JPH06166930A - 流体噴射式織機の緯入れ装置 - Google Patents

流体噴射式織機の緯入れ装置

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JPH06166930A
JPH06166930A JP21440293A JP21440293A JPH06166930A JP H06166930 A JPH06166930 A JP H06166930A JP 21440293 A JP21440293 A JP 21440293A JP 21440293 A JP21440293 A JP 21440293A JP H06166930 A JPH06166930 A JP H06166930A
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drum
wefts
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多色織織機において、緯糸測長装置の係止ピ
ン及び緯糸引戻し装置の作動タイミングの調整を容易に
する。 【構成】 複数本の緯糸A,B毎に、ドラム式緯糸測長
装置8A,8Bと、筬5と一体に移動するノズル11A,
11Bと、緯糸引戻し装置10A,10Bとを備えている。こ
こにおいて、各ドラム式緯糸測長装置8A,8Bの係止
ピン23A,23Bをソレノイド22A,22Bにより駆動する
ようにし、また、各緯糸引戻し装置10A,10Bの引戻し
レバー40A,40Bをロータリーソレノイド36A,36Bに
より駆動するようにする。そして、前記各ソレノイド22
A,22B,36A,36Bを制御装置により織機の主軸の回
転を検出しつつこれと同期して作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドラム式緯糸測長装置
と緯糸引戻し装置とを備える流体噴射式織機の緯入れ装
置に関し、特に複数本の緯糸を所定のパターンで緯入れ
するものに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、流
体噴射式織機の緯入れ装置において、ドラム式緯糸測長
装置の係止ピンや緯糸引戻し装置はカムにより駆動する
ようにしていたため、作動タイミングを変更する場合に
はカムを交換せねばならず、多数のカムを用意しておか
ねばならないので不経済であるばかりか、多色織織機の
ように作動と停止とを繰返す場合にはその制御が困難で
あった。
【0003】多色織織機においては、複数本の緯糸毎
に、緯糸測長装置、緯糸引戻し装置、及びノズルが設け
られているため、各緯糸の経路は微妙に進行抵抗や緯糸
経路長が相違している。特に往復揺動する筬と一体に移
動するノズルの場合は、揺動中心に対するノズルの位置
が相違したり、筬打時の織前に対するノズルの位置の相
違が著しく、緯糸に対する抵抗や経路長の違いが大きく
なる。これにより、飛走状態が緯糸毎に異なるため、そ
の緯糸毎に設定条件を変えて飛走終了を一定タイミング
にする必要がある。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、多色織織機等、複数本の緯糸を所定のパターンで緯
入れする織機に好適な、緯糸測長装置の係止ピン及び緯
糸引戻し装置に対する駆動手段を有する流体噴射式織機
の緯入れ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、各
係止ピン及び各緯糸引戻し装置の駆動手段としてそれぞ
れソレノイドを設け、各ソレノイドを織機の主軸の回転
を検出しつつこれと同期して作動させる制御装置を設け
るようにしたものである。
【0006】
【作用】これにより、各係止ピン及び各緯糸引戻し装置
の作動タイミングの変更が容易となる。よって、上述し
たように飛走状態が緯糸毎に異なるため、その緯糸毎に
