JPH0616302U - 汚物の廃棄装置 - Google Patents

汚物の廃棄装置

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JPH0616302U
JPH0616302U JP5402492U JP5402492U JPH0616302U JP H0616302 U JPH0616302 U JP H0616302U JP 5402492 U JP5402492 U JP 5402492U JP 5402492 U JP5402492 U JP 5402492U JP H0616302 U JPH0616302 U JP H0616302U
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tube
shelf
tubular body
pulling
opening
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正行 中家
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正行 中家
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 臭気を伴っていたり、汚染された汚物を密封
して廃棄する。 【構成】 第1の棚2には、朝顔型の筒体11が突設さ
れ、第2の棚4には、チューブ搬送ユニット14が配設
され、底板5には、チューブ溜め箱17が配置される。
汚物収納部材12は、比較的薄い合成樹脂性シートのチ
ューブ13を長手方向に手繰り寄せて、環状に折り畳ん
だものである。このチューブ13は、筒体11の上側開
口端から導入され、この筒体11の内側を通り、チュー
ブ搬送ユニット14の搬送部15を介してチューブ溜め
箱17に達する。この搬送部15は、チューブ13を挟
み込んで閉塞したり、このチューブ13を挟み込んでな
いときに該チューブ13を引き下げる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、様々な汚物を密封して廃棄する汚物の廃棄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、病院、化学工場、研究室等においては、臭気を伴っていたり、汚染さ れた汚物が生じるので、このような汚物を通常のゴミとは区別して廃棄しなけれ ばならない。このために、例えば専用のごみ箱を準備し、このごみ箱に先の汚物 を捨てるようにしていた。しかしながら、ごみ箱を利用する場合は、蓋を空ける と臭気が漂ったり、あるいはごみ箱内の汚物を無断で取り出せるので、汚物に対 する適切な処置がなされているとは言い難かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように従来は、臭気を伴っていたり、汚染された汚物を専用のごみ箱に捨 てていただけなので、このような汚物に対して適切な処置がなされているとは言 えなかった。
【0004】 そこで、この考案の課題は、様々な汚物を廃棄する度に、これらの汚物を逐一 密封して廃棄することが可能な汚物の廃棄装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案においては、開閉自在の天板、この天板 に取り付けられた開閉自在の蓋、前記天板の下方に配置された第1の棚、この第 1の棚の下方に配置された第2の棚、および該第2の棚と底板間の室の側壁に取 り付けられた開閉自在の扉を少なくとも有する筐体と、前記蓋の下方に位置し、 前記第1の棚に突設された筒体と、合成樹脂性シートのチューブを長手方向に手 繰り寄せて環状に折り畳むことにより形成され、この環状の中央に前記筒体を位 置させて、この筒体を囲むように前記第1の棚上に配置された汚物収納部材と、 前記筒体の下方に位置する開閉手段、および該開閉手段の下方に位置する引下げ 手段を少なくとも有し、前記第2の棚上に配設されたチューブ搬送ユニットとを 備え、前記汚物収納部材のチューブを前記筒体の上側開口端から該筒体の内側を 通じて前記チューブ搬送ユニットへと導き、前記開閉手段は、閉じているときに 、前記チューブを挟み込んで溶着して閉塞し、前記引下げ手段は、前記開閉手段 が開いているときに、前記チューブを引き下げて前記筐体の第2の棚と底板間の 室に導き入れている。
