JPH06163183A - 調光用放電灯点灯装置 - Google Patents
調光用放電灯点灯装置Info
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- JPH06163183A JPH06163183A JP4315289A JP31528992A JPH06163183A JP H06163183 A JPH06163183 A JP H06163183A JP 4315289 A JP4315289 A JP 4315289A JP 31528992 A JP31528992 A JP 31528992A JP H06163183 A JPH06163183 A JP H06163183A
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- pressure mercury
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- low
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B20/00—Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
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- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な回路構成により放電灯の消灯時における
残光を無くした調光用放電灯点灯装置を提供するにあ
る。 【構成】高周波電源２はＭＯＳトランジスタＱ1 、Ｑ2
のスイッチング周波数が制御部３により制御されて高く
なると出力電圧が低くなり、低圧水銀放電灯１を調光す
る。低圧水銀放電灯１は調光の度合いが大きくなるにつ
れてランプインピーダンスが大きくなる。ランプインピ
ーダンスと抵抗Ｒ2 の分圧比で分圧される重畳手段４の
脈流電圧は大きくなる。低圧水銀放電灯１の点灯維持電
圧は調光レベルを大きくするに伴って大きくなる。そし
て重畳手段４の脈流電圧と高周波電源２の出力電圧とを
重畳させた形のランプ電圧波形が点灯維持電圧を下回る
時間が低圧水銀放電灯１の管内の活性化されたイオンが
消滅する時間以上になると、低圧水銀放電灯１は点灯を
維持することができなくなり、消灯する。
残光を無くした調光用放電灯点灯装置を提供するにあ
る。 【構成】高周波電源２はＭＯＳトランジスタＱ1 、Ｑ2
のスイッチング周波数が制御部３により制御されて高く
なると出力電圧が低くなり、低圧水銀放電灯１を調光す
る。低圧水銀放電灯１は調光の度合いが大きくなるにつ
れてランプインピーダンスが大きくなる。ランプインピ
ーダンスと抵抗Ｒ2 の分圧比で分圧される重畳手段４の
脈流電圧は大きくなる。低圧水銀放電灯１の点灯維持電
圧は調光レベルを大きくするに伴って大きくなる。そし
て重畳手段４の脈流電圧と高周波電源２の出力電圧とを
重畳させた形のランプ電圧波形が点灯維持電圧を下回る
時間が低圧水銀放電灯１の管内の活性化されたイオンが
消滅する時間以上になると、低圧水銀放電灯１は点灯を
維持することができなくなり、消灯する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フェードアウト時の放
電灯残光に対応した調光用放電灯点灯装置に関する。
電灯残光に対応した調光用放電灯点灯装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】放電灯の消灯操作後に残光が持続するも
のを防止する調光用放電灯点灯装置としては特開平０３
−１１２０９３号により既に提案されているものがあ
る。図８は特開平０３−１１２０９３号により提案され
ている調光用放電灯点灯装置の概略構成を示しており、
この従来例装置では、低圧水銀放電灯１と、この低圧水
銀放電灯１に高周波電力を供給する高周波電源２と、前
