JPH0616692U - 保温サッシ及びサッシ枠 - Google Patents

保温サッシ及びサッシ枠

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JPH0616692U
JPH0616692U JP5860792U JP5860792U JPH0616692U JP H0616692 U JPH0616692 U JP H0616692U JP 5860792 U JP5860792 U JP 5860792U JP 5860792 U JP5860792 U JP 5860792U JP H0616692 U JPH0616692 U JP H0616692U
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JP
Japan
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sash
frame
sash frame
heating wire
glass
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Pending
Application number
JP5860792U
Other languages
English (en)
Inventor
義一 佐々木
Original Assignee
東工シャッター株式会社
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 サッシ及びサッシ枠又はガラス面に結露を生
じることなく、さらに該結露によってサッシ枠を取着し
ている枠体が腐食しないようにした保温サッシ及びサッ
シ枠の提供。 【構成】 サッシ及びサッシ枠2の周囲に形成している
空洞に絶縁体を入れ、該絶縁体に電熱線3を埋着したも
ので、サッシを閉じた場合にサッシとサッシ枠側にそれ
ぞれ設けたプラグ4とソケット5が接続するよう構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電熱線を配線した保温サッシ及びサッシ枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アルミ製のサッシは建物の窓枠として多用されているが、該サッシのガラス板 には部屋の内・外における温度差に基づく結露現象が発生する。特に湿度の高い 日本海側では、冬ともなれば上記結露現象が著しくなり、ガラス面を水滴が流れ 落ちる。暖房器具として石油ストーブを使用するならば結露現象は一段と激しく なる。
【0003】 そこで、このような結露現象を無くすために二重ガラス構造とし、両ガラス間 に空洞を形成したサッシが使用されている。結露はガラス面の温度低下に基づく のみならず、上記のごとく湿度に大きく左右される訳で、ある湿度における露点 温度よりガラス面の温度を高く保つならば結露現象は発生せず、そのためガラス を二重又は三重構造とすることにより、ある程度の効果は達成される。
【0004】 しかし、ガラスを二重又は三重構造としても外側に位置するガラス面は低温と なり、上記空間の湿度がある程度高ければ外側ガラス面にて結露現象を生じたり 、又ガラスを嵌込んでいるサッシ面や該サッシ枠はガラスの二重構造とは無関係 に結露する。そして、サッシ枠に発生する結露は該サッシ枠を固定する木質の枠 体を腐食させ、その結果取付け枠が外れてしまうこともある。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】
このように、従来のサッシ並びにサッシ枠に関して上記のごとき問題がある。 本考案が解決しようとする課題はこれら問題点であって、結露を生じないサッシ 及びサッシ枠を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のサッシやサッシ枠の結露を防止するために、該サッシ及びサッシ枠に 形成される空洞を利用して電熱線を配線し、該空洞には絶縁体を充填する。電熱 線はサッシ全周に沿って配線され、サッシを閉じる場合にサッシ枠と当接するサ ッシ縦桟にはプラグを設け、該プラグが嵌入するためのソケットをサッシ枠側に 取着する。よって、サッシを閉じるならばプラグがソケットに嵌入して通電状態 となる。勿論、プラグとソケットの取着側を逆にしても同じである。
【0007】 ところで、電熱線に電気が流れれば発熱して上記サッシ及びサッシ枠は温めら れ、その結果、該サッシ面やサッシ枠面に結露が生じることはない。又ガラスを 二重、三重構造とした場合、サッシを温めた熱は間の空気層を温めることになり 、ガラス面にも結露が発生しなくなる。一重ガラスの場合にはサッシの熱がガラ ス面へ伝達することは出来ないため、ガラスの透明度に支障をきたさない程度の 細い電熱線をガラスに埋着しておき、サッシを保温すると同時にガラス面も保温 するように構成する。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明す る。
【0008】
【実施例】
図1は本考案のサッシ及びサッシ枠を示した正面図である。同図において1a 、1bはサッシ、2はサッシ枠を表わし、2枚のサッシ1a、1bは閉じた状態 で上記サッシ枠2に装着されている。このサッシ1及びサッシ枠2の外観構造は 従来通りであるが、該サッシ1及びサッシ枠2には電熱線3が配線されていて、 サッシ1を閉じた場合に該サッシ1に取着したプラグ4がサッシ枠2のソケット 5に嵌入して上記電熱線3へ通電する。したがって、電熱線3から発生する熱は サッシ1及びサッシ枠2を温める。