【0006】
【作用】
この考案によれば、チューブ搬送ユニットの開閉手段は、汚物収納部材のチュ ーブを挟み込んで溶着し、このチューブを閉塞する。この状態で、天板の蓋を開 いて、汚物を落とし込むと、この汚物は、蓋の下方の筒体の内側を通るチューブ の閉塞された部位まで落下し、ここに留まる。引き続き、開閉手段が開かれると 、引下げ手段は、チューブを引き下げる。この後、開閉手段によってチューブが 再び閉塞されると、チューブは、2箇所で閉塞されることとなる。すなわち、チ ューブは、汚物の下側の部位と、上側の部位で閉塞される。したがって、汚物は 、チューブ内に密封される。
【0007】 また、汚物を落とし込む度に、チューブを引き下げるので、チューブ搬送ユニ ットの下方、つまり第2の棚と底板間の室には、チューブが溜まる。ここに溜め られたチューブは、この室の側壁に取り付けられた扉を開くことにより、取り出 すことができる。
【0008】 さらに、第1の棚上に配置された汚物収納部材のチューブを使い切ってしまっ たときには、天板を開いて、新たな汚物収納部材を第1の棚上に配置することが できる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
【0010】 図1および図2には、この考案に係わる汚物の廃棄装置の一実施例が示されて いる。図1は、この実施例の廃棄装置を示す斜視図であり、図2は、この廃棄装 置の断面図である。
【0011】 この実施例の廃棄装置では、筐体1の上側開口部に天板2を開閉自在に取り付 け、第1の棚3と、この第1の棚3の下方に位置する第2の棚4を筐体1の内部 に配設し、第2の棚4と底板5間の室の側壁に扉6を取り付け、底板5の下側に 4つのキャスター7を配設している。
【0012】 天板2は、通常は閉じられており、フック8によって止められている。また、 この天板2のほぼ中央には、蓋9が開閉自在に取り付けられている。
【0013】 第1の棚3のほぼ中央には、穴が形成されており、この穴には、朝顔型の筒体 11が突設されている。また、第1の棚3上には、汚物収納部材12が配置され ている。
【0014】 この汚物収納部材12は、比較的薄い合成樹脂性シートのチューブ13を長手 方向に手繰り寄せて、環状に折り畳んだものである。この汚物収納部材12は、 環状の中央に筒体11を位置させ、この筒体11を囲むようにして配置されてい る。
【0015】 また、この汚物収納部材12のチューブ13は、筒体11の上側開口端から導 入され、この筒体11の内側を通って下方に導かれている。このため、天板2の 蓋9を開けると、図3に示すようにチューブ13を内側に通した筒体11が現れ ることとなる。
【0016】 なお、この汚物収納部材12は、フック8を外して、天板2を開けることによ り、第1の棚3上に配置することができる。
【0017】 第2の棚4上には、チューブ搬送ユニット14が配設されており、このチュー ブ搬送ユニット14は、搬送部15、および駆動部16を備えている。この搬送 部15は、第2の棚4のほぼ中央に形成されている穴の上に位置し、筒体11の 内側を通って下方に導かれたチューブ13を挟み込んで閉塞したり、このチュー ブ13を挟み込んでいないときに該チューブ13を引き下げる。また、この駆動 部16は、搬送部15を駆動制御するものであり、その操作パネルが筐体1の側 壁に取り付けられている。
【0018】 このチューブ搬送ユニット14の搬送部15によって引き下げられたチューブ 13は、第2の棚4の下方に導かれ、底板5の上に配置されたチューブ溜め箱1 7に溜められる。このチューブ溜め箱17は、扉6を開いて、取り出すことがで きる。
【0019】 図4、図5および図6には、チューブ搬送ユニット14の搬送部15の構成が 示されており、図4は、斜視図、図5は、上から見たときの平面図、図6は、側 面図である。
