JPH06163759A - 半導体素子が搭載された装置 - Google Patents

半導体素子が搭載された装置

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JPH06163759A
JPH06163759A JP43A JP31469492A JPH06163759A JP H06163759 A JPH06163759 A JP H06163759A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 31469492 A JP31469492 A JP 31469492A JP H06163759 A JPH06163759 A JP H06163759A
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JP
Japan
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semiconductor element
die pad
semiconductor
cooling member
electrode
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Application number
JP43A
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English (en)
Inventor
Mutsuhiro Shima
睦宏 嶋
Toshio Oonawa
登史男 大縄
Hidefumi Mifuku
英史 御福
Mitsuyuki Takada
充幸 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH06163759A publication Critical patent/JPH06163759A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/49Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of a plurality of wire connectors
    • H01L2224/491Disposition
    • H01L2224/4912Layout
    • H01L2224/49171Fan-out arrangements

Abstract

(57)【要約】 【構成】 電極パッドが設けられた基板と、該基板上に
設けられ、外周部に電気的接続リードを有する半導体素
子と、該半導体素子の近傍に配置された冷却用部材とか
らなり、前記半導体素子の電気的接続リードが前記基板
の電極パッドに電気的に接続され、前記冷却用部材が前
記電気的接続リードの一部または全体を覆い、かつ、電
位の安定したノードに接続されてなる半導体素子が搭載
された装置。 【効果】 半導体素子に付属する電気的接続リードの特
性インピーダンスおよび該リード間の電磁的結合を低減
できるとともに、半導体素子の冷却効果を向上させるこ
とができる。さらに、構造が簡単であるため、安価な製
造コストでその実装が実現できるという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器に実装される
半導体素子が搭載された装置に関するものである。さら
に詳しくは、回路基板などの基板に他の電子部品と共に
搭載される半導体素子の接続されるリード部分の電磁相
互作用の影響を少なくし、半導体素子に信号を正確かつ
高速に入出力しうる、半導体素子が搭載された装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図13はたとえば特開平3−36743
号公報に示された従来の半導体素子が搭載された装置
(以下、半導体搭載装置という)を模式的に示した図
で、(a)は平面図、(b)はその側面図である。図1
3において、半導体素子1に、バンプとして形成された
電極2aは、フィンガー3の電気的接続リード4aとボ
ンディングされ、回路基板5のパターン6aと接続され
る。電気的接続リード4bは、絶縁層7aを介して電気
的接続リード4aと接着されている。そして電気的接続
リード4bは、半導体素子1の電極2bとボンディング
され、他端は回路基板5のパターン6bと接続される。
電気的接続リード4bの外側には、さらに絶縁層7bが
接着されている。
【0003】前記のような構成においては、フィンガー
3の電気的接続リード4a、4bに絶縁層7a、7bを
装着することで、該リードの特性インピーダンスおよび
