JPH06166475A - 線材巻き付け用リール及びその製造方法 - Google Patents

線材巻き付け用リール及びその製造方法

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JPH06166475A
JPH06166475A JP34360592A JP34360592A JPH06166475A JP H06166475 A JPH06166475 A JP H06166475A JP 34360592 A JP34360592 A JP 34360592A JP 34360592 A JP34360592 A JP 34360592A JP H06166475 A JPH06166475 A JP H06166475A
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JP
Japan
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sheet material
cylindrical body
tubular body
reel
central portion
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JP34360592A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Mano
利行 真野
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NIKKI KOGYO KK
Original Assignee
NIKKI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線材を繰り出し使用後に容易に廃棄処分でき
るリールを提供する。 【構成】 第1のシート材21 の片面に外側筒体3の一
端部を位置させて他面に第1の内側筒体41 をあてが
い、第1の内側筒体41 を外側筒体3の内部に押圧して
第1シート材21 の折込片211 を、接着剤を介在させ
て外側筒体3と第1の内側筒体41 との間に挟着保持
し、第2のシート材22 の片面を外側筒体3の他端部に
位置させて他面に第2の内側筒体42 をあてがい、第2
の内側筒体42を外側筒体3の内部に押圧して第2のシ
ート材22 の折込片212 を、接着剤を介在させて外側
筒体3と第2の内側筒体42 との間に挟着保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線等の長尺の線材を
巻き付けるリールに関し、詳しくは線材を繰り出し使用
後に容易に廃棄処分することができるような線材巻き付
け用リール及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、長尺な線材は通常金属製、或
いは木製のリールに巻き付けて使用されるが、なかでも
電線等の線材は、ゴムホース等のように繰り出し供給と
巻き込み回収とを行って継続的にリールを使用するもの
とは異なり、電線等を繰り出し供給した後はリールが不
要となるものである。したがって、電線等を繰り出し供
給した後のリールは再利用するためにリールだけを運送
(回送)していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
運送業界において人手不足が深刻な問題となり、電線等
を使用した後のリールだけを運送する手間や費用は、電
線等の設置工事にとって極めて大きな問題となってい
た。また、このリールは、廃棄処分にすると上記運送の
問題は解消するものの、それ自体が高価であるため採算
が合わない。さらに、金属製のリールは容易には再利用
することができないし、木製のリールもその組み立てや
接合のために使用される鉄釘等の存在により、分解して
他の用途に利用することが困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、中央部分に折り曲げ可能な複数の折込片
を形成した2枚のシート材と、外側筒体と、長さが上記
外側筒体のほぼ半分である2つの内側筒体とを利用し、
第1のシート材の中央部分片面に外側筒体の一端部を位
置させて他面に第1の内側筒体をあてがい、上記第1の
内側筒体を前記外側筒体の内部に押圧して第1シート材
の折込片を、接着剤を介在させて外側筒体と第1の内側
筒体との間に挟着保持し、第2のシート材の中央部分片
面を前記外側筒体の他端部に位置させて他面に第2の内
側筒体をあてがい、上記第2の内側筒体を前記外側筒体
の内部に押圧して第2のシート材の折込片を、接着剤を
介在させて外側筒体と第2の内側筒体との間に挟着保持
