JPH06165924A - 最適の分子量を有する耐久性濾過膜 - Google Patents

最適の分子量を有する耐久性濾過膜

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JPH06165924A
JPH06165924A JP4213839A JP21383992A JPH06165924A JP H06165924 A JPH06165924 A JP H06165924A JP 4213839 A JP4213839 A JP 4213839A JP 21383992 A JP21383992 A JP 21383992A JP H06165924 A JPH06165924 A JP H06165924A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミクロ濾過、ナノ濾過、限外濾過、逆浸透お
よびガス分離のような膜技術に有効な新規重合体組成物
の提供。 【構成】 該組成物は、ポリエーテル・スルホン、ポリ
スルホン又はポリアリールエーテル・スルホンのような
既知縮合重合体を採用して、それを変成して分子量分布
を変えることによって生成される。本発明の有用な重合
体は約63,000以下の未変性数平均分子量および5
0,000以下の分子量をもった分子の重量分率30〜
35%を有する。重合体の高分子量の割合を集中させる
分別沈殿や他の既知方法を利用することによって、少な
くとも59,000の数平均分子量又は50,000以
下の分子量をもった分子の重量分率19%以下を有する
ように重合体を変性する。本発明の重合体組成物を濾過
用に利用することにより、膜の割れおよび他の形態に対
する優れた耐性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半透膜、特に優れた物
質的性質を有し限外濾過膜としての使用に適した分子量
分布を有する縮合重合体から作った膜に関する。本願明
細書における用語「限外濾過」はミクロ濾過、ナノ濾過
(nano−filtration)、限外濾過、逆浸
透およびガス分離を包含する。限外濾過は、技術的に周
知であってスパイラル巻きおよび管状モジユールを含む
種々の物理的配置を用いて行うことができる。
【0002】
【従来の技術】限外濾過技術の多くの用途は衛生状態を
常に維持しなければならない食品加工を含む。これは、
比較的苛酷な化学物質、例えば、塩素含有化合物、他の
酸化剤、酸、アルカリおよび界面活性剤、等での定期的
洗浄を要する。これらの化学物質は膜材料を劣化又は分
解させる傾向があり、これらの化学物質に対する膜耐性
は、多くの場合に膜の有効寿命の決定要因である。
【0003】限外濾過膜の形成用既知材料は、ポリエー
テル・スルホン、ポリスルホン、ポリアリールエーテル
・スルホン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、
ポリケトン、ポリエーテル・ケトン、ポリテトラフルオ
ロ・エチレン、ポリプロピレンおよびポリアミドのよう
な多くの市販重合体を含む。前記重合体はそれらの物理
的性質が広範囲に異なり、選択される特定の材料は特定
用途をサポートするのに必要な性質に基づく。ポリ塩化
ビニルやポリテトラフルオロエチレンのような高分子量
「連鎖」重合体は洗浄用化学物質による劣化(分解)に
対して優れた耐性を示すが、それらも用途によっては膜
材料として望ましくない性質を有する。一方、特に限外
濾過に適する望ましい性質を示す低分子量の「縮合」重
合体は耐久性がなく、前記タイプの化学物質にさらされ
たときに短くて予測できない有効寿命を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、縮合重合体から形成され、変更された分子量分布を
提供すべく変性され、その結果優れた物理的性質を有す
る重合体の所望の特性をもった限外濾過膜を提供するこ
とにある。
【0005】前記目的の結果として、本発明の目的は、
特に食品加工装置用に適し、該用途に用いられる洗浄用
組成物による劣化に対して優れた耐性を有する限外濾過
膜を提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は、当業者に周知の縮合
重合体から形成された膜の必要な物理的性質を示すと共
に優れた化学劣化耐性を有する優れた限外濾過膜の提供
にある。
