JP2004261530A - 移動トイレ装置 - Google Patents
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
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Abstract
【課題】本発明は移動トイレ装置、およびトイレ装置使用後にフォイルをヒートシールする一列の廃棄パッケージを形成する方法を提供する。
【解決手段】移動トイレ装置はトイレ部、収集ボックス、フォイル供給手段、ヒートシール手段およびベースを含む。トイレ槽が上リングおよび下リングと組み合わせてフォイルにより形成されている。フォイルはフォイルカセットから供給手段により供給される。廃棄パッケージ列において、空バックがヒートシールにより廃棄パッケージ間に形成される。
【選択図】 図2
【解決手段】移動トイレ装置はトイレ部、収集ボックス、フォイル供給手段、ヒートシール手段およびベースを含む。トイレ槽が上リングおよび下リングと組み合わせてフォイルにより形成されている。フォイルはフォイルカセットから供給手段により供給される。廃棄パッケージ列において、空バックがヒートシールにより廃棄パッケージ間に形成される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、施設および家庭においてヘルスケアに使用できるトイレ装置に関する。更に、本発明は一列の廃棄パッケージを形成する方法を含む。前記廃棄パッケージ列は続いて分離パッケージに分割できるものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的ヘルスケアおよび家庭の老人ケアにおいて、トイレ状況はしばしば満足できるように解決されていない。その理由は、病室用トイレがないとかまたは職員に時間がない等にある。更に、患者を監督するために排泄物のサンプルの採取が所望される場合がある。同様に、最近では、患者に投与された幾つかの製薬の痕跡が排泄物に存在することが観察されている。これらの排泄物が、下水管に流される場合、無傷で下水処理を通過し、終局的に動物相が影響を受ける環境に到達する。開放状態で保存される場合、有害物質が空気中に拡散されることになる。
【0003】
今日、しばしば病人用便器が使用されるが、これは患者にとって不便であり、労力集中を必要とし、かつ内容物が従来下水管に流される場合には汚染問題を生じる。更に、患者をトイレに運搬して下水に連結された従来トイレの上に設置できる車椅子を使用することが知られている。これは労力集中を必要としかつ環境を汚染する。更に、化学物質を充填した採集タンクを備えたトイレの使用が知られている。これは患者および関係者の両者に不衛生でありかつ環境に有害である。同様に、凍結トイレの使用が知られている。これは患者に不便でありかつ廃棄の問題を生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題の一つは病棟等で使用できるトイレシステムもしくはトイレ装置を提供することである。かかるトイレシステムは容易に運搬できかつ患者および患者をサポートする人に便利でなければならない。機能不全の如何なる危険も可能な限り大幅に回避さなければならない。
【0005】
本発明の他の課題は患者を監督するためにサンプル採取を可能にすることである。
【0006】
本発明の他の課題は、潜在的環境汚染を回避するために通常の下水管へ排泄物を通常は流さないことである。その代わりに、排泄物は焼却炉で焼却されなければならない。
【0007】
更に、本発明の課題は、病棟、家庭等で使用できる無臭トイレを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するための本発明によるトイレ装置は移動可能トイレ装置であって、トイレ部、収集ボックス、フォイル用供給手段、ヒートシール手段、およびベースを含む。トイレ槽は上リングおよび下リングに組み合わせたフォイルで形成されている。前記フォイルはフォイルカセットから供給される構成である。
【0009】
好適形態において、前記フォイル用供給手段はフォイルを前進させるために前記下リングの下方の所定位置に設置された二対の供給車輪を含み、かつ前記フォイル用供給装置はシャフトを介して電動モータにより駆動し、前記シャフトは前記供給車輪に各々が連結された一対の歯車と各外端で噛み合う歯車を有する。
【0010】
好適形態において、前記上リングは円形であり、前記下リングは前記供給車輪の各対の上方の所定位置で頂点が終端する多角形であり、かつ複数のロッドまたはプレートが前記上リングと前記下リングとの間に配置されている。
【0011】
好適形態において、前記ヒートシール手段は第一および第二インパルスヒートシール棒を含む。
【0012】
好適形態において、前記インパルスヒートシール棒はヒートシール時に上下の位置関係で設置され、かつ前記インパルスヒートシール棒の活性面はヒートシール時に実質的水平位置にある。
【0013】
好適形態において、前記インパルスヒートシール棒は電動モータ、ならびに第一アーム、第二アーム、リンク機構およびインパルスヒートシール棒を受ける二つの歯車を含む装置に各端部で連結されたシャフトによって運動する構成である。
【0014】
好適形態において、センサおよびバネが各リンク機構と第二アームとの間に連結されている。
【0015】
好適形態において、前記収集ボックス)は、フォイルにより形成されかつヒートシールされた廃棄パッケージを受けるために前記ベースの所定位置に設置されている。
【0016】
好適形態において、前記トイレ部は前記ベースに折り畳み可能に取り付けられている。
【0017】