設定条件を変えて飛走終了を一定タイミングにする必要
があるが、そのために、緯糸の飛走に最も影響のある係
止ピンの作動タイミングを変更できる。また、ノズルの
位置に応じて引戻しタイミングを変更でき、所定のタイ
ミングで所定の引戻し量を得ることができるから、緯糸
に適合した引戻しができる。
【0007】
【実施例】以下に実施例を説明する。この実施例は色の
異なる4本の緯糸を所定のパターンで緯入れする多色織
仕様の空気噴射式織機の場合である。図1には全体構成
を示している。図中1は織機のフレーム、2はスレソー
ドシャフト、3はスレー、4は筬保持体、5は筬、6は
緯入れ用ノズル、7は緯入れ用ノズル6により噴射空気
と共に緯入れされる緯糸を案内する案内子である。ま
た、8A〜8Dは緯糸測長装置、9A〜9Dは緯糸把持
装置、10A〜10Dは緯糸引戻し装置、11A〜11Dは緯入
れ用ノズル6に緯糸を供給するための吹込み用ノズルで
あって、これらは緯糸A〜D毎に設けられている。
【0008】図2〜図6には緯糸測長装置8A〜8D、
緯糸把持装置9A〜9D、緯糸引戻し装置10A〜10D、
吹込み用ノズル11A〜11D及び緯入れ用ノズル6を示し
ている。以下これらの構成を説明するが、4本の緯糸A
〜Dのそれぞれに対応して設けられる要素には番号の後
にA〜Dの記号を付してあるので、説明は緯糸Aに対応
する要素について行う。
【0009】緯糸測長装置8Aについて説明すると、織
機のフレーム1に固定された支持部材12にパルスモータ
13Aを固定し、このパルスモータ13Aにより、同支持部
材12に軸受14Aを介して支持された中空回転軸15Aが回
転されるようにしてある。中空回転軸15Aには後端部か
ら中空部に引通される図示しない給糸体からの緯糸Aを
引出すための引出口16Aが形成されると共に、引出口16
Aから引出された緯糸Aが引通される巻付カイド17Aが
固定されている。尚、巻付ガイド17Aは例えばFRP樹
脂製とし、ガイド部と反対側の部分にバランスウェイト
の機能を持たせてある。中空回転軸15Aの先端部には軸
受18Aを介して3個の分割片よりなるドラム19Aが相対
回転自在に支持されており、ドラム19Aはこれに固定し
た磁石20Aとドラム19A外に固定した磁石21Aとの間の
吸引力によって静止状態に保たれるようになっている。
こうして、巻付ガイド17Aの回転によりドラム19Aに緯
糸Aが巻付けられるようになっている。また、ドラム19
A外に電磁アクチュエータ(ソレノイド)22Aを固定
し、この電磁アクチュエータ22Aの可動鉄芯に係止ピン
23Aを連結してある。係止ピン23Aは電磁アクチュエー
タ22Aが消磁されたときにドラム19A面の穴に突入し、
励磁されたときに穴から退出するようになっている。24
Aはバルーニング規制用カバー、25Aはリング状ガイ
ド、26Aは中央部にガイド27Aを有するバッフルプレー
トである。ここで、ドラム19Aからの緯糸Aはリング状
ガイド25Aを経てバッフルプレート26Aのガイド27Aに
引通されている。
【0010】緯糸把持装置9Aについて説明すると、支
持部材12にスタッド28を介して固定された支持板29に固
定挟持体30Aを固定し、同支持板29に固定した電磁アク
チュエータ(ソレノイド)31Aの可動鉄芯に可動挟持体
32Aを連結してある。33A,34Aはガイドである。ここ
で、緯糸測長装置8Aのバッフルプレート26Aのガイド
27Aからの緯糸Aはガイド33A,34Aに引通され、これ
らのガイド33A,34A間において、固定挟持体30Aと可
動挟持体32Aとの間に位置している。可動挟持体32Aは
電磁アクチュエータ31Aが励磁されたときに上動して固
定挟持体30Aから離隔することにより緯糸Aを解放し、
消磁されたときに下動して固定挟持体30Aに近接するこ
とにより緯糸Aを把持するようになっている。
【0011】緯糸引戻し装置10Aについて説明すると、
