JPH036264Y2 - - Google Patents

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JPH036264Y2
JPH036264Y2 JP10536386U JP10536386U JPH036264Y2 JP H036264 Y2 JPH036264 Y2 JP H036264Y2 JP 10536386 U JP10536386 U JP 10536386U JP 10536386 U JP10536386 U JP 10536386U JP H036264 Y2 JPH036264 Y2 JP H036264Y2
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JP
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cup
outer cup
inner cup
tea
liquid
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JP10536386U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、紅茶などの茶葉から茶出しする際に
使用するテイーメーカーに関するものである。
(従来技術) 例えば紅茶などの茶葉から茶出しする際には、
茶葉を抽出容器内において熱湯中に所定時間だけ
浸漬させて茶成分を抽出した後、その茶液を濾過
材を通して茶液受容器内に注出するようにして行
なわれる。
この種の茶出し装置(テイーメーカー)として
従来から第7図に示すようなものが知られている
(実開昭59−165112号公報)。この第7図に示す従
来のテイーメーカーは、サーバー101の上部に
抽出容器102を備えるとともに、抽出容器10
2の下部に該抽出容器102の液流出口121を
開閉する注出制御装置106を設けて構成されて
いる。この注出制御装置106は、抽出容器支持
台161に取付けられた操作レバー162によつ
て弁部材163を上下動せしめることにより液流
出口121を開閉せしめ得るようになつている。
符号105は抽出容器102内の底部に設けた濾
過材である。
ところが、この従来のテイーメーカーでは、抽
出容器102の液流出口121を開閉するための
注出制御装置106を独立して設けているため、
部品点数が多くなるとともに構造が複雑となると
いう問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記の如き従来のテイーメーカーの
問題点に鑑み、抽出容器内で茶出しされた茶液を
注出制御するための機構を簡単にし得るようにし
たテイーメーカーを提供することを目的としてな
されたものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、サーバーと該サーバーの上部に載置
される抽出容器を備えたテイーメーカーにおい
て、前記抽出容器は、下部に液流出口を形成した
外カツプと、該外カツプ内に螺合され且つ内部下
方に濾過材を設けさらに下方部に液通口を形成し
た内カツプを備えて構成し、さらに前記内カツプ
を前記外カツプに対して緊締方向に螺回動させた
ときに内カツプの液通口と外カツプの液流出口と
の間を遮断し且つ前記内カツプを前記外カツプに
対して弛緩方向に螺回動させたときに内カツプの
液通口と外カツプの液流出口とを相互に連通させ
る如くしていることを特徴とするものである。
(作用) 本考案のテイーメーカーは、単に内カツプを外
カツプに対して緊締又は弛緩方向に螺回動させる
ことによつて抽出容器内の茶液の注出制御を行え
るという作用が得られる。
(実施例) 第1図ないし第6図を参照して本考案のいくつ
かの実施例を説明すると、第1図ないし第3図に
は本考案の第1実施例、第4図には同第2実施
例、第5図及び第6図には同第3実施例のテイー
メーカーが示されている。
第1図ないし第3図に示す第1実施例のテイー
メーカーは、把手11つきのサーバー1と、該サ
ーバー1の上部に載置される抽出容器2を備えて
構成されている。
把持11はサーバー1本体10の上部外周に巻
付けられた締付バンド12によつて取付けられて
いる。
抽出容器2は、有底円筒状の外カツプ3と、該
外カツプ3の内径よりやや小径の外形をもつ有底
円筒状の内カツプ4を有する二重容器構造として
いる。
外カツプ3の上部には外向きフランジ30が形
成されていて、該外カツプ3の下部をサーバー1
内に収容した状態で該外向きフランジ30をサー
バー1の口縁1a上面に掛止させることによつて
外カツプ3をサーバー1上に支持し得るようにし
ている。
外カツプ3の内側面上部には雌ネジ32が形成
され、他方内カツプ4の外側面上部には該雌ネジ
32と螺合可能な雄ネジ42が形成されていて
る。そして内カツプ4を外カツプ3に対して螺
入・螺解させることにより該内カツプ4が外カツ
プ3内で上下動するようにしている。
外カツプ3の底部3aにはその外周寄り部分に