好適形態において、プレートが前記トイレ部の壁に各供給車輪に隣接して取り付けられ、かつ前記プレートは各供給車輪の下の形状の外側に形状を有する。
【0018】
好適形態において、インパルスヒートシール棒の位置をモニタするために一またはそれ以上のカムが前記ヒートシール手段のシャフト上に配置され、かつ前記カムおよび前記センサの信号は電気モニタを制御するために制御カードへ送信される構成である。
【0019】
本発明は、更に、廃棄パッケージを形成する方法を提供し、本発明による廃棄パッケージ形成方法は、前記廃棄パッケージをその両側でヒートシールしてフォイル管に形成し、かつ空バッグを、前記廃棄パッケージと交互に配置して列を形成するように、前記廃棄パッケージ間に形成することを特徴とする。
【0020】
好適形態において、廃棄パッケージ形成方法は前記移動トイレ装置に使用される。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明によるトイレ装置はトイレ部1および車輪付きベース3を含む。フットレスト4、アームレスト5およびバックレスト6がトイレ部1上に配備されている。フットレスト4およびアームレスト5の両者は軸着されている。収集ボックス2がベース3に受けられている。
【0022】
トイレ部1は収集ボックス2、供給手段、フォイルの周囲カセット13を使用して形成されたトイレ槽12、ヒートシール手段およびフォイル用のカッティング装置17を含む。更に、トイレ装置は適宜位置に設置された電気コード36を受ける。トイレ部1は車輪付きベース3上に受けられる。通常状態において、座32および座カバー8はトイレ槽12の上部上に配備される。
【0023】
運搬を促進するために、一対の車輪33がベース3の下方後コーナに配備される。ベース3の前コーナには支柱34が配備される。このように、トイレ装置は車輪33を使用することにより移動するものであってよい。トイレ装置が所望位置にあるときに、トイレ装置は支柱34および車輪33上に設置される。当業者には、トイレ装置の可動性が幾つかの異なる方法で構成されてよいことが理解されるであろう。
【0024】
トイレ槽12は下リング14、上リング15、および可撓性フォイル16を含み、共にトイレ槽12を形成する。複数のロッド11が下リング14および上リング15間にそれぞれ固定設置される。図示されていない他の形態において、ロッド11は各側でプレートで置換されてよく、かかるプレートはロッド11の各側間の領域に対応して延在する。ロッド11、プレートまたは他の同様手段が使用されるか否かと関係なく、唯一フォイル16が前方後方領域に存在する。この構成により、尿の飛散の危険は実質的に低減する。図示形態において、上リング15は円形であり、他方下リング14は多角形である。下リング14は対峙する多角形の頂点に及ぶ中心矩形形態を有する。前記頂点は供給手段の一部である供給車輪18の僅かに外側で上方の所定位置で終端する。フォイル16は下リング14および上リング15の外側で下リング14の外側に設置されたフォイルカセット13から供給される。次に、フォイル16は上リング15の内側上方から供給され、かつ続いて下リング14の内側に供給される。下リング14の下で供給装置がフォイル16を受ける。供給装置については更に後述する。このようにして、フォイル16はトイレ槽12の領域内、即ち、下リング14と上リング15との間に管を形成する。トイレ槽12の両側を形成するフォイル16が可撓性である場合には、使用時の尿飛散の危険は主に解消される。
【0025】
フォイル供給装置は電動モータ37により作動する。電動モータ37はシャフト38を駆動する。シャフト38は各外端で歯車39に駆動可能に連結され、かつ各歯車39は一対の歯車40,41と噛み合う。各側のこれらの三つの歯車39,40,41は連続的に設置される。中間の歯車40、およびシャフト38から最も遠い位置の歯車41は、各々供給車輪18に連結されたシャフト44を有する。二つの供給車輪18は相互に隣接設置され、かつその供給車輪18間でフォイル16を前進させるために充分に近接している。二対の供給車輪18が下リング14の周辺で相互に対峙して設置される。このようにして、電動モータ37が作動するときに、供給車輪18はフォイル16を前進させる。供給車輪18は排泄物を受けるために最大に開放するように構成される。
【0026】
供給車輪18の内側に隣接して、薄いプレート19がトイレ部1の壁へ取り付けられる。薄いプレート19の上部の半径は供給車輪18の半径よりも小さく、数ミリであるが、プレート19の外形が供給車輪18の外側になるように、その下側で連続的拡大する。これにより、収集ボックス2が充満した場合にパッケージフォイル22の供給車輪18上での潜在的巻回を阻止する。
【0027】
排泄物を受けた後に、フォイル16の管はバック形態の廃棄パッケージ9に形成される。廃棄パッケージ9は、フォイル16の管が受けた排泄物の両側をヒートシールできるように形成される。廃棄パッケージ9の底を形成するヒートシールは前工程で形成され、かつ排泄物を受けるために底を形成する。使用後に、廃棄パッケージ9は、その上部がヒートシールされるように形成される。そこで、フォイル16が短距離を前進し、新規ヒートシールが行なわれた後に空バック10を形成する。空バック9の上ヒートシールは次の廃棄パッケージ9の下ヒートシールを形成する。このようにして、使用時に廃棄パッケージ9と空バック10が交互に配置されて一体化された長い連続列が形成される。空バック10は、主に、所定廃棄パッケージ9が分析等のために必要とされる場合に廃棄パッケージ9の列をカットして使用される。廃棄パッケージ9と空バック10とを一体化した連続列は収集ボックス2に受けられる。収集ボックス2はトイレ部1の下で車輪付きベース3に所定位置で受けられる。
【0028】