織機のフレーム1上に固定された支持板35に電磁アクチ
ュエータ(ロータリーソレノイド)36Aを固定し、この
ロータリーソレノイド36Aの回転軸37Aに駆動レバー38
Aを固定してある。そして、駆動レバー38Aを固定軸39
A回りを回動可能な引戻しレバー40Aに係合させてあ
る。固定軸39Aにはつる巻バネ41Aを嵌合し、バネ41A
の一端を固定軸39Aの大径部端面に係止し、他端を引戻
しレバー40Aに係止して、引戻しレバー40Aを図5で反
時計方向に付勢してある。尚、バネ41Aの一端を係止す
るための固定軸39Aの大径部端面の穴は、周方向に複数
設けておき、選択することにより付勢力(引戻し力)を
調整できるようにしてある。これは、緯糸Aが太糸の場
合にバネ41A力が弱いと引戻しができなくなり、また弱
い糸の場合にはバネ41A力が強いと糸切れを起してしま
うため、調整の必要があるからである。引戻しレバー40
Aの先端部には案内孔42Aが設けられている。43A,44
Aはガイドである。ここで、緯糸把持装置9Aのガイド
34Aからの緯糸Aは、ガイド43A、引戻しレバー40Aの
案内孔42A、ガイド44Aの順で引通されており、ロータ
リーソレノイド36Aが励磁されたときに駆動レバー38A
を介して引戻しレバー40Aが図5で時計方向に回動さ
れ、その案内孔42Aがガイド43Aと44Aとを結ぶ線上に
位置して緯糸Aの経路が真直ぐになるようになってい
る。45Aもガイドである。
【0012】緯入れ用ノズル6及び吹込み用ノズル11A
について説明すると、筬保持体4の緯入れ側端部に緯入
れ用ノズル6を固定して、先端部を案内子7の案内孔に
指向させてある。そして、緯入れ用ノズル6の後方に吹
込み用ノズル11Aを他の吹込み用ノズル11B〜11Dと共
に固定して、それらの先端部を緯入れ用ノズル6の後端
部の導糸孔開口端に指向させてある。ここで、緯糸引戻
し装置10Aのガイド45Aからの緯糸Aは吹込み用ノズル
11Aの導糸孔に引通されている。尚、緯入れ用ノズル6
及び吹込み用ノズル11Aには圧力空気供給源からそれぞ
れ電磁式開閉弁(図示せず)を介して圧力空気が供給さ
れるようになっている。
【0013】前記パルスモータ13A、係止ピン23A作動
用のソレノイド22A、緯糸把持装置9Aのソレノイド31
A、緯糸引戻し装置10Aのロータリーソレノイド36A、
緯入れ用ノズル6及び吹込み用ノズル11Aへの空気供給
用開閉弁のソレノイド46,47Aの制御装置は、図7に示
すように構成されている。図7において、50はCPU、
51はRAM、52はROM、53はバスラインである。
【0014】54は操作パネルであって、パネル54上には
CRTディスプレイ55、プログラムモード切替釦56、プ
ログラム及びタイミングデータ入力用キーボード57、手
動操作釦58が設けられている。59はCRTドライブイン
タフェース、60はパネルキーインタフェースである。61
はアングルセンサであって、図1に示すように織機の主
軸62に固定された手動回転用ハンドル63の背面に刻設さ
れたマーク64に相対しており、主軸62が 360°回転する
毎にリファレンス信号を発すると共に1°回転する毎に
ポジション信号を発する。65は方向判断回路である。
【0015】66は織機回転速度検出回路であって、クロ
ック67、カウンタコントローラ68、カウンタ69、コンパ
レータ70、時間設定器71、カウンタコントローラ72及び
カウンタ73を備える。その作用は、所定の周期(例えば
主軸20回転毎)に出力されるCPU50の検出スタート信
号よりクロック67の1m秒クロック信号をカウンタ69で
カウントし、そのカウント値が時間設定器71の設定値
(例えば1111)と同じになるとコンパレータ70から終了
信号が発せられる。スタート信号から終了信号までが測
定時間Tc(=1.111 秒)であり、この間、アングルセ
ンサ61の出力パルス(1回転のパルス数P1 =360 )を
