JPH06167004A - 道路縁石形成用の枠体 - Google Patents
道路縁石形成用の枠体Info
- Publication number
- JPH06167004A JPH06167004A JP4309443A JP30944392A JPH06167004A JP H06167004 A JPH06167004 A JP H06167004A JP 4309443 A JP4309443 A JP 4309443A JP 30944392 A JP30944392 A JP 30944392A JP H06167004 A JPH06167004 A JP H06167004A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- curb
- road
- foundation
- bracket
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- Granted
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- Road Paving Structures (AREA)
- Road Repair (AREA)
- Road Signs Or Road Markings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 縁石の施工の作業性を改善するとともに、基
礎部分の工事を簡素化して施工期間の短縮を図る。 【構成】 合成樹脂で縁石形状に成形された枠体1の下
端部には道路の基礎上に配置される支持部材3に係止可
能な脚部8と、その基礎上に敷設される舗装層に連通可
能な下開口部9とを設け、側端部には内リブ6を形成
し、かつ、上端部には生コンクリートを注入するための
注入口2を形成する。一方、枠体1に嵌合可能に形成し
たブラケット2の中空胴11には枠体1の内リブ6に係
合可能な外周溝12を形成し、枠体1を直列に連結可能
に構成する。
礎部分の工事を簡素化して施工期間の短縮を図る。 【構成】 合成樹脂で縁石形状に成形された枠体1の下
端部には道路の基礎上に配置される支持部材3に係止可
能な脚部8と、その基礎上に敷設される舗装層に連通可
能な下開口部9とを設け、側端部には内リブ6を形成
し、かつ、上端部には生コンクリートを注入するための
注入口2を形成する。一方、枠体1に嵌合可能に形成し
たブラケット2の中空胴11には枠体1の内リブ6に係
合可能な外周溝12を形成し、枠体1を直列に連結可能
に構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路縁石を舗装層と一
体に形成するための枠体に関する。
体に形成するための枠体に関する。
【0002】
【従来の技術】道路の建設や改修工事の際、中央分離帯
等の各種区分帯を造成するが、通常、その周縁を縁石で
囲んで仕上げる必要がある。このときに用いられる縁石
の施工方法を図14を参照して説明する。先ず、縁石を
設置すべき路面を掘り下げて第一基礎41を造成した
後、コンクリートを敷設して第二基礎42を造成する。
さらにこの上に、所期のライン沿って、かつモルタル4
3でレベル調整を行いつつ既製のコンクリート製縁石4
4を直列に並べ、隣接する縁石44との間にはモルタル
等の目地を均等に塗り込む。そして、モルタル43の凝
固後、コンクリート打ち(あるいはアスファルトの展
圧)を行い、縁石44の下部を舗装層45で埋め込んで
施工を完了する。また、他の例としては、既製のコンク
リート製縁石を道路の表層面にモルタル等で単に接着す
るだけという簡便な施工方法や、舗装工事前に、道路の
基礎に型枠を設置してコンクリートで縁石を成形してお
く工法等がある。
等の各種区分帯を造成するが、通常、その周縁を縁石で
囲んで仕上げる必要がある。このときに用いられる縁石
の施工方法を図14を参照して説明する。先ず、縁石を
設置すべき路面を掘り下げて第一基礎41を造成した
後、コンクリートを敷設して第二基礎42を造成する。
さらにこの上に、所期のライン沿って、かつモルタル4
3でレベル調整を行いつつ既製のコンクリート製縁石4
4を直列に並べ、隣接する縁石44との間にはモルタル
等の目地を均等に塗り込む。そして、モルタル43の凝