複数個(例えば4〜8個)の液流出口(穴)3
1,31・・が形成されている。又該外カツプ底
部3aの上面中央部には適宜大きさ(後述する内
カツプ側の液通口の口縁よりやや大きい外形)を
もつ円盤状のパツキン33が取付けられている。
他方、内カツプ4の底部4aにはその中央部に
液通口41が形成されている。この液通口41
は、その開口縁41aが外カツプ3における液流
出口31,31・・形成位置より内側に位置する
ような大きさで且つ内カツプ底部4aの下面より
わずかな高さだけ下方に突出する如くごく短小な
筒状に形成されている。
そしてこの内カツプ4は、外カツプ3内に螺入
緊締したときに第1図に示すように内カツプ4側
の液通口41の口縁41a下面が外カツプ底部3
aのパツキン33上面に当接するようになつてい
る。このように液通口41の口縁41a下面が外
カツプ底部3a上面(パツキン33上面)に当接
している状態では該内カツプ側の液通口41と外
カツプ側の液流出口31,31・・との間が遮断
されている。又第1図の状態から内カツプ4を弛
緩方向に螺回動させると第3図に示すように液通
口41の口縁41aの下面が外カツプ底部3a上
面(パツキン33の上面)から離間して、内カツ
プ側の液通口41と外カツプ側の液流出口31,
31・・とが連通するようになる。
又、内カツプ4の内部下方には茶こし用の濾過
材5が設けられている。この濾過材5は、円形平
状の金網51の外周に環状パツキン52を縁取り
して形成されている。そしてこの濾過材5は、内
カツプ底部4aの外周寄り部分に形成した段上げ
部4b上に載置されている。尚、濾過材5の環状
パツキン52の外径は内カツプ4の内径とほぼ同
径に形成されており、この濾過材5を内カツプ4
内の所定位置に設置した状態では環状パツキン5
2外面と内カツプ4内面との間の摩擦力によつて
該濾過材5が浮き上つたり移動したりしないよう
になつている。
外カツプ3とサーバー1の間には、抽出容器2
をサーバー1の口縁1a上に設置した状態で外カ
ツプ3が内カツプ4と伴回りしないようにするた
めの回り止め機構6が設けられている。この回り
止め機構6は、この第1実施例では、外カツプ3
の上端から半径方向外方に突出する突出片34を
一体形成しさらに該突出片34の下面に下向きに
突出する係合片35を形成する一方、把手11の
上面に上記係合片35を嵌入し得る嵌合凹部36
を形成して構成されており、外カツプ3をサーバ
ー1上にセツトしたときに該係合片35が該嵌合
凹部36内に嵌入して、該外カツプ3がサーバー
1に対して回転しないようにしている。従つて外
カツプ3をサーバー1上の所定位置にセツトした
状態(係合片35が嵌合凹部36内に嵌入してい
る)では、該外カツプ3に対して内カツプ4を螺
合・回転させても外カツプ3が内カツプ4と伴回
りすることはない。
内カツプ4の上部には、内カツプ回動用の操作
ツマミ43が外方に向けて突出形成されている。
符号7は内カツプ4の上部にかぶせられる蓋、
13はサーバー1の注口、37は外カツプ3の外
側面に形成されている縦リブである。
このテイーメーカーの使用方法を説明すると、
抽出容器2は、第1図に示すように内カツプ4を
外カツプ3内に螺入・緊締した状態でサーバー1
の口縁1a上にしかも係合片35が嵌合凹部36
内に嵌入するようにして掛止・設置される。そし
て蓋7を開いて内カツプ4内に茶葉を入れた後に
該内カツプ4内に熱湯を所定量だけ注ぎ込む。こ
の状態(第1図)では内カツプ4の液通口41は
その口縁41a下面がパツキン33に当接してい
ることにより閉塞されている。そして所定時間だ
け茶出しした後に、操作ツマミ43を内カツプ螺
解方向に回して該内カツプ4を弛めると、内カツ
プの液通口41の口縁下面がパツキン33から離
間して該液通口41と外カツプ3の液流出口3
1,31・・とが連通し、内カツプ4内の茶液が
濾過材5で濾され、内カツプ4側の液通口41及
び外カツプ側の液流出口31,31・・を通つて
サーバー1内に落下・貯溜されるようになる。こ
の場合、内カツプ4の液通口41から流出した茶
液が上方のネジ螺合部をこえて上方へ溢流するこ
とがないように外カツプ3と内カツプ4間の空室
21の容積及び液流出口31,31……の開口面
積が決められている。尚、サーバー1内に貯溜さ
れた茶液をテイーカツプなどに移しかえるときに
は、抽出容器2をサーバー1から取外し、把手1
1を以つて注口13から注液すればよい。
第4図に示す第2実施例のテイーメーカーは上
記第1実施例のものの変形例を示したもので、こ
の第2実施例のものでは、外カツプ3と内カツプ
4とを両者の下方部分において螺合(雌ネジ3
2、雄ネジ42)させるとともに、その螺合部の
径を比較的小径としている。このように螺合部3
2,42を小径とすると、内カツプ4を外カツプ
3に対して回動する際の力が小さくて済み、内カ
ツプ4の回動操作が容易となる。又この第2実施
例では外カツプ3側の液流出口31,31・・は
該外カツプ3の下部側面に形成している。第4図
中、符号54は茶液溢流防止のために内、外両カ
