JPH0616651Y2 - 接着系アンカ−に使用するボルト打込用工具 - Google Patents
接着系アンカ−に使用するボルト打込用工具Info
- Publication number
- JPH0616651Y2 JPH0616651Y2 JP1987071198U JP7119887U JPH0616651Y2 JP H0616651 Y2 JPH0616651 Y2 JP H0616651Y2 JP 1987071198 U JP1987071198 U JP 1987071198U JP 7119887 U JP7119887 U JP 7119887U JP H0616651 Y2 JPH0616651 Y2 JP H0616651Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- rod
- tool
- female screw
- shaped head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、接着系アンカーとして使用されるボルトの打
込用工具に関するものである。
込用工具に関するものである。
(従来の技術) コンクリート構造物に接着系アンカーとして使用される
ボルトを打ち込むときは、コンクリートの躯体に穴を穿
け、この穴をきれいに掃除してから内部にカプセルに収
容された接着剤と硬化剤を装填し、先端が先鋭に形成さ
れたボルトを回転及び衝撃しながら穴の内部に打ち込む
ことにより、上記各カプセルを破って接着剤と硬化剤を
攪拌し接着剤の硬化に伴って当該ボルトを固定してい
る。
ボルトを打ち込むときは、コンクリートの躯体に穴を穿
け、この穴をきれいに掃除してから内部にカプセルに収
容された接着剤と硬化剤を装填し、先端が先鋭に形成さ
れたボルトを回転及び衝撃しながら穴の内部に打ち込む
ことにより、上記各カプセルを破って接着剤と硬化剤を
攪拌し接着剤の硬化に伴って当該ボルトを固定してい
る。
第5図は、従来技術によってコンクリート躯体にボルト
を打ち込む構造を表わしている。
を打ち込む構造を表わしている。
図において、コンクリート躯体1にあけた穴2内に図示
しないカプセルに封入された接着剤と硬化剤を装填し、
この穴2にボルト3を打ち込むときに、該ボルト3に形
成した雌ネジ部に頭付きボルト4をねじ込むと共にナッ
ト5をボルト3に締め付けて、ダブルナットの効果をも
たせて頭付きボルト4を固定する。その後、頭付きボル
ト4の六角頭部6に電動ハンマードリル(図示しない)
のチャック7を接合し、当該電動ハンマードリル7によ
ってボルト3に回転及び衝撃を与えながら打ち込むよう
にしている。
しないカプセルに封入された接着剤と硬化剤を装填し、
この穴2にボルト3を打ち込むときに、該ボルト3に形
成した雌ネジ部に頭付きボルト4をねじ込むと共にナッ
ト5をボルト3に締め付けて、ダブルナットの効果をも
たせて頭付きボルト4を固定する。その後、頭付きボル
ト4の六角頭部6に電動ハンマードリル(図示しない)
のチャック7を接合し、当該電動ハンマードリル7によ
ってボルト3に回転及び衝撃を与えながら打ち込むよう
にしている。
従来技術では、ボルトにねじ結合した頭付きボルトを介
して打ち込みを行っているので、打ち込み時の衝撃によ
って頭付きボルトが緩んだ場合は、雌ネジ部のねじ山を
損傷してしまい、アンカー施工後にねじ山を修正する必
要があるなどの問題がある。又、ボルト打ち込み後は接
着剤が硬化するまで頭付きボルトを取り外すことができ
ず、このため、全てのボルトに見合う数の頭付きボルト
を用意しなくてはならないといった問題がある。
して打ち込みを行っているので、打ち込み時の衝撃によ
って頭付きボルトが緩んだ場合は、雌ネジ部のねじ山を
損傷してしまい、アンカー施工後にねじ山を修正する必
要があるなどの問題がある。又、ボルト打ち込み後は接
着剤が硬化するまで頭付きボルトを取り外すことができ
ず、このため、全てのボルトに見合う数の頭付きボルト
を用意しなくてはならないといった問題がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとする課題は、コンクリート躯体に
あけた穴に打ち込むボルトの雌ネジ部を損傷しないよう
に打ち込み作業ができるボルト打込用工具を提供するこ
とである。
あけた穴に打ち込むボルトの雌ネジ部を損傷しないよう
に打ち込み作業ができるボルト打込用工具を提供するこ
とである。
(課題を解決するための手段) 本考案において課題を解決するための手段は、工具本体
が棒状頭部と柄杆部とが一体に形成されており、該棒状
頭部に軸方向に直交する方向に突出させた一対の回転翼