【0007】本発明の重要な目的の1つは、食品加工装
置に使用するときおよび該装置の浄化に苛酷な化学物質
を使用する場合に従来の膜で得られるよりも長くかつ予
測できる有効寿命を有する限外濾過膜の提供にある。
【0008】さらに本発明の別の目的は、親水性および
均一な気孔サイズのような必要な性質を膜に与えるため
に使用される現存する膜添加物と相容性のある優れた限
外濾過膜を提供することである。
【0009】また、本発明の重要な目的は、苛酷な浄化
用化学物質による劣化に対して優れた耐性を示すと共
に、従来の構造よりも均一な気孔サイズ分布を有し、従
って優れた膜特性を有する限外濾過膜を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明により、(a)少
なくとも59,000の数平均分子量(MN)および
(b)50,000以下の分子量をもった分子の最高重
量分率(WF)19%なる特性の少なくとも1つを与え
るべく変性された少なくとも1つの縮合重合体から成る
ことを特徴とする限外濾過膜調製用材料が提供される。
【0011】また、本発明により多孔質構造体と支持基
材から成り、該多孔質構造体が、(a)少なくとも5
9,000の数平均分子量(MN)および(b)50,
000以下の分子量をもった分子の最高重量分率(W
F)19%なる特性の少なくとも1つを与えるべく変性
された少なくとも1つの縮合重合体から成ることを特徴
とする限外濾過膜が提供される。
【0012】
【実施例】本発明の有用なタイプの合成重合体は一種又
は一種以上の異なる単量体の縮合から生成されるもので
ある。かく生成された重合体は、典型的に重合体連鎖を
構成する分子量が異なるために重合体連鎖の間に異なる
分子量分布を有する。限外濾過膜の形成に特に適した縮
合重合体は、連鎖重合体、すなわち、反応性単量体の連
鎖重合によって作られた重合体(これら重合体の典型的
な分子量は約100,000〜約1,000,000で
ある)に比較して低い数平均分子量(例えば、約25,
000〜63,000)を有する。
【0013】本願明細書における数平均分子量(MN)
は次のように定義される: 重量平均分子量(MW)は次のように定義される: ここでNiは、分子量Mi(i=1,2,3…………
r)・(rは整数)を有する分子の数である。
【0014】本発明に有用な種類の典型的な縮合重合体
は約63,000以下の未変性数平均分子量(MN)と
約100,000〜160,000の重量平均分子量を
有する。50,000以下の分子量をもった分子の重量
分率(WF)は典型的に約30〜35%である(膜形成
に有用である従来の既知重合体の一部は僅か16%以下
と低いWF又は62,000より少し上のMNを有する
けれども、これらは一般に本発明には望ましくない。
【0015】適当な重合体はポリエーテル・スルホン、
ポリスルホンおよびポリアリールエーテル・スルホンを
含む。ポリエーテル・スルホンは次式によって表され
る:
【0016】
【式1】 本発明の出発材料として有用なポリエーテル・スルホン
は約39,000〜50,000の範囲内のMNと22
〜34%の範囲内のWFを有する。
【0017】本発明に有用なポリスルホンは次式で表さ
れる:
【0018】
【式2】 本発明の実施に適当なポリスルホンは43,000〜5
4,000のMNと19.8〜23%のWFを有する。
【0019】ポリアリール・スルホンは次式によって表
される:
【0020】
【式3】 および ここでA=1,4−フエニレン又は4,4′−ビフエニ
レン、C=1,4−フエニレン又は4,4′−ビフエニ
レン、そしてn=2〜300。
【0021】ポリアリールエーテル・スルホンは一般に
50,800〜62,500のMNと17〜21.25
%のWFを有する。適当なポリアリールエーテル・スル
ホンはポリ(オキシ−1,4−フエニレン・スルホニル
−1,4−フエニレンオキシ−4,4′−ビフエニレ
ン)およびポリ(オキシ−1,4−フエニレン・スルホ
ニル−1,4−フエニレンオキシ−4,4−ビフエニレ
ンオキシ−1,4−フエニレンスルホニル−1,4−フ
エニレンオキシ−1,4−フエニレン)を含み、それぞ
れ次式を有する:
【0022】
【式4】 および これらの縮合重合体が変性されて約59,000以上の
数平均分子量、又は50,000以下の分子量をもった
分子の重量分率が重合体の全分子全体の約19%以下、
又はかかる性質の両方を有すると、該重合体から形成さ