記低圧水銀灯１を点灯制御する制御部３と、低光束点灯
時の放電を維持できるレベルの直流電圧を上記低圧水銀
放電灯１に印加する重畳手段４とを備えており、放電灯
消灯信号Ｓ1が制御部３に与えられると、制御部３は重
畳手段４による低圧水銀放電灯１に対する直流電圧重畳
を即時に停止させるようになっている。
のを防止する調光用放電灯点灯装置としては特開平０３
−１１２０９３号により既に提案されているものがあ
る。図８は特開平０３−１１２０９３号により提案され
ている調光用放電灯点灯装置の概略構成を示しており、
この従来例装置では、低圧水銀放電灯１と、この低圧水
銀放電灯１に高周波電力を供給する高周波電源２と、前
記低圧水銀灯１を点灯制御する制御部３と、低光束点灯
時の放電を維持できるレベルの直流電圧を上記低圧水銀
放電灯１に印加する重畳手段４とを備えており、放電灯
消灯信号Ｓ1が制御部３に与えられると、制御部３は重
畳手段４による低圧水銀放電灯１に対する直流電圧重畳
を即時に停止させるようになっている。
【０００３】図９は上記従来例の具体的な主回路の回路
図を示しており、商用交流電源ＡＣはダイオードＤ1 〜
Ｄ4 からなるダイオードブリッジにより整流され、コン
デンサＣ1 で平滑される。この整流平滑により得た直流
電源はＭＯＳトランジスタＱ 1 〜Ｑ3 、ダイオード
Ｄ5 ，Ｄ6 、コンデンサＣ2 、チョークコイルＬ1 、コ
ンデンサＣ3 及び低圧水銀放電灯１よりなるハーフブリ
ッジ型のインバータで構成された高周波電源２に供給さ
れ、高周波電源２により高周波に変換される。この高周
波電源２の出力は予熱トランスＴ1 を介して低圧水銀放
電灯１のフィラメントを予熱し、また低圧水銀放電灯１
を高周波点灯する。さらに低光束点灯時に重畳手段４に
より低圧水銀放電灯１に印加する直流電圧の直流電源５
を構成する。制御部３は、主回路のＭＯＳトランジスタ
Ｑ1 、Ｑ2 の駆動回路と、これらの駆動回路に駆動信号
を与えるための発振回路を備えるととに、低圧水銀放電
灯１の消灯時にＭＯＳトランジスタＱ3 をオフ制御する
ための電圧検出回路をそなており、これらの回路の動作
電源として、商用交流電源ＡＣを降圧するトランスＴ2
と、ダイオードＤ7 〜Ｄ10からなる全波整流回路と、平
滑コンデンサＣ4 と、ツェナーダイオードＺＤ1 とから
なる電源部により得られた制御電源ＶC4が供給されてい
る。
図を示しており、商用交流電源ＡＣはダイオードＤ1 〜
Ｄ4 からなるダイオードブリッジにより整流され、コン
デンサＣ1 で平滑される。この整流平滑により得た直流
電源はＭＯＳトランジスタＱ 1 〜Ｑ3 、ダイオード
Ｄ5 ，Ｄ6 、コンデンサＣ2 、チョークコイルＬ1 、コ
ンデンサＣ3 及び低圧水銀放電灯１よりなるハーフブリ
ッジ型のインバータで構成された高周波電源２に供給さ
れ、高周波電源２により高周波に変換される。この高周
波電源２の出力は予熱トランスＴ1 を介して低圧水銀放
電灯１のフィラメントを予熱し、また低圧水銀放電灯１
を高周波点灯する。さらに低光束点灯時に重畳手段４に
より低圧水銀放電灯１に印加する直流電圧の直流電源５
を構成する。制御部３は、主回路のＭＯＳトランジスタ
Ｑ1 、Ｑ2 の駆動回路と、これらの駆動回路に駆動信号
を与えるための発振回路を備えるととに、低圧水銀放電
灯１の消灯時にＭＯＳトランジスタＱ3 をオフ制御する
ための電圧検出回路をそなており、これらの回路の動作
電源として、商用交流電源ＡＣを降圧するトランスＴ2
と、ダイオードＤ7 〜Ｄ10からなる全波整流回路と、平
滑コンデンサＣ4 と、ツェナーダイオードＺＤ1 とから
なる電源部により得られた制御電源ＶC4が供給されてい
る。
【０００４】高周波電源２のＭＯＳトランジスタＱ1 、
Ｑ2 は制御部３の駆動回路からの信号によりスイッチン
グ動作を行ない、その動作周波数が可変されることによ
り低圧水銀放電灯１への出力を調整制御する。つまり調
光制御要素Ｚ1 として機能する。ＭＯＳトランジスタＱ
3 は電源スイッチＳＷがオン状態のときには、制御部３