他の形態として、廃棄パッケージ9の列は、形成後であってその廃棄パッケージ9が収集ボックス2に受けられる前に事実上自動的にカットされる。同様に、この場合、廃棄パッケージ9と空バック10の連続列は空バック10の所定位置でカットされる。
【0029】
ヒートシール装置はシャフト43を駆動する他の電動モータ42により作動する。シャフト43の各端領域で、第一アーム25が回転可能に連結される。即ち、第一アーム25はシャフト43により回転する。第一アーム25の自由端はリンク機構27に連結される。第二アーム28がリンク機構27へ一端で連結されかつ他端に第一インパルスヒートシール棒21を有する。更に、第二アーム28は歯車24へ枢軸回転自在に固定される。第二アーム28は歯車24に連動しかつピボット点26に軸着される。歯車24は他の歯車23と噛み合い、他の歯車23には第二インパルスヒートシール棒20が取り付けられる。各歯車の全サイクル中の一部のみがその運動の伝達に使用される。このようにして、幾つかの形態において、歯はかかる一部においてのみ配備され、かつ歯車23,24の残部は歯を具備しない。更に他の形態において、接触部分は円形以外の形態で形成される。電動モータ42によって、シャフト43および従って第一アーム25が回転する。第一アーム25の回転運動はリンク機構27および第二アーム28により、第二アーム28がピボット点26で枢軸回転自在に固定された歯車24へ伝達される。第二インパルスヒートシール棒20が取り付けられた歯車23は他の歯車24の回転により回転する。この回転は、第二インパルスヒートシール棒20がトイレ部1内に形成されたストッパに衝突するまで連続する(図6c参照)。このストッパはインパルスヒートシール棒20,21の端に対応する位置に配備されたプレート22により形成され、かつ図6aから6cに示されたような形態を有する。第二インパルスヒートシール棒20がストッパに衝突するときに、歯車23,24の回転は同様に停止する。しかし、第一アーム25は未だ電動モータ42により回転している。第一アーム25のかかる回転はバネ力に対するリンク機構27の回転に通じかつ第二アーム28は歯車24でピボット点26を中心に回転する。第一インパルスヒートシール棒21は、歯車23,24の回転が停止したときに実質的垂直に移動する。第二アーム28により形成される相対的に長いレバーによって、実質的力がヒートシール作業時にこのヒートシール棒に加わる。
【0030】
インパルスヒートシール棒20,21は通常は開放位置にある、即ち、相互から所定間隔をおく。インパルスヒートシール棒20,21の活性面を損傷する危険を回避するために、インパルスヒートシール棒20,21が相互に対して接近するときに、インパルスヒートシール棒20,21は、そのフランクが相互に向かって移動しかつ一方のインパルスヒートシール棒21が他方のインパルスヒートシール棒20の頂面上に位置するように、移動する。第二インパルスヒートシール棒20は円形運動パターンを有するが、第一インパルスヒートシール棒21は歯車24でピボット点26により非常に不規則なパターンで移動する。フォイル16はインパルスヒートシール棒20,21の運動によりインパルスヒートシール棒20,21間で移動する。このようにして、インパルスヒートシール棒20,21の活性面はヒートシール時に実質的水平位置である。図示形態において、第一インパルスヒートシール棒21の活性面は第二インパルスヒートシール棒21の活性面の上面上に設置される。当業者は二つのインパルスヒートシール棒20,21が上下の位置関係にあることが本発明に必須でないことを理解するであろう。更に、他の形態において、インパルスヒートシール棒20,21はヒートシール時に横並びにされてよく、この場合、インパルスヒートシール棒20,21の活性面は棒の側面が対面するように設置される。インパルスヒートシール棒20がその端位置に達して停止するときに、上のインパルスヒートシール棒21は連続的に下方への運動を続けてフォイル16を大きな力で付勢すると同時にそのパッケージをヒートシールする。これは二つのアーム25と28との間に取り付けたバネ負荷リンク機構27により可能である。
【0031】
インパルスヒートシール棒20,21が接近するときにその両者間で何らかの危険物体が圧搾される場合には、インパルスヒートシール棒20,21は直ちに停止しかつ開始位置に復帰する。図示形態において、これは、センサ31をインパルスヒートシール棒20,21の運動のために本装置のリンク機構27へ連結構成することにより達成される。インパルスヒートシール棒20,21の運動が妨害される場合に、リンク機構27は第二アーム28およびセンサ31から短距離だけ離れる方向へ回転する。そこで、フォイルが更に前進しかつ新規シーリングが試みられる。
【0032】
インパルスヒートシール棒20,21の運動装置のシャフト43上のカム30はインパルスヒートシール棒20,21の位置をモニタするために使用される。インパルスヒートシール棒20,21がヒートシール位置にあるときには、所定力がヒートシール工程に加わるべきであるので、その運動は直ちに停止されるべきでない。そのようにして、センサ31の信号はカム30により提供される検知位置に相関する。この反応は、インパルスヒートシール棒20,21がヒートシール位置にあるか、またはヒートシール棒20,21が並進運動時に障害に遭遇するかに依存する。
【0033】