ツプ3,4間に介設したOリングである。
第5図及び第6図に示す第3実施例のテイーメ
ーカーでは、外カツプ3は比較的高さが低く、該
外カツプ3に螺合される内カツプ4はその上部側
のかなり大きな部分が外カツプ3の上端より上方
に露出している。内カツプ4の外側面には把手6
1が設けられていて、該把手61をつまんで内カ
ツプ4を外カツプ3に対して回動操作し得るよう
になつている。又、この第3実施例では、外カツ
プ3の回り止め機構6は、該外カツプ3の外側部
の下方に延出させてなる垂下壁62とサーバー1
側の把手11取付用の締付バンド12との間に形
成されている。即ち、サーバー1側の締付バンド
12に外向きに突出する係合片65を形成し、他
方外カツプ3側の垂下壁62内面に該係合片65
を嵌合させるための嵌合凹部66を形成してい
る。この垂下壁62内面の嵌合凹部66は2条の
縦リング66a,66a間に係合片65を嵌入さ
せるための縦溝66bを形成して構成されてい
る。そして外カツプ3側の係合片65をサーバー
1側の嵌合凹部66の縦溝66b内に上方から落
し込んで該係合片65と嵌合凹部66とを嵌合さ
せることにより、外カツプ3がサーバー1に対し
て回動しないようになる。濾過材5の金網51は
半球状のものが採用されている。このように金網
51を半球状にすると茶葉が濾過材5の網目に詰
り難くなる。又、この濾過材5は、その外周部に
設けられている環状パツキン52を内カツプ4内
に設けた環状段部67に上方から圧入することに
よつて不用意に浮き上つたり移動したりしないよ
うにしている。
(考案の効果) 本考案のテイーメーカーは、抽出容器2を外カ
ツプ3と該外カツプ3内に螺合される内カツプ4
とで構成し、さらに内カツプ4を緊締方向に螺回
動させたときに内カツプ4の液通口41と外カツ
プ3の液流出口31との間を遮断するようにして
いるので、内カツプ4そのものを注出制御部材と
して利用でき(別個に注出機構を設ける必要がな
い)、部品点数を削減することができるという効
果がある。尚、このように部品点数を削減したも
のであつても例えば第7図に示す公知例のものに
比して注出制御機能が劣ることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例にかかるテイーメ
ーカーの縦断面図、第2図は第1図のテイーメー
カーの斜視図、第3図は第1図の状態変化図、第
4図は本考案の第2実施例にかかるテイーメーカ
ーの縦断面図、第5図は本考案の第3実施例にか
かるテイーメーカーの一部を断面とした側面図、
第6図は第5図の−断面図、第7図は従来の
テイーメーカーの縦断面図である。 1……サーバー、2……抽出容器、3……外カ
ツプ、4……内カツプ、5……濾過材、6……回
り止め機構、31……液流出口、41……液通
口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サーバー1と該サーバー1の上部に載置される
    抽出容器2を備えたテイーメーカーであつて、前
    記抽出容器2は、下部に液流出口31を形成した
    外カツプ3と、該外カツプ3内に螺合され且つ内
    部下方に濾過材5を設けさらに下方部に液通口4
    1を形成した内カツプ4を備えて構成されてお
    り、さらに前記内カツプ4を前記外カツプ3に対
    して緊締方向に螺回動させたときに内カツプ4の
    液通口41と外カツプ3の液流出口31との間が
    遮断され且つ前記内カツプ4を前記外カツプ3に
    対して弛緩方向に螺回動させたときに内カツプ4
    の液通口41と外カツプ3の液流出口31とが相
    互に連通せしめられる如く構成されていることを
    特徴とするテイーメーカー。
JP10536386U 1986-07-08 1986-07-08 Expired JPH036264Y2 (ja)

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JP10536386U JPH036264Y2 (ja) 1986-07-08 1986-07-08

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JP10536386U JPH036264Y2 (ja) 1986-07-08 1986-07-08

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JPS6312324U JPS6312324U (ja) 1988-01-27
JPH036264Y2 true JPH036264Y2 (ja) 1991-02-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002223921A (ja) * 2001-01-31 2002-08-13 Yoshino Kogyosho Co Ltd ティーポット
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