固後、コンクリート打ち(あるいはアスファルトの展
圧)を行い、縁石44の下部を舗装層45で埋め込んで
施工を完了する。また、他の例としては、既製のコンク
リート製縁石を道路の表層面にモルタル等で単に接着す
るだけという簡便な施工方法や、舗装工事前に、道路の
基礎に型枠を設置してコンクリートで縁石を成形してお
く工法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術にお
いて、既製のコンクリート製縁石は30Kg以上の重量
があって搬送や配列が容易でなく、しかも機械化になじ
まない調整作業等があるため縁石の施工が作業者にとっ
て重労働となり、かつ熟練を要するという問題がある。
さらに、道路の舗装工事は縁石の施工後に行う必要があ
り、しかも縁石の基礎部分の工事が二度にわたって実施
されるため工程管理が複雑化するとともに工期が長期化
し、道路工事全体にも大きな影響を及ぼすという問題が
ある。また、前述の簡便な施工方法においては、縁石の
下部が道路に埋め込まれていないため、取り付け強度が
不足する場合がある他、振動や気候の影響を直接受ける
道路表層の伸縮等により浮き上がり(剥がれ)現象が発
生して機能的に十分なものとはいえない。さらに、型枠
を設置してコンクリートで縁石を成形する工法は、基礎
部分の工事を一層複雑にして道路工事全体を長期化させ
るものであり、工事簡素化の要請に逆行するものといえ
る。
いて、既製のコンクリート製縁石は30Kg以上の重量
があって搬送や配列が容易でなく、しかも機械化になじ
まない調整作業等があるため縁石の施工が作業者にとっ
て重労働となり、かつ熟練を要するという問題がある。
さらに、道路の舗装工事は縁石の施工後に行う必要があ
り、しかも縁石の基礎部分の工事が二度にわたって実施
されるため工程管理が複雑化するとともに工期が長期化
し、道路工事全体にも大きな影響を及ぼすという問題が
ある。また、前述の簡便な施工方法においては、縁石の
下部が道路に埋め込まれていないため、取り付け強度が
不足する場合がある他、振動や気候の影響を直接受ける
道路表層の伸縮等により浮き上がり(剥がれ)現象が発
生して機能的に十分なものとはいえない。さらに、型枠
を設置してコンクリートで縁石を成形する工法は、基礎
部分の工事を一層複雑にして道路工事全体を長期化させ
るものであり、工事簡素化の要請に逆行するものといえ
る。
【0004】そこで本発明は、作業者による重量物取扱
いを無くす等、縁石の施工の作業性改善と、基礎部分の
工事の簡素化による施工期間の短縮とを図り得る道路縁
石形成用の枠体を提供することを、解決すべき技術的課
題とする。
いを無くす等、縁石の施工の作業性改善と、基礎部分の
工事の簡素化による施工期間の短縮とを図り得る道路縁
石形成用の枠体を提供することを、解決すべき技術的課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、以下のよう
な道路縁石形成用の枠体を創出した。すなわち、舗装層
が敷設される道路の基礎上に支持部材を介して配置さ
れ、生コンクリート等の流動性材料が充填されて路面に
突出する道路縁石を形成するための枠体であって、予め
縁石形状に成形され、下端部には前記支持部材に係止可
能な脚部と、前記舗装層に連通可能な下開口部とが形成
され、上端部には前記流動性材料を注入するための注入
口が形成され、かつ側端部には相互に連結できる連結手
段が設けられて成ることを特徴とする。
な道路縁石形成用の枠体を創出した。すなわち、舗装層
が敷設される道路の基礎上に支持部材を介して配置さ
れ、生コンクリート等の流動性材料が充填されて路面に
突出する道路縁石を形成するための枠体であって、予め
縁石形状に成形され、下端部には前記支持部材に係止可
能な脚部と、前記舗装層に連通可能な下開口部とが形成
され、上端部には前記流動性材料を注入するための注入
口が形成され、かつ側端部には相互に連結できる連結手
段が設けられて成ることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成の枠体は、道路の基礎上に配置され
る支持部材に脚部を係止させて所期位置に設定される。
しかる後、注入口から枠体内へ流し込まれる生コンクリ
ート等の流動性材料は枠体の下開口部にて基礎上の舗装