リード間の電磁結合を低減している。
【0004】また、図14は特開平3−286568号
公報に示された従来の半導体搭載装置を模式的に示した
図である。図14において回路基板5の表面には絶縁層
7を介して電極パッド2とその両端に遮蔽電極8が形成
されている。
【0005】このようにすることで、電極パッド2周辺
の少なくとも一部に遮蔽電極8を形成し、該遮蔽電極8
を電極パッド2の動作電位と同等か約半分の直流電位に
保つことで、該電極パッド2を流れる信号の伝播速度を
高速化している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平3−367
43号公報に開示されているような構成の半導体搭載装
置では、フィンガー周辺部の構造が複雑になる。また、
その製造プロセスが複雑になり、これに伴う製造コスト
が高価となるなどの問題がある。また、前記の半導体搭
載装置では、実装形態がワイヤボンディングのばあいに
は電気的接続リードの特性インピーダンスや該リード間
の電磁結合を低減させることができない。
【0007】一方特開平3−286568号公報に開示
されている半導体搭載装置では、遮蔽電極は電極パッド
間の電磁結合を低減させるための遮蔽効果の機能しか果
たさない。結果的に少機能の割に製造コストが高くなる
欠点をもつ。
【0008】本発明は上記のような問題を解消するため
になされたもので、電気的接続リードと回路基板間との
特性インピーダンスのミスマッチを低減してリードに発
生する反射ノイズを低減すると共に、回路基板上での電
極パッド間および電気的接続リード間の電磁結合および
回路基板間の電磁結合を低減でき、さらには装置の冷却
効果を向上させた、半導体素子に信号を正確かつ高速に
入出力しうる、半導体搭載装置をうることを目的とす
る。
【0009】さらに、本発明の他の目的は、半導体素子
に給電する給電層と対向する半導体素子を設けるダイパ
ッドの相互の容量性結合を大きくして給電層のグラウン
ドに対するインピーダンスを低減させ、かつリードおよ
び回路基板間の特性インピーダンスのミスマッチによる
反射ノイズを低減し、半導体素子に信号を正確かつ高速
に入出力しうる、半導体搭載装置をうることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の半
導体搭載装置は、電極パッドが設けられた基板と、該基
板上に設けられ、外周部に電気的接続リードを有する半
導体素子と、該半導体素子の近傍に配置された冷却用部
材とからなり、前記半導体素子の電気的接続リードが前
記基板の電極パッドに電気的に接続され、前記冷却用部
材が前記電気的接続リードの一部または全体を覆い、か
つ、電位の安定したノードに接続されたものである。
【0011】請求項2記載の発明の半導体搭載装置は、
複数個の電極パッドが設けられた基板と、該複数個の電
極パッドの近傍にその周縁が配置するように設けられた
ダイパッドと、該ダイパッド上に設けられた半導体素子
とからなり、該半導体素子の電極端子と前記基板の電極
パッドとが電気的に接続されたものである。
【0012】請求項3記載の発明の半導体搭載装置は、
誘電体を挟んで少なくとも2層の対向する給電パターン
が設けられた基板と、該基板の表面における前記給電パ
ターンの直上に絶縁層およびダイパッドを介して設けら
れた半導体素子とからなり、前記給電パターンが前記半
導体素子ごとまたは複数の半導体素子ごとに設けられた
ものである。
【0013】請求項4記載の発明の半導体搭載装置は、
電極パッドが設けられた基板と、該電極パッドの近傍に
その周縁が配置するように設けられたダイパッドと、該
ダイパッド上に設けられた半導体素子と、該ダイパッド
上において前記半導体素子の周囲に設けられた冷却用部
材とからなり、前記半導体素子の電極端子と前記基板の
電極パッドとが電気的に接続されているものである。
【0014】
【作用】本発明における半導体搭載装置について、請求
項1記載の発明では、半導体素子に設置される冷却用部
材は該半導体素子の電気的接続リードに近接しており、
電位の安定したノードに接続されている。そのため、該
リードおよび冷却用部材間の距離を調節して相互の電磁
結合を適正とすることで、該リードおよび基板間の特性
インピーダンスのミスマッチを低減でき、該リードに発
生する反射ノイズを低減できる。さらに該冷却用部材を
該半導体素子にくらべて大きく設定しているので従来の
冷却用部材にくらべ表面積を大きくとることが可能なた
め、前記半導体素子の冷却効果が向上する。
【0015】また、請求項2記載の発明では、半導体素
子を搭載するダイパッドの面積が大きく、前記半導体素
子の外周部に設置した複数の電極パッドに近接している