使用後の「水洗(flushing)」のために、水洗ボタン7が適宜場所に設置される。水洗ボタン7が押されると、供給手段は管状パッケージフォイルをフォイルカセット13から前進させ、かつ排泄物がヒートシール部を通過した後にパッケージフォイルをヒートシールする。通常は、フォイル16は、フォイル16の前進する長さに対応する所定期間を前進する。他の形態において、フォイル16は水洗ボタン7が押される間前進する。このようにして、関与する職員は、フォイル16がヒートシールに適した位置まで前進したか否かを視覚的に制御できる。廃棄パッケージ9のヒートシール後に、フォイル16の他の小部分が前進しかつそこで連続的かつ自動的工程でヒートシールされる。このように、トイレへの訪問が、収集ボックス2内に受けられる、長い一体的列において空バック10を交互に配置した複数の廃棄パッケージ9の形成を可能にする。
【0034】
収集ボックス2を空にするために、または排出物のサンプルが更に運搬または分析のために必要とされる場合には、トイレ部1はベース3に対して折り畳まれる。係止装置(図示せず)が使用時および運搬時のトイレ部1の不本意な折り畳みを阻止するために装備される。係止装置はペダル35により解除される。廃棄パッケージ9の列は特に装備されるカッティング装置17により空バック10のところでカットされる。図示形態において、カッティング装置17は共働部分に作用するナイフ形態である。従って、かかるカッティング装置17は一対のハサミに類似する。図示ナイフは、一端で軸着されかつ他端でカットを可能にするためのノブを有する。図3において、廃棄パッケージ9の列をカットするためにトイレ部1の位置が図示されている。当業者は、カッティング装置が本発明から逸脱しない他の多くの異なる形態であってよいことを理解するであろう。カッティング装置17は実質的に自動でありかつカット手段としてナイフ等の代わりに熱が使用されてよい。加熱はヒートワイヤにより可能である。
【0035】
フォイル16の材料は病院に既存の焼却炉で焼却できる廃棄物を使用できる。通常は、フォイル16は異なるポリエチレン材料の混合物で形成される。パッケージ材料の焼却は基本的に二酸化炭素および水蒸気のみを発生するものである。
【0036】
制御カード29は機械を制御する。カム30およびセンサ31はその機能をモニタする制御カード29へ信号を送信する。センサ31はインパルスヒートシール棒20,21の運動のために本装置のリンク機構27の運動を検知するために所定位置に設置される。トイレ装置への動力供給は電気コード36により行なわれる。この動力供給は二つの電動モータ37,42、センサ31、およびトイレ装置の機能をモニタしかつ制御する制御カード29のために使用される。
【0037】
トイレ装置の使用を可能にするために、第一にトイレ部1の頂面が上昇する。トイレ部1の頂面と共に、トイレ座32が除去される。次に、トイレ槽12を形成する上リング15および下リング14が上昇する。上下リング15,14がロッド11またはプレートにより連結されるときに、上下リング15,14は一つのユニットとして上昇する。フォイル16のカセット13が下リング14の外側に設置される。次に、トイレ槽12を形成する上下リング15,14がトイレ部1内の所定位置へ戻される。そこで、フォイル16の端が上下リング15,14の外側でフォイルカセット13から上昇し、次に上リング15で下方へ回転する。そこで、フォイル16は供給車輪18へ向けて下方へ運ばれ、それによりフォイル16は供給車輪18により両側を把持され、かつ下方へ前進する。このようにして、フォイル16は上下リング15,14の内側で管の形態に形成され、かつトイレ槽12の側を形成する。最終的にトイレ装置を使用できるようにするために、フォイル16の管は供給装置下の領域でヒートシールされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトイレ装置の斜視図である。
【図2】一部を切り取った図1のトイレ装置の斜視図である。
【図3】異なる位置で示した図1のトイレ装置の斜視図である。
【図4】本発明によるトイレ装置のモータ部の平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿った断面図である。
【図6】(a)および(b)はIV−IV線に沿った断面図であり、異なる作業位置を示し、(c)は(a)および(b)に示された部分の詳細図である。
【図7】本発明によるトイレ装置により形成される廃棄パッケージの一体的列を示す図である。
【符号の説明】
1…トイレ部
2…収集ボックス
3…ベース
4…フットレスト
5…アームレスト
6…バックレスト
8…座カバー
9…廃棄パッケージ
10…空バック
12…トイレ槽
13…フォイルカセット
14…下リング
15…上リング
16…フォイル
17…カッティング装置
20,21…インパルスヒートシール棒
22…パッケージフォイル
31…センサ
33…車輪
34…支柱
【発明の属する技術分野】
本発明は、施設および家庭においてヘルスケアに使用できるトイレ装置に関する。更に、本発明は一列の廃棄パッケージを形成する方法を含む。前記廃棄パッケージ列は続いて分離パッケージに分割できるものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的ヘルスケアおよび家庭の老人ケアにおいて、トイレ状況はしばしば満足できるように解決されていない。その理由は、病室用トイレがないとかまたは職員に時間がない等にある。更に、患者を監督するために排泄物のサンプルの採取が所望される場合がある。同様に、最近では、患者に投与された幾つかの製薬の痕跡が排泄物に存在することが観察されている。これらの排泄物が、下水管に流される場合、無傷で下水処理を通過し、終局的に動物相が影響を受ける環境に到達する。開放状態で保存される場合、有害物質が空気中に拡散されることになる。
【0003】
