JPH0616679B2 - 鶏糞の飼料化処理法 - Google Patents

鶏糞の飼料化処理法

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JPH0616679B2
JPH0616679B2 JP61112261A JP11226186A JPH0616679B2 JP H0616679 B2 JPH0616679 B2 JP H0616679B2 JP 61112261 A JP61112261 A JP 61112261A JP 11226186 A JP11226186 A JP 11226186A JP H0616679 B2 JPH0616679 B2 JP H0616679B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この発明は、鶏糞の飼料化処理法に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、鶏糞におがくず等を混入して吸湿せしめることに
より固形化して飼料化する処理方法があった。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この処理方法では、鶏糞が未処理である
ために可消化率が低く、また、最近ではおくずの入手が
困難で価格も高くなり、他の代替物で固形化するとして
も、吸湿作用を有した天然の素材が見つからなかった。
そこで、化学薬品等を使用するとなると、公害等の原因
となるおそれがあり、また、その他の理由で使用できな
くなるという問題があった。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明では、鶏糞を培地としてうじを培養して得た鶏糞
とうじの混合物に、澱粉を混入して吸湿させると共に硬
化させ、更に、加熱処理して脱水乾燥して飼料化するこ
とを特徴とする鶏糞の飼料化処理法を提供せんとするも
のである。
(ホ) 作用・効果 この発明では、鶏糞でうじを培養することで、鶏糞に含
まれた蛋白質等の栄養素をうじの体内に取り込ませて可
消化率の高い蛋白質に改変させ、このようにして得た鶏
糞とうじの混合物にメリケン粉等の澱粉を混入すること
により、上記混合物の水分を吸水させ、更には、同澱粉
の吸着作用により鶏糞を定着保持させて硬化させ、また
更に、加熱処理により脱水乾燥させるものであり、その
後は、飼料として適度な粒度を保持させておけばよく、
この際、澱粉が有する消臭作用により鶏糞の有する悪臭
等が解消されると共に、加熱処理によって澱粉がα化さ
れて可消化率が高まるものである。
(ヘ) 効 果 この発明によれば、鶏糞でうじを培養して得た混合物
に、澱粉を混合して吸湿させると共に硬化させ、更に、
加熱処理して脱水乾燥して飼料化することにより、低コ
ストで高栄養、かつ、高可消化率の飼料を大量生産する
ことができ、しかも、この飼料は澱粉により消臭されて
いるので、長期保存が可能であるから大量輸送が容易に
行え、需要増大に対しても充分供給することができる。
(ト) 実施例 本発明の実施例を詳説すれば、鶏糞を、雨水等から防護
するための施設内に積み上げて、鶏糞に好んで発生し、
繁殖力が旺盛で、かつ、飼料成分としての蛋白質に富
む、昆虫の幼虫であるうじを培養する。
なお、うじの培養に際し、施設に網戸等を設けて、うじ
の成虫が施設外に出るのを防止する。
そして、うじがこれ以上繁殖しないという飽和点までう
じが増殖すると、この鶏糞とうじの混合物に重量比で約
15%の澱粉を混入する。
澱粉は、メリケン粉、とうもろこし、または大麦から採
取したもの、あるいは、熱帯作物キャッサバの塊根から
採取したタピオカと呼ばれる澱粉等を使用する。
上記澱粉を鶏糞とうじの混合物に添加して混合すると、
同澱粉は鶏糞の水分を吸収し、さらには、鶏糞とうじの
混合物を定着保持して硬化させることができる。
この際、澱粉は、吸水性、吸着性以外に、消臭作用も有
するので、硬化した鶏糞とうじの混合物の悪臭も解消す
ることができる。
さらに、上記のように硬化させた鶏糞とうじの混合物
を、加熱処理して脱水乾燥する。
例えば、上記混合物を加圧釜中にて加熱し、ゲージ圧3
〜4Kg/cm2で約10〜30分間保持した後、圧力を急激
に開放して同加圧釜中を常圧に戻すことによって、うじ
の外皮が破裂して原形が崩壊すると共に、水分が蒸散し
て乾燥する。
また、クッカー内に動物油、植物油等の油脂を投入して
80〜120℃に加熱しておき、この加熱油中に鶏糞と
うじの混合物を投入して油温によって水分を蒸散させて
乾燥させてもよい。
なお、加熱油を用いたものは、プレス等で脱油処理を行
い、残油率を約10%程度まで脱油することが望まし
い。
かかる加熱処理を行うと、混入された澱粉はα化されて
可消化率が高まると共に、糊化して鶏糞とうじの混合物
の定着固化を強固なものとする。
このようにして得た乾燥物は適度な粒度に整えられ、飼
料として供することができる。
上記のようにして得た飼料は、含水率、または含油率が
僅かであり腐敗しにくく、また、消臭されているので、
長期保存可能な飼料とすることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鶏糞を培地としてうじを培養して得た鶏糞
    とうじの混合物に、澱粉を混入して吸湿させると共に硬
    化させ、更に、加熱処理して脱水乾燥して飼料化するこ
    とを特徴とする鶏糞の飼料化処理法。
JP61112261A 1986-05-15 1986-05-15 鶏糞の飼料化処理法 Expired - Fee Related JPH0616679B2 (ja)

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