JPH0723704U - 密封処理装置 - Google Patents

密封処理装置

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JPH0723704U
JPH0723704U JP5457993U JP5457993U JPH0723704U JP H0723704 U JPH0723704 U JP H0723704U JP 5457993 U JP5457993 U JP 5457993U JP 5457993 U JP5457993 U JP 5457993U JP H0723704 U JPH0723704 U JP H0723704U
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bag
mounting plates
zipper
closed
bands
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JP5457993U
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正行 中家
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正行 中家
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生ゴミ、糞尿等の汚物を合成樹脂製の袋に密
封する。 【構成】 各挟持帯4,6を開き、各載置板11,14
を閉じた状態で、ビニールの袋を各挟持帯4,6の間に
通して、この袋を各載置板11,14に載置し、何等か
の汚物を袋に投入する。この後、各モータ21,22を
作動して、各旋回アーム23,24を回転させることに
より、各挟持帯4,6を閉じて、各載置板11,14を
開く。このとき、袋が各挟持帯4,6の間に挟み込まれ
るので、一方の挟持帯4に固定されているヒーター38
を一定の時間だけ発熱させて、袋を溶着するとともに、
この袋を溶断する。袋の溶断により、この袋が2分割さ
れるが、袋の下側の部分は、汚物を密封して、開かれた
各載置板11,14の間から落下する。各モータ21,
22を再び作動して、各挟持帯4,6を開いて、各載置
板11,14を閉じ、初期の状態に戻す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、生ゴミ、糞尿等の汚物を合成樹脂製の袋に密封する密封処理装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置としては、図7に示すような簡易トイレがある。この簡易トイレ では、ビニールのチューブ101を環状に折り畳んで、チューブ101を漏斗型 の筒体102の周囲に配設し、チューブ101を筒体102の上方から下方へと 導いている。筒体102の下方には、一対の挟持板103が設けられており、各 挟持板103の間にチューブ101を挟み込んでいる。各挟持板103の縁には 、それぞれのヒーターが設けられている。これらのヒーターを一時的に発熱させ て、チューブ101を溶着し、チューブ101を封止する。
【0003】 各挟持板103の下方には、2組のローラ104,105が配設されている。 右側の1組のローラ104は、チューブ101の右側の縁を挟み込み、左側の1 組のローラ105は、チューブ101の左側の縁を挟み込んでいる。
【0004】 さて、便座106からチューブ101の内側に糞尿が落下すると、この糞尿は 、チューブ101の封止部位、つまり各挟持板103の部位に溜まる。この状態 で、ペダル107を踏み込むと、これに応答して、各挟持板103が開くととも に、2組のローラ104,105が回転して、チューブ101を引き下げる。こ のチューブ101の引き下げは、チューブ101の内側の糞尿が各挟持板103 の下側に来るまで行われる。この後、各挟持板103が閉じて、各挟持板103 のヒーターが発熱し、チューブ101を封止する。したがって、チューブ101 の内側の糞尿は、上下の2つの封止部位の間で密封される。
【0005】 このような処理は、繰り返され、糞尿を密封したチューブ101が容器108 に溜められる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の簡易トイレでは、2組のローラ104,105によ ってチューブ101の使用済み部分を引き下げ、これに伴いチューブ101の未 使用部分を筒体102の内側に導くので、連続した長いチューブ101でなけれ ば使用することができない。このチューブ101は、余り汎用性がなく、販売ル ートも限られるので、ユーザへの供給が滞ることがあった。
