JPH06165809A - 気泡発生装置 - Google Patents

気泡発生装置

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Publication number
JPH06165809A
JPH06165809A JP34523992A JP34523992A JPH06165809A JP H06165809 A JPH06165809 A JP H06165809A JP 34523992 A JP34523992 A JP 34523992A JP 34523992 A JP34523992 A JP 34523992A JP H06165809 A JPH06165809 A JP H06165809A
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JP
Japan
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port
hot water
pump
liquid
inflow
Prior art date
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Pending
Application number
JP34523992A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Nishikawa
邦夫 西川
Momosuke Hosoda
百助 細田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kogyo KK
Original Assignee
Asahi Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】溶解タンク内で、余剰気体を確実に液体から分
離させ、液体貯溜槽に微細気泡を確実に発生させること
のできる気泡発生装置を提供すること。 【構成】溶解タンク7の流入路を構成する流入ポート1
1の出口を、吐出ポート12に向かう方向とは異なる方
向に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、浴槽内の湯に
大気中の空気を加圧溶解させた後、浴槽にその湯を再度
送り込んで浴槽中に微細な気泡を発生させる際に使用さ
れる気泡発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の気泡発生装置では、ポン
プによって浴槽内から湯と、大気中から空気とを吸い込
み、ポンプ内で湯に空気を加圧溶解させる。そして、ポ
ンプ内で溶解されなかった空気を湯から分離するため
に、図3に示す溶解タンク31にそれらを圧送する。
【0003】前記ポンプから圧送されてきた空気及び湯
Wは、流入ポート32より溶解タンク31内に流入され
る。そして、その中で余剰空気が湯Wと分離された後、
溶解タンク31の上部に形成された還元ポート33から
余剰空気は装置外に排出される。一方、溶解された空気
を含有する湯Wは、吐出ポート34から浴槽内に吐出さ
れる。その結果、浴槽内には微細気泡が発生し、浴槽内
の湯Wは乳白化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記微
細気泡発生装置の溶解タンク31では、余剰空気が湯W
から分離されずに、浴槽内に湯Wと一緒に噴出されてし
まう場合があった。この場合、浴槽内には微細気泡が発
生しにくくなり、湯Wの乳白化も低下する。つまり、余
剰空気は湯Wに溶解した空気の粒子よりも大きいため、
湯Wに溶解する粒子の小さい空気が余剰空気に付着して
しまう。その結果、湯Wに溶解していた空気の粒子が大
きくなって、浴槽内には微細気泡が発生しにくくなる。
【0005】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は溶解タンク内で、余剰気
体を確実に液体から分離させ、液体貯溜槽に微細気泡を
確実に発生させることのできる気泡発生装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、液体を貯溜し、吸込口と噴出口とを有
する液体貯溜槽と、前記液体貯溜槽の吸込口から液体貯
溜槽内の液体を吸い込むポンプと、前記ポンプの吸込口
に連結され、ポンプの吸引力により外部から気体を吸い
込む気体吸込口と、前記ポンプの圧力にて前記液体と気
体とを加圧溶解し、その液体を流入路から流入して前記
液体中の未溶解の余剰気体を分離した後、還元路からそ
の余剰気体を排出するとともに、余剰気体が取り除かれ
た液体を、吐出路から前記噴出口より液体貯溜槽内に吐
出する溶解タンクとを備えた気泡発生装置において、前
記溶解タンクの流入路の出口を、前記吐出路に向かう方
向とは異なる方向に形成したことをその要旨とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、ポンプが駆動されると同