ので、相互の電極パッド間を遮蔽すべく前記ダイパッド
の形状を調節することで、電極パッド間の電磁結合が低
減される。
【0016】さらに、請求項3記載の発明では、半導体
素子に給電するための層が対向し、かつ該半導体素子の
近傍に設置されているので、対向させる層間の距離をで
きるだけ小さくして相互の容量性結合を大きくすること
によって、給電層のグラウンドに対するインピーダンス
が低減される。
【0017】さらに、請求項4記載の発明では、ダイパ
ッドの表面積が半導体素子にくらべて大きく、かつ、前
記ダイパッド上に冷却用部材が設置されているので、装
置の冷却効果が向上し、かつ、基板間の電磁結合が低減
される。
【0018】
【実施例】
[実施例1]本発明の一実施例である半導体搭載装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1(a)およ
び(b)は本発明の一実施例である半導体搭載装置を異
なる方向からみた側面図である。図1において、1は半
導体素子である。4は半導体素子1の外周部に付属する
電気的接続リードであり、バンプ(電極パッド)9とボ
ンディングされ、回路基板5のパターン6と接続されて
いる。10は前記半導体素子1の上部に絶縁層7を介し
て設置された、フィンを有する冷却用部材であり、半導
体素子1にくらべて大きく、リード4直上近傍まで半導
体素子1を覆う形態で設置されている。
【0019】本実施例1において冷却用部材10は、電
気的接続リード4に近接して設けられており、電位の安
定したノードたとえばグラウンド層に接続されている。
前記冷却用部材10と前記リード4とのあいだの距離を
たとえば該リード4の直径に相当する値とすべく調節し
て相互の電磁結合が該リード4と回路基板5間の電磁結
合と同程度となるようにすることにより、該リード4お
よび回路基板5間の特性インピーダンスのミスマッチに
よる反射ノイズを低減できる。また、従来の冷却用部材
に比べ表面積を大きくとることが可能なため、半導体素
子1の冷却効果が向上する。
【0020】[実施例2]図2には前記実施例1の一部
を変更した他の実施例の半導体搭載装置が示されてい
る。図2において(a)、(b)は異なる方向からみた
側面図である。基板5上に、半導体素子1の上部に設置
される冷却用部材10を電気的接続リード4の側面部に
も近接させるべく、冷却用部材10にキャビティが設け
られており、相互のリード4間を覆う形態をなしてい
る。冷却用部材10は実施例1と同様に電位の安定した
ノードに接続されている。冷却用部材10および前記リ
ード4間の距離を調節して相互の電磁結合を適正とする
ことにより、実施例1 と同様にリード4間の特性イン
ピーダンスのミスマッチによる反射ノイズを低減でき
る。また、冷却用部材10で隣接するリード間を覆うこ
とでリード間の電磁結合を低減できる。さらに、冷却用
部材10の表面積を大きくとることが可能なため、半導
体素子1の冷却効果を向上させることができる。
【0021】[実施例3]図3には本発明の第3の実施
例である半導体搭載装置の概略図が示されている。
【0022】図3において(a)は斜視図、(b)は平
面図、(c)はAAにおける断面図である。
【0023】回路基板5上において、半導体素子1は銅
あるいは鉄ニッケル合金などからなるダイパッド11の
直上に設置されている。半導体素子1は電気的接続リー
ド4によりダイパッド11の外周部に配列された複数個
の電極パッド12と接続されている。ダイパッド11は
半導体素子1に比べ表面積を大きくとり、相互の電極パ
ッド間を含む3方向から各々の電極パッド12を囲むよ
うに設置されている。
【0024】本実施例3において、相互の電極パッド間
を含む3方向から各々の電極パッド12を囲むようにダ
イパッド11を形成することで、電極パッド12間の電
磁結合を低減できる。このばあい、該電極パッド12か
ら該ダイパッド11外部へ展開する配線パターンを回路
基板上で設定することが可能なため半導体搭載装置の高
密度化が可能となる。
【0025】[実施例4]図4は実施例3の変形した例
である。
【0026】図4(a)はその平面図であり、(b)は
AAにおける断面図である。
【0027】前記実施例3では各電極パッドがダイパッ
ドによって3方向から囲まれるように設けられたが、本
実施例では図4に示すように、電極パッド12の外周が
ダイパッドによって4方向から取り囲まれるように設け
られている。ダイパッド11の形状をこのように電極パ
ッド12を4方向から取り囲む形とすることで実施例3
のばあいよりもさらに効果的に電極パッド12間の電磁
結合を低減することができる。また、電極パッド12は
たとえばバイアホールおよび基板内配線を介してダイパ