れた限外濾過膜の性質は極めて優れたものになることが
発見された。
【0023】重合体の分子量分布を改良する望ましい方
法は通し分別沈殿であるが、膜分離およびサイズ排除ク
ロマトグラフイ−のような重合体の高分子量画分を濃縮
する他の既知方法も利用できる。
【0024】次の実施例は、上記望ましい性質を与える
ために縮合重合体の分子量分布を改良する原理を説明す
る。
【0025】実施例 1 1.2のN−メチルピロリドン(NMP)に300g
のポリエーテル・スルホン重合体(ゲル浸透クロマトグ
ラフイ−で測定したMN=39,100;MW=15
6,000;WF=33.96%)を溶解し、混合機で
混合した。次に50%(V/V)NMP水溶液190m
Lを添加して、高分子量画分の重合体を沈殿させた。そ
の沈殿物をゲルとして収集した。このゲルを0.75
のNMPに再溶解し、60%(V/V)NMP水溶液を
添加することによって高分子量画分を再び沈殿させた。
次に沈殿したゲルを750mLのNMP溶剤に再溶解
し、60%(V/V)NMP溶液400mLを添加する
ことによって第3の高分子量画分を沈殿させた。再び、
そのゲルを分離し、NMP溶剤0.75に再溶解し、
60%NMP水溶液400mLを添加することによって
再沈殿させた。この沈殿物をNMP750mLに再溶解
させて、水に滴下させることによってゲル化させた。
【0026】上記のように調製した変性重合体は数回水
洗した後、150℃で24時間乾燥した。その変性重合
体は分子量183,000(ゲル浸透クロマトグラフイ
−(GPC)で測定)、MN=91,000(GPCで
測定)およびWF=10.53%(GPCで測定)を有
した。
【0027】その変性重合体と5%(W/W)ポリビニ
ルピロリドン(PVP)NMPと混合した。そのPVP
は約同量の2部で存在し、第1部は150,000のM
Nと612,000の分子量(MW)を有し、第2部は
271,000のMNと906,000のMWを有し
た。PVP添加物は完成膜の親水性を改善する。
【0028】PVPと混和した変性重合体はN−メチル
・ピロリドンとスルホランを含有する混合物に溶解させ
た。エチレングリコールや塩化リチウムのような周知の
適当な気孔形成剤を最終品に1〜約10%(W/V)気
孔形成剤の濃度を提供する量添加した。添加した気孔形
成剤の量は最終品に必要な気孔率によって決定された。
その混合物は十分に混合し、従来の方法を用いて脱ガス
後に、不織り布のような基材上にキヤストした。ドクタ
ーブレードを使用して、その注入体を約10ミル(0.
25mm)厚さに均一に分散させた。なめらかになった
生成物は冷水とN−メチル・ピロリドン(NMPは0〜
70%(V/V)存在)の浴に15秒間浸漬させること
によって直ちにゲル化した、続いてそれを約24時間連
続水洗して抽出可能な汚染異物全てを除去した。
【0029】実施例1によって調製した膜の塩素耐性
は、試料を塩素浴にソーキングし、その試料を取り出
し、30psi(2.1kg/cm)の圧力下で折り
曲げることによって評価した。その手順をその試料で顕
微鏡下で反復して、割れの存在を測定した。その結果を
次の表1に要約する: 表 1 実施例1の重合体膜の塩素耐性 重合体膜の 暴露時間 折り曲げ数 材料 (時) (2.1kg/cmで割れるまでの回数 ポリエーテル・スルホン1) 4 >20 ポリエーテル・スルホン1) 6 4 ポリエーテル・スルホン2) 4 >20 ポリエーテル・スルホン2) 5 4 未変性ポリエーテル・ スルホン3) 1 1 注1)実施例1に従って調製した。試験試料はMN=9
4,000、WF= 7.67%を有した。P
VPを混合したものはMN=150,000、
MW=612,000を有した。 2)実施例1に従って調製した。試験試料はMN=9
4,600、WF= 7.65%を有した。P
VPを混合したものはMN=271,000、
MW=906,000を有した。 3)MN=47,000、WF=30%。
【0030】実施例1に従って調製した膜の効率は塩素
暴露の前後で評価した。試料をクロス流フラット試験セ
ル・ユニットに入れて、40℃において水および80%
ホエー流に対して試験した。ホエー透過体の蛋白質をト
リクロロ酢酸濁度試験法によって分析し、各膜によるホ
エー蛋白質の拒否%を計算した。
【0031】その結果を表2に示す。
