JPH06167398A - 荷重センサ - Google Patents

荷重センサ

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JPH06167398A
JPH06167398A JP31764992A JP31764992A JPH06167398A JP H06167398 A JPH06167398 A JP H06167398A JP 31764992 A JP31764992 A JP 31764992A JP 31764992 A JP31764992 A JP 31764992A JP H06167398 A JPH06167398 A JP H06167398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
main body
magnetic alloy
shaft
amorphous magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP31764992A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Shoji
理人 東海林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31764992A priority Critical patent/JPH06167398A/ja
Publication of JPH06167398A publication Critical patent/JPH06167398A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】非晶質磁性合金を用いた荷重センサに関するも
ので、構造が簡単で低価格な荷重センサを提供すること
を目的とする。 【構成】本体1はシャフトを挿通できるように円筒形状
をしており、荷重を受けるリング状の受力部11を円筒
内周に持つ。円筒表面には非晶質磁性合金5を固着し、
受力部11を中心として対称に第1および第2の透磁率
検出素子を配する。本体1に挿入されて荷重のかかるシ
ャフト12は、その一部に設けた鍔13が前記受力部1
1に当接し、ナット14によって本体1に固定される。 【効果】従来に比べ、構造が非常に簡単なため、寸法に
とらわれず設計、加工ができ、また、コストを大幅に低
減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非晶質磁性合金の磁歪効
果を用いた荷重センサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、非晶質磁性合金の磁歪効果を用い
た荷重センサが、たとえば特願平3−279191号な
どで提案されている。図3はこのような荷重センサの一
例の断面図である。図中の1はチタン製の直径10mm
の円柱状の本体であり、その外周の一部に荷重による変
形部分2(直径18mm)を形成し、また一端部に幅3
mmの環状切込溝4を設けて前記変形部分2に連らなる
非変形部分3を形成している。なお前記変形部分2が荷
重感知部分となり、非変形部分3が荷重不感部分とな
る。前記本体1の外周上には、変形部分2および非変形
部分3をおおうように熱硬化性のイミド系接着剤で25
0℃、1時間で接着した厚さ0.03mmのFe−Si
−B−Cr系非晶質磁性合金5を形成している。そして
その外周にはフェノール樹脂製のボビン8を配し、変形
部分2に対応した部分に透磁率検出素子として100回
コイルを巻いて形成した荷重検出コイル6を設け、非変
形部分3に対応した部分に荷重検出コイル6と同構成の
差動用コイル7を巻装している。
【0003】前記荷重検出コイル6および差動用コイル
7の外側には48%Ni−Fe合金製のヨーク9が配さ
れている図中の10は検出回路である。以下に本荷重セ
ンサの動作を説明する。
【0004】本体1に図示上下より荷重を印加すると、
荷重の大きさに比例して変形部分2が変動し、その表面
に接着された非晶質磁性合金5の透磁率が変化する。こ
の透磁率変化を荷重検出コイル6でインダクタンスの変
化として検出する。この出力と、非変形部分3の外周に
設けた差動用コイル7との差動出力を検出回路10で取
ることにより荷重の変化を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成による荷重
センサにおいて、たとえばシャフトにかかる荷重を検出
しようとした場合、本体1の中心軸の沿ってシャフトの
通る穴を設けなければならない。
【0006】ここで、直径18mmの変形部分2の場
合、環状切込溝4の加工上、最低3mm必要であり、さ
らに変形部分2および非変形部分3の形成上必要なクリ
アランスも考慮すると、上述のように本体1の直径は1
0mmとなる。したがって、本体1の中心軸に沿って設
けるシャフトの通る穴の直径は、8mm以下と限定され
る。このため、大きな荷重を検出するためにシャフトを
太くした場合、シャフトに比べ、本体1が非常に大きく
なるという課題があった。
【0007】また、このような構成とするならば、本体
1の形状は非常に複雑となり、加工に要するコストが増
大する、もしくは寸法によっては(たとえば小さい荷重
センサを構成しようとした場合)加工不可能となるとい
う課題があった。
【0008】本発明は前記従来の課題に留意し、寸法に
とらわれず設計、加工ができる荷重センサを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、本体部に貫通孔を形成し、前記貫通孔の内周
に沿って一部に荷重を受けるリング状の受力部を設ける
構成、あるいは本体部に貫通孔を形成し、前記本体部の
一部に異径部を設け、本体部および異径部の表面で、異
径部に接触せしめないように非晶質磁性合金を固着する
構成とするものである。
【0010】
【作用】上述の構成によれば、シャフトなどを通す貫通
孔を形成した本体において、その本体形状を非常に簡単
に構成できるので、寸法にとらわれず、設計、加工で
き、また、コストを大幅に低減することとなる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図1
を参照しながら説明する。なお、本実施例の構成におい