が設けられており、ボルト打ち込み時に工具本体の棒状
頭部をボルトの雌ネジ部に差し込み、回転翼を当該雌ネ
ジ部開口端のすり割り部に係合して工具本体を回転工具
に接合することを特徴とするものである。
が棒状頭部と柄杆部とが一体に形成されており、該棒状
頭部に軸方向に直交する方向に突出させた一対の回転翼
が設けられており、ボルト打ち込み時に工具本体の棒状
頭部をボルトの雌ネジ部に差し込み、回転翼を当該雌ネ
ジ部開口端のすり割り部に係合して工具本体を回転工具
に接合することを特徴とするものである。
(作用) 工具本体10の棒状頭部11をボルト20の雌ネジ部に
差し込み、回転翼13を当該ボルト20の雌ネジ部開口
端に設けたすり割り部23に結合し、次いで工具本体1
0の柄杆部12を回転工具に接続してボルト20に回転
及び衝撃を与えながら打ち込む。
差し込み、回転翼13を当該ボルト20の雌ネジ部開口
端に設けたすり割り部23に結合し、次いで工具本体1
0の柄杆部12を回転工具に接続してボルト20に回転
及び衝撃を与えながら打ち込む。
(実施例) 第1図から第4図が本考案のボルト打込用工具を表わし
ており、第1図は全体の斜視図、第2図は同正面図、第
3図はボルトの一部断面図、第4図は使用状態を表わす
断面図である。
ており、第1図は全体の斜視図、第2図は同正面図、第
3図はボルトの一部断面図、第4図は使用状態を表わす
断面図である。
これらの図において、回転工具(例えば電動ハンマード
リル)に結合される工具本体10は、先端部がボルトの
雌ネジ部内に挿入する棒状頭部11に、基端部が回転工
具のチャックと接合する柄杆部12に形成されており、
又、前記棒状頭部11には工具本体10の軸方向に対し
直交する方向に突設した一対の回転翼13が設けられて
いる。
リル)に結合される工具本体10は、先端部がボルトの
雌ネジ部内に挿入する棒状頭部11に、基端部が回転工
具のチャックと接合する柄杆部12に形成されており、
又、前記棒状頭部11には工具本体10の軸方向に対し
直交する方向に突設した一対の回転翼13が設けられて
いる。
なお、上記回転翼13を形成するには、棒状頭部11に
軸方向に直交する方向の横孔14を設け、この横孔14
に板材を嵌め込み、必要によりろう付け加工する。
軸方向に直交する方向の横孔14を設け、この横孔14
に板材を嵌め込み、必要によりろう付け加工する。
コンクリート躯体1にあけた穴に打ち込むボルト20
は、全ねじボルトであって、先端部に45°の斜状に削り
落した先鋭部21を形成し、基端部に雌ネジ部22を設
け、さらに、雌ネジ部開口端に一対のすり割り部23を
設けたものである。
は、全ねじボルトであって、先端部に45°の斜状に削り
落した先鋭部21を形成し、基端部に雌ネジ部22を設
け、さらに、雌ネジ部開口端に一対のすり割り部23を
設けたものである。
アンカーを施工するには、まず、コンクリート躯体1の
穴2に図示しないカプセルに封入された接着剤と硬化剤
を装填し、次いでボルト20を先鋭部21を穴の奥部に
向けて挿入し、さらに雌ネジ部22内に工具の棒状頭部
11を差し込み、回転翼13をすり割り部23と係合さ
せる。
穴2に図示しないカプセルに封入された接着剤と硬化剤
を装填し、次いでボルト20を先鋭部21を穴の奥部に
向けて挿入し、さらに雌ネジ部22内に工具の棒状頭部
11を差し込み、回転翼13をすり割り部23と係合さ
せる。
次に、工具本体10の柄杆部12に回転工具のチャック
を装着しボルト20を回転及び衝撃しながら穴2に打ち
込む。ボルト20の雌ネジ部22内には棒状頭部11が
挿入されているだけなので、当該雌ネジ部22はボルト
の打ち込み時に損傷しない。これによって、接着剤及び
硬化剤のカプセルが破れて両者は攪拌される。工具本体
10はボルト20の打ち込みが終了した後はボルトから
取り外す。
を装着しボルト20を回転及び衝撃しながら穴2に打ち
込む。ボルト20の雌ネジ部22内には棒状頭部11が
挿入されているだけなので、当該雌ネジ部22はボルト
の打ち込み時に損傷しない。これによって、接着剤及び
硬化剤のカプセルが破れて両者は攪拌される。工具本体
10はボルト20の打ち込みが終了した後はボルトから
取り外す。
なお、ボルト20は接着剤が硬化するまで養生させ、接
着剤の硬化に伴って当該穴2内に固定される。
着剤の硬化に伴って当該穴2内に固定される。
(考案の効果) 本考案は、工具本体が棒状頭部と柄杆部とで構成され、
上記棒状頭部をボルトの雌ネジ部に挿入すると共に回転
翼を雌ネジ部開口端に設けたすり割り部に係合するもの
であって、当該ボルトの雌ネジ部を損傷することなくボ
ルトの打ち込みができる効果がある。
上記棒状頭部をボルトの雌ネジ部に挿入すると共に回転
翼を雌ネジ部開口端に設けたすり割り部に係合するもの