【0032】 表 2 膜濾過効率−実施例1の重合体 重合体膜 水流量 ホエー流量 ホエー蛋白質 材料 L/m−日) (L/m−日) 拒否(%) ポリスルホン1) 8,183 1,421 99.98 未変性ポリエーテル・14,945 1,470 99.93 スルホン2) 註1),2):前記表1を参照。
【0033】実施例2 1.2のN−メチル・ピロリドン(NMP)に300
gのポリエーテル・スルホン樹脂(MN=45,00
0;MW=107,000、WF=30.4%)を溶解
して、ブレンダーで混合した。次にその混合物を80%
(V/V)NMP水溶液で希釈し、実施例1で示した2
つの溶剤沈殿を行った。その沈殿物を750mlのNM
Pに溶解させて、水に滴下して最終生成物を沈殿させ
た。その沈殿物を水洗して全てのNMPを除去し、15
0℃で24時間乾燥した。
【0034】その変性重合体はMN=59,800、M
W=129,000およびWF=17%を有した。その
変性重合体に実施例1のようにMN=150,000と
MW=612,000を有する5%(W/W)ポリビニ
ルピロリドンを混合し、キャストし、実施例1のように
硬化して有用な膜を得た。
【0035】実施例2によって調製した膜の塩素耐性
は、試料を塩素浴にソーキングし、その試料を取り出
し、30psi(2.1kg/cm)の圧力下で折り
曲げることによって評価した。その手順をその試料で顕
微鏡下で反復して、割れの存在を測定した。
【0036】その結果を次の表3に要約する: 表 3 実施例2の重合体膜の塩素耐性 重合体膜の 暴露時間 折り曲げ数 材料 (時) (2.1kg/cmで割れるまでの回数 ポリエーテル・スルホン1) 4 >20 ポリエーテル・スルホン1) 6 4 未変性ポリエーテル・ スルホン2) 1 1 注1)実施例2に従って調製した。試験試料はMN=5
9,800、WF= 12,900、WF=1
7%を有した。PVPを混合したものはMN
=150,000、MW=612,000を有した。 2)表1、注(3)参照。
【0037】実施例3 この実施例では、MN=45,000、MW=107,
000およびWF=30.4%を有するポリエーテル・
スルホン樹脂300gを1.2のN−メチル・ピロリ
ドンに溶解させた。実施例1に示した方法に従って4つ
の溶剤沈殿を行った。最終生成物はMN=94,60
0、MW=161,000そしてWF=11.5%を有
した。
【0038】その変性重合体に2種類のポリエチル・オ
キサゾリンの一方の5%(W/W)を混合した。第1は
MN=33,000とMW=72,000を有した。第
2はMN=159,000とMW=370,000を有
した。それらの重合体に前述の方法に従って適当な気孔
形成剤を混合して、キヤストした。
【0039】実施例3によって調製した膜の塩素耐性
は、試料を塩素浴にソーキングし、その試料を取り出
し、30psi(2.1kg/cm)の圧力下で折り
曲げることによって評価した。その手順をその試料で顕
微鏡下で反復して、割れの存在を測定した。
【0040】その結果を次の表4に要約する: 表 4 実施例3の重合体膜の塩素耐性 重合体膜の 暴露時間 折り曲げ数 材料 (時) (2.1kg/cmで割れるまでの回数 ポリエーテル・スルホン1)3.5 >20 ポリエーテル・スルホン1)5.0 10 ポリエーテル・スルホン2)5.0 >20 ポリエーテル・スルホン2)7.0 10 ポリエーテル・スルホン3)4.0 >20 ホリエーテル・スルホン3)5.0 6 未変性ポリエーテル・ スルホン) 1.0 2 註1)実施例3に従って調製した。試験試料はMN=9
4,000、NW= 161,000、WF=
11.15%を有した。5%ポリエチル・オ
キサゾリン(MN=33,000、NW=72,00
0)と混合。 2)実施例3に従って調製した。試験試料はMN=9
4,000、MW= 161,000、WF=
11.15%を有した。5%ポリエチル・オ
キサゾリン(MN=159,000、MW=370,0
00)と混合 3)ポリエーテル・スルホン(MN
=94,000、WF=11.65%) とP
VP(MN=271,000、MW=906,000)
と混合し た。 4)ポリエーテル・スルホン(MN=45,000、M
W=107,00 0、WF=30%)とPV
P(MN=271,000、MW=906,
000)と混合した。
【0041】本発明は限外濾過膜に成形することができ
る縮合重合体は全て包含するけれども、好適なグループ
の重合体はポリスルホン、ポリエーテル・スルホンおよ
びポリアリールスルホン、例えば、ポリ(オキシ−1,