【0020】 これらの図から明らかなように、搬送部15は、支持フレーム31を有してお り、この支持フレーム31は、2本の軸32,33を回動自在に支持している。 一方の軸32は、支持フレーム31の外側で一対のギヤ35a,35b、および 一対のカム36a,36bを軸支し、支持フレーム31の内側で一対のローラ3 7a,37bを軸支している。また、他方の軸33は、支持フレーム31の外側 で一対のギヤ38a,38b、および一対のカム39a,39bを軸支し、支持 フレーム31の内側で一対のローラ40a,40bを軸支している。ここで、一 方の軸32の各ギヤと他方の軸33の各ギヤが噛み合っているので、一方の軸3 2を回動させると、他方の軸33が逆方向に回動する。
【0021】 この支持フレーム31は、コの字型の一対の挟持枠41a,41bを支持して おり、これらの挟持枠41a,41bの上側には、各平板42a,42bが取り 付けられている。これらの平板42a,42bの縁には、一対のシートヒータ4 3a,43bが固定されている。
【0022】 一方の挟持枠41aは、その下端を図7に示すように支持フレーム31に回動 自在に直接取り付けられている。また、他方の挟持枠41bは、揺動柱44を介 して支持フレーム31に連結されている。つまり、揺動柱44の下端が支持フレ ーム31に回動自在に直接取り付けられ、挟持枠41bの上側が揺動柱44に回 動自在に取り付けられている。さらに、この挟持枠41bは、その下端をリンク 棒45に回動自在に取り付けられている。
【0023】 また、一方の挟持枠41aと、揺動柱44は、各コイルバネ46,47によっ て相互に開く方向に付勢されており、カム36aと、カム39aに常に接触して いる。
【0024】 さらに、リンク棒45は、その一端をバネ48を介して支持フレーム31に連 結されており、このバネ48によって常に引っ張られている。また、リンク棒4 5の他端は、起伏腕49に回動自在に取り付けられている。この起伏腕49は、 レバー支持棒51によって軸支されており、このレバー支持棒51は、支持フレ ーム31を貫通して回動自在に取り付けられている。さらに、このレバー支持棒 51は、L字型に折れ曲がり、その先端で再び折れ曲がって鉤状先端51aを形 成している。この鉤状先端51aは、ギヤ35aに形成されている溝52に嵌ま り込んでいる。
【0025】 また、レバー支持棒51は、駆動部16を貫通して、筐体1の外部に導出され 、外部に導出された端にはレバー53が取り付けられている。このレバー53を 押さえ込むと、レバー支持棒51が回動して、レバー支持棒51の鉤状先端51 aがギヤ35aの溝52に沿って移動し、鉤状先端51aが溝52から外れる。
【0026】 ここで、図6に示すようにカム36aと、カム39aによって挟持枠41aと 、揺動柱44が起こされている場合、この揺動柱44に連結されている挟持枠4 1bも起こされるので、一対の挟持枠41a,41bは、相互に対向する。この とき、レバー支持棒51の鉤状先端51aがギヤ35aの溝52に嵌まり込んで おり、バネ48は、リンク棒45を介して起伏腕49を伏す方向に付勢する。こ のため、レバー支持棒51の鉤状先端51aがギヤ35aの溝52の終点に至り 、起伏腕49が倒れることとなる。これに伴い、リンク棒45に連結されている 挟持枠41bの下端が左方向に引っ張られ、これにより挟持枠41bは、揺動柱 44との連結位置を支点として、上端を右方向に付勢される。この結果、一対の 挟持枠41a,41bが相互に対向するだけでなく、それらの上側の各平板42 a,42bの縁、つまり各シートヒータ43a,43bが相互に押しつけられる 。
【0027】 なお、各ギヤ35b,38b側にも、各ギヤ35a,38a側と同様に、揺動 柱44、リンク棒45、各コイルバネ46,47、バネ48、および起伏腕49 からなる機構が設けられている。
【0028】 駆動部16は、図1に示すように、そのパネル面が筐体1の側壁の一部を形成 している。このパネル面には、レバー53が配置されるばかりでなく、メインス イッチ54、パイロットランプ55、およびダイヤル式カウンタ56が配置され ている。
