JPH0616483U - 整経張力制御装置 - Google Patents

整経張力制御装置

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JPH0616483U
JPH0616483U JP6147792U JP6147792U JPH0616483U JP H0616483 U JPH0616483 U JP H0616483U JP 6147792 U JP6147792 U JP 6147792U JP 6147792 U JP6147792 U JP 6147792U JP H0616483 U JPH0616483 U JP H0616483U
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JP
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tension
warp
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controller
reed
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JP6147792U
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供司 植田
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Otics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成によって,多数の経糸の張力を一
括して制御することのできる,安価で取扱いの容易な整
経張力制御装置を提供すること。 【構成】 整経張力制御装置10は,経糸に張力を付与
するテンション付与部32,テンション付与部32を作
動させるアクチュエータ3,張力センサ2及びコントロ
ーラ5とよりなる。これらは,クリールと巻取ドラム機
との間に配設した綾取筬台4に配置してある。張力セン
サ2は巻取ドラム機の近傍に設けてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
簡単な構成によって多数の経糸の張力を一括して制御することができ,安価で 取扱いが容易であると共に,既設の設備への導入が容易な整経張力制御装置に関 する。
【0002】
【従来技術】
経糸の張力を均一にし安定化することは,製織工程にとって極めて重要な制御 である。経糸張力の制御は,張力の測定と張力の調整とからなる。張力の測定は ,クリールに張力計を設置し,経糸の張力をサンプリングして測定する方法や, 巻取ドラム機側の測長ロール部に張力計を設置し,シート状の経糸の張力を測定 する方法等がある。 一方,張力を調整する方法には,クリールの経糸走行部に於てウエイトワッシ ャーの重量を変化させる方法,スプリングの荷重を変化させる方法(特開昭60 −239536号公報参照),経糸と接触し通過させる丸棒の接触角度を変化さ せる方法(特公平1−41733号公報参照)等が知られている。
【0003】
【解決しようとする課題】
しかしながら,従来の整経張力制御装置には次のような問題点がある。 クリールで経糸の張力を調整する前記装置は,数百本にも及ぶ経糸を一斉に一 本ずつ調整する方法であり,設備の量が多く高価である。張力計との接続も工数 を要し,特に巻取ドラム機側に張力計を設ける場合には,距離的に離れているた め配線が錯綜する。従って,取扱いや保守も容易でない。
【0004】 一方,クリールに張力計を設ける方法では,サンプリング測定される経糸は外 力を受け,それによって他の経糸の張力と差が出ずるなど必ずしも全体を代表し ないという問題がある。 また,既設の設備に整経張力制御装置を設けようとする場合には,多数の調整 装置をクリールに取付けなければならず,その改造は極めて困難である。
【0005】 本考案は,かかる従来の問題点に鑑み,少ない構成要素によって多数の経糸の 張力を一括して制御することができ,安価で取扱いが容易であると共に,既設の 設備への導入が容易な整経張力制御装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
本考案はクリールと,巻取ドラム機と,両者の間に配設した綾取筬台と,経糸 に張力を付与する整経張力制御装置とを有する部分整経機において,上記整経張 力制御装置は,上記綾取筬台に配設してあり,経糸に張力を付与するテンション 付与部と,該テンション付与部作動用のアクチュエータと,経糸の張力を検出す る張力センサと,該張力センサからの信号を受けて上記アクチュエータを作動さ せるコントローラとよりなることを特徴とする整経張力制御装置にある。
【0007】 本考案において最も注目すべきことは,まず整経張力制御装置が,綾取筬台に 設けてあることである。 次に,該整経張力制御装置はテンション付与部と,アクチュエータと,張力セ ンサと,コントローラとよりなる。テンション付与部はアクチュエータと連結さ れており,綾取筬台の集糸筬に集められた経糸の張力を増減させる機構を有して いる。アクチュエータはコントローラと接続されている。張力センサは経糸の張 力を所定の信号に変換する機能を有し,コントローラと接続されている。