4−フエニレン・スルホニル−1,4−フエニレンオキ
シ−4,4′−ビフエニレン)およびポリ(オキシ−
1,4−フエニレン・スルホニル−1,4−フエニレン
オキシ−1,4−フエニレン)から成るものである。本
発明用に最適の重合体はポリエーテル・スルホンであ
る。
【0042】本発明による変性重合体は、他の既知膜形
成材料との共重合体に生成することができる。
【0043】また、本発明による膜材料は他の既知膜添
加剤、例えば、親水性ウレタンおよびポリオキサゾリン
のような親水性増強剤を添加することができる。
【0044】硬化された膜材料は従来の物質で処理して
気孔形成剤の使用を含む最終膜の形成又は必要な最終製
品を得ることができる。適当な気孔形成剤は低分子量の
有機化合物、無機塩類および有機重合体、例えば、ビニ
ル・ピロリドン/ジメチル・アミノメチル・メタクリレ
ート;ポリ(2−エチル−1−オキサゾリン)およびポ
リ(2−メチル−2−オキサゾリン)のようなポリオキ
サゾリン;ポリスルホン−b−ポリエチレンオキシドお
よびポリスルホン−b−ポリビニル・ピロリドンのよう
なポリスルホンの共重合体;およびポリエーテルスルホ
ン−b−ポリエチレンオキシドおよびポリエーテル・ス
ルホン−b−ポリビニル・ピロリドンのようなポリエー
テル・スルホンの共重合体を含む。
【0045】他の適当な気孔形成剤は、酢酸、プロピオ
ン酸およびスルホランのような低分子量の有機酸および
塩化リチウム、臭化リチウム、フッ化リチウム、重炭酸
ナトリウム、炭酸ナトリウムおよび酢酸ナトリウムのよ
うな無機塩類を含む。ポリ(N−ビニルピロリドン)お
よびポリ(エチレングリコール)のような有機重合体も
気孔形成剤として使用することができる。
【0046】以上の説明から、本発明は他の利点と共に
上記目的の全てを得るのに適したものであることがわか
る。本発明の範囲を逸脱することなく、本発明の多くの
実施態様が可能であるから、ここに記載した全ての事項
は説明のためのものであって、限定を意図するものでは
ない。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)少なくとも59,000の数平均
    分子量(MN)および(b)50,000以下の分子量
    をもった分子の最高重量分率(WF)19%なる特性の
    少なくとも1つを与えるべく変性された少なくとも1つ
    の縮合重合体から成ることを特徴とする限外濾過膜調製
    用材料。
  2. 【請求項2】 前記数平均分子量が59,000〜18
    3,000であることを特徴とする請求項1の材料。
  3. 【請求項3】 前記重合体が前記特性(a)と(b)の
    両方を有することを特徴とする請求項3の材料。
  4. 【請求項4】 前記重合体がポリエーテル・スルホンで
    あることを特徴とする請求項1の材料。
  5. 【請求項5】 前記重合体がポリスルホン、ポリエーテ
    ル・スルホンおよびポリアリールエーテル・スルホンか
    ら成る群の構成員であることを特徴とする請求項1の材
    料。
  6. 【請求項6】 多孔質構造体と支持基材から成り、該多
    孔質構造体が、(a)少なくとも59,000の数平均
    分子量(MN)および(b)50,000以下の分子量
    をもった分子の最高重量分率(WF)19%なる特性の
    少なくとも1つを与えるべく変性された少なくとも1つ
    の縮合重合体から成ることを特徴とする限外濾過膜。
  7. 【請求項7】 前記数平均分子量が59,000〜18
    3,000であることを特徴とする請求項6の限外濾過
    膜。
  8. 【請求項8】 前記重合体が前記特性(a)と(b)の
    両方を有することを特徴とする請求項7の限外濾過膜。
  9. 【請求項9】 前記重合体がポリエーテル・スルホンで
    あることを特徴とする請求項6の限外濾過膜。
  10. 【請求項10】 数平均分子量が59,000〜18
    3,000であることを特徴とする請求項9の限外濾過
    膜。
  11. 【請求項11】 前記重合体がポリスルホン、ポリエー
    テル・スルホンおよびポリアリールエーテル・スルホン
    から成る群の構成員であることを特徴とする請求項6の
    材料。
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