カウンタ73でカウントし、そのカウント値mを検出す
る。
【0016】ここで、織機回転速度N(rpm )は、1回
転する時間をT(秒)とすれば、N=60/Tであり、ま
た、T=P1 ・Tc/mであるから、N=60m/(P1
・Tc)となる。よって、P1 =360 、Tc=1.111 と
すれば、N及びTは次式の如くとなる。 N=60m/(360 ×1.111 )=60m/400 T=(360 ×1.111 )/m=400 /m したがって、mは織機回転速度のデータであり、このデ
ータはCPU50に記憶させ、測定毎に更新する。
【0017】尚、ドラム19Aに緯糸がn回巻かれて1ピ
ック分の緯糸が測長され、パルスモータ13Aが1パルス
でα°回転するものとすれば、1ピック分の緯糸を測長
するためにパルスモータ13Aに与えるパルス数Pは次式
の通りとなる。 P=360 n/α よって、n=4、α=1.8 °とすればP=800 となる。
【0018】また、主軸1回転につき1ピック分測長す
るための周波数(FH)は次式の通りとなる。 FH=P/T=800 /(400 /m)=2m これを後述するFHラッチ86Aの設定値とする。74はタ
イミング回路であって、カウンタ75、アドレスセレクタ
76、RAM77及びゲート78を備える。
【0019】その作用は、CPU50のプログラムドライ
ブ指令に従って、パルスモータ及び各種ソレノイドをシ
ーケンスドライブするため、予めキーボード57によって
セットされた各タイミング角度をアングルセンサ61の出
力パルスをカウントすることによって検出し、各タイミ
ング角度でパルスモータ及び各種ソレノイドをドライブ
する。尚、79Aはモータドライブインタフェース、80〜
84は各種ソレノイド駆動用のドライバである。
【0020】85Aはモータ加減速回路であって、高速周
波数設定ラッチ(FHラッチ)86A、低速周波数設定ラ
ッチ(FLラッチ)87A、マルチプレクサ88A、コンパ
レータ89A、カウンタ90A、スローアップ用発振器91
A、スローダウン用発振器92A、D/Aコンバータ93A
及びV/Fコンバータ94Aを備える周波数加減コントロ
ール部と、カウンタ95A、スローダウン用ラッチ(SD
ラッチ)96A及びコンパレータ97Aを備えるパルス分配
部とから構成される。
【0021】その作用は次の通りである。先ずスローア
ップから説明すると、FHラッチ86Aの設定値(定速時
高速周波数)2mをコンパレータ89Aにプリセットし、
FLラッチ87Aの設定値(初速周波数)2m/29をカウ
ンタ90Aにプリセットする。そして、CPU50のスター
ト指令( 274°)にてスローアップ用発振器91Aを発振
させる。この際、発振器91AのクロックパルスをFLラ
ッチ値からFHラッチ値まで(FH−FL)/Tuの加
速度(Tuはスローアップ時間)でカウントアップして
発振し、FHラッチ値に達した後は、後述するスローダ
ウンの開始まで、2mの定常発振を続ける。このパルス
はD/Aコンバータ93A及びV/Fコンバータ95Aによ
ってパルスモータ13Aへの駆動用パルスに整形する。
【0022】一方、パルス分配部のカウンタ95Aにプロ
グラムデータ 800n(1ピック測長するためのパルス数
800と緯糸Aのピック数nとの積、ピック数nは選択さ
れた緯糸Aを連続して緯入れする回数)をプリセット
し、コンパレータ97AにはSDラッチ96Aの設定値 300
をプリセットする。そして、カウンタ95AでV/Fコン
バータ94Aの出力パルスに基づいてプリセット値( 800
n)からカウントダウンし、コンパレータ97Aのプリセ
ット値( 300)と一致したところで、周波数加減コント
ロール部のスローダウン用発振器92Aにスローダウン指
令を出力して発振させる。そして、上述のスローアップ
と同様にスローダウンを行い、カウンタ95Aのプリセッ
ト値が0になったところでストップ指令を出力し、これ