の電圧検出回路の電圧検出の信号によってオンし、低圧
水銀放電灯１に抵抗Ｒ1を介して直流電流を流し、低光
束域で低圧水銀放電灯１の安定点灯維持を行っている。
つまりこのＭＯＳトランジスタＱ3 とそれに直列接続さ
れる抵抗Ｒ1 により重畳手段４の電流制御要素Ｚ2 を構
成する。
Ｑ2 は制御部３の駆動回路からの信号によりスイッチン
グ動作を行ない、その動作周波数が可変されることによ
り低圧水銀放電灯１への出力を調整制御する。つまり調
光制御要素Ｚ1 として機能する。ＭＯＳトランジスタＱ
3 は電源スイッチＳＷがオン状態のときには、制御部３
の電圧検出回路の電圧検出の信号によってオンし、低圧
水銀放電灯１に抵抗Ｒ1を介して直流電流を流し、低光
束域で低圧水銀放電灯１の安定点灯維持を行っている。
つまりこのＭＯＳトランジスタＱ3 とそれに直列接続さ
れる抵抗Ｒ1 により重畳手段４の電流制御要素Ｚ2 を構
成する。
【０００５】ある時刻で電源スイッチＳＷがオフされる
と、ＭＯＳトランジスタＱ3 は制御部３の電圧検出回路
の電圧非検出によってオフ状態となる。これによって抵
抗Ｒ 1 を介して低圧水銀放電灯１に流れる直流電流が遮
断される。また制御部３の発振回路の動作が停止する
と、高周波電源２のＭＯＳトランジスタＱ1 、Ｑ2 のス
イッチング動作が停止するので、低圧水銀放電灯１の放
電は停止する。このとき低圧水銀放電灯１には点灯維持
用の直流電圧が印加されていないので、残光が持続する
ことはない。
と、ＭＯＳトランジスタＱ3 は制御部３の電圧検出回路
の電圧非検出によってオフ状態となる。これによって抵
抗Ｒ 1 を介して低圧水銀放電灯１に流れる直流電流が遮
断される。また制御部３の発振回路の動作が停止する
と、高周波電源２のＭＯＳトランジスタＱ1 、Ｑ2 のス
イッチング動作が停止するので、低圧水銀放電灯１の放
電は停止する。このとき低圧水銀放電灯１には点灯維持
用の直流電圧が印加されていないので、残光が持続する
ことはない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例装置では
低圧水銀放電灯１の消灯時に残光が持続することがない
が、点灯維持用の直流電圧を遮断するためのＭＯＳトラ
ンジスタＱ3 が必要であり、回路構成が複雑になるとい
う問題があった。本発明は、上述の問題点に鑑みて為さ
れたもので、その目的とするところは簡単な回路構成に
より放電灯の消灯時における残光を無くした調光用放電
灯点灯装置を提供するにある。
低圧水銀放電灯１の消灯時に残光が持続することがない
が、点灯維持用の直流電圧を遮断するためのＭＯＳトラ
ンジスタＱ3 が必要であり、回路構成が複雑になるとい
う問題があった。本発明は、上述の問題点に鑑みて為さ
れたもので、その目的とするところは簡単な回路構成に
より放電灯の消灯時における残光を無くした調光用放電
灯点灯装置を提供するにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、低圧水銀放電灯１と、低圧水銀放電灯
１に高周波電力を供給する高周波電源２と、高周波電源
２を制御して低圧水銀放電灯１の点灯を制御する制御部
３とを備えた調光用放電灯点灯装置において、上記高周
波電源２から低圧水銀放電灯１に供給する高周波電力を
制限して消灯できるレベル迄調光した時に、少なくとも
低圧水銀放電灯１のランプ電圧が放電維持電圧を下回る
時間が低圧水銀放電灯１内の活性化されたイオンが消滅
する迄の時間以上となるような脈流若しくは交流電力を
高周波電力に重畳する重畳手段４を備えたものである。
めに、本発明は、低圧水銀放電灯１と、低圧水銀放電灯
１に高周波電力を供給する高周波電源２と、高周波電源
２を制御して低圧水銀放電灯１の点灯を制御する制御部
３とを備えた調光用放電灯点灯装置において、上記高周
波電源２から低圧水銀放電灯１に供給する高周波電力を
制限して消灯できるレベル迄調光した時に、少なくとも
低圧水銀放電灯１のランプ電圧が放電維持電圧を下回る
