JPH06166537A - 高開口数を有するフッ化物ガラスファイバー - Google Patents

高開口数を有するフッ化物ガラスファイバー

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JPH06166537A
JPH06166537A JP4320605A JP32060592A JPH06166537A JP H06166537 A JPH06166537 A JP H06166537A JP 4320605 A JP4320605 A JP 4320605A JP 32060592 A JP32060592 A JP 32060592A JP H06166537 A JPH06166537 A JP H06166537A
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JP
Japan
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glass
mol
naf
alf
baf
Prior art date
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Pending
Application number
JP4320605A
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English (en)
Inventor
Shoichi Kishimoto
正一 岸本
Junji Nishii
準治 西井
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/32Non-oxide glass compositions, e.g. binary or ternary halides, sulfides or nitrides of germanium, selenium or tellurium
    • C03C3/325Fluoride glasses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C13/00Fibre or filament compositions
    • C03C13/04Fibre optics, e.g. core and clad fibre compositions
    • C03C13/041Non-oxide glass compositions
    • C03C13/042Fluoride glass compositions

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高いNAを有するフッ化物ガラスファイバー
を提供する。 【構成】 構成成分がZrF4 ,BaF2 ,LaF3
YF3 ,AlF3 ,LiF,NaFおよびPbF2 であ
るガラスをコアに、かつ構成成分がZrF4,BaF2
LaF3,YF3,AlF3,NaF であるガラスをクラ
ッドガラスに用いるフッ化物ガラスファイバー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信に用いられるフ
ッ化物ガラスファイバーに関する。
【0002】
【従来の技術】可視域から中赤外域の光を透過するフッ
化物ガラスは、光通信用ファイバーや光増幅,アップコ
ンバージョン,ファイバーレーザーのホストとして注目
されている。なかでも、通信波長である1.3μm帯の
信号増幅を目的としたプラセオジム(Pr3+)ドープフ
ッ化物ガラスファイバーアンプに関する研究は、非常に
盛んである。また、フッ化物ガラスファイバーを用い
た、放射温度測定やガス分析,液体分析など各種計測に
関する研究も、いくつか報告されている。
【0003】これらの応用に際して非常に重要なのが、
ファイバーの開口角(NA)である。例えば、ファイバ
ーを計測用に用いる場合、被測定領域に応じてNAを変
える必要があり、場合によっては0.3以上のNAが要
求される場合がある。また光通信用ファイバーの中継点
に設置される、光アンプに用いられるファイバーの場
合、 ・シングルモードであること ・増幅効率を高くするために、コア径を小さくかつNA
を大きくすること が要求される。
【0004】NAを大きくするためには、コア/クラッ
ドの屈折率の差を大きくすることが必要とされるが、フ