【0029】 図8は、駆動部16の内部構成を示している。同図において、搬送用モータ6 1は、搬送部15の軸32に連結されており、この軸32を矢印A(図6に示す )の方向に回動させる。
【0030】 レバーリミットスイッチ62は、常開接点であり、レバー53が押さえ込まれ て、レバー支持棒51が十分に回動すると、このレバー支持棒51に設けられて いるカム(図示せず)によってオンにされる。
【0031】 ダイヤル式カウンタ56は、この廃棄装置の使用に先立って予め操作されるも のであり、適宜の角度だけ時計回りに回動される。この後、このダイヤル式カウ ンタ56は、後述するように廃棄装置が使用される度に、少しずつ反時計回りに 回動され、元の位置まで戻ると、この旨を制御部63に通知する。
【0032】 パルス発生部64は、起動されると、パルス状の電流を発生し、この電流を各 シートヒータ43a,43bに流して、これらのシートヒータ43a,43bを 発熱させる。
【0033】 メインスイッチ54は、この駆動部16の電源をオンおよびオフにするための ものである。
【0034】 制御部63は、この駆動部16を統括的に制御しており、搬送用モータ61を 駆動したり、パルス発生部64を起動したり、オンとなっているメインスイッチ 54をオフにする。
【0035】 さて、先に述べた図6に示す状態においては、汚物収納部材12のチューブ1 3が筒体11の内側を通って下方に導かれ、さらに搬送部15を介してチューブ 溜め箱17に達している。搬送部15では、このチューブ13を各平板42a, 42b間に挟み込んで閉じ、これにより平面状にされたチューブ13の両縁を各 ローラ37a,40a間、および各ローラ37b,40b間に挟み込んでいる。
【0036】 また、この状態において、制御部63は、パルス発生部64を一度だけ既に起 動している。パルス発生部64は、起動されたときに、パルス状の電流を各シー トヒータ43a,43bに流し、これらのシートヒータ43a,43bを発熱さ せる。これにより、チューブ13は、各平板42a,42b間に挟み込まれた部 位で溶着し、閉塞されている。
【0037】 ここで、蓋9を開けて、汚物を落とし込むと、この汚物は、チューブ13の閉 塞された部位、つまり各平板42a,42b間に挟み込まれた部位に至り、これ らの平板42a,42b上で留まる。
【0038】 この後、レバー支持棒51のレバー53を押さえ込むと、レバー支持棒51が 回動して、レバーリミットスイッチ62がオンとなる。制御部63は、このスイ ッチ62がオンとなった旨を検知して、搬送用モータ61を回動させる。これに より、搬送部15における軸32が矢印A(図6に示す)の方向に回動され、も う1つの軸33が逆方向に回動される。
【0039】 このとき、レバー支持棒51が回動していることから、レバー支持棒51の鉤 状先端51aは、図9に示すように起き上がって、ギヤ35aの溝52から外れ る。この鉤状先端51aは、ギヤ35aの溝52から外れると、ギヤ35aが回 動していることから、このギヤ35aの滑らかな周縁を摺動する。
【0040】 各軸32,33の回動に伴い、カム36aと、カム39aもそれぞれの方向で 回動し、これらのカムの短径側が一方の挟持枠41aと、揺動柱44に接する。 このとき、一方の挟持枠41aと、揺動柱44は、各コイルバネ46,47の弾 性力によって、相互に開かれる。また、他方の挟持枠41bは、リンク棒45と の連結位置を支点として、上側を左方向に付勢され、揺動柱44と共に倒れる。 この結果、一対の挟持枠41a,41bは、相互に開いた状態となる。
【0041】 これらの挟持枠41a,41bが相互に開いた状態は、各軸32,33が1回 転する間保持される。
【0042】 一方、先に述べたように、チューブ13の両縁は、各ローラ37a,40a間 、および各ローラ37b,40b間に挟み込まれている。このため、各挟持枠4 1a,41bが開いている際、チューブ13は、各ローラ37a,40a、およ び各ローラ37b,40bの回動に伴い、下方へ引き下げられ、汚物が溜まって いる閉塞部位も引き下げられる。