層とつながる。なお、基礎上の舗装層の厚さが枠体の脚
部の高さより大きい場合は枠体の下端外周部が舗装層に
て被われる。その後、流動性材料の凝固によって舗装層
と一体化した道路縁石が形成される。
る支持部材に脚部を係止させて所期位置に設定される。
しかる後、注入口から枠体内へ流し込まれる生コンクリ
ート等の流動性材料は枠体の下開口部にて基礎上の舗装
層とつながる。なお、基礎上の舗装層の厚さが枠体の脚
部の高さより大きい場合は枠体の下端外周部が舗装層に
て被われる。その後、流動性材料の凝固によって舗装層
と一体化した道路縁石が形成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。道路縁石形成用の枠体は大別すると、図
1に示すように、縁石状の外形を有する枠体1と、枠体
1を長手方向に直列に連結するための連結手段であるブ
ラケット2とから成り、連結状態で支持部材3に係合可
能に構成される。前記枠体1は、図1及び図2に示すよ
うに、合成樹脂で横断面が逆U字状に成形され、その上
部には生コンクリートを注入するための略長方形の注入
口4と、反射板等を取り付け可能な取付穴5とが設けら
れ、側端部には断面矩形の内リブ6が内周に突出形成さ
れている。また、枠体1の下端部両外側には前記支持部
材3に係合するための係合穴7を有する鍔状の脚部8が
突設されている。さらに、枠体1には下開口部9が設け
られ、下側がほぼ全面にわたって開口している。
して説明する。道路縁石形成用の枠体は大別すると、図
1に示すように、縁石状の外形を有する枠体1と、枠体
1を長手方向に直列に連結するための連結手段であるブ
ラケット2とから成り、連結状態で支持部材3に係合可
能に構成される。前記枠体1は、図1及び図2に示すよ
うに、合成樹脂で横断面が逆U字状に成形され、その上
部には生コンクリートを注入するための略長方形の注入
口4と、反射板等を取り付け可能な取付穴5とが設けら
れ、側端部には断面矩形の内リブ6が内周に突出形成さ
れている。また、枠体1の下端部両外側には前記支持部
材3に係合するための係合穴7を有する鍔状の脚部8が
突設されている。さらに、枠体1には下開口部9が設け
られ、下側がほぼ全面にわたって開口している。
【0008】一方、前記ブラケット2は、図3に示すよ
うに、合成樹脂で成形され、台板10には前記枠体1に
嵌め込み可能な逆U字状の中空胴11が起立状に設けら
れ、中空胴11には前記枠体1の内リブ6と嵌合可能な
外周溝12が2本互いに平行に形成されている。さら
に、中空胴11の上端部には前記枠体1の取付穴5に対
応する位置に穴13が設けられ、前記枠体1の脚部8の
下面が当接可能な台板10の端部14にはその脚部8の
係合穴7に対応する位置に貫通孔15が形成されてい
る。なお、中空部16は中空胴11を長手方向に貫通し
ている。また、枠体1とブラケット2との連結状態は図
1に示され、枠体1の内リブ6(図2参照)とブラケッ
ト2の外周溝12とが嵌合し、かつ取付穴5と穴13の
位置及び係合穴7と貫通孔15の位置がそれぞれ合致し
ている。
うに、合成樹脂で成形され、台板10には前記枠体1に
嵌め込み可能な逆U字状の中空胴11が起立状に設けら
れ、中空胴11には前記枠体1の内リブ6と嵌合可能な
外周溝12が2本互いに平行に形成されている。さら
に、中空胴11の上端部には前記枠体1の取付穴5に対
応する位置に穴13が設けられ、前記枠体1の脚部8の
下面が当接可能な台板10の端部14にはその脚部8の
係合穴7に対応する位置に貫通孔15が形成されてい
る。なお、中空部16は中空胴11を長手方向に貫通し
ている。また、枠体1とブラケット2との連結状態は図
1に示され、枠体1の内リブ6(図2参照)とブラケッ
ト2の外周溝12とが嵌合し、かつ取付穴5と穴13の
位置及び係合穴7と貫通孔15の位置がそれぞれ合致し
ている。
【0009】次に、前記支持部材3について説明する。
支持部材3は、図1に示すように、鋼製の棒本体3aの
下端部が円錐状に鋭く形成され、上端部にはおねじが形
成されてワッシャ付ナット3bが螺着されたものであ
る。そして、前記枠体1の係合穴7と前記ブラケット2
の貫通孔15とに棒本体3aの上端部を挿通して上下の
ワッシャ付ナット3b,3bで枠体1の脚部8とブラケ
ット2の端部14とを締め付けることにより、係合位置