ポンプ内には、液体貯溜槽の吸込口から液体が、また、
気体吸込口から気体がそれぞれ吸い込まれる。そして、
これらはポンプ内にて加圧され、気体が液体に溶解す
る。そして、ポンプ内で加圧溶解された気体を含有する
液体は、同ポンプより溶解タンクの流入路から溶解タン
ク内に圧送される。
【0008】このとき、ポンプから圧送された余剰気体
は流入路内にて液体と分離される。つまり、流入路の出
口は吐出路に向かう方向とは異なる方向に形成されてい
ることから、流入路の距離が長く保持されている。その
ため、余剰気体は流入路の出口に到達する前に確実に液
体と分離される。そして、流入路の出口から余剰気体が
液体とともに吐出されても、吐出路は流入路の出口とは
異なる方向に形成されているので、余剰気体は液体とと
もに吐出路からは吐出されることがない。
【0009】そして、溶解タンク内で液体と分離された
余剰気体は、還元路から吐出された後、排出される。ま
た、これと同時に前記吐出路から吐出された液体は、吐
出路から噴出口を介して液体貯溜槽に吐出される。この
とき、液体貯溜槽には余剰気体が吐出されることがない
ので、確実に微細気泡が発生する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を浴槽用の気泡発生装置で具体
化した一実施例を図1及び図2に基づいて説明する。
【0011】図1は本実施例における気泡発生装置の概
略的な回路図である。同図に示すように、液体貯溜槽と
しての浴槽1内には液体としての湯Wが貯溜されてい
る。また、浴槽1の側壁には吸込口2及び噴出口3が上
下に形成されている。なお、吸込口2及び噴出口3には
図示しないフィルタが設けられている。前記吸込口2に
は吸込管路4を介してポンプ5が連結されている。な
お、本実施例では前記ポンプ5としてウエスコポンプ
(渦流ポンプ)を使用している。ポンプ5の吸込口に
は、空気を吸い込む気体吸込口としての空気吸込口6が
連結されている。
【0012】また、前記ポンプ5の下流側には溶解タン
ク7が配置され、同ポンプ5と溶解タンク7との間は流
入管路8によって連通されている。図2に示すように、
溶解タンク7はボディ9とカップ10とから形成されて
いる。ボディ9の側壁には流入ポート11及び吐出ポー
ト12が相対向するように形成されている。また、ボデ
ィ9の中央部には流出ポート13が直角方向から上方に
向かって形成され、この流出ポート13と前記流入ポー
ト11とは連通されている。すなわち、本実施例では、
流入ポート11と流出ポート13とにより流入路が構成
されている。
【0013】また、前記ボディ9の内壁よりも内方側の
吐出ポート12上部は開口形成されている。そして、吐
出ポート12と前記浴槽1の噴出口3との間は、吐出管
路14によって連通されている。前記カップ10はパッ
キン15を介してボディ9の上部で締付固定されてい
る。また、前記カップ10の上部には還元路としての還
元ポート16が開口形成され、その還元ポート16と前
記吸込管路4との間は還元管路17によって連通されて
いる。
【0014】次に、上記のように構成された気泡発生装
置の作用について説明する。まず、ポンプ5が駆動され
ると、ポンプ5の吸引力により浴槽1内の湯Wが吸込口
2から、また、空気吸込口6からは空気が吸込管路4を
介してポンプ5内に吸い込まれる。ポンプ5内では湯W
と空気とが加圧され、空気は湯Wに溶解する。そして、
その加圧溶解された空気を含有する湯Wは、流入管路8
を経て流入ポート11及び流出ポート13よりカップ1
0内に圧送される。
【0015】このとき、ポンプ5にて加圧溶解されなか
った空気は、余剰空気として湯Wから確実に分離され
る。そして、湯Wと分離された余剰空気は、還元ポート
16から還元管路17を経て吸込管路4に還元される。
【0016】ここで、余剰空気が確実に湯Wから分離さ
れる理由について説明する。前記流入ポート11の出口
となる流出ポート13は、吐出ポート12に向かう方向
とは異なる方向に開口形成されていることから、従来よ
りも流入ポート11の入口からその出口までの間におけ
る距離が長くなる。そのため、余剰空気は流出ポート1
3から吐出されるまでに、確実に湯Wと分離される。
【0017】そして、その余剰空気が流出ポート13か
ら湯Wとともに吐出されても、流出ポート13は吐出ポ
ート12に向かう方向とは異なる上方に向かって形成さ
れているので、湯Wの流れが上方向となる。その結果、
湯Wとともに余剰空気が吐出ポート12から吐出される
ことがない。従って、吐出ポート12からは溶解された
空気を含有する湯Wのみが吐出されることとなり、浴槽
1内には確実に微細気泡が発生して、湯Wが乳白化す
る。
【0018】上記のように、溶解タンク7の流入路を構
成する流入ポート11の出口、すなわち本実施例では流
出ポート13を、吐出ポート12に向かう方向とは異な
る上方に向けて形成したことにより、確実に余剰空気を
湯Wから分離させることができるとともに、その分離し
た余剰空気が吐出ポート12から吐出することを防止で
きる。
【0019】その結果、吐出ポート12からは溶解した