【0043】 各ギヤ35a,38aが更に回転していくと、各カム36a,39aの長径側 が一方の挟持枠41aと、揺動柱44に接するので、一対の挟持枠41a,41 bは再び閉じていく。
【0044】 ここで、バネ48の張力によって起伏腕49が常に伏す方向に付勢されている ことから、各ギヤ35a,38aが1回転して、レバー支持棒51の鉤状先端5 1aがギヤ35aの溝52に達すると、鉤状先端51aは、溝52に嵌まり込み 、これにより図6に示す状態に再び戻る。
【0045】 このとき、レバー支持棒51のレバー53を押さえ込んだときとは逆方向にレ バー支持棒51が回動するので、レバーリミットスイッチ62がオフになる。制 御部63は、このスイッチ62がオフとなった旨を検知して、搬送用モータ61 を停止させる。
【0046】 こうして各ギヤ35a,38aが1回転し、レバーリミットスイッチ62がオ ンからオフに切り替わったときには、制御部63は、パルス発生部64を起動す る。パルス発生部64は、起動されると、各シートヒータ43a,43bを発熱 させ、これによりチューブ13を溶着して閉塞する。
【0047】 したがって、チューブ13は、汚物を留める下側の部位で閉塞され、搬送部1 5によって引き下げられた後に、再び閉塞される。すなわち、チューブ13は、 汚物を留めた下側の部位と、その上側の部位で閉塞され、汚物を密封することと なる。
【0048】 こうしてチューブ13内に汚物を密封すれば、この汚物の臭気が漂うことはな く、かつ汚物が漏れ出すこともない。なお、汚物を密封したチューブ13は、チ ューブ溜め箱17に溜められる。
【0049】 一方、先に述べたようにダイヤル式カウンタ56が適宜な角度だけ時計回りに 予め回動されており、制御部63は、パルス発生部64を起動したときに、この ダイヤル式カウンタ56を予め定められた微小角度だけ反時計回りに回動させる 。
【0050】 ここで、これまでに述べたレバー53の押さえ込みから、チューブ13の引下 げおよび閉塞までの一連の動作は、この廃棄装置が使用される度に、繰り返し行 われ、この度に、制御部63は、ダイヤル式カウンタ56を予め定められた微小 角度だけ反時計回りに回動させる。このため、チューブ13が引下げられる度に 、ダイヤル式カウンタ56は、微小角度ずつ反時計回りに繰り返し回動され、最 後に元の位置に戻る。ダイヤル式カウンタ56は、反時計回りに繰り返し回動さ れ、元の位置に戻ると、この旨を制御部63に通知する。制御部63は、ダイヤ ル式カウンタ56が元の位置に戻ると、メインスイッチ54をオフにする。この メインスイッチ54がオフになった場合、レバー53が押さえ込まれて、レバー リミットスイッチ62がオンになっても、搬送用モータ61は、作動しない。こ れにより、チューブ13を引き下げることが停止される。
【0051】 また、汚物収納部材12のチューブ13は、各ローラ37a,40a、および 各ローラ37b,40bの回動によって引き下げられるので、1回に引き下げら れる長さは、これらのローラの円周の長さに相当する。このため、チューブ13 の全長が分かっていれば、このチューブ13を引き下げうる回数、つまりレバー 53の押さえ込みから、チューブ13の引下げおよび閉塞までの一連の動作を繰 り返しうる回数が明らかとなる。
【0052】 そこで、汚物収納部材12を配備した当初に、チューブ13を引き下げうる回 数をチューブ13の長さに応じて求め、この回数に応じた回動角度だけ、ダイヤ ル式カウンタ56を時計回りに予め回動しておけば、チューブ13が引下げられ る度に、ダイヤル式カウンタ56が少しずつ反時計回りに回動され、チューブ1 3をほぼ使い切ったときに、ダイヤル式カウンタ56が元の位置に戻り、チュー ブ13の引き下げが停止される。
【0053】 このようにチューブ13をほぼ使い切ったときに、メインスイッチ54をオフ にして、チューブ13の引き下げを停止すれば、そのときから、この廃棄装置の 使用が不可能になるので、チューブ13の交換時期が明らかとなる。また、この ときには、チューブ溜め箱17を筐体1から引出し、使用済みのチューブ13を チューブ溜め箱17から取り出せばよい。