の調整が可能とされている。
支持部材3は、図1に示すように、鋼製の棒本体3aの
下端部が円錐状に鋭く形成され、上端部にはおねじが形
成されてワッシャ付ナット3bが螺着されたものであ
る。そして、前記枠体1の係合穴7と前記ブラケット2
の貫通孔15とに棒本体3aの上端部を挿通して上下の
ワッシャ付ナット3b,3bで枠体1の脚部8とブラケ
ット2の端部14とを締め付けることにより、係合位置
の調整が可能とされている。
【0010】以上のように構成された枠体1を用いた縁
石の施工方法について、図1及び図4を参照して説明す
る。図4に示すように、先ず、縁石を設置すべき路面を
掘り下げ、透水性のさば土及び砕石を敷き詰めたうえ適
度に展圧して基礎17を造成する。その基礎17には縁
石を設置すべき位置、すなわち、枠体1の係合穴7及び
ブラケット2の貫通孔15に対応する位置に所要本数の
支持部材3を鉛直状に打ち込む。次に、図1に示すよう
に、ブラケット2と枠体1とを互いに係合させた状態で
支持部材3に載置するとともに、ブラケット2の貫通孔
15と枠体1の係合穴7とに支持部材3を挿通させる。
そして、支持部材3のワッシャ付ナット3bを螺進させ
てブラケット2と枠体1とのレベル調整を行う。このと
き、ブラケット2と支持部材3との間のがたつき(係合
部の遊び)等を利用してブラケット2を水平方向に移動
させ、隣接する枠体1同士の側面の面ずれを微調整す
る。また、複数連結した枠体1の末端部では、次述する
生コンクリートの注入に備えるため、枠体1の長手方向
の開口部に蓋(図示しない)を設けて適宜に塞ぐ。こう
して、縁石を設置すべき所期位置に枠体1とブラケット
2との配設が完了した段階においては、枠体1及びブラ
ケット2は支持部材3により基礎17から浮いた状態に
支持されている(図1の実線の状態図参照)。
石の施工方法について、図1及び図4を参照して説明す
る。図4に示すように、先ず、縁石を設置すべき路面を
掘り下げ、透水性のさば土及び砕石を敷き詰めたうえ適
度に展圧して基礎17を造成する。その基礎17には縁
石を設置すべき位置、すなわち、枠体1の係合穴7及び
ブラケット2の貫通孔15に対応する位置に所要本数の
支持部材3を鉛直状に打ち込む。次に、図1に示すよう
に、ブラケット2と枠体1とを互いに係合させた状態で
支持部材3に載置するとともに、ブラケット2の貫通孔
15と枠体1の係合穴7とに支持部材3を挿通させる。
そして、支持部材3のワッシャ付ナット3bを螺進させ
てブラケット2と枠体1とのレベル調整を行う。このと
き、ブラケット2と支持部材3との間のがたつき(係合
部の遊び)等を利用してブラケット2を水平方向に移動
させ、隣接する枠体1同士の側面の面ずれを微調整す
る。また、複数連結した枠体1の末端部では、次述する
生コンクリートの注入に備えるため、枠体1の長手方向
の開口部に蓋(図示しない)を設けて適宜に塞ぐ。こう
して、縁石を設置すべき所期位置に枠体1とブラケット
2との配設が完了した段階においては、枠体1及びブラ
ケット2は支持部材3により基礎17から浮いた状態に
支持されている(図1の実線の状態図参照)。
【0011】次に、前記基礎17上にコンクリート(生
コンクリート)18を流し、枠体1及びブラケット2の
下端外周部を被うように舗装層19を形成すると同時に
枠体1にもコンクリート18を充填する。なお、枠体1
の内部と舗装層19とは下開口部9を介して連通してい
るから、道路縁石はコンクリート18の凝固によって舗
装層19と一体に形成される。こうして施工が完了した
道路縁石は、舗装層19と一体に形成されているから強
固であるとともに、表面が合成樹脂であるため路面と比
べて柔らかく、車両等が接触しても損傷が比較的軽く済
むという特長を有している。なお、本実施例において
は、枠体1及びブラケット2を合成樹脂製としたが、金
属その他の適宜な材料で形成することにしてもよい。
コンクリート)18を流し、枠体1及びブラケット2の
下端外周部を被うように舗装層19を形成すると同時に
枠体1にもコンクリート18を充填する。なお、枠体1
の内部と舗装層19とは下開口部9を介して連通してい
るから、道路縁石はコンクリート18の凝固によって舗
装層19と一体に形成される。こうして施工が完了した
道路縁石は、舗装層19と一体に形成されているから強