時間が低圧水銀放電灯１内の活性化されたイオンが消滅
する迄の時間以上となるような脈流若しくは交流電力を
高周波電力に重畳する重畳手段４を備えたものである。
【０００８】
【作用】本発明の構成によれば、高周波電源から低圧水
銀放電灯に供給する高周波電力を制限して消灯できるレ
ベル迄調光した時に少なくとも低圧水銀放電灯のランプ
電圧が放電維持電圧を下回る時間が、低圧水銀放電灯内
の活性化されたイオンが消滅する迄の時間以上となるよ
うな脈流若しくは交流電力を重畳する重畳手段を備えて
いるので、消灯できる低光束域まで調光したときに放電
灯を残光無しに消灯に至らしめることができ、しかも放
電灯に重畳する電力遮断を行う必要がないため、簡単な
回路構成で消灯時に残光を無くすることができる。
銀放電灯に供給する高周波電力を制限して消灯できるレ
ベル迄調光した時に少なくとも低圧水銀放電灯のランプ
電圧が放電維持電圧を下回る時間が、低圧水銀放電灯内
の活性化されたイオンが消滅する迄の時間以上となるよ
うな脈流若しくは交流電力を重畳する重畳手段を備えて
いるので、消灯できる低光束域まで調光したときに放電
灯を残光無しに消灯に至らしめることができ、しかも放
電灯に重畳する電力遮断を行う必要がないため、簡単な
回路構成で消灯時に残光を無くすることができる。
【０００９】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。 （実施例１）図２は本実施例１の基本的構成（後述する
他の実施例においても基本的な構成となる）を示してお
り、本実施例は図示するように低圧水銀放電灯１と、こ
の低圧水銀放電灯１に高周波電力を供給する高周波電源
２と、高周波電源２及び調光制御要素Ｚ1 を制御して低
圧水銀放電灯１の点灯を制御する制御部３と、上記高周
波電源２から低圧水銀放電灯１に供給する高周波電力を
制限して消灯できるレベル迄調光した時に、少なくとも
低圧水銀放電灯１のランプ電圧が放電維持電圧を下回る
時間が低圧水銀放電灯１内の活性化されたイオンが消滅
する迄の時間以上となるような脈流（若しくは交流電
力）を電流制限要素Ｚ2 ’を介して重畳する重畳手段４
を備えている。
他の実施例においても基本的な構成となる）を示してお
り、本実施例は図示するように低圧水銀放電灯１と、こ
の低圧水銀放電灯１に高周波電力を供給する高周波電源
２と、高周波電源２及び調光制御要素Ｚ1 を制御して低
圧水銀放電灯１の点灯を制御する制御部３と、上記高周
波電源２から低圧水銀放電灯１に供給する高周波電力を
制限して消灯できるレベル迄調光した時に、少なくとも
低圧水銀放電灯１のランプ電圧が放電維持電圧を下回る
時間が低圧水銀放電灯１内の活性化されたイオンが消滅
する迄の時間以上となるような脈流（若しくは交流電
力）を電流制限要素Ｚ2 ’を介して重畳する重畳手段４
を備えている。
【００１０】図１は本実施例の具体回路を示しており、
高周波電源２、制御部３等の主回路は図１０の従来例回
路と同じ構成であって、商用交流電源ＡＣをダイオード
Ｄ1〜Ｄ4 からなるダイオードブリッジで整流し、更に
ダイオードＤ11を介してコンデンサＣ1 で平滑し、この
平滑して得られた直流を高周波電源２で高周波電力に変
換するようになっている。
高周波電源２、制御部３等の主回路は図１０の従来例回
路と同じ構成であって、商用交流電源ＡＣをダイオード
Ｄ1〜Ｄ4 からなるダイオードブリッジで整流し、更に
ダイオードＤ11を介してコンデンサＣ1 で平滑し、この
平滑して得られた直流を高周波電源２で高周波電力に変
換するようになっている。
【００１１】制御部３は内部の駆動回路によりハーフブ
リッジ型のインバータからなる高周波電源２のＭＯＳト
ランジスタＱ1 、Ｑ2 をスイッチングさせて高周波電力
を得て、低圧水銀放電灯１の予熱と点灯を行い、またＭ
ＯＳトランジスタＱ1 、Ｑ2のスイッチング周波数を変
化させて低圧水銀放電灯１への供給電力を制限して調光
するものである。
リッジ型のインバータからなる高周波電源２のＭＯＳト