させてなる線材巻き付け用リール、及びその製造方法に
関するものである。
【0005】
【作用】本発明の線材巻き付け用リールは上記構成であ
るため、線材の巻き付け部分が内側筒体と外側筒体との
2層構造であるため充分な強度を有して破損することが
なく、しかも釘等の金属材料を全く使用していないの
で、線材を繰り出し使用した後には容易に廃棄処分する
ことができる。特に、段ボール紙や厚紙などにより前記
シート材、内側筒体、外側筒体を構成すれば古紙として
容易に再利用することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例に基づいて説明
する。
【0007】本発明の線材巻き付け用リール1は、中央
部分に折り曲げ可能な複数の折込片21を形成した2枚
のシート材2と、外側筒体3と、長さが上記外側筒体3
のほぼ半分である2つの内側筒体4,4とを利用して構
成されるものである。
【0008】上記シート材2は、単層或いは複層の段ボ
ール紙、プラスティック段ボール、或いは強度が高い厚
紙からなり、軸芯に孔22を穿設した略円盤状のシート
材である。このシート材2の中央部分には予め同心円で
ある仮想折り込み線23が設定され、該仮想折り込み線
23の内部に複数の打ち抜き線24を直径方向に設け、
形成される複数の二等辺三角形状の接着代を折込片21
とする。尚、図示実施例におけるシート材2は、2枚の
段ボール紙を接合して各段ボール紙の波形空隙が直交す
るように積層したものに孔22を打ち抜き穿設した構成
のシート材料2’(図1)を使用し、必要に応じミシン
目をいれた仮想折り込み線23及び打ち抜き線24を設
けて図2に示すシート材2を作成したものである。
【0009】また、前記シート材2の折込片21の外側
に配する外側筒体3は、図4に示すように強度が高い厚
紙からなる両端が開放する円筒状の紙管(或いは硬質プ
ラスティック製の筒材)であり、内径が前記シート材2
の仮想折り込み線23の径と略等しい(正確には仮想折
り込み線23の径よりシート材2の厚みの2倍分だけ長
い)。
【0010】さらに、上記シート材2の折込片21の内
側に配する内側筒体4も、図3に示すように強度が高い
厚紙からなる両端が開放する円筒状の紙管であり、外径
が前記シート材2の仮想折り込み線23の径と略等し
く、また長さは前記外側筒体3のほぼ半分である。
【0011】図示実施例の線材巻き付け用リール1は、
上述の構成のシート材2、外側筒体3、内側筒体4に加
えて、前記シート材2の一面側に接合させる支持材5を
その構成要素とするものである。この支持材5は、図5
に示すようにシート材2と同様に単層或いは複層の段ボ
ール紙、プラスティック段ボール、或いは強度が高い厚
紙からなり、シート材2と同一径を有する略円盤状のシ
ート材であり、その軸芯には孔51が穿設されている。
尚、支持材5は前記シート材2の仮想折り込み線23及
び折込片21(打ち抜き線24)が形成されない構成で
あるから、シート材2の作成の途中の半製品(図1に示
すシート材料2’)をそのまま流用すれば良い。
【0012】本発明の線材巻き付け用リール1は、上述
の構成の各部材を接着剤により接合させて容易に組み立
て作製することができる。その組み立て方法の一例を以
下に示す。
【0013】まず、予め折込片211 の両面に接着剤を
塗布した第1のシート材21 を適宜な部材により支持固
定し、その片面の仮想折り込み線231 に外側筒体3の
一端部を位置させると共に他面に第1の内側筒体41
あてがう。そして、第1の内側筒体41 を外側筒体3の
内部に押圧すると、折込片211 が接着剤を介して外側
筒体3と第1の内側筒体41 との間に挟着保持される。
【0014】次に、前記第1のシート材21 と同様に予
め折込片211 の両面に接着剤を塗布した第2のシート
材22 の中央部分片面を前記外側筒体3の他端部に位置
させると共に他面に第2の内側筒体42 をあてがう。そ
して、第2の内側筒体42 を外側筒体3の内部に押圧す
ると、折込片212 が接着剤を介して外側筒体3と第2
の内側筒体42 との間に挟着保持される。
【0015】最後に、第1のシート材21 ,第2のシー
ト材22 の各外面側に支持材5,5を接着剤を介して接
合することにより、図7に示すような本発明の線材巻き
付け用リール1を作製することができる。
【0016】こうして作製される線材巻き付け用リール
1は、線材の巻き付け部分が外側筒体3と内側筒体4
1 ,42 との2層構造(折込片211 ,212 を考慮す
れば3層構造)であるため充分な強度を有するものであ
り、適宜な軸材を孔51,51に挿入して使用すること
により、安定に線材を繰り出し供給する、或いは巻き込
み回収することができる。
【0017】また、本発明の線材巻き付け用リール1
は、その材料作製の工程においても組み立て工程におい
ても、複雑な或いは面倒な処理や操作を全く必要とせ
ず、極めて容易に作製することができる。
【0018】しかも作製される製品には鉄釘等の金属材
料が存在しないので、その廃棄処理が極めて容易なもの
となる。例えば燃焼するにしても全てが可燃物で構成さ
れているので問題を生ずることがないし、図示実施例の
ように各部材を紙製とすることによりそのまま古紙原料
として供することもできる。
【0019】以上、本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は前記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど
のようにでも実施することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の線材巻き付
け用リールは、線材の巻き付け部分が内側筒体と外側筒
体との2層構造であるため充分な強度を有して破損する
ことがなく、線材の繰り出し供給及び巻き込み回収を安
定に行うことができる。
【0021】また、釘等の金属材料を全く使用していな
いので、線材を繰り出し使用した後には容易に廃棄処分
することができる。特に、段ボール紙や厚紙などにより
前記シート材、内側筒体、外側筒体を構成すれば古紙と
して容易に再利用することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】シート材の加工途中のシート材料の一部を欠截
した平面図である。
【図2】シート材の平面図である。
【図3】内側筒体の平面図及び断面図である。
【図4】外側筒体の平面図及び断面図である。
【図5】支持材の平面図である。
【図6】シート材及び内側筒体、外側筒体の組み立て状
態を示す斜視図である。
【図7】一実施例であるリールの平面図及び断面図であ
【符号の説明】
1 線材巻き付け用リール 2 シート材 21 折込片 3 外側筒体 4 内側筒体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部分に折り曲げ可能な複数の折込片
    を形成した2枚のシート材と、外側筒体と、長さが上記
    外側筒体のほぼ半分である2つの内側筒体とを利用し、
    第1のシート材の中央部分片面に外側筒体の一端部を位
    置させて他面に第1の内側筒体をあてがい、上記第1の
    内側筒体を前記外側筒体の内部に押圧して第1シート材
    の折込片を、接着剤を介在させて外側筒体と第1の内側
    筒体との間に挟着保持し、第2のシート材の中央部分片
    面を前記外側筒体の他端部に位置させて他面に第2の内
    側筒体をあてがい、上記第2の内側筒体を前記外側筒体
    の内部に押圧して第2のシート材の折込片を、接着剤を
    介在させて外側筒体と第2の内側筒体との間に挟着保持
    させてなる線材巻き付け用リール。
  2. 【請求項2】 中央部分に折り曲げ可能な複数の折込片
    を形成した第1のシート材の各折込片の両面に接着剤を
    塗布し、上記第1のシート材の中央部分の片面に外側筒
    体の一端部を位置させると共に他面に第1の内側筒体の
    一端部をあてがって押圧することにより第1のシート材
    の折込片を外側筒体と第1の内側筒体との間に挟着保持
    し、中央部分に折り曲げ可能な複数の折込片を形成した
    第2のシート材の各折込片の両面に接着剤を塗布し、上
    記第2のシート材の中央部分の片面に前記外側筒体の他
    端部を位置させると共に他面に第2の内側筒体をあてが
    って押圧することにより第2のシート材の折込片を外側
    筒体と第2の内側筒体との間に挟着保持させるようにし
    たことを特徴とする線材巻き付け用リールの製造方法。
JP34360592A 1992-12-01 1992-12-01 線材巻き付け用リール及びその製造方法 Pending JPH06166475A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100775893B1 (ko) * 2006-04-04 2007-11-13 주식회사 영원패키지 종이재 플랜지가 형성된 보빈 및 그 제조방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4314572Y1 (ja) * 1966-03-11 1968-06-19
JPS4984658A (ja) * 1972-12-19 1974-08-14

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