であって、当該ボルトの雌ネジ部を損傷することなくボ
ルトの打ち込みができる効果がある。
第1図は本考案のボルト打込用工具を表わす全体の斜視
図、 第2図は同正面図、 第3図はボルトの一部断面図、 第4図は使用状態を表わす断面図、 第5図は従来技術によるボルト打ち込み構造の断面図で
ある。 1……コンクリート躯体、2……穴 10……工具本体、11……棒状頭部 12……柄杆部、13……回転翼 14……横孔、20……ボルト 21……先鋭部、22……雌ネジ部 23……すり割り部
図、 第2図は同正面図、 第3図はボルトの一部断面図、 第4図は使用状態を表わす断面図、 第5図は従来技術によるボルト打ち込み構造の断面図で
ある。 1……コンクリート躯体、2……穴 10……工具本体、11……棒状頭部 12……柄杆部、13……回転翼 14……横孔、20……ボルト 21……先鋭部、22……雌ネジ部 23……すり割り部
Claims (1)
- 【請求項1】コンクリート躯体にあけた穴内にカプセル
に封入された接着剤及び硬化剤を装填し、この穴内で先
端部を斜状に形成し基端部に雌ネジ部を設けると共に該
雌ネジ部開口端にすり割り部を設けたボルトによって上
記各カプセルを突き破るためのボルト打込用工具であっ
て、工具本体が棒状頭部と柄杆部とが一体に形成されて
おり、該棒状頭部に軸方向に直交する方向に突出させた
一対の回転翼が設けられており、ボルト打ち込み時に工
具本体の棒状頭部をボルトの雌ネジ部に差し込み、回転
翼を当該雌ネジ部開口端のすり割り部に係合して工具本
体を回転工具に接合することを特徴とする接着系アンカ
ーに使用するボルト打込用工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987071198U JPH0616651Y2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 接着系アンカ−に使用するボルト打込用工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987071198U JPH0616651Y2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 接着系アンカ−に使用するボルト打込用工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63181699U JPS63181699U (ja) | 1988-11-24 |
JPH0616651Y2 true JPH0616651Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=30913534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987071198U Expired - Lifetime JPH0616651Y2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 接着系アンカ−に使用するボルト打込用工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616651Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010163788A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Nishimatsu Constr Co Ltd | ロックボルトの締め付けプレート及びロックボルトの締め付け方法 |
JP2017119961A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 株式会社富士機材 | 継手部品及び継手構造の形成方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5562698U (ja) * | 1978-10-20 | 1980-04-28 | ||
JPS58117364U (ja) * | 1982-02-03 | 1983-08-10 | 岡部株式会社 | アンカ−回動用駆動子 |
-
1987
- 1987-05-13 JP JP1987071198U patent/JPH0616651Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63181699U (ja) | 1988-11-24 |
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