【0007】 また、2組のローラ104,105と、これらのローラを駆動するための機構 が嵩張るので、装置を低くできず、このために便座106の位置が高くなり、座 り難いという欠点があった。
【0008】 さらに、これらのローラを駆動するための機構は、比較的複雑な構造であるた め、コストの低減が困難であった。
【0009】 そこで、この考案の課題は、連続した長いチューブは勿論のこと、一般的なビ ニール袋を使用することができ、かつ簡単な構造であって、装置を低くすること が可能な密封処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案は、合成樹脂製の袋の口を開いた状態で 、この袋を支持し、この袋に被処理物を入れた後に、この袋の口を溶着する密封 処理装置において、1組の挟持帯の両側をそれぞれのレールに沿って滑動させて 、各挟持帯を開閉自在に支持し、各挟持帯の少なくも一方にヒーターを設け、各 挟持帯の下方に1組の載置板を配置し、各載置板をそれぞれのアームを介して各 挟持帯に連結して、これらのアームを各載置板と各挟持帯の間で軸支し、これに より各挟持帯と各載置板を連動させて、各挟持帯を開いたときに、各載置板を閉 じ、各挟持帯を閉じたときに、各載置板を開き、各挟持帯を開いた状態では、各 挟持帯の間に袋を通して、この袋を閉じられた各載置板に載置し、各挟持帯を閉 じた状態では、各挟持帯の間に袋を挟み込み、ヒーターを発熱させて、袋の口を 溶着するとともに袋を溶断し、溶断された袋を開かれた各載置板の間から落下さ せている。
【0011】
【作用】
この考案によれば、各載置板をそれぞれのアームを介して各挟持帯に連結して 、各挟持帯を開いたときに、各載置板を閉じ、各挟持帯を閉じたときに、各載置 板を開く。各挟持帯を開き、各載置板を閉じた状態では、各挟持帯の間に袋を通 して、この袋を各載置板に載置し、汚物を袋に入れることができる。一方、各挟 持帯を閉じ、各載置板を開いた状態では、各挟持帯の間に袋を挟み込み、ヒータ ーを発熱させて、この袋の口を溶着するとともに袋を溶断し、これにより袋に汚 物を密封し、この袋を各載置板の間から落下させることができる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
【0013】 図1は、この考案に係わる密封処理装置の一実施例を示している。同図におい て、支持枠1の両側には、2本のレール2,3が固定されており、一方の挟持帯 4の両端を支持する2つの滑動部5が各レール2,3に沿って移動し、また他方 の挟持帯6の両端を支持する2つの滑動部7が各レール2,3に沿って移動する 。これにより、各挟持帯4,6の開閉が可能にされている。
【0014】 一方の挟持帯4は、2本の揺動アーム8,9を介して載置板11に連結され、 また他方の挟持帯6は、2本の揺動アーム12,13を介して載置板14に連結 されている。
【0015】 図2に示すように、各挟持帯4,6には、それぞれの板片4a,6aが突設さ れており、それぞれのボルト15,16を各揺動アーム8,12の上端の長孔8 a,12aを介して各板片4a,6aにねじ込むことにより、各揺動アーム8, 12をそれぞれの挟持帯4,6に接続している。また、支持枠1には、それぞれ の支持柱1a,1bが突設されており、各揺動アーム8,12の略中央が各支持 柱1a,1bに軸支されている。さらに、各揺動アーム8,12の下端には、各 載置板11,14が固定されている。
【0016】 各揺動アーム8,12と同様に、各揺動アーム9,13をそれぞれの挟持帯4 ,6に接続し、各揺動アーム9,13の略中央を軸支し、各揺動アーム9,13 の下端を各載置板11,14に固定している。
【0017】 ここで、図3に示すように各挟持帯4,6を開くと、各揺動アーム8,12の 下端が相互に接近するとともに、各揺動アーム9,13の下端が相互に接近する ので、各載置板11,14が閉じる。逆に、図4に示すように各挟持帯4,6を 閉じると、各揺動アーム8,12の下端が離間するとともに、各揺動アーム9, 13の下端が離間するので、各載置板11,14が開く。
【0018】 なお、各揺動アームの上端にそれぞれの長孔を形成して、各長孔にそれぞれの ボルトを通し、各揺動アームの上端の動きに遊びを与えているので、各揺動アー ムの上端は、弧を描くものの、各レール2,3に沿う各挟持帯4,6の直線的な 移動を妨げない。
【0019】 図1に示すように、各揺動アーム8,12の軸支位置の下方で、各揺動アーム 8,12がコイルバネ17を介して連結されるとともに、各揺動アーム9,13 の軸支位置の下方で、各揺動アーム9,13がコイルバネ18を介して連結され ている。これらのコイルバネ17,18は、各載置板11,14が閉じるように 、これらの載置板11,14を付勢している。
【0020】 支持枠1には、2枚の支持板19,20が固定されている。各支持板19,2 0には、それぞれのモータ21,22が取り付けられ、これらのモータ21,2 2の軸にそれぞれの旋回アーム23,24が固定されている。各旋回アーム23 ,24は、それぞれの連結アーム25,26を介して各挟持帯4,6に連結され ている。
【0021】 各モータ21,22は、それぞれの旋回アーム23,24を同一の回転速度で 回転させている。各旋回アーム23,24の回転に伴い、各連結アーム25,2 6がそれぞれの回転範囲A,Bで揺動し、各挟持帯4,6が開閉する。このとき 、先に述べたように各挟持帯4,6を開いたときに、各載置板11,14が閉じ 、各挟持帯4,6を閉じたときに、各載置板11,14が開く。
【0022】 この実施例の装置は、例えば図5に示す筐体31に内蔵される。この装置の支 持枠1を筐体31の内壁に固定して、この装置を筐体31の内側に支持している 。この筐体31の上側には、投入口32が設けられ、この投入口32を両側から 挟むように各挟持帯4,6が配置され、その下方に各載置板11,14が位置し ている。
【0023】 筐体31の投入口32の周囲には、袋用枠33が取り付けられている。この袋 用枠33は、環状枠34と、この環状枠34を支持する2つの支持枠35からな る。この袋用枠33にビニールの袋36を通して、この袋36を各載置板11, 14に載置し、この袋36の開口端を環状枠34に引っ掛けて、この袋34を取 り付ける。
【0024】 さて、何等かの汚物を袋36に投入し、この後に筐体31のボタン37を押下 すると、これに応答して、この装置の制御部(図示せず)が起動し、次の様な処 理が行われる。
【0025】 まず、各モータ21,22を作動して、各旋回アーム23,24を回転させる ことにより、各挟持帯4,6を閉じて、各載置板11,14を開く。このとき、 袋36は、各挟持帯4,6の間に挟み込まれる。引き続き、一方の挟持帯4に固 定されているヒーター38を一定の時間だけ発熱させて、袋36を溶着するとと もに、この袋36を溶断する。この袋36の溶断により、袋36が2分割される が、袋36の下側の部分は、汚物を密封して、開かれた各載置板11,14の間 から筐体31の引出し39の中へと落下する。
【0026】 この後、各モータ21,22を再び作動して、各旋回アーム23,24を回転 させることにより、各挟持帯4,6を開いて、各載置板11,14を閉じ、初期 の状態に戻す。この状態では、新たなビニールの袋を袋用枠33に通して、この 袋36を取り付ける。
【0027】 このような処理は、繰り返され、この度に、汚物を密封した袋が引出し39に 溜められる。引出し39が満杯になれば、この引出し39を開いて、ここに溜め られた各袋を廃棄する。
【0028】 ここで、この実施例の装置においては、各載置板11,14を開くことにより 、溶断された袋の下側部分を自然落下させている。したがって、この装置は、図 7に示す従来の簡易トイレのようにチューブを引き下げるためのローラを必要と せず、その高さを低くできる。また、各載置板11,14から各挟持帯4,6ま での間で、汚物を密封しているので、両者の間を汚物の密封に過不足ない距離に 設定して、この装置の高さを必要最小限に抑えることができる。
【0029】 また、各載置板11,14と各挟持帯4,6を連動させる機構は、図7に示す 従来の簡易トイレにおける各挟持板と各ローラの連動機構と比較して、簡単な構 成であるため、コストの低減を図ることができる。
【0030】 なお、図5に示す器具は、病院、美容院、実験室、台所等に設置して、多様な ものを密封するために利用できる。
【0031】 図6には、この実施例の装置の他の適用例として、簡易トイレが示されている 。この簡易トイレでは、この装置の支持枠1を筐体41の内壁に固定し、便座4 2の穴を両側から挟むように各挟持帯4,6を配置している。この便座42の穴 にビニールの袋43を通して、この袋43を各載置板11,14に載置し、この 袋43の開口端を便座42の縁に引っ掛ける。
【0032】 この筐体41の上側の縁には、蓋44が開閉自在に取り付けられ、この筐体4 1の下側には、引出し45が設けられている。
【0033】 この簡易トイレを利用するには、便座42に座って用を足し、ボタン46を押 下する。これに応答して、各挟持帯4,6が閉じて、各載置板11,14が開き 、挟持帯4のヒーターが発熱される。これにより、袋43が溶着されるとともに 、この袋43が溶断され、袋に排泄物が密封されて、開かれた各載置板11,1 4の間から汚物を密封した袋が落下する。
【0034】 ところで、この実施例の装置は、ビニールの袋だけでなく、図7に示すビニー ルのチューブ101を利用できる。このチューブ101を利用する場合、チュー ブ101を環状に折り畳んで、この環状に折り畳まれたチューブ101を各挟持 帯4,6の上方に配置する。そして、このチューブ101を各挟持帯4,6の間 に導入し、各挟持帯4,6を一端閉じて、挟持帯4のヒーター38を発熱させる ことにより、チューブ101の下端を封止する。更に、各挟持帯4,6を開いて 、各載置板11,14を閉じ、チューブ101の下端を各載置板11,14まで 引き降ろしておく。この状態で、汚物をチューブ101に投入する。
【0035】 この後、各挟持帯4,6を閉じて、各載置板11,14を開き、チューブ10 1を溶着するとともに溶断すれば、汚物を密封した袋が各載置板11,14の間 から落下する。このとき、チューブ101の下端が封止されるので、この下端を 各載置板11,14まで引き降ろして、次の密封処理に備える。
【0036】
【効果】 以上説明したように、この考案に係わる密封処理装置によれば、各挟持帯は、 袋の口の部位を挟み込み、この袋の口を溶着するとともに袋を溶断する。これに 伴い、各載置板が開かれ、この袋が各載置板の間から落下する。
【0037】 この密封処理装置で使用される袋としては、連続した長いチューブ、あるいは 一般的なビニール袋のどちらでも構わない。また、この密封処理装置は、図7に 示す従来の簡易トイレのようにチューブを引き下げるためのローラを必要とせず 、その高さを低くできる。さらに、この密封処理装置の構成が簡単であるから、 コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる密封処理装置の一実施例を示
す斜視図
【図2】この実施例の装置を側方から見て概略的に示す
【図3】この実施例の装置における各挟持帯を開き、各
載置板を閉じたときの状態を示す斜視図
【図4】この実施例の装置における各挟持帯を閉じ、各
載置板を開いたときの状態を示す斜視図
【図5】この実施例の装置を適用した器具の一例を示す
斜視図
【図6】この実施例の装置を適用した簡易トイレの外観
を示す斜視図
【図7】従来の簡易トイレを示す斜視図
【符号の説明】
1 支持枠 2,3 レール 4,6 挟持帯 5,7 滑動部 8,9,12,13 揺動アーム 11,14 載置板 21,22 モータ 23,24 旋回アーム 25,26 連結アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の袋の口を開いた状態で、こ
    の袋を支持し、この袋に被処理物を入れた後に、この袋
    の口を溶着する密封処理装置において、 1組の挟持帯の両側をそれぞれのレールに沿って滑動さ
    せて、各挟持帯を開閉自在に支持し、 各挟持帯の少なくも一方にヒーターを設け、 各挟持帯の下方に1組の載置板を配置し、各載置板をそ
    れぞれのアームを介して各挟持帯に連結して、これらの
    アームを各載置板と各挟持帯の間で軸支し、これにより
    各挟持帯と各載置板を連動させて、各挟持帯を開いたと
    きに、各載置板 を閉じ、各挟持帯を閉じたときに、各載置板を開き、各
    挟持帯を開いた状態では、各挟持帯の間に袋を通して、
    この袋を閉じられた各載置板に載置し、各挟持帯を閉じ
    た状態では、各挟持帯の間に袋を挟み込み、ヒーターを
    発熱させて、袋の口を溶着するとともに袋を溶断し、溶
    断された袋を開かれた各載置板の間から落下させる密封
    処理装置。
JP5457993U 1993-10-07 1993-10-07 密封処理装置 Pending JPH0723704U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08175603A (ja) * 1994-08-26 1996-07-09 David C Richards パッキング装置
KR102041797B1 (ko) * 2018-12-26 2019-11-07 주식회사 스테리원 비닐봉투 밀봉 절단 장치
KR102063063B1 (ko) * 2019-03-07 2020-01-07 (주)테바 냄새 차단 기능을 가지는 쓰레기통
JP2023518643A (ja) * 2020-01-28 2023-05-08 クリニシール リミテッド 不潔物清掃、収集および密封デバイス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63160901A (ja) * 1986-12-23 1988-07-04 菊池 昭二 厨房用ゴミ処理機

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