今日、しばしば病人用便器が使用されるが、これは患者にとって不便であり、労力集中を必要とし、かつ内容物が従来下水管に流される場合には汚染問題を生じる。更に、患者をトイレに運搬して下水に連結された従来トイレの上に設置できる車椅子を使用することが知られている。これは労力集中を必要としかつ環境を汚染する。更に、化学物質を充填した採集タンクを備えたトイレの使用が知られている。これは患者および関係者の両者に不衛生でありかつ環境に有害である。同様に、凍結トイレの使用が知られている。これは患者に不便でありかつ廃棄の問題を生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題の一つは病棟等で使用できるトイレシステムもしくはトイレ装置を提供することである。かかるトイレシステムは容易に運搬できかつ患者および患者をサポートする人に便利でなければならない。機能不全の如何なる危険も可能な限り大幅に回避さなければならない。
【0005】
本発明の他の課題は患者を監督するためにサンプル採取を可能にすることである。
【0006】
本発明の他の課題は、潜在的環境汚染を回避するために通常の下水管へ排泄物を通常は流さないことである。その代わりに、排泄物は焼却炉で焼却されなければならない。
【0007】
更に、本発明の課題は、病棟、家庭等で使用できる無臭トイレを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するための本発明によるトイレ装置は移動可能トイレ装置であって、トイレ部、収集ボックス、フォイル用供給手段、ヒートシール手段、およびベースを含む。トイレ槽は上リングおよび下リングに組み合わせたフォイルで形成されている。前記フォイルはフォイルカセットから供給される構成である。
【0009】
好適形態において、前記フォイル用供給手段はフォイルを前進させるために前記下リングの下方の所定位置に設置された二対の供給車輪を含み、かつ前記フォイル用供給装置はシャフトを介して電動モータにより駆動し、前記シャフトは前記供給車輪に各々が連結された一対の歯車と各外端で噛み合う歯車を有する。
【0010】
好適形態において、前記上リングは円形であり、前記下リングは前記供給車輪の各対の上方の所定位置で頂点が終端する多角形であり、かつ複数のロッドまたはプレートが前記上リングと前記下リングとの間に配置されている。
【0011】
好適形態において、前記ヒートシール手段は第一および第二インパルスヒートシール棒を含む。
【0012】
好適形態において、前記インパルスヒートシール棒はヒートシール時に上下の位置関係で設置され、かつ前記インパルスヒートシール棒の活性面はヒートシール時に実質的水平位置にある。
【0013】
好適形態において、前記インパルスヒートシール棒は電動モータ、ならびに第一アーム、第二アーム、リンク機構およびインパルスヒートシール棒を受ける二つの歯車を含む装置に各端部で連結されたシャフトによって運動する構成である。
【0014】
好適形態において、センサおよびバネが各リンク機構と第二アームとの間に連結されている。
【0015】
好適形態において、前記収集ボックス)は、フォイルにより形成されかつヒートシールされた廃棄パッケージを受けるために前記ベースの所定位置に設置されている。
【0016】
好適形態において、前記トイレ部は前記ベースに折り畳み可能に取り付けられている。
【0017】
好適形態において、プレートが前記トイレ部の壁に各供給車輪に隣接して取り付けられ、かつ前記プレートは各供給車輪の下の形状の外側に形状を有する。
【0018】
好適形態において、インパルスヒートシール棒の位置をモニタするために一またはそれ以上のカムが前記ヒートシール手段のシャフト上に配置され、かつ前記カムおよび前記センサの信号は電気モニタを制御するために制御カードへ送信される構成である。
【0019】
本発明は、更に、廃棄パッケージを形成する方法を提供し、本発明による廃棄パッケージ形成方法は、前記廃棄パッケージをその両側でヒートシールしてフォイル管に形成し、かつ空バッグを、前記廃棄パッケージと交互に配置して列を形成するように、前記廃棄パッケージ間に形成することを特徴とする。
【0020】
好適形態において、廃棄パッケージ形成方法は前記移動トイレ装置に使用される。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明によるトイレ装置はトイレ部1および車輪付きベース3を含む。フットレスト4、アームレスト5およびバックレスト6がトイレ部1上に配備されている。フットレスト4およびアームレスト5の両者は軸着されている。収集ボックス2がベース3に受けられている。
【0022】
トイレ部1は収集ボックス2、供給手段、フォイルの周囲カセット13を使用して形成されたトイレ槽12、ヒートシール手段およびフォイル用のカッティング装置17を含む。更に、トイレ装置は適宜位置に設置された電気コード36を受ける。トイレ部1は車輪付きベース3上に受けられる。通常状態において、座32および座カバー8はトイレ槽12の上部上に配備される。
【0023】
運搬を促進するために、一対の車輪33がベース3の下方後コーナに配備される。ベース3の前コーナには支柱34が配備される。このように、トイレ装置は車輪33を使用することにより移動するものであってよい。トイレ装置が所望位置にあるときに、トイレ装置は支柱34および車輪33上に設置される。当業者には、トイレ装置の可動性が幾つかの異なる方法で構成されてよいことが理解されるであろう。
【0024】