ッ化物ガラスファイバーで、コアとクラッドとの間に屈
折率差をつける手段としては、 (1)コアに屈折率を高くするための添加物(例えばP
bF2)を加える (2)クラッドのZrF4の一部分をHfF4で置換する (3)クラッドのNaFの一部分をLiFで置換する (4)コアに塩素をドープする という4つの方法がよく知られている。
【0005】方法(1)は最も簡単な手段であるが、従
来から知られているフッ化物ガラス組成に、PbF2
添加していくと、ガラスの結晶化に対する安定性が失わ
れるばかりか、ガラスの軟化点がクラッドに比べて相対
的に下がり、紡糸が困難になるという問題がある。
【0006】方法(2)および(3)は、ガラスの熱的
性質をあまり変化させずに、屈折率のみを変えることが
できるのだが、得られるコア/クラッド間の屈折率差
(△n)は、せいぜい1.6%(NA〜0.27)であ
った。また方法(2)では、出発原料に高価なHfF4
を用いるため、コストが高くなるという欠点もあった。
【0007】方法(4)の場合、少量の塩素の添加によ
って大きなΔnが得られるが、方法(1)の場合と同様
に、塩素の添加によってガラスの軟化点や化学的耐久性
が、下がるという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高い
NAを有するフッ化物ガラスファイバーを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、構成成分が
ZrF4,BaF2,LaF3,YF3,AlF3,NaF
およびPbF2であるガラスをコアに用いること、かつ
構成成分が、ZrF4,BaF2,LaF3,YF3,Al
3,NaFであるガラスをクラッドガラスに用いるこ
とによって達成される。
【0010】すなわち、従来から報告されているZrF
4−BaF2−LaF3−YF3−AlF3−NaF系ガラ
スに、PbF2やLiFを添加することによって、屈折
率を高くするわけだが、その際にRの値やLiFの含有
量が、上記範囲に入っていれば、結晶を含まない均質な
ガラスを得ることができる。Rの値やLiFの含有量が
上記範囲をはずれると、ガラス融液が乳濁したり、Al
3やYF3等の微結晶が析出したり、必要とするNAが
得られなかったりすることがある。
【0011】まず、コアガラスの組成について、その限
定範囲を詳しく説明すると、37 ≦ ZrF4 ≦ 54
モル%,12 ≦ BaF2 ≦ 24モル%,0.5≦ L
aF3 ≦ 5モル%,1 ≦ YF3 ≦ 10モル%,
2 ≦ AlF3 ≦ 10モル%,1 ≦ LiF ≦ 18
モル%,1 ≦ NaF ≦ 15モル%,4.5≦ Pb
2 ≦ 18モル%,であり、かつPbF2,YF3,A
lF3の含有量の比R(R=[PbF2]/{[Al
3]+[YF3]})が、 0.30≦R≦1.45 かつ、 1 ≦ LiF ≦ 18モル% を満足していればよい。
【0012】各構成成分について個々に説明する。Zr
4,BaF2の含有量が上記範囲(好ましくは42≦Z
rF4 ≦48モル%、14≦BaF2 ≦23モル%)を
外れると、均質な融液になることはあっても、冷却中に
融液が乳濁することがある。
【0013】LaF3は、上記範囲(好ましくは1.5
≦LaF3≦3.5モル%)で添加すると、得られるガ
ラスの失透に対する安定性が増す。
【0014】YF3とAlF3はこのガラスの必須成分で
あり、上記範囲の下限より少ない場合は、冷却中の結晶
化速度が著しく速くなる。またYF3,AlF3が、上記
範囲の上限より多い場合は、ガラスの耐熱性,耐水性は
向上するが、両者の微結晶が析出する場合がある。
【0015】PbF2は、ガラスの屈折率を高くするた
めの必須成分である。PbF2の含有量が、上記範囲の
下限より少ない場合でも、結晶化に対して十分安定なガ
ラスが得られるが、上述のクラッドのZrF4のHfF4
による置換、クラッドのNaFのLiFによる置換やコ
アへの塩素ドープなどの手段と比較して、優位性は認め
られない。
【0016】またPbF2 の含有量が、上記範囲の上限
よりも多い場合、均質な融液になることはあっても、冷
却中に融液が乳濁することがある。さらに、PbF2
含有量が上記範囲内であっても、YF3とAlF3の含有
量との比Rが、 0.30≦R≦1.45 を満たしていない場合は、冷却中に融液が乳濁するた
め、均質なガラスを得ることができない。
【0017】LiFもこのガラスの必須成分であるが、