【0008】 なお,張力センサは巻取ドラム機の近傍に設けてもよい。巻取ドラム機の測長 ロール部に張力計を設置すれば,張力測定のための外力を新たに経糸に加えると いうことがなく,経糸の品質維持上は好ましい。また,既に,測長ロール部に張 力計を有している設備を改造する場合には,そのまま利用できるという利点があ る。一方,コントローラの位置と離れるため若干の配線を要するという不利益が ある。
【0009】
【作用及び効果】
本考案の整経張力制御装置においては,張力センサからの経糸の張力検出信号 を受けて,コントローラは目標の張力値と比較し,アクチュエータに制御指令を 与える。アクチュエータは上記制御信号を受けてテンション付与部を駆動又は停 止し,経糸の張力を増減させたり現在値に保持したりする。このようにして整経 張力制御装置は経糸を所定の張力値に制御する。
【0010】 一方,本考案の整経張力制御装置はセンサーからアクチュエータまですべて綾 取筬台に集中して設けられている。そのため,配線を引きまわす等の工数が削減 され,取扱いが容易であり,保守点検が容易である。 また,本考案の整経張力制御装置は経糸が集中する綾取筬台に設けられている ため,経糸を一括しまとめて制御することが容易である。このため経糸毎に張力 調整機構を設ける従来の装置に比較して構成要素の数を極めて少なくすることが でき,装置が大幅に簡単になり安価である。また取扱いや保守点検も容易である 。
【0011】 また,すべてが綾取筬台に集中して設けられていること,装置の構成要素の数 が少なくできることにより既設の設備への追加導入も容易である。 一方,張力センサを巻取ドラム機の近傍に設ける方法に於ても,同様の効果を 奏することができる。 上記のように,本考案によれば,少ない構成要素によって多数の経糸の張力を 一括して制御することができ,安価で取扱いが容易であると共に,既設の設備へ の追加導入が容易な整経張力制御装置を提供することができる。
【0012】
【実施例】
本考案の実施例について,図1〜図5を用いて説明する。 本例は図5に示すように,クリール81と巻取ドラム機61と,両者の間に配 設した綾取筬台4と,経糸71に張力を付与する整経張力制御装置10とを有す る部分整経機1において,上記整経張力制御装置10は,図1,図2,図4に示 すように,上記綾取筬台4に配設してある。整経張力制御装置10は経糸71に 張力を付与するテンション付与部32と,該テンション付与部32作動用のアク チュエータ3と,経糸71の張力を検出する張力センサ2(図4は図示せず)と ,該張力センサ2からの信号を受けて上記アクチュエータ3を作動させるコント ローラ5とよりなる。
【0013】 以下順を追って詳説する。 テンション付与部32,アクチュエータ3,張力センサ2は,図1,図2に示 すように綾取筬台4において,経糸71の入口側の集糸筬42と出口側の綾取筬 43との間に取付けられている。
【0014】 全ての経糸71は集糸筬42から集糸バー320,第1〜第5テンションバー 321〜325を経て綾取筬43に至り,糸受けバー326から巻取ドラム機6 1に向かっている。
【0015】 経糸71が通る上記バー320〜325は,図4に示す第1,第2テンション バー321,322のように綾取筬台4の左右両端に渡って懸架され,両端で保 持されている。 経糸71は,図2に示すようにバー320〜325の上面又は下面に接触して 綾取筬台4を挿通している。テンション付与部32は,図2に示すように,ベベ ルギア33,第1テンションバー321,アーム34及び第2テンションバー3 22とよりなり,第1テンションバー321を軸として一体となって回転可能で ある。
【0016】 アクチュエータ3は,図1,図2に示すように駆動モーター31と該駆動モー ター31に駆動されるシャフト312と傘歯車311を有する。傘歯車311は 上記テンション付与部32のベベルギア33と噛み合っている。 張力センサ2は,図3に示すように,差動トランス式の検出機211,212 と変換器22とよりなる。検出器は211,212は第4テンションバー324 の左右両端に設けられている(図2参照)。また,変換器22は,図1,図4に 示すように制御ボックス44内に収納されている。変換器22は上記検出器21 1,212の出力の平均値を演算することができる演算機能を有している。
【0017】 コントローラ5は図1,図4に示すように制御ボックス44の中に収納されて おり,図3に示すように,上記張力センサ2の変換器22および駆動モーター3 1と接続されている。 なお,図1,図2,図4において符号41は側板,符号45はフレーム,符号 46は綾取筬上下動シャフトである。
【0018】 次に本例の作用効果について述べる。 図2に示すように駆動モーター31が回転すると,シャフト312を介して傘 歯車311が回転し,傘歯車311と噛み合ったベベルギア33が回転する。こ の間に回転軸が90°変換されて,ベベルギア33と一体になった第1テンショ ンバー321がシャフト312と直角方向に回転する。 それに伴って,図4に示すようにテンションバー321の左右両端に固定され たアーム34が図2の矢印のように回動する。該アーム34の回転によって,第 2テンションバー322が揺動し,第1〜第3テンションバー321〜323を 通る経糸71の接触摩擦角を変化させ,経糸のテンションを変化させる。