によりパルスモータ13Aを停止させる。
【0023】次に図8及び図9をあわせて参照しつつ、
全体の作用を説明する。ここでは、緯糸をA,B,A,
C,C,D,C,B・・・の順で緯入れする場合で説明
する。尚、これらのパターンは操作パネル54のキーボー
ド57より入力してCRTディスプレイ55に表示してお
く。運転中は 274°にて次の緯糸を判断する(S1〜S
4)。この場合、Aであるから、モータ加減速回路85A
でパルスの周波数をFLラッチ値からFHラッチ値まで
漸増させつつそのパルスをパルスモータ13Aに与えて、
パルスモータ13Aを立上げる(S5)。 274°から次の
回転の 220°までがスローアップ(但し、 175°〜 220
°までは定速)で、この間に 400パルス( 274°〜 220
°まで 300パルス、 175°〜 220°まで 100パルス)を
与え、巻付ガイド17Aを2回転させる。これにより1ピ
ックの1/2を測長する。これにより、既に巻かれてい
る後述するスローダウン時の測長分と合わせて1ピック
分が測長される。但し、始動時は手動にて予備巻を行っ
ておく。
【0024】一方、これに先行して吹込み用ノズル11A
及び緯入れ用ノズル6の各開閉弁のソレノイド47A,46
が 110°〜 220°の間励磁され、吹込み用ノズル11A及
び緯入れ用ノズル6から空気が噴出する。また、緯糸引
戻し装置10Aのロータリーソレノイド36Aは 110°〜 3
10°の間励磁され、引戻しレバー40Aの案内孔42Aがそ
の前後のガイド43A,44Aを結ぶ線上にある。このた
め、吹込み用ノズル11Aの噴出空気により緯糸Aの先端
部が緯入れ用ノズル6の中に吹込まれる。また、係止ピ
ン23A作動用のソレノイド22Aは 110°〜 180°の間励
磁され、係止ピン23Aがドラム19Aの穴から退出して、
緯糸Aに対する係止が解除される。また、緯糸把持装置
9Aのソレノイド31Aは 110°〜 220°の間励磁され、
可動挟持体32Aは固定挟持体30Aから離れて、緯糸Aが
解放される。これにより吹込み用ノズル11Aの噴出空気
で緯糸Aを牽引しつつ緯入れ用ノズル11Aの噴出空気で
緯糸Aを搬送するようになって、緯入れが行われる。
尚、係止ピン23Aは緯入れ終了( 220°)よりも早い 1
80°でドラム19Aの穴に突入し、緯入れする分と次に測
長する分とを分離する。
【0025】次の緯入れはBであるので、この場合の緯
糸Aのピック数nは1である。したがって、カウンタ95
Aのプリセット値は 800(パルス)であり、 800からカ
ウントダウンされると、 220°で 400、 265°で 300と
なる。 300になったところで、スローダウン指令が発せ
られ(S6,S7)、スローダウンに移行する。すなわ
ち、パルスモータ13Aは 265°から次の回転の 166°に
かけて所定の加速度で減速し、停止する。そして、 220
°〜 166°までの間の 400パルスでパルスモータ13Aは
2回転し、緯糸Aはドラム19Aに2回巻かれて1/2ピ
ック測長される。この測長分と次に緯糸Aを緯入れする
ときのスローアップ時の測長分とで1ピック分となる。
また、緯糸引戻し装置10Aのロータリーソレノイド36A
は筬打後に緯糸Aが切断されてから消磁され、引戻しレ
バー40Aがつる巻バネ41Aにより回動して、緯糸Aを緯
入れ用ノズル6内から吹込み用ノズル11Aまで引戻す。
【0026】また、カウンタ95Aの値が 300になってス
ローダウン指令が発せられた後に、次の緯糸を判断す
る。この場合、Bであるから、 274°でパルスモータ13
Bが所定の加速度で立上がる。以下同様にB,A,C,
C,D,C,B・・・の順で緯入れが行われる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、緯
糸測長装置の係止ピンと、緯糸引戻し装置とをソレノイ