【0009】 図2、図3はサッシ1及びサッシ枠2の断面を示した場合で、サッシ枠2は建 物に形成した枠体6の外側へ張出して取着され、該サッシ枠2に引戸型式のサッ シ1a、1bが装着され、サッシ1の下端には戸車7、7…が設けられ、上端に はガイド溝8、8…を有し、上記戸車7、7…は下レール9を転動し、ガイド溝 8、8…には上レール10、10…が嵌まっている。
【0010】 ところで、上記サッシ1は長方形の枠体であって、サッシ1は2枚のガラス11 a、11bを嵌込んだ二重構造となっていて、両ガラス11a、11bの間には空間1 2を形成している。そして、サッシ1はその周囲に空洞13を連続して形成し、 この空洞13に前記電熱線3、3…が配線され、配線した電熱線3、3…は空洞 13に嵌合した絶縁体14に埋着している。この電熱線3、3…から発する熱は 絶縁体14を通してサッシ1を温め、又空間12内の空気を温める。
【0011】 同じように、上記サッシ1を装着しているサッシ枠2にも連続した空洞15が 設けられていて、この空洞15にも絶縁体14を入れて電熱線3、3…が配線さ れている。そして該電熱線3、3…は同じくサッシ枠2を温める。サッシ枠2の 空洞15に配線された電熱線3、3…の電流は、前記プラグ4とソケット5が接 続することによりサッシ1の電熱線3、3…へ流れる。
【0012】 上記図2、図3に示したサッシ1は二重構造ガラスであり、両ガラス11a、11 b間の空間12内にある空気を温めて結露防止を図ることが出来るが、本考案の 対象とするサッシ1は二重、三重構造のみならず、1枚ガラス11を嵌込んだサ ッシ1をも対象とする。この場合にはガラス板自体に細い電熱線を埋着し、該ガ ラス11を直接温めるようにすることもある。ガラス11内に埋着される電熱線 はガラス11の透明度を害するものであってはならず、電気はサッシ1に配線し た電熱線3、3…から導き入れる。又同図において16は網戸を示す。以上述べ たように、本考案の保温サッシ及びサッシ枠はその周囲に電熱線を配線したもの で、次のような効果を得ることが出来る。
【0013】
【考案の効果】
本考案のサッシは電熱線を配線しているため、該電熱線から発生する熱は該サ ッシを温め、又該サッシから放出される熱は二重のガラス構造とした場合には両 ガラス空間の空気を温めることになる。したがって、上記サッシ及びガラス面に 結露を生じることはない。又1枚ガラスのサッシの場合にはガラスに電熱線を埋 着すれば、上記サッシに配線した電熱線と接続して結露防止を図り得る。さらに 、サッシ枠に配線した電熱線は該サッシ枠の結露現象を防止するため、サッシ枠 を取着する枠体を腐食させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】サッシ及びサッシ枠の正面図。
【図2】サッシ及びサッシ枠の縦断面図。
【図3】サッシ及びサッシ枠の横断面図。
【符号の説明】
1 サッシ 2 サッシ枠 3 電熱線 4 プラグ 5 ソケット 6 枠体 7 戸車 8 ガイド溝 9 下レール 10 上レール 11 ガラス 12 空間 13 空洞 14 絶縁体 15 空洞 16 網戸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の間口にサッシ枠を取着し、該サッ
    シ枠に装着されるサッシにおいて、サッシの周囲に連続
    して形成した空洞に絶縁体を入れ、該絶縁体には電熱線
    を埋着し、上記サッシの縦桟及びサッシ枠にはプラグと
    ソケットをそれぞれ設け、サッシを閉じた場合にプラグ
    がソケットに接続可能としたことを特徴とする保温サッ
    シ。
  2. 【請求項2】 サッシに嵌込むガラスを一重構造とした
    場合、該ガラスには透明度を害さない程度の細い電熱線
    を埋着し、該電熱線をサッシに配線した電熱線と接続し
    た請求項1記載の保温サッシ。
  3. 【請求項3】 建物の間口にサッシ枠を取着し、該サッ
    シ枠にはサッシを装着した上記サッシ枠において、該サ
    ッシ枠の周囲に形成される連続空洞には絶縁体を入れ、
    絶縁体には電熱線を埋着したことを特徴とする保温サッ
    シ枠。
JP5860792U 1992-07-29 1992-07-29 保温サッシ及びサッシ枠 Pending JPH0616692U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100776785B1 (ko) * 2006-03-20 2007-11-19 장영호 창호 개폐 장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4830030U (ja) * 1971-08-13 1973-04-12
JPH03228991A (ja) * 1990-02-05 1991-10-09 Fujisash Co 結露を防止した窓装置
JP4125390B2 (ja) * 1996-05-30 2008-07-30 ダイセン・メンブレン・システムズ株式会社 排水の再生装置

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