ッド11外部の線路あるいは素子と接続することが可能
である。
【0028】[実施例5]図5は前記実施例3のさらに
変形した例であり、(a)は平面図、(b)はAAにお
ける断面図である。図5において回路基板上に形成され
たダイパッド11の表面に凹凸を設けて表面積を大きく
し、この凹凸を電気的接続リード4に近接させて設けた
ものである。本実施例ではダイパッド11を実施例3と
同様に相互のパッド間を含む3方向から各々のパッド1
2を囲むように形成し該ダイパッド11の形状を調節す
ることで、相互のパッド間で発生する電磁結合が低減
し、さらにダイパッド11、とくにその表面の凹凸をた
とえばリード4の直径程度の距離を保つように該リード
4に近接させ、相互の電磁結合、とくに誘導性結合を低
減することでリード4の特性インピーダンスが低減す
る。ダイパッド11の形状は、たとえば実施例3に示し
た平板状のダイパッド上において半導体素子を四方から
とり囲むような形態で細長い直方体の導体を直接ダイパ
ッドに装着することにより実現できる。また、この凹凸
部の表面には絶縁層7を設けるのが、リード4との接触
を避ける点から好ましい。また該ダイパッド11の表面
に凹凸を設けて表面積を大きくとることで、半導体素子
1の冷却効果が一層向上する。
【0029】[実施例6]図6は本発明のさらに他の実
施例を示す半導体搭載装置の模式図であり、(a)は側
面図、(b)は平面図である。回路基板5上には、給電
層13aおよび導体のダイパッド11があり、給電層1
3aとダイパッド11間には酸化シリコンなどからなる
電気的絶縁層7が形成されている。半導体素子1はダイ
パッド11の直上に設けられており、電気的接続リード
4を介しダイパッド11の外周部に配置された複数の電
極パッド12aと接続されている。前記回路基板5の内
部には給電層13b、信号層14およびグラウンド層1
5が形成されており、信号層14は電極パッド12a
に、また給電層13bおよびグラウンド層15はそれぞ
れ回路基板5上の給電層13aおよびダイパッド11に
基板内配線により接続されている。
【0030】本実施例において、ダイパッド11を電気
的絶縁層7を介し給電層13aに近接させることによ
り、給電層13aおよびダイパッド11間の容量性結合
が増大し、給電層13aのグラウンド層15に対するイ
ンピーダンスが低減する。またダイパッド11および電
気的接続リード4間の電磁結合が適正な値となるよう相
互の距離を調節することにより、リード4および回路基
板5間の特性インピーダンスのミスマッチによる反射ノ
イズを低減できる。
【0031】[実施例7]図7には前記実施例6のさら
に変形した例が示されており、(a)は側面図、(b)
は平面図である。図7においては電気的絶縁層7が給電
層13aおよびダイパッド11間のみならず該ダイパッ
ド11直上にまで形成されているものである。これによ
り実施例6と同様に、給電層13aのグラウンド層15
に対するインピーダンスを低減できる。さらにダイパッ
ド11および電気的接続リード4間の距離のみならずダ
イパッド11直上の絶縁層7の層厚も調節することによ
り、リード4および回路基板5間の特性インピーダンス
のミスマッチによる反射ノイズをより効率よく低減でき
る。
【0032】[実施例8]前記実施例6の一変形例とし
て、電気的絶縁層7に、たとえば酸化チタニウム、チタ
ン酸バリウム、チタン酸鉛ジルコニウムなどの強誘電体
を用いる。電気的絶縁層7の層厚を小さくし、かつ適正
な強誘電体を用いて給電層13aおよびダイパッド11
間の容量性結合を大きくすることにより、給電層13a
のグラウンド層に対するインピーダンスを低減できる。
【0033】[実施例9]図8は本発明のさらに他の実
施例である半導体搭載装置を示す斜視図である。図8に
おいて、半導体素子1およびフィンを有する冷却用部材
10が、回路基板5の上に設けられた導体のダイパッド
11の直上に並列に配置されている。該ダイパッド11
は前記半導体素子1に比べ表面積が大きく、外周部に複
数個配置された電極パッド12を囲むように配置されて
いる。そして半導体素子1は電気的接続リード4により
該電極パッド12と接続されている。
【0034】本実施例では、ダイパッド11の形状を電
極パッド12を囲むように形成することにより、各電極
パッド12間の電磁結合を低減することができ、またダ
イパッド11の表面積を半導体素子1にくらべて大きく
し、ダイパッド11の外周部の電極パッド12の近傍に
まで形成することにより、回路基板間の電磁結合を低減
できる。さらにダイパッド11の直上に、半導体素子1
と並列にフインを有する冷却用部材10を設置すること
により、半導体素子1の冷却効果を向上させることがで
きる。
【0035】[実施例10]図9は前記実施例9をさら