ドで駆動するようにしたため、作動タイミングの調整も
容易で、自由に制御することができる。よって、多色織
織機等、複数本の緯糸を所定のパターンで緯入れする織
機であって、特に往復揺動する筬と一体に移動するノズ
ルを備えるものにおいて、飛走状態が緯糸毎に異なる場
合に、好適となる。すなわち、飛走状態が緯糸毎に異な
るため、その緯糸毎に設定条件を変えて飛走終了を一定
タイミングにする必要があるが、そのために、緯糸の飛
走に最も影響のある係止ピンの作動タイミングを変更で
きる。また、ノズルの位置に応じて引戻しタイミングを
変更でき、所定のタイミングで所定の引戻し量を得るこ
とができるから、緯糸に適合した引戻しができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 織機要部の正面図
【図2】 緯入れ装置の正面図
【図3】 同上の平面図
【図4】 図2のIV矢視図
【図5】 図2のV矢視図
【図6】 図2のVI矢視図
【図7】 電子制御装置のブロック図
【図8】 フローチャート
【図9】 タイミングチャート
【符号の説明】
A〜D 緯糸 5 筬 6 緯入れ用ノズル 8A〜8D 緯糸測長装置 9A〜9D 緯糸把持装置 10A〜10D 緯糸引戻し装置 11A〜11D 吹込み用ノズル 13A〜13D パルスモータ 15A〜15D 中空回転軸 17A〜17D 巻付ガイド 19A〜19D ドラム 22A〜22D 電磁アクチュエータ(ソレノイド) 23A〜23D 係止ピン 36A〜36D 電磁アクチュエータ(ロータリーソレノイ
ド) 40A〜40D 引戻しレバー 50 CPU 61 アングルセンサ 62 織機の主軸 66 織機回転速度検出回路 74 タイミング回路 85A〜85D モータ加減速回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の緯糸(A〜D)、 前記複数本の緯糸(A〜D)毎に設けられ、静止状態に保持
    されたドラム(19A〜19D)と、ドラム(19A〜19D)の周囲を
    回転してドラム(19A〜19D)に緯糸(A〜D)を巻付ける巻付
    ガイド(17A〜17D)と、ドラム(19A〜19D)上に緯糸(A〜D)
    を所定のタイミングで係止する係止ピン(23A〜23D)とを
    含んで構成される緯糸測長装置(8A 〜8D) 、 筬(5) と一体に移動するように、かつ前記複数本の緯糸
    (A〜D)毎に設けられ、緯糸(A〜D)を前記緯糸測長装置(8
    A 〜8D) 側から牽引するノズル(11A〜11D)、 及び、前記各緯糸測長装置(8A 〜8D) と前記各ノズル(1
    1A〜11D)との間にそれぞれ配設され、緯糸(A〜D)を屈曲
    させることにより前記ノズル(11A〜11D)に挿通された緯
    糸(A〜D)を引戻す緯糸引戻し装置(10A〜10D)を備える流
    体噴射式織機の緯入れ装置において、 前記各係止ピン(23A〜23D)及び前記各緯糸引戻し装置(1
    0A〜10D)の駆動手段としてそれぞれソレノイド(22A〜22
    D, 36A〜36D)を設け、前記各ソレノイド(22A〜22D, 36A
    〜36D)を織機の主軸の回転を検出しつつこれと同期して
    作動させる制御装置を設けたことを特徴とする流体噴射
    式織機の緯入れ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54112261A (en) * 1978-02-21 1979-09-03 Nissan Motor Apparatus for loosening weft yarn tension of loom
JPS57150573U (ja) * 1981-03-13 1982-09-21

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