JPH0616566Y2 - 茶こし付きポット - Google Patents

茶こし付きポット

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JPH0616566Y2
JPH0616566Y2 JP6162089U JP6162089U JPH0616566Y2 JP H0616566 Y2 JPH0616566 Y2 JP H0616566Y2 JP 6162089 U JP6162089 U JP 6162089U JP 6162089 U JP6162089 U JP 6162089U JP H0616566 Y2 JPH0616566 Y2 JP H0616566Y2
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JP
Japan
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tea strainer
pot
plug insertion
recess
opening
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6162089U
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JPH03934U (ja
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宏 辻田
真一 浦田
良一 阪口
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Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は茶こし付きポットに関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は従来の茶こし付きポットを示す。このポット
は、真空二重びんの開口部上にパッキン2を介在して肩
体3の開口部を合致させることにより断熱容器1を構成
し、その肩体3の開口部に茶こし4を上端に形成したつ
ば5を係合させると共に、茶こし4の茶こし部6を断熱
容器1内に挿入し、肩体3に螺合したポットの栓7のパ
ッキン8を上記のつば5に押し当てるようにしている。
上記の茶こし4は、有底円筒形金属製の茶こし部6の上
端に円筒形のプラスチック製の栓挿入部9を嵌着し、そ
の栓挿入部9の上端に上述のつば5を設けたものであ
り、上記の栓挿入部9を断熱容器1の開口部内面に接近
させ、その間隙を狭くして対流による熱損失を低減させ
ている。
その他、10は栓7に内装した断熱材、11はポットの
吐出口である。
上記のポットは、茶葉を入れた茶こし4を断熱容器1内
に挿入し、湯を注入して茶が抽出されたのち、一旦栓7
を外して茶こし4を抜き取る。その後再び栓7をしたの
ち、適宜その栓7を緩めて茶を注ぐ。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のポットにおいて、茶こし4を抜き取ったうえで茶
を注ぐのは、断熱容器1と茶こし部6の栓挿入部9が接
近しているため、流出量が少なくなるからである。つば
5と肩体3の間隙を大きく開くことも効果はあるが、栓
7の肩体3に対する螺合が不十分となり、安定性を欠
く。
しかし、茶を注ぐ前に茶こし4を抜き取ることは、茶こ
し4が湯の熱で加熱されていることもあって、不便なこ
とが多い。
このような不便を解消する一つの手段として、実開平1
−149744号公報等に示されているように、断熱容
器の開口部と茶こしとの間隙を全周にわたり大きく取
り、流出量を多くすることが考えられるが、間隙部分で
対流が活発になされ、熱損失が大きくなる欠点がある。
そこで、この考案は適量の流出量が得られ、かつ、保温
性に優れた茶こし付きポットを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は断熱容器の肩
部の開口部に茶こしのつばを係合させ、そのつば下方の
栓挿入部及び栓挿入部の下方に設けられた茶こし部を断
熱容器内に挿入し、肩部に螺合させたポットの栓の下端
部を上記の栓挿入部に挿入すると共に、栓に装着したパ
ッキンを茶こしのつばに押し当てるようにした茶こし付
きポットにおいて、上記茶こしの栓挿入部に外面を断熱
容器開口部に接近させ、かつ、茶こし部からつばにわた
る流出用凹所を形成し、その凹所と連続した開口を栓挿
入部に設け、上記栓挿入部に挿入されるポットの栓の部
分に上記凹所の内面と係合する係合部を設けた構成とし
たものである。
〔作用〕
栓を最も強く締めた状態において、茶こしの開口がポッ
トの吐出口から任意の設定回転角度だけ離れた位置とな
るよう栓の係合部の位置を予め定めておく。栓を最も強
く締めた状態から、栓を前記の設定回転角度だけ緩める
方向に回転させると、茶こしの開口及びこれに連続した
流出用凹所が吐出口に臨むと共に、栓のパッキンがつば
から離れて間隙が生じる。そのため、ポットを吐出口側
に傾けるとポット内の茶が流出用凹所、開口を経て吐出
口に流れ出す。
〔実施例〕
第1図から第4図に示す実施例のポットは、前述の場合
と同様に、真空二重びんの開口部上にパッキン22を介
在して肩体23の開口部を合致させることにより断熱容
器21を構成し、その肩体23の開口部に茶こし24の
つば25を係合させると共に、茶こし24の茶こし部2
6を断熱容器21内に挿入し、肩体23に螺合した栓2
7に装着したパッキン28を上記のつば25に押し当て
るようにしている。
その他、第1図中、29は栓27に内装した断熱材、3
0は肩体23に設けた吐出口、31はハンドル、32は
胴体、33は底体である。
茶こし24は、円筒形の茶こし部26と、茶こし部26
の上部に一体に形成された栓挿入部34及び栓挿入部3