【0019】 一方,経糸71の張力は第4テンションバー324を介して検出される。 第4テンションバー324は,左右両端に設けた検出器211,212にリン クされている。検出器211,212は,その内部に上記第4テンションバー3 24の張力に反発する方向に付勢された弾性部材を有している。そして,上記張 力に比例した位置まで,弾性部材が変位して均衡するようになっている。検出器 211,212は上記弾性部材の変位量を電気信号に変換して,テンションバー の張力値として出力する。左右の検出器211,212の信号は,図3に示すよ うに変換器22に入力され,張力の平均値TD が演算され,コントローラ5のコ ンパレータ53に入力される。
【0020】 コントローラ5は次のように作動する。 上記の張力値TD は経糸の平均張力値として表示器54に表示される一方,張 力設定器51の張力設定値TS と比較される。 張力設定値TS はT1 〜T2 の幅を持った値として設定されている(T1 ≦T S ≦T2 )。 上記張力値TD が上記T1 より小さい場合はコンパレータ53の出力端子53 1が励磁されドライバー55を経てリレー551を作動させ,モーター31を正 転させる。モーター31が正転すると,前記図2に示すアーム32が時計方向に 回転し経糸の張力を増加させる。
【0021】 張力値TD がT2 より大きい場合は,コンパレータ53の出力端子533が励 磁されドライバー55を経て,リレー552を作動させ,モーター31を逆転さ せ,経糸の張力を減少させる。 張力値TD がTS の範囲内にあるときは,コンパレータ53の出力端子532 が励磁され,この場合はリレー551,552はいずれも動作しない。 このようにして,経糸71の張力は所定の張力値TS 内に保持される。
【0022】 本例の整経張力制御装置10は,テンションバー321〜325を用いて経糸 71を一括してまとめて制御している。従って従来例に比べて整経張力制御装置 10を構成する構成要素の数量が大幅に少なくなり,簡単になっている。そのた め,安価であり,取扱いや保守点検が容易である。 また,本例の整経張力制御装置10は,上記のように張力センサ2,テンショ ン付与部32,アクチュエータ3及びコントローラ5がすべて綾取筬台4に集中 して設けられている。そのため,配線工数が従来例に比べて大幅に削減されると 共に,取扱いや保守点検が容易である。
【0023】 更に,既設の設備に本装置を導入する場合には,綾取筬台4の入替と電源工事 だけでよく,従来の整経張力制御装置に比べると格段に容易である。 上記のように,本例によれば,少ない構成要素によって,多数の経糸の張力を 一括して制御することができ,安価で取扱いが容易であると共に,既設の設備へ の追加導入が容易な整経張力制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の綾取筬台の側面図。
【図2】実施例の整経張力制御装置におけるテンション
付与部及び張力センサまわりの拡大図。
【図3】実施例の整経張力制御装置における電気系統説
明図。
【図4】実施例の綾取筬台の正面図。
【図5】実施例の部分整経機の全体説明図。
【符号の説明】
10...整経張力制御装置, 2...張力センサ, 211,212...検出器, 3...アクチュエータ, 31...駆動モーター, 32...テンション付与部, 321〜325...テンションバー, 4...綾取筬台, 42...集糸筬, 43...綾取筬, 44...制御ボックス, 5...コントローラ, 51...設定器, 53...コンパレータ, 54...表示器, 55...ドライバー, 71...経糸,

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリールと,巻取ドラム機と,両者の間
    に配設した綾取筬台と,経糸に張力を付与する整経張力
    制御装置とを有する部分整経機において, 上記整経張力制御装置は,上記綾取筬台に配設してあ
    り,経糸に張力を付与するテンション付与部と,該テン
    ション付与部作動用のアクチュエータと,経糸の張力を
    検出する張力センサと,該張力センサからの信号を受け
    て上記アクチュエータを作動させるコントローラとより
    なることを特徴とする整経張力制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において張力センサは巻取ドラ
    ム機の近傍に設けてあることを特徴とする整経張力制御
    装置。
JP6147792U 1992-08-07 1992-08-07 整経張力制御装置 Pending JPH0616483U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0411039A (ja) * 1990-04-27 1992-01-16 Unitika Ltd 整経機の糸張力制御方法とその装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0411039A (ja) * 1990-04-27 1992-01-16 Unitika Ltd 整経機の糸張力制御方法とその装置

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