に変形した例を示している。本実施例では、図9に示す
ように円柱状のものを冷却用部材10として用いてい
る。このばあい、実施例9に示すフィン形状のものより
簡単な構造の冷却用部材により、実施例9と同様に半導
体素子1の冷却効果を向上させることができる。また実
施例9と同様にダイパッド11の表面積を半導体素子1
にくらべて大きくし、ダイパッド11の外周部の電極パ
ッド12に近接させて形成し、かつ、その形状を調節す
ることにより回路基板上のパッド12間および回路基板
が複数個あるばあいに該基板相互間の電磁結合を低減で
きる。
【0036】[実施例11]図10は前記実施例9をさ
らに変形した例を示している。本実施例では、冷却用部
材10としてフィン形状のものより構造が簡単な針状の
ものを用い、ダイパッド11上に設けたものである。電
気的接続リード4の近傍にも冷却用部材10を設け、か
つ冷却用部材10の数および位置を調節してリード4お
よび冷却用部材10間の電磁結合を適正とすることによ
り、リード4の特性インピーダンスのミスマッチによる
反射ノイズを低減できる。さらにリード4間にも冷却用
部材10を設置することによりリード4間の電磁結合が
低減できる。また実施例9に示すフィン形状のものより
簡単な構造の冷却用部材により、実施例9と同様に半導
体素子1の冷却効果を向上させている。そして実施例9
と同様にダイパッド11の表面積を半導体素子1にくら
べて大きくし、ダイパッド11の外周部の電極パッド1
2に近接させて形成し、かつその形状を調節することに
より、回路基板上の電極パッド間および回路基板間の電
磁結合が低減する。
【0037】[実施例12]図11は実施例9をさらに
変形した例を示している。図11aはその斜視図、同1
1bは断面図である。冷却用部材10が、半導体素子1
全体を覆い、かつ、ダイパッド11に接触する形態で半
導体素子1の外周部に設置されている。ダイパッド11
は実施例9と同様に半導体素子1にくらべ表面積が大き
く設定されている。前記冷却用部材10が半導体素子1
の全体を覆い、かつダイパッド11に接触する形態で設
けられることにより、冷却用部材10に加えダイパッド
11からの放熱が増し、半導体素子1の冷却効果が向上
する。また実施例9と同様にダイパッド11はその表面
積を半導体素子1にくらべ大きくし、ダイパッド11の
外周部の電極パッド12に近接させて形成し、かつ、そ
の形状を調節することにより回路基板5上のパッド12
間および回路基板が複数個あるばあいの回路基板5相互
間の電磁結合を低減することができる。なお、半導体素
子1の表面および電気的接続リード4の表面には絶縁層
7が設けられ、冷却用部材10との短絡を防止してい
る。
【0038】[実施例13]図12は実施例9をさらに
変形した例の断面を示している。回路基板5上に半導体
素子1、ダイパッド11および冷却用部材10が設置さ
れており、半導体素子1は基板5上にフリップチップ法
で実装され、リード4を介しバンプ9と接続されてい
る。ダイパッド11は半導体素子1にくらべ表面積が大
きく、かつバンプ9を四方から取り囲む形態で近接して
おり、冷却用部材10はダイパッド11の直上に、素子
1と並列に配置されている。このばあい、ダイパッド1
1、リード4およびバンプ9間の電磁結合、とくに誘導
性結合を低減すべくダイパッド11の形状を調節するこ
とにより、相互の特性インピーダンスのミスマッチによ
る反射ノイズを低減できる。またダイパッド11の表面
積が大きく形成されているので、実施例9と同様に回路
基板5間の電磁結合を低減できる。さらにダイパッド1
1を介し冷却用部材10から放熱させることにより、冷
却用部材を用いた従来の半導体素子の冷却方法にくらべ
簡単な装着法で従来と同様の冷却効果がえられる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電気的接続リードおよび回路基板の電極パッ
ド間の電磁結合を低減でき、特性インピーダンスのミス
マッチを低減でき、リードに発生する反射ノイズを低減
できると共に、半導体素子の冷却効果を向上させるとい
う効果がある。さらに、回路基板間の電磁結合を低減で
き、その結果半導体素子への信号を正確かつ高速に入出
力しうるという効果がある。
【0040】また、誘電体を挟んでなる少なくとも2層
の対向する給電パターンを半導体素子ごと、あるいは複
数の半導体素子ごとに設定し、かつ給電パターン直上に
前記半導体素子を設置する構成とし、対向させる層間の
距離をできるだけ小さくして相互の容量性結合を大きく
することにより、給電層のグラウンドに対するインピー
ダンスを低減でき、その結果半導体素子への信号を正確
かつ高速に入出力しうるという効果がある。