上記範囲の上限よりも多い場合は、ガラスが得られるこ
とがあっても、耐水性がきわめて悪い。また上記範囲の
下限よりも少ない場合には、ガラスが得られることがあ
っても、必要とするNAが得られない。
【0018】NaFは、屈折率と熱膨張率を制御するた
めに、このガラスの必須の成分である。NaFが上記範
囲の上限よりも多い場合は、ガラスが得られることがあ
っても、必要とするNAが得られなかったり、耐水性が
きわめて悪い。また上記範囲の下限よりも少ない場合に
は、ガラスが得られることがあっても、クラッドガラス
との熱膨張率の差が大きくなり、紡糸が困難になる。
【0019】つぎに、クラッドガラスの組成について、
その限定範囲を詳しく説明すると、37 ≦ ZrF4
58モル%,12 ≦ BaF2 ≦ 24モル%,0.5
≦ LaF3 ≦ 8モル%,1 ≦ YF3 ≦ 10モ
ル%,2 ≦ AlF3 ≦ 10モル%,1 ≦ NaF
≦ 24モル%,を満足していればよい。
【0020】各構成成分について個々に説明する。Zr
4,BaF2の含有量が上記範囲(好ましくは42≦Z
rF4 ≦53モル%、14≦BaF2 ≦23モル%)を
外れると、均質な融液になることはあっても、冷却中に
融液が乳濁することがある。
【0021】LaF3は、上記範囲(好ましくは1.5
≦LaF3≦6モル%)で添加すると、得られるガラス
の失透に対する安定性が増す。
【0022】YF3とAlF3はこのガラスの必須成分で
あり、上記範囲の下限より少ない場合は、冷却中の結晶
化速度が著しく速くなる。またYF3,AlF3が、上記
範囲の上限より多い場合は、ガラスの耐熱性,耐水性は
向上するが、両者の微結晶が析出する場合がある。
【0023】NaFは、YF3 とともにガラスの屈折率
を小さくするための必須の成分である。NaFが上記範
囲の下限よりも少ない場合でも、結晶化に対して安定な
ガラスが得られるが、屈折率が大きくなるので必要とす
るNAが得られない。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて、さらに詳
しく説明する。
【0025】実施例−1 まず、コアガラスについて説明する。表1に示すよう
に、得られるガラスの組成が、モル表示でZrF4:4
3%,BaF2:15%,LaF3:2%,YF3 :6.
5%,AlF3:6.5%,LiF:6%,NaF:6
%,PbF2:15%になるように、全量で50gを秤
量し、白金ルツボを用いて、不活性ガス雰囲気下,90
0℃,2時間の溶融を行った。
【0026】その後、得られた溶融物を直径40mm、
深さ10mmの鋳型に流し込み、300℃の電気炉に入
れて徐冷した。得られた上記組成の化合物は、無色透明
体であり、示差熱分析においてガラス転移点(264
℃),結晶化開始点(330℃)が観測され、かつX線
回折でも非晶質特有のハローパターンしか現われなかっ
たことから、得られた化合物がガラスであると判定され
た。
【0027】得られたガラスのNa-d線での屈折率
(nd)を測定したところ、表1に示すようにnd
1.545であった。したがって、得られたガラスをコ
アに、またPbF2 を含まないガラス(例えば組成が、
モル表示でZrF4 :47%,BaF2:20%,La
3:3%,YF3:3%,AlF3:6%,NaF:2
1%であるガラスをクラッドに用いれば、該ガラスのn
d が1.494なので、NA=0.39のファイバーが
得られる。
【0028】実施例−2〜4 表1に示す組成になるように全量で50gの原料を秤量
し、実施例1と同じ条件で溶融を行った後に、上記鋳型
に流し込み、300℃の電気炉に入れて徐冷した。得ら
れた上記組成の化合物は、無色透明体であり、示差熱分
析において表1に示すような値のガラス転移点,結晶化
開始点が観測され、かつX線回折でも非晶質特有のハロ
ーパターンしか現われなかったことから、得られた化合
物がガラスであると判定された。
【0029】得られたガラスのnd を測定したところ、
表1に示すような値を示し、例えば組成がモル表示で、
ZrF4:47%,BaF2:20%,LaF3:3%,
YF3:3%,AlF3:6%,NaF:21%であるガ
ラスをクラッドに用いれば、該ガラスのnd が1.49
4なので、NA=0.28〜0.39のファイバーが、
得られることがわかった。
【0030】比較例−1 表2に示すように、得られるガラスの組成が、モル表示
でZrF4:47%,BaF2:19%,LaF3:2.