空気を含有する湯Wのみが吐出されるので、浴槽1内に
は確実に微細気泡が発生し、湯Wを乳白化させることが
できる。
【0020】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例では、流入路を構成する流出ポート1
3の出口を上方に向けたが、これを側方に向けたりその
他適宜変更してもよい。
【0021】(2)上記実施例では、液体貯溜槽として
浴槽1で具体化したが、これを水槽等で具体化したり、
湯Wの代わりに、水や種々の成分の含有する液体等を使
用する気泡発生装置で具体化してもよい。また、気体と
しての空気を、酸素や二酸化炭素等を使用する気泡発生
装置で具体化したりしてもよい。
【0022】(3)上記実施例では、浴槽1の同じ側壁
に吸込口2及び噴出口3を設けたが、吸込口2を浴槽1
の底面に設けたり、噴出口3と相対向する壁面に設けた
りしてもよい。
【0023】(4)上記実施例では、ポンプ5をウエス
コポンプで具体化したが、これを例えば、ベーンポンプ
やギアポンプ等で具体化してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
溶解タンク内で、余剰気体を確実に液体から分離させ、
液体貯溜槽に微細気泡を確実に発生させることができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した微細気泡発生装置の概略的
な回路図である。
【図2】溶解タンクの断面図である。
【図3】従来の溶解タンクの断面図である。
【符号の説明】
1…液体貯溜槽としての浴槽、2…吸込口、3…噴出
口、5…ポンプ、6…気体吸込口としての空気吸込口、
7…溶解タンク、11…流入路を構成する流入ポート、
12…吐出路としての吐出ポート、13…流入路を構成
する流出ポート、16…還元路としての還元ポート、W
…液体としての湯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を貯溜し、吸込口と噴出口とを有す
    る液体貯溜槽と、 前記液体貯溜槽の吸込口から液体貯溜槽内の液体を吸い
    込むポンプと、 前記ポンプの吸込口に連結され、同ポンプの吸引力によ
    り外部から気体を吸い込む気体吸込口と、 前記ポンプの圧力にて前記液体に気体を加圧溶解し、そ
    の液体を流入路から流入して前記液体中の未溶解の余剰
    気体を分離した後、還元路からその余剰気体を排出する
    とともに、余剰気体が取り除かれた液体を、吐出路から
    前記噴出口を介して液体貯溜槽内に吐出する溶解タンク
    とを備えた気泡発生装置において、 前記溶解タンクの流入路の出口を、前記吐出路に向かう
    方向とは、異なる方向に形成したことを特徴とする気泡
    発生装置。
JP34523992A 1992-11-30 1992-11-30 気泡発生装置 Pending JPH06165809A (ja)

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JP34523992A JPH06165809A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 気泡発生装置

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JPH06165809A true JPH06165809A (ja) 1994-06-14

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JP34523992A Pending JPH06165809A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 気泡発生装置

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JP (1) JPH06165809A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0756865B2 (fr) 1995-07-28 2002-01-02 L'oreal Composition sous forme de pâte souple et procédé de préparation
JP2020103484A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社アンレット 浴槽用気泡発生装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0756865B2 (fr) 1995-07-28 2002-01-02 L'oreal Composition sous forme de pâte souple et procédé de préparation
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