【0054】 このように上記実施例の廃棄装置では、チューブ13の各所を溶着して閉塞す るようにしているので、チューブ13内の汚物を密封することができる。このた め、汚物の臭気が漂うことがなく、かつ汚物が漏れ出すこともない。また、筐体 1の扉6に鍵を取り付け、この扉6を無断で開けられないようしておけば、使用 済みのチューブ13を無断で取り出すことができなくなる。さらに、後の処理は 、チューブ溜め箱17内に溜まった使用済みのチューブ13を廃棄するだけなの で、簡単に済ませることができる。
【0055】 したがって、この廃棄装置は、臭気を伴っていたり、汚染された汚物を廃棄す るために最適のものと言える。例えば、病院において生じた細菌感染の恐れがあ る汚物、化学工場において生じた毒物を含む汚物を廃棄するときには、この廃棄 装置が非常に有効であり、清潔さと安心をもたらす。なお、細菌感染の恐れがあ る汚物を密封したチューブは、回収して焼却すれば、より安心である。
【0056】
【効果】
以上説明したように、この考案に係わる廃棄装置によれば、汚物をチューブ内 に落とし込み、このチューブを閉塞するようにしているので、汚物の臭気が漂う ことはなく、かつ汚物が漏れ出すようなこともない。また、後の処理は、使用済 みのチューブを廃棄するだけなので、簡単に済ませることができる。このため、 病院、化学工場、研究室等において生じた汚物を廃棄する場合には、この廃棄装 置が好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる汚物の廃棄装置の一実施例を
示す斜視図
【図2】この実施例の廃棄装置を示す断面図
【図3】この実施例の廃棄装置における蓋を開いたとき
の様子を示す斜視図
【図4】この実施例の廃棄装置におけるチューブ搬送ユ
ニットを示す斜視図
【図5】この実施例の廃棄装置におけるチューブ搬送ユ
ニットの搬送部を示す平面図
【図6】この実施例の廃棄装置における搬送部を示す側
面図
【図7】この実施例の廃棄装置における搬送部の一部分
を示す分解斜視図
【図8】この実施例の廃棄装置におけるチューブ搬送ユ
ニットの駆動部の構成を示すブロック図
【図9】この実施例の廃棄装置における搬送部の動作状
態を示す側面図
【符号の説明】
1 筐体 2 天板 3 第1の棚 4 第2の棚 5 底板 6 扉 7 キャスター 8 フック 9 蓋 11 筒体 12 汚物収納部材 13 チューブ 14 チューブ搬送ユニット 15 搬送部 16 駆動部 17 チューブ溜め箱

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在の天板、この天板に取り付けら
    れた開閉自在の蓋、前記天板の下方に配置された第1の
    棚、この第1の棚の下方に配置された第2の棚、および
    該第2の棚と底板間の室の側壁に取り付けられた開閉自
    在の扉を少なくとも有する筐体と、 前記蓋の下方に位置し、前記第1の棚に突設された筒体
    と、 合成樹脂性シートのチューブを長手方向に手繰り寄せて
    環状に折り畳むことにより形成され、この環状の中央に
    前記筒体を位置させて、この筒体を囲むように前記第1
    の棚上に配置された汚物収納部材と、 前記筒体の下方に位置する開閉手段、および該開閉手段
    の下方に位置する引下げ手段を少なくとも有し、前記第
    2の棚上に配設されたチューブ搬送ユニットとを備え、 前記汚物収納部材のチューブを前記筒体の上側開口端か
    ら該筒体の内側を通じて前記チューブ搬送ユニットへと
    導き、 前記開閉手段は、閉じているときに、前記チューブを挟
    み込んで溶着して閉塞し、 前記引下げ手段は、前記開閉手段が開いているときに、
    前記チューブを引き下げて前記筐体の第2の棚と底板間
    の室に導き入れる汚物の廃棄装置。
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JP2021011372A (ja) * 2019-07-08 2021-02-04 山崎産業株式会社 収容体

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