固であるとともに、表面が合成樹脂であるため路面と比
べて柔らかく、車両等が接触しても損傷が比較的軽く済
むという特長を有している。なお、本実施例において
は、枠体1及びブラケット2を合成樹脂製としたが、金
属その他の適宜な材料で形成することにしてもよい。
【0012】また、前記枠体1は、図5に示すように、
入れ子状に互いに重ね合わせることができ、保管あるい
は搬送に場所を取らず都合が良い。さらに施工時におい
て、複数の枠体1及びブラケット2を貫通する鉄筋を設
けることにすれば、道路縁石をさらに強固なものにする
ことが可能である。
入れ子状に互いに重ね合わせることができ、保管あるい
は搬送に場所を取らず都合が良い。さらに施工時におい
て、複数の枠体1及びブラケット2を貫通する鉄筋を設
けることにすれば、道路縁石をさらに強固なものにする
ことが可能である。
【0013】以下、本発明の他の実施例について図6〜
図13を参照して説明する。なお、前述の実施例と同様
の部位については同一符号を付し、説明を省略する。図
6及び図7に示す枠体1aは内部に多数のリブ21,2
2が設けられており、前述の実施例の枠体1に代えて使
用することができるものである。従って、施工時に充填
されるコンクリートと枠体1aとの密着性を良くするこ
とができるという特長を有している。また、図8に示す
ブラケット2aは端面形状が逆U字状に形成されてお
り、前述の実施例のブラケット2に代えて使用すること
ができるものである。このブラケット2aは成形加工が
容易でプレス加工に適している。
図13を参照して説明する。なお、前述の実施例と同様
の部位については同一符号を付し、説明を省略する。図
6及び図7に示す枠体1aは内部に多数のリブ21,2
2が設けられており、前述の実施例の枠体1に代えて使
用することができるものである。従って、施工時に充填
されるコンクリートと枠体1aとの密着性を良くするこ
とができるという特長を有している。また、図8に示す
ブラケット2aは端面形状が逆U字状に形成されてお
り、前述の実施例のブラケット2に代えて使用すること
ができるものである。このブラケット2aは成形加工が
容易でプレス加工に適している。
【0014】また、図9に示す枠体1bには連通窓23
を有する端面24が形成され、その端面24にはボルト
挿通孔25が設けられている。すなわち、隣接される枠
体1b相互の端面24を当接させてボルト締めすること
により連結が可能であり、連結用のブラケットを必要と
しない簡素な構成となっている。また、図10に示す枠
体1cは、前述の枠体1b(図9参照)を長手方向に二
分割した形状のもので、互いに係合可能な凹凸からなる
係合部26a,26b及び27a,27bが当接面にそ
れぞれ形成されている。従って、連結用のブラケットが
不要となる他、枠体1cを二分割状態にして保管したり
搬送できるため便利なものとなっている。
を有する端面24が形成され、その端面24にはボルト
挿通孔25が設けられている。すなわち、隣接される枠
体1b相互の端面24を当接させてボルト締めすること
により連結が可能であり、連結用のブラケットを必要と
しない簡素な構成となっている。また、図10に示す枠
体1cは、前述の枠体1b(図9参照)を長手方向に二
分割した形状のもので、互いに係合可能な凹凸からなる
係合部26a,26b及び27a,27bが当接面にそ
れぞれ形成されている。従って、連結用のブラケットが
不要となる他、枠体1cを二分割状態にして保管したり
搬送できるため便利なものとなっている。
【0015】さらに、図11の枠体1dは内面に緩衝材
28が取り付けられたもので、表面の合成樹脂と、内部
に充填されるコンクリートとの間で外部から加わる衝撃
エネルギーを吸収することができる。また、図12に示
す枠体1e及び図13に示すブラケット2bは、それぞ
れの軸線が曲線(円弧)となっており、枠体1eでは注
入口29、脚部30及び内リブ31が湾曲状に形成さ
れ、ブラケット2bでは中空胴32、外周溝33及び台
板34がそれぞれ枠体1eに対応する湾曲状に形成され
ている。従って、道路縁石を曲線上に配置するのに適し
ている。
28が取り付けられたもので、表面の合成樹脂と、内部
に充填されるコンクリートとの間で外部から加わる衝撃
エネルギーを吸収することができる。また、図12に示
す枠体1e及び図13に示すブラケット2bは、それぞ
