JP5143398B2 - 経糸準備機械 - Google Patents
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Description
経糸巻返し機の運転中に実行される制御であって、運転条件である糸速設定値に対応する速度で経糸シート31が走行されるように、巻取モータ30の速度を制御する。具体的には、巻取モータ30は、例えば誘導電動機で構成され、巻取駆動回路43は、速度指令信号に対応する可変周波数可変電圧の交流電力を誘導電動機に供給する公知のインバータ装置で構成される。制御器41は、運転ボタン56からの操作信号S1が入力されると、速度指令信号sp1を出力し、巻取駆動回路43はこれに対応される速度で巻取モータ30を回転させる。また制御器41は、テークアップロール23に取付けられたパルス発生器37からのパルス信号sp0が入力され、制御器41は、単位時間あたりのパルス信号sp0の入力数をもとに経糸シート31の走行速度の実測値を算出し、経糸シート31が糸速設定値に対応する速度で走行するように速度指令信号sp1を補正する。
運転条件として設定される引出張力設定値に基づいて、各パウダブレーキ33a1,33a2…33anのトルク指令値i1,i2…inを出力する。セクショナルビーム19a1,19a2…19anの各巻径を検出するために、ドリブンギア34a1,34a2…34anの歯を検出して論理信号を出力する近接センサ50a1,50a2…50anが設けられる。それらの出力信号g1,g2…gnが制御器41に入力され、制御器41は、時間あたりの出力信号g1,g2…gn の入力数をもとにセクショナルビームの回転量を算出し、さらに上記求めた糸速の実測値との関係から、セクショナルビーム19a1,19a2…19anの巻径d1,d2…dnをそれぞれ算出する。さらに制御器41は、セクショナルビーム19a1,19a2…19anから引き出される各糸シート31に対して引出張力設定値の張力が与えられるように、上記求めた巻径値d1,d2…dnをもとにトルク指令値i1,i2…inをそれぞれ補正して、制動回路45a1,45a2…45anに出力する。制動回路45a1,45a2…45anでは、入力されるトルク指令値i1,i2…inに対応される励磁電流を各パウダブレーキ33a1,33a2…33anの励磁コイルにそれぞれ供給して、対応される制動トルクをパウダブレーキ33a1,33a2…33anにそれぞれ発生させる。引出張力の付与について、より好ましくは、実張力を検出する張力センサをセクショナルビーム毎に設け、目標となる引出張力に対する偏差が解消されるようにトルク指令値i1,i2…inを補正するように構成することも可能である。(例えば、特開2005-120492号を参照。)なお、引出張力の設定について、例えば全セクショナルビームで同じ値が設定される場合もあれば、各セクショナルビーム毎に異なる値が設定される場合も考えられる。
巻取運転中に、巻取ビーム29に巻取られる際の経糸シート31の巻取張力が運転条件として設定される巻取張力設定値を維持するように、補助モータ24のトルク指令値tqを出力する。巻取張力は、張力センサ28によって検出されて、張力信号qsとして制御器41に入力される。テークアップロール23に連結される補助モータ24は、供給される電流に応じたトルクを出力軸に作用させる公知のトルクモータで構成され、補助モータ駆動回路47は、入力されるトルク指令値に対応する電流を補助モータ24に供給する公知の回路で構成される。経糸シート31が巻掛けられるテークアップロール23は、補助モータ24を介して付勢されるトルクを合体されてなる経糸シート31に付与しつつ、走行される経糸シート31とほぼ同じ速度で回転される。制御器41は、巻取張力設定値に対応するトルク指令値tqを出力するとともに、張力センサ28によって検出された巻取張力をもとに、巻取張力設定値に対する張力偏差を解消するようにトルク指令値tqを補正する。このようにして、経糸シート31を巻取張力設定値に対応する巻取張力で巻取ビーム29に巻取ることができる。
糸切れなどの異常発生、停止ボタン58からの停止操作信号S2の発生時、あるいは巻取ビーム29に経糸シート31が所定長巻取られたときなど、経糸巻返し機10の停台要因が発生されたとき、制御器41は、巻取モータ30を停止させて経糸巻返し機10を停止状態にする。また運転ボタン56の操作により、制御器41は、まず巻取モータ30を低速正転させ、その後運転条件としての高速運転時の糸速設定値に向けて所定の加速度で巻取モータ30を加速し、やがて高速運転に移行する。