トイレ槽12は下リング14、上リング15、および可撓性フォイル16を含み、共にトイレ槽12を形成する。複数のロッド11が下リング14および上リング15間にそれぞれ固定設置される。図示されていない他の形態において、ロッド11は各側でプレートで置換されてよく、かかるプレートはロッド11の各側間の領域に対応して延在する。ロッド11、プレートまたは他の同様手段が使用されるか否かと関係なく、唯一フォイル16が前方後方領域に存在する。この構成により、尿の飛散の危険は実質的に低減する。図示形態において、上リング15は円形であり、他方下リング14は多角形である。下リング14は対峙する多角形の頂点に及ぶ中心矩形形態を有する。前記頂点は供給手段の一部である供給車輪18の僅かに外側で上方の所定位置で終端する。フォイル16は下リング14および上リング15の外側で下リング14の外側に設置されたフォイルカセット13から供給される。次に、フォイル16は上リング15の内側上方から供給され、かつ続いて下リング14の内側に供給される。下リング14の下で供給装置がフォイル16を受ける。供給装置については更に後述する。このようにして、フォイル16はトイレ槽12の領域内、即ち、下リング14と上リング15との間に管を形成する。トイレ槽12の両側を形成するフォイル16が可撓性である場合には、使用時の尿飛散の危険は主に解消される。
【0025】
フォイル供給装置は電動モータ37により作動する。電動モータ37はシャフト38を駆動する。シャフト38は各外端で歯車39に駆動可能に連結され、かつ各歯車39は一対の歯車40,41と噛み合う。各側のこれらの三つの歯車39,40,41は連続的に設置される。中間の歯車40、およびシャフト38から最も遠い位置の歯車41は、各々供給車輪18に連結されたシャフト44を有する。二つの供給車輪18は相互に隣接設置され、かつその供給車輪18間でフォイル16を前進させるために充分に近接している。二対の供給車輪18が下リング14の周辺で相互に対峙して設置される。このようにして、電動モータ37が作動するときに、供給車輪18はフォイル16を前進させる。供給車輪18は排泄物を受けるために最大に開放するように構成される。
【0026】
供給車輪18の内側に隣接して、薄いプレート19がトイレ部1の壁へ取り付けられる。薄いプレート19の上部の半径は供給車輪18の半径よりも小さく、数ミリであるが、プレート19の外形が供給車輪18の外側になるように、その下側で連続的拡大する。これにより、収集ボックス2が充満した場合にパッケージフォイル22の供給車輪18上での潜在的巻回を阻止する。
【0027】
排泄物を受けた後に、フォイル16の管はバック形態の廃棄パッケージ9に形成される。廃棄パッケージ9は、フォイル16の管が受けた排泄物の両側をヒートシールできるように形成される。廃棄パッケージ9の底を形成するヒートシールは前工程で形成され、かつ排泄物を受けるために底を形成する。使用後に、廃棄パッケージ9は、その上部がヒートシールされるように形成される。そこで、フォイル16が短距離を前進し、新規ヒートシールが行なわれた後に空バック10を形成する。空バック9の上ヒートシールは次の廃棄パッケージ9の下ヒートシールを形成する。このようにして、使用時に廃棄パッケージ9と空バック10が交互に配置されて一体化された長い連続列が形成される。空バック10は、主に、所定廃棄パッケージ9が分析等のために必要とされる場合に廃棄パッケージ9の列をカットして使用される。廃棄パッケージ9と空バック10とを一体化した連続列は収集ボックス2に受けられる。収集ボックス2はトイレ部1の下で車輪付きベース3に所定位置で受けられる。
【0028】
他の形態として、廃棄パッケージ9の列は、形成後であってその廃棄パッケージ9が収集ボックス2に受けられる前に事実上自動的にカットされる。同様に、この場合、廃棄パッケージ9と空バック10の連続列は空バック10の所定位置でカットされる。
【0029】
ヒートシール装置はシャフト43を駆動する他の電動モータ42により作動する。シャフト43の各端領域で、第一アーム25が回転可能に連結される。即ち、第一アーム25はシャフト43により回転する。第一アーム25の自由端はリンク機構27に連結される。第二アーム28がリンク機構27へ一端で連結されかつ他端に第一インパルスヒートシール棒21を有する。更に、第二アーム28は歯車24へ枢軸回転自在に固定される。第二アーム28は歯車24に連動しかつピボット点26に軸着される。歯車24は他の歯車23と噛み合い、他の歯車23には第二インパルスヒートシール棒20が取り付けられる。各歯車の全サイクル中の一部のみがその運動の伝達に使用される。このようにして、幾つかの形態において、歯はかかる一部においてのみ配備され、かつ歯車23,24の残部は歯を具備しない。更に他の形態において、接触部分は円形以外の形態で形成される。電動モータ42によって、シャフト43および従って第一アーム25が回転する。第一アーム25の回転運動はリンク機構27および第二アーム28により、第二アーム28がピボット点26で枢軸回転自在に固定された歯車24へ伝達される。第二インパルスヒートシール棒20が取り付けられた歯車23は他の歯車24の回転により回転する。この回転は、第二インパルスヒートシール棒20がトイレ部1内に形成されたストッパに衝突するまで連続する(図6c参照)。このストッパはインパルスヒートシール棒20,21の端に対応する位置に配備されたプレート22により形成され、かつ図6aから6cに示されたような形態を有する。第二インパルスヒートシール棒20がストッパに衝突するときに、歯車23,24の回転は同様に停止する。しかし、第一アーム25は未だ電動モータ42により回転している。第一アーム25のかかる回転はバネ力に対するリンク機構27の回転に通じかつ第二アーム28は歯車24でピボット点26を中心に回転する。第一インパルスヒートシール棒21は、歯車23,24の回転が停止したときに実質的垂直に移動する。第二アーム28により形成される相対的に長いレバーによって、実質的力がヒートシール作業時にこのヒートシール棒に加わる。
【0030】
