載さ
    れたバイアホール検査装置。
JP31998392A 1992-11-30 1992-11-30 バイアホール検査装置 Withdrawn JPH06167461A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003015184A1 (fr) * 2001-08-03 2003-02-20 Tokyo Gas Co., Ltd. Element d'emission de rayonnement ultraviolet haute luminosite en diamant
KR100478200B1 (ko) * 2001-12-11 2005-03-23 동부아남반도체 주식회사 피크 타입의 결함표준시료
KR100611109B1 (ko) * 2000-01-14 2006-08-09 삼성전자주식회사 반도체 장치의 콘택홀 검사 방법
JP2020085639A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 株式会社マルコム Led装置の発光特性測定装置

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