ランジスタＱ1 、Ｑ2 をスイッチングさせて高周波電力
を得て、低圧水銀放電灯１の予熱と点灯を行い、またＭ
ＯＳトランジスタＱ1 、Ｑ2のスイッチング周波数を変
化させて低圧水銀放電灯１への供給電力を制限して調光
するものである。
【００１２】重畳手段４はダイオードＤ1 〜Ｄ4 からな
るダイオードブリッジで整流して得られた脈流電圧を抵
抗Ｒ2 とランプインピーダンスとの分圧比により分圧し
た形で高周波電源２の出力電圧に重畳させ、低圧水銀放
電灯１に脈流電力を供給するようになっている。次に本
実施例における調光時の動作について説明する。
るダイオードブリッジで整流して得られた脈流電圧を抵
抗Ｒ2 とランプインピーダンスとの分圧比により分圧し
た形で高周波電源２の出力電圧に重畳させ、低圧水銀放
電灯１に脈流電力を供給するようになっている。次に本
実施例における調光時の動作について説明する。
【００１３】まず制御部３により高周波電源２のＭＯＳ
トランジスタＱ1 、Ｑ2 のスイッチング周波数を高くし
て高周波電源２の出力電圧を図３（ａ）に示すように制
限して調光していくと、低圧水銀放電灯１のランプイン
ピーダンスが大きくなって図３（ｂ）に示すように重畳
手段４により重畳される脈流電圧は大きくなる。そして
これらの高周波電源２の出力電圧と、重畳手段４により
重畳される脈流電圧とを重畳させた電圧が図３（ｃ）に
示すランプ電圧波形となる。
トランジスタＱ1 、Ｑ2 のスイッチング周波数を高くし
て高周波電源２の出力電圧を図３（ａ）に示すように制
限して調光していくと、低圧水銀放電灯１のランプイン
ピーダンスが大きくなって図３（ｂ）に示すように重畳
手段４により重畳される脈流電圧は大きくなる。そして
これらの高周波電源２の出力電圧と、重畳手段４により
重畳される脈流電圧とを重畳させた電圧が図３（ｃ）に
示すランプ電圧波形となる。
【００１４】低圧水銀放電灯１の点灯維持電圧Ｖ0 は調
光レベルを大きくするに伴って大きくなるために、ラン
プ電圧波形が点灯維持電圧Ｖ0 を下回る時間ｔはｔ1 ＜
ｔ2＜ｔ3 と長くなってくる。この点灯維持電圧を下回
る区間は低圧水銀放電灯１が消えている状態であるの
で、時間ｔが低圧水銀放電灯１の管内の活性化されたイ
オンが消滅する時間以上になると、低圧水銀放電灯１は
点灯を維持することができなくなり、再点弧電圧を印加
しないと消灯することになる。つまり残光の無い消灯が
行えるのである。
光レベルを大きくするに伴って大きくなるために、ラン
プ電圧波形が点灯維持電圧Ｖ0 を下回る時間ｔはｔ1 ＜
ｔ2＜ｔ3 と長くなってくる。この点灯維持電圧を下回
る区間は低圧水銀放電灯１が消えている状態であるの
で、時間ｔが低圧水銀放電灯１の管内の活性化されたイ
オンが消滅する時間以上になると、低圧水銀放電灯１は
点灯を維持することができなくなり、再点弧電圧を印加
しないと消灯することになる。つまり残光の無い消灯が
行えるのである。
【００１５】尚本実施例では高周波電源２にハーフブリ
ッジ型インバータを用いているが、深い調光ができるも
のであれば、フルブリッジ型や、一石型等のインバータ
を用いても良い。また使用するスイッチング素子もＭＯ
Ｓトランジスタに限られるものでなく、バイポーラトラ
ンジスタや、ＩＧＢＴ等特に種類を問わないのは勿論で
ある。さらに調光を行うための電力制御方法は上述の周
波数変化以外の方法を用いても勿論よい。
ッジ型インバータを用いているが、深い調光ができるも
のであれば、フルブリッジ型や、一石型等のインバータ
を用いても良い。また使用するスイッチング素子もＭＯ
Ｓトランジスタに限られるものでなく、バイポーラトラ
ンジスタや、ＩＧＢＴ等特に種類を問わないのは勿論で
ある。さらに調光を行うための電力制御方法は上述の周
波数変化以外の方法を用いても勿論よい。
【００１６】（実施例２）実施例１は脈流電力を高周波
電源２の出力電圧に重畳する重畳手段４を用いていた
が、本実施例は図４に示すように商用交流電源ＡＣ’を
トランスＴ3 を介して抵抗Ｒ3 とランプインピーダンス