制御器41は、各セクショナルビームの巻径を検出する際に用いられる近接センサ50a1,50a2…50anからの出力信号g1,g2…gnを利用可能である。巻返し機が運転状態にあるとき、ビームスタンド15a1,15a2…15anに、セクショナルビーム19a1,19a2…19anが装着されていれば、近接センサ50a1,50a2…50anからの信号g1,g2…gnが必ずオンオフされる。一方、セクショナルビームの慣性量があるため、巻取運転および停止に対してセクショナルビーム側にもいくらかの制動力が必要であり、セクショナルビームが載置される場合、当該糸シートに対する引出張力の設定値が必ず設定されていると考えることができる。本発明ではこの点に着目し、本実施例では、制御器41は、経糸巻返し機10が運転状態にあるとき、入力される信号g1,g2…gnが所定時間内にオンオフされるか否かを検出し、オンオフされていることを検出したとき、対応するパウダブレーキが抗力を作用している状態と判定して、当該パウダブレーキの抗力が作用している期間を積算する。さらに制御器41は、そのように各パウダブレーキ毎に積算された抗力が作用した期間を、磁性粉体の摩耗を考慮して予め決定された閾値(すなわちパウダブレーキの運転許容期間)とそれぞれ比較し、前記抗力が作用した期間がその閾値を超えたとき、当該パウダブレーキに対する警報情報を出力する機能を備える。つまり本実施例は、本件発明として上記した積算器および警報器の機能を、制御器41に組み込まれる実施例である。
11 巻取機
13 架台
15a1,15a2…15an ビームスタンド
17a1,17a2…17an ガイドロール
19a1,19a2…19an セクショナルビーム
20a1,20a2…20an ビームギア
21 第1のプッシングロール
23 テークアップロール
24 補助モータ
25 第2のプッシングロール
27 テンションロール
28 張力センサ
29 巻取ビーム
30 巻取モータ
31 経糸(経糸シート)
32 ジグザグ筬
33a1,33a2…33an パウダブレーキ
34a1,34a2…34an ドリブンギア
37 パルス発生器
40 制御装置
41 制御器
43 巻取駆動回路
45a1,45a2…45an 制動回路
47 補助モータ駆動回路
48 表示器
49 設定器
50a1,50a2…50an 近接センサ
53 画面
56 運転ボタン
58 停止ボタン
70 タイトル欄
72 詳細表示欄
76 表示欄
78 リセットキー
S1 運転操作信号
S2 停止操作信号
T 張力信号
TS1 閾値
Tm1、Tm2…Tmn カウント値
g1,g2…gn 信号
i1,i2…in トルク指令値
qs 張力信号
sp0 パルス信号
sp1 速度指令信号
tq トルク指令値
Claims (5)
- セクショナルビームが載置される複数のビームスタンドに対応して設けられ、セクショナルビームの回転方向に対して抗力を作用させる複数のパウダブレーキと、各セクショナルビームから引出されて合体された経糸シートを巻取ビームに巻取る巻取り手段と、運転ボタン信号の入力により前記巻取り手段を運転させるとともに前記各パウダブレーキに発生させる抗力に対応する信号を出力する制御器とを有してなる経糸準備機械において、
パウダブレーキの前記抗力が作用している期間を前記したパウダブレーキのうち1以上に対して積算する機能を備えた積算器と、
前記積算器によって積算された前記抗力が作用した期間を予め決定された閾値と比較して前記抗力が作用した期間が前記閾値を超えたときに当該パウダブレーキに対する警報情報を出力する機能を備えた警報器と
を有することを特徴とする、経糸準備機械。 - 情報表示機能を備えた設定器を有し、
前記設定器は、前記抗力が作用した期間および前記警報情報のうち1以上を当該パウダブレーキの番号に対応させて表示することを特徴とする、請求項1に記載の経糸準備機械。 - セクショナルビームが載置される複数のビームスタンドに対応して設けられ、セクショナルビームの回転方向に対して抗力を作用させる複数のパウダブレーキと、各セクショナルビームから引出されて合体された経糸シートを巻取ビームに巻取る巻取り手段と、運転ボタン信号の入力により前記巻取り手段を運転させるとともに前記各パウダブレーキに発生させる抗力に対応する信号を出力する制御器とを有してなる経糸準備機械において、
パウダブレーキの前記抗力が作用している期間を前記したパウダブレーキのうち1以上に対して積算する機能を備えた積算器と、
前記抗力が作用している期間を表示する情報表示機能を備えた設定器と
を有することを特徴とする、経糸準備機械。 - 前記設定器は、前記抗力が作用した期間を当該パウダブレーキの番号に対応させて表示することを特徴とする、請求項3に記載の経糸準備機械。
- 前記積算器は、パウダブレーキの抗力が作用している状態に対応される信号に基づいて、前記作用している期間を積算することを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の経糸準備機械。
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