て従来例と同一部分には同一番号を付して詳細な説明を
省略し、本実施例の特徴となる部分について説明する。
【0012】すなわち本実施例の特徴は、図1におい
て、シャフト12を貫通させる貫通孔を形成した円筒状
の本体1の内周上で、荷重検出コイル6と差動用コイル
7の対称中心となる位置に幅1mmのリング状の受力部
11を内方に突出するように設け、図3における環状切
込溝4を廃したことである。
【0013】前記本体1の中心部に貫通したシャフト1
2には、鍔13が設けられており、この鍔13が受力部
11と接触することにより荷重が本体1に伝達される。
また、シャフト12と本体1は鍔13とナット14では
さみこむことにより固定される。
【0014】以下に本実施例の特徴となる部分の動作に
ついて説明する。シャフト12に加わった荷重は、鍔1
3から受力部11を経て本体1に伝達される。その結
果、鍔13とナット14ではさまれた変形部分2が荷重
の大きさに比例して変動し、その表面に接着された非晶
質磁性合金5の透磁率が変化する。この透磁率変化を荷
重検出コイル6でインダクタンスの変化として検出す
る。この出力と、鍔13とナット14ではさまれていな
い非変形部分3の外周に設けた差動用コイル7との差動
出力を検出回路10で取ることにより荷重の変化を得
る。
【0015】上記の構成、動作による荷重センサでは、
従来例で示した荷重センサにおける環状切込溝4を設け
る必要がないため、本体1の直径が18mmの場合、シ
ャフト12の直径は受力部11の内径(本実施例の場合
12mm)まで大きくすることができ、従来例に比べて
50%太いシャフトでも同一の本体直径で荷重センサを
構成することができた。また、加工が容易となったた
め、加工に要するコストは従来の5分の1まで削減でき
た。 (実施例2)以下、本発明の第2の実施例について図2
を参照しながら説明する。なお、本実施例の構成におい
て従来例と同一部分には同一番号を付して詳細な説明を
省略し、本実施例の特徴となる部分について説明する。
【0016】すなわち本実施例の特徴は、図2に示すよ
うに、シャフト12を通す貫通孔を形成した円筒状の本
体1は、その変形部分2より直径を2mm小さくした異
径部15を設け、その表面に接触しないように非晶質磁
性合金5を配し、つまり、非晶質磁性合金5を異径部1
5から浮かし、図3における環状切込溝4を廃したこと
である。
【0017】なお本体1に貫通したシャフト12は、ナ
ット14で上下からはさみこむことにより本体1に固定
されている。以下に本実施例の特徴となる部分の動作に
ついて説明する。
【0018】シャフト12に加わった荷重は、本体1の
上下のナット14から本体1に伝達される。その結果、
本体1の変形部分2が荷重の大きさに比例して変動し、
その表面に接着された非晶質磁性合金5の透磁率が変化
する。この透磁率変化を荷重検出コイル6でインダクタ
ンスの変化として検出する。
【0019】一方、異径部15の表面に配した非晶質磁
性合金5は本体1と接触していないため、荷重が加わっ
ても透磁率が変化することはない。したがって、異径部
15に設けた差動用コイル7と前記荷重検出コイル6と
の差動出力を検出回路10で取ることにより荷重の変化
を得る。
【0020】上記の構成、動作による荷重センサでは、
実施例1と同様、従来例で示した荷重センサにおける環
状切込溝4を設ける必要がないため、本体1の直径が1
8mmの場合、シャフト12の直径は異径部15の内容
(本実施例の場合12mm)まで大きくすることがで
き、従来例に比べて50%太いシャフトでも同一の本体
直径で荷重センサを構成することができた。また、加工
コストも実施例1と同様、従来の5分の1まで削減でき
た。
【0021】なお、本実施例では、実施例1のようにシ
ャフト12に鍔13を設けるといった加工が不用になる
ため、どのようなシャフトでも適用できるという利点を
持つ。
【0022】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、筒状の本体部の内周に沿って一部
に荷重を受けるリング状の受力部を設ける構成、あるい
は筒状の本体部の異径部の表面で、異径部に接触せしめ
ないように非晶質磁性合金を固着する構成とすることに
より、シャフトを通してその荷重を測定する荷重センサ
を構造を簡単に、しかも低価格に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の荷重センサの概略を示す断
面図
【図2】本発明の実施例2の荷重センサの概略を示す断
面図
【図3】従来例の荷重センサの概略を示す断面図
【符号の説明】
1 本体 2 変形部分 3 非変形部分 5 非晶質磁性合金 6 荷重検出コイル 7 差動用コイル 8 ボビン 9 ヨーク 10 検出回路 11 受力部 12 シャフト 13 鍔 14 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に形成され荷重によってひずむ本
    体部と、前記本体部の内周に沿って一部に設けられた荷
    重を受けるリング状の受力部と、前記本体部の表面に固
    着された磁歪を有する非晶質磁性合金と、前記非晶質磁
    性合金と対向し、前記受力部を中心として対称になる位
    置に透磁率変化を検出するために設けられた第1と第2
    の透磁率検出素子と、前記第1と第2の透磁率検出素子
    の出力差から荷重を検出する荷重検出回路とから構成さ
    れた荷重センサ。
  2. 【請求項2】 円筒状に形成され荷重によってひずむ本
    体部と、前記本体部の一部に設けられた外径の異なる異
    径部と、前記本体部および異径部の表面で、異径部に接
    触しないように固着した磁歪を有する非晶質磁性合金
    と、前記非晶質磁性合金と対向する位置に透磁率変化を
    検出するために設けられた第1と第2の透磁率検出素子
    と、前記第1と第2の透磁率検出素子の出力差から荷重
    を検出する荷重検出回路とから構成された荷重センサ。
JP31764992A 1992-11-27 1992-11-27 荷重センサ Pending JPH06167398A (ja)

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