4の上端に設けたつば25により構成され、そのつば2
5に半円形の金属線でなる取手35(第3図参照)を起
伏自在に取付けている。
茶こし部26は、濾過網36を張った窓孔37を有し、
その上部の栓挿入部34より一段小径に形成される。栓
挿入部34は断熱容器21の内径より若干小さい外径に
形成される。栓挿入部34は、その全周にわたる大部分
は、上述の外径をもつように形成されるが、一部分にお
いて段差部38によりそれより小径の凹所39が形成さ
れる。この凹所39は、栓挿入部34の下端から上端に
わたる範囲に形成され、凹所39の外径は、茶こし部2
6の外径と一致する。従って、茶こし部26の外径面と
凹所39の外径面は段差なく連続する。
また、上記の凹所39の上端において、つば25に沿っ
た開口40が形成される。この開口40は、第5図に示
すように、つば25の内周縁と、前述の段差部38及び
凹所39によって囲まれた形状をなす。
なお、栓挿入部34の上端部において、前記の開口40
の位置と反対側に空気孔41が設けられる。
一方、栓27は、第1図に示すように、その下端に断熱
部42が形成され、その断熱部42の内側に前述の断熱
材29の下端部が挿入される。この断熱部42は茶こし
24の栓挿入部34にすき間無く挿入される。断熱部4
2の外周面の一部には係合部43が形成される(第3図
参照)。この係合部43の形状は、前述の凹所39の内
面に一致する形状である。また、栓27のカバー44の
頂部には、その中心部分から見た係合部43の方向と同
一方向に目印としての小突起45が形成される。この係
合部43及び小突起45は、栓27を最も強く締め込ん
だ際に、丁度吐出口30と反対側、即ちハンドル31側
に位置するように設けられる。
実施例のポットは以上のように構成され、その使用に際
しては、茶葉を入れた茶こし24を断熱容器21内に挿
入し、そのつば25を肩体23の開口部の周縁に係合さ
せ、その後湯を注ぐ。次に、栓27を肩体23に嵌め、
適宜角度回転させると、断熱部42の係合部43が茶こ
し24の栓挿入部34の凹所39と合致し、断熱部42
が栓挿入部34に挿入される。栓27を更に回転させる
と、栓27と茶こし24が一体に回転し、栓27を最も
強く締め込んだ状態で小突起45がハンドル31の方向
を向く(第1図)。小突起45の位置は、茶こし24の
開口40の位置と一致しているので、上記の状態で開口
40もハンドル31の方向を向いている。
次に、茶を注ぐに際して栓27を180度逆方向に回転さ
せてねじを緩め、小突起45の位置を吐出口30の方向
に向けると、第2図に示すように、開口40及びその開
口40に連続した凹所39が吐出口30の方向を向くと
ともに、その凹所39、開口40、つば25とパッキン
28との間隙を通して断熱容器21の内部と吐出口30
との間が通じる。従ってポットを吐出口30側へ傾ける
と内部の茶湯が流出する。
このとき、空気孔41は断熱容器21内の茶湯と空気の
置換のための空気の通路を形成する。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案は茶こしの栓挿入部を断熱容器
の開口部に接近させたことにより、保温性を損なわな
い。更に、栓挿入部に茶こし部からつばにわたる範囲の
流出用凹所を形成し、その凹所と連続した開口を栓挿入
部に設け、その栓挿入部に挿入されるポットの栓に上記
凹所の内面と係合する係合部を設けたことにより、栓と
共に茶こしを設定回転角度だけ回転させた位置におい
て、茶こしの開口をポットの吐出口に臨ませることがで
きる。その開口は、栓挿入部の流出用凹所に連続してい
るので、茶こしを外さなくても十分な流出間隙が形成さ
れる。従って、茶こしをセットしたまま茶を注ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の断面図、第2図は同上の使用状態の一
部を示す断面図、第3図は同上の一部省略分解斜視図、
第4図は同上の栓を外した状態の一部省略平面図、第5
図は従来例の一部省略断面図である。 21……断熱容器、22……パッキン、 23……肩体、24……茶こし、 25……つば、26……茶こし部、 27……栓、28……パッキン、 29……断熱材、30……吐出口、 31……ハンドル、32……胴体、 33……底体、34……栓挿入部、 35……取手、36……濾過網、 37……窓孔、38……段差部、 39……凹所、40……開口、 41……空気孔、42……断熱部、 43……係合部、44……カバー、 45……小突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱容器の肩部の開口部に茶こしのつばを
    係合させ、そのつば下方の栓挿入部及び栓挿入部の下方
    に設けられた茶こし部を断熱容器内に挿入し、肩部に螺
    合させたポットの栓の下端部を上記の栓挿入部に挿入す
    ると共に、栓を茶こしのつばに押し当てるようにした茶
    こし付きポットにおいて、上記茶こしの栓挿入部外面を
    断熱容器開口部に接近させ、茶こし部からつばにわたる
    流出用凹所を形成し、その凹所と連続した開口を栓挿入
    部に設け、上記栓挿入部に挿入されるポットの栓の部分
    に上記凹所の内面と係合する係合部を設けたことを特徴
    とする茶こし付きポット。
JP6162089U 1989-05-26 1989-05-26 茶こし付きポット Expired - Lifetime JPH0616566Y2 (ja)

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JP5493297B2 (ja) * 2008-06-12 2014-05-14 タイガー魔法瓶株式会社 漉し器付き保温ボトル

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