インパルスヒートシール棒20,21は通常は開放位置にある、即ち、相互から所定間隔をおく。インパルスヒートシール棒20,21の活性面を損傷する危険を回避するために、インパルスヒートシール棒20,21が相互に対して接近するときに、インパルスヒートシール棒20,21は、そのフランクが相互に向かって移動しかつ一方のインパルスヒートシール棒21が他方のインパルスヒートシール棒20の頂面上に位置するように、移動する。第二インパルスヒートシール棒20は円形運動パターンを有するが、第一インパルスヒートシール棒21は歯車24でピボット点26により非常に不規則なパターンで移動する。フォイル16はインパルスヒートシール棒20,21の運動によりインパルスヒートシール棒20,21間で移動する。このようにして、インパルスヒートシール棒20,21の活性面はヒートシール時に実質的水平位置である。図示形態において、第一インパルスヒートシール棒21の活性面は第二インパルスヒートシール棒21の活性面の上面上に設置される。当業者は二つのインパルスヒートシール棒20,21が上下の位置関係にあることが本発明に必須でないことを理解するであろう。更に、他の形態において、インパルスヒートシール棒20,21はヒートシール時に横並びにされてよく、この場合、インパルスヒートシール棒20,21の活性面は棒の側面が対面するように設置される。インパルスヒートシール棒20がその端位置に達して停止するときに、上のインパルスヒートシール棒21は連続的に下方への運動を続けてフォイル16を大きな力で付勢すると同時にそのパッケージをヒートシールする。これは二つのアーム25と28との間に取り付けたバネ負荷リンク機構27により可能である。
【0031】
インパルスヒートシール棒20,21が接近するときにその両者間で何らかの危険物体が圧搾される場合には、インパルスヒートシール棒20,21は直ちに停止しかつ開始位置に復帰する。図示形態において、これは、センサ31をインパルスヒートシール棒20,21の運動のために本装置のリンク機構27へ連結構成することにより達成される。インパルスヒートシール棒20,21の運動が妨害される場合に、リンク機構27は第二アーム28およびセンサ31から短距離だけ離れる方向へ回転する。そこで、フォイルが更に前進しかつ新規シーリングが試みられる。
【0032】
インパルスヒートシール棒20,21の運動装置のシャフト43上のカム30はインパルスヒートシール棒20,21の位置をモニタするために使用される。インパルスヒートシール棒20,21がヒートシール位置にあるときには、所定力がヒートシール工程に加わるべきであるので、その運動は直ちに停止されるべきでない。そのようにして、センサ31の信号はカム30により提供される検知位置に相関する。この反応は、インパルスヒートシール棒20,21がヒートシール位置にあるか、またはヒートシール棒20,21が並進運動時に障害に遭遇するかに依存する。
【0033】
使用後の「水洗(flushing)」のために、水洗ボタン7が適宜場所に設置される。水洗ボタン7が押されると、供給手段は管状パッケージフォイルをフォイルカセット13から前進させ、かつ排泄物がヒートシール部を通過した後にパッケージフォイルをヒートシールする。通常は、フォイル16は、フォイル16の前進する長さに対応する所定期間を前進する。他の形態において、フォイル16は水洗ボタン7が押される間前進する。このようにして、関与する職員は、フォイル16がヒートシールに適した位置まで前進したか否かを視覚的に制御できる。廃棄パッケージ9のヒートシール後に、フォイル16の他の小部分が前進しかつそこで連続的かつ自動的工程でヒートシールされる。このように、トイレへの訪問が、収集ボックス2内に受けられる、長い一体的列において空バック10を交互に配置した複数の廃棄パッケージ9の形成を可能にする。
【0034】
収集ボックス2を空にするために、または排出物のサンプルが更に運搬または分析のために必要とされる場合には、トイレ部1はベース3に対して折り畳まれる。係止装置(図示せず)が使用時および運搬時のトイレ部1の不本意な折り畳みを阻止するために装備される。係止装置はペダル35により解除される。廃棄パッケージ9の列は特に装備されるカッティング装置17により空バック10のところでカットされる。図示形態において、カッティング装置17は共働部分に作用するナイフ形態である。従って、かかるカッティング装置17は一対のハサミに類似する。図示ナイフは、一端で軸着されかつ他端でカットを可能にするためのノブを有する。図3において、廃棄パッケージ9の列をカットするためにトイレ部1の位置が図示されている。当業者は、カッティング装置が本発明から逸脱しない他の多くの異なる形態であってよいことを理解するであろう。カッティング装置17は実質的に自動でありかつカット手段としてナイフ等の代わりに熱が使用されてよい。加熱はヒートワイヤにより可能である。
【0035】
フォイル16の材料は病院に既存の焼却炉で焼却できる廃棄物を使用できる。通常は、フォイル16は異なるポリエチレン材料の混合物で形成される。パッケージ材料の焼却は基本的に二酸化炭素および水蒸気のみを発生するものである。
【0036】
制御カード29は機械を制御する。カム30およびセンサ31はその機能をモニタする制御カード29へ信号を送信する。センサ31はインパルスヒートシール棒20,21の運動のために本装置のリンク機構27の運動を検知するために所定位置に設置される。トイレ装置への動力供給は電気コード36により行なわれる。この動力供給は二つの電動モータ37,42、センサ31、およびトイレ装置の機能をモニタしかつ制御する制御カード29のために使用される。
【0037】