との分圧比により高周波電源２の出力に重畳するように
したものである。その他の回路構成は実施例１と同じと
なっている。
電源２の出力電圧に重畳する重畳手段４を用いていた
が、本実施例は図４に示すように商用交流電源ＡＣ’を
トランスＴ3 を介して抵抗Ｒ3 とランプインピーダンス
との分圧比により高周波電源２の出力に重畳するように
したものである。その他の回路構成は実施例１と同じと
なっている。
【００１７】而して本実施例も、調光していき高周波電
源２の出力電圧を図５（ａ）に示すように低くしていく
と、低圧水銀放電灯１のランプインピーダンスが大きく
なって図５（ｂ）に示すように重畳手段４により重畳さ
れる交流電圧は大きくなる。そして高周波電源２の出力
電圧と、重畳手段４により重畳される交流電圧とを重畳
させたランプ電圧波形（図５（ｃ））が点灯維持電圧Ｖ
0 を下回る時間ｔが低圧水銀放電灯１の管内の活性化さ
れたイオンが消滅する時間以上になると、低圧水銀放電
灯１は消灯する。
源２の出力電圧を図５（ａ）に示すように低くしていく
と、低圧水銀放電灯１のランプインピーダンスが大きく
なって図５（ｂ）に示すように重畳手段４により重畳さ
れる交流電圧は大きくなる。そして高周波電源２の出力
電圧と、重畳手段４により重畳される交流電圧とを重畳
させたランプ電圧波形（図５（ｃ））が点灯維持電圧Ｖ
0 を下回る時間ｔが低圧水銀放電灯１の管内の活性化さ
れたイオンが消滅する時間以上になると、低圧水銀放電
灯１は消灯する。
【００１８】（実施例３）本実施例は図６に示すように
重畳手段４として、リレーＲｙ1 、Ｒｙ2 を制御部３の
信号により交互にオンオフし、リレーＲｙ2 のリレー接
点ｒ2 がオンのときにコンデンサＣ5 を直流電源ＤＣで
充電し、充電が完了した時にリレーＲｙ2のリレー接点
ｒ2 をオフするとともにリレーＲｙ1 のリレー接点ｒ1
をオンして、コンデンサＣ5 の充電エネルギを高周波電
源２の出力電圧に重畳するようにしたものである。ここ
でコンデンサＣ5 の充電エネルギは低圧水銀放電灯１の
抵抗成分ＲLAとコンデンサＣ5 の時定数により放電時間
が決定される。
重畳手段４として、リレーＲｙ1 、Ｒｙ2 を制御部３の
信号により交互にオンオフし、リレーＲｙ2 のリレー接
点ｒ2 がオンのときにコンデンサＣ5 を直流電源ＤＣで
充電し、充電が完了した時にリレーＲｙ2のリレー接点
ｒ2 をオフするとともにリレーＲｙ1 のリレー接点ｒ1
をオンして、コンデンサＣ5 の充電エネルギを高周波電
源２の出力電圧に重畳するようにしたものである。ここ
でコンデンサＣ5 の充電エネルギは低圧水銀放電灯１の
抵抗成分ＲLAとコンデンサＣ5 の時定数により放電時間
が決定される。
【００１９】而して本実施例において、高周波電源２の
出力電圧を図７（ａ）に示すように制限して低圧水銀放
電灯１を調光していくと、このときの抵抗成分ＲLAは大
きくなるため、コンデンサＣ5 と抵抗成分ＲLAの放電周
期は図７（ｂ）に示すように長くなる。従って図７
（ａ）（ｂ）に示す電圧を重畳させたランプ電圧波形
（図７（ｃ））が放電維持電圧Ｖ0 を下回る時間ｔが低
圧水銀放電灯１の管内の活性化されたイオンが消滅する
時間以上になると、低圧水銀放電灯１は消灯する。
出力電圧を図７（ａ）に示すように制限して低圧水銀放
電灯１を調光していくと、このときの抵抗成分ＲLAは大
きくなるため、コンデンサＣ5 と抵抗成分ＲLAの放電周
期は図７（ｂ）に示すように長くなる。従って図７
（ａ）（ｂ）に示す電圧を重畳させたランプ電圧波形
（図７（ｃ））が放電維持電圧Ｖ0 を下回る時間ｔが低
圧水銀放電灯１の管内の活性化されたイオンが消滅する
時間以上になると、低圧水銀放電灯１は消灯する。
【００２０】尚本実施例で使用するリレーＲｙ1 、Ｒｙ
2 の種類は特に問わない。勿論他のスイッチング手段を
用いてもよい。
2 の種類は特に問わない。勿論他のスイッチング手段を
