JPH06166077A - 射出成形機の加熱装置 - Google Patents

射出成形機の加熱装置

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JPH06166077A
JPH06166077A JP34131392A JP34131392A JPH06166077A JP H06166077 A JPH06166077 A JP H06166077A JP 34131392 A JP34131392 A JP 34131392A JP 34131392 A JP34131392 A JP 34131392A JP H06166077 A JPH06166077 A JP H06166077A
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JP
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molding machine
heater
injection molding
heating device
temperature
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JP34131392A
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Kiyoto Takizawa
清登 滝沢
Masamoto Suganuma
雅資 菅沼
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度で安定性の高い温度検出を行うととも
に、部品コスト及び組立コストの低減、さらには電熱ヒ
ータを配設するための装着スペースの拡大を図る。 【構成】 射出成形機の被加熱部2に装着する電熱ヒー
タ3と被加熱部2の温度を検出する温度センサ4を備え
るとともに、電熱ヒータ3の内部にセンサ収容部5を設
け、センサ収容部5に温度センサ4を配設して一体に構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機の被加熱部に
装着する電熱ヒータと被加熱部の温度を検出する温度セ
ンサを備える射出成形機の加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機には加熱筒及び射出
ノズルの外周面に装着した複数のバンドヒータにより加
熱筒及び射出ノズルを加熱するとともに、加熱筒及び射
出ノズルに装着した複数の温度センサ(熱電対)により
加熱温度を検出し、加熱温度が目的の温度となるように
フィードバック制御を行う加熱装置を備えている。
【0003】図6に従来の加熱装置60を示す。同図に
おいて、61は射出ノズルであり、この射出ノズル61
の外周面には、ほぼ一周にわたってバンドヒータ62を
巻付け、バンドヒータ62に給電して射出ノズル61を
加熱するとともに、バンドヒータ62の隣に温度センサ
63を備える取付バンド64を巻付け、射出ノズル61
の表面温度を検出していた。なお、65は加熱筒、66
は加熱筒に装着したバンドヒータを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の加熱装置は次のような問題点があった。
【0005】第一に、温度センサ63を射出ノズル61
の端部に装着せざるを得ないため、加熱温度を正確に検
出できず、検出精度が低下する。
【0006】第二に、温度センサ63の取付バンド(取
付金具)64が必要になるとともに、取付バンド64及
びバンドヒータ62双方の組付作業を要するため、部品
コスト及び組立コストの上昇を招く。
【0007】第三に、取付バンド64(温度センサ6
3)の装着スペースが必要になるため、バンドヒータ6
2の装着スペースがその分不足し、バンドヒータ62の
有効な装着スペースが制限される。
【0008】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、高精度で安定性の高い温度
検出を行うことができるとともに、部品コスト及び組立
コストの低減、さらには電熱ヒータを配設するための装
着スペースの拡大を図ることができる射出成形機の加熱
装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は射出成形機の被
加熱部2に装着する電熱ヒータ3と被加熱部2の温度を
検出する温度センサ4を備えてなる射出成形機の加熱装
置1を構成するに際して、電熱ヒータ3の内部にセンサ
収容部5を設け、このセンサ収容部5に温度センサ4を
配設して一体に構成したことを特徴とする。
【0010】この場合、被加熱部2として射出ノズル2