トイレ装置の使用を可能にするために、第一にトイレ部1の頂面が上昇する。トイレ部1の頂面と共に、トイレ座32が除去される。次に、トイレ槽12を形成する上リング15および下リング14が上昇する。上下リング15,14がロッド11またはプレートにより連結されるときに、上下リング15,14は一つのユニットとして上昇する。フォイル16のカセット13が下リング14の外側に設置される。次に、トイレ槽12を形成する上下リング15,14がトイレ部1内の所定位置へ戻される。そこで、フォイル16の端が上下リング15,14の外側でフォイルカセット13から上昇し、次に上リング15で下方へ回転する。そこで、フォイル16は供給車輪18へ向けて下方へ運ばれ、それによりフォイル16は供給車輪18により両側を把持され、かつ下方へ前進する。このようにして、フォイル16は上下リング15,14の内側で管の形態に形成され、かつトイレ槽12の側を形成する。最終的にトイレ装置を使用できるようにするために、フォイル16の管は供給装置下の領域でヒートシールされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトイレ装置の斜視図である。
【図2】一部を切り取った図1のトイレ装置の斜視図である。
【図3】異なる位置で示した図1のトイレ装置の斜視図である。
【図4】本発明によるトイレ装置のモータ部の平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿った断面図である。
【図6】(a)および(b)はIV−IV線に沿った断面図であり、異なる作業位置を示し、(c)は(a)および(b)に示された部分の詳細図である。
【図7】本発明によるトイレ装置により形成される廃棄パッケージの一体的列を示す図である。
【符号の説明】
1…トイレ部
2…収集ボックス
3…ベース
4…フットレスト
5…アームレスト
6…バックレスト
8…座カバー
9…廃棄パッケージ
10…空バック
12…トイレ槽
13…フォイルカセット
14…下リング
15…上リング
16…フォイル
17…カッティング装置
20,21…インパルスヒートシール棒
22…パッケージフォイル
31…センサ
33…車輪
34…支柱
Claims (13)
- トイレ部(1)、収集ボックス(2)、フォイル(16)用供給手段、ヒートシール手段、およびベース(3)を含む移動可能トイレにおいて、トイレ槽(12)は上リング(15)および下リング(14)と組み合わせたフォイル(16)で形成されていて、前記フォイル(16)はフォイルカセット(13)から供給されることを特徴とする、移動トイレ装置。
- 前記フォイル用供給手段はフォイル(16)を前進させるために前記下リング(14)下方の所定位置に設置された二対の供給車輪(18)を含み、かつ前記フォイル用供給装置はシャフト(38)を介して電動モータ(37)により駆動し、前記シャフト(38)は前記供給車輪(18)に各々が連結された一対の歯車(40,41)と各外端で噛み合う歯車(39)を有することを特徴とする、請求項1の移動トイレ装置。
- 前記上リング(15)は円形であり、前記下リング(14)は前記供給車輪(18)の各対の上方の所定位置で頂点が終端する多角形であり、かつ複数のロッド(11)またはプレートが前記上リング(15)と前記下リング(14)との間に配置されていることを特徴とする、請求項2の移動トイレ装置。
- 前記ヒートシール手段は第一および第二インパルスヒートシール棒(21,20)を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1の移動トイレ装置。
- 前記インパルスヒートシール棒(21,20)はヒートシール時に上下の位置関係で設置され、かつ前記インパルスヒートシール棒(21,20)の活性面はヒートシール時に実質的水平位置にあることを特徴とする、請求項4の移動トイレ装置。
- 前記インパルスヒートシール棒(21,20)は電動モータ(42)、ならびに第一アーム(25)、第二アーム(28)、リンク機構(27)およびインパルスヒートシール棒(21,20)を受ける二つの歯車(24,23)を含む装置に各端部で連結されたシャフト(43)によって運動することを特徴とする、請求項4または5の移動トイレ装置。
- センサ(31)およびバネが各リンク機構(27)と第二アーム(28)との間に連結されていることを特徴とする、請求項6の移動トイレ装置。
- 前記収集ボックス(2)は、フォイル(16)により形成されかつヒートシールされた廃棄パッケージ(9)を受けるために前記ベース(3)の所定位置に設置されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1の移動トイレ装置。
- 前記トイレ部(1)は前記ベース(3)に折り畳み可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1の移動トイレ装置。
- プレート(19)が前記トイレ部(1)の壁に各供給車輪(18)に隣接して取り付けられ、かつ前記プレート(19)は各供給車輪(18)の下の形状の外側に形状を有することを特徴とする、請求項2から9のいずれか1のの移動トイレ装置。
- インパルスヒートシール棒(20,21)の位置をモニタするために一またはそれ以上のカム(30)が前記ヒートシール手段のシャフト(43)上に配置され、かつ前記カム(30)および前記センサ(31)の信号は電気モニタ(37,42)を制御するために制御カード(29)へ送信されることを特徴とする、請求項6から10のいずれか1の移動トイレ装置。
- 前記廃棄パッケージをその両側でヒートシールしてフォイル管に形成し、かつ空バッグを、前記廃棄パッケージと交互に配置して列を形成するように、前記廃棄パッケージ間に形成することを特徴とする、廃棄パッケージを形成する方法。
- 請求項1から11のいずれか1による移動トイレ装置を使用することを特徴とする、請求項12の方法。
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