【0041】また、直上に半導体素子を搭載するダイパ
ッドの面積を半導体素子にくらべ大きくとり、かつ、ダ
イパッド直上に半導体素子と並列に冷却用部材を設置す
ることにより、装置の冷却効果を向上させ、かつ回路基
板間の電磁結合を低減でき、その結果半導体素子への信
号を正確かつ高速に入出力しうるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による半導体搭載装置を示す
図であり、(a)および(b)は各々、相異なる方向か
ら見た側面図である。
【図2】本発明の実施例2による半導体搭載装置を示す
図であり、(a)および(b)は各々、相異なる方向か
ら見た側面図である。
【図3】本発明の実施例3による半導体搭載装置を示す
図であり、(a)は斜視図、(b)は該装置の平面図、
(c)は断面図である。
【図4】本発明の実施例4による半導体搭載装置を示す
図であり、(a)は該装置の平面図、(b)は断面図で
ある。
【図5】本発明の実施例5による半導体搭載装置を示す
図であり、(a)は該装置の平面図、(b)は断面図で
ある。
【図6】本発明の実施例6による半導体搭載装置を示す
図であり、(a)は側面図、(b)は該装置の平面図で
ある。
【図7】本発明の実施例7による半導体搭載装置を示す
図であり、(a)は側面図、(b)は該装置の平面図で
ある。
【図8】本発明の実施例9による半導体搭載装置の斜視
図である。
【図9】本発明の実施例10による半導体搭載装置の斜
視図である。
【図10】本発明の実施例11による半導体搭載装置の
斜視図である。
【図11】本発明の実施例12による半導体搭載装置を
示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図であ
る。
【図12】本発明の実施例13による半導体搭載装置の
断面図である。
【図13】従来の半導体搭載装置を模式的に示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図14】従来の半導体搭載装置を模式的に示す側面図
である。
【符号の説明】
1 半導体素子 2、2a、2b 電極 4、4a、4b 電気的接続リード 5 回路基板 6 パターン 10 冷却用部材 11 ダイパッド
フロントページの続き (72)発明者 高田 充幸 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極パッドが設けられた基板と、該基板
    上に設けられ、外周部に電気的接続リードを有する半導
    体素子と、該半導体素子の近傍に配置された冷却用部材
    とからなり、前記半導体素子の電気的接続リードが前記
    基板の電極パッドに電気的に接続され、前記冷却用部材
    が前記電気的接続リードの一部または全体を覆い、か
    つ、電位の安定したノードに接続されてなる半導体素子
    が搭載された装置。
  2. 【請求項2】 複数個の電極パッドが設けられた基板
    と、該複数個の電極パッドの近傍にその周縁が配置する
    ように設けられたダイパッドと、該ダイパッド上に設け
    られた半導体素子とからなり、該半導体素子の電極端子
    と前記基板の電極パッドとが電気的に接続されてなる半
    導体素子が搭載された装置。
  3. 【請求項3】 誘電体を挟んで少なくとも2層の対向す
    る給電パターンが設けられた基板と、該基板の表面にお
    ける前記給電パターンの直上に絶縁層およびダイパッド
    を介して設けられた半導体素子とからなり、前記給電パ
    ターンが前記半導体素子ごとまたは複数の半導体素子ご
    とに設けられてなる半導体が搭載された装置。
  4. 【請求項4】 電極パッドが設けられた基板と、該電極
    パッドの近傍にその周縁が配置するように設けられたダ
    イパッドと、該ダイパッド上に設けられた半導体素子
    と、該ダイパッド上において前記半導体素子の周囲に設
    けられた冷却用部材とからなり、前記半導体素子の電極
    端子と前記基板の電極パッドとが電気的に接続されてな
    る半導体素子が搭載された装置。
JP43A 1992-11-25 1992-11-25 半導体素子が搭載された装置 Pending JPH06163759A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150013701A (ko) * 2012-06-18 2015-02-05 카와사키 주코교 카부시키 카이샤 철도 차량용 대차

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