a又は加熱筒2bが適用される。また、電熱ヒータ3は
ヒータ線3wを有するバンドヒータ3bを用いることが
望ましく、特に、センサ収容部5はヒータ線3wの存在
しない空部位に設けることができる。さらにまた、温度
センサ4は熱電対4eを利用できる。
【0011】
【作用】本発明に係る射出成形機の加熱装置1によれ
ば、温度センサ4は電熱ヒータ3の内部に設けたセンサ
収容部5に直接配設され、これにより、温度センサ4は
電熱ヒータ3の内部に一体に組付けられる。
【0012】よって、電熱ヒータ3を被加熱部2、例え
ば、射出ノズル2aに装着すれば、同時に温度センサ4
も射出ノズル2aに装着され、温度センサ4を装着する
ための別途の取付バンド等が不要になるとともに、この
ような取付バンド等を装着するための装着スペースも不
要になる。また、温度センサ4は電熱ヒータ3の中間位
置に配されるため、射出ノズル2aにおける中央付近の
加熱温度が検出される。なお、センサ収容部5は、例え
ば、バンドヒータ3bにおけるヒータ線3wの存在しな
い空部位に設ければ、電熱ヒータ3の加熱性能に何ら影
響を与えることはない。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0014】まず、本実施例に係る加熱装置1を装着す
る射出成形機の概略構成について、図1を参照して説明
する。
【0015】射出成形機は射出装置と金型装置を備え、
図1には射出装置の前側一部を示す。射出装置は加熱筒
2bを備え、この内部には摺動自在なスクリュ11を備
えるとともに、外周面には加熱筒用バンドヒータ12…
を装着する。なお、スクリュ11は不図示の駆動装置に
よって前後進退移動及び回転移動せしめられる。また、
加熱筒2bの前端には不図示の金型装置に当接する射出
ノズル2a(被加熱部2)を取付プレート13により固
定する。そして、この射出ノズル2aの外周面には本実
施例に係る加熱装置1を装着する。
【0016】次に、本実施例に係る加熱装置1の構成に
ついて、図1〜図4を参照して説明する。
【0017】3bは射出ノズル用バンドヒータ(電熱ヒ
ータ3)である。バンドヒータ3bは図2に示すよう
に、最下部から下金属プレート21、下絶縁プレート2
2、ヒータユニット23、上絶縁プレート24、上金属
プレート25の順に積層して構成し、全体では偏平な短
冊状に構成する。そして、ヒータユニット23は図3に
示すように、絶縁プレート23iの長手方向にヒータ線
3wを順次巻付けて構成する。
【0018】一方、バンドヒータ3bの幅方向中間位置
であって、ヒータ線3wの存在しない空部位にはセンサ
収容部5を形成する。この場合、センサ収容部5は図2
に示すように、各絶縁プレート22、23i、24の一
部を刳り貫いて形成する。そして、センサ収容部5の内
部には温度センサ4である熱電対4eを、例えば、下金
属プレート21の内面に固定して配設する。これによ
り、熱電対4eはバンドヒータ3bの内部に一体に組付
けられる。なお、熱電対4eのリード線26は上金属プ
レート25に穿設した導出孔27から外部に導出する。
【0019】また、バンドヒータ3bは図1及び図4に
示すように、射出ノズル2aの外周面にほぼ一周にわた
って巻付け、固定バンド28により固定する。なお、図
4中、29は熱電対カバー、26は熱電対4eのリード
線、30はバンドヒータ3bのリード線をそれぞれ示
す。
【0020】よって、本実施例に係る加熱装置1によれ
ば、バンドヒータ3bに給電することにより、射出ノズ
ル2aが加熱されるとともに、加熱温度は熱電対4eに
より検出され、不図示の温度コントローラによって、加
熱温度に対するフィードバック制御が行われる。
【0021】この場合、熱電対4eはバンドヒータ3b
の内部に設けたセンサ収容部5に直接配設するため、熱
電対4eによりバンドヒータ3bの中間位置、即ち、射
出ノズル2aの中央付近における加熱温度が検出され
る。なお、図5には本実施例に係る加熱装置1により加
熱制御した射出ノズル2aの加熱温度を実線Txで示す
とともに、従来の加熱装置(図6)により加熱制御した
射出ノズルの加熱温度を点線Tyで示す。図5からも明
らかなように、本実施例に係る加熱装置1によれば、高
精度で安定性の高い温度制御が行われる。
【0022】また、バンドヒータ3bを射出ノズル2a
に装着すれば、同時に熱電対4eも射出ノズル2aに装
着されるとともに、熱電対4eを装着するための別途の
取付バンド等が不要になるため、組立コスト及び部品コ
ストの大幅低減を図ることができる。さらにまた、熱電
対4eを別途取付ける取付バンド等が不要になることか
ら、この装着スペースも不要になり、バンドヒータ3b
の装着スペースの拡大を図ることができる。なお、セン