5%,YF3:5%,AlF3:5%,LiF:0.5
%,NaF:15%,PbF2 :6%になるように、全
量で50gを秤量し、実施例1と同じ条件で溶融を行っ
た。
【0031】その後、得られた溶融物を上記鋳型に流し
込み、300℃の電気炉に入れて徐冷した。得られた上
記組成の化合物は、無色透明体であり、示差熱分析にお
いてガラス転移点(272℃),結晶化開始点(336
℃)が観測され、かつX線回折でも非晶質特有のハロー
パターンしか現われなかったことから、得られた化合物
がガラスであると判定された。
【0032】しかし、得られたガラスのnd を測定した
ところ、表2に示すようにnd =1.516であり、例
えば組成が、モル表示でZrF4:47%,BaF2:2
0%,LaF3:3%,YF3:3%,AlF3:6%,
NaF:21% であるガラスをクラッドに用いても、
該ガラスのnd が1.494なので、得られるファイバ
ーのNAは0.26である。これは、クラッドのZrF
4のHfF4による置換、クラッドのNaFのLiFによ
る置換やコアへの塩素ドープなどの手段と比較して、な
んら優位性が認められない。
【0033】比較例−2〜15 表2に示す組成になるように全量で50gの原料を秤量
し、実施例1と同じ条件で溶融を行った後に、上記鋳型
に流し込み300℃の電気炉に入れて徐冷した。しか
し、いずれの材料の場合でも、ガラス構成成分の含有量
あるいはRの値が、本発明の範囲外であるため、わずか
な微結晶の析出、あるいは完全な失透が観察された。
【0034】実施例−5 つぎに、クラッドガラスについて説明する。表3に示す
ように、得られるガラスの組成が、モル表示でZr
4:47%,BaF2:20%,LaF3:3%,Y
3:3%,AlF3:6%,NaF:21%になるよう
に、全量で50gを秤量し、白金ルツボを用いて、不活
性ガス雰囲気下,900℃,2時間の溶融を行った。
【0035】その後、得られた溶融物を直径40mm、
深さ10mmの鋳型に流し込み、300℃の電気炉に入
れて徐冷した。得られた上記組成の化合物は、無色透明
体であり、示差熱分析においてガラス転移点(272
℃),結晶化開始点(346℃)が観測され、かつX線
回折でも非晶質特有のハローパターンしか現われなかっ
たことから、得られた化合物がガラスであると判定され
た。
【0036】得られたガラスのNa-d線での屈折率
(nd)を測定したところ、表3に示すようにnd
1.494であった。したがって、得られたガラスをク
ラッドに用い、PbF2やLiFを含んだガラス(例え
ば組成が、モル表示でZrF4:43%,BaF2:15
%,LaF3:2%,YF3:6.5%,AlF3:6.
5%,LiF:6%,NaF:6%、PbF2 :15%
であるガラスをコアに用いれば、該ガラスのnd が1.