用いてもよい。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、高周波電源から低圧水銀放電
灯に供給する高周波電力を制限して消灯できるレベル迄
調光した時に少なくとも低圧水銀放電灯のランプ電圧が
放電維持電圧を下回る時間が、低圧水銀放電灯内の活性
化されたイオンが消滅する迄の時間以上となるような脈
流若しくは交流電力を重畳する重畳手段を備えているの
で、消灯できる低光束域まで調光したときに放電灯を残
光無しに消灯に至らしめることができ、しかも放電灯に
重畳する電力遮断を行う必要がないため、簡単な回路構
成で消灯時に残光を無くすることができるという効果が
ある。
灯に供給する高周波電力を制限して消灯できるレベル迄
調光した時に少なくとも低圧水銀放電灯のランプ電圧が
放電維持電圧を下回る時間が、低圧水銀放電灯内の活性
化されたイオンが消滅する迄の時間以上となるような脈
流若しくは交流電力を重畳する重畳手段を備えているの
で、消灯できる低光束域まで調光したときに放電灯を残
光無しに消灯に至らしめることができ、しかも放電灯に
重畳する電力遮断を行う必要がないため、簡単な回路構
成で消灯時に残光を無くすることができるという効果が
ある。
【図１】本発明の実施例１の回路図である。
【図２】同上の基本回路の構成図である。
【図３】同上の動作説明用波形図である。
【図４】本発明の実施例２の回路図である。
【図５】同上の動作説明用波形図である。
【図６】本発明の実施例３の回路図である。
【図７】同上の動作説明用波形図である。
【図８】従来例の構成図である。
【図９】同上の回路図である。
１ 低圧水銀放電灯 ２ 高周波電源 ３ 制御部 ４ 重畳手段 Ｒ2 抵抗 Ｑ1 ，Ｑ2 ＭＯＳトランジスタ
Claims (1)
- 【請求項１】低圧水銀放電灯と、低圧水銀放電灯に高周
波電力を供給する高周波電源と、高周波電源を制御して
低圧水銀放電灯の点灯を制御する制御部とを備えた調光
用放電灯点灯装置において、高周波電源から低圧水銀放
電灯に供給する高周波電力を制限して消灯できるレベル
迄調光した時に少なくとも低圧水銀放電灯のランプ電圧
が放電維持電圧を下回る時間が、低圧水銀放電灯内の活
性化されたイオンが消滅する迄の時間以上となるような
脈流若しくは交流電力を高周波電力に重畳する重畳手段
を備えたことを特徴とする調光用放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4315289A JPH06163183A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 調光用放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4315289A JPH06163183A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 調光用放電灯点灯装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06163183A true JPH06163183A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=18063609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4315289A Withdrawn JPH06163183A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 調光用放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06163183A (ja) |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP4315289A patent/JPH06163183A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |