JPH07223617A - 密封処理装置 - Google Patents

密封処理装置

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JPH07223617A
JPH07223617A JP6012783A JP1278394A JPH07223617A JP H07223617 A JPH07223617 A JP H07223617A JP 6012783 A JP6012783 A JP 6012783A JP 1278394 A JP1278394 A JP 1278394A JP H07223617 A JPH07223617 A JP H07223617A
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tube
opening
rollers
roller
closing
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Masayuki Nakaya
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B51/00Devices for, or methods of, sealing or securing package folds or closures; Devices for gathering or twisting wrappers, or necks of bags
    • B65B51/10Applying or generating heat or pressure or combinations thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B9/00Enclosing successive articles, or quantities of material, e.g. liquids or semiliquids, in flat, folded, or tubular webs of flexible sheet material; Subdividing filled flexible tubes to form packages
    • B65B9/10Enclosing successive articles, or quantities of material, in preformed tubular webs, or in webs formed into tubes around filling nozzles, e.g. extruded tubular webs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65FGATHERING OR REMOVAL OF DOMESTIC OR LIKE REFUSE
    • B65F1/00Refuse receptacles; Accessories therefor
    • B65F1/04Refuse receptacles; Accessories therefor with removable inserts
    • B65F1/06Refuse receptacles; Accessories therefor with removable inserts with flexible inserts, e.g. bags or sacks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65FGATHERING OR REMOVAL OF DOMESTIC OR LIKE REFUSE
    • B65F1/00Refuse receptacles; Accessories therefor
    • B65F1/14Other constructional features; Accessories
    • B65F1/1426Housings, cabinets or enclosures for refuse receptacles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Refuse Receptacles (AREA)
  • Package Closures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高さを低くして、小型化を図ることが可能な
密封処理装置を提供する。 【構成】 チューブ66は、その両側を各第1ローラ1
3の間と各第2ローラ14の間に挟み込まれ、その下端
を各挟持板41,43の間に挟み込まれ、この下端を封
止される。屎尿をチューブ66に溜めた状態で、各第1
ローラ13と各第2ローラ14が回転しつつ、各挟持板
41,43が開閉し、チューブ66の下端が各挟持板4
1,43の下方に引き下げられる。この後、挟持板43
のヒーター45が一時的に発熱して、チューブ66が溶
着かつ溶断される。この溶断されたチューブ66の部
分、つまり袋には、屎尿が密封され、この袋が落ちる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴミや屎尿等を密封
する密封処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、図12に示すよ
うな簡易式トイレがある。この簡易式トイレでは、ビニ
ールのチューブ101を環状に折り畳んで、チューブ1
01を漏斗型の筒体102の周囲に配設し、チューブ1
01を筒体102の上方から下方へと導いている。筒体
102の下方には、一対の開閉板103が設けられてお
り、各開閉板103の間にチューブ101を挟み込んで
いる。各開閉板103の縁には、それぞれのヒーターが
設けられている。これらのヒーターを一時的に発熱させ
て、チューブ101を溶着し、チューブ101を封止す
る。
【0003】各開閉板103の下方には、2組のローラ
104,105が配設されている。右側の1組のローラ
104は、チューブ101の右側を挟み込み、左側の1
組のローラ105は、チューブ101の左側を挟み込ん
でいる。
【0004】ここで、便座106からチューブ101の
内側に屎尿が落下すると、この屎尿は、チューブ101
の封止部位の上、つまり各開閉板103の上に溜まる。
この状態で、ペダル107を踏み込むと、これに応答し
て、各開閉板103が開くとともに、2組のローラ10
4,105が回転して、チューブ101を引き下げる。
このチューブ101の引き下げは、チューブ101の内
側の屎尿が各開閉板103の下側に来るまで行われる。
この後、各開閉板103が閉じて、各開閉板103のヒ
ーターが発熱し、チューブ101を封止する。したがっ
て、チューブ101の内側の屎尿は、上下の2つの封止
部位の間で密封される。
【0005】このような処理は、繰り返され、屎尿を密
封したチューブ101が容器108に貯められる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、各開閉板103の上方に筒体102を突
設し、これらの開閉板103の下方に2組のローラ10
4,105を配設し、これらのローラ104,105の
下方に,容器108を配置する構造、つまり筒体10
2、各開閉板103、2組のローラ104,105、容
器108が重なる構造であって、全体の高さが嵩張り、
小型化できなかった。
【0007】このため、高層ビルの建設に用いられるタ
ワークレーンや、キャンピングカー、つまり簡易式トイ
レの小型化が要求される場所に、この簡易式トイレを設
置するのが困難であった。
【0008】そこで、この発明の課題は、高さを低くし
て、小型化を図ることが可能な密封処理装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明においては、相互に圧接した状態で、連動
して回転する1組の第1ローラ、および各第1ローラに
対して間隔を空けて配置され、相互に圧接した状態で、
連動して回転する1組の第2ローラと、各第1ローラお
よび各第2ローラの上方に配置され、合成樹脂製シート
からなり、手繰り寄せて環状に折り畳んだチューブと、
各第1ローラおよび各第2ローラの下方に配置され、相
互に開閉する一対の開閉体と、相互に接触する各開閉体
の縁のうちの少なくとも一方に固定された帯状の発熱体
と、チューブの両側を各第1ローラの間および各第2ロ
ーラの間に挟み込んだ状態で、各第1ローラおよび各第
2ローラを回転させるとともに、各開閉体を開閉させ
て、このチューブを引き下ろし、各開閉体が閉じたとき
に、帯状の発熱体を発熱させて、このチューブを溶着す
る駆動制御手段とを備えている。
【0010】また、この発明においては、各開閉体は、
これらの開閉体上に移動自在に支持された一対の挟持部
と、相互に接近する方向に各挟持部を付勢するそれぞれ
の付勢部とを備え、帯状の発熱体は、各挟持部の縁のう
ちの少なくとも一方に固定され、各開閉体が相互に接近
した状態で、各挟持部は、各付勢部によって付勢され、
帯状の発熱体を介して相互に押し合う。
【0011】さらに、この発明においては、各挟持部が
帯状の発熱体を介して閉じたことを検出する検出手段を
更に備え、駆動制御手段は、この検出手段の検出出力に
応答して、帯状の発熱体を発熱させている。
【0012】
【作用】この発明によれば、チューブの両側を各第1ロ
ーラの間および各第2ローラの間に挟み込んだ状態で、
各第1ローラおよび各第2ローラを回転させるととも
に、各開閉体を開閉させて、このチューブを引き下ろ
し、各開閉体が閉じたときに、帯状の発熱体を発熱させ
て、このチューブを溶着している。このようなチューブ
の引き下ろしと、溶着が繰り返されるので、ゴミや屎尿
等をチューブに入れると、ゴミや屎尿等がチューブに密
封される。
【0013】ここで、ゴミや屎尿等を入れるために利用
されるスペースは、閉じられた各開閉体の上にあって、
各第1ローラと各第2ローラの間に挟まれる。このスペ
ースは、上記従来の装置においては筒体102が占有す
るスペースに相当する。この従来の装置では、筒体10
2と2組のローラ104,105が異なるそれぞれのス
ペースを占有する。これに対して、この発明では、ゴミ
や屎尿等を入れるために利用されるスペースと、各第1
ローラと各第2ローラのスペースが相互に重なり合い、
このために高さが低くなる。
【0014】また、この発明によれば、各開閉体は、一
対の挟持部と、それぞれの付勢部からなる。各開閉体が
相互に接近した状態で、各挟持部は、各付勢部によって
付勢され、相互に押し合う。これにより、各挟持部の間
に、適宜の力で、チューブを確実に挟み込むことができ
る。
【0015】さらに、この発明によれば、駆動制御手段
は、検出手段の検出出力に応答して、帯状の発熱体を発
熱させている。すなわち、各挟持部が閉じたことを確認
してから、帯状の発熱体を発熱させている。これによ
り、チューブの封止を確実に行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0017】図1は、この発明の密封処理装置の一実施
例を示している。この密封処理装置は、駆動機構部1
と、この駆動機構部1を制御するコントロール部2から
なり、これらの駆動機構部1とコントロール部2を電気
的に接続している。
【0018】図2は、駆動機構部1を上方から見て示し
ており、その支持枠体3が破断されている。この支持枠
体3は、二重壁構造の各側壁4,5を持ち、これらの側
壁4,5に、4組の軸受け6,7,8,9を設けてい
る。最も右側の各軸受け6は、駆動軸11を軸支し、最
も左側の各軸受け9は、連動軸12を軸支している。ま
た、側壁4の各軸受け7,8は、1組の第1ローラ13
の軸を軸支し、側壁5の各軸受け7,8は、1組の第2
ローラ14の軸を軸支している。
【0019】側壁4には、駆動軸11に固定された駆動
ギヤ15、各第1ローラ13の軸に固定された各連動ギ
ヤ16が内蔵されている。同様に、側壁5には、駆動軸
11に固定された駆動ギヤ17、各第2ローラ14の軸
に固定された各連動ギヤ18が内蔵されている。
【0020】また、側壁4には、各支持脚19を介して
モータ20が取り付けられている。このモータ20の回
転軸は、回転調整部21を介して駆動軸11に連結され
ている。このモータ20によって駆動軸11が回転され
ると、側壁4の駆動ギヤ15と各連動ギヤ16が回転す
るとともに、側壁5の駆動ギヤ17と各連動ギヤ18が
回転する。これにより、各第1ローラ13が回転すると
ともに、各第2ローラ14が回転する。
【0021】駆動軸11と連動軸12は、2枚の傾斜板
22の一端を貫通して、これらの傾斜板22を揺動自在
に支持している。
【0022】駆動軸11は、側壁5から突出して、回転
カム23に連結されている。図3は、側壁5を側方から
見て示している。この図3から明らかなように、回転カ
ム23がロッド24を介して揺動カム25に連結され、
この揺動カム25が各ロッド26,27を介して2つの
開閉部28,29に連結されている。
【0023】また、側壁4では、連動軸12が揺動カム
31に連結されており、この揺動カム31は、側壁5の
揺動カム25と同様に、各ロッド32,33を介して2
つの開閉部28,29に連結されている。
【0024】開閉部28は、その両側に、各側板36を
持つ。これらの側板36の内側には、各滑動体(図示せ
ず)が設けられている。また、各側壁4,5には、断面
形状がU字型の各レール37,38が設けられている。
開閉部28の各側板36の滑動体が各レール37,38
に嵌まり込み、これにより開閉部28が移動自在に支持
されている。
【0025】同様に、開閉部29の各側板39の内側に
は、各滑動体(図示せず)が設けられ、これらの滑動体
が各レール37,38に嵌まり込み、これにより開閉部
29が移動自在に支持されている。
【0026】また、開閉部28は、挟持板41を移動自
在に支持し、この挟持板41をバネ42によって左方向
に付勢している。ただし、バネ42の弾性力によって、
挟持板41が開閉部28から飛び出して外れないよう
に、挟持板41の移動範囲を制限する。
【0027】同様に、開閉部29は、挟持板43を移動
自在に支持し、この挟持板43をバネ44によって右方
向に付勢している。
【0028】これにより、各挟持板41,43は、相互
に押し合う。一方の挟持板43の縁には、帯状のヒータ
ー45が固定されているので、各挟持板41,43が帯
状のヒーター45を介して相互に押し合うこととなる。
【0029】ここで、駆動軸11と共に、側壁5の回転
カム23が回転すると、ロッド24が押し引きされて、
側壁5の揺動カム25および側壁4の揺動カム31が揺
動する。これに伴い、側壁5の各ロッド26,27が相
互に逆方向に押し引きされるとともに、側壁4の各ロッ
ド32,33が相互に逆方向に押し引きされて、各開閉
部28,29が開閉される。
【0030】図3は、各開閉部28,29が閉じた状態
を示しており、各挟持板41,43がヒーター45を介
して相互に押し合っている。また、図5は、各開閉部2
8,29が充分に開いた状態を示している。
【0031】一方、この密封処理装置のコントロール部
2は、図1に示すような操作パネル51を持つ。この操
作パネル51には、電源スイッチ52、作動スイッチ5
3、ダウンカウンタ54、異常表示ランプ55、リセッ
トスイッチ56、および電源コード57等が配置されて
いる。
【0032】このコントロール部2では、図7に示すよ
うに電源コード57を商用交流電源に接続し、電源スイ
ッチ52をオンにすると、電圧源58から制御回路59
へと電力が供給される。この制御回路59は、この密封
処理装置を制御する。
【0033】いま、作動スイッチ53をオンにすると、
制御回路59は、モータ20を起動し、回転調整部21
を通じて駆動軸11を回転させる。
【0034】ここで、回転調整部21の外周には、凹部
が形成されており、この凹部によって、リミットスイッ
チ60がオンにされる。つまり、リミットスイッチ60
は、回転調整部21の外周に接触しており、この接触点
が回転調整部21の凹部にあるときにだけ、リミットス
イッチ60がオンとなる。
【0035】モータ20の起動時には、リミットスイッ
チ60の接触点が回転調整部21の凹部にあり、リミッ
トスイッチ60がオンである。モータ20が回転して、
リミットスイッチ60の接触点が回転調整部21の凹部
から外れると、リミットスイッチ60がオフとなる。
【0036】駆動軸11が1回転して、リミットスイッ
チ60の接触点が回転調整部21の凹部に戻ると、リミ
ットスイッチ60が再びオンとなる。これに応答して、
制御回路59は、モータ20を停止して、ダウンカウン
タ54の計数値を1つ繰り下げる。また、制御回路59
は、挾持板43に固定されている帯状のヒーター45
に、パルス状の電流を流し、このヒーター45を一時的
に発熱させる。
【0037】この駆動軸11の1回転に際し、各第1ロ
ーラ13と各第2ローラ14が所定の角度だけ回転す
る。また、駆動軸11の回転カム23が1回転するの
で、側壁5の揺動カム25および側壁4の揺動カム31
が1往復だけ揺動し、各開閉部28,29が1回だけ開
閉する。
【0038】したがって、作動スイッチ53をオンにす
ると、各第1ローラ13と各第2ローラ14が所定の角
度だけ回転し、各開閉部28,29が1回だけ開閉し、
開閉部29の挟持板43のヒーター45が一時的に発熱
し、ダウンカウンタ54の計数値が1つ繰り下がる。
【0039】さて、このような構成の密封処理装置は、
図8乃至図11に示すような簡易式トイレに適用され
る。
【0040】この簡易式トイレでは、コントロール部2
が筐体61の側壁に装着され、駆動機構部1が筐体61
の内部に配設されている。この筐体61の上側には、内
枠62と外枠63が順次被せられており、便器64が内
枠62の中央の孔に突設され、この便器64の便座部分
64aが外枠63によって囲まれている。外枠63に
は、開閉蓋65が開閉自在に枢支されている。
【0041】便器64の外周には、環状の室が形成され
ており、この室に、環状に折り畳んだチューブ66が配
置されている。このチューブ66は、合成樹脂製のシー
トからなり、このチューブ66を手繰り寄せて環状に折
り畳んでいる。この環状に折り畳まれたチューブ66を
配置するときには、外枠63を取り外して、この環状の
チューブ66を内枠62に載せる。そして、チューブ6
6の端を引き出して、チューブ66を便器64の便座部
分64aの上から便器64の内側を介して駆動機構部1
へと導いておく。この後に、外枠63を被せる。
【0042】このチューブ66は、各傾斜板22の間を
通り、その両側を各第1ローラ13の間と各第2ローラ
14の間に挟み込まれ、その下端を各開閉部28,29
のそれぞれの挟持板41,43の間に挟み込まれて、こ
の下端を封止される。
【0043】いま、便器64の内側に屎尿を落とし込む
と、チューブ66の下端が封止されているので、図4に
示すように、屎尿67がチューブ66に溜まる。次に、
コントローラ部2の作動スイッチ53をオンにすると、
各第1ローラ13と各第2ローラ14が回転しつつ、各
開閉部28,29が開く。これにより、図6に示すよう
に、チューブ66の下端が各開閉部28,29の下方に
引き下げられる。
【0044】引き続いて、各第1ローラ13と各第2ロ
ーラ14が回転しつつ、各開閉部28,29が閉じる
と、屎尿の上方の部位で、チューブ66が各開閉部2
8,29のそれぞれの挟持板41,43の間に挟み込ま
れる。この状態で、各第1ローラ13と各第2ローラ1
4の回転と、各開閉部28,29の開閉が停止する。
【0045】このとき、挟持板43の帯状のヒーター4
5が発熱され、チューブ66が溶着かつ溶断される。こ
の溶断されたチューブ66の部分、つまり袋には、屎尿
が密封され、この袋が容器68に落ちる。
【0046】以降同様に、便器64の内側に屎尿を落と
し込み、コントローラ部2の作動スイッチ53をオンに
すると、チューブ66が引き下げられて、屎尿の上方の
部位で、チューブ66が溶断され、屎尿を密封した袋が
容器68に落ちる。
【0047】このようなチューブ66の引下げと溶断の
度に、ダウンカウンタ54の計数値が1つずつ繰り下げ
られる。ここで、各第1ローラ13と各第2ローラ14
が回転する角度は、一定なので、チューブ66を引き下
げる長さが決まっている。この引き下げる長さと、チュ
ーブ66の全長によって、トイレの全使用回数が定ま
る。このため、このチューブ66を配置するときに、ダ
ウンカウンタ54の初期値として、トイレの全使用回数
を設定しておけば、ダウンカウンタ54の計数値が零に
なったときに、チューブ66を使い果たしたことを察知
できる。
【0048】また、制御回路59は、作動スイッチ53
がオンにされると、予め定められた許容時間の計時を開
始し、この許容時間内に、回転調整部21の1回転が終
了して、リミットスイッチ60がオンになったか否か、
つまり各開閉部28、29の1回の開閉が終了したか否
かを判定している。この許容時間内に、リミットスイッ
チ60がオンになり、各開閉部28、29の1回の開閉
が終了したと判定されると、制御回路59は、挾持板4
3の帯状のヒーター45を発熱させることとなる。
【0049】この許容時間内に、リミットスイッチ60
がオンにならず、各開閉部28、29の1回の開閉が終
了していないと判定されると、制御回路59は、挾持板
43の帯状のヒーター45を発熱させない。これは、各
挾持板41、43が完全に閉じていない状態で、帯状の
ヒーター45を発熱させると、チューブ66が破れるた
めである。この場合、制御回路59は、異常表示ランプ
55を点燈する。これにより、利用者は、動作不良に速
やかに対処することができる。
【0050】なお、リミットスイッチ60のオンに基づ
いて、各開閉部28、29が開閉したか否かを判定せ
ず、各挾持部41、43が閉じたことを検出するセンサ
を付設すれば、より確実な判定が可能になる。
【0051】ところで、この実施例の密封処理装置で
は、各開閉部28,29の上で、屎尿をチューブ66に
入れており、このスペースが各第1ローラ13と各第2
ローラ14の間に挟まれる。このため、図12に示す従
来の装置と比較すると、装置の高さを低くできる。
【0052】また、各開閉部28,29の上方に、各第
1ローラ13と各第2ローラ14を配設する構造である
からこそ、チューブ66の溶着だけでなく、このチュー
ブ66の溶断が可能になっている。この溶断によって形
成された各袋は、容器68内で、適宜に分散するので、
この容器68への収納効率が良くなる。
【0053】これに対して、図12に示す従来の装置で
は、各開閉板103の下方に、2組のローラ104,1
05を配設する構造であるから、チューブを一旦溶断し
てしまうと、各ローラによって、チューブを連続的に引
き下ろすことができなくなる。このため、チューブを溶
断できない。この連続したチューブは、嵩張るので、収
納効率が悪いという欠点がある。
【0054】なお、各第1ローラ13と各第2ローラ1
4を回転させるための機構や、各開閉部28,29を開
閉させるための機構等は、様々に変形することができ
る。
【0055】また、ここでは、屎尿の密封を例示してい
るが、台所のゴミ、実験室や病院の廃棄物、あるいは食
品や衣料品を密封するために、この発明を適用できる。
要するに、密封される物品の種類によって、この発明が
限定されることはない。
【0056】
【効果】以上説明したように、この発明においては、各
第1ローラと各第2ローラの下方に、各開閉体を配置す
る構造であるから、ゴミや屎尿等を入れるために利用さ
れるスペースと、各第1ローラと各第2ローラのスペー
スが相互に重なり合う。このため、装置の高さを低く抑
えることができる。
【0057】また、各開閉体が相互に接近した状態で、
各挟持部は、各付勢部によって付勢され、相互に押し合
う。このため、各挟持部の間には、適宜の力で、チュー
ブが確実に挟み込まれる。
【0058】さらに、各挟持部が閉じなければ、帯状の
発熱体を発熱させないので、密封の失敗を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の密封処理装置の一実施例を示す斜視
【図2】図1の装置の駆動機構部を上方から見て示す図
【図3】図2の駆動機構部の動作を説明するために用い
られた図
【図4】図2の駆動機構部の動作を説明するために用い
られた図
【図5】図2の駆動機構部の動作を説明するために用い
られた図
【図6】図2の駆動機構部の動作を説明するために用い
られた図
【図7】図1の装置のコントロール部を示すブロック図
【図8】図1の装置を適用した簡易式トイレを示す斜視
【図9】図8のトイレを示す平面図
【図10】図8のトイレを示す正面図
【図11】図8のトイレを示す側面図
【図12】従来の簡易式トイレを示す斜視図
【符号の説明】
1 駆動機構部 2 コントロール部 3 支持枠体 13 第1ローラ 14 第2ローラ 20 モータ 22 傾斜板 28,29 開閉部 41,43 挟持板 45 ヒーター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に圧接した状態で、連動して回転す
    る1組の第1ローラ、および各第1ローラに対して間隔
    を空けて配置され、相互に圧接した状態で、連動して回
    転する1組の第2ローラと、 各第1ローラおよび各第2ローラの上方に配置され、合
    成樹脂製シートからなり、手繰り寄せて環状に折り畳ん
    だチューブと、 各第1ローラおよび各第2ローラの下方に配置され、相
    互に開閉する一対の開閉体と、 相互に接触する各開閉体の縁のうちの少なくとも一方に
    固定された帯状の発熱体と、 チューブの両側を各第1ローラの間および各第2ローラ
    の間に挟み込んだ状態で、各第1ローラおよび各第2ロ
    ーラを回転させるとともに、各開閉体を開閉させて、こ
    のチューブを引き下ろし、各開閉体が閉じたときに、帯
    状の発熱体を発熱させて、このチューブを溶着する駆動
    制御手段とを備える密封処理装置。
  2. 【請求項2】 各開閉体は、これらの開閉体上に移動自
    在に支持された一対の挟持部と、相互に接近する方向に
    各挟持部を付勢するそれぞれの付勢部とを備え、 帯状の発熱体は、各挟持部の縁のうちの少なくとも一方
    に固定され、 各開閉体が相互に接近した状態で、各挟持部は、各付勢
    部によって付勢され、帯状の発熱体を介して相互に押し
    合う請求項1に記載の密封処理装置。
  3. 【請求項3】 各挟持部が帯状の発熱体を介して閉じた
    ことを検出する検出手段を更に備え、 駆動制御手段は、この検出手段の検出出力に応答して、
    帯状の発熱体を発熱させる請求項2に記載の密封処理装
    置。
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