れの軸線が曲線(円弧)となっており、枠体1eでは注
入口29、脚部30及び内リブ31が湾曲状に形成さ
れ、ブラケット2bでは中空胴32、外周溝33及び台
板34がそれぞれ枠体1eに対応する湾曲状に形成され
ている。従って、道路縁石を曲線上に配置するのに適し
ている。
【0016】
【発明の効果】上記のように構成した道路縁石形成用の
枠体は軽量であるから倉庫等での保管や工事現場への搬
送等を簡便に行うことができる。また、連結手段を用い
て枠体相互の連結が可能であり、縁石の施工時には基礎
上の所期位置への配設作業が容易に行えるため、作業者
に重労働を課すことがなく、かつ熟練度の比較的低い作
業内容とすることができる。さらに、基礎の造成が一度
で済み、基礎工事が簡素化できて施工期間の短縮が可能
となるため道路工事全体の進捗に多大な効果がある。ま
た、枠体内に充填される生コンクリート等は凝固して道
路の舗装層と一体化するため道路縁石が極めて強固なも
のとなるという効果がある。
枠体は軽量であるから倉庫等での保管や工事現場への搬
送等を簡便に行うことができる。また、連結手段を用い
て枠体相互の連結が可能であり、縁石の施工時には基礎
上の所期位置への配設作業が容易に行えるため、作業者
に重労働を課すことがなく、かつ熟練度の比較的低い作
業内容とすることができる。さらに、基礎の造成が一度
で済み、基礎工事が簡素化できて施工期間の短縮が可能
となるため道路工事全体の進捗に多大な効果がある。ま
た、枠体内に充填される生コンクリート等は凝固して道
路の舗装層と一体化するため道路縁石が極めて強固なも
のとなるという効果がある。
【図1】実施例の道路縁石形成用の枠体を説明するため
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図2】実施例の枠体を示す斜視図である。
【図3】実施例のブラケットを示す斜視図である。
【図4】実施例の道路縁石の施工を説明するための断面
図である。
図である。
【図5】実施例の枠体を重ねた状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】別例の枠体を示す底面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】別例のブラケットを示す斜視図である。
【図9】別例の枠体を示す斜視図である。
【図10】別例の枠体を示す斜視図である。
【図11】別例の枠体を示す断面図である。
【図12】別例の枠体を示す斜視図である。
【図13】別例のブラケットを示す斜視図である。
【図14】従来例の縁石の施工を説明するための断面図
である。
である。
1 枠体 2 ブラケット 3 支持部材 4 注入口 8 脚部 9 下開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 舗装層が敷設される道路の基礎上に支持
部材を介して配置され、生コンクリート等の流動性材料
が充填されて路面に突出する道路縁石を形成するための
枠体であって、 予め縁石形状に成形され、下端部には前記支持部材に係
止可能な脚部と、前記舗装層に連通可能な下開口部とが
形成され、上端部には前記流動性材料を注入するための
注入口が形成され、かつ側端部には相互に連結できる連
結手段が設けられて成ることを特徴とする道路縁石形成
用の枠体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4309443A JPH0826522B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 縁石用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4309443A JPH0826522B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 縁石用型枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06167004A true JPH06167004A (ja) | 1994-06-14 |
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