545なので、NA=0.39のファイバーが得られ
る。
【0037】実施例−6〜8 表3に示す組成になるように全量で50gの原料を秤量
し、実施例5と同じ条件で溶融を行った後に、上記鋳型
に流し込み、300℃の電気炉に入れて徐冷した。得ら
れた上記組成の化合物は、無色透明体であり、示差熱分
析において表3に示すような値のガラス転移点,結晶化
開始点が観測され、かつX線回折でも非晶質特有のハロ
ーパターンしか現われなかったことから、得られた化合
物がガラスであると判定された。
【0038】得られたガラスのnd を測定したところ、
表3に示すような値を示し、例えば組成が、モル表示で
ZrF4:43%,BaF2:15%,LaF3:2%,
YF3:6.5%,AlF3:6.5%,LiF:6%,
NaF:6%、PbF2:15%であるガラスをコアに
用いれば、該ガラスのnd が1.545なので、NA=
0.28〜0.39のファイバーが、得られることがわ
かった。
【0039】比較例−16 表4に示すように、得られるガラスの組成が、モル表示
でZrF4:57%,BaF2:24%,LaF3:5
%,YF3:7% になるように、全量で50gを秤量
し、実施例5と同じ条件で溶融を行った。
【0040】その後、得られた溶融物を上記鋳型に流し
込み、300℃の電気炉に入れて徐冷した。得られた上
記組成の化合物は、無色透明体であり、示差熱分析にお
いてガラス転移点(301℃),結晶化開始点(369
℃)が観測され、かつX線回折でも非晶質特有のハロー
パターンしか現われなかったことから、得られた化合物
がガラスであると判定された。
【0041】しかし、得られたガラスのnd を測定した
ところ、表4に示すようにnd =1.521であり、例
えば組成が、モル表示でZrF4:43%,BaF2:1
5%,LaF3:2%,YF3:6.5%,AlF3:6.
5%,LiF:6%,NaF:6%、PbF2:15%
であるガラスをコアに用いても、該ガラスのndが1.
545なので、得られるファイバーのNAは0.29で
ある。これは、前述した従来の手段と比較して、なんら
優位性が認められない。
【0042】比較例−17〜27 表4に示す組成になるように全量で50gの原料を秤量
し、実施例5と同じ条件で溶融を行った後に、上記鋳型
に流し込み300℃の電気炉に入れて徐冷した。しか
し、いずれの材料の場合でも、ガラス構成成分の含有量
あるいはRの値が、本発明の範囲外であるため、わずか
な微結晶の析出、あるいは完全な失透が観察された。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】
【発明の効果】以上の実施例からわかるように、本発明
のフッ化物ガラスは高い屈折率を有し、しかも結晶化に
対して安定であるため、従来から知られていたZrF4
系ガラスをクラッドとして用いることによって、従来よ
りも高いNAを有するファイバーを得ることができ、光
通信用ファイバー、特にファイバーアンプ用希土類イオ
ンドープファイバーに適している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアガラスがZrF4,BaF2,LaF
    3,YF3,AlF3,LiF,NaFおよびPbF2から
    なり、かつクラッドガラスがZrF4,BaF2,LaF
    3,YF3,AlF3,NaFからなることを特徴とする
    フッ化物ガラスファイバー。
  2. 【請求項2】 コアガラスの組成が、 37 ≦ ZrF4 ≦ 54モル%,12 ≦ BaF2
    24モル%,0.5≦ LaF3 ≦ 5モル%,1 ≦
    YF3 ≦ 10モル%,2 ≦ AlF3 ≦ 10モル
    %,1 ≦ LiF ≦ 18モル%,1 ≦ NaF ≦
    20モル%,4.5≦ PbF2 ≦ 18モル%,であ
    り、かつPbF2,YF3,AlF3 の含有量の比R(R
    =[PbF2]/{[AlF3]+[YF3]})が、 0.30≦R≦1.45 であり、かつクラッドガラスが、 37 ≦ ZrF4 ≦ 58モル%,12 ≦ BaF2
    24モル%,0.5≦ LaF3 ≦ 8モル%,1 ≦
    YF3 ≦ 10モル%,2 ≦ AlF3 ≦ 10モル
    %,1 ≦ NaF ≦ 24モル%,である請求項1記
    載のフッ化物ガラスファイバー。
JP4320605A 1992-11-30 1992-11-30 高開口数を有するフッ化物ガラスファイバー Pending JPH06166537A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109704569A (zh) * 2019-03-14 2019-05-03 哈尔滨工程大学 一种zbya氟化物玻璃及其制备方法

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109704569A (zh) * 2019-03-14 2019-05-03 哈尔滨工程大学 一种zbya氟化物玻璃及其制备方法
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