サ収容部5はバンドヒータ3bにおけるヒータ線3wの
存在しない空部位に設けたため、バンドヒータ3bの加
熱性能に影響を与えることはない。
【0023】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、被加熱部として射出ノズルを例示したが、加熱
筒側であっても同様に実施できる。また、電熱ヒータは
ヒータ線を有するバンドヒータを例示したが、他の形式
の電熱ヒータであってもよい。さらにまた、温度センサ
として熱電対を例示したが、他の形式の温度センサであ
ってもよい。その他、細部の構成、形状、数量、材料等
において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更
できる。
【0024】
【発明の効果】このように、本発明は射出成形機の被加
熱部に装着する電熱ヒータと被加熱部の温度を検出する
温度センサを備える射出成形機の加熱装置において、特
に、電熱ヒータの内部にセンサ収容部を設け、このセン
サ収容部に温度センサを配設して一体に構成してなるた
め、次のような顕著な効果を奏する。
【0025】 被加熱部の中央付近における加熱温度
を検出できるため、高精度で安定の高い温度検出を行う
ことができる。
【0026】 電熱ヒータの組付けにより、同時に温
度センサも組付けられるとともに、温度センサを組付け
るための別途の取付バンド等が不要になるため、組立コ
スト及び部品コストの大幅な低減を図ることができる。
【0027】 温度センサを別途取付ける取付バンド
等が不要になることから、この分電熱ヒータの装着スペ
ースを有効に拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形機の加熱装置を示す断面
側面図、
【図2】同加熱装置の一部拡大断面側面図、
【図3】同加熱装置におけるヒータユニットを展開した
平面図、
【図4】同加熱装置の外観正面図、
【図5】同加熱装置の加熱温度特性図、
【図6】従来の技術に係る射出成形機の加熱装置を示す
側面図、
【符号の説明】
1 加熱装置 2 被加熱部 2a 射出ノズル 3 電熱ヒータ 3w ヒータ線 3b バンドヒータ 4 温度センサ 4e 熱電対 5 センサ収容部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機の被加熱部に装着する電熱ヒ
    ータと被加熱部の温度を検出する温度センサを備えてな
    る射出成形機の加熱装置において、電熱ヒータの内部に
    センサ収容部を設け、このセンサ収容部に温度センサを
    配設して一体に構成したことを特徴とする射出成形機の
    加熱装置。
  2. 【請求項2】 被加熱部は射出ノズル又は加熱筒である
    ことを特徴とする請求項1記載の射出成形機の加熱装
    置。
  3. 【請求項3】 電熱ヒータはヒータ線を有するバンドヒ
    ータであることを特徴とする請求項1記載の射出成形機
    の加熱装置。
  4. 【請求項4】 センサ収容部はヒータ線の存在しない空
    部位に設けることを特徴とする請求項3記載の射出成形
    機の加熱装置。
  5. 【請求項5】 温度センサは熱電対であることを特徴と
    する請求項1記載の射出成形機の加熱装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210323072A1 (en) * 2020-04-16 2021-10-21 Ut-Battelle, Llc Alignment system for magnetic particulate material used for additive manufacturing

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JPS5997020U (ja) * 1982-12-22 1984-06-30 日本碍子株式会社 プラスチツク成形機用赤外線加熱装置
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US11980939B2 (en) * 2020-04-16 2024-05-14 Ut-Battelle, Llc Alignment system for magnetic particulate material used for additive manufacturing

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JPH085106B2 (ja) 1996-01-24

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